JP2008271026A - 撮像素子パッケージ、撮像素子モジュールおよびレンズ鏡筒並びに撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像素子パッケージ60は、基板62と、撮像素子チップ64と、支持体66と、光学部材68と、取り付け部70と、当接部72を含んで構成されている。撮像素子チップ64の周辺領域64Bは撮像領域64Aの周囲を囲む矩形枠状を呈している。基板62に、撮像素子チップ64が接着され固定されている。支持体66は、撮像素子チップ64が支持体66の孔6602内に臨むように基板62に取着される。当接部72は支持体66に設けられ、各当接部72が周辺領域64Bに当接することで取り付け部70に対する撮像領域64Aの角度および撮像面6402と直交する方向において取り付け部70に対する撮像領域64Aの位置が決定されるように構成されている。
【選択図】図13
Description
この撮像素子ユニットでは、パッケージの収容凹部に撮像素子チップを収容するとともに収容凹部をシールガラスで封止した撮像素子部を、配線部材であるフレキシブル基板に実装したのち、前記撮像素子部をホルダに組み付け、シールガラスの上にシールゴムを載置し、シールゴムの上に固定絞りを形成するための遮光シートを載置し、さらにこの遮光シートの上に光学部材を載置し、押さえ部材で光学部材をホルダに固定することで、シールガラスと光学素子との間の空間を封止する構造となっている(特許文献1参照)。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、コストを低減でき小型化を図る上で有利な撮像素子パッケージ、撮像素子モジュールおよびレンズ鏡筒並びに撮像装置を提供することにある。
また本発明は、撮像素子パッケージと配線部材とを含む撮像素子モジュールであって、前記撮像素子パッケージは、基板と、撮像面を有し前記基板に実装される撮像素子チップと、撮像用の光路となる孔が貫通形成され前記撮像素子チップが前記孔内に臨むように前記基板に取着された支持体と、光の透過を可能とした材料からなり前記孔を閉塞する光学部材と、前記支持体に設けられ被取り付け箇所に取り付けられる取り付け部とを備え、前記撮像面は、撮像領域と、前記撮像領域の周囲に位置する周辺領域とを有し、前記支持体に前記周辺領域に当接可能で前記周辺領域に当接することで前記取り付け部に対する前記撮像面の角度および前記撮像面と直交する方向において前記取り付け部に対する前記撮像面の位置が決定される当接部が設けられ、前記当接部が前記周辺領域に当接した状態で前記支持体が前記基板に取着されていることを特徴とする。
また本発明は、鏡筒と、撮像素子モジュールとを含むレンズ鏡筒であって、前記撮像素子モジュールは、撮像素子パッケージと配線部材とを含み、前記撮像素子パッケージは、基板と、撮像面を有し前記基板に実装される撮像素子チップと、撮像用の光路となる孔が貫通形成され前記撮像素子チップが前記孔内に臨むように前記基板に取着された支持体と、光の透過を可能とした材料からなり前記孔を閉塞する光学部材と、前記支持体に設けられ被取り付け箇所に取り付けられる取り付け部とを備え、前記撮像面は、撮像領域と、前記撮像領域の周囲に位置する周辺領域とを有し、前記支持体に前記周辺領域に当接可能で前記周辺領域に当接することで前記取り付け部に対する前記撮像面の角度および前記撮像面と直交する方向において前記取り付け部に対する前記撮像面の位置が決定される当接部が設けられ、前記当接部が前記周辺領域に当接した状態で前記支持体が前記基板に取着されていることを特徴とする。
また本発明は、レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、前記レンズ鏡筒は、鏡筒と、撮像素子モジュールとを含み、前記撮像素子モジュールは、撮像素子パッケージと配線部材とを含み、前記撮像素子パッケージは、基板と、撮像面を有し前記基板に実装される撮像素子チップと、撮像用の光路となる孔が貫通形成され前記撮像素子チップが前記孔内に臨むように前記基板に取着された支持体と、光の透過を可能とした材料からなり前記孔を閉塞する光学部材と、前記支持体に設けられ被取り付け箇所に取り付けられる取り付け部とを備え、前記撮像面は、撮像領域と、前記撮像領域の周囲に位置する周辺領域とを有し、前記支持体に前記周辺領域に当接可能で前記周辺領域に当接することで前記取り付け部に対する前記撮像面の角度および前記撮像面と直交する方向において前記取り付け部に対する前記撮像面の位置が決定される当接部が設けられ、前記当接部が前記周辺領域に当接した状態で前記支持体が前記基板に取着されていることを特徴とする。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では、本発明に係る撮像素子パッケージおよび撮像素子モジュール並びにレンズ鏡筒が撮像装置に組み込まれている場合について説明する。
図1は本実施の形態の撮像装置100を前方から見た斜視図、図2は本実施の形態の撮像装置100を後方から見た斜視図、図3は本実施の形態の撮像装置100を下方から見た斜視図、図4はメモリカード132およびバッテリー138の収容状態を説明する説明図、図5は撮像装置100の制御系を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、撮像装置100はデジタルスチルカメラである。
撮像装置100は、外装を構成する矩形板状のケース102を有し、ケース102は、前ケース102Aと後ケース102Bとが合わせられて構成されている。
前ケース102Aによりケース102の前面が構成され、後ケース102Bによりケース102の後面が構成されている。
なお、本明細書において、前方とは被写体側をいい、後方とはその反対側をいい、左右は撮像装置100を前方から見た状態でいうものとする。
ケース102の右側部には、図中二点鎖線で示すように、レンズ鏡筒10が組み込まれており、レンズ鏡筒10には、対物レンズ14と、本発明に係る撮像素子パッケージ60(図6参照)と、対物レンズ14で捉えた被写体像を撮像素子パッケージ60に導く光学系104などが設けられている。撮像素子パッケージ60は後述する撮像素子チップ62(図5参照)を含んで構成されている。
対物レンズ14は前ケース102Aに設けられたレンズ窓103を介してケース102前方に臨んで配置されている。
ケース102の前面にはカバー112が上下にスライド可能に設けられ、このカバー112は、図1に示すようにレンズ窓103、フラッシュ108、セルフタイマーランプ110を前方に露出させる下限位置と、これらレンズ窓103、フラッシュ108、セルフタイマーランプ110を覆う上限位置とにスライドされる。
ケース102の上面の左寄り箇所には、シャッタボタン114、電源ボタン116などが設けられている。
ケース102の後面には静止画および動画などの画像や文字や記号などが表示されるディスプレイ118(液晶表示器)、撮影光学系104のズーミング動作を行なわせるためのズームスイッチ120、各種操作を行なうための十字スイッチ122および複数の操作ボタン124が設けられている。
ケース102の左側面には、撮像装置100を静止画撮影モード、動画撮影モード、再生・編集モードなどに切り替えるためのモードスイッチ126が設けられている。
図3、図4に示すように、ケース102の下面には、静止画あるいは動画などの画像などを記録するためのメモリカード132を装脱可能に収容するメモリ収容室102Aと、撮像装置100の電源を構成するバッテリー138を装脱可能に収容するバッテリー収容室102Bとがケース102の前後方向(厚さ方向)に並べて設けられている。これらメモリ収容室102A、バッテリー収容室102Bはケース102の下面にヒンジを介して連結された開閉蓋102Cによって開閉される。
撮像素子チップ62で撮像された像は撮像信号として画像処理部130に出力され、画像処理部130ではこの撮像信号に基づいて静止画あるいは動画の画像データが生成され、メモリカード(記憶媒体)132に記録される。また、前記画像データは表示処理部134によりディスプレイ118に表示される。
さらに、撮像装置100は、シャッタボタン114、十字スイッチ122、操作ボタン124、モードスイッチ126の操作に応じて、画像処理部130、表示処理部134を制御するCPUなどを含む制御部136を備えている。
本実施の形態では、光学系104は、プリズム16と、ズーム用可動レンズ群18と、フォーカス用可動レンズ群20と、第1の固定レンズ群22と、第2の固定レンズ群24と、第3の固定レンズ群26と、ズーム用可動レンズ群18用の案内機構28と、フォーカス用可動レンズ群20用の案内機構30とを備えている。
さらに、ズーム用可動レンズ群18を移動させる駆動手段32と、フォーカス用可動レンズ群20を移動させる駆動手段34とが設けられている。
鏡筒12は、長さ方向において分割された第1鏡筒分割体1202および第2鏡筒分割体1204と、これら2つの鏡筒分割体1202、1204の間に挟まれる第3鏡筒分割体1206とで構成され、鏡筒12の長手方向の一方の半部に第1鏡筒分割体1202が位置し、鏡筒12の長手方向方の他方の半部に第2鏡筒分割体1204が位置し、これら第1鏡筒分割体1202および第2鏡筒分割体1204の間に第3鏡筒分割体1208が介在されている。
プリズム16は、対物レンズ14で捉えた像を下部に向けて(撮像素子パッケージ60側に)反射させるもので本実施の形態ではプリズムが用いられている。プリズム16は、部品収容空間1202Aで対物レンズ14に臨む箇所に配置されている。
第1の固定レンズ群22とズーム用可動レンズ群18とは、部品収容空間1202A内でプリズム16の下方に配置されている。
第1の固定レンズ群22は、第1鏡筒分割体1202の取り付け部に組み込まれるレンズ2202と、このレンズ2202を前記取り付け部に固定させる押え部材2204(遮光枠を兼ねる)とで構成されている。
ズーム用レンズ枠1806は、第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の周囲に位置しこれら第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805を保持する保持部1810と、この保持部1810から部品収容空間1202A内の幅方向に延在する延在部1812とを有している。
延在部1812には、ロッド挿通孔1814が設けられ、また、鏡筒12の長手方向において互いに対向するフランジ1816、1816が設けられ、これらフランジ1816、1816には、軸3602、3602を介して雌ねじ3604を有する雌ねじ部材36が鏡筒12の長手方向に移動不能に結合される。
また、延在部1812とは反対側に位置する保持部1810の箇所に係合溝1818が形成されている。
このメインガイド軸38はその長さ方向の両端が第1鏡筒分割体1202の上面を構成する壁部と、第3鏡筒分割体1206の壁部とで支持されている。
メインガイド軸38は第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の光軸と平行して延在している。したがって、メインガイド軸38はズーム用可動レンズ群18を該ズーム用可動レンズ群18の光軸方向に案内している。
係合溝1818には、メインガイド軸38と平行方向に延在するサブガイド軸40(図10参照)が滑動可能に挿通されている。したがって、前記サブガイド軸はズーム用レンズ18がメインガイド軸38の回りに回転することを阻止している。
ズーム用可動レンズ群18用の案内機構28は、これらメインガイド軸38とサブガイド軸40によって構成されている。
ホルダ3202は第1鏡筒分割体1202の右側面の欠部に取着され、これにより雄ねじ部材3206が部品収容空間1202Aに位置し、モータ3204は第1鏡筒分割体1202の上面に位置する。
雄ねじ部材3206は雌ねじ部材36の雌ねじ3604に螺合され、したがってモータ3204の正逆転によりズーム用可動レンズ群18はメインガイド軸38およびサブガイド軸40に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、ズーム動作がなされる。
第2の固定レンズ群24は、その光軸をズーム用可動レンズ群18の光軸と一致させて内部分1206Aに取着され、また、第2固定レンズ24の後面にアイリス(絞り)42が配置されている。このアイリス42は、第3鏡筒分割体1206の外部分1206Bに取着された駆動部44により開閉される。
フォーカス用可動レンズ群20と第3の固定レンズ群26は、部品収容空間1204A内で第2鏡筒分割体1204の幅方向中央に位置する箇所に配置されている。
フォーカス用レンズ枠2006は、第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の周囲に位置しこれら第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004を保持する保持部2010と、この保持部2010から部品収容空間1204A内の幅方向に延在する延在部2012とを有している。
延在部2012には、ロッド挿通孔2014が設けられ、また、鏡筒12の長手方向において互いに対向するフランジ2016、2016が設けられ、これらフランジ2016、2016には、軸4802、4802を介して雌ねじ4804を有する雌ねじ部材48が鏡筒12の長手方向に移動不能に結合される。
また、延在部2012とは反対側に位置する保持部2010の箇所に係合溝2018が形成されている。
メインガイド軸50は第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の光軸と平行して延在している。したがって、メインガイド軸50はフォーカス用可動レンズ群20を該フォーカス用可動レンズ28の光軸方向に案内している。
係合溝2018には、メインガイド軸50と平行して延在するサブガイド軸52(図10参照)が滑動可能に挿通されている。したがって、サブガイド軸52はフォーカス用レンズ20がメインガイド軸50の回りに回転することを阻止している。
フォーカス用可動レンズ群20用の案内機構30は、これらメインガイド軸50とサブガイド軸52によって構成されている。
ホルダ3402は第2鏡筒分割体1204の右側面の欠部に取着され、これにより雄ねじ部材3406が部品収容空間1204Aに位置し、モータ3404は第2鏡筒分割体1204の下部に位置する。
雄ねじ部材3406は雌ねじ部材48の雌ねじ4804に螺合され、したがってモータ3404の正逆転によりフォーカス用可動レンズ群20はメインガイド軸50およびサブガイド軸52に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、フォーカス動作がなされる。
第3の固定レンズ群26は、フォーカス用可動レンズ群20の下方の部品収容空間1204A箇所に配置され、第2鏡筒分割体1204の取り付け部に組み込まれる第3の固定レンズ群2602と、この第3の固定レンズ群2602を前記取り付け部に固定させる押え部材2604とで構成されている。
また、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の後面箇所で第3の固定レンズ群26と撮像素子パッケージ60との間の箇所には凹凸部1204Dが設けられている。
これらの凹凸部1204C、1204Dは、対物レンズ14、プリズム16、第1の固定レンズ群22、ズーム用可動レンズ群18、第2固定レンズ群24、フォーカス用可動レンズ群20を介して進入してきた光のうち、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の後面箇所に到達した光が該後面箇所で反射されることで、いわゆるフレアあるいはゴーストと呼ばれる反射光が発生し、この反射光が撮像素子パッケージ60の撮像素子チップ62の撮像面に到達して撮像素子チップ62の撮像信号に対して悪影響を及ぼすことを防止するために設けられている。
図17に示すように、鏡筒側取り付け部1205には、撮像素子チップ62を部品収容空間1204Aに臨ませる開口1204Bが設けられ、この開口1204Bの周囲には、2つの雌ねじ1210と、2つの位置決めピン1212と、2つの雌ねじ1210の周囲の箇所と、それら雌ねじ1210と離れた箇所の合計3箇所に設けられ撮像用の光軸に沿った方向の位置決め用の位置決め面(基準面)1214とが形成されている。位置決め面1214は、開口1204Bの貫通方向と直交する面上を延在している。
図12は撮像素子パッケージ60の分解斜視図、図13は撮像素子パッケージ60から光学部材68を取り除いた斜視図、図14は撮像素子パッケージ60の平面図、図15は図14のAA線断面図、図16は撮像素子パッケージ60の組み立て説明図、図17は撮像素子パッケージ60の鏡筒12への取り付け説明図である。
図12、図13に示すように、撮像素子パッケージ60は、基板62と、撮像素子チップ64と、支持体66と、光学部材68と、取り付け部70と、当接部72を含んで構成されている。
図14に示すように、撮像素子チップ64の厚さ方向の一方に位置する撮像面6402は、撮像領域64Aと、撮像領域64Aの周囲に位置する周辺領域64Bとを有し、それら領域64A、64Bが単一の平面上または互いに平行する平面上を延在している。
本実施の形態では、撮像領域64Aと周辺領域64Bとが同一平面上に位置し、撮像領域64Aは撮像面6402の中央に形成され、周辺領域64Bは撮像領域64Aの周囲を囲む矩形枠状を呈している。
そして、周辺領域64Bには、複数の電極パッド6404と、後述する位置決め用のアライメントマーク6406(基準点)とが設けられている。
基板62は、図12に示すように、撮像素子チップ64よりも一回り大きな輪郭を有する矩形板状を呈し、基板62の厚さ方向の一方に位置する表面の中央に、撮像素子チップ64の撮像面6402と反対側に位置する背面がダイボンド接着剤などの接着剤によって接着され固定されている。
図15に示すように、基板62の表面には、撮像素子チップ64の電極パッド6404に対応する箇所に撮像素子チップ接続用の電極パッド6202が設けられており、図13、図15に示すように、撮像素子チップ64の電極パッド6404と撮像素子チップ接続用の電極パッド6202とは金ワイヤ65を介してワイヤボンディングにより電気的に接続されている。
また、基板62の背面には、不図示の配線用の外部端子が設けられている。前記外部端子は基板62の内部配線を介して撮像素子チップ接続用の電極パッド6202と電気的に接続されている。
前記配線用の電極パッドは、図12に示すように、撮像素子チップ64に対する信号の授受を行なう配線部材としてのフレキシブル基板74に電気的に接続されている。なお、配線部材としてはフレキシブル基板74の他、有機基板等の多層基板など従来公知のさまざまな配線基板が採用可能である。
本実施の形態では、前記撮像素子チップ接続用の電極パッドおよび前記配線用の外部端子は、タングステン配線上にニッケルメッキあるいは金メッキを施すことで形成されている。
本実施の形態では、後述するように、基板62とフレキシブル基板74とは、リフロー半田付けによって電気的に接続されており、基板62は、リフロー半田付けが可能な耐熱性を有する材料で形成されている。
このような耐熱性を有する材料としては、例えば、多層高温焼成セラミック基板など従来公知のさまざまな材料が採用可能である。
本実施の形態では、孔6602の断面は撮像素子チップ64よりも大きな輪郭の矩形状を呈し、したがって、支持体66は矩形枠状を呈し、孔6602を構成する支持体66の壁部の延在方向の端部6606(図15)が基板62に取着される。
本実施の形態では、前記被取り付け箇所は、撮像装置100に組み込まれた鏡筒12(図17)である。
図15に示すように、取り付け部70は、孔6602の貫通方向における支持体66の中間部の箇所に設けられている。
図13、図14に示すように、取り付け部70は、支持体66よりも大きな輪郭で孔6602の貫通方向と直交する方向に拡がる矩形板状を呈している。
取り付け部70には、2つのねじ挿通孔7002と2つの位置決め孔7004が形成されている。それら孔7002、7004は孔6602の貫通方向と平行する方向に延在している。
撮像素子チップ64と反対に位置する取り付け部70の面で2つのねじ挿通孔7002の周囲の箇所と、それらねじ挿通孔7002と離れた箇所の合計3箇所に、撮像用の光軸に沿った方向の位置決め用の位置決め面(基準面)7006が形成されている。位置決め面7006は、孔6602の貫通方向と直交する面上を延在している。
本実施の形態では、それら位置決め面7006により、撮像面6402に対して直交する方向における(撮影用の光軸方向における)前記被取り付け箇所に対する撮像面6402の位置および前記被取り付け箇所に対する撮像面6402の角度が決定される。
また、2つの位置決め孔7004により、撮像用の光軸と直交する平面上における撮像面6402の位置が決定される。
本実施の形態では、図14に示すように、当接部72は、周辺領域64Bの周方向に間隔をおいた複数箇所に当接するように複数設けられている。
詳細には、支持体66の孔6602の内面6604のうち、対向する2つの長辺側に位置する内面6604からそれぞれ2つの当接部72が長辺方向に間隔をおいて短辺方向と平行に突設されており、当接部72は合計4個設けられている。
また、各当接部72は、周辺領域64Bのうち、電極パッド6404が形成されていない部分に当接可能に設けられている。
そして、各当接部72が周辺領域64Bに当接することで取り付け部70に対する撮像領域64Aを含む撮像面6402の角度および撮像面6402と直交する方向において取り付け部70に対する撮像領域64Aを含む撮像面6402の位置が決定されるように構成されている。
言い換えると、支持体66および取り付け部70としては、組立プロセスおよびリフローはんだ付け等の加熱処理によっても寸法変動の少ない材質が好ましく、かつ、加工精度が高く、成型性の良好な材質が好ましい。
また、支持体66および取り付け部70としては、後述するように、撮像素子チップ64と、撮像素子チップ64のアライメントマーク6406に対して位置決めされた支持体66との位置関係を維持させることができる必要がある。
本実施の形態では、支持体66および取り付け部70は射出成形用エポキシ樹脂で一体的に形成されている。
射出成形用エポキシ樹脂は、高精度に金型成型が可能であり、光学的に必要な数μm単位の精度で加工することが可能である。
また、射出成形用エポキシ樹脂は、耐熱性にすぐれ、200℃近傍のリフローはんだ付け温度においても形状変化を起こすことなく初期の加工精度を維持することが可能であり、組立プロセスおよびリフローはんだ付けプロセスにおいて、撮像素子チップ64のアライメントマーク6406に対して位置決めされた支持体66の位置関係を維持させることができるものである。
なお、本実施の形態では、支持体66および取り付け部70の材料として高精度射出成型用エポキシ材を用いたが、加工精度、変形等光学的な性能を満たすに満足するならば、液晶ポリマー等の耐熱性プラスチック材料を用いても同様の効果が期待できる。
本実施の形態では、図15に示すように、紫外線硬化型接着剤2により基板62が支持体66に接着されている。
光学部材68は、撮像素子チップ64に対向する箇所である孔6602の貫通方向の他端を閉塞するように支持体66に取着されている。
光学部材68は、光の透過を可能としたものであり、例えば、カバーガラス、赤外線カットフィルタ、光学フィルタ、レンズなどが挙げられる。
本実施の形態では、図15に示すように、紫外線硬化型接着剤2により光学部材68が支持体66に接着されている。
このように支持体66の両端に基板62と光学部材68とが取着されることで撮像素子チップ64が収容された空間が封止されることになる。
まず、基板62に撮像素子チップ64がダイボンド接着剤によって接着され、金ワイヤ65によって撮像素子チップ64と基板62とがワイヤボンディングにより電気的に接続され、これにより基板62に撮像素子チップ64が実装される。
次に、図16を参照して撮像素子チップ64が実装された基板62の支持体66への取り付けについて説明する。
まず、この取り付けに用いる調整治具について説明する。
調整治具は、上部ヘッド200と、定盤202と、固定ピン204と、CCDカメラ210と、不図示の画像認識装置、不図示の搭載装置などを含んで構成されている。
上部ヘッド200は、撮像素子チップ64が実装された基板62を、その上下を反転させた状態で、すなわち、下方に撮像素子チップ64の撮像領域64Aを臨ませて保持するものである。
上部ヘッド200は、前記搭載装置によって、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に沿って移動され、かつ、それら3つの軸回りに回転されるように構成されている。
定盤202は、上部ヘッド200の下方に固定されて設けられ、平面度が保証されたものであり、X軸とY軸を含む平面に沿って平行に延在している。
固定ピン204は、定盤202から上方に(Z軸方向に)2つ突設されたものであり、支持体66の2つの位置決め孔7004に挿通されることで支持体66を、X軸、Y軸、Z軸のそれぞれの延在方向に対して移動不能に支持するものである。
CCDカメラ210は、固定ピン204に支持された支持体66の孔6602を介して撮像素子チップ64の撮像領域64Aを撮像可能に設けられている。
撮像素子チップ64が実装された基板62を上部ヘッド200に固定する。
次に、取り付け部70の位置決め孔7004に固定ピン204を嵌合させるとともに、取り付け部70の位置決め面(基準面)7006を定盤202の上面に当て付けた状態で、取り付け部70を介して支持体66を定盤70に固定する。
このとき、支持体66の傾きは、位置決め面7006で規定され、X軸、Y軸、Z軸の各軸を中心とする回転方向(回転角度θ方向)は位置決め孔7004で規定されている。
次に、支持体66の本体部70の一端に紫外線硬化型接着材2を塗布し、撮像領域64Aのアライメントマーク6406(図14)と位置決め孔7004とを、CCDカメラ210で撮影し、その撮影された画像を前記画像認識装置で認識し、その認識結果に基づいて前記搭載装置によって、上部ヘッド200を、X軸方向と、Y軸方向と、Z軸を中心とする回転方向とにそれぞれ動かすことで、撮像素子チップ64と支持体66とのXY平面内での位置決めを行う。
これにより、撮像素子チップ64と支持体66の位置決め孔7004とのXY平面内での位置決めがなされる。
XY平面内での位置決めがなされたならば、前記搭載装置を用いることで、撮像素子チップ64と支持体66の相対的な位置関係を保持しながら、基板62をZ軸方向に移動させて撮像素子チップ64の周辺領域64Bと、支持体66の当接部72とを当て付ける。
これにより、各当接部72が周辺領域64Bに当接することで取り付け部70に対する撮像領域64Aを含む撮像面6402の角度および撮像面6402と直交する方向において取り付け部70に対する撮像領域64Aを含む撮像面6402の位置が決定される。
本実施の形態では、撮像領域64Aの中心を通り撮像領域64Aに直交する中心軸と孔6602の軸心とが合致した状態となる。
したがって、支持体66に対する撮像素子チップ64の位置決め調整のうち、X軸とZ軸がなす平面内でのRx調整、すなわち、Y軸を中心とする回転方向の位置決め調整と、Y軸とZ軸がなす平面内でのRy調整、すなわち、X軸を中心とする回転方向の位置決め調整と、Z軸方向の位置決め調整との3つの位置決め調整を省くことができる。
次に、撮像素子チップ64と支持体66の相対的な位置関係を保持しながら、図示しない光源を用いて紫外線硬化型接着剤2に紫外線を照射して硬化させる。
これにより、撮像素子チップ64と支持体66の位置決め孔7004および位置決め面7006との位置決めがなされた状態で、撮像素子チップ64が実装された基板62の支持体66の一端への組み付けが完了する。すなわち、撮像素子チップ64は基板62を介して支持体66に支持されることになる。
なお、当接部72と周辺領域64Bとが当接する箇所に接着剤を塗布してもよく、その場合には、当接部72が周辺領域64Bに接触する部分に生じる応力が接着剤によって分散され周辺領域64Bに加わるストレスを緩和する上で有利となる。
まず、支持体66の端部6606に紫外線硬化型接着剤2を塗布する。
次いで、光学部材68を支持体66の他端に載置し、図示しない光源を用いて紫外線硬化型接着剤2に紫外線を照射して硬化させる。
これにより、光学部材68の支持体66の他端への組み付けが完了し、撮像素子パッケージ60の組み立てが完了する。
なお、本実施の形態では、基板62および光学部材68の支持体66への接着に紫外線硬化型接着剤2を用いた場合について説明したが、熱硬化型接着剤を用いてもよいことは無論である。
撮像素子パッケージ60とフレキシブル基板74の組み付けは、図12に示すように、基板62の背面の前記配線用の外部端子と、フレキシブル基板74に設けられた配線用の端子とがリフロー半田付けによって電気的に接続されることでなされる。
このように撮像素子パッケージ60にフレキシブル基板74が組み付けられることで撮像素子モジュール76が構成される。
図17に示すように、鏡筒12の開口1204Bに支持体66を挿入し、鏡筒側取り付け部1205の各位置決めピン1212を取り付け部70の各位置決め孔7004にそれぞれ挿通するとともに、鏡筒側取り付け部1205の各位置決め面(基準面)1214に取り付け部70の各位置決め面(基準面)7006を当て付けることで鏡筒12に対する撮像素子モジュール76の位置決めがなされる。
この位置決めがなされた状態で、ねじNを取り付け部70の各ねじ挿通孔7002を介して各雌ねじ1210に締結する。
これにより、撮像素子パッケージ60は光学部材68を鏡筒12の内部に向けて、すなわち、撮像領域64Aを鏡筒12内の光路の光軸上に位置させて鏡筒12に取り付けられることになり、撮像素子モジュール76の鏡筒12への組み付けが完了する。
したがって、従来の撮像素子ユニットなどに比較して部品点数の削減化および構成の簡素化を図れ、部品コスト、組立コストの低減を図るとともに、小型化を図る上で有利となる。
すなわち、従来の撮像素子ユニットでは、パッケージの収容凹部に撮像素子チップを収容するとともに収容凹部をシールガラスで封止した撮像素子部を、配線部材であるフレキシブル基板に実装したのち、前記撮像素子部をホルダに組み付け、シールガラスの上にシールゴムと光学部材とをこの順番で載置し、さらに、押さえ部材で光学部材をホルダに固定することで、シールガラスと光学素子との間の空間を封止する構造であるため、部品点数が多く、組み立てコストも高いものとなっている。
これに対して上述の構成では、撮像領域64Aが孔6602の貫通方向の一端から他端に臨んだ状態で孔6602の貫通方向の一端を閉塞するように基板62を支持体66に取着し、孔6602の貫通方向の他端を閉塞するように光学部材68を支持体66に取着することで撮像素子チップ64を封止しているので、撮像素子チップを封止するためのシールガラスおよびシールゴムが不要となるばかりでなく、シールガラスと光学部材との間の空間を省くことができるため、部品コスト、組み立てコストの低減を図り、小型化を図る上で有利となる。
これに対して、上述の構成では、収容凹部を有する複雑な形状のパッケージの代わりに基板62を用い、かつ、撮像素子チップ64を封止するシールガラスを光学部材68で兼用できるため、部品コストの低減および撮影用光軸と平行な方向および撮影用光軸と直交する方向の双方における小型化を図る上で有利である。
したがって、撮像素子パッケージ60の組み立て工程において、支持体66の取り付け部70に対する撮像面6402の角度を調整する作業と、撮像面6402と直交する方向において取り付け部70に対する撮像領域64Aの位置を調整する作業とを省くことができ、これにより、支持体66に対する撮像素子チップ64の位置決め調整を大幅に簡略化でき、組立コストの低減を図る上で有利となる。
したがって、リフロー半田付けによる高温が加わっても支持体66が変形したりダメージを受けることがないので、支持体66に対する撮像素子チップ64(撮像領域64A)の位置精度、言い換えると、鏡筒12に対する撮像素子チップ64の位置精度、すなわち、撮影用光軸に対する撮像素子チップ64の位置精度を確保できることは無論のこと、撮像素子パッケージ60および撮像素子モジュール76の組み立て作業の簡素化を図る上で有利となる。
次に第2の実施の形態について説明する。
図18は第2の実施の形態における撮像素子パッケージ60の平面図である。
第2の実施の形態は、当接部72の数と配置位置が第1の実施の形態と異なり、それ以外の構成は第1の実施の形態と同様であり、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同一の部材、箇所には同一の符号を付してその説明を省略し、相違点のみを説明する。
当接部72は、周辺領域64Bの周方向に間隔をおいた複数箇所に当接するように複数設けられている。
第2の実施の形態では、当接部72は、支持体66の孔6602の内面6604のうち、対向する2つの長辺側に位置する内面6604からそれぞれ1つの当接部72が短辺方向と平行に突設され、また、1つの短辺側に位置する内面6604から1つの当接部72が長辺方向と平行に突設され、したがって、当接部72は合計3個設けられている。
また、各当接部72は、周辺領域64Bのうち、電極パッド6404が形成されていない部分に当接可能に設けられている。
そして、各当接部72が周辺領域64Bに当接することで取り付け部70に対する撮像領域64Aを含む撮像面6402の角度および撮像面6402と直交する方向において取り付け部70に対する撮像領域64Aを含む撮像面6402の位置が決定されるように構成されている。
このような第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
次に第3の実施の形態について説明する。
図19は第3の実施の形態における撮像素子パッケージ60の分解斜視図、図20は第3の実施の形態における撮像素子パッケージ60の断面図である。
第3の実施の形態は、孔6602の大きさ、当接部72の形状が第1の実施の形態と異なり、それ以外の構成は第1の実施の形態と同様である。
図19、図20に示すように、孔6602の断面は撮像領域64Aよりも大きくかつ周辺領域64Bよりも小さな輪郭で形成されている。
当接部72は、周辺領域64Bの全周にわたって当接するように枠状に設けられ、当接部72は孔6602の貫通方向に沿って突設されている。
詳細には、当接部72は、孔6602の貫通方向における支持体66の端面から孔6602の貫通方向に沿って突設され、孔6602の内面6604と当接部72の内面は同一面上を位置している。
また、第1、第2の実施の形態と同様に、当接部72は、周辺領域64Bのうち、電極パッド6404が形成されていない部分に当接可能に設けられている。
また、当接部72の外側で孔6602の貫通方向における支持体66の端面から壁部6608が孔6602の貫通方向に沿って突設され、壁部6608が接着剤2を介して基板62に取着される。
したがって、第3の実施の形態では、周辺領域64Bに電極パッド6404が形成されていない部分が矩形枠状に延在している場合に好適である。
このような第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
なお、第3の実施の形態では、当接部72が枠状に設けられている場合について説明したが、当接部72が枠状に連続しておらず、周辺領域64Bの延在方向(孔6602の周方向)に間隔をおいて切り離された複数の当接部72によって構成され、各当接部72が周辺領域64Bの周方向に間隔をおいた複数箇所に当接するようにしてもよいことは無論である。
Claims (19)
- 基板と、
撮像面を有し前記基板に実装される撮像素子チップと、
撮像用の光路となる孔が貫通形成され前記撮像素子チップが前記孔内に臨むように前記基板に取着された支持体と、
光の透過を可能とした材料からなり前記孔を閉塞する光学部材と、
前記支持体に設けられ被取り付け箇所に取り付けられる取り付け部とを備え、
前記撮像面は、撮像領域と、前記撮像領域の周囲に位置する周辺領域とを有し、
前記支持体に前記周辺領域に当接可能で前記周辺領域に当接することで前記取り付け部に対する前記撮像面の角度および前記撮像面と直交する方向において前記取り付け部に対する前記撮像面の位置が決定される当接部が設けられ、
前記当接部が前記周辺領域に当接した状態で前記支持体が前記基板に取着されている、
ことを特徴とする撮像素子パッケージ。 - 前記当接部は、前記周辺領域の周方向に間隔をおいた複数箇所に当接するように複数設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記当接部は前記孔を形成する前記支持体の壁面から突設されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記孔の断面は前記撮像素子チップよりも大きな輪郭で形成され、
前記当接部は前記孔を形成する前記支持体の壁面から突設されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記当接部は、前記周辺領域の全周にわたって当接するように枠状に設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記孔の断面は前記撮像領域よりも大きくかつ前記周辺領域よりも小さな輪郭で形成され、
前記当接部は前記孔の貫通方向に沿って突設されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記取り付け部には、前記被取り付け箇所に対して前記撮像面を含む平面上における前記撮像面の位置を決定する第1の位置決め部と、前記被取り付け箇所に対して前記撮像面と直交する方向における前記撮像面の位置および前記被取り付け箇所に対して前記撮像面の角度を決定する第2の位置決め部とが設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記周辺領域に、前記基板との間でワイヤボンディングにより接続されるパッドが設けられ、
前記当接部が前記周辺領域に当接する箇所は前記パッドが設けられていない箇所である、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記支持体が前記基板に取着される箇所は、前記孔の貫通方向における前記支持体の端部の箇所である、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記支持体と前記基板との取着は、接着剤による接着によりなされている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記光学部材は、前記撮像素子チップと対向する箇所で接着剤により前記支持体に接着されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記基板はリフロー半田付けが可能な耐熱性を有する材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記基板はセラミック基板で構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記光学部材はカバーガラス、光学フィルタ、レンズの何れかである、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記支持体はリフロー半田付けが可能な耐熱性を有しかつ加工性に優れる材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 前記支持体は射出成形用エポキシ樹脂で形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子パッケージ。 - 撮像素子パッケージと配線部材とを含む撮像素子モジュールであって、
前記撮像素子パッケージは、
基板と、
撮像面を有し前記基板に実装される撮像素子チップと、
撮像用の光路となる孔が貫通形成され前記撮像素子チップが前記孔内に臨むように前記基板に取着された支持体と、
光の透過を可能とした材料からなり前記孔を閉塞する光学部材と、
前記支持体に設けられ被取り付け箇所に取り付けられる取り付け部とを備え、
前記撮像面は、撮像領域と、前記撮像領域の周囲に位置する周辺領域とを有し、
前記支持体に前記周辺領域に当接可能で前記周辺領域に当接することで前記取り付け部に対する前記撮像面の角度および前記撮像面と直交する方向において前記取り付け部に対する前記撮像面の位置が決定される当接部が設けられ、
前記当接部が前記周辺領域に当接した状態で前記支持体が前記基板に取着されている、
ことを特徴とする撮像素子モジュール。 - 鏡筒と、撮像素子モジュールとを含むレンズ鏡筒であって、
前記撮像素子モジュールは、撮像素子パッケージと配線部材とを含み、
前記撮像素子パッケージは、
基板と、
撮像面を有し前記基板に実装される撮像素子チップと、
撮像用の光路となる孔が貫通形成され前記撮像素子チップが前記孔内に臨むように前記基板に取着された支持体と、
光の透過を可能とした材料からなり前記孔を閉塞する光学部材と、
前記支持体に設けられ被取り付け箇所に取り付けられる取り付け部とを備え、
前記撮像面は、撮像領域と、前記撮像領域の周囲に位置する周辺領域とを有し、
前記支持体に前記周辺領域に当接可能で前記周辺領域に当接することで前記取り付け部に対する前記撮像面の角度および前記撮像面と直交する方向において前記取り付け部に対する前記撮像面の位置が決定される当接部が設けられ、
前記当接部が前記周辺領域に当接した状態で前記支持体が前記基板に取着されている、
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - レンズ鏡筒を有する撮像装置であって、
前記レンズ鏡筒は、鏡筒と、撮像素子モジュールとを含み、
前記撮像素子モジュールは、撮像素子パッケージと配線部材とを含み、
前記撮像素子パッケージは、
基板と、
撮像面を有し前記基板に実装される撮像素子チップと、
撮像用の光路となる孔が貫通形成され前記撮像素子チップが前記孔内に臨むように前記基板に取着された支持体と、
光の透過を可能とした材料からなり前記孔を閉塞する光学部材と、
前記支持体に設けられ被取り付け箇所に取り付けられる取り付け部とを備え、
前記撮像面は、撮像領域と、前記撮像領域の周囲に位置する周辺領域とを有し、
前記支持体に前記周辺領域に当接可能で前記周辺領域に当接することで前記取り付け部に対する前記撮像面の角度および前記撮像面と直交する方向において前記取り付け部に対する前記撮像面の位置が決定される当接部が設けられ、
前記当接部が前記周辺領域に当接した状態で前記支持体が前記基板に取着されている、
ことを特徴とする撮像装置。
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