JP2005178050A - 両頭式筆記具及び両頭式筆記具用の筆記体 - Google Patents

両頭式筆記具及び両頭式筆記具用の筆記体 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数を減少させ製造コストを抑えるとともに、筆記使用時にインキタンクとインキタンクが分離するおそれがなく、しかも、優れた外観性が得られる直液タイプの両頭式筆記具及びその筆記体を提供する。
【解決手段】第1のペン先3Aを備えた第1のインキタンク4Aと第2のペン先3Bを備えた第2のインキタンク4Bとを合体させ、一端に前記第1のペン先3Aを備え且つ他端に前記第2のペン先3Bを備えるよう構成する。第1のインキタンク4Aと第2のインキタンク4Bとを分離可能に構成する。第1のインキタンク4Aの外面と第2のインキタンク4Bの外面とを、直接、係合させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軸筒の両端にペン先を備えた直液タイプの両頭式筆記具及び両頭式筆記具用の筆記体に関する。尚、本発明において、「前」とは、各々のインキタンクにおいてペン先側を指し、「後」とは、各々のインキタンクにおいてインキ貯溜部側を指す。
従来、この種の両頭式筆記具に関して、例えば特許文献1には、ペン先とペン先ホルダとインキタンクを固定した直液構造のペン先ユニットを筒軸両端側に着脱自在に取付けた筆記具が開示されている。
特開2002−36786号公報
前記特許文献1の筆記具は、二つのペン先ユニットを、筒軸を介在させて連結する構造である。そのため、別部品の筒軸が必要となり、部品点数が増加して、製造コストが上昇し、安価に提供することが困難となる。
また、前記特許文献1の筆記具は、筒軸により外径が太くなり、外観性が損なわれるおそれがある。また、前記特許文献1の筆記具は、筒軸に装着されるインキタンクの後端部が薄肉に設定され、インキタンク後端部の強度が不十分となりがちであり、筆記使用時に筒軸から脱落するおそれがある。また、前記特許文献1の筆記具は、透明性のインキタンクの場合、筒軸によってインキタンク内部のインキの視認性が低下するおそれがある。
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、部品点数を減少させ製造コストを抑えるとともに、筆記使用時にインキタンクとインキタンクが分離するおそれがなく、しかも、優れた外観性が得られ、さらに、透明性のインキタンクの場合、インキタンク内部のインキの視認性が向上する直液タイプの両頭式筆記具及び両頭式筆記具用の筆記体を提供しようとするものである。
〔1〕本願の第1の発明は、第1のペン先3Aを備えた第1のインキタンク4Aと第2のペン先3Bを備えた第2のインキタンク4Bとを合体させ、一端に前記第1のペン先3Aを備え且つ他端に前記第2のペン先3Bを備えるよう構成し、前記第1のインキタンク4Aと前記第2のインキタンク4Bとを分離可能に構成した直液タイプの両頭式筆記具1であって、前記第1のインキタンク4Aの外面と前記第2のインキタンク4Bの外面とを、直接、係合させてなること(請求項1)を要件とする。
前記請求項1の第1のインキタンク4Aの外面と第2のインキタンク4Bの外面とを、直接、係合させる構成により、第1のインキタンク4Aと第2のインキタンク4Bとを、別部品を介在させることなしに直接合体できる。その結果、部品点数が減少し、製造コストを安価に抑えることができるとともに、スマートな外観性を得ることができる。
〔2〕前記請求項1の両頭式筆記具1において、前記第1のインキタンク4Aを、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体により構成するとともに、前記第1のインキタンク4Aを、前部に形成された第1の大径部5Aと該第1の大径部5Aより後方に連設された第1の小径部6Aとから構成し、前記第2のインキタンク4Bを、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体により構成するとともに、前記第2のインキタンク4Bを、前部に形成された第2の大径部5Bと該第2の大径部5Bより後方に連設された第2の小径部6Bとから構成し、前記第1の大径部5Aの後端と前記第2の小径部6Bの後端とを係合させ、且つ、前記第1の小径部6Aの後端と前記第2の大径部5Bの後端とを係合させてなること(請求項2)が好ましい。
第1の大径部5Aの後端と第2の小径部6Bの後端とが係合し、第1の小径部6Aの後端と第2の大径部5Bの後端とが係合してなる構成により、第1のインキタンク4Aと第2のインキタンク4Bとが、前後に離れた2箇所の係合部により係合される。それにより、第1のインキタンク4Aと第2のインキタンク4Bとの取付強度が向上し、筆記使用時、第1のインキタンク4Aまたは第2のインキタンク4Bがぐらいつたり、第1のインキタンク4Aと第2のインキタンク4Bとが分離するおそれがない。
〔3〕前記請求項2の両頭式筆記具1において、前記第1の大径部5Aの外周が横断面円形状を有し、前記第1の小径部6Aの外周が横断面半円形状または横断面半多角形状を有するとともに外形面62Aと分割面63Aとからなり、前記第2の大径部5Bの外周が横断面円形状を有し、前記第2の小径部6Bの外周が横断面半円形状または横断面半多角形状を有するとともに外形面62Bと分割面63Bとからなり、前記第1の小径部6Aの分割面63Aと前記第2の小径部6Bの分割面63Bとを非係合状態で対向させ、前記第1の小径部6Aの外形面62Aと前記第2の小径部6Bの外形面62Bとにより横断面円形状または横断面多角形状を構成すること(請求項3)が好ましい。
前記請求項3の第1の小径部6Aの分割面63Aと第2の小径部6Bの分割面63Bとを非係合状態で対向させる構成により、第1のインキタンク4Aと第2のインキタンク4Bとのぐらつきのない安定した取付構造が得られるとともに、第1のインキタンク同士または第2のインキタンク4B同士でもぐらつきのない安定した取付構造が得られる。
もし、第1の小径部6Aの分割面63Aと第2の小径部6Bの分割面63Bとが係合する場合、第1の小径部6Aの分割面63Aに凸部を形成し且つ第2の小径部6Bの分割面63Bに凹部を形成したり、または、第1の小径部6Aの分割面63Aに凹部を形成し且つ第2の小径部6Bの分割面63Bに凸部を形成することになる。その場合、分割面63Aに凸部を有する第1のインキタンク同士または分割面63Bに凸部を有する第2のインキタンク4B同士では、安定した取付構造が得られないおそれがある。
また、前記請求項3の前記第1の小径部6Aの外形面62Aと前記第2の小径部6Bの外形面62Bとにより横断面円形状または横断面多角形状を構成すること(二つの小径部が合体して横断面円形状または横断面多角形を構成すること)から、全体として統一感のある外観性を得ることができる。
〔4〕また、本願の第2の発明は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体のインキタンク4A、4Bからなり、前記インキタンク4A、4Bの前部に、ペン先3A、3Bと接続されるインキ保溜部材7A、7Bを設け、前記インキ保溜部材7A、7Bの後方のインキタンク4A、4B内に、直接インキが収容可能なインキ貯溜部8A、8Bを設け、前記インキ保溜部材7A、7Bが前記インキ貯溜部8A、8B内の圧力上昇に応じた溢出インキを一時的に保持してなる両頭式筆記具用の筆記体であって、前記インキタンク4A、4Bが、前部に形成された大径部5A、5Bと該大径部5A、5Bの後方に連設された小径部6A、6Bとからなり、前記大径部5A、5Bにインキ保溜部材7A、7Bを設け、前記インキ保溜部材7A、7Bの後方の小径部6A、6B内にインキ貯溜部8A、8Bを形成し、前記大径部5A、5Bの後端に前方係合部51A、51Bを設け、前記小径部6A、6Bの後端に、前記前方係合部51A、51Bと係合可能な形状と同一形状を有する後方係合部61A、61Bを設けたこと(請求項4)を要件とする。
前記請求項4の両頭式筆記具用の筆記体は、同一外形状のインキタンクを有する2本の筆記体を用意した場合、一方の筆記体の前方係合部と他方の筆記体の後方係合部とを係合させると同時に、一方の後方係合部と他方の前方係合部とを係合させることができる。即ち、2本の筆記体を互いに直接、係合できる。その結果、部品点数が減少し、製造コストを安価に抑えることができるとともに、スマートな外観性を得る両頭式筆記具を構成することができる。さらに、前後に離れた2箇所の係合部(前方係合部及び後方係合部)により2本の筆記体が係合されるため、筆記体同士の取付強度が向上し、筆記使用時、いずれか一方の筆記体がぐらいつたり、筆記体同士が分離するおそれがない。
〔5〕前記請求項4の両頭式筆記具用の筆記体において、前記大径部5A、5Bの外周が横断面円形状を有し、前記小径部6A、6Bの外周が横断面半円形状または横断面半多角形状を有すること(請求項5)が好ましい。
また、前記請求項5の両頭式筆記具用の筆記体は、同一外形状のインキタンクを有する2本の筆記体を用意した場合、2本の小径部を合体させ、2本の小径部の外周を横断面円形状または横断面多角形状に構成することができる。それにより、全体として統一感のある優れた外観性を得ることができる。
請求項1の両頭式筆記具は、部品点数が減少し、製造コストを安価に抑えることができるとともに、スマートな外観性を得ることができる。
請求項2のの両頭式筆記具は、第1のインキタンクと第2のインキタンクとの取付強度が向上し、筆記使用時、第1のインキタンクまたは第2のインキタンクがぐらいつたり、第1のインキタンクと第2のインキタンクとが分離するおそれがない。
請求項3の両頭式筆記具は、第1のインキタンクと第2のインキタンクとのぐらつきのない安定した取付構造が得られるとともに、第1のインキタンク同士または第2のインキタンク同士でもぐらつきのない安定した取付構造が得られ、しかも、全体として統一感のある優れた外観性を得ることができる。
請求項4の両頭式筆記具用の筆記体は、部品点数を減少させ、製造コストを安価に抑えることができ、しかも、スマートな外観性を有する両頭式筆記具を構成できる。
請求項5の両頭式筆記具用の筆記体は、全体として統一感のある優れた外観性を有する両頭式筆記具を構成できる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は第1の筆記体2Aと第2の筆記体2Bが合体した状態の両頭式筆記具1を示す。図2は図1のA−A線断面を示し、図3は図1のB−B線断面を示し、図4は図1のC−C線断面を示し、図5は図1のD−D線断面を示し、図6は図1のE−E線断面を示す。図7は図1の合体状態から分離した第1の筆記体2Aを示す。図8は図1の合体状態から分離した第2の筆記体2Bを示す。
本実施の形態の両頭式筆記具1は、第1の筆記体2Aと第2の筆記体2Bとが合体されて構成される。前記第1の筆記体2Aと前記第2の筆記体2Bとは分離可能である。
・第1の筆記体
前記第1の筆記体2Aは、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体よりなる第1のインキタンク4Aと、前記第1のインキタンク4Aの前端に設けられる第1のペン先3Aと、前記第1のペン先3Aと接続されるとともに前記第1のインキタンク4Aの開口部に嵌入される第1のインキ保溜部材7Aと、前記第1のインキ保溜部材7Aの後方の第1のインキタンク4A内に形成される第1のインキ貯溜部8Aとからなる。
・第2の筆記体
前記第2の筆記体2Bは、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体よりなる第2のインキタンク4Bと、前記第2のインキタンク4Bの前端に設けられる第2のペン先3Bと、前記第2のペン先3Bと接続されるとともに前記第2のインキタンク4Bの開口部に嵌入される第2のインキ保溜部材7Bと、前記第2のインキ保溜部材7Bの後方の第2のインキタンク4B内に形成される第2のインキ貯溜部8Bとからなる。
・第1のインキタンク
第1のインキタンク4Aは、透明または半透明の合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる有底筒状体である。前記第1のインキタンク4Aは、前部に形成された第1の大径部5Aと、該第1の大径部5Aより後方に一体に連設された第1の小径部6Aとから構成される。前記第1の大径部5Aの外周は、横断面が円形状を有する。前記第1の小径部6Aの外周は、横断面が半円形状または横断面が半多角形状を有する、外形面62Aと分割面63Aとからなる。本実施の形態では、図2乃至図4に示すように、前記第1の大径部5Aの外周は、横断面が円形状を有し、前記第1の小径部6Aの外周は、横断面が半円形状を有する。
・第2のインキタンク
同様に、第2のインキタンク4Bは、透明または半透明の合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる有底筒状体である。前記第2のインキタンク4Bは、前部に形成された第2の大径部5Bと、該第2の大径部5Bより後方に一体に連設された第2の小径部6Bとから構成される。前記第2の大径部5Bの外周は、横断面が円形状を有する。前記第2の小径部6Bの外周は、横断面が半円形状または横断面が半多角形状を有する、外形面62Bと分割面63Bとからなる。本実施の形態では、図3乃至図5に示すように、前記第2の大径部5Bの外周は、横断面が円形状を有し、前記第2の小径部6Bの外周は、横断面が半円形状を有する。
尚、本発明で、前記円形状とは、円または楕円形状をいう。前記半円形状とは、円形状が半分に分割された形状をいう。前記多角形状は、例えば、3角形、4角形、5角形、6角形、7角形、8角形等が挙げられ、握り易い点から正多角形状が好ましい。前記半多角形状とは、多角形状が半分に分割された形状をいう。前記各々の小径部の外形面62A、62Bは、横断面円形状または横断面多角形状の半分の外形を構成する。前記各々の小径部の分割面63A、63Bは、軸方向に延びる平面(即ち、軸線に平行な平面または軸線に対して傾斜する平面)により形成される。
・第1の前方係合部、第1の後方係合部
前記第1の大径部5Aの後端(即ち、第1の大径部5Aと第1の小径部6Aとの間の段部)には、第1の前方係合部51Aを設けられる。前記第1の小径部6Aの後端には、前記第1の前方係合部51Aと係合可能な形状(即ち第2の後方係合部61B)と同一形状を有する第1の後方係合部61Aが設けられる。前記第1の前方係合部51Aは、第2の後方係合部61Bと係合可能であり、前記第1の後方係合部61Aは、第2の前方係合部51Bと係合可能である。具体的には、第1の前方係合部51A及び第1の後方係合部61Aは、後方に開口する凹部と後方に突出する凸部との組合せからなる。本実施の形態では、第1の前方係合部51Aが後方に開口する凹部よりなり、且つ、第1の後方係合部61Aが前記凹部に係合可能な形状と同一形状を有する後方に突出する凸部よりなる構成が採用されているが、これ以外にも、第1の前方係合部51Aが後方に突出する凸部よりなり、且つ、第1の後方係合部61Aが前記凸部に係合可能な形状と同一形状を有する後方に開口する凹部よりなる構成でもよい。
・第2の前方係合部、第2の後方係合部
前記第2の大径部5Bの後端(即ち、第2の大径部5Bと第2の小径部6Bとの間の段部)には、第2の前方係合部51Bを設けられる。前記第2の小径部6Bの後端には、前記第2の前方係合部51Bと係合可能な形状(即ち第1の後方係合部61A)と同一形状を有する第2の後方係合部61Bが設けられる。前記第2の前方係合部51Bは、第1の後方係合部61Aと係合可能であり、前記第2の後方係合部61Bは、第1の前方係合部51Aと係合可能である。具体的には、第2の前方係合部51B及び第2の後方係合部61Bは、後方に開口する凹部と後方に突出する凸部との組合せからなる。本実施の形態では、第2の前方係合部51Bが後方に開口する凹部よりなり、且つ、第2の後方係合部61Bが前記凹部に係合可能な形状と同一形状を有する後方に突出する凸部よりなる構成が採用されているが、これ以外にも、第2の前方係合部51Bが後方に突出する凸部よりなり、且つ、第2の後方係合部61Bが前記凸部に係合可能な形状と同一形状を有する後方に開口する凹部よりなる構成でもよい。
・第1のインキタンクと第2のインキタンクの合体
第1のインキタンク4Aと前記第2のインキタンク4Bとを合体させるには、前記第1の前方係合部51A(即ち第1の大径部5Aの後端)と前記2の後方係合部(即ち第2の小径部6Bの後端)とを係合させると同時に、第1の後方係合部61A(即ち第1の小径部6Aの後端)と第2の前方係合部51B(即ち第2の大径部5Bの後端)とを係合させる。第1のインキタンクと第2のインキタンク4Bを合体させると、第1の小径部6Aの分割面63Aと第2の小径部6Bの分割面63Bとが非係合状態で対向して接触し、第1の小径部6Aの外形面62Aと第2の小径部6Bの外形面62Bとが横断面円形状または横断面多角形状を構成する。本実施の形態(図3参照)では、合体によって、第1の小径部6Aの外形面62Aと第2の小径部6Bの外形面62Bとが横断面円形状を構成する。
・第1のインキタンク同士の合体
第1の大径部5Aの後端の第1の前方係合部51Aは、第1の小径部6Aの後端の第1の後方係合部61Aと係合可能な形状(即ち第2の前方係合部51B)と同一形状を有し、第1の小径部6Aの後端の第1の後方係合部61Aは、第1の大径部5Aの後端の第1の前方係合部51Aと係合可能な形状(即ち第2の後方係合部61B)と同一形状を有する。それにより、第1のインキタンク4A同士を係合させ、合体させることができる。また、前記第1の小径部6Aの分割面63Aが平面部よりなるため、第1のインキタンク4A同士を合体させた場合も、分割面63Aの平面部同士が非係合状態で対向して接触するため、ぐらつきのない安定した取付構造が得られる。
・第2のインキタンク同士の合体
第2の大径部5Bの後端の第2の前方係合部51Bは、第2の小径部6Bの後端の第2の後方係合部61Bと係合可能な形状(即ち第1の前方係合部51A)と同一形状を有し、第2の小径部6Bの後端の第2の後方係合部61Bは、第2の大径部5Bの後端の第2の前方係合部51Bと係合可能な形状(即ち第1の後方係合部61A)と同一形状を有する。それにより、第2のインキタンク4B同士を係合させ、合体させることができる。また、前記第2の小径部6Bの分割面63Bが平面部よりなるため、第2のインキタンク4B同士を合体させた場合も、分割面63Bの平面部同士が非係合状態で対向して接触するため、ぐらつきのない安定した取付構造が得られる。
・第1のインキ保溜部材、第1のインキ貯溜部
前記第1のインキタンク4Aの第1の大径部5A内には、第1のインキ保溜部材7Aが嵌入される。前記第1のインキ保溜部材7Aの後方の第1のインキタンク4A内(即ち第1のインキ保溜部材7Aの後方に残る第1の大径部5Aと第1の小径部6A)には、第1のインキ貯溜部8Aが形成される。
前記第1のインキ保溜部材7Aは、前記第1のインキ貯溜部8A内の圧力上昇に応じた溢出インキを一時的に保持するためのものであり、複数の櫛歯を備えた合成樹脂(例えばABS樹脂)製部材からなる。前記第1のインキ保溜部材7Aの軸心孔には第1のペン先3Aと第1のインキ貯溜部8Aとの間を接続するインキ誘導芯71Aが挿着される。第1のインキ保溜部材7Aは、第1のインキ貯溜部8A内の第1のインキと略同色に着色されている。それにより、第1のインキタンク4Aが透明または半透明であることから、インキ色を確認できる。
前記第1のインキ貯溜部8Aには、第1のインキが貯溜される。前記第1のインキ貯溜部8Aの第1のインキは、第1のインキタンク4Aが透明材料または半透明材料よりなることから、外部より視認可能である。
・第2のインキ保溜部材、第2のインキ貯溜部
前記第2のインキタンク4Bの第2の大径部5B内には、第2のインキ保溜部材7Bが嵌入される。前記第2のインキ保溜部材7Bの後方の第2のインキタンク4B内(即ち第2のインキ保溜部材7Bの後方に残る第2の大径部5Bと第2の小径部6B)には、第2のインキ貯溜部8Bが形成される。
前記第2のインキ保溜部材7Bは、前記第2のインキ貯溜部8B内の圧力上昇に応じた溢出インキを一時的に保持するためのものであり、複数の櫛歯を備えた合成樹脂(例えばABS樹脂)製部材からなる。前記第2のインキ保溜部材7Bの軸心孔には第2のペン先3Bと第2のインキ貯溜部8Bとの間を接続するインキ誘導芯71Bが挿着される。第2のインキ保溜部材7Bは、第2のインキ貯溜部8B内の第2のインキと略同色に着色されている。それにより、第2のインキタンク4Bが透明または半透明であることから、インキ色を確認できる。
前記第2のインキ貯溜部8Bには、第2のインキが貯溜される。前記記第2のインキ貯溜部8Bの第2のインキは、第2のインキタンク4Bが透明材料または半透明材料よりなることから、外部より視認可能である。
・第1のペン先
前記第1のペン先3Aは、本実施の形態では繊維の樹脂加工体(例えばポリエステル繊維の樹脂加工体)が採用されているが、これ以外にも、前記ペン先は、毛筆体、多孔質体、ボールペンチップ、万年筆状の金属板製チップ、合成樹脂押出成形よりなるプラスチックペン体等、いずれであってもよい。
・第2のペン先
前記第2のペン先3Bは、本実施の形態では繊維の樹脂加工体(例えばポリエステル繊維の樹脂加工体)が採用されているが、これ以外にも、前記ペン先は、毛筆体、多孔質体、ボールペンチップ、万年筆状の金属板製チップ、合成樹脂押出成形よりなるプラスチックペン体等、いずれであってもよい。
前記第1の筆記体2Aと前記第2の筆記体2Bとが分離可能であることから、前記第1のペン先3Aを有する第1の筆記体2Aと第2のペン先3Bを有する第2の筆記体2Bとの組合せは、ユーザーが自由に選択できる。
本実施の形態では、第1のインキ及び第2のインキは、蛍光顔料または蛍光染料を含むインキが採用される。それにより、発色の優れた、見栄えのよい両頭式筆記具1が得られる。前記第1のインキ及び第2のインキの色は、例えば、蛍光イエロー、蛍光ピンク、蛍光オレンジ、蛍光グリーン、蛍光ブルー、蛍光バイオレットが挙げられる。前記第1の筆記体2Aと前記第2の筆記体2Bとが分離可能であることから、前記第1のインキ及び第2のインキの色の組合せは、ユーザーが自由に選択できる。本実施の形態では、前記第1のインキ及び第2のインキは、第1の小径部6A及び第2の小径部6Bにおいて径方向に2層に重層された状態で視認される。それにより、外観的な面白みが増加する。特に、本実施の形態では、第1のインキタンク4Aと第2のインキタンク4Bとの間に、従来のような筒軸等を介在させない構成のため、透明性のインキタンクと相まって、インキタンク内部のインキの視認性が向上すると同時に、スマートな外観性を得ることができる。
また、本発明の両頭式筆記具1は、いずれか一方の筆記体のインキを使い切った場合、その一方の筆記体のみを交換することができ、インキを使い切っていない筆記体をそのまま使用することができ、経済的である。
・第1のキャップ
第1の筆記体2Aの第1のペン先3A側の外面には、第1のキャップ9Aが着脱自在に設けられる。前記第1のキャップ9Aは、一端が閉鎖され且つ他端が開口された有底筒状体であり、透明または半透明の合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形体により得られる。前記第1のキャップ9Aは、外面にクリップ91Aが一体に形成されている。前記第1のキャップ9Aは、第2のキャップ9Bと同一嵌合構造を有し、第2の筆記体2Bの第2のペン先3B側にも装着可能である。それにより、ユーザーが第1のキャップ9Aと第2のキャップ9Bを区別して各々のペン先側に装着する手間が不要となる。
・第2のキャップ
第2の筆記体2Bの第2のペン先3B側の外面には、第2のキャップ9Bが着脱自在に設けられる。前記第2のキャップ9Bは、一端が閉鎖され且つ他端が開口された有底筒状体であり、透明または半透明の合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形体により得られる。前記第2のキャップ9Bは、外面にクリップを備えない。前記第2のキャップ9Bは、第1のキャップ9Aと同一嵌合構造を有し、第1の筆記体2Aの第1のペン先3A側にも装着可能である。それにより、ユーザーが第1のキャップ9Aと第2のキャップ9Bを区別して各々のペン先側に装着する手間が不要となる。
本発明の両頭式筆記具の縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。 図1のE−E線断面図である。 図1の第1の筆記体の縦断面図である。 図1の第2の筆記体の縦断面図である。
符号の説明
1 両頭式筆記具
2A 第1の筆記体
3A 第1のペン先
4A 第1のインキタンク
5A 第1の大径部
51A 第1の前方係合部
6A 第1の小径部
61A 第1の後方係合部
62A 外形面
63A 分割面
7A 第1のインキ保溜部材
71A インキ誘導芯
8A 第1のインキ貯溜部
9A 第1のキャップ
91A クリップ
2B 第2の筆記体
3B 第2のペン先
4B 第2のインキタンク
5B 第2の大径部
51B 第2の前方係合部
6B 第2の小径部
61B 第2の後方係合部
62B 外形面
63B 分割面
7B 第2のインキ保溜部材
71B インキ誘導芯
8B 第2のインキ貯溜部
9B 第2のキャップ

Claims (5)

  1. 第1のペン先を備えた第1のインキタンクと第2のペン先を備えた第2のインキタンクとを合体させ、一端に前記第1のペン先を備え且つ他端に前記第2のペン先を備えるよう構成し、前記第1のインキタンクと前記第2のインキタンクとを分離可能に構成した直液タイプの両頭式筆記具であって、前記第1のインキタンクの外面と前記第2のインキタンクの外面とを、直接、係合させてなることを特徴とする両頭式筆記具。
  2. 前記第1のインキタンクを、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体により構成するとともに、前記第1のインキタンクを、前部に形成された第1の大径部と該第1の大径部より後方に連設された第1の小径部とから構成し、前記第2のインキタンクを、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体により構成するとともに、前記第2のインキタンクを、前部に形成された第2の大径部と該第2の大径部より後方に連設された第2の小径部とから構成し、前記第1の大径部の後端と前記第2の小径部の後端とを係合させ、且つ、前記第1の小径部の後端と前記第2の大径部の後端とを係合させてなる請求項1記載の両頭式筆記具。
  3. 前記第1の大径部の外周が横断面円形状を有し、前記第1の小径部の外周が横断面半円形状または横断面半多角形状を有するとともに外形面と分割面とからなり、前記第2の大径部の外周が横断面円形状を有し、前記第2の小径部の外周が横断面半円形状または横断面半多角形状を有するとともに外形面と分割面とからなり、前記第1の小径部の分割面と前記第2の小径部の分割面とを非係合状態で対向させ、前記第1の小径部の外形面と前記第2の小径部の外形面とにより横断面円形状または横断面多角形状を構成する請求項2記載の両頭式筆記具。
  4. 前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体のインキタンクからなり、前記インキタンクの前部に、ペン先と接続されるインキ保溜部材を設け、前記インキ保溜部材の後方のインキタンク内に、直接インキが収容可能なインキ貯溜部を設け、前記インキ保溜部材が前記インキ貯溜部内の圧力上昇に応じた溢出インキを一時的に保持してなる両頭式筆記具用の筆記体であって、前記インキタンクが、前部に形成された大径部と該大径部の後方に連設された小径部とからなり、前記大径部にインキ保溜部材を設け、前記インキ保溜部材の後方の小径部内にインキ貯溜部を形成し、前記大径部の後端に前方係合部を設け、前記小径部の後端に、前記前方係合部と係合可能な形状と同一形状を有する後方係合部を設けた両頭式筆記具用の筆記体。
  5. 前記大径部の外周が横断面円形状を有し、前記小径部の外周が横断面半円形状または横断面半多角形状を有する請求項4記載の両頭式筆記具用の筆記体。
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