JP2005179671A - オルガノポリシロキサン−ポリ尿素−コポリマー含有分散液およびその製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサン−ポリ尿素−コポリマー含有分散液およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有機溶剤を含有しない、環境的利点を有する水性ポリマー分散液を提供する。
【解決手段】 式(I)
−[(A)(B)]−R (I)
(式中、(A)は、式(II)
−[NH−Z−NH−CO−ND−Y−SiR−(O−SiR−O−SiR−Y−ND−CO]− (II)
の基を示し、かつ(B)は、式(III)
−[NH−Z−NH−CO−E−X−E−CO]−(III)
の基を示す)のオルガノポリシロキサン−ポリ尿素−コポリマーを含有する水性分散液。
【選択図】なし

Description

本発明は、オルガノポリシロキサン−ポリ尿素−コポリマーを含有する水性分散液ならびにその製造方法に関する。
水性ポリウレタン−ポリ尿素−分散液およびその製造方法は公知である。さらに、たとえばDE1184946B、DE1178586B、DE1495745C3、DE2019324C3、DE2807861A1に示されている。ここで記載されている分散液は、ポリウレタン−ポリ尿素−分子のマクロ分子鎖中に、親水性中心を挿入するといった原理に基づくものである。これらの親水性中心またはいわゆる内在的乳化剤は、公知の分散液中ではイオン性基またはエーテル官能基である。このイオン性基は、プレポリマー中で、特定のジオールの形で挿入されているか、あるいは改質化アミンとしてプレポリマーの連鎖成長のために使用されており、この場合、これらは少なくとも2個の末端NCO−官能基に基づくものである。
有機溶剤の使用下において重付加によって製造される分散液は、その製造において有機溶剤を留去し、かつ再循環をさせなければならないといったコスト的欠点を有する。ポリウレタン−分散液を製造するための溶剤不含の方法は、たとえばいわゆる溶融分散法、たとえばDE1770068C3によるものであり、その際、イオン性基で改質化されたオリゴウレタンを使用しており;この場合、これらは、カチオン性改質化されたポリウレタンの製造であるか、あるいはアニオン性カルボキレート基含有ポリウレタンの製造に特に適している。したがって、工程の必要不可欠な組合せ(イソシアネート重付加反応および連鎖成長反応)は、コストを増加させる。
スルホネート−およびNCO−基含有プレポリマーから出発して、分散の際に、NCO−基に対して反応性の二官能性化合物とのイソシアネート重付加反応がおこなわれた。これに関しては、たとえばDE2446440C3に示されている。このようにスルホネート基含有ポリマーのみが得られることは不利である。
DE19958525A1から、シリル官能性ポリマーから得られる分散液が公知である。さらにここでは、特定のポリマーを別個の工程で合成しなければならないといった欠点を有する。ジシロキサン基を有するポリウレタン分散液は、DE4412562A1から公知である。さらにここでは、プレポリマーの特定の合成が必須であり、これに加えてシロキサン含量が極度に低いものであった。DE1946942Aによる界面重付加によるポリ尿素反応は公知であり、この場合、これは、水性溶液中でモノマーのジイソシアネートおよびジアミンから出発するものであり、その際、シロキサン含有ポリマーのこれらの方法における使用については記載されていない。
オルガノポリシロキサン−ポリ尿素−ブロックコポリマーは公知であり、かつアミノアルキル末端シロキサンおよびジイソシアネートから製造されている。これに関しては、たとえば、Polymer, Bd. 25 (1984), S. 1800 f.で記載されている。これらの生成物の有利な性質は、可能なかぎり高いシロキサン−含分(≧90%)であり、かつその熱可塑性である。さらに、たとえばイオン性基または極性基、例えばポリエーテルの挿入によってのみ、容易に分散可能であり、したがって、このような分散液中で誘導体化されていないオルガノポリシロキサン−ポリ尿素−ブロックコポリマーの特性が示されることはないといった欠点を有する。
DE1184946B、 DE1178586B DE1495745C3 DE2019324C3 DE2807861A1 DE1770068C3 DE2446440C3 DE19958525A1 DE4412562A1 DE1946942A Polymer, Bd. 25 (1984), S. 1800 f.
前記のような課題が課された。
本発明の対象は、式(I)
−[(A)(B)]−R (I)
[式中、(A)は式(II)
−[NH−Z−NH−CO−ND−Y−SiR−(O−SiR−O−SiR−Y−ND−CO]− (II)
の基を示し、かつ、
(B)は式(III)
−[NH−Z−NH−CO−E−X−E−CO]− (III)
の基を示し、その際、
Xは同一かまたは異なっていてもよく、かつ場合によってはフッ素、塩素、C〜C−アルキルまたはC〜C−アルキルエステルによって置換された、炭素原子1〜700個を有するアルキレン基を示し、その際、互いに隣接しないメチレン単位は、基−O−、−COO−、−OCO−または−OCOO−によって置換されていてもよいか、あるいは場合によっては置換された、炭素原子6〜22個を有するアリーレン基であってもよく、
Yは同一かまたは異なっていてもよく、かつ炭素原子1〜30個を有する炭化水素基であり、その際、互いに隣接しないメチレン単位は、基−O−によって置換されていてもよく、
Zは同一かまたは異なっていてもよく、かつ二価の、場合によってはフッ素または塩素によって置換された、炭素原子1〜30個を有する炭化水素基を示し、
Dは同一かまたは異なっていてもよく、かつ水素原子、場合によっては置換された炭化水素基または基−RSi−X−NHを示し、
Eは同一かまたは異なっていてもよく、かつ酸素原子またはアミノ基−NR−であり、
Rは同一かまたは異なっていてもよく、かつ一価の、場合によってはフッ素または塩素によって置換された、炭素原子1〜20個を含有する炭化水素基または基−ORを示し、その際、RはRに関して示されたものと同一の意味を示し、
は同一かまたは異なっていてもよく、かつ水素原子または炭素原子1〜22個を有する炭化水素基を示し、
は同一かまたは異なっていてもよく、かつ基−NH−Z−NCO、−CO−E−X−E−Hおよび−CO−ND−Y−SiR−(O−SiR−O−SiR−Y−NDHを示し、好ましくは−CO−E−X−E−Hおよび−CO−ND−Y−SiR−(O−SiR−O−SiR−Y−NDHを示し、
rは0または1〜4000、好ましくは30〜4000、特に好ましくは40〜3000の整数であり、
aは1を上廻る整数であり、
bは0または1〜2000の整数であり、好ましくは0であり、
但し、それぞれのブロック(A)および(B)は、統計的に分配されていてもよい(R−[(A)−stat−(B)]−R)]のオルガノポリシロキサン−ポリ尿素−コポリマーを含有する水性分散液である。
本発明の内容において、用語オルガノポリシロキサンは、ポリマー、オリゴマー、ならびにダイマーのシロキサンを一緒に含むものであってもよい。
二価の基Zの例は、アルキレン基、たとえばメチレン−、エチレン−、n−プロピレン−、iso−プロピレン−、n−ブチレン−、iso−ブチレン−、tert.−ブチレン−、n−ペンチレン−、iso−ペンチレン−、neo−ペンチレン−、tert.−ペンチレン−基、ヘキシレン基、たとえばn−ヘキシレン基、ヘプチレン基、たとえばn−ヘプチレン基、オクチレン基、たとえばn−オクチレン基およびイソ−オクチレン基、たとえば2,2,4−トリメチルペンチレン基、ノニレン基、たとえばn−ノニレン基、デシレン基、たとえばn−デシレン基、ドデシレン基、たとえばn−ドデシレン基;アルケニレン基、たとえばビニレン−およびアリレン−基;シクロアルキレン基、たとえばシクロペンチレン−、シクロヘキシレン−、シクロヘプチレン−基およびメチルシクロヘキシレン基;アリーレン基、たとえばフェニレン−およびナフチレン−基、アルカリーレン基、たとえばo−、m−、p−トルイレン基、キシレン基およびエチルフェニレン基;アラルキレン基、たとえばベンジレン基、α−およびβ−フェニルエチレン基である。
好ましい基Zは、炭素原子1〜24個を有するアルキレン基であり、特に好ましくはヘキシレン−、4,4’−メチレン−ビスシクロヘキシレン−および3−メチレン−3,5,5−トリメチル−シクロヘキシレン基である。
基Yに関する例は、Zに関して挙げられた例と同様である。
好ましい基Yは、炭素原子1〜30個を有するアルキレン基であり、その際、互いに隣接しないメチレン単位は、基−O−によって置換されていてもよく、あるいは6〜22個の炭素原子を有するアリーレン基である。特に好ましい基Yは、炭素原子1〜3個を有するアルキレン基、特に好ましくは3個の炭素原子を有するアルキレン基である。
基Xに関する例は、ブチレン基、エチレン基、ヘキシレン基、−(CH−(O−CH(CH)−CH2−3000−O−(CH−、−CH(CH)−CH−(O−CH(CH)−CH2−3000−、−(CH−(O−CH−CH2−3000−O−(CH−および−CH−CH−(OCH−CH2−30000−である。
基Xは好ましくはポリエーテル基であり、特に好ましくはポリプロピレングリコール基、特に炭素原子2〜600個を有するものである。
基RおよびRはそれぞれ互いに独立してアルキル基、たとえばメチル−、エチル−、n−プロピル−、iso−プロピル−、n−ブチル−、iso−ブチル−、tert.−ブチル、n−ペンチル−、iso−ペンチル−、neo−ペンチル−、tert.−ペンチル基、ヘキシル基、たとえばn−ヘキシル基、ヘプチル基、たとえばn−ヘプチル基、オクチル基、たとえばn−オクチル基およびiso−オクチル基、たとえば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、たとえばn−ノニル基、デシル基、たとえばn−デシル基、ドデシル基、たとえばn−ドデシル基;アルケニル基、たとえばビニル−およびアリル−基;シクロアルキル基、たとえばシクロペンチル−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル−基およびメチルシクロヘキシル−基であり;アリール基、たとえばフェニル−およびナフチル−基;アルカリ−ル基、たとえばo−、m−、p−トルイル基、キシレン基およびエチルフェニル基;アルアルキル基、たとえばベンジル基、α−およびβ−フェニルエチル基である。
基Rに関する他の例はアルコキシ基、たとえばメトキシ−、エトキシ−およびメトキシエトキシ−基である。
好ましい基Rは、炭素原子1〜6個、特に好ましくは炭素原子1〜4個を有するアルキル基、特にメチル基である。
好ましくは基Rは、水素原子およびメチル−、エチル−またはフェニル−またはシクロヘキシル−基であり、その際、水素原子およびメチル基が特に好ましい。
炭化水素基Dに関する例は、Rに関して前記に挙げられた例と同様である。
基Dは好ましくはアルキル基または水素原子であり、特に好ましくは水素原子または炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、殊に好ましくは水素原子である。
基Eは好ましくは酸素原子または窒素原子であり、特に好ましくは酸素原子である。
aは、好ましくは1〜1000、特に好ましくは5〜1000の整数である。
基Rの例は、使用されたエダクトからの置換されていない末端基から導かれた基であり、この場合、これはたとえば−NH−(CH−NCO、−CO−O−(CH−OH、−CO−NH−(CH−NH、−CO−NH−(CH−Si(CH)−(−O−Si(CH40−O−Si(CH−(CH−NHおよび−CO−NH−(CH)−Si(CH−(O−Si−(CH15−O−Si(CH−(CH)−NHである。
式(I)のコポリマーは、好ましくはb=0であるものであり、それによってシロキサン鎖のみが存在することで、ポリマーの利点、たとえば透明性、UV−安定性、低い表面エネルギーを達成するものである。
式(I)のコポリマーの例は、
Figure 2005179671
Figure 2005179671
式(I)のコポリマーは、コポリマーの全質量に対して好ましくは70質量%を上廻り、特に好ましくは80質量%を上廻るシロキサン含量を有する。
式(I)のコポリマーは、分子内に、好ましくはイオン性基を有しないものである。
本発明による分散液中で含有される式(I)のコポリマーは、好ましくは2.0g/dLを下廻る固有の粘度を有する(クロロホルム中での測定)。
本発明による分散液は、さらに式(I)のコポリマーおよび水に加えて、他の材料を含有していてもよく、この場合、これらの材料は、従来、水性分散液の製造に使用されていたものであって、たとえば乳化剤および保護コロイドである。
乳化剤に関する例としては、公知とされるすべての乳化剤であり、この場合、これらはアニオン系、非イオン系、カチオン系および両性の乳化剤である。
非イオン系乳化剤の例としては、
1.ポリビニルアルコール、この場合、これらは5〜50%、好ましくは8〜20%のビニルアセテート単位を有するものであり、その際、重合度は500〜3000である。
2.アルキルポリグリコールエーテル、好ましくは8〜40EO−単位を有し、かつ8〜20個の炭素原子を有するアルキル基を有するものである。
3.アルキルアリールポリグリコールエーテル、好ましくは8〜40EO−単位を有し、かつ8〜20個の炭素原子をアルキル基およびアリール基中に有するものである。
4.極性基含有直鎖オルガノ(ポリ)シロキサン、特に24個までの炭素原子を有するアルコキシ基および/または40個までのEO基および/またはPO基を有するものである。
カチオン系乳化剤の例としては、
5.第4級アルキルアンモニウム塩およびアルキルベンゼンアンモニウム塩、特に、6〜24個の炭素原子を基礎とするアルキル鎖を有するものであって、特にハロゲニド、スルフェート、ホスフェートおよびアセテートである。
6.アルキルピリジニウム塩、アルキルイミダゾリウム塩およびアルキルオキサゾリウム塩、特に、18個までの炭素原子に基づくアルキル鎖を有するものであって、特にハロゲニド、スルフェート、ホスフェートおよびアセテートである。
本発明による分散液中で、乳化剤としてポリビニルアルコールおよびアルキルポリグリコールエーテルを使用することが好ましい。
本発明による水性分散液は、乳化剤をそれぞれコポリマーおよび水の全質量に対して1〜10質量%、特に好ましくは1〜5質量%含有する。
保護コロイドの例としては、ポリビニルアルコールであり、この場合、これらは5〜50%、好ましくは8〜20%のビニルアセテート単位を有し、その際、重合度は500〜3000であり、セルロースエーテル、ポリアクリレート、ポリビニルピロリドン、デンプン、タンパク質および高分子天然材料、たとえばアルギネートまたは植物性ゴムである。
好ましくは、本発明による分散液は、10〜80質量%、特に好ましくは25〜60質量%の固体含量を有するものである。
本発明による分散液は、イオン性基を含有しないことが有利である。
さらに、本発明による分散液は、その使用において、同様の技術の有機溶剤中に溶解されたコポリマーと比較した場合に環境的に有利である。
さらに本発明による対象は、本発明による分散液を製造するための方法に関し、この場合、この方法は、
(a)アミノ末端オルガノポリシロキサン、
(b)ジイソシアネート、
(c)水、
(d)ブレンステッド酸、
場合によっては
(e)界面活性剤、
(f)塩基、
場合によっては
(g)多官能性アミン、この場合、これらは(a)とは異なるものであり、かつ、
場合によっては
(h)多官能性イソシアネート、この場合、これらは(b)とは異なるものである、
を互いに反応させることを特徴とする。
好ましくは(a)は、得られた式(I)のコポリマーが、コポリマーの全質量に対して好ましくは70質量%を上廻り、特に好ましくは80質量%を上廻るシロキサン含量であるように使用される。
本発明による方法の好ましい実施態様によれば、
第1の工程において
(a)を、場合によっては(g)との混合中で、(d)および(c)中で、場合によっては(e)を用いて分散させ、
第2の工程において
(b)ならびに場合によっては(h)を添加し、その際、(b)および/または(h)は好ましい場合には、(c)に添加する前に、(e)を用いて分散させてもよく、かつ、
第3の工程において
(f)を(d)を中和するのに十分な量を添加する。
好ましくは、本発明によって使用される成分(a)は、少なくとも2個の末端基を、イソシアネート反応性アミノ基に対して有するオルガノポリシロキサンであり、特に好ましくは、式(IV)
H−ND−Y−SiR−(O−SiR−OSiR−Y−ND−H (IV)
[式中、R、D、Yおよびrは前記意味を示す]を有するものである。
成分(a)は、市販の生成物であるか、あるいは、たとえばEP1201699Aに記載のような、ケイ素化学において常用の方法によって製造することができるものである。
好ましくは、本発明によって使用される成分(b)は、任意の有機ジイソシアネートであり、特に好ましくは式(V)
OCN−Z−NCO (V)
[その際、Zは前記意味を示す]のジイソシアネートである。
成分(b)は市販の生成物であるか、あるいは化学において常用の方法によって製造することができるものである。
本発明による方法において、成分(a)および(b)は、(a)中のNCO−基反応性アミノ基と(b)中のイソシアネート基とのモル比が、好ましくは0.95:1〜1.05:1であり、特に好ましくは1:1であるように使用する。
有利には、イソシアネート(b)の反応性は水(c)に対しては、アミン(a)と比較した場合にわずかであることが好ましい。したがって特に好ましくは、イソシアネートY(NCO)を使用し、その際、Yは脂肪族基である。
好ましくは、本発明によって使用された成分(d)はプロトン化された酸であり、たとえば塩酸、硫酸または酢酸であり、その際、塩酸および硫酸が特に好ましい。
本発明による方法において、成分(d)は、(a)中のNCO−基反応性アミノ基と(d)中のプロトンとのモル比が1:95〜1:2であり、特に好ましくは1:1であるように使用する。
本発明による方法は、場合によっては使用された成分(e)が、乳化剤および保護コロイドであることが特に好ましく、その際、カチオン系および非イオン系界面活性剤、ならびにその混合物が好ましく、特に好ましくは非イオン系界面活性剤である。
本発明による方法において成分(e)を使用する場合には、それぞれ成分(a)および(b)の全量に対して、好ましくは1〜30質量%、特に好ましくは5〜20質量%である。
使用される塩基(f)は、(d)によってプロトン化された(a)のアミノ基を、(b)との反応に際して遊離させるといった性質を有している。
好ましくは、本発明によって使用される成分(f)は、無機塩基、たとえば水酸化ナトリウム−および水酸化カリウム溶液および炭酸ナトリウムであり、その際、水酸化ナトリウム−および水酸化カリウム溶液が特に好ましい。
特に好ましくは、本発明による方法において、場合により使用される成分(g)は、

H−E−X−E−H (VI)
[式中、EおよびXは前記条件を意味する]である。
本発明による方法において、成分(g)を使用する場合には、好ましくはないけれども、それぞれ成分(a)および(b)の全質量に対して、好ましくは10〜40質量%、特に好ましくは10〜20質量%の量である。
本発明による方法において、場合により使用される成分(h)は、トリフェニルメタン−トリイソシアネート、1−メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート、ナフタリン−1,3,7−トリイソシアネート、ビフェニル−1,3,7−トリイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4,4’−トリイソシアネート、3−メチルジフェニルメタン−4,6,4’−トリイソシアネートおよびヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)またはイソホスロンジイソシアネート(IPDI)のビュレット型またはトリマー型の縮合物(イソシアヌレート)であることが好ましい。
本発明による方法において成分(h)を使用する場合には、それぞれの成分(a)および(b)の全質量に対して、好ましくは1〜10質量%、特に好ましくは1〜5質量%である。
本発明による方法の本質的な特徴は、成分(a)および(g)中のアミノ基がその形でなくて、少なくとも部分的に、好ましくは90%を上廻って、プロトン化されたアミンとして添加されることである。
本発明による方法を実施するために、成分(a)は、場合によっては成分(g)との混合物の形で、成分(d)でプロトン化し、かつ水(c)中で、場合によっては界面活性剤(e)を用いて分散させ、その後に、イソシアネート(b)ならびに場合によっては(h)を添加する。塩基(f)を添加することによってプロトン化されたアミンが遊離し、これによって、初めてエマルション粒子中でのイソシアネートの拡散による均質な混合物が達成される。
本発明による方法において使用される成分は、それぞれこのような成分の1種、さらにはそれぞれの成分の少なくとも2種の混合物であってもよい。
本発明による方法は、好ましくは0〜90℃、特に好ましくは20〜50℃で、かつ700〜1500hPaの圧力で実施される。
本発明による方法の場合には、ミキサーとして、すべての集成装置を使用することが可能であり、この場合、これらは、分散液を製造するものとして当業者に公知のものであって、たとえば、溶解型撹拌機またはロータースターターミキサーである。
本発明による方法は、簡単に実施されることおよび均質な分散液を得ることができることから有利である。
さらに本発明による方法は、高いシロキサン含分を有するオルガノポリシロキサン−ポリ尿素−ブロック−コポリマーの分散液を、イオン性基不含で製造することができることから有利である。
また、本発明による方法は、実施に関して有機溶剤を要しないことから有利である。
本発明による分散液または本発明によって製造された分散液は、従来のオルガノポリシロキサン−ポリ尿素−コポリマーを含有する分散液を使用することができるすべての用途について使用することができる。さらに、これらは、たとえば、充填剤および添加剤を使用することによって、かつ他の分散液と混合することによって、最終的な使用用途のための生成物に調製することができる。特に、本発明による分散液または本発明によって製造された分散液は、表面被覆、繊維の含浸であるか、あるいは接着剤およびシーリング剤として適している。
本発明の他の対象は、支持体を被覆するための方法であり、この場合、この方法は、本発明による分散液または本発明によって製造された分散液を支持体上に塗布し、その後に被覆された支持体を乾燥させることを特徴とする。
本発明による塗布は、はけ塗、噴霧、ナイフ塗布または浸漬によっておこなわれる。
本発明による乾燥は、高い温度で、たとえば80〜250℃の温度で、かつ周囲雰囲気の圧力で実施される。
本発明による方法で使用される支持体は、好ましくは、繊維表面構築物、皮革、ラッカー表面およびシリカ建築材料であり、特に好ましくは繊維表面構築物である。
本発明による方法は、支持体の塗布(乾燥させることなく)を、5〜90℃、好ましくは15〜60℃の温度で、かつ700〜1500hPaの圧力で実施することである。
支持体を被覆するための本発明による方法は、有機溶剤中に溶解されたコポリマーを使用しないといった環境的利点を有する。
以下の実施例において、別記しないかぎりは部分の記載に関しては質量%で示す。さらに、すべての粘度の記載は20℃の温度での粘度を示すものである。別記しない限りにおいて、以下の実施例は周囲雰囲気の圧力で、特に100hPaで、かつ室温、特に20℃であるか、あるいは反応体組成物の場合には、付加的に加温または冷却することなく室温に調製しておこなう。
例1
アミノプロピル−末端ポリジメチルシロキサン 30g(Mw 約3200g/mol)を、0.1N塩酸 210ml、水 200mlおよびエトキシ化C13−オキソアルコール(BASF AG ドイツ;Lutensol(R)として入手可能) 2.0gからなる混合物中に注ぎ入れ、かつ、強力撹拌器(ULTRA-TURRAX (R))を用いて分散させた。その後にイソホロンジイソシアネート 3.7gを添加し、さらに水 100ml中のNaOH 0.83gの溶液をすばやく滴加し、さらに1時間に亘って撹拌した。これにより、均一な、白色の、沈殿のない分散液が得られ、その際、固体含量は6.7%であった。
このようにして得られた分散液の再度の強い剪断(ULTRA-TURRAX (R))によって、エマルションに分解することができる。これは、その後数時間の後に、熱可塑性材料塊が得られ、この場合、これらは極性の有機溶剤中、たとえばTHF中で溶解可能なものである。
例2
アミノプロピル−末端ポリジメチルシロキサン 30g(Mw 約3200g/mol)を、0.1N塩酸 210mlおよびエトキシ化C13−オキソアルコール 1.5g(BASFAG ドイツ;Letensol(R)T05として入手可能)およびポリビニルアルコールの30%溶液 1.5g(Wacker Polymer Systems GmbH&Co.KG, Burghausen,ドイツ;POLUVIOL (R)−溶液LL2960/1として入手可能)の混合物中に注ぎ入れ、かつ強力撹拌機(ULTRA-TURRAX (R))を用いて分散させた。その後に、イソホロンジイソシアネート3.7gを添加し、その後に水100ml中NaOH 0.83gの溶液をすばやく滴加し、さらに1時間に亘って撹拌した。これによって、均質な分散液が得られ、その際、固体含量は10.8%であった。
比較例1
熱可塑性のシロキサン−尿素−コポリマー(アミノプロピル−末端ポリジメチルシロキサン(Mw 約3200g/mol)とイソホロンジイソシアネートとを、モル比1:1で含有するTHF−溶液中で製造された)を、軟化点80℃で、水200mlおよびエトキシ化C13−オキソアルコール 2.0g(BASF AG, Deutschland;Letensol(R)TO5として入手可能)中で、100℃で強力に撹拌しながら加熱した。分散液は得られなかった。

Claims (10)

  1. 式(I)
    −[(A)(B)]−R (I)
    [式中、(A)は、式(II)
    −[NH−Z−NH−CO−ND−Y−SiR−(O−SiR−O−SiR−Y−ND−CO]− (II)
    の基を示し、かつ(B)は、式(III)
    −[NH−Z−NH−CO−E−X−E−CO]− (III)
    の基を示し、その際、
    Xは同一かまたは異なっていてもよく、かつ場合によってはフッ素、塩素、C〜C−アルキルまたはC〜C−アルキルエステルによって置換された、炭素原子1〜700個を有するアルキレン基であり、その際、互いに隣接しないメチレン単位は、基−O−、−COO−、−OCO−、または−OCOO−によって置換されていてもよいか、あるいは場合によっては置換された、炭素原子6〜22個を有するアリーレン基を意味し、
    Yは同一かまたは異なっていてもよく、かつ炭素原子1〜30個を有する炭化水素基を意味し、その際、互いに隣接しないメチレン単位は、基−O−によって置換されていてもよく、
    Zは同一かまたは異なっていてもよく、かつ二価の、場合によってはフッ素または塩素によって置換された、炭素原子1〜30個を有する炭化水素基を意味し、
    Dは同一かまたは異なっていてもよく、かつ水素原子、場合によっては置換された炭化水素基であるか、あるいは基−RSi−X−NHを意味し、
    Eは同一かまたは異なっていてもよく、かつ酸素原子またはアミノ基−NR−であり、
    Rは同一かまたは異なっていてもよく、かつ一価の、場合によってはフッ素または塩素により置換された、1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基であるか、あるいは、基−ORであり、その際、RはRに関して示された意味と同一であり、
    は同一かまたは異なっていてもよく、かつ水素原子または炭素原子1〜22個を有する炭化水素基を意味し、
    は同一かまたは異なっていてもよく、かつ基−NH−Z−NCO−、−CO−E−X−E−Hおよび−CO−ND−Y−SiR−(O−SiR−O−SiR−Y−NDHであり、好ましくは−CO−E−X−E−Hおよび−CO−ND−Y−SiR−(O−SiR−O−SiR−Y−NDHを意味し、
    rは0または1〜4000、好ましくは30〜4000、特に好ましくは40〜3000の整数であり、
    aは1を上廻る整数であり、
    bは0または1〜2000の整数、好ましくは0であるが、但し、それぞれのブロック(A)および(B)は統計学的に分配されていてもよい(R−[(A)−stat−(B))−R)]の、オルガノポリシロキサン−ポリ尿素−コポリマーを含有する水性分散液。
  2. bが0である、請求項1に記載の分散液。
  3. 基Eは、酸素原子を意味する、請求項1または2に記載の分散液。
  4. 式(I)のコポリマーが70質量%を上廻るシロキサン含量を示す、請求項1から3までのいずれか1項に記載の分散液。
  5. 本発明による分散液を製造するための方法において、
    (a)アミノ末端オルガノポリシロキサン、
    (b)ジイソシアネート、
    (c)水
    (d)ブレンステッド酸
    場合によっては
    (e)界面活性剤、
    (f)塩基
    場合によっては
    (g)(a)とは異なる多官能性アミン、および場合によっては
    (h)(b)とは異なる多官能性イソシアネート
    を互いに反応させることを特徴とする、本発明による分散液を製造するための方法。
  6. 第1の工程として
    (a)を、場合によっては(g)との混合物の形で、(d)および(c)中に、場合によっては(e)を用いて分散させ、かつ、
    第2の工程として
    (b)ならびに場合によっては(h)を添加し、その際、(b)および/または(h)は、好ましい場合には(c)への添加前に、場合によっては(e)を用いて分散させてもよく、かつ、
    第3の工程として
    (f)を、(d)を中和させるのに十分な量で添加する、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 成分(a)が、イソシアネートに対して反応性の式(IV)
    H−ND−Y−SiR−(O−SiR−OSiR−Y−ND−H (IV)
    [式中、R、D、Yおよびrは前記意味を有する]のアミノ基である少なくとも2個の末端基を有するオルガノポリシロキサンである、請求項5または6に記載の方法。
  8. 成分(b)が、式(V)
    OCN−Z−NCO (V)
    [式中、Zは前記意味を有する]のジイソシアネートである、請求項5から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 請求項1に記載の分散液または請求項5によって製造された分散液を支持体上に塗布し、かつ被覆された支持体を乾燥させることを特徴とする、支持体を被覆するための方法。
  10. 支持体への被覆を(乾燥させることなく)、5〜90℃の温度で、かつ700〜1500hPaの圧力で実施することを特徴とする、請求項9に記載の方法。
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