JP2005178157A - 塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撹拌子の質量および個数をあまり大きくすることなく、ケーキに埋没した撹拌子が容易に抜け出すことが可能であり、塗布液の撹拌効果が大きい塗布具を提供する。
【解決手段】 球状塗布体がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転可能に抱持され、このチップが塗布液タンクに接続された先口の中心孔に嵌着され、塗布液タンク内に粘度の高い造膜性塗布液が充填された塗布具において、塗布液タンク内に、2個の撹拌子および金属パイプからなるスペーサーを配置し、2個の撹拌子はスペーサーにより離間させ、塗布具を垂直姿勢に長期間放置して塗布液タンクの下部で生成したケーキによって、このスペーサーは、その全長が埋没することがないようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、修正液や化粧液など、顔料が溶媒内に分散した粘度の高い塗布液が充填された塗布具に関するものである。
塗布体が球状の塗布具は、顔料が溶媒内に分散した粘度の高い塗布液が充填された塗布液タンクの先端に先口を介してチップが取り付けられており、ボールペンと同様に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状態で球状塗布体が回転自由に抱持されている。そして、球状塗布体をスプリングで弾発し、不使用時に、球状塗布体をチップの内向きの先端縁に密着させ、球状塗布体とチップの先端縁で弁構造を構成して塗布液が吐出しないようにしている。
使用時において、球状塗布体を塗布面に押し付けると球状塗布体がスプリングの弾発力に抗して後退し、球状塗布体とチップの先端縁との間に隙間ができるので、球状塗布体のチップ内の部分に付着した塗布液が球状塗布体の回転に伴ってこの隙間を通ってチップの外側に出て塗布される。
塗布液タンクに充填された粘度の高い造膜性塗布液は、顔料が溶媒内に分散したものであるので、長時間放置しておくと、顔料が溶媒と分離して沈降する。このため、塗布液タンク内に球状や棒状の撹拌子を配置し、使用に先だって、塗布具を振って上下動する撹拌子で塗布液を撹拌し、顔料を溶媒に分散させる必要がある。
特開2003−291584
ところで、塗布具を垂直姿勢で長時間放置していると、塗布液タンクの下部で顔料が沈降して固化し、ケーキとなる。そして、ケーキの量が多くなると、ケーキが撹拌子を覆い、撹拌子がケーキの中に埋没するので、塗布具を上下に振っても撹拌子はケーキからなかなか抜け出せなくなる。このため、固化したケーキを破壊して顔料を再び溶媒に分散させることができなくなる。
撹拌子がケーキから抜け出しやすくし、かつ顔料を溶媒に分散させる撹拌効果を高めるためには、撹拌子の質量を大きくし、また撹拌子の個数を多くすればよいが、撹拌子の質量が大きく、また撹拌子の個数が多いと、それだけ塗布液タンクの有効内容積が小さくなり、充填できる塗布液の量が少なくなる。また、塗布具を上下に振ったときに撹拌子が塗布液タンクの底面に衝突したときの衝撃が大きくなる。そして、この衝撃が大きいと、塗布液タンクと先口の嵌着が緩み、塗布液が漏れ出す危険性がある。
そこで本発明は、撹拌子の質量および個数をあまり大きくすることなく、ケーキに埋没した撹拌子が容易に抜け出すことが可能であり、塗布液の撹拌効果が大きい塗布具を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、球状塗布体がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転可能に抱持され、このチップが塗布液タンクに接続された先口の中心孔に嵌着され、塗布液タンク内に粘度の高い造膜性塗布液が充填された塗布具において、塗布液タンク内に、2個の撹拌子および金属パイプからなるスペーサーを配置し、2個の撹拌子はスペーサーにより離間させ、塗布具を垂直姿勢に長期間放置して塗布液タンクの下部で生成したケーキによって、このスペーサーは、その全長が埋没することがないようにする。
塗布具を垂直姿勢に長期間放置して塗布液タンクの下部でケーキが生成しても、このスペーサーは、その全長がケーキに埋没しないので、つまり、上方の撹拌子は顔料の溶媒への分散量が少ない塗布液の中に位置するので、塗布具を上下に振ったときに、上方の撹拌子はスペーサの端部に衝突し、その衝撃が下方の撹拌子に伝達される。したがって、この衝撃力により下方の撹拌子はケーキを破壊するのでケーキから抜け出すことが可能になり、塗布液を効率よく撹拌できる。また、スペーサーが金属パイプからなるので、中実のスペーサーよりも質量が小さくて塗布具を上下に振ったときの塗布液タンクの底面に対する衝撃が小さく、かつ塗布液タンクの有効内容積の減少量が少ない利点がある。
塗布液タンク内に2個の撹拌子および金属パイプからなるスペーサーを配置し、2個の撹拌子はスペーサーにより離間させる簡単な構成により、撹拌子の質量および個数をあまり大きくすることなく、ケーキに埋没した撹拌子が容易に抜け出すことが可能であり、塗布液の撹拌効果が大きい塗布具とすることができる。
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1において、軸筒10は、合成樹脂、例えばナイロンやPBTなどで成形されたものであり、肉厚は0.5〜1.0mmの範囲の薄肉なものであり、例えば0.6mmである。軸筒10の先端開口には先口20が取り付けられている。なお、軸筒10と先口20を一体に成形したものであってもよい。先口20の中心孔21にチップ30が嵌着されている。また、先口20内部には尾端側に突出する筒状の嵌着管22が形成されており、嵌着管22の内面は中心孔21に連通している。また、不使用時には、先口20にキャップ50が嵌着される。
チップ30は、ステンレスにて砲弾型に形成されており、チップ30先端のボールハウスに、直径が例えばφ1.0mmの超硬ボールからなる球状塗布体31がその一部がチップ30の先端から臨出した状態で回転自由に抱持されたボールペンタイプである。なお、チップ30は金属パイプからなるものであってもよい。そして、チップ30内には、質量の小さなスプリング32が配置されており、このスプリング32が球状塗布体31を弾発してチップ30の内向きの先端縁に圧接している。つまり、球状塗布体31とチップ30の先端縁とで弁機構を構成し、不使用時に塗布液がチップ30の先端から吐出しないようになっている。
塗布液タンク40は、軸筒10と同じく、合成樹脂、例えばナイロンやPBTなどで有底筒状に成形されたものであり、肉厚は0.5〜1.0mmの範囲の薄肉なものであり、例えば0.6mmである。塗布液タンク40の先端部には先端開口部材41が嵌着されており、その先端の嵌着部41aが先口20の嵌着管22に嵌着されている。塗布液タンク40内には、例えば粘度が30〜40cpsであって、溶媒に顔料が分散した造膜性の高い修正液である塗布液(図示せず)が充填されており、チップ30の球状塗布体31に伝達されて塗布に供される。
塗布液タンク40内の先口20側寄りには金属球からなる第1撹拌子42が配置され、塗布液タンク40の底面側寄りに同じく金属球からなる第2撹拌子43が配置されている。そして、第1撹拌子42と第2撹拌子43の間に金属パイプからなるスペーサー44が配置されている。ここで、第1撹拌子42および第2撹拌子43の外径はスペーサー44の内径よりも大きく、かつ第1撹拌子42ないし第2撹拌子43の外径とスペーサー44の外径の和は塗布液タンク40の内径より大きい。つまり、第1撹拌子42と第2撹拌子43はスペーサー44によって離間されており、第1撹拌子42と第2撹拌子43が直接接触することはない。
かかる塗布具を垂直姿勢、例えば図2に示すようにチップ30を下向きにした姿勢にすると、第1撹拌子42が先口20の嵌着管22に当接し、その上にスペーサー44および第2撹拌子43が積み重なるようになるが、この姿勢で長期間放置すると、塗布液の顔料が溶媒から分離して沈降し、固化してケーキとなる。そして、ケーキの量が増加すると第1撹拌子42がケーキに埋没し、更には、スペーサー44の下方部分も埋没する。ここで、スペーサー44の長さは、大部分の顔料がケーキとなってもその全長はケーキに埋没せず、第2撹拌子43は顔料がほとんど溶媒に分散していない塗布液の中に存在し、ケーキに埋没しない長さになっている。
また、チップ30を上向きにして長期間放置しても事情は同じであり、図示しないが、第2撹拌子43およびスペーサー44の下方部分もケーキに埋没するが、第1撹拌子42は溶媒の中に存在してケーキに埋没しない。
この状態で塗布具を上下に振って塗布液を撹拌するとき、ケーキに埋没した第1撹拌子42ないし第2撹拌子43は移動しにくいが、ケーキに埋没しない第2撹拌子43ないし第1撹拌子42がスペーサ44の端部に衝突し、その衝撃がケーキに埋没した第1撹拌子42ないし第2撹拌子43に伝わる。したがって、この衝撃力によってケーキが破壊され、ケーキに埋没していた第1撹拌子42ないし第2撹拌子43も上下に移動可能になる。そして、この撹拌によって固化していたケーキも微細な顔料になり、再び溶媒中に分散するので、十分な撹拌効果を得ることができる。
また、塗布具を上下に振ったとき、第2撹拌子43およびスペーサー44と第1撹拌子42が重なり合うようにして塗布液タンク40の底面に衝突するが、スペーサー44が金属パイプからなるので、中実のスペーサーよりも質量が小さく、塗布液タンク40の底面に対する衝撃が小さい。このため、先口20の嵌着管22と嵌着部41aの嵌着が緩む危険性が少ない。また、スペーサー44の内部にも塗布液が入るので、塗布液タンク40の有効内容積の減少量が少ない利点がある。
本発明実施例の断面図である。 塗布具を垂直姿勢にした状態の説明図である。
符号の説明
10 軸筒
20 先口
21 先口の中心孔
22 嵌着管
30 チップ
31 球状塗布体
32 スプリング
40 塗布液タンク
41 先端開口部材
41a 嵌着部
42 第1撹拌子
43 第2撹拌子
44 スペーサー
50 キャップ

Claims (1)

  1. 球状塗布体がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転可能に抱持され、該チップが塗布液タンクに接続された先口の中心孔に嵌着され、該塗布液タンク内に粘度の高い造膜性塗布液が充填された塗布具において、
    前記塗布液タンク内に、2個の撹拌子および金属パイプからなるスペーサーが配置され、該2個の撹拌子は該スペーサーにより離間され、塗布具を垂直姿勢に長期間放置して塗布液タンクの下部で生成したケーキによって該スペーサーは、その全長が埋没することがないようにしたことを特徴とする塗布具。
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