JP2005178706A - 電動パワーステアリング装置における制御定数適合のための装置、方法およびプログラム - Google Patents

電動パワーステアリング装置における制御定数適合のための装置、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005178706A
JP2005178706A JP2003426407A JP2003426407A JP2005178706A JP 2005178706 A JP2005178706 A JP 2005178706A JP 2003426407 A JP2003426407 A JP 2003426407A JP 2003426407 A JP2003426407 A JP 2003426407A JP 2005178706 A JP2005178706 A JP 2005178706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
sensory
countermeasure
constant
controls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003426407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4401161B2 (ja
Inventor
Seiichi Machida
精一 待田
Takanobu Takamatsu
孝修 高松
Yoshiaki Suzuki
善昭 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Favess Co Ltd
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Favess Co Ltd
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd, Favess Co Ltd, Toyota Motor Corp, Toyoda Koki KK filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2003426407A priority Critical patent/JP4401161B2/ja
Publication of JP2005178706A publication Critical patent/JP2005178706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4401161B2 publication Critical patent/JP4401161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

【課題】非熟練者でも迅速に適合作業ができ、なおかつ一定の操舵感が得られるような電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置を提供することを目的とする。
【解決手段】電動パワーステアリング装置の制御定数の設計と調整を行うための制御定数設計適合装置において、官能用語表示選択部54bと対策制御表示選択部54dと解説画像表示部54fとを含む官能用語翻訳部54を備える。官能用語表示選択部54bは、あらかじめ保持された官能用語を画面上に表示し、オペレータによる官能用語の選択を受け付ける。対策制御表示選択部54dは、選択された官能用語に対応付けられた対策制御名を画面上に表示し、オペレータによる対策制御名の選択を受け付ける。解説画像表示部54fは、選択された対策制御名に対応付けられた解説画像を画面上に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置の制御定数の設計と調整を行うための電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置に関する。
従来より、電動パワーステアリング装置を車両に実装する際、車両毎の特性や車両メーカーの要求する操舵フィーリング等に応じて、電動パワーステアリング装置で行われる各種制御の制御定数の調整が行われている。制御定数の調整は、電動パワーステアリング装置を実装する車両にて所望の操舵フィーリングが得られるまで繰り返し行われる。このような、電動パワーステアリング装置の車両への実装に際して所望の操舵フィーリングを得るために行われる作業は適合作業(広義の適合作業)と呼ばれている。適合作業に要する時間は作業者の経験に左右されるが、特に、上述の制御定数の調整(狭義の適合作業)に要する時間が作業者の経験に大きく左右される(以下、便宜上、特に説明をしない限り「適合作業」という用語を「狭義の適合作業」の意味で用いる)。一般に、電動パワーステアリング装置の開発フェーズでは適合作業の経験豊富な開発者自身によって上記のような適合作業が行われるが、量産フェーズになると経験が少ない作業者によって適合作業が行われることが多くなる。
例えば、或る車両に電動パワーステアリング装置を実装した際、その車両のハンドルの切り返し時に「慣性感が大きい」という操舵感が得られたとする。このようなとき、適合作業の経験豊富な作業者であれば、例えば「慣性感を減らすためには、モータω微分制御の制御量が大きくなるように制御定数を設定すればよい」というような、得られた操舵感に対する適切な対策が把握されているので、短時間で制御定数の調整が行われる。その結果、モータω微分制御の制御量が大きくなり慣性感が小さくなる。このように、或る制御の制御定数が変更されると、当該制御で生じる制御量が変化し、その結果、制御定数の変更前とは異なる操舵フィーリングが得られる。
特公平4−10319号公報
ところが、適合作業の経験の少ない作業者であれば、得られた操舵感に対する適切な対策が把握されていない。このため、所望の操舵感を得るために、試行錯誤によって制御定数の調整が行われている。その結果、所望の操舵感が得られるまでに多大な工数が必要となっている。また、試行錯誤による調整であることに起因し、調整が施された制御定数が作業者毎に異なることが多々あり、適合作業後の操舵感が一定していない。さらに、電動パワーステアリング装置を採用する車両が増加しており、適合作業の迅速化が求められている。
そこで本発明では、経験が少ない作業者でも迅速に適合作業ができ、かつ作業者の作業経験に拘わらず適合作業によって一定の操舵感が得られるような電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、車両操舵のための操作に応じて複数の制御を行うことにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置における前記複数の制御の制御定数の設計を行う制御定数設計処理と前記制御定数を調整する制御定数適合処理とを行うための電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置であって、
前記複数の制御と対応付けられた複数の官能用語を表示し、当該表示された複数の官能用語のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付けるための官能用語表示選択手段と、
前記複数の制御のうち前記官能用語表示選択手段によって受け付けられた指示によって選択された官能用語と対応付けられた制御の名称である対策制御名を表示し、当該表示された1又は複数の対策制御名のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付けるための対策制御表示選択手段と、
前記対策制御表示選択手段によって受け付けられた指示によって選択された対策制御名によって特定される制御の制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示するための解説画像表示手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、車両操舵のための操作に応じて複数の制御を行うことにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置における前記複数の制御の制御定数の設計を行う制御定数設計処理と前記制御定数を調整する制御定数適合処理とを行うための電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置において前記制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示する方法であって、
前記複数の制御と対応付けられた複数の官能用語を表示する官能用語表示ステップと、
前記官能用語表示ステップにて表示された複数の官能用語のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける官能用語選択ステップと、
前記複数の制御のうち前記官能用語選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された官能用語と対応付けられた制御の名称である対策制御名を表示する対策制御表示ステップと、
前記対策制御表示ステップにて表示された1又は複数の対策制御名のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける対策制御選択ステップと、
前記対策制御選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された対策制御名によって特定される前記解説画像を表示する解説画像表示ステップと
を備えることを特徴とする。
第3の発明は、車両操舵のための操作に応じて複数の制御を行うことにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置における前記複数の制御の制御定数の設計を行う制御定数設計処理と前記制御定数を調整する制御定数適合処理とを行うための電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置において前記制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示するプログラムであって、
前記複数の制御と対応付けられた複数の官能用語を表示する官能用語表示ステップと、
前記官能用語表示ステップにて表示された複数の官能用語のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける官能用語選択ステップと、
前記複数の制御のうち前記官能用語選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された官能用語と対応付けられた制御の名称である対策制御名を表示する対策制御表示ステップと、
前記対策制御表示ステップにて表示された1又は複数の対策制御名のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける対策制御選択ステップと、
前記対策制御選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された対策制御名によって特定される前記解説画像を表示する解説画像表示ステップと
を備えることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、電動パワーステアリング装置で行われる制御に対応付けられた官能用語が表示され、オペレータ(作業者)によるそれら官能用語のいずれかの選択の指示が受け付けられる。そして、あらかじめ官能用語とその官能用語の示す操舵フィーリングを調整するために制御定数を調整すべき制御の名称である対策制御名とを対応付けておくことにより、オペレータによって選択された官能用語に基づいて制御定数を調整すべき制御の名称である対策制御名が表示され、オペレータによるそれら対策制御名のいずれかの選択の指示が受け付けられる。さらに、オペレータによって選択された対策制御名に基づいて制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像が表示される。これにより、適合作業の経験が少ないオペレータであっても、官能用語に基づいて制御定数を調整すべき制御を知ることができ、その制御についての解説を画面上で見ることができる。
上記第2の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を奏する電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置における制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示する方法を提供することができる。
上記第3の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を奏する電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置における制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示するプログラムを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、適合作業の経験豊富な作業者を熟練者といい、適合作業の経験の少ない作業者を非熟練者という。
<1.全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置のハードウェア構成図である。この装置は、ノートパソコンやデスクトップパソコンなどのコンピュータ100と、ECU(電子制御ユニット)200と、ケーブル300とから構成される。コンピュータ100は、ハードディスク装置からRAM(Random Access Memory)にロードされたプログラムをCPUが逐次実行し、この電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置の中心となる。コンピュータ100は、本体10と、表示装置12と、補助記憶装置14と、キーボード16やマウス18等の入力装置とから構成される。本体10には、CPU3と、メインメモリ(RAM)4と、LAN(Local Area Network)用I/Oインタフェース5と、表示制御部6と、ディスク用I/Oインタフェース7と、入力インタフェース8と、出力インタフェース9とが含まれている。表示制御部6には表示装置12が接続されており、ディスク用I/Oインタフェース7には補助記憶装置14が接続されている。また、入力インタフェース8にはキーボード16およびマウス18が接続されており、出力インタフェース9には専用ケーブル300を介してECU200が接続されている。さらに、本体10はLAN用I/Oインタフェース5によってLAN400に接続されている。
この電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置は、上述のメインメモリ4や表示装置12等のハードウェアの存在を前提として、CPU3によって実行される所定のプログラムに基づき実現される。
<2.電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置の機能構成>
図2は、電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置の機能ブロック図である。この装置は、データベース510と、初期設計部520と、定数変更部530と、適合結果出力部540と、適合ヘルプ部550とを備えている。データベース510には、車両情報格納部50と適合状況格納部52とが含まれている。適合ヘルプ部550には、官能用語翻訳部54と、簡易シミュレーション部56と、詳細検討部58とが含まれている。
車両情報格納部50には、各車両の車両諸元やシステム諸元等が格納される。初期設計部520は、車両情報格納部50に格納された車両諸元やシステム諸元等に基づき、車両に応じた各種制御の制御定数の初期設計を行う。定数変更部530は、初期設計部520で行われた初期設計に対して操舵フィーリングの調整を行う。具体的には、所望の操舵フィーリングが実現されるよう、初期設計部520から出力される各種制御の制御定数の変更が行われる。適合状況格納部52には、定数変更部530で施された変更後の制御定数と操舵感とが対応付けられた情報が格納される。また、定数変更部530での制御定数の変更の際に、適合状況格納部52に格納された過去の情報に基づく制御定数を取り出すこともできる。適合結果出力部540は、適合作業後の制御定数の一覧表および仕様書の出力、適合作業後の制御定数のECU200への書き込み等を行う。
官能用語翻訳部54は、操舵フィーリングの調整のために調整すべき各種制御についての情報をオペレータに提供する。なお、官能用語翻訳部54の詳細な構成については後述する。簡易シミュレーション部56は、定数変更部530で施された制御定数の変更の効果を簡易なシミュレーションにより見積もる。詳細検討部58は、定数変更部530で施された制御定数の変更の効果を詳細なシミュレーションにより見積もる。
<3.官能用語翻訳部の構成>
官能用語翻訳部54の説明にあたり、まず「官能用語」と「官能用語翻訳」という用語について説明する。電動パワーステアリング装置における(広義の)適合作業において、作業者はハンドルの操舵に対し様々な操舵フィーリングを得る。作業者は、この操舵フィーリングを表現する際に、例えば「慣性感」、「粘性感」、「ビルドアップ感」、「つかまれ感」等といった用語を用いる。このような操舵フィーリングを表現するために用いられる用語のことを、本説明では「官能用語」という。官能用語は、それぞれ特に定義されている用語ではなく、その用語の使用者によって意味する内容が異なる場合がある。しかし、大局的には、或る操舵フィーリングに対して同一もしくは類似の官能用語が用いられているということができる。また、或る操舵フィーリングが得られたときにその操舵フィーリングを調整するために制御定数を変更すべき制御(以下、「対策制御」といい、その名称を「対策制御名」という)は、適合作業の熟練者にはよく把握されている。このため、熟練者の知見に基づいて、官能用語と対策制御名との対応付けを行うことが可能である。このように官能用語と対策制御名とを対応付けることを、本説明では「官能用語翻訳」という。また、官能用語翻訳を行うための処理のことを「官能用語翻訳処理」といい、官能用語翻訳処理は官能用語翻訳部54で行われる。
次に、図2に示す官能用語翻訳部54の詳細な構成について説明する。図3は、官能用語翻訳部54の詳細な構成を示す機能ブロック図である。官能用語翻訳部54は、官能用語格納部54aと、官能用語表示選択部54bと、官能用語対策制御対応部54cと、対策制御表示選択部54dと、解説画像格納部54eと、解説画像表示部54fとを備えている。
官能用語格納部54aには上述のような官能用語が格納されている。官能用語表示選択部54bは、官能用語格納部54aに格納されている官能用語を表示装置12の表示部(以下、「表示装置12の表示部」を「表示部」と略記する)に表示し、オペレータによるそれら官能用語のいずれかの選択の指示を受け付ける。官能用語対策制御対応部54cには、官能用語と対策制御名との対応付けが格納されている。官能用語のそれぞれは、1又は複数の対策制御名と対応付けられている。対策制御表示選択部54dは、官能用語表示選択部54bによって受け付けられた官能用語と対応付けられている対策制御名を表示部に表示し、オペレータによるそれら対策制御名のいずれかの選択の指示を受け付ける。解説画像格納部54eには、各対策制御についての解説画像が当該対策制御と対応付けられて格納されている。解説画像表示部54fは、対策制御表示選択部54dによって受け付けられた対策制御名に対応付けられた解説画像を表示部に表示する。
なお、上述の解説画像は適合作業の熟練者の知見に基づいて作成され、各対策制御の制御定数を変更することによる操舵フィーリングの変化を、適合作業の非熟練者でも把握できるように、グラフや図表等を用いて表現している。
次に、官能用語翻訳部54が動作する際に表示される画面について説明する。この装置の動作中、官能用語翻訳処理の指示が与えられると、図4に示すような画面(以下、「官能用語翻訳画面」という)600が表示される。官能用語翻訳画面600は、官能用語選択部60と、対策制御選択部62と、終了選択部64と、解説表示部66とから構成される。終了選択部64は、マウス18で選択可能なボタンであり、このボタンが選択されると官能用語翻訳部54の動作が終了する。官能用語選択部60、対策制御選択部62、および解説表示部66については後述する。
<4.官能用語翻訳部の処理>
次に、官能用語翻訳部54の動作について説明する。図5は、本実施形態における官能用語翻訳部54の動作手順を示すフローチャートである。オペレータの指示により官能用語翻訳処理が開始されると、図4に示す官能用語翻訳画面600が表示される(ステップS8)。そして、官能用語表示選択部54bは、官能用語格納部54aに格納されている官能用語を取得する(ステップS10)。さらに、官能用語表示選択部54bは、ステップS10にて取得された官能用語のうちのひとつを官能用語選択部60に表示する(ステップS12)。ステップS12の終了後、官能用語翻訳部54はオペレータによる操作の待ち状態となる(ステップS13)。なお、このときオペレータが可能な操作は、後述する官能用語の選択と終了選択部64の選択である。
ここで官能用語選択部60について説明する。官能用語選択部60は、図6(a)に示すように、ドロップダウンリストボックスと呼ばれる操作手段となっており、マウス18で選択可能な逆三角形型のボタン(以下、「ドロップボタン」という)68が設けられている。ドロップボタン68がマウス18で選択されると、図6(b)に示すように、ステップS10にて取得された官能用語が一覧表形式で表示される。その一覧表形式で表示された官能用語のうちのいずれかがマウス18で選択されると、図6(c)に示すようにマウス18で選択された官能用語だけが表示される。図6(c)は、図6(b)に示す官能用語のうち「慣性感」がマウス18で選択された場合の例を示している。
ステップS13の後、官能用語選択部60で官能用語のいずれかがマウス18で選択されたのか、それとも、終了選択部64がマウス18で選択されたのかが判定される(ステップS14)。判定の結果、官能用語のいずれかがマウス18で選択されたのであればステップS16に進む。一方、終了選択部64がマウス18で選択されたのであれば終了する。
ステップS16では、官能用語表示選択部54bが、オペレータによるマウス18での官能用語の選択(以下、選択された官能用語を「選択官能用語」という)の指示を受け付ける。その後、対策制御表示選択部54dが、官能用語対策制御対応部54cより選択官能用語に対応付けられる対策制御名を取得する(ステップS18)。そして、対策制御表示選択部54dは、ステップS18にて取得された対策制御名のうちのひとつを対策制御選択部62に表示する(ステップS20)。ステップS20の終了後、官能用語翻訳部54はオペレータによる操作の待ち状態となる(ステップS21)。なお、このときオペレータが可能な操作は、官能用語の選択と対策制御名の選択と終了選択部の選択である。
ここで、官能用語対策制御対応部54cについて説明する。図7は、官能用語対策制御対応部54cの構成図である。官能用語対策制御対応部54cは、官能用語と対策制御名との対応付けを格納するためのものであり、官能用語と、その官能用語の示す操舵フィーリングを調整するための1又は複数の対策制御を示す対策制御名と、それら対策制御の効果の大きい順を示す優先順位とを保持する。例えば、図7に示すように官能用語対策制御対応部54cにデータが格納されている場合、以下のことを意味している。「慣性感」という官能用語によって表現される操舵フィーリングを調整するために「モータω微分制御」と「トルク微分制御」という2つの対策制御があり、それら2つの対策制御の優先順位については、「モータω微分制御」が1位で、「トルク微分制御」が2位である。また、「トルクの立ち上がり小」という官能用語によって表現される操舵フィーリングを調整するために「基本アシスト制御」と「ダンピング制御」という2つの対策制御があり、それら2つの対策制御の優先順位については、「基本アシスト制御」が1位で、「ダンピング制御」が2位である。
次に、対策制御選択部62について説明する。対策制御選択部62は、図8(a)に示すように、官能用語選択部60と同様、ドロップダウンリストと呼ばれる操作手段となっている。ドロップボタン68がマウス18で選択されると、図8(b)に示すように、ステップS18にて取得された対策制御名が一覧表形式で表示される。その一覧表形式で表示された対策制御名のうちのいずれかがマウス18で選択されると、図8(c)に示すようにマウス18で選択された対策制御名だけが表示される。図8(c)は、図8(b)に示す対策制御名のうち「トルク微分制御」がマウス18で選択された場合の例を示している。なお、図8(b)に示す対策制御名は、優先順位が高いものから優先順位の低いものの順に並べられている。
ステップS21の後、官能用語選択部60で官能用語のいずれかがマウス18で選択されたのか、それとも、対策制御選択部62で対策制御名のいずれかがマウス18で選択されたのか、それとも、終了選択部64がマウス18で選択されたのかが判定される(ステップS22)。判定の結果、官能用語のいずれかがマウス18で選択されたのであればステップS16に戻り、対策制御のいずれかがマウス18で選択されたのであればステップS24に進み、終了選択部64がマウス18で選択されたのであれば終了する。
ステップS24では、対策制御表示選択部54dが、オペレータによるマウス18での対策制御名の選択(以下、選択された対策制御名を「選択対策制御名」という)の指示を受け付ける。その後、解説画像表示部54fが、解説画像格納部54eより選択対策制御名に対応付けられる解説画像を取得する(ステップS26)。そして、解説画像表示部54fは、ステップS26にて取得された解説画像を解説表示部66に表示する(ステップS28)。
図9および図10は、解説表示部66に表示される解説画像を模式的に示した図である。解説表示部66には、選択対策制御名の示す制御について、その制御定数の調整に際しての指針を解説している図表やグラフ等で構成される解説画像が表示される。図9に示す解説画像は、3個のグラフと1個の表とから構成されている。一方、図10に示す解説画像は、2個のグラフから構成されている。このように、解説画像の構成は限定されるものではなく、例えば文字データのみからなるような画像であってもよい。
ここで、解説表示部66に表示される具体的な解説画像の一例を示す。図5に示すステップS16にて官能用語表示選択部54bにより受け付けられた選択官能用語が「慣性感」で、ステップS24にて対策制御表示選択部54dにより受け付けられた選択対策制御名が「モータω微分制御」である場合、図11に示すような解説画像が解説表示部66に表示される。オペレータはこの解説画像を参照することにより、慣性感を減少させるためにはモータω微分制御の制御量が増加するように制御定数を変更すればよいことを知ることができる。
図12は、解説表示部66に表示される解説画像の別の例を示す図である。図5に示すステップS16にて官能用語表示選択部54bにより受け付けられた選択官能用語が「トルクの立ち上がり小」で、ステップS24にて対策制御表示選択部54dにより受け付けられた選択対策制御名が「ダンピング制御」である場合、図12に示すような解説画像が解説表示部66に表示される。オペレータはこの解説画像を参照することにより、トルクの立ち上がりを大きくするためにはダンピング制御の制御量が増加するように制御定数を変更すればよいことを知ることができる。
ステップS28の終了後、ステップS21に戻り、官能用語翻訳部54はオペレータによる操作の待ち状態となる。なお、このときオペレータが可能な操作は、官能用語の選択と対策制御名の選択と終了選択部の選択である。
<5.作用および効果>
以上のように、本実施形態に係る電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置によると、ハンドル操舵時の操舵フィーリングを表現するための官能用語とその官能用語の示す操舵フィーリングを調整するための対策制御とが対応付けられており、対策制御とその対策制御について解説している図表等で構成された解説画像とが対応付けられている。官能用語は1又は複数の対策制御と対応付けられており、或る官能用語に対応付けられている対策制御のそれぞれには優先順位が設けられている。
官能用語翻訳処理が開始されると、あらかじめ保持された官能用語の一覧が画面上に表示され、マウスで選択された官能用語に対応付けられた対策制御名が優先順位がわかるように画面上に表示される。さらに、マウスで選択された対策制御名に対応付けられた解説画像が画面上に表示される。また、その解説画像は適合作業の熟練者の知見に基づいて作成され、各対策制御の制御定数を変更することによる操舵フィーリングの変化を、適合作業の非熟練者でも把握できるように、グラフや図表等を用いて表現している。
これにより、オペレータは、電動パワーステアリング装置の適合作業に際して、官能用語の示す操舵フィーリングを調整するために制御定数を調整すべき対策制御とその対策制御の効果順とを容易に知ることができる。また、オペレータは、各対策制御の内容を解説画像によって容易に知ることができる。このため、適合作業の非熟練者であっても官能用語に対する効果的な対策制御を迅速に知ることが可能となり、従来試行錯誤により行われていたことに起因する適合作業に要する多大な工数が大幅に削減される。また、適合作業の非熟練者であっても適合作業の熟練者と同様の適合結果を得ることができるようになり、作業者の経験の大小に拘わらず適合作業後に安定した操舵感が得られることになる。
<6.その他>
なお、上記の電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置は、メインメモリ4や表示装置12等のハードウェアの存在を前提として、CPU3によって実行される所定のプログラムに基づき実現される。このようなプログラムの一部または全部は、例えば、そのプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供される。すなわち使用者は、上記プログラムの記録媒体としてのCD−ROMを購入して、CD−ROM駆動装置(図示せず)に装着し、そのCD−ROMからそのプログラムを読み出して電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置の補助記憶装置14にインストールする。また、これに代えて、LAN400またはWAN(Wide Area Network:広域ネットワーク)等の通信ネットワークを介して送られてくるプログラムを受信して、補助記憶装置14にインストールするようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置のハードウェア構成図である。 上記実施形態に係る電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置の機能ブロック図である。 上記実施形態における官能用語翻訳部の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 上記実施形態における官能用語翻訳画面を示す図である。 上記実施形態における官能用語翻訳部の動作手順を示すフローチャートである。 上記実施形態における官能用語選択部を示す図である。 上記実施形態における官能用語対策制御対応部の構成図である。 上記実施形態における対策制御選択部を示す図である。 上記実施形態において、3個のグラフと1個の表とから構成される解説画像を示す図である。 上記実施形態において、2個のグラフから構成される解説画像を示す図である。 上記実施形態における解説画像の一例を示す図である。 上記実施形態における解説画像の別の例を示す図である。
符号の説明
54 …官能用語翻訳部
54b …官能用語表示選択部
54d …対策制御表示選択部
54f …解説画像表示部
60 …官能用語選択部
62 …対策制御選択部
66 …解説表示部
200 …ECU
550 …適合ヘルプ部
600 …官能用語翻訳画面

Claims (3)

  1. 車両操舵のための操作に応じて複数の制御を行うことにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置における前記複数の制御の制御定数の設計を行う制御定数設計処理と前記制御定数を調整する制御定数適合処理とを行うための電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置であって、
    前記複数の制御と対応付けられた複数の官能用語を表示し、当該表示された複数の官能用語のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付けるための官能用語表示選択手段と、
    前記複数の制御のうち前記官能用語表示選択手段によって受け付けられた指示によって選択された官能用語と対応付けられた制御の名称である対策制御名を表示し、当該表示された1又は複数の対策制御名のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付けるための対策制御表示選択手段と、
    前記対策制御表示選択手段によって受け付けられた指示によって選択された対策制御名によって特定される制御の制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示するための解説画像表示手段と
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 車両操舵のための操作に応じて複数の制御を行うことにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置における前記複数の制御の制御定数の設計を行う制御定数設計処理と前記制御定数を調整する制御定数適合処理とを行うための電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置において前記制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示する方法であって、
    前記複数の制御と対応付けられた複数の官能用語を表示する官能用語表示ステップと、
    前記官能用語表示ステップにて表示された複数の官能用語のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける官能用語選択ステップと、
    前記複数の制御のうち前記官能用語選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された官能用語と対応付けられた制御の名称である対策制御名を表示する対策制御表示ステップと、
    前記対策制御表示ステップにて表示された1又は複数の対策制御名のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける対策制御選択ステップと、
    前記対策制御選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された対策制御名によって特定される前記解説画像を表示する解説画像表示ステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  3. 車両操舵のための操作に応じて複数の制御を行うことにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置における前記複数の制御の制御定数の設計を行う制御定数設計処理と前記制御定数を調整する制御定数適合処理とを行うための電動パワーステアリング用制御定数設計適合装置において前記制御定数の調整に際しての指針を示す解説画像を表示するプログラムであって、
    前記複数の制御と対応付けられた複数の官能用語を表示する官能用語表示ステップと、
    前記官能用語表示ステップにて表示された複数の官能用語のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける官能用語選択ステップと、
    前記複数の制御のうち前記官能用語選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された官能用語と対応付けられた制御の名称である対策制御名を表示する対策制御表示ステップと、
    前記対策制御表示ステップにて表示された1又は複数の対策制御名のうちのいずれか1つの選択の指示を受け付ける対策制御選択ステップと、
    前記対策制御選択ステップにて受け付けられた指示によって選択された対策制御名によって特定される前記解説画像を表示する解説画像表示ステップと
    を備えることを特徴とするプログラム。
JP2003426407A 2003-12-24 2003-12-24 電動パワーステアリング装置における制御定数適合のための装置、方法およびプログラム Expired - Fee Related JP4401161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003426407A JP4401161B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 電動パワーステアリング装置における制御定数適合のための装置、方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003426407A JP4401161B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 電動パワーステアリング装置における制御定数適合のための装置、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005178706A true JP2005178706A (ja) 2005-07-07
JP4401161B2 JP4401161B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=34785956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003426407A Expired - Fee Related JP4401161B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 電動パワーステアリング装置における制御定数適合のための装置、方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4401161B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015913A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Favess Co Ltd 電動パワーステアリング装置のための制御定数設計適合装置
KR100726404B1 (ko) 2005-08-08 2007-06-08 현대모비스 주식회사 전동식 동력 조향장치의 제어프로그램을 튜닝하기 위한 프로그램을 기록하여 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체 및 튜닝 방법
JP2014227036A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 株式会社デンソー ステアリング制御装置
JP5964002B1 (ja) * 2015-07-15 2016-08-03 三菱電機株式会社 パワーステアリング調整装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015913A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Favess Co Ltd 電動パワーステアリング装置のための制御定数設計適合装置
JP4655522B2 (ja) * 2004-07-02 2011-03-23 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置のための制御定数設計適合装置
KR100726404B1 (ko) 2005-08-08 2007-06-08 현대모비스 주식회사 전동식 동력 조향장치의 제어프로그램을 튜닝하기 위한 프로그램을 기록하여 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체 및 튜닝 방법
JP2014227036A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 株式会社デンソー ステアリング制御装置
JP5964002B1 (ja) * 2015-07-15 2016-08-03 三菱電機株式会社 パワーステアリング調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4401161B2 (ja) 2010-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7796288B2 (en) Printer control apparatus, printer control method, and computer readable recording medium stored with computer program for controlling printer
JP5640455B2 (ja) プログラム、記録媒体、サーボモータの制御パラメータ調整方法、開発支援装置、サーボシステムの開発システム
US20020147528A1 (en) Robot information processing system
US8908211B2 (en) Printing system, printing control apparatus, and non-transitory computer readable recording medium stored with printing control program
JP2007102497A (ja) データ処理プログラム、データ処理方法、およびデータ処理装置
EP3306485A1 (en) Method for editing machine learning result and information processing apparatus
JP4401161B2 (ja) 電動パワーステアリング装置における制御定数適合のための装置、方法およびプログラム
JP4543319B2 (ja) 文章出力装置、その方法及びプログラム
US20070253024A1 (en) Shared library in a printing system
JP4655522B2 (ja) 電動パワーステアリング装置のための制御定数設計適合装置
JP2009116734A (ja) 情報処理装置、及び縮小レイアウト印刷方法
JP7275795B2 (ja) 操作受付装置、制御方法、画像形成システム、及び、プログラム
JP2006244263A (ja) 印刷システム、情報処理装置、印刷方法および情報処理プログラム
JP2019001083A (ja) 情報処理装置、プログラム、及び端末装置
JP2005301883A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、プログラム、記録媒体
JP7227468B2 (ja) プログラム、情報処理システムとその制御方法装置及びプログラム処理方法
JP2006195827A (ja) アプリケーション開発ツール
JP5168771B2 (ja) 画面生成装置及びプログラム
JP2004126665A (ja) 数式表示制御装置及びプログラム
JP4732142B2 (ja) 画像処理方法、プログラム、及び画像処理装置
JP2006221356A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、および印刷制御プログラム
JP2008282330A (ja) 画像形成装置、情報処理装置印刷刷設定更新方法
JPH07214874A (ja) 印刷装置
KR100497392B1 (ko) 공통 데이타 베이스를 이용한 사용자 인터페이스 표시방법 및 장치
JP2005216245A (ja) 画像処理システム、画像処理装置、評価情報の表示方法、クライアント装置で使用されるプログラム、および画像処理装置で使用されるプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060228

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20060829

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A621 Written request for application examination

Effective date: 20061107

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20081218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Written amendment

Effective date: 20090219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091027

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees