JP2005173723A - 治験データ作成装置及び治験データ作成方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CPU11は、投薬の開始日からの経過日数に対応する時情報を電子カルテルシステム30に送信する。電子カルテルシステム30の持つデータべースには、患者ごとの観測済データが項目に分けて時情報に対応させて記憶されている。CPU11は、治験データに必要な情報をデータベースから取得する。データベースにデータのない項目については、その項目に対応するデータの入力を促すために、CPU11は画像情報を端末20に送信し、端末20の担当者に入力させる。CPU11は、データベース及び端末20から与えられたデータで治験データを作成する。
【選択図】 図1
Description
治験では、一般に、患者の状態が治験開始前からの日時の経過と共にどのように変化したかを調べるために、各患者について複数枚の治験データ票が必要になる。医療機関の担当者は、各患者ごとに、複数枚の治験データ票に治験データを記入していた。
この治験データの記入の代わりに、特許文献1の医療データ保存装置に印刷手段を設け、これを活用することも考えられるが、医療データ保存装置では、記入するためのデータをいちいち検索しないとならない。そのため、例えば、同じ項目に属する治験データでも、記入すべきデータとは異なる日に観測されたデータを誤って読み出して印刷したり、異なる患者のデータを誤って印刷する可能性があった。記入や印刷に誤りがあれば、治験そのものの信頼性が低下する。
画像を表示する表示手段と情報を入力する入力手段とを有する端末との間の通信を可能にするインタフェース手段と、
前記患者を特定する患者情報と起点からの経過日数に相当する時情報とが前記入力手段から入力されて前記インタフェース手段を介して与えられた場合に、該時情報に対応して事前に要求されている項目のうちの前記データベースにデータが記録されている項目について、該患者情報が示す患者の該時情報に対応する観測時期のデータを前記データベースアクセス手段により該データベースから取得する観測済データ取得手段と、
前記患者情報と時情報とが前記入力手段から入力されて前記インタフェース手段を介して与えられた場合に、該時情報に対応して事前に要求されている項目のうちの前記データベースにデータが記録されていない項目について、該項目のデータの入力を促すための画像情報を作成して前記インタフェース手段を介して前記端末に与え、前記表示手段に表示させる画像提供手段と、
前記画像情報を前記表示手段で表示させた結果、前記データベースにデータが記録されていない項目のデータが入力されたときに、該データを取得する新データ取得手段と、
前記新データ取得手段が取得したデータ及び前記観測済データ取得手段が取得したデータを、前記患者ごとに前記項目に分けて前記時情報に対応させて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶している情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする。
新データ取得手段で取得したデータと、観測済データ取得手段で取得したデータとが記憶手段に記憶され、出力手段から出力される。
従って、すでに観測されたデータは、担当者が入力しなくても、データベースから取得されて治験データに取り込まれる。これにより、入力の誤りが防止されると共に、担当者の負担が軽減される。
画像を表示する表示手段と情報を入力する入力手段とを有する端末から、前記患者を示す患者情報と起点からの経過日数に相当する時情報とが与えられた場合に、患者ごとの前記データを項目に分けて観測時期に対応させて記録したデータベースにアクセスし、該時情報に対応して要求される項目のうちの該データベースにデータが記憶されている項目について、該患者情報の示す患者の該時情報に対応する観測時期のデータを該データベースから取得する観測済データ取得処理と、
前記患者情報及び時情報が与えられた場合に、該時情報に対応して要求される項目のうちの前記データベースにデータが記憶されていない項目について、該項目のデータの入力を促すための画像情報を作成して前記端末に送信し、該端末に表示させる画像提供処理と、
前記画像情報を前記端末で表示させた結果、前記データベースにデータが記憶されていない項目のデータが入力されたときに、該データを取得する新データ取得処理と、
前記新データ取得処理で取得したデータ及び前記観測済データ取得処理で取得したデータを、前記患者ごとに前記項目に分けて前記時情報に対応させて記憶する記憶処理と、
前記記憶している情報を出力する出力処理とを、
実施することを特徴とする。
従って、すでに観測されたデータは、担当者が入力しなくても、データベースから取得されて治験データに取り込まれる。これにより、入力の誤りが防止されると共に、担当者の負担が軽減される。
また、前記画像提供処理は、前記データが複数の値から選択される画像を前記表示手段に表示させてもよい。
患者を示す患者情報と起点からの経過日数或いは経過時間を表す時情報とが、表示手段及び入力手段を有する端末から与えられた場合に、患者ごとの状態を表すデータを項目に分けて観測時期に対応させて記録したデータベースにアクセスし、該時情報に対応して要求される項目のうちの該データベースにデータが記録されている項目について、患者情報が示す患者の該時情報に対応する観測時期のデータを取得する観測済データ取得処理と、
前記患者情報及び時情報が与えられた場合に、該時情報に対応して要求される項目のうちの前記データベースにデータが記録されていない項目について、該項目のデータの入力を促すための画像情報を作成して端末に与え、該画像情報を前記表示手段に表示させる画像提供処理と、
前記画像情報を前記表示手段で表示させた結果、前記データベースにデータが記録されていない項目のデータが入力されたときに、該データを取得する新データ取得処理と、
前記新データ取得処理で取得したデータ及び前記観測済データ取得処理で取得したデータを、前記患者ごとに前記項目に分けて前記時情報に対応させて記憶する記憶処理と、
前記記憶している情報を出力する出力処理とを、
実施させることを特徴とする。
この治験データ作成装置10は、製薬会社等に提出する治験データを作成する装置であり、コンピュータで構成され、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶部12と、RAM部13と、インタフェース部14と、出力部15とを備えている。これらは、バスを介して接続されている。
主記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やハードディスク装置等で構成され、プログラムを記憶するプログラム記憶領域12aと、患者ごとの投薬履歴や治験データの項目を記憶する治験データ記憶領域12bとを有する。
インタフェース部14は、例えばLAN等のネットワークを介して担当者の使用する端末20や、電子カルテシステム30等に接続されている。電子カルテルシステム30は、患者プロファイルデータを記録した患者プロファイルデータベース、検査結果を記録した検査結果データベース、看護情報を記録した看護データベース等を備えている。これらのデータベースは、患者毎の状態を項目に分けて観測時期に対応させて記録したものである。
図2は、治験データ作成装置の機能ブロック図である。
図3は、治験データ作成方法を示すフローチャートである。
図4は、投与開始前の状態を示すための治験データを示す図である。
図5は、投与2週後の状態を示すための治験データを示す図である。
図6は、投与12週後の状態を示すための治験データを示す図である。
図7は、有害事象が発生した場合の治験データを示す図である。
治験は、新薬の効果ばかりでなく、それを投与することによってどのような影響が患者に出るかを調べることを目的とし、各患者について、治験薬の投与開始の直前の状態と投与開始の後の状態とを、この投与開始日を起点とした経過日数に対応させて調べる必要がある。経過日数によって、調べる項目も異なる。
これに対し、「肝癌・肝硬変の合併の有無」等は、新薬の治験にのみ必要な情報であり、電子カルテルシステム30には、登録されていない。
端末20は、入力されたデータを治験データ作成装置10に送信する(ステップST11)。ステップST10,ST11の処理は、ステップST12で全ての未観測データの入力が終了したと判定されるまで、繰り返される。
以上により、治験薬の投与開始時点の治験データが作成される。
なお、ステップST5では、CPUは主記憶部12の治験データ記憶領域12bから、投薬2週後、投薬12週後に相当する日を求めるともとに、投薬2週後或いは投薬12週後に治験データとして必要な項目を抽出する。また、ステップST10で、ディスプレイ21に表示する画像で、有害事象が発生したときにその事象名を入力させるために、病名をマスタから選択させるようにしてもよい。例えば病名を国際疾病分類コードから選択させる構成にすると、有害事象名について入力する際のばらつきが抑制できる。
例えば、上記実施形態では、電子カルテルシステム30に登録されているデータベースから、データを取得したが、治験データ作成装置10に、データベースを設け、そのデータベースにアクセスして患者ごとのデータを取得してもよい。
12 主記憶部
13 RAM部
14 インタフェース部
20 端末
21 ディスプレイ
30 電子カルテルシステム
Claims (7)
- 患者ごとの状態を示すデータを項目に分けて該データの観測時期に対応させて記録したデータベースにアクセスするデータベースアクセス手段と、
画像を表示する表示手段と情報を入力する入力手段とを有する端末との間の通信を可能にするインタフェース手段と、
前記患者を特定する患者情報と起点からの経過日数に相当する時情報とが前記入力手段から入力されて前記インタフェース手段を介して与えられた場合に、該時情報に対応して事前に要求されている項目のうちの前記データベースにデータが記録されている項目について、該患者情報が示す患者の該時情報に対応する観測時期のデータを前記データベースアクセス手段により該データベースから取得する観測済データ取得手段と、
前記患者情報と時情報とが前記入力手段から入力されて前記インタフェース手段を介して与えられた場合に、該時情報に対応して事前に要求されている項目のうちの前記データベースにデータが記録されていない項目について、該項目のデータの入力を促すための画像情報を作成して前記インタフェース手段を介して前記端末に与え、前記表示手段に表示させる画像提供手段と、
前記画像情報を前記表示手段で表示させた結果、前記データベースにデータが記録されていない項目のデータが入力されたときに、該データを取得する新データ取得手段と、
前記新データ取得手段が取得したデータ及び前記観測済データ取得手段が取得したデータを、前記患者ごとに前記項目に分けて前記時情報に対応させて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶している情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする治験データ作成装置。 - 前記出力手段は、前記記憶手段が記憶する前記データを所定の書式で記録媒体に書込むことを特徴とする請求項1に記載の治験データ作成装置。
- 前記画像情報は、前記データが複数の値から選択される画像を前記表示手段に表示させる情報であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の治験データ作成装置。
- 患者ごとの状態を示すデータを項目に分けて出力する治験データ作成方法であって、
画像を表示する表示手段と情報を入力する入力手段とを有する端末から、前記患者を示す患者情報と起点からの経過日数に相当する時情報とが与えられた場合に、患者ごとの前記データを項目に分けて観測時期に対応させて記録したデータベースにアクセスし、該時情報に対応して要求される項目のうちの該データベースにデータが記憶されている項目について、該患者情報の示す患者の該時情報に対応する観測時期のデータを該データベースから取得する観測済データ取得処理と、
前記患者情報及び時情報が与えられた場合に、該時情報に対応して要求される項目のうちの前記データベースにデータが記憶されていない項目について、該項目のデータの入力を促すための画像情報を作成して前記端末に送信し、該端末に表示させる画像提供処理と、
前記画像情報を前記端末で表示させた結果、前記データベースにデータが記憶されていない項目のデータが入力されたときに、該データを取得する新データ取得処理と、
前記新データ取得処理で取得したデータ及び前記観測済データ取得処理で取得したデータを、前記患者ごとに前記項目に分けて前記時情報に対応させて記憶する記憶処理と、
前記記憶している情報を出力する出力処理とを、
実施することを特徴とする治験データ作成方法。 - 前記出力処理は、前記記憶した情報を所定の書式で記録媒体に書込むことを特徴とする請求項4に記載の治験データ作成方法。
- 前記画像提供処理は、前記データが複数の値から選択される画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに1項に記載の治験データ作成方法。
- コンピュータに、
患者を示す患者情報と起点からの経過日数或いは経過時間を表す時情報とが、表示手段及び入力手段を有する端末から与えられた場合に、患者ごとの状態を表すデータを項目に分けて観測時期に対応させて記録したデータベースにアクセスし、該時情報に対応して要求される項目のうちの該データベースにデータが記録されている項目について、患者情報が示す患者の該時情報に対応する観測時期のデータを取得する観測済データ取得処理と、
前記患者情報及び時情報が与えられた場合に、該時情報に対応して要求される項目のうちの前記データベースにデータが記録されていない項目について、該項目のデータの入力を促すための画像情報を作成して端末に与え、該画像情報を前記表示手段に表示させる画像提供処理と、
前記画像情報を前記表示手段で表示させた結果、前記データベースにデータが記録されていない項目のデータが入力されたときに、該データを取得する新データ取得処理と、
前記新データ取得処理で取得したデータ及び前記観測済データ取得処理で取得したデータを、前記患者ごとに前記項目に分けて前記時情報に対応させて記憶する記憶処理と、
前記記憶している情報を出力する出力処理とを、
実施させるプログラム。
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WO2013018300A1 (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-07 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 医療情報入力装置 |
JP2014219945A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 富士通株式会社 | 治験情報出力装置、治験情報出力方法および治験情報出力プログラム |
US10658082B2 (en) | 2015-09-02 | 2020-05-19 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing apparatus, information processing system, and method for providing information |
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