JP2005175760A - 画像入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タブ紙の主要画像情報部分の画質劣化を伴わず、しかも確実にタブ部分に生じる陰影を除去する画像入力装置を実現すること。
【解決手段】 設定手段24は、読み取り領域に、タブ紙のタブのみからなるタブ領域を設定し、画像処理部25は、通常の画像処理を行う画像処理ブロック32と、タブ処理を行うタブ処理ブロック33とを設け、設定手段24からのタブ領域情報に基づいて選択手段31は、タブ領域の画像情報をタブ処理ブロック33に送信し、タブ領域専用の画像処理を行い、画像処理の終了後は、領域合成部34で、元通りの一枚の画像情報に合成することとしているので、タブ領域に生じるタブの陰影を除去し、かつ、タブ領域以外の画像情報は、従来通りの高品質の画像となる、一枚の画像情報とすることを実現させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、タブ紙等の定形外の記録紙を読み取る画像入力装置に関する。
近年、スキャナ等の画像入力装置の普及に伴い、読み取られる記録紙の形状も多岐に渡るようになっている。特に、タブ紙あるいは仕切紙等は、定型外の形状にもかかわらず頻繁に読み取りが行われる。ここで、タブ紙あるいは仕切紙等は、矩形状の主要部分から張り出したタブ部分を有する。そして、このタブ部分を含めて画像の読み取りを行う場合には、タブ部分の形状に応じた陰影が画像情報に含まれる。
この陰影は、求める画像情報ではなく、好ましいものではないので、タブ紙の読み取りを行う際には、ガンマ補正等の画像処理を特殊なもとし、タブ部分の陰影を無くすこと、あるいは、タブ部分の辺縁部を自動検出し除去することが行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11―270503号公報、(第1頁、図1)
しかしながら、上記背景技術によれば、画像情報の劣化、あるいは、辺縁部の検出ミス等が生じる。すなわち、画像処理を特殊なものとする場合には、タブ部分の陰影が除去されると共に、主要画像情報部分にも同様の処理が行われ、主要画像情報部分の画質の劣化等の要因となる。
また、タブ部分の辺縁部を自動検出する場合には、不安定なタブ部分の陰影を検出する必要があり、読み取りの状態に大きく依存する検出ミスを生じる要因となる。
これらのことから、タブ紙の主要画像情報部分の画質劣化を伴わず、しかも確実にタブ部分に生じる陰影を除去する画像入力装置をいかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、タブ紙の主要画像情報部分の画質劣化を伴わず、しかも確実にタブ部分に生じる陰影を除去する画像入力装置をを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかる画像入力装置は、記録紙から画像情報を読み取るスキャナ部と、前記画像情報に、区分けされた複数領域を設定する設定手段と、前記画像情報の画像処理を行う画像処理部と、を備える画像入力装置であって、前記画像処理部は、異なる画像処理パラメータで前記画像処理を行う、前記領域ごとの画像処理ブロック、前記領域に応じて前記画像処理ブロックを選択する選択手段および前記画像処理ブロックの出力画像情報を、前記領域に基づいて合成する領域合成部を有し、前記設定は、前記記録紙がタブ紙である際に、前記複数領域の1つにタブ部分のみからなるタブ領域を含むことを特徴とする。
この請求項1に記載の発明では、画像処理部は、領域ごとの画像処理ブロックにより、異なる画像処理パラメータで画像処理を行い、選択手段により、領域に応じて画像処理ブロックを選択し、領域合成部により、画像処理ブロックの出力画像情報を、領域に基づいて合成し、設定に、記録紙がタブ紙である際に、複数領域の1つにタブ部分のみからなるタブ領域を含ませる。
また、請求項2に記載の発明にかかる画像入力装置は、前記画像処理部が、前記画像処理ブロックの1つに、前記タブ領域を画像処理するタブ処理ブロックを備えることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明では、画像処理部は、画像処理ブロックの1つであるタブ処理ブロックで、タブ領域を画像処理する。
また、請求項3に記載の発明にかかる画像入力装置は、前記タブ処理ブロックが、前記画像処理が空間フィルタ処理である際に、前記画像処理パラメータである通過帯域を、低周波数側に設定することを特徴とする。
この請求項3に記載の発明では、タブ処理ブロックは、空間フィルタ処理の画像処理パラメータである通過帯域を、低周波数側に設定する。
また、請求項4に記載の発明にかかる画像入力装置は、前記タブ処理ブロックでの前記画像処理が、ガンマ補正である際に、前記画像処理パラメータであるガンマ曲線の形を、前記画像情報からの入力画素値の低値部分が出力画素値に含まれない形とすることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明では、タブ処理ブロックでのガンマ補正に用いられるガンマ曲線の形を、画像情報からの入力画素値の低値部分が出力画素値に含まれない形とする。
また、請求項5に記載の発明にかかる画像入力装置は、前記選択手段が、前記タブ領域の画像処理を行う際に、前記タブ処理ブロックを選択することを特徴とする。
この請求項5に記載の発明では、選択手段は、タブ領域の画像処理を行う際に、タブ処理ブロックを選択する。
また、請求項6に記載の発明にかかる画像入力装置は、前記画像処理部が、前記画像情報に色情報を含む際に、前記色情報を構成する成分色ごとの前記画像処理ブロックを備えることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明では、画像情報に色情報を含む際に、色情報を構成する成分色ごとの画像処理ブロックを備える。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、画像処理部は、領域ごとの画像処理ブロックにより、異なる画像処理パラメータで画像処理を行い、選択手段により、領域に応じて画像処理ブロックを選択し、領域合成部により、画像処理ブロックの出力画像情報を、領域に基づいて合成し、設定に、記録紙がタブ紙である際に、複数領域の1つにタブ部分のみからなるタブ領域を含ませることとしているので、画像情報にタブ領域の陰影等の画質の異なる不要部分を含む際に、主要画像情報部分は、従来通りの画像処理により高い品質を維持しつつ、しかも、タブ領域の陰影等は、専用の画像処理により確実に除去することができる。
請求項2に記載の発明によれば、画像処理部は、画像処理ブロックの1つであるタブ処理ブロックで、タブ領域を画像処理することとしているので、タブ部分のみに特有の画像処理を、高速で行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、タブ処理ブロックは、空間フィルタ処理の画像処理パラメータである通過帯域を、低周波数側に設定することとしているので、線状のタブ領域の陰影をぼかして軽減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、タブ処理ブロックでのガンマ補正に用いられるガンマ曲線の形を、画像情報からの入力画素値の低値部分が出力画素値に含まれない形にすることとしているので、入力画素値の低値部分に存在するタブ領域の陰影を除去することができる。
請求項5に記載の発明によれば、選択手段は、タブ領域の画像処理を行う際に、タブ処理ブロックを選択することとしているので、タブ領域の陰影を、除去することができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像情報に色情報を含む際に、色情報を構成する成分色ごとの画像処理ブロックを備えることとしているので、色情報の画像処理を、領域ごとに異なるものとし、高速処理することできる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像入力装置を実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1にかかる画像入力装置20の全体構成について説明する。図2は、本実施の形態1にかかる画像入力装置20の全体構成を示す図である。画像入力装置20は、スキャナ部10、画像処理部25、設定手段24およびメモリ26を含む。スキャナ部10は、記録紙の光学的画像読み取り装置からなり、記録紙の画像情報を読み取る。記録紙の画像情報を読み取る際には、記録紙の読み取り面をプラテンガラス19に対向するように載置する。
この記録紙は、図2の左右方向に当たる副走査方向に移動可能な、光源18により照らされる。この記録紙の反射光は、複数のミラー14、15を介して、結像光学系16に入力し、その後、固体撮像デバイスをなすラインCCD17上に結像する。ここで、光源18には、ハロゲンランプ等が用いられる。その後、ラインCCD17上に結像された画像情報は、電気信号に変換され、画像処理部25で画像処理の後に、メモリ26に保存される。その後、メモリ26の画像情報は、画像形成装置あるいは画像記録装置等に転送される。なお、光源18の移動は、図示しない駆動部、配線および制御部により制御される。
図1は、画像処理部25の構成を示すブロック図である。画像処理部25は、前処理部30、選択手段31、画像処理ブロック32、タブ処理ブロック33、領域合成部34および後処理部35を含む。また、画像処理ブロック32は、フィルタ部41およびガンマ補正部42を含み、タブ処理ブロック33は、フィルタ部43およびガンマ補正部44を含む。
前処理部30は、ラインCCD17に結像される、副走査方向と直交する主走査方向のライン状の画像情報を、電気信号として受信する。そして、A/D変換器によりディジタル信号に変換した後に、ラインCCDの感度のバラツキ等に起因するシェーディング補正および輝度濃度補正等を行う。
選択手段31は、前処理部30からの画像情報を、画像処理ブロック32あるいはタブ処理ブロック33に振り分ける。この際、後述する設定手段24からのタブ処理モードの確認を行い、その後、振り分けは、設定手段24からの設定領域情報と、読み取りの際の画像情報の主走査方向および副走査方向の位置情報とに基づいて行われる。なお、タブ処理モードでない場合は、すべての画像情報が、画像処理ブロック32に送信される。
画像処理ブロック32は、選択手段31から入力された画像情報を、フィルタ部41に入力する。そして、フィルタ部41は、空間フィルタ処理を行う。この空間フィルタ処理では、画像情報を高品質化するために、例えば、ノイズ成分の除去、画像の鮮鋭化等が行われる。その後、画像情報は、ガンマ補正部42に入力され、人間の視覚に適したガンマ特性の画像情報に補正される。
タブ処理ブロック33は、後述するタブ領域専用の画像処理ブロックで、選択手段31から入力された画像情報を、フィルタ部43に入力する。そして、フィルタ部43は、空間フィルタ処理を行う。この空間フィルタ処理では、タブ部の画像情報に含まれる、線状の淡い陰影を目立たなくするため、低周波数成分のみを取り出すローパスフィルタが用いられる。その後、画像情報は、ガンマ補正部42に入力され、人間の視覚に適したガンマ特性の画像情報に変換されると同時に、タブの陰影が除去される。ここで、ガンマ補正部42のガンマ曲線の例を、図3に示す。
図3は、ガンマ補正部42で用いられるガンマ曲線の一例である。横軸は、入力される画像情報の入力画素値を現し、縦軸は、出力される画像情報の出力画素値を現す。このガンマ曲線では、入力画素値が閾値を越えない場合には、出力画素値は、零となり、入力画素値が閾値を越える場合には、出力画素値は、通常のガンマ曲線と類似した曲線となる。ここで、閾値は、タブ部の画像情報に含まれる、線状の淡い陰影を除去する大きさに、設定される。
図1に戻り、領域合成部34は、画像処理ブロック32およびタブ処理ブロック33から設定領域ごとの画像情報を入力し、かつ設定手段24から設定領域情報を入力し、スキャナ部10で読み取られた読み取り領域全体の画像情報を合成する。この合成により、一枚の読み取り領域全体の画像情報が形成される。なお、合成の際、設定領域の境界に不連続部分が生じる場合には、平均化等の手段により、均一なものとされる。
後処理部35は、領域合成部34から、読み取り領域全体の画像情報を入力し、階調数変換および誤差拡散処理を行う。この処理は、A/D変換時の階調、例えば8ビットを、プリンタ等で表現できる低階調、例えば1ビットに変換し、この変換に際して生じる濃度むらを補正する。
メモリ26は、階調変換された画像情報を、後処理部35から入力し保存する。なお、図示しない手段により、この後、画像入力装置20に接続されるプリンタあるいは画像メモリ等に転送される。
設定手段24は、タブ処理モードの設定、並びに、スキャナ部10による記録紙の読み取り領域に、区分けされた複数領域の設定を行う。図4(A)に、設定手段24の一例を図示する。設定手段24は、LCD等からなる表示画面51および制御情報の入力手段をなすキーボード50等を含む。キーボード50には、数値キー、タブモードキーおよび確定キー等が配置される。ここで、タブ処理モードの場合には、タブモードキーが選択される。表示画面51には、タブ処理モードの場合には、記録紙の読み取りを行う読み取り領域52が、図示される。ここで、例えば、表示画面51の左右方向は、主走査方向に一致し、上下方向は、副走査方向に一致するとされる。
また、読み取り領域52上には、縦および横方向のカーソル(図中に点線で表示)53および54が表示される。ここで、カーソル53および54は、副走査方向および主走査方向を向いており、キーボード50からの数値入力により、読み取り領域52上を移動する。例えば、キーボード50の水平方向の矢印を選択し、数値入力aをmm単位で行い、確定ボタンを押すことにより、カーソル53は、読み取り領域52の左端部から水平距離ammに該当する位置に表示され、カーソル53の左右に一対の領域が設定される。また、カーソル54も全く同様に、読み取り領域52の下端部から垂直距離bmmが設定される。
図4(B)は、タブ紙を画像入力装置20を用いて読み取る際の、タブ紙と読み取り領域52との位置関係を示す図である。タブ紙は、矩形状の主要画像領域に、タブが張り出した形状をしている。ここで、オペレータは、カーソル53が、読み取り領域52の左側にタブのみを含むように、キーボード50からタブ領域を設定する。これにより、読み取り領域52は、左側のタブ領域と、右側の主要な画像情報を含む主要画像領域に区分けされる。
つづいて、タブ紙を画像入力する場合の、画像処理部25の動作を、図5に示す。図5は、画像処理部25の動作を示すフローチャートである。まず、オペレータは、設定手段24から、タブ処理モードの選択およびタブ領域の設定を行う(ステップS501)。そして、例えば、図4(B)に示したように、タブのみを含むタブ領域が、カーソル53により確定される。
その後、タブ紙をプラテンガラス19上に入力面を下にして配置し、画像入力装置20は、読み取りを実行する(ステップS502)。ここで、ラインCCD17は、タブ紙の主走査方向のラインごとに順次読み取りを行い、数ライン〜数十ライン程度のライン情報をまとめて、前処理部30をへて選択手段31に送信する。
そして、選択手段31は、ステップS501で設定された、設定手段24からのタブ領域情報に基づいて、送信されたライン情報のタブ領域を判定する(ステップS503)。選択手段31は、タブ領域で或る場合には(ステップS503肯定)、ライン情報のタブ領域部分をタブ処理ブロック33に送信し、タブ処理を行う(ステップS504)。このタブ処理では、タブ領域に存在するタブの陰影が、フィルタ部43のフィルタおよびガンマ補正部44のガンマ曲線により、除去される。
また、選択手段31は、タブ領域でない場合には(ステップS503否定)、送信されたライン情報のタブ領域でない部分を画像処理ブロック32に送信し、画像処理を行う(ステップS504)。この画像処理では、画像情報が、フィルタ部41のフィルタおよびガンマ補正部42のガンマ曲線により、オペレータにとって好ましい高品質なものとされる。
その後、画像処理ブロック32およびタブ処理ブロック33の領域ごとの画像情報は、領域合成部34に送信され、設定手段24からの設定領域情報に基づいて、もとの一枚の画像情報に合成される(ステップS506)。
その後、画像処理部25は、読み取り領域52の画像情報をすべて読み取ったかどうかを判定する(ステップS507)。そして、すべての読み取りが終了していない場合には(ステップS507否定)、ステップS502に移行し、読み取りを再度実行する。また、すべての読み取りが終了した場合には(ステップS507肯定)、合成された画像情報を、後処理部35で階調変換等の後処理を行った後で、メモリ26に格納し(ステップS508)、本処理を終了する。
上述してきたように、本実施の形態1では、設定手段24は、読み取り領域52に、タブ紙のタブのみからなるタブ領域を設定し、画像処理部25は、通常の画像処理を行う画像処理ブロック32と、タブ処理を行うタブ処理ブロック33とを設け、設定手段24からのタブ領域情報に基づいて選択手段31は、タブ領域の画像情報をタブ処理ブロック33に送信し、タブ領域専用の画像処理を行い、画像処理の終了後は、領域合成部34で、元通りの一枚の画像情報に合成することとしているので、タブ領域に生じるタブの陰影を除去し、かつ、タブ領域以外の画像情報は、従来通りの高品質の画像とする、一枚の画像情報とすることができる。
また、本実施の形態1では、タブ処理ブロック33にフィルタ部43を設けたが、これを無くすこともできる。この場合には、ガンマ補正部44のガンマ曲線が有する閾値を、高く設定することが好ましい。
また、本実施の形態1では、画像処理ブロック32は、1つであったが、複数個設けることもできる。これにより、主要画像領域に、写真と文字等の異種の画像情報を含む場合に、異なる画像処理パラメータを用いた画像処理を、同時に行うことができる。なお、この場合に設定手段24は、例えば、複数本のカーソル等により、画像処理領域を設定する。
(実施の形態2)
ところで、上記実施の形態1では、選択手段31は、主走査方向あるいは副走査方向のカーソルによりタブ領域を設定し、タブ領域の画像情報をタブ処理ブロック33で処理してタブの陰影を除去したが、タブ領域の設定を、副走査方向のカーソルとし、タブ領域およびこれ以外の領域での異なる画像処理を、ガンマ処理のみとする簡易な構成とすることもできる。そこで本実施の形態2では、異なる画像処理をガンマ処理のみとする場合を示すことにする。
ここで、本実施の形態2にかかる、画像処理部65について、図6のブロック図を用いて説明する。なお、画像処理部65は、図2に示す画像入力装置20の画像処理部25に対応するものであり、その他の構成は、画像入力装置20と全く同様であるので説明を省略する。また、画像処理部65は、前処理部30、選択手段61、画像処理ブロック62、タブ処理ブロック63、領域合成部64および後処理部35を含んでいる。ここで、前処理部30、領域合成部64および後処理部35は、画像処理部25と同様であるので説明を省略する。
設定手段24は、図4(A)に示したものと全く同様の手段により、副走査方向のカーソル54を設定する。図7に、タブ紙と、読み取り領域52に設定されるカーソル54との位置関係を例示する。タブ紙は、副走査方向の端部にタブが位置するように配置される。そして、カーソル54を、タブのみを含むタブ領域の境界線上に設定する。なお、主走査方向の位置を決めるカーソル53は、本実施の形態2では、入力禁止とされることが好ましい。
選択手段61は、設定手段24で設定されるタブ領域を、副走査方向のライン番号情報として取得する。そして、ラインCCD17から入力される画像情報を、ライン番号情報にのみ基づいて、画像処理ブロック62およびタブ処理ブロック63に振り分ける。
画像処理ブロック62およびタブ処理ブロック63は、ガンマ補正部42および44を有する。これらガンマ補正部42および44は、画像処理ブロック32およびタブ処理ブロック33が有するものと同様である。すなわち、ガンマ補正部44は、図3に例示するガンマ曲線を有する。
領域合成部64は、設定手段24から、タブ領域のライン番号情報を取得し、これら情報と、画像処理ブロック62およびタブ処理ブロック63からの画像情報とに基づいて、一枚の画像情報を合成する。
なお、画像処理部65の動作は、図5に示したフローチャートと同様であるので詳細な説明を省略する。
上述してきたように、本実施の形態2では、選択手段61により、設定手段24からのライン番号情報のみに基づいて、画像処理ブロック62およびタブ処理ブロック63への画像情報の振り分けを行い、画像処理ブロック62およびタブ処理ブロック63では、ガンマ処理のみをガンマ補正部42および44で行うこととしているので、簡易な構成およびライン番号のみの簡易な選択で、タブ領域に生じるタブの陰影を除去し、かつ、タブ領域以外の画像情報は、従来通りの高品質の画像とすることができる。
また、本実施の形態2では、画像処理ブロック62およびタブ処理ブロック63で、フィルタ処理を行わなかったが、陰影を除去したあとの後処理部35で、共通の画像処理パラメータを用いてフィルタ処理を行うこともできる。
実施の形態1にかかる画像処理部の構成を示すブロック図である。 画像入力装置の全体的な構成を示す図である。 タブ処理ブロックでのガンマ曲線の形状を示す図である。 実施の形態1にかかる設定手段のパネルおよびタブ紙の配置を示す図である。 画像処理部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる画像処理部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかるタブ紙の配置を示す図である。
符号の説明
10 スキャナ部
14 ミラー
16 結像光学系
17 ラインCCD
18 光源
19 プラテンガラス
20 画像入力装置
24 設定手段
25、65 画像処理部
26 メモリ
30 前処理部
31、61 選択手段
32、62 画像処理ブロック
33、63 タブ処理ブロック
34、64 領域合成部
35 後処理部
41、43 フィルタ部
42、44 ガンマ補正部
50 キーボード
51 表示画面
52 読み取り領域
53、54 カーソル

Claims (6)

  1. 記録紙から画像情報を読み取るスキャナ部と、
    前記画像情報に、区分けされた複数領域を設定する設定手段と、
    前記画像情報の画像処理を行う画像処理部と、
    を備える画像入力装置であって、
    前記画像処理部は、異なる画像処理パラメータで前記画像処理を行う、前記領域ごとの画像処理ブロック、前記領域に応じて前記画像処理ブロックを選択する選択手段および前記画像処理ブロックの出力画像情報を、前記領域に基づいて合成する領域合成部を有し、
    前記設定は、前記記録紙がタブ紙である際に、前記複数領域の1つにタブ部分のみからなるタブ領域を含むことを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記画像処理部は、前記画像処理ブロックの1つに、前記タブ領域を画像処理するタブ処理ブロックを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 前記タブ処理ブロックは、前記画像処理が空間フィルタ処理である際に、前記画像処理パラメータである通過帯域を、低周波数側に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像入力装置。
  4. 前記タブ処理ブロックは、前記画像処理がガンマ補正である際に、前記画像処理パラメータであるガンマ曲線の形を、前記画像情報からの入力画素値の低値部分が出力画素値に含まれない形とすることを特徴とする請求項2あるいは3のいずれか1つに記載の画像入力装置。
  5. 前記選択手段は、前記タブ領域の画像処理を行う際に、前記タブ処理ブロックを選択することを特徴とする請求項2に記載の画像入力装置。
  6. 前記画像処理部は、前記画像情報が色情報を含む際に、前記色情報を構成する成分色ごとに前記画像処理ブロックを備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016060120A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

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