JP3121501U - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキ吸蔵体を外部より視認可能にしインキ色を識別できると共に、当接壁部との当接によりインキ吸蔵体の端面が潰れたとしても、外観を良好なものにする。
【解決手段】軸筒2内にインキ吸蔵体3を収容する。軸筒2内のインキ吸蔵体3の前方及び後方に当接壁部4,5を設ける。当接壁部4,5により、インキ吸蔵体3の両端面を前後に挟持する。インキ吸蔵体3の一端部の径方向外方の軸筒2周壁を透明にする。インキ吸蔵体3の他端部の径方向外方の軸筒2周壁を不透明にする。透明側のインキ吸蔵体3の一端面と当接壁部4とが前後に接触する面積を、不透明側のインキ吸蔵体3の他端面と当接壁部5とが前後に接触する面積より大きく設定する。
【選択図】 図2

Description

本考案は、軸筒内にインキ吸蔵体(いわゆる中綿)を収容した筆記具に関する。本考案で、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
従来、この種の筆記具において、例えば、特許文献1には、軸筒内にインキ貯蔵体(本願のインキ吸蔵体)を収容し、軸筒内に形成した突出部(本願の当接壁部)を前記インキ貯蔵体の前端面に当接させ、軸筒の後端に嵌着した尾栓の突起(本願の当接壁部)により前記インキ貯蔵体の後端面を押圧して、インキ貯蔵体が固定される構成が開示されている。
実公昭56−31411号公報
前記従来の筆記具は、インキ吸蔵体の長手寸法が、前側の当接壁部と後側の当接壁部との間の長手寸法よりも僅かに大きくなるよう設定されている。しかし、ばらつきにより、前記インキ吸蔵体の長手寸法が、前記前側と後側の当接壁部の間の長手寸法より過度に大きくなる場合がある。その場合、当接壁部がインキ吸蔵体の端面に食いついて、インキ吸蔵体の端面が大きく潰れてしまう。特に、軸筒全体を透明材料により構成し、内部のインキ吸蔵体を外部より視認して、インキ色を識別できるようにした場合、前記インキ吸蔵体の端面に潰れが生じると、筆記具の見栄えが悪くなり、商品価値が低下するおそれがある。
本考案は前記従来の問題点を解決するものであって、インキ吸蔵体を外部より視認可能にしインキ色を識別できると共に、インキ吸蔵体の端面が潰れたとしても、外観を良好なものにできる筆記具を提供しようとするものである。
〔1〕本考案は、軸筒2内にインキ吸蔵体3を収容し、軸筒2内のインキ吸蔵体3の前方及び後方に当接壁部4,5を設け、前記当接壁部4,5により、前記インキ吸蔵体3の両端面を前後に挟持してなる筆記具であって、インキ吸蔵体3の一端部の径方向外方の軸筒2周壁を透明にし、インキ吸蔵体3の他端部の径方向外方の軸筒2周壁を不透明にし、透明側のインキ吸蔵体3の一端面と当接壁部4とが前後に接触する面積を、不透明側のインキ吸蔵体3の他端面と当接壁部5とが前後に接触する面積より大きく設定したこと(請求項1)を要件とする。
前記請求項1の「インキ吸蔵体3の一端部の径方向外方の軸筒2周壁を透明にしたこと」により、透明側のインキ吸蔵体3の一端部が外部より視認可能となり、外部よりインキ色が識別できる。前記請求項1の「インキ吸蔵体3の他端部の径方向外方の軸筒2周壁を不透明にしたこと」により、不透明側のインキ吸蔵体3の他端部は、不透明の軸筒2周壁によって隠蔽され外部より視認されない。
また、前記請求項1の「透明側のインキ吸蔵体3の一端面と当接壁部4とが接触する横断面の面積S1を、不透明側のインキ吸蔵体3の他端面と当接壁部5とが接触する横断面の面積S2より大きく設定したこと(S1>S2)」によって、製造ばらつきにより、インキ吸蔵体3の長手寸法が前側と後側の当接壁部4,5の間の長手寸法より過度に大きくなった場合、当接壁部5との接触面積の小さい不透明側のインキ吸蔵体3の端面が大きく潰れ、当接壁部4との接触面積の大きい透明側のインキ吸蔵体3の端面は殆ど潰れないため、筆記具の外観を良好に保つことができる。
〔2〕また、前記請求項1の筆記具において、前記軸筒2が前軸6と該前軸6と接続される後軸7とからなり、前記前軸6または後軸7のいずれか一方を透明樹脂により形成し、他方を不透明樹脂により形成し、前記前軸6及び後軸7の内面に当接壁部4,5を一体に形成すること(請求項2)が好ましい。それにより、透明な軸筒2周壁及び不透明な軸筒2周壁を容易に得ることができると共に、軸筒2内部に当接壁部4,5を設けるために部品点数を増加させない。
請求項1の筆記具は、インキ吸蔵体を外部より視認可能にし、インキ色を識別できると共に、インキ吸蔵体の端面が潰れたとしても、外観を良好に保つことができる。
請求項2の筆記具は、透明な軸筒周壁及び不透明な軸筒周壁を容易に得ることができると共に、軸筒内部に当接壁部を設けるために部品点数を増加させることがない。
本考案の実施の形態を図面に従って説明する。
図1乃至図4に本考案の第1実施例を示す。
本実施例は、前軸6と後軸7よりなる軸筒2と、前記軸筒2内に収容されるインキ吸蔵体3(例えば、繊維束加工体または多孔質体)と、前記インキ吸蔵体3の前端に突き刺し接続され且つ前記前軸6に保持されるペン先8とからなる。
前記ペン先8は、繊維束の樹脂加工体からなり、後部のインキ誘導部81がインキ吸蔵体3の前端面に突き刺し接続される。
前記軸筒2は、先細円筒状の前軸6と、有底円筒状の後軸7とからなり、両者が螺合により接続される。
前記前軸6は、透明樹脂の射出成形により得られ、先細部62と円筒部63とが一体に連設されてなる。前記前軸6の先細部62内面には、ペン先8が圧入保持される。また、前軸6の内周面(即ち円筒部63内周面)には、軸方向に延びる複数本(ここでは8本)のリブ61が等間隔に一体に形成される。そして、前記リブ61の後端面が透明側の当接壁部4(前側の当接壁部)となる。また、前記前軸6の円筒部63外周面の長手方向の中間位置には鍔部64が一体に形成される。前記円筒部63の鍔部64後方部は、前軸6の前端開口部に挿入され、後軸7の前端開口部の内周面と着脱自在に螺着されると共に、前記鍔部64が後軸7の前端に当接される。
前記後軸7は、不透明樹脂の射出成形により得られる。前記後軸7の底壁内面及び周壁後端部の内周面には、軸方向に延びる複数本(ここではと4本)のリブ71が等間隔に一体に形成される。前記リブ71は、大内径部71aと、その後方に一体に連設される小内径部71bとからなる。前記大内径部71aがインキ吸蔵体3の後端部外周面を径方向に圧接保持し、前記小内径部71bの前端面(即ち大内径部71aと小内径部71bとの間の段部)が不透明側の当接壁部5(後側の当接壁部)となる。
インキ吸蔵体3の前端面は、前記透明側の当接壁部4と前後方向に当接し、インキ吸蔵体3の後端面は、前記不透明側の当接壁部5に前後方向に当接する。前記インキ吸蔵体3の長手寸法は、前記透明側の当接壁部4と不透明側の当接壁部5との間の長手寸法よりも大きく設定される。それにより、軸筒2内のインキ吸蔵体3は、前記透明側の当接壁部4と前記不透明側の当接壁部5とにより、前後方向に挟持される。
前記透明側のインキ吸蔵体3の前端面と当接壁部4とが前後に接触する面積S1(図3の点々部分の面積の総和)は、不透明側のインキ吸蔵体3の後端面と当接壁部5とが接触する面積S2(図4の点々部分の面積の総和)よりも大きく設定される。本実施例では、前記S1はS2のおよそ1.45倍に設定される。
それにより、前記インキ吸蔵体3の長手寸法が、製造ばらつきにより、前記透明側の当接壁部4と不透明側の当接壁部5との間の長手寸法よりも過度に大きくなった場合、外部より視認できない不透明側のインキ吸蔵体3の端面が、当接壁部5の食いつきにより潰され、一方、外部より視認可能な透明側のインキ吸蔵体3の端面が、当接壁部4との当接によっても潰されず、その結果、筆記具の良好な外観が維持される。
また、本実施例では、ペン先8を備えた前軸6を透明樹脂により形成し、且つ、後軸7を不透明樹脂により形成することにより、前軸6がインキ色を発し、後軸7はインキ色を発しないため、ペン先8を備えた前軸6を、後軸7に比べて、際立たせることができ、より一層、特徴ある外観を呈した筆記具1となる。
図5に透明側の当接壁部の他の例(図3の変形例)を示す。
前軸6の内周面には、軸方向に延びる複数本(具体的には3本)のリブ61が一体に形成される。さらに、前記各々のリブ61は、径方向内方の端部より分岐する枝部61aが一体に連設され、横断面が略Y字状または略T字状となる。前記枝部61aを備えたリブ61の後端面がインキ吸蔵体3の前端面に当接し、それが、透明側の当接壁部4(前側の当接壁部)となる。透明側のインキ吸蔵体3の前端面と当接壁部4とが前後に接触する面積S1(図5の点々部分の面積の総和)は、不透明側のインキ吸蔵体3の後端面と当接壁部5とが前後に接触する面積S2(図4の点々部分の面積の総和)よりも大きく設定される。前記枝部61aによりインキ吸蔵体3の端面との接触面積を容易に大きく設定できる。本実施例では、前記S1はS2のおよそ3.25倍に設定される。尚、他の構成は前記第1実施例と同様である。
尚、本考案は、前記実施例以外にも、インキ吸蔵体3の前端の径方向外方の軸筒2周壁を不透明にし、インキ吸蔵体3の後端の径方向外方の軸筒2周壁を透明にすることも可能である。
尚、本考案において、ペン先8は、インキ吸蔵体3の前端面に突き刺し接続されるインキ誘導部81を備えるものであれば、これ以外にも、ボールペンチップやプラスチックペン体等、いずれであってもよい。また、本考案において、ペン先8は、少なくとも前軸6に取り付けられていればよいが、前軸6と後軸7の両方(即ち軸筒2の両端)に取り付け、両頭式筆記具とすることもできる。
本考案の第1実施例を示す外観図である。 図1の縦断面図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 第2実施例の透明側の当接壁部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 筆記具
2 軸筒
3 インキ吸蔵体
4 透明側の当接壁部
5 不透明側の当接壁部
6 前軸
61 リブ
61a 膨出部
62 先細部
63 円筒部
64 鍔部
7 後軸
71 リブ
71a 大内径部
71b 小内径部
8 ペン先
81 インキ誘導部
S1 透明側の当接壁部の接触面積
S2 不透明側の当接壁部の接触面積

Claims (2)

  1. 軸筒内にインキ吸蔵体を収容し、軸筒内のインキ吸蔵体の前方及び後方に当接壁部を設け、前記当接壁部により、前記インキ吸蔵体の両端面を前後に挟持してなる筆記具であって、インキ吸蔵体の一端部の径方向外方の軸筒周壁を透明にし、インキ吸蔵体の他端部の径方向外方の軸筒周壁を不透明にし、透明側のインキ吸蔵体の一端面と当接壁部とが前後に接触する面積を、不透明側のインキ吸蔵体の他端面と当接壁部とが前後に接触する面積より大きく設定したことを特徴とする筆記具。
  2. 前記軸筒が前軸と該前軸と接続される後軸とからなり、前記前軸または後軸のいずれか一方を透明樹脂により形成し、他方を不透明樹脂により形成し、前記前軸及び後軸の内面に当接壁部を一体に形成した請求項1記載の筆記具。
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