JP2005178156A - 塗布具 - Google Patents

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Akira Matsukawa
亮 松川
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Abstract

【課題】 初筆時に塗布液がチップの先端からスムーズにに吐出する塗布具を提供する。
【解決手段】 押出し管22を有し、球状塗布体31を回転自由に抱持したチップ30を嵌着した先口20を軸筒10の先端開口に取り付け、詰め栓42で封止され、内部尾端部に衝撃緩衝部材が配置されたた塗布液タンク40を、この先端開口が押出し管に仮止めされた状態で軸筒内に収容し、初筆時において塗布液タンクの尾端部を押し込むと押出し管によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液がチップに供給されて塗布可能となり、塗布具を上下に振ると撹拌子43が衝撃緩衝部材に衝突して衝撃を緩和する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、修正液や化粧液など、顔料が溶媒内に分散した粘度の高い塗布液が充填された塗布具に関するものである。
塗布体が球状の塗布具は、筆記具の軸筒に相当する塗布液タンク内に顔料が溶媒内に分散した粘度の高い塗布液が充填されており、この塗布液タンクの先端に直接あるいは先口を介してチップが取り付けられいる。そして、ボールペンと同様に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状態で球状塗布体が回転自由に抱持されている。この球状塗布体をスプリングで弾発し、不使用時に、球状塗布体をチップの内向きの先端縁に密着させ、球状塗布体とチップの先端縁で弁構造を構成して塗布液が吐出しないようにしている。
使用時において、球状塗布体を塗布面に押し付けると球状塗布体がスプリングの弾発力に抗して後退し、球状塗布体とチップの先端縁との間に隙間ができるので、球状塗布体のチップ内の部分に付着した塗布液が球状塗布体の回転に伴ってこの隙間を通ってチップの外側に出て塗布される。
塗布液タンクに充填された造膜性の塗布液は、顔料が溶媒内に分散したものであるので、長時間放置しておくと、顔料が溶媒と分離して沈降する。このため、塗布液タンク内に球状や棒状の撹拌部材を配置し、使用に先だって、塗布具を振って上下動する撹拌部材で塗布液を撹拌し、分離した顔料を溶媒に分散させる必要がある。
特開2003−300399
直径がφ1mm程度の球状塗布体を回転自由に抱持したチップは外径がφ3mm程度であり、このチップか軸筒や先口先端の中心孔の中腹部まで嵌着されている。従って、先口の中心孔の内径もφ3mm程度である。一方、塗布液タンクの内径はφ8mm程度であり、塗布液タンク内に配置された撹拌子の外径はφ6mm程度である。このため、塗布具を上下に振っても、撹拌子は先口の中心孔内に侵入しないので、先口の中心孔のチップが嵌着されていない部分に沈降した顔料を撹拌することができない。
ところで、塗布具が製造されてからユーザーの手に渡るまでに長期間経過することがあり、この場合はチップ内において塗布液の顔料が沈降する可能性が高い。このように、チップ内において塗布液の顔料が沈降すると、顔料が沈降した塗布液を撹拌できないために、ユーザーが最初に使用するとき(初筆時)に塗布液がチップ先端からスムーズに吐出しない不具合がある。
そこで本発明は、初筆時に塗布液がチップの先端からスムーズに吐出する塗布具を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、先端の中心孔に球状塗布体を回転自由に抱持したチップを嵌着し、この中心孔に連通する押出し管を有する先口を軸筒の先端開口に取り付け、先端開口が詰め栓で封止された内部に塗布液を充填するとともに撹拌子を収容し、内部尾端部にばね材のような衝撃緩衝部材を配置しれた塗布液タンクを、先端開口が押出し管に仮止めされた状態で軸筒内に収容し、初筆時において軸筒の尾端開口から突出する塗布液タンクの尾端部を押し込むと、塗布液タンク先端の嵌着部が押出し管に嵌着され、押出し管によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液がチップに供給されて塗布可能となり、塗布具を上下に振って塗布液を撹拌したときに、撹拌子が衝撃緩衝部材に衝突して塗布液タンクを尾端側に後退させる衝撃が緩和されるようにする。また、衝撃緩衝部材は、合成樹脂製の塗布液タンクと一体に弾性変形可能に成形されたものであってもよい。
初筆時において軸筒の尾端開口から突出する塗布液タンクの尾端部を押し込むと、塗布液タンク先端の嵌着部が押出し管に嵌着されて押出し管によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液タンク内の塗布液が初めてチップに供給されるので、初筆時に塗布液がチップの先端からスムーズに吐出する。そして、塗布具を上下に振って塗布液を撹拌すると、撹拌子が塗布液タンクの底面に衝突し、その衝撃で塗布液タンクが後退して押出し管との嵌着が緩み、塗布液が漏れ出す危険性があるが、塗布液タンクの内部尾端部に衝撃緩衝部材を配置したので、撹拌子が衝撃緩衝部材に衝突して塗布液タンクを尾端側に後退させる衝撃が緩和され、したがって、塗布液タンクは後退することはなく、嵌着が緩む危険性は解消される。
初筆時に塗布液がチップの先端からスムーズに吐出する目的を、初筆時において軸筒の尾端開口から突出する塗布液タンクの尾端部を押し込むと、押出し管によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液タンク内の塗布液が初めてチップに供給されるようにする簡単な構造で実現した。また、塗布液タンクの内部尾端部に衝撃緩衝部材を配置することにより、撹拌子が衝撃緩衝部材に衝突して塗布液タンクを尾端側に後退させる衝撃を緩和し、塗布液タンクとは先口の嵌着が緩む危険性を解消した。
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1は塗布具が出荷される前の状態を示す断面図であるが、図1において、軸筒10は、合成樹脂、例えばナイロンやPBTなどで成形されたものであり、肉厚は0.5〜1.0mmの範囲の薄肉なものであり、例えば0.6mmである。軸筒10の先端開口には先口20が取り付けられている。なお、軸筒10と先口20を一体に成形したものであってもよい。先口20の中心孔21にチップ30が嵌着されている。また、先口20内部には尾端側に突出する筒状の押出し管22が形成されており、押出し管22の内面は中心孔21に連通している。また、不使用時には、先口20にキャップ70が嵌着される。
チップ30は、ステンレスにて砲弾型に形成されており、チップ30先端のボールハウスに、直径が例えばφ1.0mmの超硬ボールからなる球状塗布体31がその一部がチップ30の先端から臨出した状態で回転自由に抱持されたボールペンタイプである。なお、チップ30は金属パイプからなるものであってもよい。そして、チップ30内には、質量の小さなスプリング32が配置されており、このスプリング32が球状塗布体31を弾発してチップ30の内向きの先端縁に圧接している。つまり、球状塗布体31とチップ30の先端縁とで弁機構を構成し、不使用時に塗布液がチップ30の先端から吐出しないようになっている。
塗布液タンク40は、軸筒10と同じく、合成樹脂、例えばナイロンやPBTなどで有底筒状に成形されたものであり、肉厚は0.5〜1.0mmの範囲の薄肉なものであり、例えば0.6mmである。塗布液タンク40の先端部には先端開口部材41が嵌着されており、金属球からなり、撹拌子を兼ねる詰め栓42が先端開口部材41先端部分の封止部41aに圧入されている。つまり、塗布液タンク40の先端開口は詰め栓42によって封止されている。この封止部41aの先端部分が内径が封止部41aよりも小径の嵌着部41bである。そして、塗布液タンク40内には、例えば粘度が30〜40cpsであって、溶媒に顔料が分散した造膜性の高い修正液である塗布液(図示せず)が充填されている。塗布液内には金属棒からなる2個の撹拌子43が配置されている。また、塗布液タンク40内部の尾端部には、例えばコイルスプリングであるばね材50からなる衝撃緩衝部材が配置されている。ばね材50はコイルスプリングに限られるものではなく、板ばねなどであってもよい。また、図3に示すように、ばね部材50の先端を皿部材51で覆うのがよい。これにより撹拌時に撹拌子43が確実にばね部材50に衝突する。
かかる塗布液タンク40が軸筒10内に配置されており、塗布液タンク40の尾端部40aが軸筒10の尾端開口11から突出しているが、嵌着部41bが押出し管22の尾端部に嵌着されて仮止めされている。したがって、出荷時においては、押出し管22の尾端部は塗布液タンク40の封止部41a内には入り込んでおらず、詰め栓42は封止部41aに圧入された状態であり、塗布液タンク40は開封されていない。つまり、チップ30内には、塗布液は存在しない。
しかして、最初の使用に際してユーザーは、図2に示すように、軸筒10の尾端開口11から突出した塗布液タンク40の尾端部40aを押し込むと、塗布液タンク40が前進し、押出し管22が封止部41aに大きく入り込むとともに、押出し管22は嵌着管41bに嵌着する。これにより、押出し管22の尾端面が詰め栓42を塗布液タンク40内に押しやり、塗布液タンク40の先端開口は開封される。したがって、初筆時において塗布液がチップ30先端からスムーズに吐出する。そして、塗布液タンク40内に押しやられた詰め栓42は撹拌子として働く。
この状態で塗布具を上下に振って塗布液を撹拌するとき、仮に塗布液タンク40内部の尾端部にばね材50が配置されていないと、撹拌子43が塗布液タンク40の底面に衝突し、その衝撃で塗布液タンク40が後退し、押出し管22と嵌着管41bの嵌着が緩んで塗布液が漏れ出す危険性がある。しかし、塗布液タンク40内部の尾端部に衝撃緩衝部材であるばね材50が配置されているので、撹拌子43はばね部材50に衝突し、塗布液タンク40を後退させる衝撃が緩和される。したがって、通常の衝撃力では押出し管22と嵌着管41bの嵌着が緩むことがない。
衝撃緩衝部材は、図4に示すように、塗布液タンク40と一体に成形された合成樹脂製の弾性変形体60であってもよい。この弾性変形体60は、先端が傾斜面61である一対の縦リブであり、撹拌子43が傾斜面61に衝突すると弾性変形体60は外側に弾性変形して衝撃を緩和するので、衝撃により押出し管22と嵌着管41bの嵌着が緩むことを防止できる。
出荷時の状態を示す断面図である。 塗布液タンクを押し込んだ状態の断面図である。 他の実施例の要部の断面図である。 他の実施例の要部の断面図である。
符号の説明
10 軸筒
11 尾端開口
20 先口
21 先口の中心孔
22 押出し管
30 チップ
31 球状塗布体
32 スプリング
40 塗布液タンク
40a 塗布液タンクの尾端部
41 先端開口部材
41a 封止部
41b 嵌着部
42 詰め栓
43 撹拌子
50 ばね材
51 皿部材
60 弾性変形体
70 キャップ

Claims (3)

  1. 先端の中心孔に球状塗布体を回転自由に抱持したチップが嵌着され、該中心孔に連通する押出し管を有する先口が軸筒の先端開口に取り付けられ、
    先端開口が詰め栓で封止されて内部に塗布液が充填されるとともに撹拌子が収容され、内部尾端部に衝撃緩衝部材が配置された塗布液タンクが、該先端開口が該押出し管に仮止めされた状態で軸筒内に収容されてなり、
    初筆時において軸筒の尾端開口から突出する塗布液タンクの尾端部を押し込むと、塗布液タンク先端の嵌着部が押出し管に嵌着され、押出し管によって該塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液がチップに供給されて塗布可能となり、
    塗布具を上下に振って塗布液を撹拌したときに、撹拌子が該衝撃緩衝部材に衝突して塗布液タンクを尾端側に後退させる衝撃が緩和されることを特徴とする塗布具。
  2. 前記衝撃緩衝部材がばね材からなることを特徴とする請求項1記載の塗布具。
  3. 前記衝撃緩衝部材は、合成樹脂製の塗布液タンクと一体に弾性変形可能に成形されたものであることを特徴とする請求項1記載の塗布具。
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