JP2002009264A - 固体撮像素子および撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子および撮像装置

Info

Publication number
JP2002009264A
JP2002009264A JP2000182860A JP2000182860A JP2002009264A JP 2002009264 A JP2002009264 A JP 2002009264A JP 2000182860 A JP2000182860 A JP 2000182860A JP 2000182860 A JP2000182860 A JP 2000182860A JP 2002009264 A JP2002009264 A JP 2002009264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting plate
imaging device
solid
state imaging
mold package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000182860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4185236B2 (ja
Inventor
Kazuo Yamaguchi
和夫 山口
Seiji Ariga
誠治 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Original Assignee
Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kodak Digital Product Center Japan Ltd filed Critical Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Priority to JP2000182860A priority Critical patent/JP4185236B2/ja
Publication of JP2002009264A publication Critical patent/JP2002009264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4185236B2 publication Critical patent/JP4185236B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップ15の位置精度を確保できる固体
撮像素子11および撮像装置を提供する。 【解決手段】 取付板12を、モールドパッケージ13と別
体に構成し、モールドパッケージ13と一体化する。半導
体チップ15をモールドパッケージ13内で取付板12に直接
搭載する。取付板12を介して半導体チップ15の位置精度
を確保できるとともに、モールドパッケージ13と別体の
取付板12には強度や精度に優れた材質を選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像に用いられる
固体撮像素子および撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、CCD(Charge Coupled
Devices)やMOS(Metal Oxide Semiconductor)な
どの固体撮像素子は、デジタルカメラやビデオカメラな
どのカメラに用いられている。
【0003】従来の固体撮像素子は、例えば、実開昭5
9−171462号公報または特開平10−23340
号公報に記載されている構造が知られている。例えば、
図4に示すように、このような固体撮像素子1は、リー
ドフレーム2を一体にインサート成形したモールドパッ
ケージ3内のチップ搭載面3aに開口部3bを通じて半導体
チップ4を搭載し、モールドパッケージ3の開口部3bを
カバーガラス5で閉塞している。
【0004】この固体撮像素子1をカメラのレンズ鏡筒
側に取り付けるには、図5に示すように、固体撮像素子
1の中心と取付板6の中心とを位置決めしてそれら固体
撮像素子1と取付板6とを接着固定し、この取付板6を
レンズ鏡筒側のレンズマスタ枠7に位置決めしてねじ8
で取付板6をレンズマスタ枠7に締め付け固定してい
る。
【0005】また、図6に示すように、モールドパッケ
ージ3の両側に金属製の一対の取付板9を一体にインサ
ート成形した固体撮像素子1や、図7に示すように、セ
ラミックス製のモールドパッケージ3の両側に一対の取
付部3cを一体成形した固体撮像素子1があり、これら固
体撮像素子1は、取付板9や取付部3cによってレンズマ
スタ枠7に直接取り付けることができる。なお、図6に
示す固体撮像素子1では、モールドパッケージ3側のチ
ップ搭載面3cに半導体チップ4を搭載している。
【0006】また、例えば、特開平1−283973号
公報に記載されているように、モールドパッケージに1
枚の金属製の取付板を一体にインサート成形した固体撮
像素子もあるが、図6に示す固体撮像素子1と同様に、
モールドパッケージ側に半導体チップを搭載している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固体撮像素
子1の半導体チップ4の表面のチップ面4aは、本来、撮
像光軸に垂直に位置していることが必要であり、もしチ
ップ面4aが傾いていたりすると(以降、この現象をあお
りと称する)、レンズの焦点位置がチップ面4a内で一律
に維持できず、撮像したときに片ぼけ現象が生じる。ま
た、チップ面4aのあおりに付随してチップ面4aの高さ
(光軸方向の位置)については、固体撮像素子1をレン
ズマスタ枠7に組み込んだとき、チップ面4aの高さをレ
ンズ焦点距離位置に合わせる必要があり、これについて
は固体撮像素子1自体でのチップ面4aの高さがばらつく
という事情と、図5に示すように、取付板6を介するた
めに、そこでまた誤差が生じるということなどから、こ
の誤差を吸収すべき調整をしているのが実態である。
【0008】近年、固体撮像素子1を搭載したデジタル
カメラなどでは、200〜300万画素といった高画素
化、高密度化が進み、さらに光学系もズームレンズが主
流になってきており、これらに伴ってあおりの許容され
る誤差も非常に厳しくなり、数値的には固体撮像素子1
自体で10μm以下というレベルの精度が要求される。
加えて、小形化という動きの中でチップ面4aの高さにつ
いて従来用いられていた構造が複雑で、時間がかかる調
整方法では通用しなくなり、その簡略化が要求されてき
ており、固体撮像素子1自体でのチップ面4aの高さ精度
は、あおり同様10μm相当といったレベルの精度が要
求される。
【0009】従来の図4に示す固体撮像素子1を、図5
に示す方法でレンズマスタ枠7に取り付けてセットする
場合のチップ面4aのあおりについて考えてみると、モー
ルドパッケージ3のチップ搭載面3aとそのモールドパッ
ケージ3の裏面との平行誤差、およびモールドパッケー
ジ3の裏面と取付板6との平面性誤差があり、マスタ枠
7にセットするまでのところで既に積み重ね誤差は40
μm以上となってしまう。さらに、チップ面4aの高さに
ついて考えてみると、モールドパッケージ3のチップ搭
載面3aとそのモールドパッケージ3の裏面との高さ誤差
で、あおりと同様に誤差は40μm以上となってしま
う。
【0010】また、従来の図6に示す固体撮像素子1の
場合には、一対の取付板9はチップ搭載面3aを形成した
モールドパッケージ3とは別物であるため、これら取付
板9とモールドパッケージ3のチップ搭載面3aとの平行
精度、高さ精度を出すのは難しく、従来の図4に示す固
体撮像素子1の場合と同様にチップ面4aのあおり、高さ
ともに40μm以上の誤差が生じてしまう。さらに、特
開平1−283973号公報に記載の固体撮像素子も、
取付板とチップ搭載面を形成したモールドパッケージと
は別物であるため、同様の誤差が生じてしまう。
【0011】また、従来の図7に示す固体撮像素子1の
場合には、材質をセラミックスとして取付部3cを有する
モールドパッケージ3を一体成形した構造であって、大
型の固体撮像素子に多く用いられ、レンズマスタ枠7に
取り付けるまでのチップ面4aのあおり、高さ誤差も従来
の図3や図4に示す固体撮像素子1と比べればはるかに
小さくすることが可能であるが、近年、固体撮像素子1
が小形化されてきているなかで、ねじ8の締め付けに必
要な締付トルクに耐えられるような取付部3cの強度の確
保が難しくなってきた。
【0012】チップ面4aのあおり、高さとは別に、固体
撮像素子1をレンズマスタ枠7に組み込んだとき、固体
撮像素子1のチップ面4aの中心は、レンズ光軸と一致さ
せる必要があるが、固体撮像素子1自体でチップ面4aの
中心位置がばらつくため、この誤差を吸収すべき調整を
している。図4に示す取付構造のない固体撮像素子1を
調整する場合、取付板6との位置合わせ後、取付板6に
接着固定する必要があり、工数がかかるうえ、信頼性に
も不安が残るということから無調整化ということが本来
望ましい。無調整化を実現するには固体撮像素子1をレ
ンズマスタ枠7に組み込んだ時点でチップ面4aの中心精
度は10μm程度を必要とするが、図7に示す材質がセ
ラミックスのモールドパッケージ3に取付部3cを一体成
形した場合は、取付部3cに形成するレンズマスタ枠7と
の位置決め用孔、もしくはレンズマスタ枠7への取付孔
とチップ面4aの中心との精度は、型成形事情から50μ
m程度が限界であることから、調整しないで必要精度内
に収めることは困難である。
【0013】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、半導体チップの位置精度を確保できる固体撮像素
子および撮像装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の固体撮像
素子は、モールドパッケージと、このモールドパッケー
ジと別体で、パッケージと一体化された取付板と、前記
モールドパッケージ内で前記取付板に直接搭載された半
導体チップとを具備しているものである。
【0015】そして、取付板をモールドパッケージと別
体に構成し、この取付板をモールドパッケージと一体化
するとともに、モールドパッケージ内で取付板に半導体
チップを直接搭載したことにより、取付板を介して半導
体チップの位置精度を確保するとともに、モールドパッ
ケージと別体の取付板には強度や精度に優れた材質を選
択可能とする。
【0016】請求項2記載の固体撮像素子は、請求項1
記載の固体撮像素子において、取付板は、取付板本体、
およびこの取付板本体からモールドパッケージ内に突出
して半導体チップを直接搭載するスタッドを有するもの
である。
【0017】そして、取付板の取付板本体からスタッド
をモールドパッケージ内に突出させ、このスタッドに半
導体チップを直接搭載することにより、半導体チップを
モールドパッケージ内の任意の位置に配置可能とする。
【0018】請求項3記載の固体撮像素子は、請求項1
または2記載の固体撮像素子において、取付板の材質
は、金属であるものである。
【0019】そして、取付板の材質が金属であることに
より、強度や精度に優れるとともに、半導体チップの放
熱性が向上する。
【0020】請求項4記載の固体撮像素子は、請求項1
ないし3いずれか記載の固体撮像素子において、モール
ドパッケージは、取付板に一体成形されているものであ
る。
【0021】そして、モールドパッケージを取付板に一
体成形したことにより、部品点数を削減し、組立工数を
低減可能とする。
【0022】請求項5記載の撮像装置は、請求項1ない
し4いずれか記載の固体撮像素子と、この固体撮像素子
を取り付ける撮像装置本体とを具備しているものであ
る。
【0023】そして、請求項1ないし4いずれか記載の
固体撮像素子を用いることにより、撮像装置本体への固
体撮像素子の組付時の調整が安定して容易になり、品質
の高い撮像が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】図1および図2に一実施の形態を示し、図
1(a)は固体撮像素子の側面図、図1(b)は固体撮像素子
の背面図、図2は固体撮像素子を用いた撮像装置の斜視
図である。
【0026】固体撮像素子11は、取付板12、この取付板
12に一体成形されるモールドパッケージ13、このモール
ドパッケージ13で一体成形されたリードフレーム14、モ
ールドパッケージ13内で取付板12に直接搭載される半導
体チップ15、この半導体チップ15を覆ってモールドパッ
ケージ13に取り付けられるカバーガラス16を備えてい
る。
【0027】取付板12は、材質が金属で、平板状に形成
され、モールドパッケージ13内に配置される基板部21、
およびこの基板部21の両端でモールドパッケージ13の両
端から突出する取付部22を有している。取付板12の半導
体チップ15が搭載される一面全体は、所定の平面精度に
加工された基準面23とされ、基板部21の基準面23の中央
域が半導体チップ15が搭載されるチップ搭載面24とされ
ている。各取付部22には、基準孔25,26および取付孔2
7,28がそれぞれ1つずつ形成されている。一方の取付
部22の基準孔25および両方の取付部22の取付孔27,28は
円形孔に形成され、他方の取付部22の基準孔26は一方の
基準孔26に向けて長い(取付板12の両端方向に長い)長
孔に形成されている。
【0028】モールドパッケージ13は、例えば絶縁性を
有する合成樹脂製で、取付板12の基板部21に対してリー
ドフレーム14とともにインサート成形によって一体成形
されている。モールドパッケージ13は、四角形枠状に形
成された枠部31を有し、この枠部31には取付板12のチッ
プ搭載面24が露出する開口部32が形成されている。枠部
31の両端から取付板12の取付部22が突出され、枠部31の
両側からリードフレーム14が突出されている。
【0029】リードフレーム14は、複数のピン35を有
し、これら各ピン35の基端がモールドパッケージ13の一
体成形によってそのモールドパッケージ13に固定され、
モールドパッケージ13から突出する各ピン35の先端が取
付板12の基準面23とは反対側の方向へ導出されている。
各ピン35の基端は、モールドパッケージ13の開口部32内
に突出し、半導体チップ15とワイヤボンディングなどで
電気的に接続される。
【0030】半導体チップ15は、CCD(Charge Coupl
ed Devices)やMOS(Metal Oxide Semiconductor)
などの四角形状の半導体チップで、素子を有する表面が
チップ面15aとされ、このチップ面15aと反対側の面がダ
イボンディングによって取付板12のチップ搭載面24に搭
載固定されている。半導体チップ15の周囲には図示しな
い複数の端子部が形成され、例えば、これら各端子部と
リードフレーム14の各ピン35とがワイヤボンディングな
どで電気的に接続されている。
【0031】カバーガラス16は、透明なガラス製で、モ
ールドパッケージ13の開口部32の周縁部に接着剤などに
よって固定され、開口部32を閉塞している。
【0032】また、図2に示すように、固体撮像素子11
を用いる撮影装置は、撮像装置本体として、レンズ鏡筒
側のレンズマスタ枠41を有し、このレンズマスタ枠41
は、金属製の円板状で、固体撮像素子11が取り付けられ
る一面に、所定の平面精度に加工された基準面42が形成
されている。
【0033】レンズマスタ枠41の内側には固体撮像素子
11のモールドパッケージ13が進入される四角形状の窓孔
43が形成され、この窓孔43の両端側の基準面42には、固
体撮像素子11の取付板12の基準孔25,26がそれぞれ係合
する円柱状のボス44が突出形成されているとともに、取
付板12の取付孔27,28を通じてねじ45が螺着される取付
孔46がそれぞれ形成されている。
【0034】なお、固体撮像素子11の取付板12の基準孔
25,26とレンズマスタ枠41のボス44および取付孔46とは
所定の寸法精度内で形成され、特に、基準孔25の孔径と
ボス44の直径との公差は略±0に仕上げ形成されてい
る。これら取付板12の基準孔25,26は、取付板12の材質
に金属を使用することで、誤差を10μm以下に仕上げ
ることができる。
【0035】そして、固体撮像素子11を組み立てるに
は、まず、取付板12およびリードフレーム14にインサー
ト成形によってモールドパッケージ13を一体成形する。
続いて、半導体チップ15を、モールドパッケージ13の開
口部32を通じて取付板12のチップ搭載面24に直接搭載
し、取付板12の基準孔25,26を基準として光学的位置を
調整し、ダイボンディングによって固定する。続いて、
例えば、半導体チップ15の各端子部とリードフレーム14
の各ピン35とをワイヤボンディングなどで電気的に接続
する。続いて、モールドパッケージ13の開口部32にカバ
ーガラス16を接着固定する。
【0036】このように組み立てられた固体撮像素子11
は、取付板12をモールドパッケージ13と別体に構成し、
この取付板12をモールドパッケージ13と一体化するとと
もに、モールドパッケージ13内で取付板12のチップ載置
面24(基準面23)に半導体チップ15を直接搭載したの
で、取付板12の基準面23に対するチップ面15aのあおり
精度、および高さ精度を従来に比べて向上でき、半導体
チップ15の位置精度を確保できる。
【0037】また、固体撮像素子11をレンズマスタ枠41
に組み付けるには、モールドパッケージ13をレンズマス
タ枠41の窓孔43に進入させながら、取付板12の各取付部
22の基準孔25,26をレンズマスタ枠41の各ボス44に嵌合
し、各ねじ45を取付板12の各取付孔27,28を通じてレン
ズマスタ枠41の各取付孔46に螺着し、取付板12をレンズ
マスタ枠41に締め付け固定する。
【0038】このように固体撮像素子11をレンズマスタ
枠41に組み付けた状態では、取付板12の基準面23がレン
ズマスタ枠41の基準面42に接合するため、レンズマスタ
枠41に対する半導体チップ15のチップ面15aのあおり精
度、および高さ精度を従来に比べて向上でき、つまりチ
ップ面15aを撮像光軸に垂直に合わせることができると
ともにチップ面15aをレンズ焦点距離位置に合わせるこ
とができる。さらに、取付板12の材質に強度および精度
に優れた金属を使用することで、取付板12の各取付部22
の基準孔25,26をレンズマスタ枠41の各ボス44に嵌合
し、各ねじ45を取付板12の各取付孔27,28を通じてレン
ズマスタ枠41の各取付孔46に螺着するだけで、チップ面
15aの中心を撮像光軸に合わせることができ、無調整化
を図れる。
【0039】以上のように、取付板12をモールドパッケ
ージ13と別体に構成し、この取付板12をモールドパッケ
ージ13と一体化するとともに、モールドパッケージ13内
で取付板12に半導体チップ15を直接搭載したことによ
り、取付板12を介して半導体チップ15の位置精度を確保
できるとともに、モールドパッケージ13と別体の取付板
12には強度や精度に優れた材質を選択可能にできる。
【0040】取付板12の材質は金属であることにより、
強度や精度に優れることに加えて、半導体チップ15の放
熱性を向上でき、半導体チップ15の温度上昇を抑制し、
熱暗電流を抑え、撮像画像を得ることができる。
【0041】モールドパッケージ13を取付板12およびリ
ードフレーム14に一体成形したことにより、部品点数を
削減し、組立工数を低減できる。
【0042】固体撮像素子11を撮像装置に用いることに
より、レンズマスタ枠41への固体撮像素子11の組付時の
調整を安定して容易にでき、品質の高い撮像ができる。
【0043】次に、図3に他の実施の形態を示し、図3
(a)は固体撮像素子の断面図、図3(b)は固体撮像素子の
背面図である。
【0044】取付板12は、取付板本体51およびスタッド
52を有している。取付板本体51は、金属製で、基板部21
の中心部に嵌合孔53が形成され、取付板本体51の基準面
(第1の基準面)23側から嵌合孔53にスタッド52が圧入
固定(圧入接着固定)される。スタッド52は、金属製
で、基部54を有し、この基部54から嵌合孔53に圧入され
る固定部55が突出形成されている。基部54の固定部55が
突出する面は所定の平面精度に加工された基準面56とさ
れ、この基準面56と反対側の面は半導体チップ15を直接
搭載するチップ搭載面(第2の基準面)57として形成さ
れている。チップ搭載面57の内側には、チップ搭載面57
に直接搭載された半導体チップ15をスタッド52に接着固
定する接着剤58が入れられる凹部59が形成されている。
そして、取付板12は、第1の基準面である取付板本体51
の基準面23と、第2の基準面であるスタッド52のチップ
搭載面57との平行度、平面度および高さなどの光学的関
連精度が所定の許容誤差内に収まるように加工処理が施
されている。
【0045】モールドパッケージ13は、取付板12と別体
または一体成形で形成される。モールドパッケージ13が
別体の場合、枠部31の開口部32の底部には取付板本体51
の基準面23に接合される取付面部60が形成され、この取
付面部60にスタッド52の基部54の貫通する通孔61が形成
されており、取付板12に組み合せた状態で枠部31の外面
と取付板本体51との間が接着剤62によって接着固定され
る。取付面部60の厚みはスタッド52の基部54の高さより
低く、チップ搭載面57に搭載された半導体チップ15が取
付面部60に接触しないように構成されている。一方、モ
ールドパッケージ13が一体成形の場合には、取付板12お
よびリードフレーム14に一体成形され、別体の場合と同
様に枠部31などが形成される。
【0046】なお、その他の構成、および組立などは、
図1および図2に示した実施の形態と同様である。
【0047】そして、この実施の形態の場合にも、取付
板12をモールドパッケージ13と別体に構成し、この取付
板12をモールドパッケージ13と一体化するとともに、モ
ールドパッケージ13内で取付板12に半導体チップ15を直
接搭載したことにより、取付板12を介して半導体チップ
15の位置精度を確保できるとともに、モールドパッケー
ジ13と別体の取付板12には強度や精度に優れた材質を選
択可能にできるなど、図1および図2に示した実施の形
態と同様の作用効果が得られる。
【0048】さらに、取付板12の取付板本体51からスタ
ッド52をモールドパッケージ13内に突出させ、このスタ
ッド52に半導体チップ15を直接搭載することにより、半
導体チップ15をモールドパッケージ13内の任意の位置に
配置できる。
【0049】なお、取付板12の取付部22に計4個の孔
(基準孔25,26および取付孔27,28)を設けたが、必要
とされる精度に応じて、例えば位置決め用の孔と取付用
の孔とを兼ねるなど、孔数を限定するものではない。
【0050】また、取付板12の材質は、強度および精度
が確保できれば、金属以外でもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の固体撮像素子によれば、
取付板をモールドパッケージと別体に構成し、この取付
板をモールドパッケージと一体化するとともに、モール
ドパッケージ内で取付板に半導体チップを直接搭載した
ので、取付板を介して半導体チップの位置精度を確保で
きるとともに、モールドパッケージと別体の取付板には
強度や精度に優れた材質を選択可能にできる。
【0052】請求項2記載の固体撮像素子によれば、請
求項1記載の固体撮像素子の効果に加えて、取付板の取
付板本体からスタッドをモールドパッケージ内に突出さ
せ、このスタッドに半導体チップを直接搭載するので、
半導体チップをモールドパッケージ内の任意の位置に配
置できる。
【0053】請求項3記載の固体撮像素子によれば、請
求項1または2記載の固体撮像素子の効果に加えて、取
付板の材質は金属であるので、強度や精度に優れるとと
もに、半導体チップの放熱性を向上できる。
【0054】請求項4記載の固体撮像素子によれば、請
求項1ないし3いずれか記載の固体撮像素子の効果に加
えて、モールドパッケージは取付板に一体成形したの
で、部品点数を削減し、組立工数を低減できる。
【0055】請求項5記載の撮像装置によれば、請求項
1ないし4いずれか記載の固体撮像素子を用いるので、
撮像装置本体への固体撮像素子の組付時の調整を安定し
て容易にでき、品質の高い撮像ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子の一実施の形態を示し、
(a)は側面図、(b)は背面図である。
【図2】同上固体撮像素子を用いた撮像装置の斜視図で
ある。
【図3】本発明の固体撮像素子の他の実施の形態を示
し、(a)は断面図、(b)は背面図である。
【図4】従来の固体撮像素子を示し、(a)は側面図、(b)
は背面図である。
【図5】従来の固体撮像素子を用いた撮像装置の斜視図
である。
【図6】他の従来の固体撮像素子を示し、(a)は側面
図、(b)は背面図である。
【図7】さらに他の従来の固体撮像素子を示し、(a)は
側面図、(b)は背面図である。
【符号の説明】
11 固体撮像素子 12 取付板 13 モールドパッケージ 15 半導体チップ 41 撮像装置本体としてのレンズマスタ枠 51 取付板本体 52 スタッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールドパッケージと、 このモールドパッケージと別体で、パッケージと一体化
    された取付板と、 前記モールドパッケージ内で前記取付板に直接搭載され
    た半導体チップとを具備していることを特徴とする固体
    撮像素子。
  2. 【請求項2】 取付板は、取付板本体、およびこの取付
    板本体からモールドパッケージ内に突出して半導体チッ
    プを直接搭載するスタッドを有することを特徴とする請
    求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 取付板の材質は、金属であることを特徴
    とする請求項1または2記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 モールドパッケージは、取付板に一体成
    形されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    か記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の固体撮
    像素子と、 この固体撮像素子を取り付ける撮像装置本体とを具備し
    ていることを特徴とする撮像装置。
JP2000182860A 2000-06-19 2000-06-19 固体撮像素子および撮像装置 Expired - Fee Related JP4185236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000182860A JP4185236B2 (ja) 2000-06-19 2000-06-19 固体撮像素子および撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000182860A JP4185236B2 (ja) 2000-06-19 2000-06-19 固体撮像素子および撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002009264A true JP2002009264A (ja) 2002-01-11
JP4185236B2 JP4185236B2 (ja) 2008-11-26

Family

ID=18683534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000182860A Expired - Fee Related JP4185236B2 (ja) 2000-06-19 2000-06-19 固体撮像素子および撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4185236B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2836598A1 (fr) * 2002-02-27 2003-08-29 Pentax Corp Plaquette de montage pour dispositif imageur a semiconducteur et procede pour y fixer un dispositif imageur a semiconducteur
JP2004146530A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Mitsui Chemicals Inc 樹脂製中空パッケージ
JP2006173890A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Casio Comput Co Ltd 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置
JP2008271026A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Sony Corp 撮像素子パッケージ、撮像素子モジュールおよびレンズ鏡筒並びに撮像装置
US8005355B2 (en) 2008-04-25 2011-08-23 Hitachi, Ltd. Camera unit
JP5318304B1 (ja) * 2012-05-17 2013-10-16 三菱電機株式会社 半導体モジュールおよび半導体装置
EP2663070A1 (de) * 2012-05-10 2013-11-13 Basler AG Bildsensor-Baugruppe für eine Kamera, sowie Verfahren und Biegewerkzeug zu dessen Herstellung
JP2013232781A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Canon Inc 固体撮像装置及びカメラ
US8792031B2 (en) 2010-02-25 2014-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image pickup device and camera
CN104247204A (zh) * 2012-03-27 2014-12-24 夏普株式会社 显示装置、及具备该显示装置的非接触供电系统、以及具备该显示装置的电视接收机
JP2018117344A (ja) * 2016-12-20 2018-07-26 スリーディー プラス 3d光電式撮像モジュール

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2836598A1 (fr) * 2002-02-27 2003-08-29 Pentax Corp Plaquette de montage pour dispositif imageur a semiconducteur et procede pour y fixer un dispositif imageur a semiconducteur
JP2004146530A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Mitsui Chemicals Inc 樹脂製中空パッケージ
JP2006173890A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Casio Comput Co Ltd 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置
JP4696192B2 (ja) * 2004-12-14 2011-06-08 カシオ計算機株式会社 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置
JP2008271026A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Sony Corp 撮像素子パッケージ、撮像素子モジュールおよびレンズ鏡筒並びに撮像装置
US8005355B2 (en) 2008-04-25 2011-08-23 Hitachi, Ltd. Camera unit
US8792031B2 (en) 2010-02-25 2014-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image pickup device and camera
CN104247204A (zh) * 2012-03-27 2014-12-24 夏普株式会社 显示装置、及具备该显示装置的非接触供电系统、以及具备该显示装置的电视接收机
JP2013232781A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Canon Inc 固体撮像装置及びカメラ
EP2663070A1 (de) * 2012-05-10 2013-11-13 Basler AG Bildsensor-Baugruppe für eine Kamera, sowie Verfahren und Biegewerkzeug zu dessen Herstellung
WO2013171882A1 (ja) * 2012-05-17 2013-11-21 三菱電機株式会社 半導体モジュールおよび半導体装置
JP5318304B1 (ja) * 2012-05-17 2013-10-16 三菱電機株式会社 半導体モジュールおよび半導体装置
CN104272454A (zh) * 2012-05-17 2015-01-07 三菱电机株式会社 半导体模块以及半导体装置
EP2851945A4 (en) * 2012-05-17 2016-01-27 Mitsubishi Electric Corp SEMICONDUCTOR MODULE AND SEMICONDUCTOR DEVICE
JP2018117344A (ja) * 2016-12-20 2018-07-26 スリーディー プラス 3d光電式撮像モジュール
JP7007888B2 (ja) 2016-12-20 2022-02-10 スリーディー プラス 3d光電式撮像モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP4185236B2 (ja) 2008-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100614476B1 (ko) 카메라 모듈 및 카메라 모듈의 제조 방법
US4594613A (en) Solid-state imaging device assembly
US7863702B2 (en) Image sensor package and method of manufacturing the same
JP4225860B2 (ja) デジタルカメラ
JP3506962B2 (ja) 撮像モジュール
KR101455124B1 (ko) 촬상 센서 패키지를 구비한 촬상장치
JP2004522346A (ja) 集積回路技術による安価な電子カメラ
TWI731060B (zh) 分體式陣列攝像模組及其組裝和應用方法
US20060083459A1 (en) Optic device
JP2011215183A (ja) 撮像装置
US9111827B2 (en) Manufacturing method of solid-state imaging apparatus, solid-state imaging apparatus, and electronic imaging apparatus
JP2002009264A (ja) 固体撮像素子および撮像装置
US7612333B2 (en) Imaging apparatus and photoelectric conversion element package retaining unit
JPH11252416A (ja) 固体撮像素子の取付方法
JP3495008B2 (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2779585B2 (ja) 画像装置
JP4185417B2 (ja) デジタルカメラとその組立方法
JP2006126800A (ja) カメラモジュール
JP4017908B2 (ja) カメラ
KR101469902B1 (ko) 카메라 모듈용 필터 패키지 및 카메라 모듈
WO2022095477A1 (zh) 摄像模组、电子设备和电子系统
JP4696192B2 (ja) 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置
KR102402900B1 (ko) 카메라 모듈 제작 방법 및 카메라 모듈 제작용 키트
WO2023032260A1 (ja) 半導体装置および電子機器
JP2002341217A (ja) 撮像装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051213

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080905

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees