JP2005173316A - 定着ユニットスライド機構、及びプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数を削減して構成を簡略化させる。
【解決手段】 用紙に転写された像を定着させる定着ユニットを着脱自在に支持したスライド基台を、ハウジングに対してスライドさせるものであって、該ハウジング内部に位置した該スライド基台の、該ハウジング外部へのスライドを係止することができる第1の係止手段と、該ハウジング外部に位置した該スライド基台の、該ハウジング内部へのスライドを係止することができる第2の係止手段とを備えたものであり、該第1の係止手段と該第2の係止手段とを一体に形成する。
【選択図】 図7

Description

この発明は、用紙に転写された像を定着させる定着ユニットを着脱自在に支持したスライド基台を、ハウジングに対してスライドさせる定着ユニットスライド機構、及び該機構を備えたプリンタに関する。
感光ドラム表面の感光体を露光して潜像を形成し、この潜像にトナーを付着させて現像し、記録用紙にトナー像を転写させると共に、この転写されたトナー像を定着ユニットによって記録用紙上に定着させる所謂電子写真法を利用するプリンタがある。このようなプリンタの一形態として、ファンホールド紙と呼ばれる送り穴付き折り畳み連続記録紙に情報をプリントする電子写真式プリンタ(以下、連続紙用プリンタと略記、例えば特許文献1)や、予め所定のサイズにカットされたカット紙を用いてプリントするプリンタ(以下、カット紙用プリンタと略記)が知られており広く実用に供されている。
特開平7−146625号公報
例えば特許文献1に記載のプリンタは、内設されたハロゲンランプ等の熱源によって加熱されるヒートローラと、搬送路を挟んでヒートローラと対向する位置に配置されたプレスローラからなる定着ユニットを交換可能に備えている。すなわちこの定着ユニットは、プリンタの各種パーツを保持したハウジングから着脱自在に備えられている。
定着ユニットの着脱機構には様々な形態があり、例えば、ハウジング上面を開放させてプリンタ本体上方から当該定着ユニットを持ち上げるように取り出す形態や、定着ユニットを載置した基台をハウジング側面方向にスライドさせて引き出す機構(以下、定着ユニットスライド機構と略記)を用いて当該定着ユニットを取り出す形態などがある。後者の形態によると、定着ユニットをハウジング内部から外部へ移動させてから取り出している。従って、ハウジング内部から定着ユニットを持ち上げるように取り出している前者に比べて作業者に掛かる負担が軽い。
定着ユニットスライド機構を用いた形態では、ハウジング内部から外部への定着ユニットのスライドを解除・ロックする機構(以下、取り出し解除機構と略記)と、ハウジング外部から内部への定着ユニットのスライドを解除・ロックする機構(以下、収納ロック機構と略記)とが備えられている。取り出し解除機構は、作業者の所望するとき(例えば定着ユニットを交換したいとき)のみ、当該定着ユニットをハウジング外部へスライド可能にさせる為の機構である。また、収納ロック機構は、定着ユニット交換時に、作業者の意図に反して当該定着ユニットがスライドしてハウジング内部に収納されてしまうことを防止する為の機構である。
しかしながら上述の特許文献1に記載された如きプリンタでは、取り出し解除機構と収納ロック機構とが別々の機構として備えられている。従って、部品点数が多くなり、構造が複雑になっていた。また、これらは独立した別々の機構であった為、作業者は、それぞれ異なった操作機構を扱って、取り出し解除の操作或いは収納ロックの操作を行わなければならなかった。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、部品点数を削減して構成を簡略化させることができ、また、単一の操作機構により取り出し解除の操作或いは収納ロックの操作を行うことができる定着ユニットスライド機構、及び該機構を備えたプリンタを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る定着ユニットスライド機構は、用紙に転写された像を定着させる定着ユニットを着脱自在に支持したスライド基台を、ハウジングに対してスライドさせるものであって、該ハウジング内部に位置した該スライド基台の、該ハウジング外部へのスライドを係止することができる第1の係止手段と、該ハウジング外部に位置した該スライド基台の、該ハウジング内部へのスライドを係止することができる第2の係止手段とを備えたものであり、該第1の係止手段と該第2の係止手段とを一体に形成する。
また、上記定着ユニットスライド機構は、第1の係止手段及び第2の係止手段を操作する操作手段を、該第1の係止手段及び該第2の係止手段と相対的に固定した状態で配置したものであってもよい。
また、上記定着ユニットスライド機構は、スライド基台がハウジング内部から外部へとスライドするように、該スライド基台に付勢を掛けた第1の付勢手段をさらに備えたものであってもよい。
また、上記定着ユニットスライド機構において、第1の係止手段はスライド基台を係止するレバー部材を含んだものであってもよい。この場合、該レバー部材による係止を開放すると、該スライド基台は、ハウジング外部にスライド可能になる。
また、上記定着ユニットスライド機構は、スライド基台がハウジング外部にスライドされた状態において、第2の係止手段に、該スライド基台の該ハウジング内部へのスライドを係止させる為、該スライド基台に当接するよう付勢を掛けた第2の付勢手段をさらに備えたものであってもよい。
また、上記の課題を解決する本発明の一態様に係るプリンタは、ハウジングと、該ハウジングに対してその内部から外部へとスライドできるよう支持されたスライド基台と、該スライド基台に着脱自在に支持された定着ユニットであって、用紙に転写された像を定着させる定着ユニットと、該ハウジング内部に位置した該スライド基台の、該ハウジング外部へのスライドを係止することができる第1の係止手段と、該ハウジング外部に位置した該スライド基台の、該ハウジング内部へのスライドを係止することができる第2の係止手段と、を備えたものであり、該第1の係止手段と該第2の係止手段とを一体に形成する。
本発明の定着ユニットスライド機構及び該機構を備えたプリンタによると、定着ユニットを載置した基台の外部へのスライドを解除させる機構と、該基台の内部へのスライドをロックする機構とを一体に形成したことにより、部品点数を削減させて構造を簡略化させている。また、これらの機構と相対的に固定された操作部材を備えることにより、作業者は、単一の操作部材によって取り出し解除操作と収納ロック操作とを行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構を採用した連続紙用プリンタについて説明する。
図1は、本実施形態の連続紙用プリンタ10の構成を示した側断面図である。連続紙用プリンタ10は、所謂レーザビームプリント装置であり、コンピュータ等の外部機器から入力される文字または画像情報を、レーザビームを利用した電子写真法によって連続記録紙であるファンホールド紙Pにプリントして出力する装置である。
本実施形態の連続紙用プリンタ10で用いられるファンホールド紙Pは、両側に所定ピッチ(例えば、本実施形態においては1/2inch)で等間隔に送り穴(不図示)が形成され、ミシン目(不図示)が所定長さ毎に幅方向に渡って形成されている。プリントされる一頁は、互いに隣接するミシン目間により規定されている。なお、各ファンホールド紙Pにおいて規定される一頁分の長さは、1/2inch刻みで規定される基準長さを有する他に、1/6inch刻み、または1/8inch刻みで規定される特殊長さを有するものがある。連続紙用プリンタ10は、いずれのサイズのファンホールド紙Pも使用できるよう設定されている。
また、このファンホールド紙Pには、例えば、普通紙から構成されるファンホールド紙や、ラベル紙から構成されるファンホールド紙などがある。連続紙用プリンタ10は、いずれのタイプのファンホールド紙Pも使用できるよう設定されている。
連続紙用プリンタ10は、大別して、各種パーツを支持したハウジング12と、プリント情報に応じて変調されたレーザ光を出力するレーザスキャニングユニット(LSU)14と、レーザスキャニングユニット14から出力されて感光ドラム16上に形成された文字や画像情報に応じた潜像を、電子写真法によりトナーを用いて現像するプロセスユニット18と、プロセスユニット18で現像されたトナー像を転写位置においてファンホールド紙P上に転写する転写部44と、ファンホールド紙Pを搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送されるファンホールド紙P上に転写されたトナー像を定着させる定着ユニット22と、プリント制御動作や搬送制御動作等を司る制御ユニット24aと、各種機構を駆動させる駆動ユニット24bから構成されている。
連続紙用プリンタ10の各種機構の駆動源である駆動ユニット24bは、各種機構を駆動させるアクチュエータを複数備えている。これらのアクチュエータは、全て制御ユニット24aに接続されており、この制御ユニット24aより駆動制御されている。駆動ユニット24bは、例えば、感光ドラム16や、トナークリーニング部36を構成するクリーニングローラ、現像部42を構成する現像ローラなどを回動させることができる。
ハウジング12の一端側の側面(図1中、右側面)には、ファンホールド紙Pが導入される搬入口26が形成されており、他端側の側面(図中、左側面)には、ファンホールド紙Pが排出される排出口28が形成されている。
レーザスキャニングユニット14は、ユニット化された状態で構成されており、内部にポリゴンミラー30を備えたレーザスキャニングユニットハウジング32を備えている。また、プロセスユニット18も、レーザスキャニングユニット14と同様に、ユニット化された状態で構成されている。プロセスユニット18は、ハウジング12内に着脱自在に配設されたプロセスユニットハウジング34を備えている。
プロセスユニットハウジング34内には、感光ドラム16が回転自在に軸支されている。感光ドラム16の周囲には、感光ドラム16の感光面に付着した未転写トナーを除去する為のトナークリーニング部36と、感光ドラム16の感光面を全面的に一様に除電する為の除電部38と、除電部38で除電された感光ドラム16の感光面を一様に帯電させる帯電部40と、レーザスキャニングユニット14で走査された変調レーザビームにより感光ドラム16の感光面上に形成された潜像をトナーにより現像する現像部42と、現像されたトナー像をファンホールド紙P上に転写する転写部44とが配置されている。なお、これらの構成要素は、感光ドラム16の回転方向(図中時計方向)に、上述の記載順序で配置されている。また、転写部44は、感光ドラム16の軸方向の全長に渡り延出したコロナ帯電器46を備えている。コロナ帯電器46は、感光ドラム16に対して平行且つ退避可能に配置されている。プロセスユニットハウジング34を取り外すことにより、上述した搬送機構におけるファンホールド紙Pの搬送路68は、略全面的に開放される。
また、搬送機構は、搬入口26から排出口28に至る搬送路68に沿って配置されている。この搬送路68沿いには、搬送機構を構成する搬送手段であって、ファンホールド紙Pを搬送させる為の複数の搬送手段が配置されている。これら複数の搬送手段を搬入口26側から順に説明していく。なお、本明細書中において、搬送路68の搬入口26側を上流と表現し、排出口28側を下流と表現する。
ファンホールド紙Pの搬送方向(すなわち図1中上流から下流に向かって進行する方向)に沿って、先ず、搬入口26近傍に、ファンホールド紙Pを下流側或いは上流側に搬送するトラクタユニット100が配置されている。このトラクタユニット100は、搬入口26近傍に配置されている為、主にファンホールド紙Pをハウジング12内部に搬入させる機能を果たす。
トラクタユニット100は、トラクタベルトを回動させることによりファンホールド紙Pを搬送するものであり、トラクタベルトを駆動させる為のモータ102と、モータ102によって回動されることによりトラクタベルトを駆動させるホイール104と、トラクタベルト上に所定のピッチで配置された複数の突起106と、エンプティーセンサ108と、エンプティーセンサ108より下流側に配置された搬入側トップセンサ110から構成されている。複数の突起106はファンホールド紙Pの送り穴と同一ピッチで配置されている。ファンホールド紙Pは、その送り穴が複数の突起106に挿通されることによってトラクタベルトに支持され、その駆動に応じて下流側或いは上流側に搬送される。
エンプティーセンサ108及び搬入側トップセンサ110は、自身が配置されている位置にファンホールド紙Pがあるか否かを判定する機能を果たすセンサである。これらのエンプティーセンサ108及び搬入側トップセンサ110は、搬送されるファンホールド紙Pを阻むよう搬送路68中に起立した起立位置と、搬送路68から退避した退避位置との間で回動自在に支持されたレバー部材を備えている。
エンプティーセンサ108のレバー部材は、トラクタユニット100に支持されており、矢印A方向に回動自在である。また、搬入側トップセンサ110のレバー部材は、トラクタユニット100に支持されており、矢印B方向に回動自在である。これらのレバー部材は起立位置になるよう付勢を掛けられている。その為、エンプティーセンサ108または搬入側トップセンサ110上にファンホールド紙Pがない場合には、これらのレバー部材は起立位置に保たれる。また、エンプティーセンサ108または搬入側トップセンサ110上にファンホールド紙Pがある場合には、これらのレバー部材は、ファンホールド紙Pに押圧されて退避位置に移動される。
レバー部材が起立位置にあるとき、エンプティーセンサ108または搬入側トップセンサ110は、自身が配置されている位置にファンホールド紙Pがないことを示すオフ信号を制御ユニット24aに送信する。また、レバー部材が退避位置にあるとき、エンプティーセンサ108または搬入側トップセンサ110は、自身が配置されている位置にファンホールド紙Pがあることを示すオン信号を制御ユニット24aに送信する。これにより制御ユニット24aは、エンプティーセンサ108または搬入側トップセンサ110上におけるファンホールド紙Pの有無を検知することができる。
ここでは、エンプティーセンサ108は、主に連続紙用プリンタ10に対する紙切れ(すなわちファンホールド紙Pの後端)を検知する為に機能する。また、搬入側トップセンサ110は、主に連続紙用プリンタ10に対する新たな給紙(すなわちファンホールド紙Pの先端)を検知する為に機能する。
トラクタユニット100の下流側には、搬送補助ユニットが隣接して配置されている。この搬送補助ユニットは、ファンホールド紙Pのテンションを一定に保持することにより発生し得るファンホールド紙Pの副走査方向の書き出し位置のずれを防止する為に備えられたものであり、従動ローラ122と、駆動ローラ124と、ソレノイド126と、ソレノイドアーム128から構成されている。
従動ローラ122は、その回転軸が固定された状態であって、搬送路68中にあるファンホールド紙Pと接するように配置されており、ファンホールド紙Pの搬送(別の言い方をすると駆動ローラ124の回動)に応じて従動されるものである。この従動ローラ122は、例えばプラスチックなどの比較的低い摩擦係数を有した材料によって形成されている。
駆動ローラ124は、搬送路68(またはファンホールド紙P)を挟んで従動ローラ122と対向する位置に配置されており、駆動ユニット24bにより駆動され、主にファンホールド紙Pを下流側へ搬送させるよう回動する。この駆動ローラ124は、ファンホールド紙Pに対する適度な搬送力を生み出す為に、例えばゴムなどの比較的高い摩擦係数を有した材料(従動ローラ122の摩擦係数と比較すると遙かに高い材料)によって形成されている。また、この駆動ローラ124は、次に示す機構により、従動ローラ122と転接される転接位置と、従動ローラ122から離反される離反位置との間であって、矢印C方向に移動自在に支持されている。
ソレノイド126及びソレノイドアーム128は、駆動ローラ124を矢印C方向に移動させる為の機構である。ソレノイド126は、制御ユニット24aから送信される信号に応じて矢印D方向にスライドし、そのスライドされた位置に応じてソレノイドアーム128を押圧する。このソレノイドアーム128は、弾性部材から形成されており、駆動ローラ124に連結保持されている。
ソレノイド126が矢印D方向の下流側(図1中左側)にスライドされたとき、ソレノイドアーム128は、比較的強い力で押圧されて弾性変形し、駆動ローラ124に対して従動ローラ122を押圧させるような付勢力を与える。これにより従動ローラ122と駆動ローラ124とが転接された状態(すなわち駆動ローラ124が転接位置に移動された状態)となり、これらの間に挟まれたファンホールド紙Pは、両ローラの回動により搬送される。
また、ソレノイド126が矢印D方向の上流側(図1中右側)にスライドされたとき、ソレノイドアーム128は比較的弱い力で押圧される為、駆動ローラ124に対して殆ど付勢力を与えない。この為、駆動ローラ124は、図示しないスプリングなどにより付勢力により従動ローラ122から離間される。このときファンホールド紙Pと接しているローラは自力で回動することのできない従動ローラ122のみである為、ファンホールド紙Pは、搬送補助ユニットによって搬送されることはない。
上述の搬送補助ユニットの下流側には、感光ドラム16と転写部44とが搬送路68を挟むよう対向して配置されている。ここでファンホールド紙Pには画像情報が形成されたトナー像が転写される。
感光ドラム16及び転写部44のさらに下流側には、ファンホールド紙Pに所定のテンションを与える機能を果たすテンション付与機構が配置されている。このテンション付与機構は、駆動ユニット24bにより回転されるカム132と、カム132と接触して押し上げられる(または押し下げられる)カムフォロア134と、カムフォロア134に支持された、ファンホールド紙Pに所定のテンションを付与する為のテンションプレート136と、ファンホールド紙Pに所定のテンションを付与する為にテンションプレート136の位置を監視するフォトインタラプタ138から構成されている。
カム132は、楕円形状を有しており、駆動ユニット24bにより駆動され、偏芯した位置を中心に偏芯運動する。カムフォロア134は、図示しないスプリングによってその一部がカム132の外周部に押し当てられるよう付勢されている。カム132が偏芯運動を行いながらカムフォロア134と接触し続けると、この偏芯運動は、カムフォロア134によって往復運動に変換される。すなわちカム132の作用によりカムフォロア134は所定の往復運動をすることができる。
テンションプレート136は、ファンホールド紙Pの幅方向略全域に掛かる程度の長さを有した板状の部材であり、ファンホールド紙Pに対して上下動(図1中矢印E方向)することによりファンホールド紙Pの幅方向略全域を押圧して当該ファンホールド紙Pに所定のテンションを付与させる為のものである。このテンションプレート136は、カムフォロア134に固定されている為、カムフォロア134と一体となって動作する。より具体的には、テンションプレート136は、矢印E方向に動作することによって、ファンホールド紙Pをトナー像が転写された面の裏面側から押圧したり、ファンホールド紙Pから離反したりする。
テンションプレート136がハウジング12上方(すなわち図1中上側)に移動すればするほど、テンションプレート136が付与するファンホールド紙Pのテンションは増加し、テンションプレート136がハウジング12下方(すなわち図1中下側)に移動すればするほど、テンションプレート136が付与するファンホールド紙Pのテンションは減少する。また、テンションプレート136がある地点より下方に移動するとファンホールド紙Pから離反し、ファンホールド紙Pに対するテンションプレート136のテンションの付与はなくなる。テンションプレート136がファンホールド紙Pから離反しているときは、主にファンホールド紙Pがテンションプレート136上に搬送されていないときである。
テンションプレート136は、カム132、カムフォロア134、及びスプリングの作用により所定の押圧力でファンホールド紙Pを押圧する。従って、ファンホールド紙Pのテンションが増加すると、テンションプレート136は、ハウジング12下方に押し下げられる。また、ファンホールド紙Pのテンションが減少すると、テンションプレート136は、ハウジング12上方に押し上げられる。制御部24aは、このようなテンションプレート136の動きを検知することによりファンホールド紙Pのテンションを知ることができる。
ここで、フォトインタラプタ138は、周知の透過型のフォトインタラプタであって、テンションプレート136の位置を検出する為のものであり、その検出結果を制御部24aに出力する。すなわち制御部24aは、フォトインタラプタ138から出力された検出結果を検知することによりテンションプレート136の動きを知ることができる。これにより制御部24aは、ファンホールド紙Pに現在掛かっているテンションを検知することができる。
制御部24aは、検知されたテンションに基づいてトラクタユニット100と後述する排紙ローラ対510との搬送速度の差を適宜調整する。例えば、検知されたテンションが所定の値を上回ったとき、排紙ローラ対510による搬送速度がトラクタユニット100による搬送速度より速く、ファンホールド紙Pが排紙ローラ対510側に引っ張られていることを意味する。この為、制御部24aは、排紙ローラ対510による搬送速度を低下させ、ファンホールド紙Pのテンショを下げる。また、検知されたテンションが所定の値を下回ったとき、排紙ローラ対510による搬送速度がトラクタユニット100による搬送速度より遅く、両搬送手段の間のファンホールド紙Pが弛んできていることを意味する。この為、制御部24aは、排紙ローラ対510による搬送速度を増加させ、ファンホールド紙Pのテンショを上げる。
上述のテンション付与機構の下流側には、定着ユニット22が配置されている。定着ユニット22は、内設されたハロゲンランプ等の熱源によって加熱されるヒートローラ22aと、搬送路68を挟んでヒートローラ22aと対向する位置に配置されたプレスローラ22bから構成されている。プレスローラ22bは、図示しない付勢手段によりヒートローラ22aに圧接されている。これらのローラ22a及び22bの間にファンホールド紙Pを挟んで加熱及び加圧すると、当該ファンホールド紙Pには、転写部44で転写されたトナーが定着される。なお、ヒートローラ22aは、駆動ユニット24bにより時計方向に回動される。また、プレスローラ22bは、ファンホールド紙Pの搬送(別の言い方をすると、ヒートローラ22aの回動)に応じて従動され、且つヒートローラ22aに対して所定の圧力を加える機能を有している。なお、このプレスローラ22bは、ヒートローラ22aに対して上下方向に接離自在に構成されている。また、定着ユニット22は、後述する本発明の特徴部分である定着ユニットスライド機構に、ハウジング12内部から外部にスライドできるよう載置されている。
上述の定着ユニット22下流側には、排出側トップセンサ130が配置されている。排出側トップセンサ130は、自身が配置されている位置にファンホールド紙Pがあるか否かを判定する機能を果たすセンサである。この排出側トップセンサ130は、搬送されるファンホールド紙Pを阻むよう搬送路68中に起立した起立位置と、搬送路68から退避した退避位置との間で回動自在に支持されたレバー部材を備えている。
排出側トップセンサ130のレバー部材は、矢印F方向に回動自在であり、起立位置になるよう付勢を掛けられている。その為、排出側トップセンサ130上にファンホールド紙Pがない場合には、これらのレバー部材は起立位置に保たれる。また、排出側トップセンサ130上にファンホールド紙Pがある場合には、このレバー部材は、ファンホールド紙Pに押圧されて退避位置に移動される。
レバー部材が起立位置にあるとき、排出側トップセンサ130は、自身が配置されている位置にファンホールド紙Pがないことを示すオフ信号を制御ユニット24aに送信する。また、レバー部材が退避位置にあるとき、排出側トップセンサ130は、自身が配置されている位置にファンホールド紙Pがあることを示すオン信号を制御ユニット24aに送信する。これにより制御ユニット24aは、排出側トップセンサ130上におけるファンホールド紙Pの有無を検知することができる。
ここでは、排出側トップセンサ130は、主に連続紙用プリンタ10に対する新たな給紙(すなわちファンホールド紙Pの先端)を検知する為に機能する。
上述の排出側トップセンサ130下流側には、排紙ローラ対510が隣接して配置されている。この排紙ローラ対510は、ファンホールド紙Pを排出口28から排出させる為の搬送手段であり、その回転軸が固定支持された排紙従動ローラ510aと、搬送路68を挟んで排紙従動ローラ510aと対向する位置に配置された排紙駆動ローラ510bから構成されている。
排紙従動ローラ510aは、搬送路68中にあるファンホールド紙Pと接するように配置されており、ファンホールド紙Pの搬送(別の言い方をすると排紙駆動ローラ510bの回動)に応じて従動されるものである。この排紙従動ローラ510aは、例えばプラスチックなどの比較的低い摩擦係数を有した材料によって形成されている。
排紙駆動ローラ510bは、駆動ユニット24bにより駆動され、主にファンホールド紙Pを下流側へ搬送させるよう回動する。この排紙駆動ローラ510bは、ファンホールド紙Pに対する適度な搬送力を生み出す為に、例えばゴムなどの比較的高い摩擦係数を有した材料(排紙従動ローラ510aの摩擦係数と比較すると遙かに高い材料)によって形成されている。また、この排紙駆動ローラ510bは、排紙従動ローラ510aと転接される転接位置と、排紙従動ローラ510aから離反される離反位置との間で移動自在に支持されている。なお、排紙ローラ対510は、定着ユニット22と同様に、ハウジング12内部から外部にスライドできるよう定着ユニットスライド機構に載置されている。
次に、本発明の実施形態の特徴部分である定着ユニットスライド機構について説明する。本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構は、ハウジング12内部から外部への定着ユニット22のスライドを解除・ロックする取り出し解除機構と、ハウジング12外部から内部への定着ユニット22のスライドを解除・ロックする収納ロック機構とを相対的に固定した状態(より具体的には一体形成)で備えている。これにより従来機構に比べて部品点数を削減することができ、その構造の簡略化を達成している。また、従来別々の操作部材を用いて行われていた、ハウジング内部から外部への定着ユニットのスライドを解除・ロックする操作(以下、取り出し解除操作と略記)と、ハウジング外部から内部への定着ユニットのスライドを解除・ロックする操作(以下、収納ロック操作と略記)とを、単一の操作部材で操作することができる。
図2は、説明の便宜上、ハウジング12の一部を取り外してその内部を露出して示した外観斜視図である。また、図3は、本発明の実施形態の特徴部分である定着ユニットスライド機構周辺を拡大して示した拡大斜視図である。また、図4は、本実施形態の定着ユニットスライド機構に備えられた、取り出し解除機構及び収納ロック機構を一体に備えた構成のみを抽出して示した図である。また、図5は、連続紙用プリンタ10を排出口28側から観察したときの断面図であって、本発明の実施形態の特徴部分である定着ユニットスライド機構の断面を示した図である。また、図6及び図7は、連続紙用プリンタ10を搬送方向に沿った方向から観察したときの断面図であって、本発明の実施形態の特徴部分である定着ユニットスライド機構の断面を示した図である。なお、図6は、定着ユニット22がハウジング12内部に収納されている状態を示した断面図であり、図7は、定着ユニット22がハウジング12外部へ引き出された状態を示した断面図である。以下に、図2〜図7を参照して、本実施形態の定着ユニットスライド機構について説明する。
排出口28を含んだハウジング12の前面(図1の左側の面)は、図示しない開放機構によりハウジング12に回動自在に支持されている。定着ユニット22の交換作業を実施するときにはこのハウジング12の前面を開放状態にする。このように前面を開放すると、排紙ローラ対510及び定着ユニット22は、当該前面方向に関して、図2の如く露出され、当該前面方向(すなわち図2の矢印G方向)にスライド可能な状態となる。
定着ユニット22及び排紙ローラ対510は、ハウジング210に載置されるよう支持されている。このハウジング210は、その両側面部に設けられたスライドレール204により、ハウジング12の一部であるハウジング12aに対してスライドできるよう支持されている。
図5に示すようにスライドレール204は、周知のスライド機構を有したものであり、アウターメンバー204aと、インナーメンバー204bと、ボールベアリング204cから構成されている。アウターメンバー204aは、搬送方向に伸長するよう形成されており、ハウジング12aに固定されている。また、インナーメンバー204bは、アウターメンバー204aと同様に搬送方向に伸長するよう形成されており、ハウジング210に固定されている。アウターメンバー204aとインナーメンバー204bは、図5の如く嵌め込まれており、互いがなす空間にボールベアリング204cを挟み込むように配置している。上述の空間はアウターメンバー204a及びインナーメンバー204bと同様に搬送方向に伸長するよう存在しており、ボールベアリング204cは、この伸長した空間に一列に整列するよう配置されている。インナーメンバー204bは、この列を成したボールベアリング204c上を滑ることにより、アウターメンバー204aに対してスライドすることができる。すなわちハウジング210に支持された定着ユニット22及び排紙ローラ対510は、このスライドレール204の作用により、ハウジング12aに対してスライドすることができる。
作業者は、一の操作部材、具体的には取手202を操作することにより、取り出し解除操作及び収納ロック操作を行うことができる。この取手202は、図4に示すように、ハウジング12内をファンホールド紙Pの幅方向に挿通するよう配置された支軸222の一端に取り付けられている。
支軸222の両端部近傍には、本実施形態の特徴部分であるスライド解除・ロック部材220が固定されている。また、スライド解除・ロック部材220よりさらに両端部側には、軸受224及び止め輪226が固定されている。
図5に示したように、支軸222は、ハウジング12aに形成された溝部(不図示)に軸受224が載置され、この軸受224が溝部とハウジング12上方から図示しない部材とにより挟持されることによって、ハウジング12aに回動自在に支持されている。なお、このとき止め輪226は、支軸222がファンホールド紙Pの幅方向に移動しないようにその動きを規制している。
スライド解除・ロック部材220は、順送型プレス加工で形成された一枚の板状の金属部材からなる。このスライド解除・ロック部材220には、取り出し解除機構として作用する係止レバー220aと、収納ロック機構として作用する収納ロック部220bと、スライド解除・ロック用スプリング228の一端を引っ掛けるフック220cと、スライド解除・ロック部材220そのものの動作範囲を規制する為の動作規制レバー220dとが形成されている。
支軸222が上述の如くハウジング12aに支持されると、スライド解除・ロック部材220は、ハウジング12aに矢印H方向に回動するよう支持される。ここで、上述したようにフック220cにはスライド解除・ロック用スプリング228(図6及び図7においてのみ図示)の一端が引っ掛けられている。
スライド解除・ロック用スプリング228は、その巻き中心が支軸222の主軸と一致するように配置されている。また、スライド解除・ロック用スプリング228のもう一端は、ハウジング12内に配置された壁部12bに当接されている。これによりスライド解除・ロック用スプリング228は、スライド解除・ロック部材220に、ハウジング12上方へ向かって矢印H方向に回動するよう付勢を掛けている。
ここで、ハウジング210の両側面の内壁には、ハウジング内部に向かって突出した係止ボス212が形成されている。スライド解除・ロック部材220をハウジング12上方へ向かって矢印H方向に回動させていくと、スライド解除・ロック部材220に形成された係止レバー220aは、図3や図6の如く係止ボス212と係合することができる。スライド解除・ロック部材220には上述した如き付勢が掛けられている為、係止レバー220aと係止ボス212は、その付勢力により係合される。
またこのとき、係止レバー220aは、係止ボス212の側面であって、矢印G方向の側面と当接している。この為、係止レバー220aは、係止ボス212に対する矢印G方向への動きを規制するよう作用する。ここで、スライド解除・ロック部材220はその回転軸がハウジング12aと相対的に固定されており、係止ボス212は定着ユニット22を支持したハウジング210と一体形成されている。この為、定着ユニット22は、係止レバー220aと係止ボス212との係合により、ハウジング12aに対して矢印G方向にスライドしないようその動きがロックされている。
支軸222の前面には、ハウジング210の一部であり、その長手方向に渡って支軸222を覆うように形成された壁部210aが配置されている。この壁部210aの両端部近傍には挿通穴210bが形成されており、これらの挿通穴210bには、巻軸232が挿通されている。また、壁部210aには、挿通穴210bと同軸に配置されたリングであって、その径が挿通穴210bより小さく且つ巻軸232より大きい圧縮用リング236が取り付けられている。
巻軸232は、その一端がハウジング12の一部である壁部12cに支持されている。これらの巻軸232には、ハウジング210に、矢印G方向への付勢を掛けたハウジング用スプリング234が巻き付けられている。ハウジング用スプリング234は、圧縮コイルバネであり、その一端が壁部12cに当接され、もう一端が圧縮用リング236に当接されている。このハウジング用スプリング234の自然長は、係止レバー220aと係止ボス212とが係合した状態における壁部12cと圧縮用リング236との距離より長い。従って係止レバー220aと係止ボス212とが係合しているとき、ハウジング用スプリング234は、圧縮されて配置されている。この為、ハウジング用スプリング234は、圧縮用リング236に相対的に固定されたハウジング210を、矢印G方向にスライドさせるよう付勢を掛けている。
以上のことから図3や図6の状態におけるハウジング210は、スライドレール204の作用により矢印G方向及びその逆方向に移動可能でありながら、係止レバー220aと係止ボス212との係合により矢印G方向への移動が禁止され、ハウジング用スプリング234の付勢力によりその逆方向への移動が禁止されている。すなわちハウジング210は、図3や図6の状態ではハウジング12内に固定されている。
ここで、係止レバー220aがハウジング12下方へ向かって矢印H方向に回動するように取手202を反時計方向に廻して操作すると、係止レバー220aと係止ボス212との係合が解除され、当該係合による矢印G方向への移動の禁止が解除される。この為、ハウジング210は、ハウジング用スプリング234の付勢力により矢印G方向にスライドされる。すなわち定着ユニット22及び排紙ローラ対510を支持したハウジング210がハウジング12内部から外部へとスライドされ、定着ユニット22及び排紙ローラ対510は、その底面以外の略全体がハウジング12外部に露出される。本実施形態において操作者は、取手202を反時計方向に廻すだけで定着ユニット22をハウジング12外部にスライドさせることができる。なお、上述の如き取手202を廻して操作すると、ある回転角度においてスライド解除・ロック部材220の動作規制レバー220dがハウジング12の一部である壁部12dと当接される。これにより、それ以上の取手202の回転を規定している。
ハウジング12外部にスライドさせた定着ユニット22を交換するとき、特に新しい定着ユニット22をハウジング210に取り付けるときに、ハウジング210に対するスライド方向(矢印G方向)の移動の規制がない場合、取り付け基台であるハウジング210はスライド方向に不安定である。その為、作業者の意図しないスライドによりハウジング210がハウジング12内部に収納されてしまうことが想定される。
そこで本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構には、従来と同様に、当該収納を禁止する収納ロック機能が備えられている。しかしながら本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構では、従来のスライド機構でなし得なかった、取り出し解除機構と収納ロック機能との構成部品の共通化を達成している。その為、部品点数の削減や、構造の簡略化、コストダウンなどの点で従来のスライド機構に比べて格段のメリットがある。
本発明の実施形態において、上述の収納をロックする作用は、スライド解除・ロック部材220に形成された収納ロック部220bがハウジング210に突き当たることによって成される。
上述の如く取手202を反時計方向に廻してハウジング210をスライドさせた後に取手202を離すと、この取手202を含めて一体に備えられた構成(すなわち図4に示した構成)は、スライド解除・ロック用スプリング228の付勢力によりハウジング12上方へ向かって矢印H方向に回動する。このときスライド解除・ロック部材220の動きを規制する係止ボス212は、ハウジング210に一体に形成されている為、ハウジング210と共にハウジング12外部に位置している。従ってスライド解除・ロック部材220は、その動きを規制されることなく、図6における位置よりもさらにハウジング12上方へ回動する。説明を加えると、スライド解除・ロック部材220は、その動作規制レバー220dがハウジング12の一部である壁部12dと当接するまでハウジング12上方へ向かって矢印H方向に回動し、スライド解除・ロック用スプリング228の付勢力により当該当接した位置で固定される(図7参照)。
図7に示すように、動作規制レバー220dと壁部12dとが当接したとき、収納ロック部220bは、矢印G方向から観察したときにその一部がハウジング210の一部と重なるよう位置する。従ってハウジング210を矢印G方向の逆方向にスライドさせると、ハウジング210は、ある位置に達したときに収納ロック部220bと当接する。この当接により、ハウジング210は、上記逆方向へのスライドを規制される。この為、ハウジング210は、作業者の意図しないスライドによってハウジング12内部に収納されてしまうことがない。
本実施形態の定着ユニットスライド機構によると、取手202を反時計方向に廻すことにより、ハウジング210がハウジング用スプリング234の付勢力によってハウジング12内部から外部へとスライドされ、定着ユニット22が外部に露出されて着脱容易な状態となる。そして取手202を離すと、収納ロック部220bは、スライド解除・ロック用スプリング228の付勢力によって回動し、ハウジング210のハウジング12内部へのスライドを阻むように位置する。
すなわち本実施形態では、取り出し解除機構として作用する係止レバー220aと、収納ロック機構として作用する収納ロック部220bとを一体に形成することにより、部品点数を削減させて構造を簡略化させている。また、これら係止レバー220a及び収納ロック部220bと相対的に固定された取手202を備えることにより、作業者は、単一の操作部材によって取り出し解除操作と収納ロック操作とを行うことができる。
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
本発明の実施形態の連続紙用プリンタの構成を示した側断面図である。 本発明の実施形態のハウジングの一部を取り外してその内部を露出して示した外観斜視図である。 本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構周辺を拡大して示した拡大斜視図である。 本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構に備えられた、取り出し解除機構及び収納ロック機構を一体に備えた構成のみを抽出して示した図である。 本発明の実施形態の連続紙用プリンタを排出口側から観察したときの断面図であって、定着ユニットスライド機構の断面を示した図である。 本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構の断面を示した図であり、定着ユニットがハウジング内部に収納されている状態を示した断面図である。 本発明の実施形態の定着ユニットスライド機構の断面を示した図であり、定着ユニットがハウジング外部へ引き出された状態を示した断面図である。
符号の説明
10 連続紙用プリンタ
12、210 ハウジング
22 定着ユニット
202 取手
204 スライドレール
212 係止ボス
220 スライド解除・ロック部材
220a 係止レバー
220b 収納ロック部

Claims (6)

  1. 用紙に転写された像を定着させる定着ユニットを着脱自在に支持したスライド基台を、ハウジングに対してスライドさせる定着ユニットスライド機構において、
    該ハウジング内部に位置した該スライド基台の、該ハウジング外部へのスライドを係止することができる第1の係止手段と、
    該ハウジング外部に位置した該スライド基台の、該ハウジング内部へのスライドを係止することができる第2の係止手段と、を備え、
    該第1の係止手段と該第2の係止手段とを一体に形成したこと、を特徴とする定着ユニットスライド機構。
  2. 前記第1の係止手段及び前記第2の係止手段を操作する操作手段を、該第1の係止手段及び該第2の係止手段と相対的に固定した状態で配置したこと、を特徴とする請求項1に記載の定着ユニットスライド機構。
  3. 前記スライド基台が前記ハウジング内部から外部へとスライドするように、該スライド基台に付勢を掛けた第1の付勢手段をさらに備えたこと、を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の定着ユニットスライド機構。
  4. 前記第1の係止手段は前記スライド基台を係止するレバー部材を含み、
    該レバー部材による係止を開放すると、該スライド基台は、前記ハウジング外部にスライド可能になること、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の定着ユニットスライド機構。
  5. 前記スライド基台が前記ハウジング外部にスライドされた状態において、前記第2の係止手段に、該スライド基台の該ハウジング内部へのスライドを係止させる為、該スライド基台に当接するよう付勢を掛けた第2の付勢手段をさらに備えたこと、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の定着ユニットスライド機構。
  6. ハウジングと、
    該ハウジングに対してその内部から外部へとスライドできるよう支持されたスライド基台と、
    該スライド基台に着脱自在に支持された定着ユニットであって、用紙に転写された像を定着させる定着ユニットと、
    該ハウジング内部に位置した該スライド基台の、該ハウジング外部へのスライドを係止することができる第1の係止手段と、
    該ハウジング外部に位置した該スライド基台の、該ハウジング内部へのスライドを係止することができる第2の係止手段と、を備えたプリンタであって、
    該第1の係止手段と該第2の係止手段とを一体に形成したこと、を特徴とするプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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