JP2005177897A - 研磨方法および研磨装置と半導体装置製造方法 - Google Patents

研磨方法および研磨装置と半導体装置製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コスト上昇を抑えつつウエハの研磨レートを均一化させて容易にウエハの平面状態を均一化させる。
【解決手段】 研磨パッド2の中心部に溝2aが形成されていない領域Bが設けられており、その外側に溝2aが形成されている領域Aが設けられている。ウエハ3の外周部をリテーナリング4aにて取り囲んで保持し、研磨レートが高くなる傾向のある、外周部のリテーナリング4aに近接する部分の一部が、溝2aが形成されていない領域Bに対向するように配置する。そこで、ウエハ3を研磨パッド2に押し付けつつ、ウエハ3と研磨パッド2を同方向に回転させる。そして、溝2aが形成されていない領域Bの外側に、スラリー供給手段7からスラリーを供給する。溝2aが形成されていない領域Bには、スラリーが殆ど供給されないので研磨レートが低くなり、ウエハ3全体で研磨レートが均一化される。
【選択図】図1

Description

本発明は研磨方法および研磨装置と半導体装置製造方法に関する。
シリコンなどからなるウエハを含む半導体装置を製造する際に、ウエハを平坦化するために、例えばリフロー法や、SOG(Spin on Glass)法などの塗布法や、エッチバック法を行うと、広い領域に亘って平坦化することが困難である。このことは、半導体装置を製造する上での大きな制約を生じる。そこで近年では、ウエハの表面を機械的な作用と化学的な作用の組み合わせにより研磨するCMP(Chemical Mechanical Polishing)法が主流になっている。
このようなCMP法とそれに用いられる研磨装置が、特許文献1や特許文献2に開示されている。例えば、特許文献1に記載されている研磨装置では、回転可能な円形のテーブル上に研磨パッド(研磨布)が貼られており、研磨パッドに対向するようにウエハ(被研磨物)を保持して回転および移動させるキャリアが設けられている。
ウエハの研磨は、研磨パッドとウエハを同方向に回転させつつウエハを研磨パッドに押しつけ、さらにキャリアを回転方向に対して交差する方向(例えば半径方向)に往復揺動させることによって行われる。より具体的には、ポリウレタンなどからなる研磨パッドに溝や穴が形成されており、研磨パッド上には研磨剤(スラリー)が供給される。スラリーは溝内を通って研磨パッドの各部に運ばれるとともに、穴内に保持され、このスラリーがウエハの表面全体を研磨する。特許文献1に開示されている発明では、研磨パッドの溝によって、ウエハが研磨パッドに密着した状態で負圧が発生して離れにくくなる現象を防ぐことができる。また、各溝の間隔(密度)や各穴の間隔(密度)を調整することによって、研磨パッドの十分な強度を確保している。
特許文献2に開示されている研磨パッドも、特許文献1と実質的に同様な研磨装置において用いられるものである。そして、特許文献2の研磨パッドは、スラリーの移動を可能にする溝が形成されている領域と、スラリーを保持する穴が形成されている領域とがそれぞれ独立して設けられている。具体的には、研磨パッドの内周部と外周部に、溝が形成されている領域を配置し、この内周部と外周部の間に、穴が形成されている領域を配置している。溝が形成されている領域には穴は形成されておらず、穴が形成されている領域には溝は形成されていない。穴が形成されている領域は、溝が形成されている領域に比べて高い研磨レートで研磨可能である。これは、溝内を移動するスラリーよりも、穴内に固定的に保持されているスラリーの方がウエハの表面をより強く研磨するからである。そして、特許文献2では、回転に伴う移動が少ないウエハの中心部を、穴が形成されている領域で高い研磨レートで研磨することによって、ウエハ全体の研磨状態の均一化が図れる。
また、特許文献2の第2の実施例では、研磨パッドの内周部と外周部に、穴が低密度に形成されている領域を配置し、この内周部と外周部の間に、穴が高密度に形成されている領域を配置している。穴が高密度に形成されている領域は、穴が低密度に形成されている領域に比べて、保持されるスラリーの量が多いため、高い研磨レートで研磨可能である。従って、前記した構成と同様に研磨状態の均一化が図れる。
特許文献3の図1〜4には、研磨パッドの主平面に形成されているスラリー移送用の溝の凹部の幅が均一でない構成が開示されている。この構成では、研磨パッドの内周側の溝の凹部の幅を狭く、外周側の溝の凹部の幅を広く形成することによって、研磨パッド全体のスラリー供給量をできるだけ均一にしている。
特許第3042593号公報 特開平8−229805号公報 特開2003−260657号公報 特許第3324643号公報 特許第3006568号公報
図15に示すように、研磨すべきウエハ101を保持するキャリアは、信頼性高くウエハ101を保持するために、通常、ウエハ101の外周部を取り囲むリテーナリング102aを有している。このリテーナリング102aは、ウエハ101を、スラリー108が供給される研磨パッド103に圧接させて研磨する際に、研磨パッド103の表面に接触することが多い。その際、リテーナリング102aが薄い布状の研磨パッド103に圧接した状態で、ウエハ101および研磨パッド103の回転や揺動が行われるため、図15(b)に示すように、リテーナリング102aが圧接する位置の周囲で、研磨パッド103が浮き上がる(跳ね返る)ような状態になる。2点鎖線で示すウエハ101に押さえつけられるため、実際には研磨パッド103が図15(b)に示すほど極端には変形しないとしても、ウエハ101と研磨パッド103の当接する圧力がリテーナリング102aの周囲、すなわちウエハ101の外周部で高くなる傾向がある。その結果、図16に示すように、ウエハ101の中心部に比べて外周部において研磨レートが高くなる。例えば、直径200mm程度のウエハ101において、外周縁から10mm程度の領域は中心部よりも研磨レートが10〜15%くらい高くなる。具体的には、中心部の研磨レートが200nm/minで、外周部の研磨レートが220〜230nm/minになることがある。
特許文献1に記載の発明では、ウエハ全体の研磨レートを一様に上下させることはできるが、図15,16に示すようにウエハ中に研磨レートの高い部分と低い部分が生じて平面状態が不均一になることは防げない。
特許文献2に記載の発明では、研磨パッドに、他の領域よりも高い研磨レートが得られる領域(穴が形成されている領域)が設けられており、この領域を利用してウエハの中心部を研磨するため、研磨レートが均一化でき、平面状態の均一化ができる。
しかし、特許文献2の構成では、従来使用されていたもの(例えば市販されているもの)とは全く異なる新規な研磨パッドを作成する必要がある。しかもこの研磨パッドは、製造が面倒であり製造コストが高いという問題がある。すなわち、1枚の研磨パッドに対して、溝を形成するための工程、例えばナイフ状の工具を研磨パッドに押し付けた状態で研磨パッドを回転させる工程と、穴を形成するための工程、例えば針状の工具を研磨パッドに突き刺す工程とが必要である。このように、1枚の研磨パッドに溝と穴を形成するために、少なくとも2つの異なる作業を行わなければならない。
また、穴が形成されている領域の大きさがウエハの大きさに応じて決定されるため、大きさの異なるウエハの研磨に対して広く適用できないおそれがある。この点について以下に説明する。
そもそも、特許文献2では、ウエハの中心付近は移動範囲が狭いため研磨レートが低下する傾向があることに着目している。しかし、前記したように、ウエハの外周部において、リテーナリングの圧接に伴ってリテーナリングの周辺で研磨パッドが変形しようとして研磨レートが高くなるという、特許文献2では着目していなかった別種の問題が生じている(図15,16参照)。この問題とは、前記したように、従来はウエハの外周縁から10mm程度の範囲(外周部)は研磨レートが高くなり、それ以外の部分(中心部)では研磨レートが低くなる傾向である。
仮に、特許文献2の構成を応用して、研磨パッドの、ウエハの中心部(外周縁から10mm程度の範囲を除く部分)を、穴が形成されている領域によって研磨すると、研磨状態の均一化が図れるように考えられる。ただしその場合、直径が小さいウエハを研磨する場合と直径が大きいウエハを研磨する場合では、穴が形成されている領域で研磨すべき範囲が異なるので、当然、穴が形成されている領域の大きさを変えることが望まれる。簡単に説明すると、例えば、図17(a)に示すように直径200mmのウエハ104を研磨する場合には、直径180mm程度の部分104aを研磨パッド105の穴が形成されている領域105aで研磨し、図17(b)に示すように直径300mmのウエハ106を研磨する場合には、直径280mm程度の部分106aを研磨パッド107の穴が形成されている領域107aで研磨する必要がある。従って、図17(a),(b)に示すように、ウエハ104,106の大きさに対応して、穴が形成されている領域105a,107aの大きさを変えることが望まれる。これは、図15(b)に示すようにリテーナリングの周囲で研磨パッドが浮き上がる(跳ね返る)現象は、ウエハの大きさにかかわらずほぼ一定の範囲に生じると考えられるからである。
なお、図17(a),(b)では、ウエハ104,106の揺動範囲がほぼ一定であると仮定されている。大きなウエハ106を研磨する場合にはその揺動範囲を大きくすることによって、研磨パッド107の穴が形成されている領域107aを小さくすることも考えられる。しかしその場合、ウエハ104,106の大きさに応じてその揺動範囲をその都度大幅に変更する必要があり、構造および研磨工程が複雑になるとともに、装置全体が大型化し、製造コストが高くなると言う問題が生じる。
このように、特許文献2の構成を応用して、図15,16に示すような研磨レートの不均一を解消しようとする場合、1つの研磨パッドで異なる大きさのウエハに広く適応することは極めて困難である。従って、ウエハの大きさに応じた適切な大きさの、穴が形成されている領域を有する研磨パッドをその都度用意して用いる必要がある。特許文献2の発明によると、従来にない新規な構成の研磨パッドを、研磨すべきウエハの大きさに合わせてその都度作成する必要があり、ウエハの生産コストの上昇を招く。
また、特許文献2のように穴が形成された領域を有する研磨パッドでは、局部的な乾燥による目詰まりが発生し、スクラッチが生じる可能性がある。
特許文献3に記載の発明では、研磨パッドの主平面上のスラリーの供給量を均一化しようとしているが、前記したように被研磨物であるウエハに研磨レートが高くなる傾向のある部分が存在することについては、全く考慮していない。従って、特許文献3に記載されているようにスラリーの研磨量を均一にしたとしても、実際のウエハの研磨状態の均一化には寄与し得ない可能性が高い。すなわち、スラリーの供給量を制御することしか考慮しておらず、被研磨物であるウエハの研磨レートの傾向は考慮していない特許文献3では、実際の研磨作業において必ずしも実効があるとは言えない。
そこで本発明の目的は、特にリテーナリング等のリング状保持部材に保持されているウエハ等の被研磨物の外周部の研磨レートが高くなることに着目し、実際の研磨作業時に研磨レートを均一化させて被研磨物の平面状態の均一化を図ることができ、しかも従来から存在するタイプの研磨パッドを用いて、様々な大きさの被研磨物に広く対応することができる研磨方法および研磨装置と、半導体装置製造方法を提供することにある。
本発明の被研磨物の研磨方法は、研磨パッドの主平面と被研磨物の研磨面とを圧接する工程と、研磨パッドおよび被研磨物を圧接した状態で両者の相対的な位置を連続的に変動させる工程と、研磨パッドと被研磨物との間に研磨剤を供給する工程とを有し、被研磨物に接する研磨剤の量が、研磨パッドの主平面と被研磨物の研磨面とが接する領域内で分布を有することを特徴とする。なお、研磨パッド上で研磨剤が分布を有する。この方法によると、研磨剤が少ない領域では研磨レートが小さくなるため、簡単かつ低コストで研磨レートの均一化が図れる。
研磨パッドを中心軸を中心として回転させ、研磨剤が分布を有する領域上で被研磨物を揺動させることが好ましい。
研磨パッド上において、研磨剤を滴下する位置よりも中心側で研磨剤の量が少なく、該位置よりも外周側で研磨剤の量が多い。これは、研磨時には研磨パッドが回転すると、遠心力によって、研磨剤が滴下位置よりも中心側に移動することは殆どないからである。
研磨パッドには溝が形成されており、研磨パッド上において、溝の密度が低い領域で研磨剤の量が少なく、溝の密度が高い領域で研磨剤の量が多い。これは、溝の密度の低い領域には研磨剤があまり移送されて来ないからである。
研磨パッドの中心領域で溝の密度が低く、周辺領域で溝の密度が高くてもよい。また、研磨パッドの中心領域には溝が形成されていなくてもよい。
研磨パッドには溝が形成されており、研磨パッド上において、溝の幅が狭い領域で研磨剤の量が少なく、溝の凹部の幅が広い領域で研磨剤の量が多くてもよい。研磨パッドの中心領域では溝の凹部の幅が狭く、周辺領域では溝の凹部の幅が広くてもよい。
被研磨物中の研磨面上において研磨レートが高くなる傾向のある部分の少なくとも一部を、研磨パッドの主平面上において研磨剤の量が少ない領域に位置するようにして、研磨パッドの主平面と被研磨物の研磨面とを圧接する工程を有することが好ましい。それによって研磨レートの均一化が達成できる。すなわち、本発明では、単純に研磨剤の供給量を均一化するのではなく、被研磨物の研磨レートの傾向を考慮した上で、むしろ研磨剤の供給量に分布を持たせることによって、実際の研磨工程における研磨レートの均一化を可能にするものである。
被研磨物の外周部をリング状保持部材にて取り囲んで保持し、被研磨物の研磨レートが高くなる傾向のある部分は、外周部のリング状保持部材に近接する部分であってもよい。
また、本発明の他の被研磨物の研磨方法は、研磨パッドの主平面と被研磨物の研磨面とを圧接する工程と、研磨パッドおよび被研磨物を圧接した状態で両者の相対的な位置を連続的に変動させる工程と、研磨パッドと被研磨物との間に研磨剤を供給する工程とを有し、被研磨物の外周部をリング状保持部材にて保持し、リング状保持部材の一部が研磨パッドの外側にはみ出すように配置した上で、研磨パッドと被研磨物とを圧接することを特徴とする。この方法によると、リング状保持部材が研磨パッドに圧接することによる研磨パッドの変形を小さく抑えることができ、その部分における研磨レートの上昇を抑制できる。
本発明の研磨パッドは、回転する被研磨物と圧接させ、かつ回転させながら被研磨物との間に研磨剤を供給して、被研磨物を研磨するためのものであり、研磨パッドの一部には溝が形成されており、溝の密度が研磨パッド面内で均一でないことを特徴とする。
研磨パッドの溝の密度は、被研磨物の研磨レートが高い領域では低く、被研磨物の研磨レートが低い領域では高くてもよい。また、研磨パッドの溝の凹部の幅は、被研磨物の研磨レートが高い領域では狭く、被研磨物の研磨レートが低い領域では広くてもよい。そして、溝の密度が研磨パッドの中心領域で低い、または溝の凹部の幅が研磨パッドの中心領域で狭い。あるいは、研磨パッドの中心領域には溝が形成されていない。
溝は同心円状であってもよい。
本発明の研磨装置は、前記したいずれかの構成の研磨パッドを有する。
さらに、研磨パッドと、研磨パッドを回転させる研磨パッド駆動手段と、研磨パッド上の所定位置に研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、被研磨物を研磨パッドに圧接した状態で回転させる被研磨物駆動手段とを有する。
研磨パッド駆動手段および被研磨物駆動手段は、被研磨物の研磨面上において研磨レートが高くなる傾向のある部分の少なくとも一部を、研磨パッドの主平面上において研磨剤の量が少ない領域に位置するようにして、研磨パッドの主平面と被研磨物の研磨面とを圧接する機構を備えていることが好ましい。
被研磨物駆動手段は、被研磨物の外周部を取り囲んで保持するリング状保持部材を有し、被研磨物の研磨レートが高くなる傾向のある部分は、外周部のリング状保持部材に近接する部分である。
本発明の他の研磨装置は、研磨パッドと、研磨パッドを回転させる研磨パッド駆動手段と、被研磨物の外周部を取り囲んで保持するリング状保持部材を有し、リング状保持部材の一部が研磨パッドの外側にはみ出すように保持して、被研磨物を回転させながら研磨パッドに圧接させる被研磨物駆動手段とを有する。
本発明の半導体装置製造方法は、イオン注入技術を利用してウエハ中に導電領域を作り込む作り込み工程と、成膜技術を利用して、ウエハの一部を構成する絶縁層および/または導電層を成膜する成膜工程と、リソグラフィ技術を利用してウエハを所定の形状に加工する加工工程と、ウエハを被研磨物として行う、前記したいずれかの研磨方法の各工程とを有することを特徴とする。
また、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜表面を研磨することにより絶縁膜表面を平坦化する研磨工程とを有する半導体の製造方法において、研磨工程は、前記したいずれかの研磨方法を用いてもよい。
また、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜に溝を形成する工程と、溝内および絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、少なくとも絶縁膜上に形成された導電膜の一部を研磨することにより、絶縁膜表面および導電膜表面により構成される表面を平坦化する研磨工程とを有する半導体の製造方法において、研磨工程は、前記したいずれかの研磨方法を用いてもよい。
これらの半導体製造方法によると、ウエハの平坦化処理の信頼性が高いため、所望の性能を有する半導体装置を精度よく製造することが可能である。
被研磨物には、部分的に研磨レートが高くなる傾向がある部分が存在することが多いが、本発明によると、そのような部分の研磨レートを下げて、被研磨物全体で研磨レートを均一化することができる。それによって、被研磨物の平坦度が高くなる。しかも、製造コストの上昇や研磨装置および研磨工程の複雑化を招くことは殆どない。
特に、被研磨物がリング状保持部材によって保持される場合、リング状保持部材に近接する位置における研磨レートの上昇を効果的に抑制することができる。
そして、この研磨方法を応用して半導体装置を製造すると、所望の特性を有する半導体装置が容易に精度よく製造できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1に示す研磨装置について説明する。この研磨装置の基本構成は、従来のものと実質的に同じである。すなわち、回転可能なテーブル1上に研磨パッド(研磨布)2が貼られており、研磨パッド2に対向するようにウエハ(被研磨物)3を保持するキャリア4が設けられている。また、研磨パッド2上に研磨剤(スラリー)8(図11参照)を滴下可能なスラリー供給装置7が設けられている。一例としては、テーブル1は直径500mm程度の円形であり、模式的に示すテーブル駆動装置5によって回転可能である。このテーブル1およびテーブル駆動装置5を総称して研磨パッド駆動手段という。キャリア4は、ウエハ3の外周部を取り囲むリテーナリング(リング状保持部材)4aと、リテーナリング4aを保持するリテーナベース4bと、ウエハ3を押さえるキャリアヘッド4cと、これらが一体化して回転する際の回転駆動軸であるスピンドル4dからなる。スピンドル4dには、キャリア4全体を一体的に回転および移動可能であり、かつリテーナリング4aおよびウエハ3を研磨パッド2に圧接させるために加圧可能なキャリア駆動装置6が接続されている。このキャリア4およびキャリア駆動装置6を総称して被研磨物駆動手段という。本実施形態では、研磨すべきウエハ3は直径200mm程度の円形である。
次に、本実施形態の研磨パッド2について図1(b)を参照して説明する。研磨パッド2は、ポリウレタン等からなり、テーブル1と同様に直径500mm程度の円形である。研磨パッド2の研磨面(ウエハに当接する主平面)には、溝2aが形成されている領域Aと、溝2aが形成されていない領域Bが設けられている。詳細には、円形の研磨パッド2の回転中心部(例えば直径50mm程度の円形領域)に溝2aが形成されていない領域Bが設けられ、その外側に溝2aが形成されている領域Aが設けられている。本実施形態では、領域Aに形成されている溝2aは複数の同心円状であり、その深さは0.3〜1.0mm程度である。
このウエハ研磨装置によるウエハ3の研磨について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ウエハ3の外周部をリテーナリング4aにて取り囲んで保持し、ウエハ3およびリテーナリング4aを、前記したように、溝2aが形成されていない領域B、すなわち、他の領域Aに比べて研磨レートが低くなるようにスラリー8が供給されにくい領域を有する研磨パッド2上の所定の位置に配置する(ステップS1)。詳しくは、ウエハ3の外周部(研磨レートが高くなる傾向のある部分)の一部が、溝2aが形成されていない領域Bに対向するような位置に、ウエハ3およびリテーナリング4aを保持し、研磨パッド2に圧接させる(ステップS2)。そして、テーブル1およびテーブル駆動装置5によって研磨パッド2を回転させるとともに、キャリア4およびキャリア駆動装置6によってウエハ3を回転させる(ステップS3)。
具体的には、リテーナリング4aおよびウエハ3を研磨パッド2に例えば0.5〜10.0psiの圧力で押し付けながら、テーブル1および研磨パッド2と、リテーナリング4aおよびウエハ3を、同方向(例えば反時計方向)に、例えば20〜200rpm(一例としては100rpm)で等速回転させる。なお、このとき、キャリア駆動装置6によって、リテーナリング4aおよびウエハ3は、回転方向に対して交差する方向(例えば半径方向)に往復揺動させられる。揺動範囲は5〜50mm程度(一例としては10mm)であり、その周期は5秒〜1分(一例としては10秒)である。
そして、研磨パッド2上にスラリー8を滴下する(ステップS4)。このとき、スラリー供給装置7は、滴下口7a(図1(a)参照)が、研磨パッド2の溝2aが形成されていない領域Bの外側に位置している。従って、シリカやアルミナや酸化セリウム等からなるスラリー8は、溝2aが形成されている領域Bに滴下される。
こうして、図1に示すように、ウエハ3の外周部、すなわち前記したようにリテーナリング4aの周辺で研磨レートが高くなる部分(例えば外周縁から10mm程度の範囲)が、円形の研磨パッド2の回転中心部の溝2aが形成されていない領域Bに位置するようにして、研磨動作を行う。リテーナリング4aおよびウエハ3が往復揺動することによって、ウエハ3は研磨パッド2に対して相対的に移動し続けるが、研磨動作中に平均的に見て、前記した通りウエハ3の外周部(例えば外周縁から10mm程度の範囲)が、溝が形成されていない領域Bに当接することが好ましい。
このようにしてウエハ3の研磨を行うと、スラリー8は研磨パッド2の溝2a内を移動するとともに、遠心力によって研磨パッド2の内側から外側へ移動する。ウエハ3はこのスラリー8によって研磨されていく。ただし、溝2aが形成されていない領域Bは、スラリー滴下位置よりも内側にあり、溝2aが存在せず、かつスラリー8は遠心力に逆らうことができないため、スラリーがこの領域Bに供給されることはない。従って、溝2aが形成されている領域Aと、溝2aが形成されていない領域Bとで、スラリー8の量が分布を有する(スラリー8の量が多い部分とスラリー8の量が少ない部分とが存在する)。それに伴って、溝2aが形成されていない領域(スラリー8の量が少ない領域)Bで研磨されるウエハ3の研磨レートは、溝2aが形成されている領域(スラリー8の量が多い領域)Aによる研磨レートに比べて低くなる。
本実施形態では、前記した通り、ウエハ3の外周部が、溝が形成されていない領域Bに当接する状態で研磨されるため、ウエハ3の中心部に比べて研磨レートが低くなる。研磨中にはウエハ3は回転しつつ揺動するため、常に溝が形成されていない領域Bによって研磨される部分は存在せず、ウエハ3の1回転中に一度、周期的に溝が形成されていない領域Bに当接するだけである。しかし、1枚のウエハ3に対して30秒〜3分程度行われる研磨動作を経て、総合的には、リテーナリング4aに近接するウエハ3の外周部の研磨レートが、中心部の研磨レートと同程度まで低くなる。これによって、図15(b)に示すような研磨パッドの(浮き上がり)跳ね返りによる研磨レートの上昇が相殺される。最終的には、図3に示すように、外周部の研磨レートを中心部の研磨レートの±5%くらいに抑えることが可能である。例えば、中心部の研磨レートが200nm/minで、外周部の研磨レートが190〜210nm/min程度になる。このように本実施形態によると、ウエハ3の研磨レートが均一化され、平坦度が向上する。なお、研磨レートとは、圧接圧力、回転数、スラリー8の密度等の条件を一定にしたときに観察される単位時間当たりの被研磨物の研磨速度である。
本実施形態のように中心部に溝のない研磨パッドが使われている例は、従来から存在する。例えば、米国のロデル(Rodel)社製の研磨パッドの中に、中心部に溝がなく外周部のみに溝が形成されているものがある。しかし、中心部の溝が形成されていない領域は、研磨パッドの取り扱いを容易にすることや製造工程を簡略化することを意図して設けられたものであり、研磨には利用されていなかった。このような研磨パッドにおいて、中心部の溝のない領域を積極的に研磨作業に利用して研磨レートの調整を行うという本発明の技術的思想は、従来全く存在しなかった。言い換えると、本発明は、従来から用いられていた研磨パッドを利用して、ウエハの製造コストを上げることなく、研磨レートの均一化およびウエハの平坦度の向上を図れるという格別の効果を奏し得る研磨装置および研磨方法を提供するものである。
なお、本発明における被研磨物はシリコン基板に限られず、ガラス基板等であってもよく、本発明は、半導体基板であるウエハ以外にも、例えばレンズの研磨等にも用いられ得る。
また、前記したようなリテーナリング4aの使用に伴う研磨レートの不均一に限らず、あらゆる要因による研磨レートの不均一に対して本発明は有効であり、被研磨物内で研磨レートが不均一になる個所がどこであっても構わない。
スラリー8等の研磨剤は、前記したように研磨パッド上に滴下される構成に限らず、例えば研磨パッド内部から供給されるような構成にすることもできる。
本発明は、研磨パッドが被研磨物よりも小さい場合にも有効であり、また、研磨パッドがローラ状に水平移動するなど回転以外の運動をすることによって研磨が行われる場合にも有効である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図4を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分については同一の符号を付与し説明を省略する。
第1の実施形態では、研磨パッド2の中心部に溝2aが形成されていない領域Bが設けられ、スラリー滴下位置が、溝2aが形成されていない領域Bよりも外側に配置されている。しかし本実施形態では、スラリー滴下位置は特に限定されていない。スラリー8は遠心力によって研磨パッド2の内側から外側へ移動し、逆に内側に向かって移動することはあり得ないので、図4に示すように、スラリー供給装置7が、溝2aが形成されていない領域Bの内側まで延びており、この領域B内にスラリー8が滴下される構成であっても、スラリー8は溝2aが形成されていない領域B内にとどまることはできず、溝2aが形成されている領域Aに遠心力によって速やかに移動する。その結果、本実施形態も、第1の実施形態と実質的に同様の効果を奏することができる。また、前記した通り、ウエハ3は、回転および揺動するため、溝2aが形成されていない領域Bに当接する部分が厳密に規定される訳ではなく、総合的に見て研磨レートの均一化を図るものであるため、スラリー滴下位置の多少のずれは許容できる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図5を参照して説明する。なお、第1,2の実施形態と同様の部分については同一の符号を付与し説明を省略する。
第1の実施形態では、溝2aが形成されていない領域Bが研磨パッド2の中心部に設けられている。しかし本実施形態では、研磨パッドの全面に溝2aが形成されている。ただし、スラリー滴下位置を、第1の実施形態と同様に中心部から所望の距離だけ外側、すなわち研磨レートを下げることが望ましい領域よりも外側に配置されている。ウエハ3の中心部に溝2aが存在していても、スラリー8は遠心力によって研磨パッド2の内側から外側へ移動し、逆に内側に向かって移動することはあり得ない。従って、スラリー滴下位置よりも中心側では、溝2aは存在してもその溝2a内に移動してくるスラリー8は殆ど存在しない。その結果、本実施形態も、第1,2の実施形態と同様な効果を得ることができる。なお、本実施形態では、第1の実施形態とは異なる形態の研磨パッド2を用いて研磨レートの均一化が図れるため、本発明を様々な形態の研磨パッド2に適用できることが判る。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について図6を参照して説明する。なお、第1〜3の実施形態と同様の部分については同一の符号を付与し説明を省略する。
第1の実施形態では、溝2aが形成されていない領域Bが研磨パッド2の中心部に設けられている。しかし本実施形態では、研磨パッド2の外周部に、溝2aが形成されていない領域Bが設けられており、その内周部(中心部)は溝2aが形成されている領域Aになっている。そして、ウエハ3の外周部、すなわちリテーナリング4aの周辺で研磨レートが高くなる部分(例えば外周縁から10mm程度の範囲)の一部が、円形の研磨パッド2の外周部の溝2aが形成されていない領域Bに対向するように、リテーナリング4aおよびウエハ3を配置して、研磨動作を行う。リテーナリング4aおよびウエハ3が往復揺動することによって、ウエハ3は研磨パッド2に対して相対的に移動し続けるが、研磨動作中に平均的に見て、前記した通りウエハ3の外周部(例えば外周縁から10mm程度の範囲)が、溝が形成されていない領域Bに当接することが好ましい。スラリー8の移送路となる溝2aが形成されていないため、この領域Bにはスラリー8は殆ど移動して来ず、研磨レートが低くなる。従って、本実施形態も、第1〜3の実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、以上説明した第1〜4の実施形態は、ウエハ3の外周部(例えば外縁部から10mmの範囲)において研磨レートが高くなる傾向があることについて考慮したものであるが、これに限定されるものではない。すなわち、ウエハ3中の他の部分において部分的に研磨レートが高くなる現象が生じた場合にも、本発明を適用することができる。もちろん、研磨レートが高くなる原因は、リテーナリング4a周辺での研磨パッド2の浮き上がり(跳ね返り)に限定されるものではない。そして、ウエハ3中の研磨レートが高くなる部位に応じて、第1〜3の実施形態のように研磨パッド2の中心部に研磨レートの低くなる領域が設けられた構成と、第4の実施形態のように研磨パッド2の外周部に研磨レートの低くなる領域が設けられた構成とを任意に選択することができる。
また、前記した第1〜4の実施形態では、溝2aは同心円状であるが、溝2aの形状は特に限定されない。溝2aは、格子状や螺旋状や、全く任意な形状に形成されていてもよい。さらに、前記した第1,2,4の実施形態では、研磨パッド2に、溝2aが形成されていない領域Bが設けられているが、他の領域Aよりも研磨レートが低くなるようにスラリーが供給されにくい状態になっていれば、少数の溝2aが低密度に形成されていても構わない。
例えば、図7,8に示すように、溝2aが高密度に形成されている領域A’と、溝2aが低密度に形成されている領域B’を利用して、第1の実施形態と同様に研磨を行い、同様の効果を得ることができる。なお、各領域A,A’,B,B’の外形は必ずしも円形である必要はない。この説明および図面中では、便宜上、溝2aが高密度に形成されている領域A’と溝2aが低密度に形成されている領域B’とが明確に区別されているように記載しているが、溝2aの密度が連続的に変化しており高密度の領域A’と低密度の領域B’とに単純に2つに分けられない構成であってもよい。
また、研磨パッド2に、溝2aの凹部の幅が広い領域A”と溝2aの凹部の幅が狭い領域B”とが設けられた構成にすることもできる。例えば、図9に示すように、研磨パッド2の外周部に研磨パッド2の中心部に溝2aの凹部の幅が狭い領域B”が設けられ、研磨パッド2の外周部に溝2aの凹部の幅が広い領域A”が設けられた構成にすることもできる。この場合、溝2aの凹部の幅が広い領域A”には比較的多量のスラリー8が供給され、溝2aの凹部の幅が狭い領域B”には少量のスラリー8が供給される。このようなスラリー8の分布を利用して、第1の実施形態と同様に研磨を行い、同様の効果を得ることができる。もちろん、各領域A”,B”の外形は必ずしも円形である必要はなく、溝2aは同心円状に限られるものでもない。なお、この説明および図面中では、便宜上溝2aの凹部の幅が広い領域A”と溝2aの凹部の幅が狭い領域B”とが明確に区別されているように記載しているが、溝2aの凹部の幅が連続的に変化しており幅の狭い領域A”と幅の狭い領域B”とに単純に2つに分けられない構成であってもよい。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について、図10〜12を参照して説明する。なお、第1〜4の実施形態と同様の部分については同一の符号を付与し説明を省略する。
前記したように第1〜4の実施形態では、ウエハ3の外周部をスラリー8がほとんど存在しない状態で研磨することによって研磨レートを下げ、結果的に研磨レートの均一化を図っている。これに対し、本実施形態では、図15(b)に示すようにリテーナリングが研磨パッドに圧接して研磨パッドが浮き上がる(跳ね返る)ことを、部分的に防止するものである。
本実施形態について具体的に説明する。第2の実施形態と同様に、研磨パッド2の全面に溝2aが形成されている。そして、図10,11に示すように、ウエハ3の外周部が研磨パッド2の外縁部に位置し、リテーナリング4aが部分的に研磨パッド2の外側にはみ出す状態にする。図12に示すように、ウエハ3の外周部をリテーナリング4aにて保持し、リテーナリング4aの一部が研磨パッド2の外側にはみ出すように配置する(ステップS5)。その状態で、前記した各実施形態と同様に、ウエハ3を研磨パッド2に圧接させて(ステップS2)、研磨パッド2を回転させるとともに、ウエハ3を回転させる(ステップS3)。そして、研磨パッド2上にスラリー8を滴下して(ステップS4)、研磨を行う。
この際、リテーナリング4aが研磨パッド2からはみ出している部分では、図11に示すように、研磨パッド2の浮き上がり(跳ね返り)が従来よりも小さく抑えられ、研磨レートの上昇を防げる。もちろん、リテーナリング4aおよびウエハ3が回転し、かつ往復揺動することによって、リテーナリング4aは研磨パッド2に対して相対的に移動し続けるため、リテーナリング4aの同一個所が常に研磨パッド2の外側にはみ出して研磨レートが低くなっているわけではない。しかし、1枚のウエハ3に対して30秒〜3分程度行われる研磨動作を経て、総合的には、リテーナリング4aに近接するウエハ3の外周部の研磨レートが、中心部と同程度まで低くなる。最終的には、図3に示す例と同様に、外周部の研磨レートを中心部の研磨レートの±5%くらいに抑えられる。例えば、中心部の研磨レートが200mm/minで、外周部の研磨レートが190〜210mm/min程度になる。このように、本実施形態によっても第1〜4の実施形態と同様に、ウエハ3の研磨レートが均一化され、平坦度が向上する。
本実施形態では、研磨パッドを含め研磨装置の基本構成自体は、従来の装置と同じであるが、研磨時のキャリア4の位置のみを変えることによって、研磨レートの均一化が図れる。
[半導体製造方法]
次に、本発明のウエハ研磨方法を利用して半導体装置を製造する方法について、図13〜14を参照して簡単に説明する。
まず、図13(a)に示すように、シリコンなどからなる基板(ウエハ本体)11に対して、公知のリソグラフィ技術を用いてトレンチ(溝)を形成し(第1の加工工程)、トレンチを形成した表面上に酸化膜12を成膜する(第1の成膜工程)。その後、前記した第1〜第5の実施形態に例示される本発明の研磨方法を用いてこの表面を研磨すること(第1の研磨工程)によって、図13(b)に示すように溝型の素子分離部であるSTI(Shallow Trench Isolation)13を形成する。続いて、公知のイオン注入技術およびリソグラフィ技術を利用して、図13(c)に示すように、基板の1対のSTI13に挟まれている部分にウェル14、ソース領域15、ドレイン領域16を形成し、さらにこの表面上にゲート電極17を形成してトランジスタを構成する(作り込み工程)。そして、その上にBPSG(Boro-Phospho Silicate Glass)膜18を成膜する(第2の成膜工程)。それから、図13(d)に示すように、前記した本発明の研磨方法を実施してBPSG膜18の表面を平坦化する(第2の研磨工程)。図13(e)に示すように、公知のリソグラフィ技術を利用して、BPSG膜18中にコンタクトホールを形成し(第2の加工工程)、BPSG膜18上を覆うとともにコンタクトホール内を埋めるようにタングステン膜19を成膜する(第3の成膜工程)。それから、本発明の研磨方法を実施して、図13(f)に示すように、コンタクトホール内のタングステンを残して、BPSG膜18の表面上のタングステン膜19を除去する(第3の研磨工程)。こうして、ソース領域15、ドレイン領域16、ゲート電極17にそれぞれ接続されているコンタクト19aを外部に露出させる。
その後、公知のリソグラフィ技術を利用して、図14(a)に示すように、層間絶縁膜20を成膜し(第4の成膜工程)、その層間絶縁膜20に溝を形成し(第3の加工工程)、バリア層21および金属配線膜22を成膜する(第5,6の成膜工程)。それから、図14(b)に示すように、本発明の研磨方法により金属配線膜22およびバリア層21を研磨する(第4の研磨工程)。さらに、図14(c)〜14(d)に示すように、絶縁膜23を成膜し(第7の成膜工程)、本発明の研磨方法を実施して平坦化する(第5の研磨工程)。このようにして半導体装置が製造される。なお、この後に、公知のリソグラフィ技術および成膜技術と本発明の研磨方法を利用して、さらに配線層やビアの形成を繰り返してもよい。
全ての研磨工程が、前記した本発明の研磨方法によって行われると、非常に高精度に半導体装置が製造できる。ただし、研磨工程のうちの少なくとも1回が本発明の研磨方法で行われるだけであっても効果がある。なお、研磨工程以外の各工程は、従来から公知の方法で行われてもよく、半導体装置の各層の材料や構成は公知であるため、それらについての詳細な説明は省略する。また、前記した各工程は適宜省略したり変更してもよい。
(a)は本発明の第1の実施形態の研磨装置の概略側面図、(b)はその要部平面図である。 本発明の第1の実施形態の研磨方法のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるウエハの位置と研磨レートの関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態の研磨装置の要部平面図である。 本発明の第3の実施形態の研磨装置の要部平面図である。 本発明の第4の実施形態の研磨装置の要部平面図である。 本発明の第1の実施形態の研磨装置の変形例の要部平面図である。 本発明の第1の実施形態の研磨装置の他の変形例の要部平面図である。 本発明の第1の実施形態の研磨装置のさらに他の変形例の要部平面図である。 (a)は本発明の第5の実施形態の研磨装置の概略側面図、(b)はその要部平面図である。 図10に示す研磨装置の要部拡大図である。 本発明の第5の実施形態の研磨方法のフローチャートである。 本発明の半導体装置製造方法の前半の工程を示す概略断面図である。 図13に示す工程に続く後半の工程を示す概略断面図である。 (a)は従来の研磨装置の要部概略側面図、(b)はその拡大図である。 図15に示す従来の研磨装置によるウエハの位置と研磨レートの関係を示すグラフである。 (a)は従来の小型のウエハを研磨するための研磨装置の例を示す要部平面図、(b)は従来の大型のウエハを研磨するための研磨装置の例を示す要部平面図である。
符号の説明
1 テーブル
2 研磨パッド
2a 溝
3 ウエハ
4 キャリア
4a リテーナリング
4b リテーナベース
4c キャリアヘッド
4d スピンドル
5 テーブル駆動装置
6 キャリア駆動装置
7 スラリー供給装置
7a 滴下口
8 スラリー(研磨剤)
A 溝が形成されている領域
B 溝が形成されていない領域
A’ 溝が高密度に形成されている領域
B’ 溝が低密度に形成されている領域
A” 溝の凹部の幅が広い領域
B” 溝の凹部の幅が狭い領域


Claims (27)

  1. 研磨パッドの主平面と被研磨物の研磨面とを圧接する工程と、
    前記研磨パッドおよび前記被研磨物を圧接した状態で両者の相対的な位置を連続的に変動させる工程と、
    前記研磨パッドと前記被研磨物との間に研磨剤を供給する工程とを有する被研磨物の研磨方法において、
    前記被研磨物に接する前記研磨剤の量が、前記研磨パッドの主平面と前記被研磨物の研磨面とが接する領域内で分布を有することを特徴とする研磨方法。
  2. 前記研磨パッド上で前記研磨剤が分布を有することを特徴とする請求項1に記載の研磨方法。
  3. 前記研磨パッドを中心軸を中心として回転させ、前記研磨剤が分布を有する領域上で前記被研磨物を揺動させることを特徴とする請求項2に記載の研磨方法。
  4. 前記研磨パッド上において、前記研磨剤を滴下する位置よりも中心側で前記研磨剤の量が少なく、該位置よりも外周側で前記研磨剤の量が多いことを特徴とする請求項3に記載の研磨方法。
  5. 前記研磨パッドには溝が形成されており、前記研磨パッド上において、前記溝の密度が低い領域で前記研磨剤の量が少なく、前記溝の密度が高い領域で前記研磨剤の量が多いことを特徴とする請求項3に記載の研磨方法。
  6. 前記研磨パッドの中心領域で前記溝の密度が低く、周辺領域で前記溝の密度が高いことを特徴とする請求項5に記載の研磨方法。
  7. 前記研磨パッドの中心領域には前記溝が形成されていないことを特徴とする請求項5に記載の研磨方法。
  8. 前記研磨パッドには溝が形成されており、前記研磨パッド上において、前記溝の凹部の幅が狭い領域で前記研磨剤の量が少なく、前記溝の凹部の幅が広い領域で前記研磨剤の量が多いことを特徴とする請求項3に記載の研磨方法。
  9. 前記研磨パッドの中心領域では前記溝の凹部の幅が狭く、周辺領域では前記溝の凹部の幅が広いことを特徴とする請求項8に記載の研磨方法。
  10. 前記被研磨物中の研磨面上において研磨レートが高くなる傾向のある部分の少なくとも一部を、前記研磨パッドの主平面上において前記研磨剤の量が少ない領域に位置するようにして、前記研磨パッドの主平面と前記被研磨物の研磨面とを圧接する工程を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の研磨方法。
  11. 前記被研磨物の外周部をリング状保持部材にて取り囲んで保持し、
    前記被研磨物の前記研磨レートが高くなる傾向のある部分は、外周部の前記リング状保持部材に近接する部分であることを特徴とする請求項10に記載の研磨方法。
  12. 研磨パッドの主平面と被研磨物の研磨面とを圧接する工程と、
    前記研磨パッドおよび前記被研磨物を圧接した状態で両者の相対的な位置を連続的に変動させる工程と、
    前記研磨パッドと前記被研磨物との間に研磨剤を供給する工程とを有する被研磨物の研磨方法において、
    前記被研磨物の外周部をリング状保持部材にて保持し、前記リング状保持部材の一部が前記研磨パッドの外側にはみ出すように配置した上で、前記研磨パッドと前記被研磨物とを圧接することを特徴とする研磨方法。
  13. 回転する被研磨物と圧接させ、かつ回転させながら前記被研磨物との間に研磨剤を供給して、前記被研磨物を研磨するための研磨パッドにおいて、
    前記研磨パッドの一部には溝が形成されており、前記溝の密度が前記研磨パッドの主平面上で分布を有することを特徴とする研磨パッド。
  14. 前記研磨パッドの前記溝の密度は、前記被研磨物の研磨レートが高い領域では低く、前記被研磨物の研磨レートが低い領域では高いことを特徴とする請求項13に記載の研磨パッド。
  15. 前記研磨パッドの前記溝の凹部の幅は、前記被研磨物の研磨レートが高い領域では狭く、前記被研磨物の研磨レートが低い領域では広いことを特徴とする請求項13に記載の研磨パッド。
  16. 前記溝の密度が前記研磨パッドの中心領域で低いことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の研磨パッド。
  17. 前記溝の凹部の幅が前記研磨パッドの中心領域で狭いことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の研磨パッド。
  18. 前記研磨パッドの中心領域には前記溝が形成されていないことを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の研磨パッド。
  19. 前記溝は同心円状である請求項13〜18のいずれか1項に記載の研磨パッド。
  20. 請求項13〜19のいずれか1項に記載の研磨パッドを有する研磨装置。
  21. 前記研磨パッドと、
    前記研磨パッドを回転させる研磨パッド駆動手段と、
    前記研磨パッド上の所定位置に研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、
    前記被研磨物を前記研磨パッドに圧接した状態で回転させる被研磨物駆動手段とを有することを特徴とする請求項20に記載の研磨装置。
  22. 前記研磨パッド駆動手段および前記被研磨物駆動手段は、前記被研磨物の研磨面上において研磨レートが高くなる傾向のある部分の少なくとも一部を、前記研磨パッドの主平面上において前記研磨剤の量が少ない領域に位置するようにして、前記研磨パッドの主平面と前記被研磨物の研磨面とを圧接する機構を備えていることを特徴とする請求項21に記載の研磨装置。
  23. 前記被研磨物駆動手段は、前記被研磨物の外周部を取り囲んで保持するリング状保持部材を有し、
    前記被研磨物の前記研磨レートが高くなる傾向のある部分は、外周部の前記リング状保持部材に近接する部分であることを特徴とする請求項22に記載の研磨装置。
  24. 研磨パッドと、
    前記研磨パッドを回転させる研磨パッド駆動手段と、
    被研磨物の外周部を取り囲んで保持するリング状保持部材を有し、前記リング状保持部材の少なくとも一部が前記研磨パッドの外側にはみ出すように保持して、前記被研磨物を回転させながら前記研磨パッドに圧接させる被研磨物駆動手段とを有することを特徴とする研磨装置。
  25. イオン注入技術を利用してウエハ中に導電領域を作り込む作り込み工程と、
    成膜技術を利用して、前記ウエハの一部を構成する絶縁層および/または導電層を成膜する成膜工程と、
    リソグラフィ技術を利用して前記ウエハを所定の形状に加工する加工工程と、
    前記ウエハを被研磨物として行う、請求項1〜12のいずれか1項に記載の研磨方法の各工程とを有することを特徴とする半導体装置製造方法。
  26. 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜表面を研磨することにより前記絶縁膜表面を平坦化する研磨工程とを有する半導体の製造方法において、
    前記研磨工程は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の研磨方法を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  27. 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝内および前記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、少なくとも前記絶縁膜上に形成された前記導電膜の一部を研磨することにより、前記絶縁膜表面および前記導電膜表面により構成される表面を平坦化する研磨工程とを有する半導体の製造方法において、
    前記研磨工程は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の研磨方法を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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