JP2005182952A - 再生装置、再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの使用性の点で良好な文字データ表示が行われるようにするとともに文字データ表示のための処理負担によって再生動作等に支障が生じないようにする。
【解決手段】 記録媒体に記録された文字データ、例えばトラックネームやアーティストネーム等の文字データがソートされたソート結果情報が生成され、ソート結果情報に基づいて文字データの表示が行われるようにする。また、大量のトラック数に対する文字データのソート処理は比較的時間のかかる処理となるが、ソート処理よりも主データ(オーディオデータ)の再生処理の方を優先させる(F109、F111)。
【選択図】 図11

Description

本発明は、例えば光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体に対応して再生動作を行う再生装置と、その再生方法に関する。
特開2000−207810号公報 特開2000−113585号公報
例えば、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-Ray Disc)など、各種のディスクメディアが開発され、オーディオデータ、ビデオデータ、コンピュータユースのデータ等、各種データ記録再生システムで利用されている。
また上記特許文献1,2に記載されているように、例えばオーディオデータ(楽曲等)を記録する場合、単に再生出力するオーディオデータだけでなく、曲名、アーティスト名などの文字データを付加的に記録しているものも知られている。
例えばMDシステムでは、オーディオデータがトラック単位で記録され、また各トラックがTOCと呼ばれる管理情報で管理されるが、そのTOC情報において、各トラックに対応させて曲名等の文字データが記録されるようになされている。そして例えば或るトラックの再生中に、そのトラックの曲名が表示されるなどとして、記録された文字データが利用されている。
なお、ここで言うトラックとは例えば音楽等の1曲としての単位に相当するものであり、コンテンツ又はプログラムなどと呼ばれることもある単位である。
ところで、近年の記録媒体の大容量化やデータ圧縮技術の向上により、例えばオーディオデータ等のトラックとしても、1枚のディスクに非常に多数のトラックが収録可能とされる状況となっている。
例えば第1世代MDでは、74分のオーディオデータが記録可能であり、その管理情報形態により最大255曲のトラックを収録可能であったが、現在開発されている次世代MDシステムでは、収録可能時間も大幅に長時間化され、またトラック数としては最大2047トラックが管理可能とされている。
もちろんその場合、2047トラックのそれぞれに対して曲名、アーティスト名、アルバム名等を対応させて管理できるものとされる。
このように大量のトラックが1枚のディスクに収録可能な状況を考えると、再生装置はトラックネームを一覧表示させ、表示上で聞きたい曲をユーザーが選択できるようにすることがユーザーの使用性の点で好適である。
ところが、例えば大量のトラックにそれぞれ対応するトラックネーム等を単にリスト表示するだけでは、ユーザーが希望の曲名を探すことだけでも大変となる。このため、ユーザーの使用性を考慮して適切な文字データ表示が行われることが求められている。
さらには、適切な文字データ表示のために必要とされる処理が、他の処理、例えばオーディオ再生処理等の重要な動作の妨げにならないようにすることも重要である。
そこで本発明は、トラック単位で管理される主データと、上記トラックに対応して管理される文字データとを記録した記録媒体に対する再生装置において、ユーザーの使用性の点で良好な文字データ表示が行われるようにすること、及び文字データ表示のための処理負担によって再生動作等に支障が生じないようにすることを目的とする。
本発明の再生装置は、トラック単位で管理される主データと、上記トラックに対応して管理される文字データとを記録した記録媒体からデータ読み出しを行う読出手段と、上記読出手段によって読み出された文字データについてソート処理を行い、ソート結果情報を生成するソート処理手段と、上記ソート結果情報に基づいて文字表示処理を行う表示制御手段とを備える。
また上記ソート処理手段は、上記ソート結果情報として、文字データのソート結果をトラック番号順で示したテーブル情報を生成する。
また上記ソート処理手段は、上記ソート結果情報として、さらに、上記テーブル情報における同一の文字データの範囲を示したサブテーブル情報を生成する。
また本発明の再生装置は、トラック単位で管理される主データと、上記トラックに対応して管理される文字データとを記録した記録媒体からデータ読み出しを行う読出手段と、上記読出手段によって読み出されたデータを格納するメモリ手段と、上記メモリ手段から主データを読み出して再生出力処理を行う再生出力処理手段と、制御手段とを備える。そして上記制御手段は、上記読出手段に対する読出動作制御機能と、上記メモリ手段に対するメモリ動作制御機能と、上記再生出力処理手段に対する再生出力制御機能と、上記読出手段によって読み出された文字データについてソート処理を行い、ソート結果情報を生成するソート処理機能と、上記ソート結果情報に基づいて文字表示制御を行う表示制御機能とを有する。そしてさらに、上記制御手段は、上記ソート処理機能の処理を、上記読出動作制御機能、上記メモリ動作制御機能、及び上記再生出力制御機能による、上記主データの再生出力のための処理よりも優先順序の低い処理として実行するものとする。
この場合も、上記ソート処理機能は、上記ソート結果情報として、文字データのソート結果を、トラック番号順で示したテーブル情報、さらには、上記テーブル情報における同一の文字データの範囲を示したサブテーブル情報を生成する。
本発明の再生方法は、上記記録媒体から主データを読み出して再生出力する再生処理ステップと、上記記録媒体から読み出された文字データについてソート処理を行い、ソート結果情報を生成するソート処理ステップと、上記ソート処理ステップで生成されたソート結果情報に基づいて文字表示処理を行う表示処理ステップとを備える。そして上記再生処理ステップが実行されながら上記ソート処理ステップが実行される場合、上記ソート処理ステップが優先順序の低い処理として実行されるようにする。
以上の本発明の場合、まず文字データ、例えばトラックネームやアーティストネーム等の文字データがソートされたソート結果情報が生成され、ソート結果情報に基づいて文字データの表示が行われる。
また、大量のトラック数に対する文字データのソート処理は比較的時間のかかる処理となるが、ソート処理よりも主データ(例えばオーディオデータ)の再生処理の方を優先させるようにする。
本発明によれば、トラックに対応して記録されている、例えばトラックネームやアーティストネーム等の文字データがソートされたソート結果情報が生成され、ソート結果情報に基づいて文字データの表示が行われる。従って、表示上ではユーザーはソートされた順序での曲名、アーティスト名等を一覧でき、再生させたい所望のトラックを指定することが容易になる。
またソート結果情報としては、文字データのソート結果をトラック番号の順で示したテーブル情報を生成し、さらに、上記テーブル情報における同一の文字データの範囲を示したサブテーブル情報を生成することで、ソート結果情報としては少ない容量のデータとすることができるとともに、例えばアーティスト名、アルバム名など、複数のトラックに対応する文字データを適正に管理し、表示に反映できる。例えばアーティスト名、アルバム名等で階層的に表示を行えば、よりユーザーの使用性は向上される。
また、文字データのソート処理は、少なくとも主データの再生のための処理より優先度を低くする。これによって、本来の機能である再生動作に支障無く、比較的時間のかかるソート処理を進行させることができる。例えばソート処理によって再生制御が遅れ、一時的に再生出力がとぎれるなどの不具合も発生しない。
以下、本発明の実施の形態を次の順序で説明する。
1.記録再生装置の構成及びディスク
2.ディスクの管理構造
3.表示態様
4.システムコントローラの機能
5.文字データのソート処理
1.記録再生装置の構成及びディスク

図1は、実施の形態としての記録再生装置1の内部構成例について示したブロック図である。
この実施の形態としての記録再生装置1は、一例として、磁界変調方式でデータ記録が行われる光磁気ディスクであるミニディスク(MD)方式のディスクに対する記録再生装置とする。但し、既に普及している音楽用途のミニディスクのみではなく、より高密度記録を可能とし、コンピュータユースの各種データのストレージに利用できる高密度ディスク(次世代ディスクとも言う)についても対応可能な記録再生装置である。
また、本例の記録再生装置1としては、例えばパーソナルコンピュータ(或いはネットワーク)50等の外部の機器との間でデータ通信可能な機器とされる。
例えば記録再生装置1は、パーソナルコンピュータ50とUSBケーブル等の伝送路51で接続されることで、パーソナルコンピュータ50に対する外部ストレージ機器として機能できる。また、パーソナルコンピュータ50を介したり、或いは直接ネットワークと接続できる機能を備えるなどしてネットワーク接続されることで、音楽や各種データをダウンロードし、記録再生装置1においてストレージ部2に装填されたディスクに保存できるものともなる。
一方、この記録再生装置1はパーソナルコンピュータ50等に接続しなくとも、例えばオーディオ機器として機能する。例えば他のオーディオ機器等から入力された音楽データをディスクに記録したり、ディスクに記録された音楽データ等を再生出力することができる。
即ち本例の記録再生装置1は、パーソナルコンピュータ50等に接続されることで汎用的なデータストレージ機器として利用でき、かつ単体ではオーディオ記録再生機器としても利用できる装置である。
ここで、本例の記録再生装置1の構成の説明に先立って、記録再生装置1が対応する、光磁気記録による次世代ディスクの概要について説明しておく。
先ず、このような次世代ディスクとしては、現行のパーソナルコンピュータとの親和性が図れるように、ファイル管理システムとしてFAT(File Allocation Table)システムを使って、オーディオデータのようなコンテンツデータを記録再生するものである。
また、現行のMDシステムに対して、エラー訂正方式や変調方式等の改善を行うことで、データの記録容量の増大を図るとともにデータの信頼性を高めているものである。
次世代ディスクの記録再生のフォーマットとしては、現在2種類の仕様が開発されている。説明上、これらを第1の次世代MD、第2の次世代MDと呼ぶこととする。
第1の次世代MDは、現行のMDシステムで用いられているディスクと全く同様のディスクを用いるようにした仕様であり、第2の次世代MDは、現行のMDシステムで用いられているディスクと外形は同様であるが、磁気超解像度(MSR)技術を使うことにより、線記録方向の記録密度を上げて、記録容量をより増大した仕様である。
現行のMDシステム(オーディオ用MDやMD−DATA)では、カートリッジに収納された直径64mmの光磁気ディスクが記録媒体として用いられている。ディスクの厚みは1.2mmであり、その中央に11mmの径のセンターホールが設けられている。カートリッジの形状は、長さ68mm、幅72mm、厚さ5mmである。
第1,第2の次世代MDの仕様でも、これらディスクの形状やカートリッジの形状は、全て同じである。リードイン領域の開始位置についても、第1,第2の次世代MDのディスクも、半径位置29mmから始まり、現行のMDシステムで使用されているディスクと同様である。
つまり、従来のMDシステムとの外形上での互換性が確保されているものである。
トラックピッチについては、第2の次世代MDでは、1.2μmから1.3μm(例えば1.25μm)とすることが検討されている。これに対して、現行のMDシステムのディスクを流用する第1の次世代MDでは、トラックピッチは1.6μmとされている。ビット長は、第1の次世代MDが0.44μm/ビットとされ、第2の次世代MDが0.16μm/ビットとされる。冗長度は、第1,第2の次世代MDともに、20.50%である。
第2の次世代MD仕様のディスクでは、磁気超解像技術を使うことにより、線密度方向の記録容量を向上するようにしている。磁気超解像技術は、所定の温度になると、切断層が磁気的にニュートラルな状態になり、記録層に転写されていた磁壁が転写されることで、微少なマークがビームスポットの中に見えるようになることを利用したものである。
具体的に、第2の次世代MD仕様のディスクでは、透明基板上に、少なくとも情報を記録する記録層となる磁性層と、切断層と、情報再生用の磁性層とが積層される。切断層は、交換結合力調整用層となる。所定の温度になると、切断層が磁気的にニュートラルな状態になり、記録層に転写されていた磁壁が再生用の磁性層に転写される。これにより、微少なマークがビームスポットの中に見えるようになる。なお、記録時には、レーザパルス磁界変調技術を使うことで、微少なマークを生成することができる。
また、第2の次世代MD仕様のディスクでは、デトラックマージン、ランドからのクロストーク、ウォブル信号のクロストーク、フォーカスの漏れを改善するために、グルーブを深くし、グルーブの傾斜を鋭くしている。即ち第2の次世代MD仕様のディスクでは、グルーブの深さは例えば160nmから180nmであり、グルーブの傾斜は例えば60度から70度であり、グルーブの幅は例えば600nmから700nmである。
光学的仕様については、第1の次世代MDの仕様では、レーザ波長λが780nmとされ、光学ヘッドの対物レンズの開口率NAが0.45とされている。第2の次世代MDの仕様も同様に、レーザ波長λが780nmとされ、光学ヘッドの開口率NAが0.45とされている。
また、記録方式としては、第1,第2の次世代MDとも、グルーブ記録方式が採用されている。つまり、グルーブ(ディスクの盤面上の溝)をトラックとして記録再生に用いるようにしている。
さらに、エラー訂正符号化方式としては、現行のMDシステムでは、ACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code) による畳み込み符号が用いられていたが、第1,第2の次世代MDの仕様では、RS−LDC(Reed Solomon−Long Distance Code)とBIS(Burst Indicator Subcode)とを組み合わせたブロック完結型の符号が用いられている。
ブロック完結型のエラー訂正符号を採用することにより、リンキングセクタが不要になる。LDCとBISとを組み合わせたエラー訂正方式では、バーストエラーが発生したときに、BISによりエラーロケーションが検出できる。このエラーロケーションを使って、LDCコードにより、イレージャ訂正を行うことができる。
アドレス方式としては、シングルスパイラルによるグルーブを形成したうえで、このグルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成したウォブルドグルーブ方式が採用されている。このようなアドレス方式は、ADIP(Address in Pregroove)と呼ばれている。
ADIPの仕様については、現行のMDシステムと同様であるが、現行のMDシステムでは、2352バイトからなるセクターを記録再生のアクセス単位としているのに対して、第1,第2の次世代MDの仕様では、64Kバイトを記録再生のアクセス単位(レコーディングブロック)としている。
また、現行のMDシステムでは、エラー訂正符号としてACIRCと呼ばれる畳み込み符号が用いられているのに対して、第1,第2の次世代MDの仕様では、LDCとBISとを組み合わせたブロック完結型の符号が用いられている。
そこで、現行のMDシステムのディスクを流用する第1の次世代MDの仕様では、ADIP信号の扱いを、現行のMDシステムのときとは異なるようにしている。また、第2の次世代MDでは、第2の次世代MDの仕様により合致するように、ADIP信号の仕様に変更を加えている。
変調方式については、現行のMDシステムでは、EFM(8 to 14 Modulation)が用いられているのに対して、第1,第2の次世代MDの仕様では、RLL(1,7)PP(RLL;Run Length Limited ,PP;Parity Preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transition runlength))(以下、1−7pp変調と称する)が採用されている。また、データの検出方式は、第1の次世代MDではパーシャルレスポンスPR(1,2,1)MLを用い、第2の次世代MDではパーシャルレスポンスPR(1,−1)MLを用いたビタビ復号方式とされている。
また、ディスク駆動方式はCLV(Constant Linear Verocity)で、その線速度は、第1の次世代MDの仕様では、2.7m/秒とされ、第2の次世代MDの仕様では、1.98m/秒とされる。なお、現行のMDシステムの仕様では、60分ディスクで1.2m/秒、74分ディスクで1.4m/秒とされている。
現行のMDシステムで用いられるディスクをそのまま流用する第1の次世代MDの仕様では、ディスク1枚当たりのデータ総記録容量は約300Mバイト(80分ディスクを用いた場合)になる。変調方式がEFM変調から1−7pp変調とされることで、ウィンドウマージンが0.5から0.666となり、この点で、1.33倍の高密度化が実現できる。
また、エラー訂正方式として、ACIRC方式からBISとLDCを組み合わせたものとしたことで、データ効率が上がり、この点で、1.48倍の高密度化が実現できる。総合的には、全く同様のディスクを使って、現行のMDシステムに比べて、約2倍のデータ容量が実現されたことになる。
これに対し磁気超解像度を利用した第2の次世代MDの仕様のディスクでは、更に線密度方向の高密度化が図られ、データ総記録容量は、約1Gバイトになる。
なお、データレートは第1の次世代MDでは4.4Mビット/秒であり、第2の次世代MDでは、9.8Mビット/秒である。
図2(a)には、第1の次世代MDのディスクの構成が示されている。
第1の次世代MDのディスクは、現行のMDシステムのディスクをそのまま流用したものである。すなわち、透明のポリカーボネート基板上に、誘電体膜と、磁性膜と、誘電体膜と、反射膜とを積層して構成される。更に、その上に保護膜が積層される。
第1の次世代MDのディスクでは、この図2(a)に示すようにディスクの内周のリードイン領域に、P−TOC(プリマスタードTOC(Table Of Contents))領域が設けられる。ここは、物理的な構造としてはプリマスタード領域となり、エンボスピットによりコントロール情報等がP−TOC情報として記録されていることになる。
そして、このようにP−TOC領域が設けられるリードイン領域の外周は、レコーダブル領域(光磁気記録可能な領域)とされ、記録トラックの案内溝としてグルーブが形成された記録再生可能領域となっている。このレコーダブル領域の内周には、U−TOC(ユーザーTOC)が設けられる。
この場合のU−TOCは、現行のMDシステムでディスクの管理情報を記録するために用いられているU−TOCと同様の構成のものである。確認のために述べておくと、U−TOCは、現行のMDシステムにおいては、トラック(オーディオトラック/データトラック)の曲順、記録、消去などに応じて書き換えられる管理情報であり、各トラック(トラックを構成するパーツ)について、開始位置、終了位置や、モードを管理するものである。
また、U−TOCの外周には、アラートトラックが設けられる。アラートトラックは、このディスクが第1の次世代MD方式で使用され、現行のMDシステムのプレーヤでは再生できないことを示す警告音が記録された警告トラックである。
図2(b)には、第1の次世代MDの仕様のディスクのレコーダブル領域の構成を示している。
この図2(b)に示されるように、レコーダブル領域の先頭(内周側)には、U−TOCおよびアラートトラックが設けられる。U−TOCおよびアラートトラックが含まれる領域は、現行のMDシステムのプレーヤでも再生できるように、EFMでデータが変調されて記録される。
そして、このEFM変調でデータが変調されて記録される領域の外周には、次世代MD1方式の1−7pp変調によりデータが変調されて記録される領域が設けられる。EFM変調によりデータが変調されて記録される領域と、1−7pp変調によりデータが変調されて記録される領域との間は所定の距離の間だけ離間されており、ガードバンドが設けられている。
このようなガードバンドが設けられるため、現行のMDプレーヤに第1の次世代MDの仕様のディスクが装着されて、不具合が発生されることが防止される。
1−7pp変調によりデータが変調されて記録される領域の先頭(内周側)には、DDT(Disc Description Table)領域と、セキュアトラックが設けられる。DDT領域には、物理的に欠陥のあるセクタ(レコーディングブロック)に対する交替セクタ処理をするために設けられる。
DDT領域には、さらに、ユニークID(UID)が記録される。UIDは、記録媒体毎に固有の識別コードであって、例えば所定に発生された乱数に基づく。
セキュアトラックは、コンテンツの保護を図るための情報が格納される。
さらに、1−7pp変調でデータが変調されて記録される領域には、FAT(File Allocation Table)領域が設けられる。このFAT領域は、FATシステムでデータを管理するための領域である。
FATシステムは、汎用のパーソナルコンピュータで使用されているFATシステムに準拠したデータ管理を行うものである。FATシステムは、ルートにあるファイルやディレクトリのエントリポイントを示すディレクトリと、FATクラスタの連結情報が記述されたFATテーブルとを用いて、FATチェーンによりファイル管理を行うものである。
このような第1の次世代MDの仕様のディスクにおいて、上記したU−TOC領域には、アラートトラックの開始位置の情報と、1−7pp変調でデータが変調されて記録される領域の開始位置の情報が記録されるものとなる。
ここで、現行のMDシステムのプレーヤに、上記構成による第1の次世代MDのディスクが装着されると、U−TOC領域が読み取られ、U−TOCの情報から、アラートトラックの位置が分かり、アラートトラックがアクセスされ、アラートトラックの再生が開始される。アラートトラックには、このディスクが第1の次世代MD方式で使用され、現行のMDシステムのプレーヤでは再生できないことを示す警告音が記録されている。
この警告音から、このディスクが現行のMDシステムのプレーヤでは使用できないことが通知される。
なお、この場合の警告音としては、「このプレーヤでは使用できません」というような言語による警告とすることができる。勿論、ブザー音とするようにしても良い。
一方、第1の次世代MDに準拠したプレーヤに対し、第1の次世代MDのディスクが装着された場合、U−TOC領域が読み取られ、U−TOCの情報から1−7pp変調でデータが記録された領域の開始位置が分かり、上記したDDT、セキュアトラック、FAT領域が読み取られる。上述のように1−7pp変調のデータの領域では、U−TOCではなくFATシステムによるデータ管理が行われる。
続いて図3(a)には、第2の次世代MDのディスクの構成を示す。
この場合もディスクは、透明のポリカーボネート基板上に誘電体膜、磁性膜、誘電体膜、反射膜、さらにその上層に保護膜を積層して成る。
そして、第2の次世代MDのディスクの場合では、図示するようにディスクの内周のリードイン領域には、ADIP信号により、コントロール情報が記録されるものとなる。
第2の次世代MDのディスクには、リードイン領域にはエンボスピットによるP−TOCは設けられておらず、その代わりに、ADIP信号によるコントロール情報が用いられる。リードイン領域の外周からレコーダブル領域が開始され、記録トラックの案内溝としてグルーブが形成された記録再生可能領域となっている。このレコーダブル領域には、1−7pp変調方式によりデータが変調されて記録される。
或るディスクが第1の次世代MD1であるか第2の次世代MDであるかは、例えば、リードインの情報から判断できる。
すなわち、リードインにエンボスピットによるP−TOCが検出されれば、現行のMDまたは第1の次世代MDのディスクであると判断できる。リードインにADIP信号によるコントロール情報が検出され、エンボスピットによるP−TOCが検出されなければ、第2の次世代MDであると判断できる。
なお、第1、第2の次世代MDの判別は、このような方法に限定されるものではない。オントラックのときとオフトラックのときとのトラッキングエラー信号の位相から判別することも可能である。勿論、カートリッジ等にディスク識別用の検出孔等を設けるようにしても良い。
第2の次世代MDの仕様のディスクのレコーダブル領域の構成としては、図3(b)に示すように、全て1−7pp変調方式によりデータが変調されて記録される領域が形成される。そして、この1−7pp変調方式によりデータが変調されて記録される領域の先頭(内周側)には、DDT領域と、セキュアトラックが設けられる。
この場合も上記DDT領域には、物理的に欠陥のあるセクタ(レコーディングブロック)に対する交替セクタ処理を行うための領域とされる。またDDT領域には、上述したUIDが記録される。さらにセキュアトラックには、この場合もコンテンツの保護を図るための情報が格納される。
また、1−7pp変調でデータが変調されて記録される領域には、FAT領域が設けられる。FAT領域は、FATシステムでデータを管理するための領域である。FATシステムは、汎用のパーソナルコンピュータで使用されているFATシステムに準拠したデータ管理を行うものである。
そして、このような第2の次世代MDのディスクにおいては、図からもわかるようにU−TOC領域は設けられていない。つまり、第2の次世代MDのディスクについては、次世代MDに準拠したプレーヤのみでの使用が想定されているものである。
次世代MDに準拠したプレーヤでは、第2の次世代MDのディスクが装着されると、所定の位置にあるDDT、セキュアトラック、FAT領域が読み取られ、FATシステムを使ってデータの管理が行われることになる。
これまでに説明してきたような次世代ディスクに対応するために、図1に示す本例の記録再生装置1では、ストレージ部2として、図4に示す構成のストレージ部を備えて、コンテンツデータの記録・再生を行うものとされる。
図4において、このストレージ部2では、装填されたディスク40をスピンドルモータ29によってCLV方式で回転駆動させる。そして、このディスク40に対しては記録/再生時に光学ヘッド19によってレーザ光が照射される。
なお、この場合、ディスク40としては、現行のMD仕様のディスクと、第1の次世代MDの仕様のディスクと、第2の次世代MDの仕様のディスクとが装着される可能性があることから、これらのディスクにより線速度が異なるものとなる。
このため、スピンドルモータ29は、装填されたディスク40の別に応じた異なる線速度に対応して回転されることになる。
光学ヘッド19は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行う。このため、光学ヘッド19には、図示は省略するがレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。光学ヘッド19に備えられる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
また、ディスク40を挟んで光学ヘッド19と対向する位置には磁気ヘッド18が配置されている。磁気ヘッド18は記録データによって変調された磁界をディスク40に印加する動作を行う。
また、図示しないが光学ヘッド19全体及び磁気ヘッド18をディスク半径方向に移動させためスレッドモータ及びスレッド機構が備えられている。
光学ヘッド19および磁気ヘッド18は、第2の次世代MDのディスクの場合には、パルス駆動磁界変調を行うことで、微少なマークを形成することができる。現行MDのディスクや、第1の次世代MDのディスクの場合には、磁界変調方式とされる。
また、このストレージ部2では、光学ヘッド19、磁気ヘッド18による記録再生ヘッド系、スピンドルモータ29によるディスク回転駆動系のほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設けられる。
記録処理系では、現行のMDシステムのディスクの場合において、オーディオトラックの記録時に、ACIRCでエラー訂正符号化を行い、EFMで変調してデータを記録する部位と、第1,第2の次世代MDの場合に、BISとLDCを組み合わせた方式でエラー訂正符号化を行い、1−7pp変調により変調して記録する部位が設けられる。
再生処理系では、現行のMDシステムのディスクの再生時に、EFMの復調とACIRCによるエラー訂正処理と、第1,第2の次世代MDシステムのディスクの再生時に、パーシャルレスポンスおよびビタビ復号を用いたデータ検出に基づく1−7pp復調と、BISとLDCによるエラー訂正処理とを行う部位が設けられる。
また、現行のMDシステムや第1の次世代MDのADIP信号よるアドレスをデコードする部位と、第2の次世代MDのADIP信号をデコードする部位とが設けられる。
光学ヘッド19のディスク40に対するレーザ照射によりその反射光として検出された情報(フォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)は、RFアンプ21に供給される。
RFアンプ21では入力された検出情報に対して電流−電圧変換、増幅、マトリクス演算等を行い、再生情報としての再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク40にトラックのウォブリングにより記録されているADIP情報)等を抽出する。
現行のMDシステムのディスクを再生するときには、RFアンプで得られた再生RF信号は、EFM復調部24およびACIRCデコーダ25で処理される。
すなわち再生RF信号は、EFM復調部24で2値化されてEFM信号列とされた後、EFM復調され、更にACIRCデコーダ25で誤り訂正およびデインターリーブ処理される。つまりこの時点でATRAC圧縮データの状態となる。
そして現行のMDシステムのディスクの再生時には、セレクタ26はB接点側が選択されており、その復調されたATRAC圧縮データがディスク40からの再生データとして出力される。
一方、第1,第2の次世代MDのディスクを再生するときには、RFアンプ21で得られた再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部22およびRS−LDCデコーダ25で処理される。すなわち再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部22において、PR(1,2,1)MLまたはPR(1,−1)MLおよびビタビ復号を用いたデータ検出によりRLL(1−7)符号列としての再生データを得、このRLL(1−7)符号列に対してRLL(1−7)復調処理が行われる。そして更にRS−LDCデコーダ23で誤り訂正、及びデインターリーブ処理される。
そして、第1,第2の次世代MDのディスクの再生時には、セレクタ26はA接点側が選択されており、その復調されたデータがディスク40からの再生データとして出力される。
RFアンプ21から出力されるトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路27に供給され、グルーブ情報はADIP復調部30に供給される。
ADIP復調部30は、グルーブ情報に対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウォブル成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調を行ってADIP信号を復調する。
そして、このように復調された、ディスク上の絶対アドレス情報であるADIPアドレスは、図1に示されるシステムコントローラ8に供給される。システムコントローラ8ではADIPアドレスに基づいて所要の制御処理を実行する。
またグルーブ情報はスピンドルサーボ制御のためにサーボ回路27に供給される。
サーボ回路27は、例えばグルーブ情報に対して再生クロック(デコード時のPLL系クロック)との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号を生成する。
またサーボ回路27は、スピンドルエラー信号や、RFアンプ21から供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、あるいはシステムコントローラ8からのトラックジャンプ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータドライバ28に対して出力する。すなわち上記サーボエラー信号や指令に対して位相補償処理、ゲイン処理、目標値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制御信号を生成する。
モータドライバ28では、サーボ回路27から供給されたサーボ制御信号に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ29を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。
このようなサーボドライブ信号により、ディスク40に対するフォーカス制御、トラッキング制御、およびスピンドルモータ29に対するCLV制御が行われることになる。
現行のMDシステムのディスクでオーディオデータを記録するときには、セレクタ16がB接点に接続され、したがってACIRCエンコーダ14およびEFM変調部15が機能することになる。
この場合、記録データとして図1に示されるキャッシュメモリ3から供給される圧縮データは、ACIRCエンコーダ14でインターリーブおよびエラー訂正コード付加が行われた後、EFM変調部15でEFM変調が行われる。
そして、EFM変調データがセレクタ16を介して磁気ヘッドドライバ17に供給され、磁気ヘッド18がディスク40に対してEFM変調データに基づいた磁界印加を行うことでオーディオトラックの記録が行われる。
これに対し、第1の次世代MDまたは第2の次世代MD2ディスクにデータを記録する時には、セレクタ16がA接点に接続され、RS−LDCエンコーダ12およびRLL(1−7)PP変調部13が機能することになる。この場合、キャッシュメモリ3からの高密度データは、RS−LDCエンコーダ12でインターリーブおよびRS−LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、RLL(1−7)PP変調部13でRLL(1−7)変調が行われる。
そして、RLL(1−7)符号列としての記録データがセレクタ16を介して磁気ヘッドドライバ17に供給され、磁気ヘッド18がディスク40に対して変調データに基づいた磁界印加を行うことでデータトラックの記録が行われる。
レーザドライバ/APC20は、上記のような再生時および記録時においてレーザダイオードにレーザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automatic Lazer Power Control)動作も行う。
つまり、図示していないが、光学ヘッド19内にはレーザパワーモニタ用のディテクタが設けられ、そのモニタ信号がレーザドライバ/APC20にフィードバックされる。レーザドライバ/APC20は、モニタ信号として得られる現在のレーザパワーを、設定されているレーザパワーと比較して、その誤差分をレーザ駆動信号に反映させることで、レーザダイオードから出力されるレーザパワーが、設定値で安定するように制御している。
なお、レーザパワーとしては、再生レーザパワー、記録レーザパワーとしての値がシステムコントローラ8によって、レーザドライバ/APC20内部のレジスタにセットされる。
以上の各動作(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出の各動作)は、図1に示されるシステムコントローラ8からの指示に基づいて実行されるものとなる。
説明を図1に戻し、本例の記録再生装置1内部の全体構成について説明する。
図1において、キャッシュメモリ3は、上記構成によるストレージ部2によりディスク40に記録するデータ、或いはストレージ部2によってディスク40から読み出されたデータについてのバッファリングを行うキャッシュメモリであり、例えばD−RAMより構成される。
キャッシュメモリ3へのデータの書込/読出は、システムコントローラ(CPU)8において起動されるタスクによって制御される。
USBインタフェース4は、例えばパーソナルコンピュータ50とUSBケーブルとしての伝送路51で接続された際の、データ伝送のための処理を行う。
入出力処理部5は、例えば記録再生装置1が単体でオーディオ機器として機能する場合に記録再生データの入出力のための処理を行う。
この入出力処理部5は、例えば入力系として、ライン入力回路/マイクロホン入力回路等のアナログ音声信号入力部、A/D変換器や、デジタルオーディオデータ入力部を備える。またATRAC圧縮エンコーダ/デコーダを備える。ATRAC圧縮エンコーダ/デコーダは、ATRAC方式によるオーディオデータの圧縮/伸長処理を実行するための回路である。なお、もちろんのこと、本実施の形態の記録再生装置としては、例えばMP3などの他のフォーマットによる圧縮オーディオデータが記録再生可能な構成を採ってもよく、この場合には、これらの圧縮オーディオデータのフォーマットに対応したエンコーダ/デコーダを備えればよい。
また、本実施の形態としては、ビデオデータに関しては特に記録再生可能なフォーマットの限定は行わないが、例えばMPEG4などが考えられる。そして、入出力処理部5としては、このようなフォーマットに対応したエンコーダ/デコーダを備えればよいこととなる。
さらに入出力処理部5は、出力系として、デジタルオーディオデータ出力部や、D/A変換器及びライン出力回路/ヘッドホン出力回路等のアナログ音声信号出力部を備える。
そして、この場合の入出力処理部5内には、暗号処理部(図示せず)が備えられる。暗号処理部においては、例えばディスクに記録すべきAVデータについて、所定のアルゴリズムによる暗号化処理を施すようにされる。また、例えばディスクから読み出されたAVデータについて暗号化が施されている場合には、必要に応じて暗号解読のための復号処理を実行するようにもされている。
入出力処理部5を介した処理として、ディスクにオーディオデータが記録されるのは、例えば入力TINとして入出力処理部5にデジタルオーディオデータ(又はアナログ音声信号)が入力される場合である。入力されたリニアPCMデジタルオーディオデータ、或いはアナログ音声信号で入力されA/D変換器で変換されて得られたリニアPCMオーディオデータは、必要に応じてATRAC圧縮エンコードされてキャッシュメモリ3に蓄積される。そして所定タイミング(ADIPクラスタ相当のデータ単位)でキャッシュメモリ3から読み出されてストレージ部2に転送される。ストレージ部2では、転送されてくる圧縮データを所定の変調方式で変調してディスクに記録する。
ディスクからミニディスク方式のオーディオデータが再生される場合は、ストレージ部2は再生データをATRAC圧縮データ状態に復調してキャッシュメモリ3に転送する。そしてキャッシュメモリ3から読み出されて入出力処理部5に転送される。入出力処理部5は、供給されてくる圧縮オーディオデータに対してATRAC圧縮デコードを行ってリニアPCMオーディオデータとし、デジタルオーディオデータ出力部から出力する。或いはD/A変換器によりアナログ音声信号としてライン出力/ヘッドホン出力を行う。
システムコントローラ8は、記録再生装置1内の全体の制御を行うと共に、接続されたパーソナルコンピュータ50との間の通信制御を行う。
図示するROM8aには、システムコントローラ8の動作プログラムや固定パラメータ等が記憶される。
またRAM8bは、システムコントローラ8によるワーク領域として用いられ、また各種必要な情報の格納領域とされる。
例えばストレージ部2によってディスク40から読み出された各種管理情報や特殊情報、例えば上述したP−TOCデータ、U−TOCデータ、FATデータ等、楽曲トラックの管理情報については、キャッシュメモリ3に取り込まれるが、システムコントローラ8は、それらの管理情報の内、必要な情報をRAM8bに取り込んで処理することが行われる。
キャッシュ管理メモリ9は、例えばS−RAMで構成され、キャッシュメモリ3の状態を管理する情報が格納される。システムコントローラ8はキャッシュ管理メモリ9を参照しながらデータキャッシュ処理の制御を行う。
表示部6は、システムコントローラ8の制御に基づいて、ユーザーに対して提示すべき各種情報の表示を行う。例えば動作状態、モード状態、楽曲等の名称などの文字データ、トラックナンバー、時間情報、その他の情報表示を行う。
また、本例において、例えばディスク40が次世代ディスクである場合には、このディスク40に対し楽曲データに対応づけて画像データが記憶されていることが想定されているが、表示部6は、ディスク40のロード時や再生時等においてシステムコントローラ8の制御に基づき、このように対応づけられた画像データの表示を行うようにすることも考えられる。
操作部7には、ユーザーの操作のための各種操作子として、各種操作ボタンやジョグダイヤルなどが形成される。ユーザーは、この操作部7に対する操作により記録再生装置1に対する所要の動作指示を行う。システムコントローラ8は操作部7によって入力された操作情報に基づいて所定の制御処理を行う。
なお、これまでに説明した記録再生装置1の構成はあくまでも一例であり、例えば入出力処理部5は、オーディオデータだけでなく、ビデオデータに対応する入出力処理系を備えるようにしてもよい。
また、パーソナルコンピュータ50との接続はUSBでなく、IEEE1394等の他の外部インタフェースが用いられても良い。
また、操作部7としては、リモートコントローラ上に先に例示したものと同様の操作子を備えるようにすることも可能である。
2.ディスクの管理構造

ここで、第1,第2の次世代MDのディスクにオーディオデータを記録再生するときの管理方式について説明しておく。
第1,第2の次世代MDのシステムでは、長時間で高音質の音楽データが再生できるようにしたことから、1枚のディスクで管理される楽曲の数も、膨大になっている。また、FATシステムを使って管理することで、コンピュータとの親和性が図られている。このことは、使い勝手の向上が図れるというメリットがある反面、音楽データが違法にコピーされてしまい、著作権者の保護が図られなくなる可能性がある。この発明が適用された管理システムでは、このような点に配慮が配られている。
図13〜図20により、オーディオデータの管理方式例を説明する。
図13(a)に示すように、本例の管理方式では、ディスク上には、トラックインフォメーションファイル(TIF)と、オーディオデータファイルとが生成される。トラックインフォメーションファイルおよびオーディオデータファイルは、FATシステムで管理されるファイルである。
オーディオデータファイルは、複数の音楽データが1つのファイルとして納められたものであり、FATシステムでオーディオデータファイルを見ると、巨大なファイルに見える。オーディオデータファイルは、その内部がパーツとして区切られ、オーディオデータは、パーツの集合として扱われる。
なお、例えば1曲が1つのオーディオデータファイルとされ、FATシステムにより複数のオーディオデータファイルが管理される例もある。
トラックインフォメーションファイル(TIF)は、オーディオデータファイルに納められた音楽データを管理するための各種の情報が記述されたファイルである。
トラックインフォメーションファイルは、図13(b)に示すように、プレイオーダテーブルと、プログラムドプレイオーダテーブルと、グループインフォメーションテーブルと、トラックインフォメーションテーブルと、パーツインフォメーションテーブルと、ネームテーブルとからなる。
プレイオーダテーブルは、デフォルトで定義された再生順序を示すテーブルである。プレイオーダテーブルは、図14(a)に示すように、各トラックナンバ(曲番)についてのトラックインフォメーションテーブルのトラックディスクリプタ(図16)へのリンク先を示す情報TINF1、TINF2、・・・が格納されている。トラックナンバは、例えば「1」から始まる連続したナンバである。
プログラムドプレイオーダテーブルは、再生手順を各ユーザが定義したテーブルである。プログラムドプレイオーダテーブルには、図14(b)に示すように、各トラックナンバについてのトラックディスクリプタへのリンク先の情報トラック情報PINF1、PINF2、・・・が記述されている。
グループインフォメーションテーブルには、グループに関する情報が記述されている。グループとは、連続したトラックナンバを持つ1 つ以上のトラックの集合、または連続したプログラムドトラックナンバを持つ1 つ以上のトラックの集合である。例えばディスクに収録された大量の楽曲をアルバム単位で分けたい場合などにグループによる管理が活用される。
グループインフォメーションテーブルは、図15(a)に示すように、各グループのグループディスクリプタ(GPD0〜GPDn)が記述されている。グループディスクリプタGPDには、図15(b)に示すように、そのグループが開始されるトラックナンバと、終了トラックのナンバと、グループネームと、フラグが記述される。
トラックインフォメーションテーブルには、各トラック(各曲)に関する情報が記述される。トラックインフォメーションテーブルは、図16(a)に示すように、各トラック毎(各曲毎)のトラックディスクリプタ(TKD0〜TKDn)からなる。各トラックディスクリプタTKPには、図16(b)に示すように、符号化方式、著作権管理情報、コンテンツの復号鍵情報、その楽曲が開始するエントリとなるパーツナンバへのポインタ情報、アーチストネーム、タイトルネーム、元曲順情報、録音時間情報等が記述されている。アーチストネーム、タイトルネームは、ネームそのものではなく、ネームテーブルへのポインタ情報が記述されている。符号化方式は、コーデックの方式を示すもので、復号情報となる。
パーツインフォメーションテーブルには、パーツナンバから実際の楽曲の位置をアクセスするポインタが記述されている。パーツとは、1トラック(楽曲)の全部、または1トラックを分割した各パーツである。
パーツインフォメーションテーブルは、図17(a)に示すように、各パーツ毎のパーツディスクリプタ(PTD0〜PTDn)からなる。パーツディスクリプタPTDのエントリは、トラックインフォメーションテーブル(図16(b))により指し示される。各パーツディスクリプタPTDは、図17(b)に示すように、オーディオデータファイル上のそのパーツの先頭のアドレスと、そのパーツの終了のアドレスと、そのパーツに続くパーツへのリンク先とが記述される。
なお、パーツナンバのポインタ情報、ネームテーブルのポインタ情報、オーディオファイルの位置を示すポインタ情報として用いるアドレスとしては、ファイルのバイトオフセット、FATのクラスタナンバ、記録媒体として用いられるディスクの物理アドレス等を用いることができる。
ネームテーブルは、ネームの実体となる文字を表すためのテーブルである。ネームテーブルは、図18(a)に示すように、複数のネームスロット(NS0〜NSn)からなる。各ネームスロットNSは、ネームを示す各ポインタからリンクされて呼び出される。ネームを呼び出すポインタは、トラックインフォメーションテーブルのアーチストネームやトラックネーム、アルバムネーム、グループインフォメーションテーブルのグループネーム等がある。また、各ネームスロットNSは、複数から呼び出されることが可能である。
各ネームスロットNSは、図18(b)に示すように、文字情報であるネームデータと、この文字情報の属性であるネームタイプと、リンク先とからなる。1つのネームスロットで収まらないような長いネームは、複数のネームスロットに分割して記述することが可能である。そして、1つのネームスロットで収まらない場合には、それに続くネームが記述されたネームスロットへのリンク先が記述される。
本例のオーディオデータの管理方式では、トラックインフォメーションファイル(TIF)におけるプレイオーダテーブルを起点として必要な情報が読み出される。即ち図19に示すように、プレイオーダテーブルにより、再生するトラックナンバが指定されると、トラックインフォメーションテーブルのリンク先のトラックディスクリプタTDPx(図16参照)が読み出され、このトラックディスクリプタTDPxから、符号化方式、著作権管理情報、コンテンツの復号鍵情報、その楽曲が開始するパーツナンバへのポインタ情報、アーチストネームおよびタイトルネームのポインタ、元曲順情報、録音時間情報等が読み出される。
トラックインフォメーションテーブルから読み出されたパーツナンバの情報から、パーツインフォメーションテーブル(図17参照)の或るパーツディスクリプタPTDxにリンクされる。そして、このパーツインフォメーションテーブルにおいてリンクされたパーツディスクリプタPTDxから、そのトラック(楽曲)の開始位置に対応するパーツの位置のオーディオデータファイルがアクセスされる。
オーディオデータファイルのパーツインフォメーションテーブルで指定される位置のパーツのデータがアクセスされたら、その位置から、オーディオデータの再生が開始される。このとき、トラックインフォメーションテーブルのトラックディスクリプタTKDxから読み出された符号化方式に基づいて復号化が行われる。オーディオデータが暗号化されている場合には、トラックディスクリプタTKDxから読み出された鍵情報が使われる。
そのパーツに続くパーツがある場合には、そのパーツのリンク先がパーツディスクリプタPTDxが記述されており、このリンク先にしたがって、パーツディスクリプタが順に読み出される。図19ではパーツディスクリプタPTDyがリンクされる状態を示している。
このようにパーツディスクリプタPTDのリンク先を辿っていき、オーディオディデータファイル上で、そのパーツディスクリプタで指定される位置にあるパーツのオーディオデータを再生していくことで、所望のトラック(楽曲)のオーディオディオデータが再生できる。
また、トラックインフォメーションテーブルのトラックディスクリプタTKDxから読み出されたアーチストネームやタイトルネームのポインタにより指し示される位置にあるネームテーブル(図18参照)のネームスロットNSxが呼び出され、そのネームスロットNSxから、ネームデータが読み出される。
図19の例の場合、ネームスロットNSxからネームスロットNSyがリンクされ、この2つのネームスロットから、アーティストネーム等としての文字データが読み出される。
なお、前述したように、ネームテーブルのネームスロットNSは、複数参照が可能である。例えば、同一のアーチストの楽曲を複数記録するような場合がある。この場合、図20に示すように、複数のトラックディスクリプタTKDからアーチストネームとして同一のネームテーブルが参照される。図20の例では、トラックディスクリプタTKD1、TKD2、TKD4は、同一のアーチスト「DEF BAND」の楽曲であり、アーチストネームとして同一のネームスロットNSwを参照している。
また、トラックディスクリプタTKD3、TKD5、TKD6は、同一のアーチスト「GHQ GIRLS」の楽曲であり、アーチストネームとして同一のネームスロットNSzを参照している。このように、ネームテーブルのネームスロットを、複数のポインタから参照可能にしておくと、ネームテーブルの容量を節約できる。
これとともに、例えば、同一のアーチストネームの情報を表示するのに、こののネームテーブルへのリンクが利用できる。例えば、アーチスト名が「DEF BAND」の楽曲の一覧を表示したいような場合には、「DEF BAND」のネームスロットNSwのアドレスを参照しているトラックディスクリプタが辿られる。この例では、「DEF BAND」のネームスロットのアドレスを参照しているトラックディスクリプタを辿ることにより、トラックディスクリプタTKD1,TKD2,TKD4の情報が得られる。これにより、このディスクに納められている楽曲の中で、アーチスト名が「DEF BAND」の楽曲の一覧が表示できる。なお、ネームテーブルは複数参照が可能とされるため、ネームテーブルからトラックインフォメーションテーブルを逆に辿るリンクは設けられていない。
3.表示態様

ところで、図1の表示部6に、アーティスト名や曲名(トラックネーム)等の文字データを一覧表示させ、ユーザーがその表示上で再生させるトラックを指定できるようにすることで、ユーザーの利便性は向上する。
但し、単に曲名等を羅列するだけでは、トラック数が多量になった場合など、ユーザーが希望の曲を選択することが面倒となる。
そこで本例では、ネームテーブルに記録されたトラックネーム、アーティストネーム、アルバムネーム、グループネームのそれぞれについて、後述するようにソート処理を行い、ソート結果に応じて表示が行われるようにする。
例えば図5(a)は、表示部6にアーティストネームのソート結果に応じてアルファベット順に並べられたアーティストネームが表示されている例を示している。例えば表示部6の表示サイズとして、3行分の表示領域が確保される場合、このように3つのアーティストネームが表示され、表示しきれない他のアーティストネームについては、ユーザーのスクロール操作或いはページ送り操作によって表示されるようになされる。
図示していないが、トラックネーム、アルバムネーム、グループネームについても、このようにソートされた順に表示が行われる。
また、例えばアーティストネームの表示から階層的にトラックネームを表示させることもできる。図5(b)は、ユーザーが図5(a)の表示上で「ABCs」というアーティストネームを選択したときに、そのABCsの楽曲であるトラックネーム「BCD」「CDE」が表示された例を示している。
このように階層的に文字データの表示が行われることで、ユーザーが、収録されている楽曲等を確認したり、所望の楽曲を再生させるための指定操作などが容易となる。
4.システムコントローラの機能

本例の記録再生装置1では、図1,図4で説明した構成において、システムコントローラ8の制御により所要の動作が実行される。上述した各種動作のため、システムコントローラ8では、図6に示すように各種タスクが実行される。即ちシステムコントローラ8は、図6の各種タスクを実行する機能ブロックがソフトウエアにより構成されている。
システムモードタスクは、記録再生装置1の動作モードを管理する機能である。
キャッシュ管理タスクは、キャッシュメモリ3の書込/読出動作制御、書込/読出のアドレス設定、記憶状況管理等を行う機能である。
ディスクアクセスタスクは、ストレージ部2に対する各種制御、即ち、ディスク40に対するデータ書込、データ読出、起動、停止、アクセス、サーボ等、キャッシュメモリ3との間のデータ転送等の動作を制御する機能である。
オーディオ入出力タスクは、入出力処理部5の動作、即ち入力データのエンコード、暗号化、出力データのデコード、復号、キャッシュメモリ3との間のデータ転送等の動作を制御する機能である。
USBタスクは、USBインターフェース4を介しての、パーソナルコンピュータ或いはネットワーク等との各種通信を実行したりデータ転送を制御する機能である。
電源管理タスクは、記録再生装置の電源管理を行う機能である。
ユーザーインターフェースタスクは、操作部7によるユーザー操作入力の検知や、表示部6の表示制御を行う機能である。
ソートタスクは、後述する文字データのソート処理を実行する機能である。
例えば以上のように各種タスクの機能が実行されることで、記録再生動作、表示動作、通信動作などが実行される。
また、システムコントローラ8は、ディスク40が装填されると、まずシステムリードと呼ばれる処理を行う。システムリードとは、ディスク40の管理情報、即ちFAT、TIF(トラックインフォメーションファイル)、及びTOCが存在するディスクではTOCを読み込む動作である。
システムコントローラ8はストレージ部2に対してFAT、TIFの読込を指示する。ストレージ部2において読み出されたFAT、TIFはキャッシュメモリ3に格納される。
キャッシュメモリ3には、図7(a)に示すように、オーディオデータ等のバッファリングに用いるデータキャッシュエリア以外に、FATエリア、TIFエリア、ワークエリアが確保されている。
そしてディスク40から読み出されたFAT、TIFは、それぞれキャッシュメモリ3のFATエリア、TIFエリアに格納される。また、システムコントローラ8は、RAM8bにFAT、TIFの情報を展開して必要な処理を行うこともある。
システムコントローラ8における上記各タスクは、必要に応じてキャッシュメモリ3やRAM8bに展開されたFAT、TIFの情報を参照しながら、各機能に割り当てられた処理を行うことになる。
5.文字データのソート処理

システムコントローラ8には図6のようにソートタスクとしての機能が設けられ、ディスク40に記録された文字データ(トラックネーム、アーティストネーム、アルバムネーム、グループ)のソート処理を行う。
これら文字データは上述したようにTIF内のネームテーブル(図13参照)に記録されている。そしてディスク40が装填されると、上記したシステムリードにより、FAT、TIFが読み込まれるため、ネームテーブルに記録された全ての文字データも、キャッシュメモリ3のTIFエリアに読み込まれることになる。
システムコントローラ8のソートタスクは、キャッシュメモリ3に読み込まれた文字データについて、RAM8bを用いて文字列比較を行っていくことで、図7(b)に示したキャッシュメモリ3のワークエリアにソートテーブルを作成していく処理を行うことになる。
本例ではソートタスクは、ソートテーブルとして、図7(b)に示すように4つのテーブルと2つのサブテーブルを生成する。
トラックネームソート結果テーブルTB1は、トラックネームとしての文字列を例えばアルファベット順などの所定の順序に並び替え、それをトラックナンバ順で示したテーブルである。
アーティストネームソート結果テーブルTB1は、アーティストネームとしての文字列を例えばアルファベット順などの所定の順序に並び替え、それをトラックナンバ順で示したテーブルである。
アルバムネームソート結果テーブルTB1は、アルバムネームとしての文字列を例えばアルファベット順などの所定の順序に並び替え、それをトラックナンバ順で示したテーブルである。
グループネームソート結果テーブルTB1は、グループネームとしての文字列を例えばアルファベット順などの所定の順序に並び替え、それをトラックナンバ順で示したテーブルである。
また、アーティストネーム、アルバムネームとしては、複数のトラックに対して共通に対応されるものがあり、その場合ソート結果テーブルTB2,TB3では、同一のネームの複数トラックが並ぶことになる。そして、例えば図5(b)のような階層的な表示を行うことを考えると、ソート結果テーブルTB2,TB3において、同一のネーム部分(同一のネームのトラックナンバ)を容易に把握できるようにすることが好ましい。そこで、そのような目的で、アーティストネームソート結果テーブルTB2に対応して、アーティストネームサブテーブルSB1が生成され、またアルバムネームソート結果テーブルTB3に対応して、アルバムネームサブテーブルSB2が生成されるようにしている。
このようにソートテーブルが生成されることで、システムコントローラ8のユーザーインターフェースタスクは、ソート結果テーブルを参照して図5のようにソートされた順序で文字データ表示を行うことができ、また図5(b)のような階層的な表示を行うことができるようになる。
システムコントローラ8のソートタスクによって行われるソート処理、即ちソートテーブルの生成処理について、具体例を挙げて説明する。
今、装填されたディスク40にはトラックTK1〜TK10としての10曲の楽曲が記録されているとし、各トラックTK1〜TK10につき、図8のようにトラックネーム、アーティストネームが記録されているとする。(アルバムネーム、グループネームについては省略している)
この図8のような文字データ例におけるトラックネームのソート処理を図9に示す。
図9(a)は、例えばキャッシュメモリ3のワークエリアにおいて、トラックネームソート結果テーブルTB1として確保された領域を初期化した状態を示している。
ソート結果テーブルにおいてトラックナンバが記憶される1つの領域をスロットと呼ぶこととすると、この場合トラックネームソート結果テーブルTB1の領域として、スロット0〜10の11スロットが少なくとも確保される。もちろん、収録可能な最大のトラック数に対応できるだけのスロットが確保されても良い。
図9(a)の初期状態においては、スロット0はブランクとされ、スロット1〜10にそれぞれトラックナンバTK1〜TK10がそのままの順序で記憶される。
この後ソートタスクは、RAM8bを用いて各スロットのトラックナンバについての文字データの有無や比較を判断し、各スロットのトラックナンバを更新していく。
まずトラックネームの有無による振り分けが行われる。即ちトラックネームのないトラックが後のスロットに配置される。例えば図8の例ではトラックTK3,TK8に対応するトラックネームが記録されていないため、図9(b)のように、スロット9,10にトラックナンバTK3,TK8が記憶されるように更新される。
またこのとき、スロット0は、トラックネームの存在するトラック数として「8」が記憶される。
続いて、トラックネームを有する8個のトラックについて、順次文字データの比較処理が行われていく。例えば最初はスロット1,2のトラックTK1,TK2のトラックネームを比較する。図8に示したトラックTK1のトラックネーム「CDE」と、トラックTK2のトラックネーム「BCD」を比較することで、トラックTK2の方が先の順序と判断される。この結果、図9(c)のようにスロット1をトラックナンバTK2,スロット2をトラックナンバTK1に更新する。
以降も、順次2つのスロットを対象として文字列比較を行い、その結果に応じてスロットのトラックナンバを入れ換えていく。
このように2つのスロットのトラックナンバについてのトラックネーム文字列を順次比較していくことで、最終的に、図9(d)に示すように、トラックネームとしての文字列の順序をトラックナンバの並びで示したトラックネームソート結果テーブルTB1が生成される。例えば先頭のスロット1はトラックネーム「AAA」のトラックTK4、スロット2はトラックネーム「ABB」のトラックTK9・・・というように、トラックネーム文字列のソート結果が示されるものとなる。
このようにトラックナンバ順でソート結果をテーブル管理しておけば、システムコントローラ8のユーザーインターフェースタスクがこれを参照し、ソートされた順序でトラックネームを表示していくことが容易となる。
また、ソート結果テーブルは単にトラックナンバをソート順に並べたテーブルデータであるため、容量的に負担となるものではない。
図10はアーティストネームのソート処理を示している。
ソート処理はトラックネームのソートと同様であり、図10(a)の初期状態においては、スロット0はブランクとされ、スロット1〜10にそれぞれトラックナンバTK1〜TK10がそのままの順序で記憶される。
この後ソートタスクは、アーティストネームの有無による振り分けが行われる。即ちアーティストネームのないトラックが後のスロットに配置される。図8の例ではトラックTK3,TK4,TK6,TK8,TK9に対応するアーティストネームが記録されていないため、図10(b)のように、スロット6〜10にトラックナンバTK3,TK4,TK6,TK8,TK9が記憶されるように更新される。
またこのとき、スロット0は、アーティストネームの存在するトラック数として「5」が記憶される。
続いて、アーティストネームを有する5個のトラックについて、上記のトラックネームの場合と同様に順次文字データの比較処理が行われていく。そして最終的に、図10(c)に示すように、アーティストネームとしての文字列の順序をトラックナンバの並びで示したアーティストネーム結果テーブルTB2が生成される。例えばスロット1、2はアーティストネーム「ABCs」のトラックTK1,TK2が、スロット3はアーティストネーム「Beet」のトラックTK10が、スロット4、5はアーティストネーム「EEE Band」のトラックTK5,TK7が記憶される状態となり、つまりアーティストネーム文字列のソート結果が示されるものとなる。
また、アーティストネームについてはアーティストネームサブテーブルSB1も生成される。
アーティストネームサブテーブルSB1は、アーティストネームソート結果テーブルTB2において、同一のアーティストネームの範囲を示すテーブルとなる。
例えばこの場合、図10(c)のアーティストネームソート結果テーブルTB2では、3つのアーティストネームが存在することで、図10(d)のアーティストネームサブテーブルSB1に示すように、スロット1,2,3で各アーティストの範囲が示される。
即ちトラックTK1,TK2はアーティストネームが「ABCs」であり、アーティストネームサブテーブルSB1のスロット1には「2」が記憶される。この「2」とはアーティストネームソート結果テーブルTB2のスロットにおいて「ABCs」の終端を示しており、スロット1が「2」であることは、アーティストネームソート結果テーブルTB2のスロット1〜2が共通のアーティストネームであることを示すものとなる。
またアーティストネームサブテーブルSB1のスロット2には「3」が記憶される。従って直前のスロット1の値の次の値である「3」から、このスロット2の「3」までが共通のアーティストネームであり、この場合、アーティストネームソート結果テーブルTB2のスロット3〜3(つまりスロット3のみ)が共通のアーティストネームであることを示すものとなる。
またアーティストネームサブテーブルSB1のスロット3には「5」が記憶される。従って直前のスロット2の値の次の値である「4」から、このスロット3の「5」までが共通のアーティストネームであり、この場合、アーティストネームソート結果テーブルTB2のスロット4〜5が共通のアーティストネームであることを示すものとなる。
なお、アーティストネームサブテーブルSB1のスロット0には、アーティストネーム数が記憶される。この場合、アーティストネームは3種類であるため「3」が記憶される。
例えばこのようにアーティストネームサブテーブルSB1が生成されることで、アーティストネームソート結果テーブルTB2において共通のアーティストネームのトラック(スロット)の範囲が認識できるものとなる。
即ちアーティストネームソート結果テーブルTB2は、同一のアーティストネームのトラックも連続してエントリされることになるが、すると、このアーティストネームソート結果テーブルTB2のみでは、アーティストネームが共通となっている範囲が認識できない。そこでアーティストネームサブテーブルSB1を生成しておけば、例えばアーティストネームソート結果テーブルTB2のスロット1〜2が共通のアーティストネームであることがわかり、TIFの管理を参照して、それが「ABCs」であることがわかる。
このようなテーブル構造を備えるようにしておけば、例えばユーザーインターフェースタスクがこれを参照し、図5(b)のように或るアーティストネームから、トラックネームを階層的に表示することが容易に実現できる。
なお、アルバムネーム、グループネームについてのソート処理の説明は省略するが、上記トラックネーム、アーティストネームの場合と同様に行われ、アルバムネームソート結果テーブルTB3、グループネームソート結果テーブルTB4が生成される。またアルバムネームソート結果テーブルTB3に対応して、上記のアーティストネームサブテーブルSB1と同様に、アルバムネームサブテーブルSB2が生成されることになる。
以上のようにして、図7に示したソートテーブルがキャッシュメモリ3上で生成されることで、ユーザーインターフェースタスクは、このソートテーブルを参照してトラックネーム、アーティストネーム、アルバムネーム、グループネームの一覧表示を容易に実行でき、さらには階層的な表示も実行できる。特に実際には膨大なトラック数が収録可能であることを考えると、このようなソートテーブルを作成しておき、ソートテーブルに基づいた表示を行うことが非常に有用となり、またユーザーインターフェースタスクの表示処理負担の軽減に有効である。
ところで、以上のソート処理は、例えばディスク40が装填され、システムリードが行われた直後に実行される。これはなるべく早くソートテーブルを生成しておき、ユーザーに表示が求められた際に迅速にソート順での表示を実行できるようにするためである。しかしながら、収録トラック数が大量であった場合などは、ソート処理はかなりの時間を要する。
一方、ディスク40が装填されるのは、ユーザーが楽曲等の記録や再生をしようとした場合であることが多い。例えば装填後直ぐにユーザーが再生指示の操作を行うことなどが想定される。その場合、システムコントローラ8は、即座にディスクアクセスタスク、キャッシュ管理タスク、オーディオ入出力タスクの機能による再生処理を開始しなければならない。
そしてこれら再生(或いは記録)のための処理は、記録再生装置1にとっては最も重要な処理であり、システムリード直後から実行されるソート処理によって円滑な処理が妨げられることは好ましくない。例えばディスクアクセスタスクによるディスク40からのオーディオデータの読み出しやオーディオ入出力タスクによるキャッシュメモリ3からのデータ読出がタイミング上、間に合わず、再生出力音声の音切れが発生するようなことは避けなければならない。
そこで本例では、システムコントローラ8ではソートタスクによる処理の優先度を下げるように設定している。少なくともキャッシュ管理タスク、ディスクアクセスタスク、オーディオ入出力タスクよりは、優先度の低い処理とする。
このように優先度が設定されたシステムコントローラ8によるソート処理を図11に示す。
一例としてシステムコントローラ8のソートタスクは、トラックネーム、アーティストネーム、アルバムネーム、グループネームの順に、ソート処理していくものとする。
システムリードが完了すると、ソートタスクはまずトラックネームのソート処理を行ってトラックネームソート結果テーブルTB1を生成する処理を行う。
ステップF101でトラックネームソート結果テーブルTB1について図9(a)で説明した初期化を行い、ステップF102で図9(b)のようにトラックネーム有無による並び替えを行う。またトラックネームを有するトラック数を記憶する。
図9では説明しなかったが、ステップF103は、ネームを有するトラック数に応じて比較文字数を設定する。ネームを有するトラック数が多くなるほど、文字列比較する組み合わせが累進的に多くなっていき、その結果処理時間が長時間化する。また文字列として何文字目まで前後の比較をするかによっても処理時間が変わる。このため、ステップF103ではネームを有するトラック数が多い場合は、比較する文字数を制限し、処理時間の長時間化を緩和するようにしている。なお、このステップF103は必ず必要な処理ではない。
ステップF104では、文字列のソートを行う。つまり図9(c)〜(d)の間の処理として説明したように、2つのトラックのトラックネーム文字列を逐次比較しながら、スロットにおけるトラックナンバを入れ換えていく処理である。実際上、このソート処理に長時間を要するものとなる。
そこで、例えば図9(d)のような状態にまでソートが終了するまでの間は、ステップF106で他に優先処理があるか否かを監視し、もし優先すべき処理がある場合は、ステップF107に進んでそちらの処理を実行する。つまりソートタスクとしては処理が一時的に中断されることになり、例えばディスクアクセスタスク、オーディオ入出力タスクとしての処理がシステムコントローラ8上で優先的に実行される。そして、その優先処理が完了した後、ステップF104に戻りソート処理を再開する。
例えば図9(d)のようにトラックネームのソートが終了し、トラックネームソート結果テーブルTB1が生成されたら、処理はステップF105からF108に進む。トラックネームの場合はサブテーブルは生成しないため、ステップF113に進み、全ソートテーブルは生成完了していないため、ステップF101に戻る。今度は、アーティストネームについてのソート処理を開始する。
その場合もステップF101,F102,F103,F104で同様に処理を実行し、図10で説明したようにアーティストネームのソートを行って、アーティストネームソート結果テーブルTB2を生成する。この場合も、アーティストネームのソート処理中に、他に優先すべき処理があれば、ステップF106からF107にすすみ、ソート処理を中断して他の優先処理を実行する。そして、その優先処理が完了した後、ステップF104に戻りソート処理を再開する。
例えば図10(c)のようにアーティストネームのソートが終了し、アーティストネームソート結果テーブルTB2が生成されたら、処理はステップF105からF108に進む。アーティストネームについてはサブテーブルを生成するため、ステップF109に進み、図10(d)のアーティストネームサブテーブルSB1の生成処理を行う。
このアーティストネームサブテーブルSB1の生成処理中も、ステップF111で他に優先すべき処理があるとされたら、F112に進み、サブテーブル生成処理を中断して他の優先処理を実行する。そして、その優先処理が完了した後、ステップF109に戻りソート処理を再開する。
アーティストネームサブテーブルSB1の生成処理が完了したら、ステップF110からF113に進む。この時点ではまだ、全ソートテーブルは生成完了していないため、ステップF101に戻る。今度は、アルバムネームについてのソート処理を開始する。詳細な説明は省くが、アルバムネームについての処理では、アーティストネームの場合と同様にアルバムネームソート結果テーブルTB3,アルバムネームサブテーブルSB2が生成され、その後、再びステップF101からグループネームのソートが行われる。グループネームの処理としてはトラックネームの場合と同様に、グループネームソート結果テーブルTB4の生成が行われる。もちろんこれらの場合も、ステップF106又はF111で優先すべき他の処理の有無が監視され、優先処理が存在すれば、ソートタスクの処理が中断される。
そして以上のようにしてソートテーブルとしての全てのテーブルが生成されたら、ステップF113からソートタスクの処理が終了される。
例えばこのようにソートタスクの処理が行われる結果、システムコントローラ8で実行される処理の様子を図12に示す。
図12(a)はシステム負荷が重い場合を示している。例えばユーザーがディスク40を挿入した後、直ぐに再生等を指示した場合である。システムコントローラ8は、システムリード後に、各種必要な処理(各種タスク)を実行させるが、斜線で示すソート処理が開始されても、より優先される処理が多いために、ソートタスクの処理が中断されがちとなっている状態である。
図12(b)はシステム負荷が軽い場合を示している。例えばユーザーがディスク40を挿入した後、何も操作をしなかった場合などである。システムコントローラ8は、システムリード後に、各種必要な処理(各種タスク)を実行させるが、ソート処理が開始された後、より優先される処理が発生せず、ソートタスクの処理を主に実行できている状態である。
例えばこのようにソートタスクの処理が、再生又は記録等のための処理より低い優先度とされることで、システムコントローラ8は記録再生装置1として最適な動作を実行させることができる。
なお、図11の処理では、サブテーブル生成処理中も、他の優先順序の高い処理による中断があり得るようにしているが、サブテーブル生成がさほど時間を要しないものであれば、サブテーブル生成処理中の中断は発生しないようにしても良い。
また、場合によってはソート処理についての優先度を高くするようにしてもよい。例えばユーザーがディスク挿入直後に、トラックネーム等の一覧表示を求める操作を行った場合は、ソート処理の優先度を上げ、ステップF106,F111で、より優先すべき他の処理が発生したと判断される機会が少なくなるようにすることが考えられる。
なお、本例としては、ディスク40に記憶されるデータが楽曲データの場合で述べたが、例えば映像データ等の他のデータに付随して文字データが記録される場合のソート処理についても好適に適用できるものである。
また、本例では、本発明の記録再生装置がMDに対応した構成に適用される場合を例に挙げたが、例えばCD、DVD(Digital Versatile Disc)、ハードディスク、半導体メモリ装置等の他の記憶媒体に対応する構成に対しても本発明は好適に適用できる。
本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック図である。 実施の形態の記録再生装置が対応するディスクの説明図である。 実施の形態の記録再生装置が対応するディスクの説明図である。 実施の形態の記録再生装置のストレージ部のブロック図である。 実施の形態の文字データ表示例の説明図である。 実施の形態のシステムコントローラのタスクの説明図である。 実施の形態のキャッシュメモリの使用状態及びソートテーブルの説明図である。 トラックネーム、アーティストネームの例の説明図である。 実施の形態のトラックネームのソート処理の説明図である。 実施の形態のアーティストネームのソート処理及びサブテーブルの説明図である。 実施の形態のソート処理のフローチャートである。 実施の形態のソート処理と他の処理の実行状態の説明図である。 ディスクの管理情報形態の説明図である。 プレイオーダーテーブル及びプログラムドプレイオーダーテーブルの説明図である。 グループインフォメーションテーブルの説明図である。 トラックインフォメーションテーブルの説明図である。 パーツインフォメーションテーブルの説明図である。 ネームテーブルの説明図である。 プレイオーダーテーブルからの管理構造の説明図である。 トラックインフォメーションテーブルとネームテーブルの説明図である。
符号の説明
1 記録再生装置、2 ストレージ部、3 キャッシュメモリ、4 USBインタフェース、5 入出力処理部、6 表示部、7 操作部、8 システムコントローラ、8a ROM、8b RAM、9 キャッシュ管理メモリ

Claims (7)

  1. トラック単位で管理される主データと、上記トラックに対応して管理される文字データとを記録した記録媒体に対する再生装置において、
    上記記録媒体からデータ読み出しを行う読出手段と、
    上記読出手段によって読み出された文字データについてソート処理を行い、ソート結果情報を生成するソート処理手段と、
    上記ソート結果情報に基づいて文字表示処理を行う表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 上記ソート処理手段は、上記ソート結果情報として、
    文字データのソート結果を、トラック番号順で示したテーブル情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記ソート処理手段は、上記ソート結果情報として、
    さらに、上記テーブル情報における同一の文字データの範囲を示したサブテーブル情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
  4. トラック単位で管理される主データと、上記トラックに対応して管理される文字データとを記録した記録媒体に対する再生装置において、
    上記記録媒体からデータ読み出しを行う読出手段と、
    上記読出手段によって読み出されたデータを格納するメモリ手段と、
    上記メモリ手段から主データを読み出して再生出力処理を行う再生出力処理手段と、
    制御手段とを備え、
    上記制御手段は、
    上記読出手段に対する読出動作制御機能と、
    上記メモリ手段に対するメモリ動作制御機能と、
    上記再生出力処理手段に対する再生出力制御機能と、
    上記読出手段によって読み出された文字データについてソート処理を行い、ソート結果情報を生成するソート処理機能と、
    上記ソート結果情報に基づいて文字表示制御を行う表示制御機能とを有するとともに、
    上記ソート処理機能の処理を、上記読出動作制御機能、上記メモリ動作制御機能、及び上記再生出力制御機能による、上記主データの再生出力のための処理よりも優先順序の低い処理として実行することを特徴とする再生装置。
  5. 上記ソート処理機能は、上記ソート結果情報として、
    文字データのソート結果を、トラック番号順で示したテーブル情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
  6. 上記ソート処理機能は、上記ソート結果情報として、
    さらに、上記テーブル情報における同一の文字データの範囲を示したサブテーブル情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の再生装置。
  7. トラック単位で管理される主データと、上記トラックに対応して管理される文字データとを記録した記録媒体に対する再生方法として、
    上記記録媒体から主データを読み出して再生出力する再生処理ステップと、
    上記記録媒体から読み出された文字データについてソート処理を行い、ソート結果情報を生成するソート処理ステップと、
    上記ソート処理ステップで生成されたソート結果情報に基づいて文字表示処理を行う表示処理ステップと、を備えると共に、
    上記再生処理ステップが実行されながら上記ソート処理ステップが実行される場合、上記ソート処理ステップが優先順序の低い処理として実行されることを特徴とする再生方法。
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