JP2006165735A - 撮像モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングまたは基板に外力が作用した後でも、光学系により結像された像を撮像素子で読み取ることができる撮像モジュールを提供する。
【解決手段】基板116は、光学系により結像された像を表す電気信号を出力する撮像素子を搭載している。この基板116はハウジング101の取付面101aに取り付けられる。基板116と取付面101aとの間には接着剤118が充填されている。基板116とハウジング101との間には断面略L字形状の突起部130を配置している。突起部130は、取付面101aに対して略平行な方向に延びる第1の部分130aと、取付面101aに対して略垂直な方向に延びる第2の部分130bとを有している。
【選択図】図1C

Description

本発明は、例えば携帯電話用撮像モジュールやデジタルカメラ等に利用できる撮像モジュールに関する。
従来、CCD(電荷結合素子)等の固体撮像素子用いて画像を取り込む撮像モジュールとしては、特開2001−313873号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この撮像モジュールは、光学系に対する固体撮像素子の位置調整を容易にするため、光学系を支持しているフレームに、中間保持部材を介して片持ち構造で、固体撮像素子を固定している。
また、他の従来の撮像モジュールとしては、特公昭63−22234号公報(特許文献2)に記載されたものがある。この撮像モジュールは、図4Aに示すように、ハウジング401と、このハウジング401の取付面401aに立設されたピン430と、このピン430を挿通する穴432か設けられ、撮像素子(図示せず)を搭載する基板416とを備えている。上記穴432の径は、上記撮像素子の位置調整を容易にするためにピン430の径よりも大きく設定されている。また、上記穴432とピン430との間には、図4Bに示すように、接着剤418が充填されている。
また、撮像モジュールとして、図5Aに概略構造を示すものがある(この撮像モジュールは、本発明の課題を明確にするために便宜上提示するもので、公知技術ではない)。この撮像モジュールは、光学系500と、この光学系500を保持するハウジング501と、撮像素子515が取り付けられた基板516とを備えている。
上記光学系500は、第1群505、第2群508、第3群512および第4群514から成っており、第1〜第3群505,508,512,514で結像された像を撮像素子515で読み出す構成となっている。上記第1群505は、2枚のレンズ502,504と1つのプリズム503とから構成されており、レンズ502に入射した光が撮像素子515へ向かうよう光軸Cの方向をプリズム503で変えている。上記第2群508は2枚のレンズ506,507から構成されており、第1群レンズホルダ527に収納固定されて、図示しないフォーカス駆動機構により、プリズム503と撮像素子515との間の光軸Cの方向に変位可能となっている。上記第3群512は3枚のレンズ509,510,511から構成されており、第2群レンズホルダ528に収納固定され、ズームの倍率を与えるよう、プリズム503と撮像素子515との間の光軸Cの方向に変位可能となっている。上記第4群514は1枚のレンズから構成され、ハウジング501に固定されている。この第4群514と第3群512との間にはシャッター機構513が設置されている。
上記ハウジング501は携帯電話筐体522の固定部523〜526に固定されており、軽量化、低価格化のために、ポリカーボネート等の樹脂を用いて作製されている。
上記基板516は、プリズム503と撮像素子515との間の光軸Cが撮像素子515の中心位置と一致するように、ハウジング501に対する位置が調整されて、ハウジング501の取付面501aに接着剤518で固定されている。例えば、第1〜第4群505,508,512,514で明るいレンズを用いる場合、第1〜第4群505,508,512,514による焦点深度が浅くなるため、撮像素子515の光軸Cの方向の位置調整と、撮像素子515の撮像面の法線が光軸Cと一致するよう撮像素子515の光軸Cに対する傾き調整とを調整装置により調整後、接着剤518を硬化させるようにしている。
また、上記基板516には、図5Bに示すように、撮像素子515のほかにDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等の回路素子517が搭載され、この回路素子517は、基板516上の配線(図示せず)により撮像素子515からの信号を受けて処理する。上記基板516は、撮像素子515の放熱をよくするため、アルミナ等のセラミック材料を用いて作製されている。
上記接着剤518は、図5Cに示すように、上述したような調整が必要であるために
厚みを持ってハウジング501と基板516との間に充填される。
このような撮像モジュールは、小型化が進み、携帯電話等のポータブル機器に搭載されており、その信頼性、特に耐衝撃性能、温度特性は重要視されているが、図5Aに示すように、携帯電話筐体22が矢印A方向の衝撃を受けた場合、矢印B方向の力が基板516に作用し、接着剤518と基板516との界面、および、接着剤518とハウジング501との界面で、せん断応力が発生する。これにより、上記接着剤518と基板516と界面、および、接着剤518とハウジング501との界面のうち、接着剤518の親和力が弱い方で、接着剤518の剥がれが生じてしまう。その結果、上記撮像素子515の中心位置が光学系500の光軸Cと一致しなくなるので、第1〜第4群505,508,512,514で結像された像を撮像素子515で読み出せなくなるという問題がある。
なお、上記問題を解決するための構造は決して大きくなってはいけないという制限がある。
特開2001−313873号公報(図2) 特公昭63−22234号公報
そこで、本発明の課題は、ハウジングまたは基板に外力が作用した後でも、光学系により結像された像を撮像素子で読み取ることができる撮像モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の撮像モジュールは、
ハウジングと、
このハウジングに保持された光学系と、
この光学系により結像された像を表す電気信号を出力する撮像素子と、
この撮像素子を搭載した基板と、
上記基板と上記ハウジングとの間に充填されて上記基板を上記ハウジングに固定する接着剤と
を備え、
上記基板と上記ハウジングとうちの一方に、上記基板と上記ハウジングとのうちの他方に面するように突起部を設け、
上記突起部は、
上記基板と略平行な方向に延びる第1の部分と、
上記第1の部分の延びる方向に交差する方向に延びる第2の部分と
を含むと共に、上記接着剤により包囲されていることを特徴としている。
上記構成の撮像モジュールによれば、上記基板と略平行な方向に延びる第1の部分と、第1の部分の延びる方向に交差する方向に延びる第2の部分とを含む突起部を接着剤により包囲することによって、基板とハウジングとうちの一方に対する接着剤の結合力を高めることができる。したがって、上記ハウジングまたは基板に外力が作用しても、光学系の光軸に対して撮像素子の中心位置がずれるのを防ぐことができる。その結果、上記ハウジングまたは基板に外力が作用した後でも、光学系で結像された像を撮像素子で読み出すことができる。
一実施形態の撮像モジュールでは、上記突起部の断面形状は略L字形状である。
一実施形態の撮像モジュールでは、上記第2の部分が上記基板の上記ハウジング側の表面にハンダ付けされている。
一実施形態の撮像モジュールでは、上記突起部は上記基板または上記ハウジングと一体成型されている。
一実施形態の撮像モジュールでは、上記第2の部分には、上記接着剤が入り込む穴が設けられている。
上記実施形態の撮像モジュールによれば、上記接着剤が入り込む穴を突起部の第2の部分に設けているので、基板とハウジングとうちの一方に対する接着剤の結合力をより高めることができる。
一実施形態の撮像モジュールでは、上記第1の部分は、上記第2の部分に対する略垂直部である。
一実施形態の撮像モジュールでは、上記第1の部分は、上記第2の部分に設けられたネジ山である。
一実施形態の撮像モジュールでは、上記第1の部分は、上記第2の部分に設けられたネジ山であり、上記ハウジングには、上記ネジ山が螺合するネジ穴が設けられている。
上記実施形態の撮像モジュールによれば、上記第1の部分であるネジ山を取付面のネジ穴に螺合させることにより、取付面への突起部を取付面に容易に取り付けることができる。
本発明の撮像モジュールは、基板と略平行な方向に延びる第1の部分と、第1の部分の延びる方向に交差する方向に延びる第2の部分とを含む突起部を基板とハウジングとうちの一方に設け、その突起部を接着剤により包囲することによって、基板とハウジングとうちの一方に対する接着剤の結合力を高めることができるので、ハウジングまたは基板に外力が作用しても、光学系の光軸に対して撮像素子の中心位置がずれるのを防ぐことができる。したがって、上記ハウジングまたは基板に外力が作用した後でも、光学系で結像された像を撮像素子で読み出すことができる。
すなわち、本発明の撮像モジュールは、撮像素子を搭載する基板と光学系を保持するハウジングとを固定する固定力を大きくでき、より高い耐衝撃性能を持つことができる。
以下、本発明の撮像モジュールを図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1Aに、本発明の第1実施形態の撮像モジュールの概略構成図を示す。
上記撮像モジュールは、ハウジング101と、このハウジング101に保持された光学系100と、この光学系100により結像された像を表す電気信号を出力する撮像素子115と、この撮像素子115を搭載した基板116と、基板116とハウジング101との間に充填されて基板116をハウジング101に固定する接着剤118とを備えている。
上記光学系100は、第1群105、第2群108、第3群112および第4群114から成っており、光学系100で結像された像を撮像素子115で読み出す構成となっている。上記第1群105は、2枚のレンズ102,104と1つのプリズム103とから構成されており、レンズ102に入射した光が撮像素子115へ向かうよう光軸Cの方向をプリズム103で変えている。上記第2群108は2枚のレンズ106,107から構成されており、第1群レンズホルダ127に収納固定されて、図示しないフォーカス駆動機構により、プリズム103と撮像素子115との間の光軸Cの方向に変位可能となっている。上記第3群112は3枚のレンズ109,110,111から構成されており、第2群レンズホルダ128に収納固定され、ズームの倍率を与えるよう、プリズム103と撮像素子115との間の光軸Cの方向に変位可能となっている。上記第4群114は1枚のレンズから構成され、ハウジング101に固定されている。この第4群114と第3群112との間にはシャッター機構113が設置されている。
上記ハウジング101は、軽量化、低価格化のために、ポリカーボネート等の樹脂を用いて作製されている。
上記基板116は、プリズム103と撮像素子115との間の光軸Cが撮像素子115の中心位置と一致するように、ハウジング101に対する位置が調整されて、ハウジング101の取付面101aに接着剤118で固定されている。この接着剤118は、撮像素子115の光軸Cの方向の位置調整と、撮像素子115の光軸Cに対する傾き調整とが行われた後に硬化させる。
上述のような位置調整および傾き調整を行うため、接着剤118は厚みを持ってハウジング101と基板116との間に充填される。
図1Bに、上記基板116を斜め上方から見た概略図を示す。
上記基板116には、撮像素子115のほかにDSP等の回路素子117が搭載され、この回路素子17は、基板116上の配線(図示せず)により撮像素子115からの信号を受けて処理する。上記基板116は、撮像素子115の放熱をよくするため、アルミナ等のセラミック材料を用いて作製されている。
また、上記基板116の搭載面(取付面101aに対向すべき面)116aには、4つの断面略L字形状の突起部130が取り付けられている。この突起部130は、基板116の搭載面116aに沿った第1の部分130aと、基板116の搭載面116aから立ち上がった第2の部分130bとを含んでいる。すなわち、上記突起部130は、取付面101aに対して略平行な方向に延びる第1の部分130aと、取付面101aに対して略垂直な方向に延びる第2の部分130bとを含んでいる。上記第1の部分130aおよび第2の部分130bには、それぞれ、略楕円柱形状の穴131が設けられている。上記穴131は第1の部分130aおよび第2の部分130bを貫通している。また、上記第1の部分130aを基板116の搭載面116aにハンダ付けすることにより、突起部130を基板116に固定している。
図1Cに、上記ハウジング101の取付面101a近傍の概略拡大図を示す。
上記接着剤118は突起部130を包囲して、第1の部分130aおよび第2の部分130bの穴131内に入り込んでいる。この接着剤118としては、例え紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型接着剤等を用いることができる。
また、上記突起部131は取付面101aから所定の間隔を空けて位置させるので、接着剤118が固化するまではハウジング101と基板116との相対関係を調整することが可能である。
上記構成の撮像モジュールによれば、基板116に固定された突起部130が接着剤118により包囲されていることによって、基板116と接着剤118との結合力を高めることができる。したがって、上記ハウジング101または基板116に外力が作用しても、光学系100の光軸Cに対して撮像素子115の中心位置がずれるのを防ぐことができる。その結果、上記基板116に外力が作用した後でも、光学系100で結像された像を撮像素子115で読み出すことができる。
また、上記第1,第2の部分130a,130bに穴131を設けていることによって、接着剤118がその穴131の中に入り込んでいるので、接着剤116と突起部130との結合力を高めることができる。したがって、上記基板116と接着剤118との結合力をより高めることができる。
また、上記接着剤118に対する基板116の結合力を高めるための突起部130はハウジング101と基板18との間に配置するので、撮像モジュールの大型化を引き起こさない。
上記第1実施形態では、突起部130は基板116とは別体に形成されたものであったが、突起部130は基板116と一体に形成されたものであってもよい。上記突起部130を基板116と一体に形成した場合、基板116の搭載面116aに対する突起部130の第1の部分130aのハンダ付け工程が無くなるので、製造コストを下げることができる。
また、上記穴131は、第1,第2の部分130a,130bのそれぞれに設けていたが、第1,第2の部分130a,130bの一方のみに設けてもよい。
また、上記第1,第2の部分130a,130bのそれぞれに略楕円柱形状の穴131を設けていたが、第1,第2の部分130a,130bのうちの少なくとも第2の部分130bに略円柱形状の穴を設けてもよい。
また、上記第1の部分130aを基板116の搭載面116aに固定していたが、上記第1の部分130aをハウジング101の取付面101aに固定してもよい。上記第1の部分130aをハウジング101の取付面101aに固定する場合、上記第2の部分130bと基板116との間に所定の間隔が得られるように設定する。この場合も、上記第1の部分130aとハウジング101とを一体に形成してもよいのは言うまでもない。
また、上記光学系100は、プリズムおよびレンズからなっていたが、レンズのみでなってもよい。
(第2実施形態)
図2Aに、本発明の第2実施形態の撮像モジュールの要部を斜め上方から見た概略図を示す。なお、図2Aでは、ハウジング201と基板216との間に紫外線硬化型等の接着剤218(図2B参照)を充填前の状態を示している。
上記撮像モジュールは、基板216と、この基板216が取り付けられる取付面201aを有するハウジング201と、基板216に対する接着剤218の結合力を高めるための突起部230とを備えている。
図2Bに、上記撮像モジュールの要部の概略断面図を示す。
上記突起部230は、取付面201aに対して略垂直な方向に延びる略円柱形状の基部230aと、この基部230aの取付面201a側の端部に対する1つのツバ部230bとを含んでいる。このツバ部230bは、取付面201aに対して略平行な方向に延びている。上記基部230aは第2の部分の一例であり、ツバ部230bは第1の部分の一例である。
上記ハウジング201の取付面201aには、基部230aの取付面201a側の端部が入る略円柱形状の穴229が形成されている。この穴229の径は、ツバ部230bの径よりも大きくなるように設定されている。また、上記穴229と基部230a,ツバ部230bとの間には、接着剤218が回り込んでいる。つまり、上記穴229と基部230a,ツバ部230bとの間の隙間を接着剤218が埋めている。また、上記穴229の径がツバ部230bの径よりも大きいので、接着剤218が固化するまでは、ハウジング201と基板216との相対関係を調整することが可能である。また、図示しないが、上記ハウジング201は、上記第1実施形態と同様に、プリズムおよびレンズからなる光学系を保持している。
上記基板216には、基部230aの基板216側の端部が嵌合する略円柱形状の穴232が設けられている。この穴232は、基板216の取付面201a側の面から基板216の取付面201aとは反対側の面まで貫通している。つまり、上記穴232は基板232の表面から裏面まで貫通している。また、図示しないが、上記基板232の表面には、上記実施形態1と同様に撮像素子および回路素子が搭載されている。
上記構成の撮像モジュールによれば、基板216に固定された突起部230が接着剤218により包囲されていることによって、基板216と接着剤218との結合力を高めることができる。したがって、上記ハウジング201または基板216に外力が作用しても、上記光学系の光軸に対して上記撮像素子の中心位置がずれるのを防ぐことができる。その結果、上記ハウジング201または基板216に外力が作用した後でも、上記光学系で結像された像を上記撮像素子で読み出すことができる。
また、上記基板216に対する接着剤218の結合力を高めるための突起部230は、大部分がハウジング201と基板216との間にあり、ハウジング201とは反対側の端面が基板216の裏面(取付面201aとは反対側の面)と略面一になっているので、撮像モジュールの大型化を引き起こさない。
上記第2実施形態の構成は、接着剤のハウジングとの接着力よりも、接着剤と基板との接着力が弱い場合に特に有用である。
また、上記基部230aの形状は略円柱形状であったが、例えば略四角柱形状や略楕円柱形状にしてもよい。同様に、上記ツバ部230bの形状は略円板形状であったが、例えば略四角板形状や略楕円板形状にしてもよい。要するに、上記基部230aおよびツバ部230bの形状は上記第2実施形態に限定されない。
上記第2実施形態では、ツバ部230bは1つであったが、複数であってもよい。つまり、上記突起部230の代わりに、例えば、図2Cに示す突起部230’を用いてもよい。この突起部230’は、取付面201aに対して略垂直な方向に延びる略円柱形状の基部230a’と、この基部230a’の取付面201a側の端部に設けられ、取付面201aに対して略平行な方向に延びる2つの略円板形状のツバ部230b’とを有している。また、上記ツバ部230b’の径が穴229の径よりも小さいので、接着剤218が固化するまでは、ハウジング201と基板216との相対関係を調整することが可能である。ここでは、上記基部230a’が第2の部分の一例であり、ツバ部230b’が第1の部分の一例である。
また、上記突起部230の代わりに、図2Dに示す突起部230”を用いてもよい。この突起部230”は、取付面201aに対して略垂直な方向に延びる略円柱形状の基部230a”と、この基部230a”の取付面201a側の端部の周面に設けられたネジ山230b”とを有している。このネジ山230b”は、基部230a”が延びる方向に対して交差する方向に延びている。また、上記ネジ山230b”の径が穴229の径よりも小さいので、接着剤218が固化するまでは、ハウジング201と基板216との相対関係を調整することが可能である。ここでは、上記基部230a”が第2の部分の一例であり、ネジ山230b”が第1の部分の一例である。
図2Dでは、ネジ山230b”は基部230a”の取付面201a側の端部の周面のみに設けていたが、基部230a”の全周面に設けてもよい。この場合、上記ネジ山230b”に螺合するネジ溝を穴232の壁面に設ければよい。
(第3実施形態)
図3Aに、本発明の第3実施形態の撮像モジュールの要部を斜め上方から見た概略図を示す。なお、図3Aでは、ハウジング301と基板316との間に紫外線硬化型等の接着剤318(図3B参照)を充填前の状態を示している。
上記撮像モジュールは、基板316と、この基板316が取り付けられる取付面301aを有するハウジング301と、ハウジング301に対する接着剤318の結合力を高めるための突起部330とを備えている。上記突起部330は突起部の一例である。
図3Bに、上記撮像モジュールの要部の概略断面図を示す。
上記突起部330は、取付面301aに対して略垂直な方向に延びる略円柱形状の基部330aと、この基部330aの基板316側の端部に設けられ、取付面301aに対して略平行な方向に延びる1つの略円板形状のツバ部330bとを有している。上記基部330aは第2の部分の一例であり、ツバ部330bは第1の部分の一例である。
上記ハウジング301の取付面301aには、基部330aの取付面301a側の端部が嵌合する略円柱形状の穴329が形成されている。また、図示しないが、上記ハウジング301は、上記第1実施形態と同様に、プリズムおよびレンズからなる光学系を保持している。
上記基板316には、基部330aの基板316側の端部が入る略円柱形状の穴332が設けられている。この穴332は、基板316の取付面301a側の面から基板316の取付面301aとは反対側の面まで貫通している。つまり、上記穴232は基板232の表面から裏面まで貫通している。また、上記穴332の径は、ツバ部330bの径よりも大きくなるように設定されている。また、上記穴332と基部330a,ツバ部330bとの間には、接着剤318が回り込んでいる。つまり、上記穴332と基部330a,ツバ部330bとの間の隙間を接着剤318が埋めている。また、上記穴332の径がツバ部330bの径よりも大きいので、接着剤318が固化するまでは、ハウジング301と基板316との相対関係を調整することが可能である。また、図示しないが、上記基板232の表面には、上記実施形態1と同様に撮像素子および回路素子が搭載されている。
上記撮像モジュールによれば、図3Bに示すように、矢印X方向の外力がハウジング301に作用した場合、接着剤318と基板316との界面、および、接着剤318と取付面301aとの界面では大きなせん断応力が発生するが、接着剤318と基部330aとの界面でのせん断応力は小さい。したがって、上記矢印X方向の外力がハウジング301に作用しても、上記光学系の光軸に対して上記撮像素子の中心位置がずれるのを防ぐことができる。その結果、上記矢印X方向の外力がハウジング301に作用した後でも、上記光学系で結像された像を上記撮像素子で読み出すことができる。
上記構成の撮像モジュールによれば、ハウジング301に固定された突起部330が接着剤318により包囲されていることによって、ハウジング301と接着剤318との結合力を高めることができる。したがって、上記ハウジング301または基板316に外力が作用しても、上記光学系の光軸に対して上記撮像素子の中心位置がずれるのを防ぐことができる。その結果、上記ハウジング301または基板316に外力が作用した後でも、上記光学系で結像された像を上記撮像素子で読み出すことができる。
また、上記基板316に対する接着剤318の結合力を高めるための突起部330は、大部分がハウジング301と基板316との間にあり、ハウジング301とは反対側の端部が基板216の裏面(取付面201aとは反対側の面)から突出していないので、撮像モジュールの大型化を引き起こさない。
上記第3実施形態の構成は、接着剤の基板との接着力よりも、接着剤とハウジングとの接着力が弱い場合に特に有用である。
また、上記基部330aの形状は略円柱形状であったが、例えば略四角柱形状や略楕円柱形状にしてもよい。同様に、上記ツバ部330bの形状は略円板形状であったが、例えば略四角板形状や略楕円板形状にしてもよい。要するに、上記基部330aおよびツバ部330bの形状は上記第3実施形態に限定されない。
また、上記基部330aの形状は略円柱形状であったが、例えば略四角柱形状や略楕円柱形状にしてもよい。同様に、上記ツバ部330bの形状は略円板形状であったが、例えば略四角板形状や略楕円板形状にしてもよい。要するに、上記基部330aおよびツバ部330bの形状は上記第3実施形態に限定されない。
上記第3実施形態では、ツバ部330bは1つであったが、複数であってもよい。つまり、上記突起部330の代わりに、例えば、図3Cに示す突起部330’を用いてもよい。この突起部330’は、取付面301aに対して略垂直な方向に延びる略円柱形状の基部330a’と、この基部330a’の基板316側の端部に設けられ、取付面301a’に対して略平行な方向に延びる2つの略円板形状のツバ部330b’とを有している。また、上記ツバ部330b’の径が穴332の径よりも小さいので、接着剤318が固化するまでは、ハウジング301と基板316との相対関係を調整することが可能である。ここでは、上記基部330a’が第2の部分の一例であり、ツバ部330b’が第1の部分の一例である。
また、上記突起部330の代わりに、図3Dに示すネジ形状の突起部330”を用いてもよい。この突起部330”は、取付面301aに対して略垂直な方向に延びる基部330a”と、この基部330a”の全周面に設けられたネジ山330b”とを有している。このネジ山330b”は、基部330a”が延びる方向に対して交差する方向に延びている。また、上記突起部330”の取付面301a側の端部は、取付面301aのネジ穴329”に螺合する一方、突起部330”の基板316側の端部は、基板316の穴332に入っている。また、上記ネジ山330b”の径が穴332の径よりも小さいので、接着剤2318が固化するまでは、ハウジング301と基板316との相対関係を調整することが可能である。ここでは、上記基部330a”が第2の部分の一例であり、ネジ山330b”が第1の部分の一例である。
図2Dでは、ネジ山330b”は基部330a”の全周面に設けていたが、基部330a”の基板316側の端部のみに設けてもよい。この場合、上記基部330a”の取付面301a側の端部に嵌合する穴を取付面301aに設ければよい。
図1Aは本発明の第1実施形態の撮像モジュールの概略構成図である 図1Bは上記第1実施形態の撮像モジュールの基板の概略斜視図である。 図1Cは上記第1実施形態の撮像モジュールの要部の概略断面図である。 図2Aは本発明の第2実施形態の撮像モジュールの要部の概略斜視図である。 図2Bは上記第2実施形態の撮像モジュールの要部の概略断面図である。 図2Cは上記第2実施形態の撮像モジュールの変形例の要部の概略断面図である。 図2Dは上記第2実施形態の撮像モジュールの他の変形例の要部の概略断面図である。 図3Aは本発明の第3実施形態の撮像モジュールの要部の概略斜視図である。 図3Bは上記第3実施形態の撮像モジュールの要部の概略断面図である。 図3Cは上記第3実施形態の撮像モジュールの変形例の要部の概略断面図である。 図3Dは上記第3実施形態の撮像モジュールの他の変形例の要部の概略断面図である。 図4Aは従来の撮像モジュールの要部の概略斜視図である。 図4Bは上記従来の撮像モジュールの要部の概略断面図である。 図5Aは本発明を明確にするための撮像モジュールの概略構成図である。 図5Bは上記本発明を明確にするための撮像モジュールの基板の概略斜視図である。 図5Cは上記本発明を明確にするための撮像モジュールの要部の概略斜視図である。
符号の説明
101,201,301,401 ハウジング
101a,201a,301a,401a ハウジング
115 撮像素子
116,216,316 基板
118,218,318 接着剤
130,230,230’,230”,330,330’,330” 突起部
130a 第1の部分
130b 第2の部分
230a,230a’,230a”,330a,330a’,330a” 基部
230b,230b’,330b,330b’ ツバ部
230b”,330” ネジ山
329” ネジ穴
100 光学系
C 光軸

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    このハウジングに保持された光学系と、
    この光学系により結像された像を表す電気信号を出力する撮像素子と、
    この撮像素子を搭載した基板と、
    上記基板と上記ハウジングとの間に充填されて上記基板を上記ハウジングに固定する接着剤と
    を備え、
    上記基板と上記ハウジングとのうちの一方に、上記基板と上記ハウジングとのうちの他方に面するように突起部を設け、
    上記突起部は、
    上記基板と略平行な方向に延びる第1の部分と、
    上記第1の部分の延びる方向に交差する方向に延びる第2の部分と
    を含むと共に、上記接着剤により包囲されていることを特徴とする撮像モジュール。
  2. 請求項1に記載の撮像モジュールにおいて、
    上記第2の部分には、上記接着剤が入り込む穴が設けられていることを特徴とする撮像モジュール。
  3. 請求項1に記載の撮像モジュールにおいて、
    上記第1の部分は、上記第2の部分に対するツバ部であることを特徴とする撮像モジュール。
  4. 請求項1に記載の撮像モジュールにおいて、
    上記第1の部分は、上記第2の部分に設けられたネジ山であることを特徴とする撮像モジュール。
  5. 請求項1に記載の撮像モジュールにおいて、
    上記第1の部分は、上記第2の部分に設けられたネジ山であり、
    上記ハウジングには、上記ネジ山が螺合するネジ穴が設けられていることを特徴とする撮像モジュール。
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