JP2005183496A - フレキシブルプリント基板の接続方法及び接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】各基板の位置決めの為の大型の機構やスペースを必要とすることなく、良好な作業性のもとで信頼性の高い半田付けを、安価なフレキシブルプリント基板を用いることで実現する。
【解決手段】第1の半田付けランド11aに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に開口した長穴11bを有するプリント基板11と、第2の半田付けランド12aの延長方向に、長穴11bと略同一幅の舌片部12bを有するフレキシブルプリント基板12とを接続する際、まず、舌片部12bを折り返してフレキシブルプリント基板12をプリント基板11の長穴11bに挿入して、プリント基板とフレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、次に、この状態で第1の半田付けランドと第2の半田付けランドとを半田付けして接続する。
【選択図】図1
【解決手段】第1の半田付けランド11aに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に開口した長穴11bを有するプリント基板11と、第2の半田付けランド12aの延長方向に、長穴11bと略同一幅の舌片部12bを有するフレキシブルプリント基板12とを接続する際、まず、舌片部12bを折り返してフレキシブルプリント基板12をプリント基板11の長穴11bに挿入して、プリント基板とフレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、次に、この状態で第1の半田付けランドと第2の半田付けランドとを半田付けして接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続方法及び接続構造に関するものである。
図6は、従来例のフレキシブルプリント基板の接続の仕方について説明するための斜視図であり、同図において、61はプリント基板(以下PCBとも記す)である。62はフレキシブルプリント基板(以下FPCとも記す)であり、ポリイミドで作られたベースの両サイドに回路が形成された両面構造となっている。PCB61とFPC62の接続については、市販のコネクタによる接続、加圧接触による接続、異方性導電フイルムによる接続などが提案されている。それらの中でも半田付けによる接続は、半田によって複数の導体を結合するので、接触抵抗も低く、信頼性も高い接続の仕方である。従って、ここでは半田付けによる接続について説明する。
PCB61には半田付けをするためのPCB接続端子部61aが設けられている。これは、半田付けを行う場所にレジスト開口を設け、所定の信号と接続された銅箔を配置した半田付けランドである。FPC62に設けられたFPC接続端子部62aは両面の銅箔が露出し、さらに、その端面には端面TH(スルーホール)62bが設けられている。PCB61とFPC62を適切に位置決めすると、PCB接続端子部61aとPCB接続端子部62aの位置が合うように構成されており、PCB61とFPC62を重ねて半田付けすると、電気的にも機械的にも安定した接続が可能である。
図7に、PCB61とFPC62を重ねて半田付けした後の断面図を示す。FPC62のベース62cの両サイドに表面銅箔62dと裏面銅箔62eが貼り付けられている。そして、両銅箔を覆い絶縁しているのが表面カバーレイフイルム62fと裏面カバーレイフイルム62gである。62hは端面TH62bによって形成される銅箔の縦壁である。63は盛られた半田である。銅箔の縦壁62hがあることによって、半田63はFPC62の上面から端面まで結合することができ、さらに、裏面銅箔62eが露出しているので、PCB61とFPC62が密着している隙間にも半田63が染み込むことが可能となり、半田付けの接合性を確かなものとしている。
仮に片面FPCで同様の半田付けを行った場合の例を示すのが図8の断面図であり、同図において、81はPCB接続端子81aが配置されるPCB、82はFPCである。FPC82のベース82cの片面に銅箔82dが貼り付けられ、さらにカバーレイフイルム82fで覆われている。83は半田、84は空隙である。
PCB81とFPC82にまたがって半田を盛っても、ポリイミドでできたベース82cには半田が付かないので、FPC82の端面には半田の空隙84ができてしまう。当然、ベース82cとPCB接続端子81aの密着面にも半田83は染み込まないので、接合されない。このような半田付けは、一見、着いたように見えても、実はクラックが入っていたり、入っていなくても、FPC82にちょっとした力が加わるだけで割れて剥がれてしまう。従って、PCBとFPCを半田付けする際には、図7に示すように両面FPCを用い、その端面にはTHを露出することが必須となっていた。
また、この種のプリント基板の接続に関する従来技術としては、特許文献1や2が開示されている。
特開平06−283836号公報
特開2002−270978号公報
しかしながら、両面FPCは高価な部材であり、また、FPCは必ずしも両面である必要がある訳ではなく、片面で済むFPCを半田付けだけのために両面化することは、機器の魅力を上げることなくコストを上げてしまうもので、ユーザに対して何もメリットを提供するものではない。また、従来例ではPCBとFPCを接続する際の位置決め構造は示していないが、実際には位置決め構造を設けておかないと、作業性が悪く、パターンショートの可能性が高くなるが、位置決め構造を設けることは、機器の大型化を招いてしまい、やはりユーザメリットを損なうものであった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続方法において、前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に開口した長穴を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記長穴と略同一幅の舌片部を有しており、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を前記プリント基板の前記長穴に挿入して、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続方法において、前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に切欠部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記切欠部と略同一幅の舌片部を有しており、まず、前記プリント基板を筐体に固定し、次に、該固定により前記筐体の一部が壁部となって前記切欠部を塞ぐことで形成される長穴に対して、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入して、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、次いで、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続方法において、前記第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に前記第1の半田付けランドのエッジ部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に舌片部を有しており、まず、前記プリント基板の前記エッジ部を三辺からなる切欠部が取り囲むように、該切欠部を有する筐体に前記プリント基板を固定し、次に、該固定により前記三辺からなる切欠部と前記エッジ部により形成される長穴に、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入して、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、次いで、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続構造において、前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に開口した長穴を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記長穴と略同一幅の舌片部を有しており、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を前記プリント基板の前記長穴に挿入することで、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続構造において、前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に切欠部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記切欠部と略同一幅の舌片部を有しており、前記プリント基板を筐体に固定することにより前記筐体の一部が壁部となって前記切欠部を塞ぐことで形成される長穴に対して、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入することで、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続構造において、前記第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に前記第1の半田付けランドのエッジ部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に舌片部を有しており、前記プリント基板の前記エッジ部を三辺からなる切欠部が取り囲むように、該切欠部を有する筐体に前記プリント基板を固定することにより、前記三辺からなる切欠部と前記エッジ部により形成される長穴に、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入することで、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記フレキシブルプリント基板を折り返した際に、該折り返された部分以外の前記舌片部の一部及び前記第2の半田付けランドの裏面にあたる部分に、補強部材を取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、フレキシブルプリント基板とプリント基板の接続に際し、これら基板の位置決めの為の大型の機構やスペースを必要とすることなく、良好な作業性のもとで信頼性の高い半田付けを、安価なフレキシブルプリント基板を用いることで実現することのできるフレキシブルプリント基板の接続方法または接続構造を提供できるものである。
また、請求項2ないし6に記載の発明によれば、上記の効果に加え、さらに半田付け作業時のフレキシブルプリント基板の撓みをより防ぐことができると共に、より安定した半田付け作業を行うことのできるフレキシブルプリント基板の接続方法または接続構造を提供できるものである。
また、請求項7に記載の発明によれば、更なる半田付け作業性の改善を図ることのできるフレキシブルプリントの接続構造を提供できるものである。
以下の実施例1ないし実施例4に記載した通りである。
図1は、本発明の実施例1に係わるプリント基板(PCB)とフレキシブルプリント基板(FPC)との接続の仕方について説明するための斜視図である。
図1において、11はPCBであり、半田付けランドであるところの複数のPCB接続端子部11a及び該PCB接続端子部11aのピッチ方向に略平行に近接して形成される長穴状の嵌合穴11bを有する。12はFPCであり、半田付けランドであるところのFPC接続端子部12a、該FPC接続端子部12aの延長方向(長手方向)に嵌合穴11bと略同一幅を有する嵌合舌片部12b及び係り部12c,12dを有する。
PCB11の嵌合舌片部12bを図1(B)のように180°折り返し、その先端部を図1(C)のようにPCB11の嵌合穴11bに挿入することにより、PCB11とFPC12を略直交した嵌合状態を保つことができる。つまり、FPC12を図1(B)のように折り返してPCB11の嵌合穴11bに差し込むと、双方の嵌合関係によって、相対位置関係を規制することができる。よって、大型となる位置決め機構を特別に設ける必要が無くなる。また、この嵌合状態では、PCB11のPCB接続端子部11aとFPC12のFPC接続端子部12aとが対向する位置関係になる。
以上の構成において、図1(A)→(B)→(C)の順番に組み込めば、前述したようにPCB11とFPC12の相対位置関係は自ずと決まる。また、FPC12をPCB11に対して差し込んでいくと、FPC12に形成された係り部12cと12dによって、高さ方向も規制される。FPC12をPCB11に差し込んだ状態では、FPC12の折り曲げが開こうとすることから、嵌合穴11bの中で安定して面が直交した状態で固定される。同図(C)の状態でPCB接続端子部11aとFPC接続端子部12aにまたがるように半田を盛ると半田付け作業が完成する。
図2は半田付けされた状態の断面詳細図であり、同図において、13は半田、12fはFPC12のベース材、12hはカバーレイフイルムである。なお、12aは銅箔よりなる前述のFPC接続端子部である。
図8に示した従来例ではFPC82の厚みのフィレット(fillet)しか形成できなかったが、本実施例1では、PCB接続端子部11aとFPC接続端子部12aの大きさの設定次第で、幾らでも大きなフィレットを形成できる。大きなフィレットによって半田付けの接続強度が非常に大きくなり、接続の信頼性も高く保つことができる。
上記の実施例1によれば、嵌合舌片部12bを折り返してFPC12をPCB11の嵌合穴11bに挿入することで、PCB11とFPC12の略直交状態を保持することができ、この状態でPCB接続端子部11aとFPC接続端子部12aにまたがるように半田を盛ることで、PCB11とFPC12とを接続することができる。よって、FPC12とPCB11の接続に際し、これらの位置決め用の大型の機構は勿論、そのためのスペースを必要とすることなく、良好な作業性のもとで信頼性の高い半田付けを、安価である片面のFPC12を用いることで実現可能となる。この結果、小さくて安価で、信頼性の高い電気製品を市場に提供することができる。
図3は、本発明の実施例2に係わるプリント基板(PCB)とフレキシブルプリント基板(FPC)の接続の仕方について説明するための斜視図である。
同図において、31はPCBであり、半田付けランドであるところのPCB接続端子部31a及び嵌合穴31bを有する。32はFPCであり、半田付けランドであるところのFPC接続端子部32a、嵌合舌片部32b及び係り部32c,32dを有している。これらの関係は上記実施例1と全く同一である。上記実施例1との違いは、図3(A)を反対側から見た図3(A)’に示すように、少なくとも、前記FPC32の嵌合舌片部32bの一部(折り返される部分を除く部分)と半田付けランドであるところのFPC接続端子部32aの裏面に相当する部分に、補強部材32f及び32gを取り付けている点である。
FPC32をU字状に折り曲げてPCB31の嵌合穴31bに差し込んだ状態でも、FPC32はPCB31に対して固定されるが、半田ごてを強くあててしまうと、FPC32は柔らかいので、嵌合穴31bのガタ分だけ押し込まれてしまったり、局所的に凹んで、半田付け作業の妨げとなりうる。そこで、係り部32c及び32dの周辺に裏打ち(補強部材)を施すことで上記欠点を補うことができる。裏打ちはポリイミド(PI)でも、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸したシート(ガラエポ)でも構わないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)だと融点が低く、半田付けの際に溶けてしまうので避ける方が望ましい。
上記の実施例2によれば、FPC32の嵌合舌片部32bの一部と半田付けランドであるところのFPC接続端子部32aの裏面に相当する部分に、補強部材32f及び32gを取り付けた構造にしているので、上記実施例1の効果に加え、半田付け作業の際に、多少力を加えて半田付け作業を行っても、容易に安定した半田付けを行うことができる。つまり、更なる半田付け作業性の改善を図ることができる。この結果、より安く、小さく、壊れない電気製品を市場に提供することが可能となる。
図4は、本発明の実施例3に係わるプリント基板(PCB)とフレキシブルプリント基板(FPC)の接続の仕方について説明するための斜視図である。
同図において、41はPCBであり、半田付けランドであるところのPCB接続端子部41a及び係合切欠部41bを有する。42はFPCであり、半田付けランドであるところのFPC接続端子部42a、係合舌片部42b及び係り部42c,42dを有する。また、43は筐体であり、PCB受け面43a及びFPC受け面43bを有する。なお、前記FPC42の裏面には、上記実施例2のように補強部材が取り付けられていても良い。
本実施例3では、FPC42の嵌め合い部を、PCB41の係合切欠部41bと筐体43のFPC受け面43bによって形成していることが特徴である。
係合切欠部41bは係合舌片部42bと略同一幅で切り掛かれている。FPC42の半田付けに際して、FPC42をU字状に折り曲げて係合切欠部41bとFPC受け面43bとの間に挿入すると、係合切欠部41bによってFPC接続端子部42aのピッチ方向の位置規制が行われると共に、係合切欠部41bとFPC受け面43bとの間に挟まったFPC42が開こうとする反力によって該FPC42は安定的に固定される。このとき、FPC受け面43bは筐体43によって構成されているので、高さ寸法を自由に設定でき、FPC42の反力を受ける面を十分に広く取ることができる。
上記の実施例3によれば、PCB41を筐体43のPCB受け面43aに取り付けると、筐体43の一部であるFPC受け面43bが壁部となって係合切欠部41bを塞いで長穴が形成されるので、この長穴に嵌合舌片部42bを折り返してFPC42を挿入することでPCB41とFPC42を略直交状態に保持することができる。この状態でPCB接続端子部41aとFPC接続端子部42aにまたがるように半田を盛ることで、PCB41とFPC42とを接続することができる。よって、上記実施例1の効果は勿論、さらにFPC42を固定する辺を筐体43によって構成したことで、FPC42の反力を受ける面積を広く取ることができる。つまり、半田付け作業時のFPC12の撓みをより防ぐことができると共に、より安定した状態で半田付け作業を行うことができる。この結果、壊れにくく、より信頼性の高い電気製品を市場に提供することができる。
図5は本発明の実施例4に係わるプリント基板(PCB)とフレキシブルプリント基板(FPC)の接続の仕方について説明するための斜視図である。
同図において、51はPCBであり、半田付けランドであるところのPCB接続端子部51a及び接続エッジ部51bを有する。52はFPCであり、半田付けランドであるところのFPC接続端子部52a、係合舌片部52b及び係り部52c,52dを有する。53は筐体であり、PCB受け面53a及び係合切欠部53b(FPC受け面53c,53d,53eの三辺よりなる)を有する。なお、前記FPC52の裏面には、上記実施例2のように補強部材が取り付けられていても良い。
本実施例4では、FPC52の嵌め合い部を、PCB51の接続エッジ部51bと、該接続エッジ部51bを取り囲むように位置する三辺(FPC受け面53c〜53e)からなる係合切欠部53bによって形成している。
係合切欠部53bは係合舌片部52bと略同一幅で切り欠かれている。FPC52の半田付けに際して、FPC52をU字状に折り曲げて接続エッジ部51bと係合切欠部53bとの間に挿入すると、係合切欠部53bによってFPC接続端子部52aのピッチ方向の位置規制が行われると共に、接続エッジ部51bとFPC受け面53bとの間に挟まったFPC52が開こうとする反力によって該FPC52は安定的に固定される。このとき、係合切欠部53bは筐体53によって構成されているので、高さ寸法に自由度があり、FPC52の反力を充分受けるように、またFPC接続端子部52aのピッチ方向で角度方向の誤差が出ないよう、長さを充分に長くとることができる。
上記の実施例4によれば、PCB51の接続エッジ部51bを三辺からなる係合切欠部53bが取り囲むように、該係合切欠部53bを有する筐体53に前記PCB51を取り付けることで、これらにより長穴が形成されるので、この長穴に嵌合舌片部52bを折り返してFPC52を挿入することにより、PCB51とFPC52を略直交状態に保持することができる。この状態でPCB接続端子部51aとFPC接続端子部52aにまたがるように半田を盛ることで、PCB51とFPC52とを接続できる。よって、上記実施例1の効果は勿論、FPC52の反力を受ける面積を広く取ることができ、安定したピッチ方向の位置決めを実現することができ、より安定した状態での半田付け作業を行うことができる。つまり、さらに半田付け作業時の位置決めを確実に行え、微妙なぶれを防ぐことができる。この結果、壊れにくく、より信頼性の高い電気製品を市場に提供することができる。
11,31,41,51 PCB
11a,31a,41a,51a PCB接続端子部
11b 嵌合穴
12,32,42,52 FPC
12a,32a,42a,52a FPC接続端子部
12b,32b,42b,52b 嵌合舌片部
12c,12d 係り部
32c,32d 係り部
32f,32g 補強部材
41b,53b 係合切欠部
42c,42d 係り部
43,53 筐体
52c,52d 係り部
53c〜53e FPC受け面
11a,31a,41a,51a PCB接続端子部
11b 嵌合穴
12,32,42,52 FPC
12a,32a,42a,52a FPC接続端子部
12b,32b,42b,52b 嵌合舌片部
12c,12d 係り部
32c,32d 係り部
32f,32g 補強部材
41b,53b 係合切欠部
42c,42d 係り部
43,53 筐体
52c,52d 係り部
53c〜53e FPC受け面
Claims (7)
- プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続方法において、
前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に開口した長穴を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記長穴と略同一幅の舌片部を有しており、
前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を前記プリント基板の前記長穴に挿入して、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする、フレキシブルプリント基板の接続方法。 - プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続方法において、
前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に切欠部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記切欠部と略同一幅の舌片部を有しており、
まず、前記プリント基板を筐体に固定し、次に、該固定により前記筐体の一部が壁部となって前記切欠部を塞ぐことで形成される長穴に対して、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入して、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、次いで、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする、フレキシブルプリント基板の接続方法。 - プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続方法において、
前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に前記第1の半田付けランドのエッジ部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に舌片部を有しており、
まず、前記プリント基板の前記エッジ部を三辺からなる切欠部が取り囲むように、該切欠部を有する筐体に前記プリント基板を固定し、次に、該固定により前記三辺からなる切欠部と前記エッジ部により形成される長穴に、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入して、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、次いで、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする、フレキシブルプリント基板の接続方法。 - プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続構造において、
前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に開口した長穴を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記長穴と略同一幅の舌片部を有しており、
前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を前記プリント基板の前記長穴に挿入することで、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする、フレキシブルプリント基板の接続構造。 - プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続構造において、
前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドに近接し、該第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に切欠部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に、前記切欠部と略同一幅の舌片部を有しており、
前記プリント基板を筐体に固定することにより前記筐体の一部が壁部となって前記切欠部を塞ぐことで形成される長穴に対して、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入することで、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする、フレキシブルプリント基板の接続構造。 - プリント基板に形成された第1の半田付けランドとフレキシブルプリント基板に形成された第2の半田付けランドとを半田により接続する、フレキシブルプリント基板の接続構造において、
前記プリント基板は、前記第1の半田付けランドのピッチ方向と略平行に前記第1の半田付けランドのエッジ部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記第2の半田付けランドの延長方向に舌片部を有しており、
前記プリント基板の前記エッジ部を三辺からなる切欠部が取り囲むように、該切欠部を有する筐体に前記プリント基板を固定することにより、前記三辺からなる切欠部と前記エッジ部により形成される長穴に、前記舌片部を折り返して前記フレキシブルプリント基板を挿入することで、前記プリント基板と前記フレキシブルプリント基板の略直交状態を保持し、この状態で前記第1の半田付けランドと前記第2の半田付けランドとを半田付けして接続することを特徴とする、フレキシブルプリント基板の接続構造。 - 前記フレキシブルプリント基板を折り返した際に、該折り返された部分以外の前記舌片部の一部及び前記第2の半田付けランドの裏面にあたる部分に、補強部材を取り付けたことを特徴とする請求項4ないし6の何れかに記載のフレキシブルプリント基板の接続構造。
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