JP2005177239A - 医療器械 - Google Patents

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Chie Yanai
千恵 谷内
Naoki Sekino
直己 関野
Keisuke Miura
圭介 三浦
Kenichi Kimura
健一 木村
Norihiko Haruyama
典彦 晴山
Makoto Inaba
誠 稲葉
Tomoyuki Takashino
智之 高篠
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Koji Iida
浩司 飯田
Yusuke Kimura
祐輔 木村
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Abstract

【課題】鉗子部分への処置ユニットの装着操作や処置ユニットの取り外し操作が簡便であり、かつ、重要な発熱部に無用なストレスを加えることなく、安定した機能が得られる医療器械を提供することを目的とする。
【解決手段】生体組織を把持するために操作部の操作に応じて開閉される第1把持部11と第2把持部12を有した鉗子ユニット4と、生体組織に熱的に作用する処置部22と上記処置部22に熱を供給する発熱部34とを有した処置ユニット5とを具備し、
上記第1把持部11の後方に位置して開口部46を設け、この開口部46より先端方向に向かって上記処置ユニット5の処置部22を差し込むことにより、上記第1把持部11に上記処置部22を着脱自在に位置決め装着する装着部分40を設けた医療器械。
【選択図】 図1

Description

本発明は、開閉可能な一対のジョーの間で生体組織を把持し、その生体組織の凝固及び凝固部位の切開などの加熱処置を行う医療器械に関する。
特許文献1や特許文献2には一対の把持部材によって生体組織を把持した状態で、把持部の一方または両方に設けられた発熱体を発熱させて把持した生体組織の凝固あるいは凝固部位の切開を熱的に行う手術機器が開示されている。この手術機器は、通常、生体組織の血管の止血、生体組織の表層の病変部や出血部の焼灼・凝固、そして避妊を目的とした卵管の閉塞等、多様な手術症例に用い得る。
この手術機器にあっては、生体組織の凝固や、凝固した生体組織の切開を熱発生素子の熱によって効率よく行なうため、熱発生素子自体あるいは熱発生素子の熱を受け取る伝熱板を選択的に生体組織に接触させて目的通りに熱が伝わるように様々な工夫がなされてきた。
しかし、熱発生素子自体や伝熱板には、一対の把持部材によって生体組織を把持するときの機械的ストレスや加熱治療時の熱による熱的なストレスが重複して加わる。さらに、医療機器として一般的な洗浄・滅菌の繰り返しによる各種のストレスも加わるなど、過酷ともいえる使い方が何度も繰り返しなされる。
このため、特許文献2に開示されるように、鉗子のジョーに、生体組織への貼り付きを防止する処理を施したカバーを着脱自在に装着するものがあった。これは、カバーでヒーター部分を覆ってカバーが生体組織に直接接触するようにしたものである。このため、カバーの貼り付き防止効果が劣化した場合には、そのカバーをジョーから取り外し、カバーのみを新品に交換することで、常に良好な貼り付き効果を得ることが可能であり、かつ、経済的な負担も少ないといった利点があった。
また、特許文献3や特許文献4には、バイポーラ高周波電気メスが開示され、これは、高周波電流の通電による発熱あるいは洗浄・滅菌の繰り返しなどのストレスを回避するため、手術機器本体に対して電極を着脱可能な構成としたものもある。例えば、特許文献3では、開閉可能な一対のジョーの夫々に設けられたソケットに、第1電極板と第2電極板の二股スナップを嵌合して固定できるようにした。そして、第1電極板と第2電極板から後方に延長された通電用の第1ワイヤと第2ワイヤが、鉗子部材の前後に長く設けられた溝の中に嵌め込められている。また、特許文献4は上述した特許文献3の改良形ともいうべきものであり、第1電極板と第2電極板は一対のジョーのソケットと、第1電極板と第2電極板の二股スナップとの嵌合により第1電極板及び第2電極板を固定するようにした。そして、第1電極板及び第2電極板から後方に延長する第1ワイヤ及び第2ワイヤが、ディスポーザブル電極組立体のハウジング(カバープレート)の中に組み込まれており、鉗子部材を覆うようにハウジングを装着することにより、この通電用のワイヤも同時に鉗子に組み付けるようにしている。第1電極板及び第2電極板と、ハウジングの間は、一対のジョーの開閉に追従して自由に曲がる一対のプロングで連結されている。
特開2001−198137号公報 特開2001−190562号公報 特表2001−522622号公報 特表2002−528166号公報
特許文献1に開示される加熱処置用の医療器械では着脱可能なカバーでヒーターを覆う構造であるため、ヒーターとカバーの間に隙間あるいは微小な空間が生じ、これによる断熱効果により、ヒーターからカバーへの伝熱効率が下がる。また、使用中にカバーがズレたり、傾いてしまうなどによる機能低下を招く。これを防ぐため、ヒーターとカバーを固定するための固定構造がカバー及びヒーターに組み込む必要があった。このため、カバー部品が大型化するだけでなく、固定部構造によって体積も増加する。これが様々な熱損失の要因となる。
また、特許文献3や特許文献4に開示される高周波電気メスでは、ジョーへの電極板の取付け構造部と、通電ワイヤが組み込まれたカバープレートの取付け構造部とが別々であり、それらの取付け操作も別々であるため、電極組立体の構造が複雑になる上、組立て作業も煩雑になっていた。最悪の場合、組付け不良による各部の破損や機能の低下を招く虞があった。また、ジョーと電極板の固定は、電極組立体のハウジング鉗子部材への固定部とは全く独立しており、ソケットと第1電極板及び第2電極板の二股スナップのみで行われるため、負荷が電極に加わった場合、その力が二股スナップに集中するため、上述の場合と同様、電極のズレや傾きは回避しなければならない。したがって、二股スナップ及びソケットを大型化して強度を持たせるか、この医療器械の使用方法に制限を加え、術者に大きな力を加えないような使い方を指示していた。
さらに、ジョーへの電極板の取付け手段は、電極に直接に力を加えて二股スナップをソケットに押し込むものであるため、このような構造を、本発明が対象とする加熱処置用の医療器械に応用しようとした場合、ヒーターあるいは伝熱板に力を加えても異常が生じないように強度や耐性を持たせる必要が生じる。
(発明の目的)
本発明は上述した問題に着目してなされたもので、鉗子部分への処置ユニットの装着操作や処置ユニットの取り外し操作が簡便であり、かつ、重要な発熱部に無用なストレスを加えることなく、安定した機能が得られる医療器械を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、鉗子ユニットと処置ユニットが着脱可能な医療器械であっても鉗子ユニットに処置ユニットを確実に装着可能であり、使用中、発熱部に力が加わっても処置ユニットあるいはその装着部分に異常を来たすことがなく、安定した機能を確保できる医療器械を提供することを目的とする。
以上の問題を解決するため、本発明は、生体組織を把持するために操作部の操作に応じて開閉される第1把持部と第2把持部を有した鉗子ユニットと、上記生体組織に接触して上記生体組織に熱的に作用する処置部と、上記処置部に熱を供給する発熱部とを有した処置ユニットとを具備し、上記第1把持部の後方に位置して開口部を設け、この開口部より先端方向に向かって上記処置ユニットの処置部を差し込むことにより、上記第1把持部に上記処置部を着脱自在に位置決め装着する装着部を設けたことを特徴とする医療器械である。
また、他の本発明は、生体組織を把持するために操作部の操作に応じて開閉される第1把持部と第2把持部を有した鉗子ユニットと、上記生体組織に接触して上記生体組織に熱的に作用する処置部と、上記処置部に熱を供給する発熱部とを有し、上記鉗子ユニットから着脱可能な処置ユニットとを具備し、上記処置部は、第1の把持部に把持方向に対して垂直な方向から嵌合する着脱自在な係着構造になっており、この嵌合係着する部材の横断面形状は、把持方向に対して非対称な形状になっていることを特徴とする医療器械である。
本発明によれば、処置ユニットと鉗子ユニットの着脱が容易であり、また、その処置部の形状の自由度も高い。
<第1実施形態>
図1〜図9を参照して本発明の第1実施形態に係る医療器械について説明する。
(構成)
図1は本実施形態の医療器械を含む医療システム1の構成を示している。この医療システム1は医療器械としての鋏鉗子型の処置具2と電源装置3を備える。
処置具2は鉗子ユニット(処置具本体)4と、この鉗子ユニット4とは別体で上記鉗子ユニット4に着脱可能に取り付けられる処置ユニット5とを備える。
鉗子ユニット4は略直線状の2本の第1操作アーム6及び第2操作アーム7を備える。操作アーム6,7はその中途部が共通の枢支軸8を介して連結され、この枢支軸8を中心として相互に回動できるようになっている。各操作アーム6,7の部材において上記枢支軸8よりも先端側に位置する部位は第1把持部(ジョー)11及び第2把持部(ジョー)12となっている。この一対の把持部11,12は処置対象物である生体組織を把持する開閉自在な鉗子部13を構成する。この一対の把持部11,12は操作部としての操作アーム6,7を回動することによってその回動操作に応じて開閉させられる。第1把持部11,12の外側表面形状は、生体組織の剥離や除去または先端で血管や神経などの索状組織を扱うなどの手術操作の際に的確な作業を行え得るようにするため、先端に向かって緩やかに細くなっており、且つ、細かな凹凸のない滑らかな形状となっている。
また、第1操作アーム6及び第2操作アーム7の後端には術者が指を入れて操作するための操作用リング9(操作部)がそれぞれ設けられている。各リング9に手指を差し込んだ状態で、手指により第1操作アーム6及び第2操作アーム7を回動操作すると、枢支軸8を中心として第1操作アーム6及び第2操作アーム7が回動し、鉗子部13の第1把持部11と第2把持部12が開閉する。
図3(A)(B)に示すように、上記処置ユニット5は可撓性を有する材質で作られた細長い連結アーム21が設けられている。この連結アーム21は、鉗子ユニット4の一方の操作アーム、本実施形態では第1操作アーム6に沿ってこれに装着される。
図3(A)(B)に示すように、連結アーム21の先端部分には上記第1把持部11に装着されて生体組織に加熱処置を加えるための処置部22が構成されている。また、連結アーム21の基端部にはコネクター部23が配設されている。コネクター部23には図1に示すように電源装置3から伸びるケーブル24の先端に設けられたコネクタ25が着脱可能に接続される。なお、図1に示すように、上記電源装置3には、この電源装置3のON−OFF操作や出力設定の調整を行なうためのフットスイッチ20が接続されている。
また、図5に示すように、鉗子ユニット4に組み付けられる処置ユニット5の処置部22には生体組織の加熱処置用熱源部26と、この熱源部26から伝熱されて生体組織を加熱処置する伝熱部27と、この伝熱部27の周囲に配設されて上記熱源部26と上記伝熱部27との接触部以外の方向への熱源部26からの熱伝達を遮断する断熱部28とが組み付けられている。
図6(A)(B)に示すように、上記断熱部28は断面形状が略U字状の剛性のある断熱枠体29を備える。この断熱枠体29は断熱性及び非粘着性の観点からいわゆる登録商標であるテフロン(テトラフルオロエチレン)などのフッ素樹脂やPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの材料を用いて形成することが多い。この断熱枠体29は伝熱部27を保持する保持枠30を兼ねる。この保持枠30の幅は第1把持部11と第2把持部12を閉じたとき、その第1把持部11と第2把持部12よりも外へ飛び出さないように、第1把持部11と第2把持部12よりも小さい寸法に設定されている。
また、図6(A)(B)に示すように、伝熱部27には伝熱板31を含み、この伝熱板31は例えば銅、銅合金、アルミニウム合金、タングステンあるいはモリブデン等の熱を伝え易い材料から形成されている。この伝熱板31の下端部は先が細い形状の刃部32に形成されている。この伝熱板31の刃部32の少なくとも刃先部分には生体組織や血液が付着するのを防ぐためにフッ素樹脂などの薄い皮膜を施す。図6(A)(B)に示すように、伝熱板31の刃部32に対応する第2把持部12の把持面には断熱性受部材35が設けられている。
また、図6(A)に示すように、伝熱板31の上端部分は保持枠30内に収容され、この部分には熱源部26の熱発生体を収納する複数の取付け部33が形成されている。つまり、伝熱板31の上端部には3つの発熱手段34をそれぞれ収容する凹陥状の3つの取付け部33が前後方向に並んで配置されている。熱源部26は、例えばニクロム線、薄膜抵抗素子などの熱発生体である、複数の、本実施形態では3つの発熱手段34を含む。
また、図5に示すように、各発熱手段34の後端部にはリード線37の一端部分が、例えば半田付け、ろう付け、または溶接などの手段でそれぞれ接続されている。各発熱手段34に接続されたリード線37はそれぞれ後方に向けて延出される。各発熱手段34のリード線37は伝熱板31の後端部で1つに束ねられて、更に手元側へ伸び、前述のコネクター部23に接続されている。
また、図4(A)に示すように、鉗子ユニット4には上記処置ユニット5を着脱可能に取り付けるための取付け手段40が設けられている。ここでの取付け手段40は第1操作アーム6に一箇所または複数箇所、本実施形態では2箇所に設けられており、処置ユニット5の連結アーム21の部分を係脱可能に係合する2つの係合部39からなっている。ここでの取付け手段40は、第1操作アーム6の方に設けているが、第2操作アーム7の方に設けるようにしてもよい。図4(B)に示すように、取付け手段40の係合部39は、上部(頭部とも呼ぶ)40aと下部(首部とも呼ぶ)40bからなり、頭部40aは首部40bよりも径の大きい突起状に形成されている。
図4(C)において示すように、鉗子ユニット4の第1把持部11には処置ユニット5の処置部22と同形状の溝45が前後に長く形成されており、この溝45の、第1把持部11の手元側側壁には処置ユニット差し込み用の開口部46が開口して設けられている。また、図4(B)及び図6(B)に示すように、上記溝45の内壁面には長手方向に長い凹部47が形成されている。図6(B)に示すように、上記溝45の凹部47には処置ユニット5の処置部22に形成する後述する凸部55がその長さ方向へスライド自在に係合するようになっている。図4(C)に示すように、凹部47にはその開口部46より後方に位置して台形状のロック部48が形成されており、ロック部48には後述する鉗子ユニット4のスナップフィット部56が係着するようになっている。処置ユニット5の処置部22を鉗子ユニット4に係着させる方式は上述したスナップフィット方式が適するが、スナップフィット方式に限らない。また、スナップフィット方式を採用した場合、スナップフィット部の形状を変える等、その他の形式も採用可能である。
また、図3(A)(B)に示すように、処置ユニット5の処置部22には、先端部54と、凹部47と係合できる形状の凸部55と、弾性的に変形が可能な梁状に突き出したスナップフィット部56が形成されている。
図3(B)に示されるように、処置ユニット5の連結アーム21には上記取付け手段40に係合するように構成したスナップ部51が設けられている。本実施形態では2つの係合部39に対応して2箇所にスナップ部51が設けられている。上記スナップ部51は図3(C)に示されるように前後方向に長い穴状の凹部を形成してなり、その凹部の穴の開口縁部には開口部の広い内部の空洞よりも内方へはみ出したひっかかり部52が形成されている。さらに、長穴の手元側には開口が広い拡大部53が形成されている。拡大部53の径は、鉗子ユニット4の取付け手段40における係合部39の頭部40aを挿通できる寸法に形成されている。また、ひっかかり部52の幅は係合部39の首部40bを通すが、係合部39の頭部40aがひっかかる寸法に形成されている。しかし、係合部39をスナップ部51に押し込むと、ひっかかり部52が弾性的に変形して係合部39の頭部40aをスナップ部51の内部空間に差し込め、スナップ部51に係合部39が係着する。
(作用)
上述した処置具2を使用する場合について説明する。鉗子ユニット4に処置ユニット5を取り付けた状態の処置具2の第1操作アーム6及び第2操作アーム7の各リング9に手指を差し込んだ状態で、第1操作アーム6及び第2操作アーム7を、枢支軸8中心に回動操作することにより、第1把持部11と第2把持部12を開閉する。
そして、第1把持部11と第2把持部12を閉じて第1把持部11と第2把持部12の間に生体組織を挟み込み、この把持状態で、フットスイッチ20を操作することにより、処置ユニット5の熱源部26に通電し、熱源部26を加熱動作させる。このとき、熱源部26の発熱手段34で発生した熱は伝熱板31に伝わり、伝熱板31の先細状の刃部32が高温度に加熱される。このため、第1把持部11と第2把持部12との間に圧接されている生体組織はこの刃部32の熱によって加熱され、その生体組織の凝固や切開が行われる。
以上の処置具2では、生体組織の凝固や切開などの処置を繰り返した際、処置部22のいずれかの発熱手段34などの要素が劣化したり破損したりした場合、鉗子ユニット4から処置ユニット5を取り外し、新しい処置ユニット5と交換する。
次に、鉗子ユニット4と処置ユニット5との着脱の手順を示す。まず、鉗子ユニット4に処置ユニット5を取り付ける方法について説明する。最初、図7(A)に示すように、処置ユニット5の処置部22の部分を鉗子ユニット4の溝45に嵌め込んで取り付ける。この方法は処置ユニット5の処置部22を第1把持部11の溝45内に開口部46の部分より先端部54から差し込み挿入する。図7(B)に示すように、処置部22を溝45内に挿入していくに従い、図6(B)に示すように、処置ユニット5の凸部55が鉗子ユニット4の凹部47に係合してスライドする位置が決められ、鉗子ユニット4に対する処置ユニット5の挿入ずれを防止する。
図7(C)に示すように、処置ユニット5の処置部22を第1把持部11の溝45内へ、さらに挿入していくと、図7(D)に示すように、処置ユニット5のスナップフィット部56が弾性変形しながらロック部48を乗り越えてロック部48の先の内側に落ち込み、スナップフィット部56がロック部48に係止し、処置ユニット5は鉗子ユニット4にロック状態で係着する。
次に、図8(A)(B)に示すようにして、連結アーム21の手元側部分を鉗子ユニット4に取り付ける。処置ユニット5の連結アーム21は可撓性の材質で作られているため、上述したように処置部22が鉗子ユニット4に取り付けられると、連結アーム21の手元側部分は図8(A)の点線で示すように、鉗子ユニット4の第1操作アーム6に沿うものの、第1操作アーム6から離れる湾曲状態になる。
そこで、図8(A)の実線で示すように、連結アーム21の可撓性を利用して、処置ユニット5の連結アーム21の部分を鉗子ユニット4の方へ押し、鉗子ユニット4に寄せ付ける。すると、鉗子ユニット4の取付け手段40の係合部39が処置ユニット5のスナップ部51の穴に当り、その穴の幅が弾性変形により広がり、図8(A)(B)に示すように係合部39がスナップ部51内に入り込み、スナップ部51のひっかかり部52に係合する。このように処置ユニット5の処置部22のみならず、連結アーム21の手元側部分も鉗子ユニット4に固定される。
次に、鉗子ユニット4と処置ユニット5を分解する方法について説明する。処置ユニット5のスナップ部51は長穴形状であり、また、連結アーム21は可撓性を有するため、図9で示す矢印方向へ処置ユニット5の後方部分を前方に向かって押し出すと、図9中点線で示す矢印方向へ連結アーム21の中間部がしなり、スナップ部51の拡大部53の開口部分に鉗子ユニット4の取付け手段40の上部(頭部)40aが位置するようになる。すると、連結アーム21はそれ自身の弾性復元力によって鉗子ユニット4より自然に外れる。
続いて、上述した図7(A)〜(D)と逆の動作を行なう。つまり、連結アーム21を手元側へ引くことにより、処置部22のスナップフィット部56が鉗子ユニット4のロック部48より外れ、処置ユニット5をさらに引くことにより、第1把持部11の溝45内では凸部55と凹部47の係合が解除されて第1把持部11の溝45から処置ユニット5の処置部22を引き出すことができる。この結果、鉗子ユニット4から処置ユニット5を取り外せる。
(効果)
上述したように本実施形態によれば、処置ユニット5の処置部22を鉗子ユニット4の溝45内に開口部より差し込み式に取り付けるため、鉗子ユニット4に処置ユニット5を着脱する操作が容易になり、作業者はその着脱作業をスムーズに行える。また、ロック部48を把持部(ジョー)の後方に配置することにより、処置ユニット5の処置部22における先端部形状を細いまま保つことが可能であり、処置ユニット5の処置部22の強度も高めることができる。
<第2実施形態>
図10〜図20を参照して本発明の第2実施形態に係る医療器械について説明する。
(構成)
本実施形態の医療器械としての処置具61は図10に示すように鉗子ユニットとしてのハンドルユニット62と、処置ユニットとしてのヒータユニット63とから構成される。ハンドルユニット62は第1鉗子本体(操作アーム)64と、枢支軸65を介して上記第1鉗子本体64に回動可能に取り付けられた第2鉗子本体(操作アーム)66とから構成される。第1鉗子本体64の先端側部分は第1把持部67とされ、第2鉗子本体66の先端側部分は第2把持部68とされている。
図11(B)に示すように、第1把持部67及び第2把持部68の先端側部分はいずれも対応する形で左側方へ屈曲すると共に先細り形状に形成されている。また、第1鉗子本体64の後方側には第1アーム69が延び、この第1アーム69の末端には手指を挿入できる第1リング70が設けられている。また、第2鉗子本体66の後方側には第2アーム71が延び、この第2アーム71の末端には手指を挿入できる第2リング72が設けられている。これらの第1アーム69、第1リング70、第2アーム71、及び第2リング72によって上記一対の把持部67,68からなる鉗子部を開閉操作する操作部73を構成している。
第1把持部67にはヒータユニット63の後述する先端部82を差し込み係合させる装着部としての挿入溝74が把持部67の長手方向に向かって形成されている。挿入溝74には後述するヒータユニット63の先端部82と係合するための係合部75が設けられている。すなわち、図11(B)に示すように、係合部75は図16及び図17に示すように、後述するヒータユニット63の係合突起88とスライド自在に係合する係合溝77からなり、この係合溝77は把持部67の挿入溝74の左右内側壁にその挿入溝74の長手方向に沿って形成されている。挿入溝74の挿入窓(開口)76は第1把持部67の後端側部分に位置して形成されている。図11(B)に示すように、挿入溝74の後端側領域にはヒータユニット63の後述する先端部82の突き当て部89を突き当てる突当て部78と、ヒータユニット63の段部90を係止させる段部79が形成されている。
また、図11(B)に示すように、第1鉗子本体64と第2鉗子本体66を枢着する枢支軸65において、第1鉗子本体64側に位置する端部には第1鉗子本体64から側方へ突き出した係合凸部80が設けられている。
図11(A)に示すように、第1鉗子本体64のリング70の外壁には図11に示すような略C型で弾性変形可能なスナップロック部81が設けられている。
ハンドルユニット62は、これらの係合部75、係合凸部80、及びスナップロック部81によって、ヒータユニット63を着脱自在に装着する手段としての装着部を構成している。また、ハンドルユニット62の第2把持部68は第1把持部67に向き合って対向しており、この対向面には図示しない受け部材が一体的に設けられている。この受け部材はシリコンゴムやPTFE等の樹脂材料から形成すると良い。
一方、図12に示すように、ヒータユニット63は、第1把持部67と略同形状をした先端部82と、この先端部82から後端側へ延びる板状の中間部83と、この中間部83の後端側に位置して設けられたコード接続部84とを有してなる。コード接続部84には接続コード85の一端が接続される。ここで、接続コード85の他端部は図示しない電源装置に接続される。
図12(A)(B)に示すように、上記ヒータユニット63の先端部82には生体組織に熱エネルギーを与えるための発熱部86が設けられている。この発熱部86は通電がなされることにより熱を発生する発熱体によって形成されている。発熱部86の周囲(図12(A)における下側部分)はPTFEやPEEK等の熱伝導率が低く耐熱性の高い材料からなる断熱部材87によって覆われている。この断熱部材87はハンドルユニット62の挿入溝74に挿入可能な形状に作られている。断熱部材87にはハンドルユニット62の挿入溝74の内壁にある係合溝77と係合可能な係合突起88が左右外壁それぞれに側方へ向けて突き出して形成されている。また、断熱部材87の後方には上述したハンドルユニット62の突当て部78及び段部79に各々対応する、突き当て部89及び段部90が設けられている。
また、図15に示すように、上記ヒータユニット63の先端部82の後端側部分にはハンドルユニット62の係合凸部80に対応する係合凹部91が設けられている。なお、係合凸部80及び係合凹部91を形成する部材を入れ替えてもよい。また、上記ヒータユニット63の中間部83はPEEKやABS等の比較的硬質な樹脂材料からなるが、この部分は左右側方へ向けての弾性的に変形が可能なものである。
上記コード接続部84には図20に示すハンドルユニット62のスナップロック部81と嵌め込み係合が可能な円柱部92が設けられている。
尚、ヒータユニット63の発熱部86には電力を供給する為のリード線(図示しない)が接続されている。このリード線は断熱部材87及び中間部83の内部を通って後方へ延びて上記コード接続部84の内部にて接続コード85に接続される。
(作用)
図11及び図12に示すように、処置具61のハンドルユニット62及びヒータユニット63が分解された状態からそのハンドルユニット62にヒータユニット63を装着する場合の手順について説明する。
まず、図13に示すように、ヒータユニット63の先端部82をハンドルユニット62の挿入窓76の開口個所から同図13中の矢印方向から挿入溝74に差し込み挿入する。これにより、図14に示すように、ヒータユニット63の断熱部材87がハンドルユニット62の挿入溝74に挿入されると共に、図15に示すように、ヒータユニット63の係合突起88がハンドルユニット62の係合溝77と係合する。
さらに、挿入溝74に対して断熱部材87を挿入すると、図16に示すように、ハンドルユニット62の突き当て部78とヒータユニット63の突き当て部89が突き当たり、挿入溝74に対する断熱部材87の挿入位置が定まる。ここで、図13から図14の状態に移行する際、図14に示すように、ヒータユニット63の断熱部材87及び中間部83が側方へ若干の弾性変形をすることにより、ヒータユニット63の段部90がハンドルユニット62の段部79を乗り越え、図15に示すように互いに係合する。同様に、ハンドルユニット62の係合凸部80とヒータユニット63の係合凹部91とが係合する。
また、挿入溝74に対する断熱部材87の挿入が完了した時点での、ハンドルユニット62及びヒータユニット63の後端側の状態は図19及び図20に示すようになっている。この図19及び図20に実線で示すように、ヒータユニット63の円柱部92とハンドルユニット62のスナップロック部81とは係合していない。また、ヒータユニット63の中間部83は側方へ弾性変形した状態となっている。そこで、円柱部92を図19中の矢印方向へ押すことにより、スナップロック部81が弾性変形し、円柱部92がスナップロック部81内に入り込み、両者は係合する。このとき、ヒータユニット63の後端部は図19及び図20に2点鎖線に示す状態となる。
以上で、ハンドルユニット62に対するヒータユニット63の装着が完了し、図10に示す状態になる。ここで、ヒータユニット63はハンドルユニット62の装着部、係合凸部80及びスナップロック部81により、しっかりと固定されているため、手術中、不意にヒータユニット63がハンドルユニット62から外れてしまうことがない。
尚、図10に示す状態では前述した断熱部材87、中間部83の弾性変形及びスナップロック部81の弾性的変形は元に戻っている。
この処置具61を用いて生体組織を処置する場合は従来と同じように行うことができる。まず、把持部67側に装着された発熱部86と把持部68の受け部材(図示しない)の間に生体組織を位置させる。
そして、この組み立て状態で、操作部73を閉方向に操作し、発熱部86とそれを受ける受け部材との間で生体組織を把持する。生体組織を把持した後、スイッチ(図示しない)を操作することにより、電源装置(図示しない)から接続コード85及びリード線(図示しない)を介して発熱部86に電力を供給し、発熱部86を発熱させる。これにより、第1把持部67と第2把持部68に把持された生体組織が凝固・切開される。
次に、ハンドルユニット62からヒータユニット63を分解する場合について説明する。まず、ヒータユニット63の円柱部92を図19中の矢印と反対方向に押すことにより、スナップロック部81が弾性変形し、ヒータユニット63の後端部は図19の実線で示す状態となる。
ついで、ヒータユニット63をハンドルユニット62に対して、図15中の矢印方向に移動させると、断熱部材87及び中間部83が側方へ若干の弾性変形をすることにより、ヒータユニット63の段部90がハンドルユニット62の段部79を乗り越える。また、ハンドルユニット62の係合凸部80と、ヒータユニット63の係合凹部91の係合が解除される。そして、断熱部材87がハンドルユニット62の挿入溝74から引き抜き、図13に示す状態とする。これによりヒータユニット63はハンドルユニット62から分解される。
以上述べたように、本実施形態によるハンドルユニット62とヒータユニット63の着脱操作は基本的に以下の2つの操作を含む。
1.ヒータユニット63の先端部82をハンドルユニット62の装着部に差し込み挿入する(分解の場合は抜去する)。
2.ヒータユニット63の円柱部92をハンドルユニット62のスナップロック部81に押し込む(分解の場合は引き抜く)。
よって、ハンドルユニット62とヒータユニット63の着脱操作は簡単かつ確実であり、その操作に習熟を要しない。
(効果)
以上の如く、本実施形態の処置具61は、ハンドルユニット62とヒータユニット63の着脱操作が簡単かつ確実に行えるため、着脱操作時や組織処置時の破損を防止出来る。よって、安全性及び経済性に優れる処置具61を提供できる。
<第3実施形態>
図21乃至図24を参照して本発明の第3実施形態に係る医療器械について説明する。
(構成)
図21(A)は医療器械としての発熱処置鉗子100の全体を概略的に示しており、図21(B)は組織把持面側から見た発熱処置部の平面図である。この発熱処置鉗子100は処置ユニット101と鉗子ユニット102を含み構成されている。処置ユニット101は鉗子ユニット102に対して着脱自在であり、鉗子ユニット102に処置ユニット101を組み付けた状態で発熱処置鉗子100を使用するようになっている。
処置ユニット101を鉗子ユニット102に組み付けた発熱処置鉗子100の先端部に生体組織を把持して凝固または切開処置を行うための組織把持部103を構成する。つまり、組織把持部103は生体組織を処置するための熱を発生する発熱処置部105(処置ユニット101に含まれるもの)と、これに対向する組織受け部104(鉗子ユニット102に含まれるもの)とを含み構成される。
図21(A)(B)に示すように、上記鉗子ユニット102は上述した他の実施形態の場合と同様にハンドルユニットとして構成される第1アーム93と第2アーム94を備え、第1アーム93と第2アーム94は枢支軸95を介して回動可能である。第1アーム93と第2アーム94の手元側端部には指掛けリング97がそれぞれ形成され、これにより、鉗子ユニット102を開閉操作する操作部98を構成する。
第1アーム93の先端部は後述する発熱処置部105を着脱自在に装着するための取付部96となっている。また、第2アーム94の先端部は後述する組織受け部104となっている。第1アーム93の先端部に装着した発熱処置部105を第1把持部とし、第2アーム94の組織受け部104を第2把持部とする。そして、この第1把持部と第2把持部の間に生体組織を把持する。
図21(A)(B)に示すように、上記処置ユニット101は発熱処置部105と伝熱ブレード106とを備え、発熱処置部105の内部には図示しない発熱エレメントが内蔵されている。この発熱エレメントに通電することによって生じる熱は発熱エレメントと熱的に結合している伝熱ブレード106に伝わる。その結果、伝熱ブレード106と、これに対向する上記組織受け部104との間に挟まれた生体組織を凝固または切開することができる。ここで、発熱エレメントには例えばモリブデンなどの薄膜抵抗発熱体あるいはニクロム線などが使用可能である。
図21(A)(B)に示すように、発熱処置部105には発熱エレメントに通電するためのケーブル107が接続されている。また、組織受け部104は鉗子ユニット102と一体に形成されるが、発熱処置部105は処置ユニット101の一部として鉗子ユニット102の第1アーム93の先端部分に着脱が自在である。ここで、鉗子ユニット102及び発熱処置部105はステンレスなどの剛性のあるものであるが、上記発熱処置部105は発熱エレメントで生じた熱を伝熱ブレード106以外の部位への不要な拡散を避けるために伝熱性の低い樹脂で出来ている。
次に、鉗子ユニット102の第1アーム93の先端部分に形成された取付部96に対して上記発熱処置部105を装着するための取付け構造について説明する。図22に示すように、鉗子ユニット102の第1アーム93の先端部には処置ユニット101の発熱処置部105と嵌合して発熱処置部105を着脱自在に係着させる嵌合用枠部108が形成されている。
図22に示すように、嵌合用枠部108はその横断面形状が略L字状になっている。嵌合用枠部108は発熱処置部105の背面上部と一方の側面略全体にわたりその外表面を密に包み込むような形状の嵌合用内面になっており、組織把持部103による把持方向に対して左右非対称な形状の部材になっている。さらに、嵌合用枠部108の上端縁と下端縁はこれに対応する発熱処置部105の部位にそれぞれ形成したツメ部110に嵌り込んで係止する端縁111が形成されている。図21(A)(B)に示すように、ツメ部110と、これに係止する端縁111は発熱処置部105のほぼ全長に渡って設けられている。
図23(A)(B)は発熱処置部105を嵌合用枠部108から取り外したときの状態を示している。組織把持部103による把持方向に対して垂直な方向から着脱する際に鉗子ユニット102の長手方向に対する発熱処置部105と嵌合用枠部108の位置を決める手段として上記発熱処置部105にはV字型の谷部109(a)が形成され、嵌合用枠部108にはV字型の山部109(b)が設けられ、この谷部109(a)と山部109(b)を嵌合させる。このような位置決め部を少なくとも1箇所に設けるようにする。
図24(A)(B)は発熱処置部105と嵌合用枠部108とを外したときの状態をブレード106と反対の面から見た説明図である。
(作用)
この発熱処置鉗子100で生体組織の処置を行う場合、その発熱処置鉗子100の鉗子本体に発熱処置部105を取り付ける。この際、位置決め部109(a)(b)を合わせるように把持方向に対して横方向からまっすぐにスライドさせる。その位置決め部109(a)(b)が噛み合った後、両者を押し付けてツメ部110に端縁111を両者の弾性的な変形を利用して嵌合させて位置決め固定する。発熱処置部105に把持力が加わった場合には嵌合用枠部108の剛性で発熱処置部105を支える。
このような取付け方法であれば、横方向への移動だけで鉗子本体に発熱処置部105を着脱することができ、生体組織把持部103の形状が湾曲していたり、屈曲部をもつ形状の場合でも構成可能である。
(効果)
本実施形態によれば、処置ユニット101と鉗子ユニット102の着脱が容易であり、また、その処置部の形状の自由度も高い。
なお、本発明は上記説明の形態に限定されるものではなく、種々の変形例が想定可能である。
第1実施形態に係る医療器械システムの全体構成を概略的に示す説明図。 上記医療器械システムの処置具において鉗子ユニットに処置ユニットを装着した状態の側面図。 (A)は上記処置ユニットの上面図、(B)は(A)におけるX矢視図、(C)は(B)におけるY−Y線に沿う処置ユニットの横断面図。 (A)は鉗子ユニットの側面図、(B)は(A)におけるX−X線に沿う横断面図、(C)は(A)におけるY−Y線に沿う縦断面図。 鉗子ユニットと処置ユニットを組み合わせた状態での処置部の縦断面図。 (A)は図5におけるX−X線に沿う横断面図、(B)は図5におけるY−Yに沿う横断面図。 (A)〜(D)は上記処置ユニットを上記鉗子ユニットに装着する手順の過程を示す処置部を上から見た説明図。 (A)はアーム部を装着する方法の説明図、(B)は(A)におけるX−X線に沿う横断面図。 上記アーム部を分解する方法の説明図。 第2実施形態に係る医療器械システムにおける処置具の鉗子ユニットと処置ユニットを組み立てた状態の側面図。 (A)は上記処置具のハンドルユニットの側面図、(B)は(A)のA矢視図。 (A)は上記処置具のヒータユニットの側面図、(B)は上記ヒータユニットの上面図。 上記処置具のハンドルユニットとヒータユニットを組み立てる際に先端部を上から見た説明図。 上記処置具のハンドルユニットとヒータユニットを組み立てる際に先端部を上から見た説明図。 上記処置具のハンドルユニットとヒータユニットを組み立てる際に先端部を上から見た説明図。 図15中のB−B線に沿う横断面図。 図15中のC−C線に沿う横断面図。 図15中のD−D線に沿う横断面図。 上記処置具のハンドルユニットとヒータユニットを組み立てる際に後端部を上から見た説明図。 図19中のE−E線に沿う横断面図。 第3実施形態に係る発熱処置鉗子を示し、(A)はその発熱処置鉗子全体の側面図、(B)は組織把持面から発熱処置鉗子の発熱処置部を見た説明図。 図21(B)のB−B線に沿う横断面図。 上記発熱処置部と嵌合部とを取り外したときの状態の説明図。 上記発熱処置部と嵌合部を取り外したときの状態をブレードと反対の面から見た説明図。
符号の説明
2…処置具、4…鉗子ユニット、5…処置ユニット、6…操作アーム
7…操作アーム、8…枢支軸、9…操作用リング、11…把持部、12…把持部
13…鉗子部、21…連結アーム、22…処置部、23…コネクター部
24…ケーブル、25…コネクター、26…加熱処置用熱源部、27…伝熱部
28…断熱部、29…断熱枠体、30…保持枠、31…伝熱板、32…刃部
34…発熱手段、35…断熱性受部材、37…リード線、40…取付け手段
45…溝、46…開口部、47…凹部、48…ロック部、51…スナップ部
53…拡大部、54…先端部、55…凸部、56…スナップフィット部

Claims (11)

  1. 生体組織を把持するために操作部の操作に応じて開閉される第1把持部と第2把持部を有した鉗子ユニットと、
    上記生体組織に接触して上記生体組織に熱的に作用する処置部と、上記処置部に熱を供給する発熱部とを有した処置ユニットとを具備し、
    上記第1把持部の後方に位置して開口部を設け、この開口部より先端方向に向かって上記処置ユニットの処置部を差し込むことにより、上記第1把持部に上記処置部を着脱自在に位置決め装着する装着部を設けたことを特徴とする医療器械。
  2. 上記第1把持部の後方部位に位置して上記鉗子ユニットに形成した第1係合部と、上記処置部の後方部位に位置して上記処置ユニットに形成した第2係合部と係合して、上記処置ユニットを上記鉗子ユニットに固定する請求項1に記載の医療器械。
  3. 上記第1把持部の後方に位置した上記鉗子ユニットのアーム部に第3係合部を設け、上記処置部の後方に位置した上記処置ユニットのアーム部に第4係合部を設けて、上記第3係合部と上記第4係合部を係合して、上記処置ユニットに上記鉗子ユニットを固定する請求項1に記載の医療器械。
  4. 上記処置ユニットは、処置部に係合突起を設け、上記鉗子ユニットには、上記係合突起と係合する係合溝を設けた請求項1、請求項2または請求項3に記載の医療器械。
  5. 上記係合部の少なくとも一方のものが弾性変形可能なものである請求項2または請求項3に記載の医療器械。
  6. 上記係合部の一方が係合凹部からなり、他方の係合部は組立時に上記係合凹部に相対する位置に設けられた係合凸部からなり、係合凹部に係合凸部を係合して鉗子ユニットに処置ユニットを係着する請求項2または請求項3に記載の医療器械。
  7. 上記係合凸部もしくは上記係合凹部は、鉗子ユニットの枢支軸により構成される請求項6に記載の医療器械。
  8. 上記係合部がスナップロック部を含む請求項3に記載の医療器械。
  9. 上記処置ユニットのアーム部が柔軟なものである請求項3に記載の医療器械。
  10. 生体組織を把持するために操作部の操作に応じて開閉される第1把持部と第2把持部を有した鉗子ユニットと、
    上記生体組織に接触して上記生体組織に熱的に作用する処置部と、上記処置部に熱を供給する発熱部とを有し、上記鉗子ユニットから着脱可能な処置ユニットと、
    を具備し、
    上記処置部は、第1の把持部に把持方向に対して垂直な方向から嵌合する着脱自在な係着構造になっており、この嵌合係着する部材の横断面形状は、把持方向に対して非対称な形状になっていることを特徴とする医療器械。
  11. 上記嵌合係着する部材は、横断面形状が略L字状になっている請求項10に記載の医療器械。
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