JP2005181932A - 基板露光方法、基板露光装置、表示パネルの製造方法および表示装置。 - Google Patents
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Abstract
セル基板を複数枚、1枚の露光基板に割付けて露光する複数枚取り露光基板の露光処理のスループットを向上させることができる基板露光方法および基板露光装置を提供することにある。
【解決手段】
この発明は、アライメントマーク認識を行うためにセル基板の位置決めマークとマスクの位置決めマークとを個別に撮像するカメラと、メモリと、カメラにより撮像されたそれぞれの画像をメモリに記憶しメモリに記憶されたそれぞれの画像に基づいてセル基板の位置決めマークとマスクの位置決めマークとのずれ量を算出するずれ量算出手段とを備えていて、露光基板に対して複数枚のセル基板のうち少なくとも1枚についてずれ量算出手段により算出されたずれ量により次のセル基板の前記位置決め位置を補正して前記マスクに対して位置決めをするものである。
【選択図】 図1
Description
近年、大型の液晶基板の露光についての歩留まりが向上したことから被割付基板を大型露光基板(複数枚取り露光基板)に割付けて露光を行い、露光後に大型基板から被割付基板を分割して切り出す、いわゆる複数枚取りすることが行われている。
この種の投影露光においては、被露光基板のエッジ認識によるステージへのプリアライメント処理(PA認識処理)が行われる。その後に、露光対象となる被割付基板とマスクとの位置決めがなされ、数十μm〜数百μmのプロキシミティギャップで露光が行われる。このとき、マスク原板と被割付基板(被露光基板)とは、微小距離Δg隔てて接近した投影位置において両者を平行にする平行出しが行われる。
この平行出しの後に、被割付基板とマスクとのアライメントマーク認識によるマーク位置決め処理を行って露光に入る。なお、複数枚取りワークについて、アライメントマーク認識によるマーク位置決め処理をして露光するものとして特許文献1が公知である。
複数枚取り液晶基板の露光は、露光基板とこれに割付られたセル基板の大きさ、そしてその枚数との関係(図2参照)から、ウエハなどと同様に、あるいは特許文献1のように、あらかじめ設定された量のステップ移動により、各セル基板のマスク1への位置決めをすることが可能である。これにより露光処理時間全体の時間短縮が可能であるが、それでも各セル基板に対するマスクへのアライメントマーク認識によるアライメントは必ず必要になる。
アライメントマーク認識による位置決め処理は、高い精度が要求されることから、位置決め許容範囲に入るまでには、複数回、認識処理が繰り返される。そのため、たとえ、ステップ移動を採用したとしても、露光処理のスループットは大きくは向上しない。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、セル基板を複数枚、1枚の露光基板に割付けて露光する複数枚取り露光基板の露光処理のスループットを向上させることができる基板露光方法および基板露光装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、セル基板を複数枚、1枚の露光基板に割付けて露光する複数枚取り露光基板の露光処理のスループットを向上させることができる表示パネルの製造方法および表示装置を提供することにある。
露光基板に対して複数枚のセル基板のうち少なくとも1枚についてずれ量算出手段により算出されたずれ量により次のセル基板の前記位置決め位置を補正して前記マスクに対して位置決めをするものである。
さらに、基板位置決めマークの画像とマスク位置決めマークの画像を個別に撮像してずれ量を算出するようにしているので、ずれ量の認識精度が高くなり、マークずれ量に対して許容範囲に位置決めする制御が短時間で済む。
なお、位置決めマーク画像を個別に撮像するためにカメラを上下移動機構に固定して基板位置決めマーク画像か、マスク位置決めマークのいずれかにあらかじめ合焦(ピント合わせ)させてカメラを保持しておけば、プロキシミティギャップ分、上または下にカメラを移動させるだけで、高速に個別にそれぞれの位置決めマーク画像をカメラにより採取することができる。
その結果、セル基板を複数枚、1枚の露光基板に割付けて露光する複数枚取り露光基板の露光処理のスループットを向上させることができる。
図1において、10は、露光装置の機構部であり、20は、制御部である。
2は、機構部10における露光ステージであり、XYθステージ3とXYθステージ3上に設けられたチルト装置4(チルト機構4F,4R,4Cからなる。)と基板チャックテーブル5とからなる。基板チャックテーブル5は、チルト装置4に支持されている。基板チャックテーブル5は、X方向,Y方向の直線移動と回転とが可能になっていて、さらにチルト装置4による傾斜制御が可能となっている。なお、XYθステージ3は、Yステージ3aとXステージ3b、そしてθステージ3cとからなり、石定盤2a上に載置されている。そして、ここでは、前記のチルト装置4がZステージになっている。
チルト装置4は、図1に示すように、チルト機構4F,4R,4Cからなり、チルト機構4Fがフロント位置Fに設けられ、チルト機構4Rがリアー位置Rに設けられ、チルト機構4Cがセンタ位置に設けられ、それぞれが三角形の各頂点となる位置に配置されている(図6(a)参照)。
図1に戻り、基板チャックテーブル5上には露光基板6が載置され、基板チャックテーブル5の上部にはマスク1とギャップを測定するギャップセンサとが設けられている。ギャップセンサ7a,7b,7c,7dは、基板チャックテーブル5のXY移動によりマスク1とともにセル基板6a〜6fの1つに順次位置付けされ、それぞれの上部四隅に配置され、図6(a)に示されるように、マスク1上の各測定点FL (前面左−フロントレフト位置),FR(前面右−フロントライト位置) ,RL(後面左−リアーレフト位置) ,RR(後面右−リアーライト位置)に対応して各測定点(セル基板上の所定の座標位置)のギャップの測定データを発生する。
なお、マスク1は、基板チャックテーブル5の上部に所定間隔離れてフレーム等に固定され、ギャップセンサ7a,7b,7c,7dは、マスク1の上部でフレーム等に実装された図示していないXYZステージ上に取付けられている。
ギャップセンサ7a,7b,7c,7dから得られるギャップ検出信号は、反射光を受けた素子の位置が高さレベルの信号になる。そこで、この信号を二値化回路24で受けて二値化することで、受光位置が“1”になる信号が発生する。このデジタル値は、制御部20において、そのインタフェース22を介してマイクロプロセッサ(MPU)21に入力される。二値化された“1”、“0”のビットのうち“1”のビットの間隔がギャップ値を表すので、MPU21によりギャップが算出され、ギャップセンサ7a,7b,7c,7dにより検出されたそれぞれのギャップ値が各測定点FL ,FR ,RL ,RR に対応してメモリ23に記憶される。
また、4個のマーク撮像カメラ13a,13b,13c,13d(図2,図4参照)がA/D変換回路26を介して制御部20に接続され、マーク撮像カメラ13a,13b,13c,13dの撮像画像がインタフェース22を介してMPU21に渡され、メモリ23に記憶される。
さらに、マーク撮像カメラ13a,13b,13c,13dを同時に上下移動させる移動機構14a,14b,14c,14dが駆動回路25を介してMPU21により駆動制御される。
なお、マーク撮像カメラ13a,13b,13c,13dとこれらを同時に上下移動させる移動機構14a,14b,14c,14dは、マスク1の上部でフレーム等に固定されている。図1では、移動機構14a,14b,14c,14dを図示していないので、これらをまとめて駆動回路25の出力を「移動機構14へ」として示す。
セル基板位置決めプログラム23bは、露光処理プログラム23aによりコールされてMPU21により実行されて、MPU21は、複数枚取り露光基板6のセル基板6a〜6f(図2参照)を露光する際に、次の露光対象となるセル基板の中心座標値をセル基板6a〜6f(第1セル基板〜第6セル基板)の順でパラメータ領域23fから読出してマスク1の中心位置に一致させて露光対象となるセル基板をマスク1に対して位置決めする。その後にギャップ設定処理プログラム23cをコールする。
なお、中心座標値は、位置決めするセル基板順、すなわち、第1セル基板〜第6セル基板の順に対応するデータ値がパラメータ領域23fにXs,Ys,θsとして順次記憶されている。これがMPU21により順次読出されることで、図2の第1セル基板〜第6セル基板の順でマスク1への位置決めが行われる。
そのため、セル基板位置決めプログラム23bの実行によりMPU21は、第1のショット(第1セル基板の位置決め露光処理)において、アライメントマーク認識をしたときにマークずれ量ΔX,ΔY,Δθを算出してメモリ23に記憶する。そして、第2のショット(第2セル基板の位置決め露光処理)以降において、MPU21は、セル基板位置決めプログラム23bの実行により、中心位置決め座標値に対してマークずれ量ΔX,ΔY,Δθの補正を行って中心位置決めを行い、セル基板を補正された位置に位置決め(補正位置決め)する。
アライメント処理プログラム23dは、ギャップ設定処理プログラム23cによりコールされてMPU21に実行され、アライメントマーク認識による位置決め処理(アライメントマーク認識処理)をする。これについては後述する。
マークずれ量算出プログラム23eは、第1ショット(セル基板6aの露光処理時)のときに、アライメント処理プログラム23dによりコールされてMPU21に実行され、最初のアライメントマーク認識時に、4個所のマスク1の位置決めマークのマーク座標値とセル基板の基板位置決めマークのマーク座標値とによりマークずれ量ΔX,ΔY,Δθを算出する。
算出したマークずれ量ΔX,ΔY,Δθは、パラメータ領域23fに記憶され、この記憶後に露光処理プログラム23aにリターンする。なお、θは、露光基板6の中心位置を
XYθステージ3の回転中心にプリアライメントしたときの回転中心Oを基準として、例えば、X軸を基線とした場合の角度である。
図3は、その位置決めマークの説明図である。図3(a)は、マスク位置決めマーク12であり、例えば、黒の×となっていて、中央が正方形の空間がある。図3(b)は、基板位置決めマーク11であり、例えば、黒の正方形となっている。図3(c)は、基板位置決めマーク11とマスク位置決めマーク12とが位置合わせされた状態を示している。
なお、マスク位置決めマーク12は、×に限定されるものではなく、+などであってもよいことは言うまでもない。
マーク撮像カメラ13(マーク撮像カメラ13a,13b,13c,13dを代表)は、内部にハロゲン光の投光系とCCDの受光系とを有していて、上下移動機構14(上下移動機構14a,14b,14c,14dを代表)に固定されている。上下移動機構14は、例えば、ピエゾアクチュエータ等で構成され、通常は、マスク位置決めマーク12の合焦位置(ピント合わせ位置)にあって、駆動されたときに、ギャップ値Δg分あるいはギャップ値Δg相当分、例えば、数百μm下降して基板位置決めマーク11の合焦位置(ピント合わせ位置)にまで降下する。なお、上下移動機構14の駆動が停止されるとマーク撮像カメラ13は、上昇して元のマスク位置決めマーク12の合焦位置(ピント合わせ位置)まで戻る。
上下移動機構14の駆動は、制御部20のMPU21がアライメント処理プログラム23dを実行したときにインタフェース22を介して行われる。
次に、図3(a)に示すマスク位置決めマーク12の中心座標値Om(Xm,Ym)と、図3(b)に示す基板位置決めマーク11の中心座標値Op(Xp,Yp)の4点の座標値からずれ量Δx、ΔY、Δθを算出して、これらが許容範囲か否かを判定する。許容範囲でないときには、ぞれぞれの4点のマスク位置決めマーク12の中心座標値Om(Xm,Ym)と4点のセル基板の位置決めマーク11の中心座標値Op(Xp,Yp)とが一致する方向に、XYθステージ3を駆動して、同様な処理を繰り返す。
これにより許容範囲に入るようにセル基板をマスク1に対して移動する。そして、許容範囲に入ったときに、露光処理プログラム23aにリターンする。
すべてのセル基板の露光が終了したときには、MPU21は、その露光基板6のアンロード処理に入り、露光済みの露光基板6を排出し、新しい露光基板6を基板チャックテーブル5にロード処理してプリアライメント認識処理(PA認識)を行う。
以下、MPU21が露光処理プログラム23aを実行することで行われる露光処理全体の流れを図5のフローチャートを参照して説明する。
所定の機能キー入力割込みにより、露光処理プログラム23aがMPU21により実行される。これにより、まず、変数N,mの初期値をN=1,m=1として初期設定し(ステップ101)、N枚目(最初はN=1)の複数枚取り露光基板6を基板チャックテーブル5に載置処理をする(ステップ102)。N枚目(最初はN=1)の複数枚取り露光基板6が基板チャックテーブル5に載置されると、プリアライメント認識処理(PA認識)が行われる。これは、露光基板6のエッジを見て、XYθステージ3を駆動してエッジを所定の位置に設定することで行われる(ステップ103)。このプリアライメントを終了すると、次にm=1かを判定する(ステップ104)。最初は、m=1であるので、ここでYESとなる。次に、セル基板6aの中心座標値をパラメータ領域23fから読出してXYθステージ3を駆動してセル基板6a〜6fの第mセル基板(m=1)をマスク1の位置に位置決めする(ステップ105)。
ギャップ設定処理として、まず、回帰平面関数算出処理を行う。
ここで、MPU21は、回帰平面関数算出プログラムをコールして実行し、ギャップセンサ7a,7b,7c,7dで測定されたそれぞれのギャップデータZFL,ZFR,ZRL,ZRRを読込み、マスク1を基準としたギャップセンサ7a,7b,7c,7dの各測定点FL ,FR ,RL ,RR の座標値(xFL,yFL),(xFR,yFR),(xRL,yRL),(xRR,yRR)と、ギャップセンサ7a,7b,7c,7dで測定されたそれぞれのギャップデータZFL,ZFR,ZRL,ZRRの値を次の式に入れて、
ZFL=αxFL+βyFL+γ,ZFR=αxFR+βyFR+γ
ZRL=αxRL+βyRL+γ,ZRR=αxRR+βyRR+γ
上記式より定数α,βおよびγを求め、パラメータとしてメモリ23に記憶する処理をする。
チルト機構の駆動値算出は、MPU21がチルト制御値算出プログラムをコールしてチルト制御値算出プログラムを実行して、α,βおよびγのデータと、チルト機構4F,4R,4Cのそれぞれの座標値(x,y)を代入して、各チルト機構4F,4R,4Cの位置における露光基板6のギャップを算出する。そして、目標となるギャップ値Δgと必要に応じてマスク1の厚さdが引かれて各チルト機構4F,4R,4Cの各駆動値gf,gr,gcを算出する。
そして、次にギャップを設定する。
ギャップ設定は、チルト機構駆動プログラムがコールされてMPU21に実行され、チルト機構4F,4R,4Cが各駆動値gf,gr,gcで駆動されてギャップ設定が行われる。これにより平行出しが終了する。
なお、ここでの平行出しは、繰り返し行われ、ギャップセンサ7a,7b,7c,7dで測定されたそれぞれのギャップデータZFL,ZFR,ZRL,ZRRを読込み、再計算された結果、目標となるギャップ値Δgとなっていないときには、同様な処理が何回か繰り返される。
次に、ギャップ設定処理プログラム23cをコールしてMPU21が実行して前記したステップ106以降の処理に入り、ステップ107の判定に至る。今度は、ステップ107の判定でm=1が成立しないので、ここでNOとなる。そこで、マークずれ量算出は行われずに、ステップ107aへと移り、アライメント処理プログラム23dがコールされてセル基板について補正された中心座標値の位置でアライメントマーク認識処理に入る(ステップ107a)。そして、アライメント終了かの判定(ステップ108a)を経て、判定結果がNOのときにはアライメントマーク認識処理が繰り返される。この場合のアライメントの繰り返しは、位置決めされた中心座標値がずれ量で補正されているので、ほとんどないか、少なくて済む。
ステップ108aでYESとなり、このアライメント処理終了後には、ステップ111へと移行して露光処理に入る(ステップ111)。そして、m>6を判定するステップ112の判定YESとなると、露光処理全体の処理が終了か否かをN>Kにより判定する(ステップ114)。最初は、NOであるので、N=N+1としてNを更新し(ステップ115)、m=1にセットして(ステップ102)へと戻り、次の露光基板の処理に移る。なお、Kは、複数枚取り露光基板6の処理すべき全枚数である。
そして、ステップ114の判定でN>Kとなり、YESとなると、ここでの露光処理は終了する。
実施例では、セル基板のマスクに対する位置決めを中心座標で位置決めしているが、それぞれのエッジ等の座標で位置決めすることも可能である。
また、実施例では、6枚のセル基板が割付けられた例を挙げているが、この発明は、6枚に限定されるものではなく、複数枚割付けられていればよい。
さらに、実施例における第1枚目とは、処理単位をN枚として処理する場合には、N単位(ただしNは2以上の整数)における第1枚目であってよいことはもちろんである。
この露光装置を利用して、例えばLCDパネルの製造工程における露光工程において使用される。
LCDパネルは、大きく分けて、ガラス基板にTFTアレイを形成するTFTアレイ基板製造工程とカラーフィルタ基板製造工程とマスク製作工程とからなる。
このうちTFTアレイ基板製造工程とカラーフィルタ基板製造工程にはそれぞれ前記の実施例で説明した基板露光装置が使用される。
その概略は、基板製造工程を経て、製造された基板が洗浄・乾燥された後に、成膜工程に入り、各種の薄膜形成がされて、その後、洗浄されて、塗布工程でフォトレジスト(感光剤)が塗布される。これにより複数枚取りの露光基板6が製造される。そして、露光基板6に対して前記した実施例の基板露光装置によりPA認識処理、中心位置決め、ギャップ設定、アライメント認識処理、露光処理が行われる。
この露光処理では、ステップ露光によりパターンの露光が各セル基板6a,6b,6c,6d,6e,6fに対して順次行われる。次に、現像工程に移って露光基板6が現像され、エッチング工程でエッチング処理され、レジスト剥離工程でフォトレジストが剥離されて、洗浄・乾燥後に、前記の露光処理が複数回繰り返された後に、前記の工程の繰り返しで製造されたTFTアレイ基板とカラーフィルタとが、それぞれパネル製造工程に送られ、ここでパネルとして形成されて、検査工程を経てLCDパネルが製造される。
なお、前記実施例の基板露光装置は、このような製造工程のLCDパネルに限定されるものではなく、表示パネル一般に適用可能である。
3…XYθステージ、4…チルト装置4(チルト機構4F,4R,4C)
5…基板チャックテーブル、6…露光基板、
6a,6b,6c,6d,6e,6f…被割付基板(セル基板)、
7a,7b,7c,7d…ギャップセンサ、
8…発光ダイオード、9…一次元CCD、
10…露光装置の機構部、20…制御部、
11…基板位置決めマーク、12…マスク位置決めマーク、
13,13a,13b,13c,13d…マーク撮像カメラ、
14,14a,14b,14c,14d…上下移動機構、
21…MPU、22…インタフェース、
23…メモリ、23a…露光処理プログラム、
23b…セル基板位置決めプログラム、
22c…ギャップ設定処理プログラム、
23d…アライメント処理プログラム、
23e…マークずれ量算出プログラム、
23f…パラメータ領域。
Claims (9)
- 被割付基板を複数枚、1枚の露光基板に割付けて前記被割付基板とマスクとの位置決めをした後に露光のためのギャップ設定をし、アライメントマーク認識により前記被割付基板の位置決めマークと前記マスクの位置決めマークとの位置合わせをして前記被割付基板を露光する複数枚取り露光基板の基板露光方法において、
前記アライメントマーク認識を行うために前記被割付基板の位置決めマークと前記マスクの位置決めマークとを個別に撮像するカメラと、メモリと、前記カメラにより撮像されたそれぞれの画像を前記メモリに記憶し前記メモリに記憶されたそれぞれの画像に基づいて前記被割付基板の位置決めマークと前記マスクの位置決めマークとのずれ量を算出するずれ量算出手段とを備え、
前記露光基板に対して前記複数枚の被割付基板のうち少なくとも1枚について前記ずれ量算出手段により算出されたずれ量により次の前記被割付基板の前記位置決め位置を補正して前記マスクに対して位置決めをする基板露光方法。 - 前記マスクの位置に対する複数の前記被割付基板のそれぞれの位置決め座標値が前記メモリあるいは他のメモリに記憶され、前記ずれ量算出手段は、前記ずれ量を算出する前記被割付基板の位置決め座標値においてこの被割付基板を位置決めした後で最初の前記アライメントマーク認識のときの前記被割付基板の位置決めマークと前記マスクの位置決めマークのずれ量を前記ずれ量として算出する請求項1記載の基板露光方法。
- さらに、前記カメラを移動させる移動機構を有し、前記移動機構は、前記カメラを前記被割付基板の位置決めマークと前記マスクの位置決めマークのいずれか一方の焦点合わせの位置に設定し、露光のためのギャップ分あるいはギャップ相当分だけ相対的に移動させるものであり、この移動により前記被割付基板の位置決めマークと前記マスクの位置決めマークとが前記カメラにより個別に撮像される請求項2記載の基板露光方法。
- さらにプロセッサを有し、前記カメラが位置決めマーク画像採取手段により制御され、この位置決めマーク画像採取手段と前記ずれ量算出手段とは、前記プロセッサが所定のプログラムを実行することで実現され、前記移動機構は、前記マスクの位置決めマークの焦点合わせの位置に前記カメラを保持し、前記カメラを前記ギャップ分あるいはギャップ相当分だけ降下させて前記被割付基板の位置決めマークの焦点合わせの位置に設定する請求項3記載の基板露光方法。
- 請求項1〜4項のうちのいずれか1項記載の基板露光方法を用いる基板露光装置。
- 請求項5記載の基板露光装置を用いた表示パネルの製造方法。
- 請求項6の表示パネルの製造方法を用いて製造される表示装置。
- 請求項1〜4項のうちのいずれか1項記載の基板露光方法を用いて前記複数枚取り露光基板を露光し、露光した前記複数枚取り露光基板を現像して得られた基板を使用して表示パネルを製造する表示パネルの製造方法。
- 請求項8の表示パネルの製造方法を用いて製造される表示装置。
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