JP2005185813A - 消火シートケースとこれを有するシステムキッチン - Google Patents

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Abstract

【課題】 厨房内における人目に付きやすくかつ邪魔にならないところに消火シートを常置できるようにして、緊急時に迅速かつ容易に消火作業を行うことができる消火シートケースを提供する。
【解決手段】 本発明に係る消火シートケース23は、不燃性又は難燃性の消火シート22を内部に収納可能でかつ厨房の壁面2又は上部設備8に取り付け可能なケース本体24と、このケース本体24の開口部を開閉自在に閉塞する蓋部材25とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内部に消火シートが収納された消火シートケースとこのケースを有するシステムキッチンに関する。
従来、例えば厨房での火災の初期消火を行う方法として、消化器から泡や粉末等の化学消火剤をコンロの鍋等の火元に放出して消火する場合と、超吸水性繊維等の不燃性ないし難燃性の消火シートをコンロの鍋等の火元に覆い被せて消火する場合(特許文献1参照)とが知られている。
実開昭61−115563号公報
上記従来の消火方法のうち、消化器を使用する前者の場合には、家庭では消火器の操作に慣れていないことが多いし、また、いざ出火した時には気が動転して慌てることが多いため、消火器の操作に手間取って消火作業が遅れる可能性が大きい。また、消火器は緊急時以外は殆ど使用することがなく、しかも、比較的大きな設置スペースが必要となることから、消化器を厨房に設置すると炊事等の台所仕事の邪魔になることが多い。更に、台所仕事の邪魔になることから、消化器を収納棚の奥の方にしまい込んでしまうことも多い。
これに対して、消火シートを使用する後者の場合は、出火している油鍋等の火元に消火シートを上から被せて消火するものであるから、その操作が簡単で素早く消火作業を行うことができるという利点がある。しかし、かかる消火シートも日頃は使用することがないので、厨房の人目に付きやすい場所に常置しておくと台所仕事の邪魔になる一方で、収納棚等の奥にしまい込んでしまうと、いざ発火という時に収納場所が分からず、初期消火に間に合わないという事態になりかねない。
そこで、本発明の課題は、厨房内における人目に付きやすくかつ邪魔にならないところに消火シートを常置できるようにして、緊急時に迅速かつ容易に消火作業を行うことができる消火シートケースとこれを用いたシステムキッチンを提供する点にある。
上記課題を達成するため、本発明は次の解決手段を講じた。
すなわち、本発明に係る消火シートケースは、不燃性又は難燃性の消火シートを内部に収納可能でかつ厨房の壁面又は上部設備に取り付け可能なケース本体と、このケース本体の開口部を開閉自在に閉塞する蓋部材とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る消火シートケースによれば、不燃性又は難燃性の消火シートを内部に収納可能なケース本体を厨房の壁面又は上部設備に取り付けて使用するので、厨房内における人目に付きやすくかつ邪魔にならないところに消火シートを常置することができる。
本発明において、厨房の壁面又は上部設備であればケース本体の取付位置は特に限定されないが、かかるケース本体は開口部を下方に向けた状態で厨房の上部設備の下面に取り付けられ、かつ、蓋部材は同ケース本体の開口縁部に上下揺動自在に枢着されていることが好ましい。この場合には、蓋部材を開けると同時に消火シートがケース本体の開口部から自然に飛び出すようになるので、消火作業の迅速性をより向上させることができる。
また、本発明において、台所作業の邪魔にならない大きさであれば消火シートケースの形状や大きさは特に限定されないが、かかるケースは高さ寸法が幅寸法及び奥行き寸法よりも小さい扁平な箱体状に形成されていることが好ましい。この場合には、消火シートケースを上部設備の下面に取り付けても台所作業に邪魔になることがまったくなく、しかも、上部設備の下面はほぼ人の目の高さに位置しているので、消火シートケースを人目に付く位置に常置することができる。
更に、本発明において、プッシュ操作によって蓋部材を開放することができる操作部材を当該蓋部材又はケース本体の下面に設けるようにすれば、いざ発火という時の蓋部材の開放を極めて簡便に行うことができ、消火作業の迅速性をより向上させることができる。また、本発明において、消火用の注意喚起表示をケース本体の前面に記載しておけば、ぼ人の目の高さに常に消火用の注意喚起表示が位置することになるので、いざ発火という時に消火シートの場所が分からず、初期消火に間に合わないという事態を極力防止することができる。
本発明において、前記ケース本体は開口部を下方に向けた状態で厨房の上部設備の底壁部分に形成された彫り込み部に埋設され、かつ、蓋部材は同ケース本体の開口縁部に上下揺動自在に枢着されていることが好ましい。この場合にも、蓋部材を開けると同時に消火シートケースがケース本体の開口部から自然に飛び出すようになるので、消火作業の迅速性が確保されるとともに、ケース本体が上部設備の底壁部分に形成された彫り込み部に埋設されるため、上部設備の下面からのケース本体の突出量がより小さくなって上部設備の下方スペースをできるだけ広く確保できるという利点がある。
また、本発明において、ケース本体を、開口部を手前に向けた状態で厨房の上部設備の下面に取り付けられた抽斗枠より構成し、蓋部材を、その抽斗枠に前後方向に出退自在に設けられた抽斗より構成することもできる。
更に、本発明において、地震の揺れによって蓋部材を自動的に開放する地震感知手段を設けておけば、地震の際に使用者が蓋部材を開けなくても消火シートを取り出せるようになるので、消火作業の迅速性をより向上させることができる。
また、本発明に係る他の消火シートケースは、不燃性又は難燃性の消火シートを内部に収納可能でかつ厨房の上部設備の下面に取り付け可能なケース本体よりなり、このケース本体は、人手で破ることができるネット又は袋部材若しくは前記消火シートを手前に引き出すことができる開口部を有する扁平な箱体より構成されていることを特徴とする。
かかる消火シートケースの場合にも、不燃性又は難燃性の消火シートを内部に収納可能なケース本体を上部設備の下面に取り付けて使用するので、厨房内における人目に付きやすくかつ邪魔にならないところに消火シートを常置することができる。
また、かかる消火シートケースによれば、人手で破ることができるネット又は袋部材若しくは前記消火シートを手前に引き出すことができる開口部を有する扁平な箱体より構成されているため、蓋部材を設ける必要がなくなって製造コストを低減できるという利点がある。
上述の通り、本発明によれば、厨房内における人目に付きやすくかつ邪魔にならないところに消火シートを常置することができるので、緊急時に迅速かつ容易に消火作業を行うことができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2は、消火シートとその収納ケースよりなる消火装置を有するシステムキッチンを示している。このシステムキッチン1は、厨房内の壁面2に沿って配置される流し台3やフロアキャビネット4等よりなる下部設備5と、その上側の天井近傍に取り付けられるレンジフード6や吊り戸棚7等よりなる上部設備8とを備えている。
そのうち、下部設備5の上面は、レンジ9や流し台3のシンク10が設けられた個所を除いて一枚の天板11で覆われており、その内部には、食器や台所用品等の収納部(図示せず)が設けられていたり、或いは、オーブンや食器洗い乾燥機などの厨房機器(図示せず)が組み込まれている。
下部設備5のレンジ(コンロ)9が設けられた個所の上方には、上部設備8のレンジフード6が配置されていて、このレンジフード6により、調理時に発生した煙や蒸気等を吸い込んで屋外に排出するようにしている。このように、システムキッチン1は、食器や調理器具等の台所用品の収納場所を確保するとともに、調理や食器洗いなどの台所仕事が効率的に行えるように、種々の厨房機器を機能的及び体系的に配置したものである。
本実施形態のシステムキッチン1では、壁面2における下部設備5と上部設備8の間の部分に、板状の棚部12,13が手前に突出した状態で設けられている。なお、壁面2は不燃材のキッチンパネルやタイル等の従来公知の材料で構成され、棚部12,13は、この壁面2を構成した部材に一体形成されたものであっても、接着やねじ止めなどの手段で後付けされたものであっても良い。
吊り戸棚7の下面7Aには、壁面2から所定距離だけ離れて壁面2と平行なガイドレール14が取り付けられ、このガイドレール14に、板状の引き戸よりなるスライド扉15,16が移動可能に吊り下げ支持されている。このスライド扉15,16は、高さが上部設備8と下部設備5の間の間隔よりやや短い寸法で、かつ、幅が棚部12,13の横幅とほぼ等しい寸法になっている。従って、このスライド扉15,16は各棚部12,13を前方から見えないように覆うことができる。
図1に示すように、下部設備5は壁面2との間に所定の間隙17を有して設置されており、その下部設備5の後部上端には、当該間隙17を塞ぐように横長の載置部18が設けられている。なお、この間隙17は、下部設備1の配管スペース等として利用される。また、下部設備5の側面が外部に開放される場合は、間隙17の開放部分はサイドパネル(図示せず)によって閉塞される。
図1に示すように、本実施形態の消火装置21は、油鍋等の火元に覆い被せて使用する消火シート22と、その収納部である消火シートケース23とから構成されている。図3及び図4に示すように、この消火シートケース23は、不燃性又は難燃性の消火シート22を内部に収納可能でかつ上部設備8を構成する吊り戸棚7の下面7Aに取り付けれた硬質プラスチック等の合成樹脂材料よりなるケース本体24と、このケース本体24の開口部を開閉自在に閉塞する同ケース本体24と同質の合成樹脂材料よりなる蓋部材25とを備えている。
上記消火シートケース23は、平面視ほぼ正方形状であり、しかも、高さ寸法が幅寸法及び奥行き寸法よりも小さい扁平な箱体よりなり、ケース本体24は下方に開口する開口部を備えている。なお、消火シートケース23の高さ寸法を概ね50mm以下に設定しておけば、台所作業の支障になることはない。
本実施形態では、ケース本体24は、その開口部を下方に向けた状態で吊り戸棚7の下面7Aに取り付けられ、蓋部材25の枢着部26を後端部に有する。他方、蓋部材25は、ケース本体24とほぼ同じ平面形状のプレート体よりなり、その後端部に設けた回動ピン27を上記枢着部26に回動自在に挿通することにより、ケース本体24の開口縁部に上下揺動自在に枢着されている。
また、ケース本体24の前端部には、蓋部材25に対する引っ掛けフック28を一体に有する解除プレート29がシャフト30を介して上下揺動自在に枢着されている。この解除プレート30は、フック28が常に引っ掛け位置になるようにばね部材31によって下方に付勢されている。他方、蓋部材25の前端部中央部分には、上記解除プレート29を上方へ回動させるための円形のプッシュボタン32が上下動自在に貫通されており、このプッシュボタン32の下端部は湾曲形状に形成されており、蓋部材25の下面側に露出している。
従って、蓋部材25に設けた上記プッシュボタン32を上方にプッシュ操作すると、ばね部材31に抗して解除プレート29が上方に揺動し、これによって引っ掛けフック28が解除方向に回動して蓋部材25に対するロックを解除し、蓋部材25の前端部が自重で下方に揺動してケース本体24の開口部が開かれ、その内部の消火シート22が自然に外部に飛び出すようになっている。
なお、蓋部材25の内面には、消火シート22を内部に収納できる広さに区画された囲み壁部33が一体に形成されている。また、ケース本体24の前面24Aに消火用の注意喚起表示(図示せず)を記載することにより、いざ発火という時に消火シート22の場所が分からず、初期消火に間に合わないという事態を極力防止するようにしている。
他方、図5〜図7に示すように、本実施形態の消火シート22は、不燃性又は難燃性でかつ可撓性を有するシート本体35と、このシート本体35の外周縁部に取り付けられた複数の重り部材36とを備えている。シート本体35はほぼ正方形状(長方形状でもよい)に形成されており、重り部材36は当該シート本体35のコーナー部のみに配置されている。この重り部材36はほぼ直角三角形状の金属プレートよりなり、このプレートとシート本体35とをともに貫通する止めピン37(図7参照)を介してシート本体35のコーナー部に固定されている。
上記消火シート22は、図6(a)に示すようにまず二つ折りに重ね合わされ、その後、図6(b)に示すように更に三つ折りに重ね合わされ、展開状態(図5の状態)に比べて6分の1の面積に折り畳まれ、この状態で消火シートケース23の内部に収納されるようになっている。なお、シート本体35の材質としては、不燃性のガラス繊維や難燃性のアラミド繊維等よりなる織布又は不織布によって構成することができ、また、従来例(実開昭61−115563号公報)のように超吸水性繊維で構成することもできる。また、図7(b)に示すように、シート本体35を表裏二重に重ね合わせ、その間に重り部材36を挟み込むようにすることもできる。
上記構成に係る消火装置21を有するシステムキッチン1によれば、不燃性又は難燃性の消火シート22が内部に収納されている消火シートケース23を吊り戸棚7の下面7Aに取り付けるようにしたので、厨房内における人目に付きやすくかつ邪魔にならないところに消火シート22を常置することができ、緊急時に迅速かつ容易に消火作業を行うことができる。
また、本実施形態の消火シートケース23では、ケース本体24の開口部を下方に向けた状態で厨房の吊り戸棚7の下面7Aに取り付けられ、かつ、蓋部材25が同ケース本体24の開口部に上下揺動自在に枢着されているので、蓋部材25を開けると同時に消火シート22がケース本体24の開口部から自然に飛び出し、これによって消火作業の迅速性がより向上される。
更に、本実施形態の消火シートケース23では、高さ寸法が幅寸法及び奥行き寸法よりも小さい扁平な箱体状に形成されているので、吊り戸棚7の下面7Aに取り付けても台所作業に邪魔になることがまったくなく、しかも、吊り戸棚7の下面7Aはほぼ人の目の高さに位置しているので、消火シートケース23が人目に付く位置に常置されることになって、いざ発火という時にユーザーが消火シート22の収納場所を忘れて慌てるのを未然に防止することができる。
また、本実施形態の消火シートケース23では、プッシュ操作によって蓋部材25を開放することができる操作部材(プッシュボタン32)が当該蓋部材25の下面に設けられているので、いざ発火という時の蓋部材25の開放を極めて簡便に行うことができ、この点で消火作業の迅速性をより向上させることができるという利点もある。なお、かかるプッシュ操作による操作部材32はケース本体24の下面に設けることにしてもよい。
一方、本実施形態の消火シート22によれば、シート本体35の外周縁部に複数の重り部材36が取り付けられているので、例えば火元から勢いよく火炎が吹き上げているような場合でも、その火炎から受けた浮力で消火シート22の縁部が捲れ上がるのが防止され、消火シート22を火元に対して適切に覆い被せることができる。このため、油鍋等が急に発火したような緊急時においても、迅速な消火作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態の消火シート22では、シート本体35がほぼ長方形又は正方形に形成されており、しかも、重り部材36が当該シート本体35のコーナー部のみに配置されているので、シート本体35をどのように折り畳んでも重り部材36の存在が邪魔になることがない。このため、シート本体35を可及的にコンパクトに折り畳むことで消火シート22の収納スペースを小さくすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記消火シートケース23は、吊り戸棚7の下面7Aだけでなく、その他の上部設備8の外側面や厨房の壁面2に取り付けるようにすることもできる。
また、前記消火シート22は、厨房機器の消火用としてだけでなく、石油ストーブ等のその他の室内火元の消火用として使用することもできる。
図7及び図9は、本発明の第二実施形態の消火シートケース23を示している。
本実施形態の消火シートケース23が第一実施形態の消火シートケース23(図3及び図4)と異なるところは、プッシュボタン32が円形ではなく、ケース本体24の全幅よりもやや短い左右方向に長い帯状に形成されている点にあり、その他の構成は第一実施形態の場合と同様である。
かかる長い帯状に形成されたプッシュボタン32を採用した場合には、手指をプッシュボタン32によりいっそうアクセスし易くなるので、使用者が咄嗟の際に蓋部材25の開放作業に手間取るのを防止することができる。
図10は、本発明の第三実施形態の消火シートケース23を示している。
本実施形態の消火シートケース23が第一実施形態の消火シートケース23(図3及び図4)と異なるところは、ケース本体24がその開口部を下方に向けた状態で厨房の上部設備8を構成要素である吊り戸棚7の底壁部分に形成された彫り込み部38に埋設されている点にあり、その他の構成は第一実施形態の場合と同様である。
このように、本実施形態の消火シートケース23では、ケース本体24が吊り戸棚7の底壁部分に形成された彫り込み部38に埋設されているため、吊り戸棚7の下面からのケース本体24の突出量がより小さくなり、上部設備8の下方スペースをできるだけ広く確保することができる。
従って、本実施形態の場合には、消火シートケース23の下面を吊り戸棚7の下面とほぼ面一になるように彫り込み部38に埋設し、プッシュボタン32のみを吊り戸棚7の下面から突出させることが好ましい。
なお、長い帯状のプッシュボタン32を採用した前記第二実施形態の消火シートケース23を、吊り戸棚7底壁部分の彫り込み部38に埋設することにしてもよい。
図11は、本発明の第四実施形態の消火シートケース23を示している。
本実施形態の消火シートケース23が第一実施形態の消火シートケース23(図3及び図4)と異なるところは、ケース本体24が、開口部を手前(図11の右側)に向けた状態で吊り戸棚7下面に取り付けられた抽斗枠よりされており、蓋部材25が、その抽斗枠に前後方向に出退自在に設けられた抽斗より構成されている点にある。
そして、上記蓋部材25として底抜けのものを採用すれば、かかる蓋部材25の引き出しと同時に消火シート22が下方に飛び出すようになるので、消火作業を迅速に行うことができる。もっとも、底ありの通常の抽斗を採用してもよく、この場合には、その抽斗の内部に消火シート以外の小物を収納することができる。
図12は、本発明の第五実施形態の消火シートケース23を示している。
本実施形態の消火シートケース23は、吊り戸棚7の開き戸7Bの内面に取り付けられており、この場合には、当該ケース23が吊り戸棚7の内部に完全に収納されることになる。
なお、上記蓋部材25を有するタイプの消火シートケース23において、地震の揺れによって当該蓋部材25を自動的に開放させる電磁式又は機械式の地震感知手段を設けることにしてもよい。この場合には、地震の際に使用者が蓋部材25を開けなくても消火シート22を取り出せるようになるので、消火作業の迅速性をより向上させることができる。
図13は、本発明の第六実施形態の消火シートケース23を示している。
本実施形態の消火シートケース23では、ケース本体24が、吊り戸棚7の下面に取り付けられた人手で破ることができるネット又は袋部材より構成されている。このため、本実施形態の消火シートケース23では、蓋部材25が不要となるので、製造コストを大幅に低減できるという利点がある。
なお、図示していないが、上記ネット又は袋部材に代えて、消火シート22を手前に引き出すことができる開口部を有する扁平な箱体により、当該ケース本体23を構成することもできる。
なお、開き戸タイプの蓋部材25を有する消火シートケース23の場合には、その開き戸式の蓋部材25を左右一対設けることにより、いわゆる観音開きタイプにしてもよい。
本発明の消火装置とこれを有するシステムキッチンの側面図である。 同システムキッチンの斜視図である。 (a)は消火シートケースの側面図であり、(b)は同ケースの側面断面図である。 幅方向半分を断面で示した消火シートケースの底面図である。 消火シートの展開状態の平面図である。 (a)は消火シートを二つ折りした平面図であり、(b)は同シートを更に三つ折りにした平面図である。 (a)は消火シートのコーナー部の断面図であり、(b)は変形例に係る消火シートのコーナー部の断面図である。 (a)は第二実施形態に係る消火シートケースの側面図であり、(b)は同ケースの側面断面図である。 幅方向半分を断面で示した第二実施形態に係る消火シートケースの底面図である。 第三実施形態の消火装置とこれを有するシステムキッチンの側面図である。 第四実施形態の消火装置とこれを有するシステムキッチンの側面図である。 第五実施形態の消火装置とこれを有するシステムキッチンの側面図である。 第六実施形態の消火装置とこれを有するシステムキッチンの側面図である。
符号の説明
1 システムキッチン
2 壁面
7 吊り戸棚
7A 下面
8 上部設備
21 消火装置
22 消火シート
23 消火シートケース
24 ケース本体
24A 前面
25 蓋部材
32 プッシュボタン(操作部材)
35 シート本体
36 重り部材
38 彫り込み部

Claims (10)

  1. 不燃性又は難燃性の消火シートを内部に収納可能でかつ厨房の壁面又は上部設備に取り付け可能なケース本体と、このケース本体の開口部を開閉自在に閉塞する蓋部材とを備えていることを特徴とする消火シートケース。
  2. ケース本体は開口部を下方に向けた状態で厨房の上部設備の下面に取り付けられており、蓋部材は同ケース本体の開口縁部に上下揺動自在に枢着されている請求項1に記載の消火シートケース。
  3. 高さ寸法が幅寸法及び奥行き寸法よりも小さい扁平な箱体状に形成されている請求項2に記載の消火シートケース。
  4. プッシュ操作によって蓋部材を開放することができる操作部材が当該蓋部材又はケース本体の下面に設けられている請求項2又は3に記載の消火シートケース。
  5. 消火用の注意喚起表示がケース本体の前面に記載されている請求項2〜4のいずれかに記載の消火シートケース。
  6. ケース本体は開口部を下方に向けた状態で厨房の上部設備の底壁部分に形成された彫り込み部に埋設されており、蓋部材は同ケースの開口縁部に上下揺動自在に枢着されている請求項1に記載の消火シートケース。
  7. ケース本体は開口部を手前に向けた状態で厨房の上部設備の下面に取り付けられた抽斗枠よりなり、蓋部材はその抽斗枠に前後方向に出退自在に設けられた抽斗よりなる請求項1に記載の消火シートケース。
  8. 地震の揺れによって蓋部材を自動的に開放する地震感知手段が設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の消火シートケース。
  9. 不燃性又は難燃性の消火シートを内部に収納可能でかつ厨房の上部設備の下面に取り付け可能なケース本体よりなり、このケース本体は、人手で破ることができるネット又は袋部材若しくは前記消火シートを手前に引き出すことができる開口部を有する扁平な箱体より構成されていることを特徴とする消火シートケース。
  10. 厨房の壁面に固定された吊り戸棚等よりなる厨房の上部設備と、前記厨房の壁面又は前記上部設備に取り付けられた請求項1〜9のいずれかに記載の消火シートケースとを備えているシステムキッチン。
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