JP2005175924A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像素子に対してストレスが生じることなく、撮像素子を本体ユニットに固定すると共に電気基板に固定することのできる撮像装置を提供することである。
【解決手段】複数のリードを有して画像を電気信号に変換する撮像素子18が撮像素子支持板19に固定支持され、この撮像素子支持板19は前板ユニット10に固定される。また、上記撮像素子18のリードと電気的導通を行うため、そのリードが挿入される挿入孔20cを有する電気基板20が、上記撮像素子支持板19と平行に配置されている。そして、上記撮像素子18のリード18aと電気基板20の挿入孔20cとの相対位置は、電気基板20に形成された長穴形状の開口部20a及び切り欠き20bと、前板ユニット10に形成されたボスとに嵌合して、ネジ3aが締結されることにより調整される。
【選択図】 図1
【解決手段】複数のリードを有して画像を電気信号に変換する撮像素子18が撮像素子支持板19に固定支持され、この撮像素子支持板19は前板ユニット10に固定される。また、上記撮像素子18のリードと電気的導通を行うため、そのリードが挿入される挿入孔20cを有する電気基板20が、上記撮像素子支持板19と平行に配置されている。そして、上記撮像素子18のリード18aと電気基板20の挿入孔20cとの相対位置は、電気基板20に形成された長穴形状の開口部20a及び切り欠き20bと、前板ユニット10に形成されたボスとに嵌合して、ネジ3aが締結されることにより調整される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、例えば電子カメラ等の撮像装置に関し、より詳細には、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子の固定部材への取り付けを工夫した撮像装置に関するものである。
従来のデジタルカメラに於いては、撮像素子がこれを支持する撮像素子支持板に、接着剤により固着されている。そして、この撮像素子が固着された撮像素子支持板は、ネジによってカメラ本体の中心部である前板ユニットに固定されている。
更に、上記撮像素子のピン(リード)は、撮像素子支持板に形成されている開口部を介して、撮像系の電気回路等が実装された電気基板に、半田付けによって取り付けられている。また、この電気基板も上記前板ユニットに、ネジによって固定されている。
上述したように、従来は、撮像素子が撮像素子支持板を介して前板ユニットに固定された後に、電気基板に対してリード部の接続を行っていた。すると、撮像素子の本体部分が位置決め(固定)された後にピンの接続を行うため、電気基板の位置がずれると、撮像素子のピンにストレスがかかってしまうという課題を有していた。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、撮像素子に対してストレスが生じることなく、撮像素子を本体ユニットに固定すると共に電気基板に固定することのできる撮像装置を提供することを目的とする。
すなわち請求項1に記載の発明は、リードを有し、画像を電気信号に変換する撮像媒体と、上記撮像媒体を固定支持する支持部材と、上記支持部材を固定する固定部材と、上記支持部材と平行に配置されて、上記リードと電気的導通を行うため上記リードが挿入される挿入孔を有する電気基板と、上記リードと上記電気基板の挿入孔との相対位置を調整するための調整手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記リードは、複数のリードから成ることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1若しくは2に記載の発明に於いて、上記調整手段は、上記電気基板に形成された長穴と、上記固定部材に設けられて上記長穴と交差する方向に形成された長溝と、上記長穴と上記長溝とに嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明に於いて、上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4若しくは5に記載の発明に於いて、上記第2の調整手段は、上記長溝と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材で構成されることをを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、上記長孔は上記撮像媒体の上記複数のリードの配列方向とは直交する方向であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、リードを有し、画像を電気信号に変換する撮像媒体と、上記撮像媒体と平行に配置されて、上記リードと電気的導通を行うため上記リードが挿入される挿入孔を有する電気基板と、上記電気基板を固定支持する固定部材と、上記電気基板を上記固定部材に固定するに際し、上記リードと上記電気基板の挿入孔との相対位置を調整するための調整手段と、を具備することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明に於いて、上記リードは、複数のリードから成ることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8若しくは9に記載の発明に於いて、上記調整手段は、上記電気基板に形成された長穴と、上記固定部材に設けられて上記長穴と交差する方向に形成された長溝と、上記長穴と上記長溝とに嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材と、を有することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の発明に於いて、上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9に記載の発明に於いて、上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項11若しくは12に記載の発明に於いて、上記第2の調整手段は、上記長溝と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材で構成されることをを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項12に記載の発明に於いて、上記長孔は上記撮像媒体の上記複数のリードの配列方向とは直交する方向であることを特徴とする。
この発明によれば、撮像素子に対してストレスが生じることなく、撮像素子を本体ユニットに固定すると共に電気基板に固定することのできる撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1実施形態に係る撮像装置が適用されたデジタルカメラの撮像ユニットを分解して示す要部分解斜視図である。
図1は、この発明の第1実施形態に係る撮像装置が適用されたデジタルカメラの撮像ユニットを分解して示す要部分解斜視図である。
尚、ここでは、一眼レフレックス方式のデジタルカメラを想定している。
図1に示されるように、カメラの前板ユニット10の光軸方向に延出された4本の支柱により規制される空間内には、当該前板ユニット10の背面側より、ミラーユニット11が挿入される。そして、このミラーユニット11の図示されないネジ孔に、前板ユニット10の前面側から開口部10aを介して挿入されたネジ1aが螺合される。これによって、固定部材である前板ユニット10にミラーユニット11が固定される。
このミラーユニット11の側面部には、反射・測光ユニット12が固定されており、更にミラーユニット11の下面部にはAFユニット13が固定されている。
そして、ミラーユニット4の背面側に設けられた凸部11a、11bには、シャッタ地板保護シート14の開口部14a、14bが位置合わせされる。上記シャッタ地板保護シート14を挟んで、シャッタユニット15の後面側から、開口部15aを介して挿入されたネジ1aは、ミラーユニット11のネジ孔11cに螺合される。これにより、シャッタユニット15は、シャッタ地板保護シート14を挟んで、ミラーユニット11に固定される。
上記シャッタ地板保護シート14は、被写体光束の必要光束を決めるアパーチャとしてのマスクとしての機能を主に奏するものであるが、不必要な太陽光からシャッタ地板を保護する保護機能も兼ね備えている。
シャッタユニット15には、略円形状に溝部15bが設けられている。この溝部15bには、防塵ユニット17が、その一部をなす防塵フィルタ(図示せず)が位置合わせされた形で配設される。上記溝部15bの径は、防塵フィルタの径と略一致するので、両者は略気密的に嵌合する。かかる構成によっても、フィルタ面に付着するゴミや塵埃等を抑制している。
そして、撮像素子(CCD)18と撮像素子支持板(支持板)19とは、当該撮像素子18の電極が撮像素子支持板19の開口部19dより延出された形で接着剤により固着される。
上記撮像素子18と撮像素子支持板19の両者は、撮像素子18の長手方向が防塵ユニット17の開口部17bにより位置規制された形で防塵ユニット17に背面側より挿入される。そして、撮像素子支持板19の背面側より、開口部19bを介して挿入されたネジ2aが、防塵ユニット17のネジ孔17aに螺合される。これにより、防塵ユニット17に、撮像素子支持板19が固定される。
このとき、撮像素子支持板19の背面側より、開口部19aを介して挿入されたネジ2bは、前板ユニット10のネジ孔10bに螺合され、撮像素子支持板19の開口部19cは、前板ユニット10の凸部10dに嵌合される。これにより、撮像素子支持板19は、前板ユニット10に固定される。
電気基板20には、長穴形状である開口部20aと、切り欠き20b、20dと、撮像素子18のリード(ピン)に対応した挿入孔20cが形成されている。この電気基板20は、上記挿入孔20cより撮像素子18のリード(ピン)が延出されながら、背面側から挿入される。そして、電気基板20の背面側より、開口部20a及び切り欠き20bを介して挿入されたネジ3aが、前板ユニット10のネジ孔10c及び前板ユニット10の腕部に螺合される。
こうして、前板ユニット10には、電気基板20が、ミラーユニット11、シャッタ地板保護シート14、シャッタユニット15、防塵ユニット17、撮像素子18、撮像素子支持板19を少なくとも間に介在させた形で固定される。この電気基板20には、図示されない画像信号処理回路やワークメモリ等から成る撮像系の電気回路が実装されているが、従来のデジタルカメラ等に於いて適用される一般的なものであることから、これ以上の詳細な説明は省略する。
尚、図中に示される符号A1、A2、A3、B1、B2、B3は、ネジ等によってそれぞれ同一の符号の部分が嵌合することを表している。
図2は、上述した電気基板20を背面側から見た図である。
本実施形態に於いては、図示されないネジ孔と対応する長穴形状の2つの開口部20aと、切り欠き20bが、電気基板20の所定箇所に形成されている。更に、この電気基板20には、例えばその中央部分に、上述した撮像素子18のリードが挿入されるべく、複数の挿入孔20cが並設されている。また、電気基板20には、位置合わせ用の切り欠き20dと、図示されない他の部品との干渉を防止するための逃げ穴20eが形成されている。
図3は撮像素子支持板19及び電気基板20をネジ3aによって固定するべくボスの構造を示すもので、(a)は上面図、(b)は側断面図、(c)は外観斜視図である。
図3に於いて、ボス22は長溝として前板ユニット10の腕部の先端部分に形成されるものであり、図1に於けるネジ孔10cに相当する。この場合、図1に於いて、符号B1、B2、B3で示される腕部の先端部分に、ボス22が形成されているものとする。
ボス22は、例えばダイキャストやモールドにより構成されるもので、上部にネジを挿入するための長穴22aが形成されている。そして、本実施形態に於いては、例えば、図3には示されないネジ3aをセルフタップネジとして、このセルフタップネジにより、ボス22はネジ立てされるようになっている。
図4は、上述した撮像素子(CCD)18の構造を示したもので、(a)は上面側から見た外観斜視図、(b)は下面側から見た外観斜視図である。
CCD18の側面部には、複数のピン、本実施形態に於いては片側16本で、合わせて32本のリード18aが配設されている。また、CCD18の上面部には、外光を受光するための受光面18bが設けられている。
次に、図5及び図6を参照して、CCD18が装着される電気基板の取り付けについて説明する。
図5はCCD18が装着される電気基板20がボス22に取り付けられる際の分解斜視図であり、図6は取り付けられた状態を示した図である。尚、ここでは説明を簡略化するために、図5及び図6に於いては、ネジ3a、CCD18、電気基板20及びボス22のみ示し、他の構成部材は省略する。
CCD18のリード18aが電気基板20の挿入孔20cに挿入されると、半田付けにより電気基板20に固定されると共に電気的に接続される。このCCD18が電気基板20に固定された状態で、締結部材であるネジ3aにより長穴3a及び切り欠き3bを介して該電気基板20がボス22に固定される。
このとき、CCD18は、図1に示されるように、予め撮像素子支持板19を通じて前板ユニット10に固定されている。そのため、従来は、CCD18が装着された電気基板20のネジ穴が、ボスの形成されている位置からずれてしまうことがあった。すると、ネジ穴を合わせるために、CCDのリードにストレスがかかることがあった。
この発明では、こうしたCCDのリードにかかるストレスを防止するため、電気基板及びボスの形状を長穴形状にして、図6に於いて、電気基板がX方向及びY方向に移動自在に取り付けられるようにしている。本実施形態に於いては、ボス22がX方向を長手方向とした長穴形状とし、電気基板20の開口部20a及び切り欠き20bがY方向を長手方向とした長穴形状として、設けられている。
これにより、CCD18のリード18aのX方向のズレはボス22により、またY方向のズレは開口部20a及び切り欠き20bにより、調整することができる。つまり、ボス22と、開口部20a及び切り欠き20b、更にネジ3aにより、調整手段が構成されている。
尚、この第1の実施形態では、ボス22がX方向を長手方向とした長穴形状とし、電気基板20の開口部20a及び切り欠き20bがY方向を長手方向とした長穴形状としたが、これに限られるものではない。すなわち、ボス22がY方向を長手方向とした長穴形状とし、電気基板20の開口部20a及び切り欠き20bがX方向を長手方向とした長穴形状として設けられるものであっても良い。
また、ボス22の長手方向と、開口部20a及び切り欠き20bの長手方向は、必ずしも直交する方向とは限られず、一方がCCDのリードのピンの配列方向と直交する方向であれば、他方は該一方の方向と交差する方向であれば良い。
尚、電気基板20のみに二方向の長穴を設けないのは、それによって電気部品の実装位置に制約が増えるからである。
このように、第1の実施形態によれば、撮像素子(CCD)のリードに対してストレスが生じることなく、撮像素子を本体ユニットに固定すると共に電気基板に固定することができる。
図7は、この第1の実施形態の第1の変形例によるボスの形状を示した図であり、(a)は上面図、(b)は側断面図、(c)は外観斜視図である。
図7に於いて、ボス23は前板ユニット10の腕部の先端部分に形成されるものであり、図1に於けるネジ孔10cに相当する。この場合、図1に於いて、符号B1、B2、B3で示される腕部の先端部分に、ボス23が形成されているものとする。
ボス23は、例えばダイキャストやモールドにより構成されるもので、ネジの直径に対応した間隙23bを有して2つの直線状の壁部23a、23aから構成されている。そして、本変形例に於いても、このボス23は、セルフタップネジによりネジ立てされるように構成されている。
図8は、この第1の実施形態の第2の変形例によるボスの形状を示した図であり、(a)はボスが形成される前板ユニットの腕部の先端部分を示した外観斜視図、(b)は(a)のY−Y線に沿った側断面図、(c)は(a)のX−X線に沿った断面図、(d)は(a)の上面側から見た外観図である。
図8に於いて、ボスは前板ユニット10の腕部30の先端部分に形成されるものであり、ネジ孔となる箇所にネジ用開口30aが形成されている。また、この腕部30の上面側には、後述するネジ螺合すじ30dを作成するための開口30bが形成されている。更に、上記腕部30の下面側で上記開口30bよりも先端部より遠い側には、開口30cが形成されている。
そして、図8(b)に示されるように、上記ネジ用開口部30aより、電気基板20を腕部30に固定するためのネジ31が挿入される。このとき、このネジ31と螺合するべくネジ螺合すじ30dが、ネジ用開口30a内の上記開口30bと対向する部分に設けられている。このネジ螺合すじ30dは、腕部30の成形時に開口30bより治具が挿入されて型が成形されるようになっている。
このように構成することにより、セルフタップネジを用いなくとも、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、この発明の第2実施形態に係る撮像装置が適用されたデジタルカメラの撮像ユニットを分解して示す要部分解斜視図である。
尚、以下に述べる第2の実施形態に於いては、電気基板の構造のみ上述した第1の実施形態と異なり、その他の構成は上述した第1の実施形態と同じであるので、図1乃至図7と同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略し、異なる構成及び動作についてのみ説明する。
図9に示されるように、電気基板25には、開口部25aと、切り欠き20b、20dと、撮像素子18のリード(ピン)に対応した長穴形状の挿入孔(長孔)25cが形成されている。この電気基板25は、上記挿入孔25cより撮像素子18のリード(ピン)が延出されながら、背面側から挿入される。そして、電気基板25の背面側より、開口部25a及び切り欠き25bを介して挿入されたネジ3aが、前板ユニット10のネジ孔10c及び前板ユニット10の腕部に螺合される。
図10は、CCD18が装着される電気基板25がボス22に取り付けられた状態を示した図である。尚、ここでは説明を簡略化するために、図10に於いては、ネジ3a、CCD18、電気基板25及びボス22のみ示し、他の構成部材は省略する。
この第2の実施形態に於いては、図示されないネジ孔と対応するの2つの開口部20aと、切り欠き20bが、電気基板25の所定箇所に形成されている。更に、この電気基板25には、例えばその中央部分に、上述したCCD18のリード18a挿入されるべく、図11に示されるように、複数の長穴形状の挿入孔(長孔)25cが並設されている。また、電気基板25には、位置合わせ用の切り欠き25dと、図示されない他の部品との干渉を防止するための逃げ穴25eが形成されている。
そして、第2の実施形態では、CCD18のリード18aにかかるストレスを防止するため、電気基板25の挿入孔25及びボス22の形状を長穴形状にして、図10に於いて、電気基板25がX方向及びY方向に移動自在に取り付けられるようにしている。本実施形態に於いては、ボス22がX方向を長手方向とした長穴形状とし、電気基板25の挿入孔25a及び切り欠き25bがY方向を長手方向とした長穴形状として、設けられている。
これにより、CCD18のリード18aのX方向のズレはボス22により、またY方向のズレは挿入孔25a及び切り欠き20bにより、調整することができる。
尚、この第2の実施形態では、ボス22がX方向を長手方向とした長穴形状とし、電気基板25の挿入孔25a及び切り欠き25bがY方向を長手方向とした長穴形状としたが、これに限られるものではない。すなわち、電気基板25の挿入孔25a及び切り欠き25bがY方向を長手方向とした長穴形状として設けられれば、ボス22の長手方向は、Y方向と交差する方向に設けられるものであれば良い。
このように、第2の実施形態のように構成しても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、この発明の第3の実施形態について説明する。
次に、この発明の第3の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、基板側に形成された長穴形状の開口部及び切欠きは、同一方向に形成されたものとして説明したが、これに限られるものではない。すなわち、上記長穴形状の開口部及び切欠きは、同一方向に揃える必要はない。
図12は、CCD18が装着される電気基板20がボス22及び22bに取り付けられる際の分解斜視図である。尚、ここでは説明を簡略化するために、図12に於いては、ネジ3a、CCD18、開口部、切り欠きを含む電気基板20及びボス22及び22bのみ示し、他の構成部材は省略する。
本実施形態に於いては、ボス22がX方向を長手方向とした長穴形状とし、ボス22bがY方向を長手方向とした長穴形状として、設けられている。そして、これらに対応して、電気基板20の開口部20a及び切り欠き20bがY方向を長手方向とした長穴形状とし、開口部20fがX方向を長手方向とした長穴形状として、設けられている。
このように、電気基板に形成される長穴形状の開口部等は、X方向とY方向とに長手方向が混在した状態であっても良い。但し、本実施の形態のように、電気基板側の長穴形状がX方向を長手方向とする場合は受け側であるボスの長穴形状がY方向を長手方向とし、電気基板側の長穴形状がY方向を長手方向とする場合は受け側であるボスの長穴形状がX方向を長手方向とするようにする。
これによっても、電気基板20は該基板の平面上の任意の方向に調整移動可能となる。また、カメラのスペースによっては、長穴形状の方向を自由に選択することができる。
尚、上述した実施形態に於いては、ボスとネジとの嵌合については、セルフタップネジによるもの、ボス内の一方の側にネジ螺合すじを設けてネジ山を有したネジを使用するものを例として説明したが、この発明はこれらに限られるものではない。
例えば、リベットを使用してこれをボス内に打ち込むようにしても良い。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明の主旨を逸脱しない範囲で変形可能であることはもちろんである。
1a、2a、3a…ネジ、10…前板ユニット10、10a…開口部、11…ミラーユニット、12…反射・測光ユニット、13…AFユニット、14…シャッタ地板保護シート、15…シャッタユニット、17…防塵ユニット、18…撮像素子(CCD)、18a…リード(ピン)、18b…受光面、19…撮像素子支持板、19a、19b…開口部、20…電気基板、20a…開口部、20b、20d…切り欠き、20c…挿入孔、20e…逃げ穴、22…ボス、22a…長穴。
Claims (14)
- リードを有し、画像を電気信号に変換する撮像媒体と、
上記撮像媒体を固定支持する支持部材と、
上記支持部材を固定する固定部材と、
上記支持部材と平行に配置されて、上記リードと電気的導通を行うため上記リードが挿入される挿入孔を有する電気基板と、
上記リードと上記電気基板の挿入孔との相対位置を調整するための調整手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 上記リードは、複数のリードから成ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 上記調整手段は、上記電気基板に形成された長穴と、上記固定部材に設けられて上記長穴と交差する方向に形成された長溝と、上記長穴と上記長溝とに嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材と、を有することを特徴とする請求項1若しくは2に記載の撮像装置。
- 上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、
上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、
上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 上記第2の調整手段は、上記長溝と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材で構成されることをを特徴とする請求項4若しくは5に記載の撮像装置。
- 上記長孔は上記撮像媒体の上記複数のリードの配列方向とは直交する方向であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- リードを有し、画像を電気信号に変換する撮像媒体と、
上記撮像媒体と平行に配置されて、上記リードと電気的導通を行うため上記リードが挿入される挿入孔を有する電気基板と、
上記電気基板を固定支持する固定部材と、
上記電気基板を上記固定部材に固定するに際し、上記リードと上記電気基板の挿入孔との相対位置を調整するための調整手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 上記リードは、複数のリードから成ることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 上記調整手段は、上記電気基板に形成された長穴と、上記固定部材に設けられて上記長穴と交差する方向に形成された長溝と、上記長穴と上記長溝とに嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材と、を有することを特徴とする請求項8若しくは9に記載の撮像装置。
- 上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、
上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 上記挿入孔は所定の第1の方向を長手方向として形成された長孔から成り、上記固定部材は上記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向として形成された長溝を有し、
上記調整手段は、上記挿入孔と上記リードとの相対位置を調整する第1の調整手段と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する第2の調整手段と、から成ることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。 - 上記第2の調整手段は、上記長溝と、上記長溝と嵌合して上記電気基板を上記固定部材に固定する締結部材で構成されることをを特徴とする請求項11若しくは12に記載の撮像装置。
- 上記長孔は上記撮像媒体の上記複数のリードの配列方向とは直交する方向であることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
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JP2017223875A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2003
- 2003-12-11 JP JP2003413409A patent/JP2005175924A/ja not_active Withdrawn
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CN107526265A (zh) * | 2016-06-16 | 2017-12-29 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
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