JP2005172337A - ガスバーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、より多くの空気を取込んでより高熱量の火炎を発生させることができ、且つ、とろ火のときもガスを充分に燃焼させて安定した火炎を発生させることが可能なガスバーナを提供する。
【解決手段】ガスバーナ10は、バーナヘッド12を含む。バーナヘッド12は、バーナヘッド本体14と、バーナヘッド本体14の軸方向の一方側に配設され、高さ方向および径方向を有する炎口16と、バーナヘッド本体14の軸方向の他方側に配設され、ガスバーナ10のバーナ本体28にバーナヘッド本体14を着脱自在に係止するための係止部18と、バーナヘッド本体14を貫通し、炎口16と外部とを連通させる通路22とを含み、通路22を介してバーナヘッド本体14の外部から外部空気を炎口16内に取込むようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本願発明は、ガスバーナに関し、特にたとえば、食材を煮たり焼いたりする調理用加熱器等の熱源として用いられるガスバーナに関する。
本願発明の背景となる従来技術には、複数の熱電対が、バーナの主炎口に形成される加熱炎の能力に応じた大小変化に適応する最適位置に配設されたこんろバーナがあった(例えば、特許文献1参照。)。このコンロバーナは、混合管5を有するバーナ主体6および内外の口金7,8からなるバーナボディ(バーナ本体)Aと、外周縁には等間隔で多数の突条9が放射状に配列され、中央にはバーナボディ(バーナ本体)Aの内側の口金7に挿入されて接続される支持筒10を備えたバーナキャップBとを含む。バーナボディ(バーナ本体)Aの内側の口金7上にバーナキャップBの支持筒10を載置することにより、バーナボディ(バーナ本体)AとバーナキャップBとの周縁接合部に多数のスリット状の主炎口3が等間隔に設けられるとともに、主炎口3とバーナ主体6に連通するループ状の混合室11が形成される。複数の熱電対TCは、加熱炎aの外炎内に挿入されるべく位置決めされる。
この従来技術では、加熱炎のたとえば強火、中火および弱火に適応して、強火時は強火用熱電対の感熱部が強火の加熱炎の外炎で加熱され、中火時は中火用熱電対の感熱部が中火の加熱炎の外炎で加熱され、弱火時は弱火用熱電対の感熱部が弱火の加熱炎の外炎で加熱される。そのため、強火から弱火までの絞り比が大きくても常時安定した熱起電力が維持される。
特許第3087194号公報(第2−3頁、図1、図2、図3)
しかしながら、この従来技術では、熱電対TCの陽極側を形成する複数の板状片1を一定の間隔をもって直列状に並べてプレス成型等により起立状に設け、バーナボディAに直接固定した陽極側の板状片1には、熱電対TCの陰極側を形成する複数の板状片2を先端部において、折曲げ被覆およびスポット溶接等の方法により密接固定して複数の熱電対TCとバーナとを一体化した構成となっているので、熱電対TC自体の構造が複雑な上、熱電対TCおよびバーナボディ(バーナ本体)Aの取付構造も複雑となる。
すなわち、この従来技術では、熱電対TCを構成するための部品点数が多く、製造に手間がかかり、製造コストも高いものとなっていた。
また、この従来技術では、燃料ガスおよび空気が混合管5および混合室11内を経由して混合され、主炎口3から出て燃えるときに更に火炎の周囲から拡散によって空気を取り入れて燃焼されるものであるが、燃料ガスと混合される空気の供給量もある程度限られるものとなり、さらに、バーナボディ(バーナ本体)AおよびバーナキャップBの構造上、二次空気の取り入れ口等も設けられていないため、この従来技術では、充分に空気を取込むことが望めなかった。つまり、この従来技術のバーナ構造では、より大きな熱量の火炎を発生させるための構造を有するものではなかった。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、簡単な構造で、より多くの空気を取込んでより高熱量の火炎を発生させることができ、且つ、とろ火のときもガスを充分に燃焼させて安定した火炎を発生させることが可能なガスバーナを提供することである。
請求項1にかかる本願発明は、炎口を形成するバーナヘッドを含み、バーナヘッドは、炎口と外部とを連通させる通路を有し、炎口から火炎が噴射されるときに、通路を介して外部から空気を炎口内に取込むように形成したことを特徴とする、ガスバーナである。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、バーナヘッドは、バーナヘッド本体と、バーナヘッド本体の軸方向の一方側に配設され、高さ方向および径方向を有する炎口と、バーナヘッド本体の軸方向の他方側に配設され、ガスバーナのバーナ本体にバーナヘッド本体を着脱自在に係止するための係止部と、バーナヘッド本体を貫通し、炎口と外部とを連通させる通路とを含み、通路を介してバーナヘッド本体の外部から外部空気を炎口内に取込むようにしたことを特徴とする、ガスバーナである。
請求項3にかかる本願発明は、請求項1または請求項2にかかる発明に従属する発明であって、バーナ本体からガスと空気との混合気が噴出される炎口入口の周縁部aで囲まれた面をA面とし、火炎が噴出される炎口出口の周縁部bで囲まれた面をB面とし、A面とB面とで挟まれた柱面をC面とし、A面、B面およびC面で囲まれた部分を略円錐台としたとき、円錐台の母線と円錐台の軸線とが交差する角度θが、10°≦θ≦40°の関係を満足することを特徴とする、ガスバーナである。
請求項4にかかる本願発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにかかる発明に従属する発明であって、通路は、バーナヘッド本体の軸線と平行に配設される連通孔を含むことを特徴とする、ガスバーナである。
請求項5にかかる本願発明は、請求項2〜請求項4のいずれかにかかる発明に従属する発明であって、バーナ本体の開口部を覆うようにして、炎口とバーナ本体との間に配設され、火炎の逆火を防止する網状の調整部材をさらに含むことを特徴とする、ガスバーナである。
請求項1にかかる本願発明のガスバーナでは、バーナヘッドにより形成された炎口から火炎が噴射されると、外部空気が通路を通って炎口内に取込まれる。炎口内には、火炎の噴射による運動エネルギーにより、火炎の外側に減圧部が生じる。つまり、火炎とバーナヘッドの内壁面との間の空間に減圧部が構成される。そのため、外部空気は、通路を介して減圧部に吸引され、炎口内に取込まれる。したがって、炎口内にはより多くの空気が取込まれることになるので、炎口からはより熱量の高い加熱炎を噴射することが可能となる。さらに、火炎がとろ火のときであっても、通路より外部空気が取込まれるため、完全燃焼させることが可能となる。
請求項2にかかる本願発明のガスバーナでは、バーナヘッド本体の軸方向の他方側に、高さ方向および径方向を有する炎口が形成される。また、バーナヘッド本体は、その軸方向の一方側に形成された係止部において、ガスバーナのバーナ本体に着脱自在に係止される。さらに、バーナヘッド本体には、炎口と外部とが連通される通路が配設される。この場合、炎口から火炎が噴射されると、請求項1にかかる発明と同様の作用により、通路を通ってバーナヘッド本体の外部から外部空気が炎口内に取込まれる。したがって、より熱量の高い加熱炎が得られ、とろ火のときも完全燃焼される。
請求項3にかかる本願発明のガスバーナでは、炎口入口の周縁部aで囲まれた面をA面とし、炎口出口の周縁部bで囲まれた面をB面とし、A面とB面とで挟まれた柱面をC面とし、A面、B面およびC面で囲まれた部分を略円錐台としてみたとき、円錐台の母線と円錐台の軸線との交差する角度θが、10°≦θ≦40°の関係を満足するように、バーナヘッド本体の炎口が形成される。この場合、炎口から噴射される火炎は、大凡、A面、B面およびC面で囲まれた部分に沿って噴射される。そして、火炎の一部は、炎口出口の周縁部bにかかる。このとき、炎口内には、噴射される火炎の外側に、つまり、C面と炎口の内周壁面との間に減圧ポケット部が構成される。そのため、多くの外部空気が通路を介して吸引され、炎口内に取込まれる。したがって、高熱量の加熱炎を発生させ、しかも、とろ火のときもガスを完全燃焼させて安定した加熱炎を発生させることが可能となる。また、減圧ポケット部の作用により、バーナヘッドの炎口から出る火炎が減圧ポケット部へ引っ張られるので、火炎はバーナヘッドの先端部で安定して燃焼する。
請求項4にかかる本願発明のガスバーナでは、通路が、バーナヘッド本体の軸線と平行に配設される連通孔を含む。この場合、バーナ本体から供給される混合気は、バーナヘッド本体の軸線方向と略同方向に移送されるため、連通孔からより効率的に外部空気を取込むことが可能となる。
請求項5にかかる本願発明のガスバーナでは、網状の調整部材が、バーナ本体の開口部を覆うようにして、炎口とバーナ本体との間に配設される。この調整部材は、火炎をとろ火にしたとき、バーナ本体から供給される混合気を分散させ、調整部材の表面上で混合気を燃焼させる機能を有する。そのため、とろ火のときの炎口における火炎の逆火を防止する。また、混合気が調整部材を通過することにより、調整部材が冷却される。
本願発明者の実験によれば、角度θが10°≦θ≦30°の関係を満足するとき、減圧ポケット部が大きくなり、より一層多くの外部空気が通路を介して吸引され、炎口内に取込まれることが確かめられた。さらに、角度θが25°の場合、通路を介した外部空気の取込み量が最も多いことが確かめられた。
本願発明によれば、簡単な構造で、より多くの空気を取込んでより高熱量の火炎を発生させることができ、且つ、とろ火のときもガスを充分に燃焼させて安定した火炎を発生させることが可能なガスバーナが得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1は、本願発明にかかるガスバーナの一例を示す一部切欠き断面図である。図2は、図1に示すガスバーナの要部を示す拡大断面図であって、図2(A)はその正面拡大断面図であり、図2(B)はその右側面拡大断面図である。
ガスバーナ10は、たとえば金属からなるバーナヘッド12を含む。バーナヘッド12は、バーナヘッド本体14を含む。バーナヘッド本体14には、その軸方向の一方側に、高さ方向および径方向を有する炎口16が配設される。炎口16は、バーナヘッド本体14の軸方向の一方端から軸方向の中間部にかけて略円筒状に形成される。バーナヘッド本体14の軸方向の中間部に位置する開口部(以下、炎口16の入口という。)の径は、バーナヘッド本体14の軸方向の一方端に位置する開口部(以下、炎口16の出口という。)の径よりも小さく形成される。
また、バーナヘッド本体14は、キャップ状の係止部18を有する。係止部18は、バーナヘッド本体14の軸方向の他方端から軸方向の中間部にかけて配設される。係止部18は、バーナヘッド本体14と一体的に形成される。係止部18は、バーナヘッド12をガスバーナ10のバーナ本体28に着脱自在に係止するためのものである。係止部18は、バーナヘッド本体14の軸方向の他方側に向いて開口する断面逆T字状の段差径部20を有する。このガスバーナ10では、バーナ本体28にバーナヘッド12を被せ置くだけで、バーナヘッド12の段差径部20とバーナ本体28の上端縁部とが係止される。
なお、バーナヘッド12とガスバーナ10のバーナ本体28との係止方法としては、バーナ本体28にバーナヘッド12を載置する方法以外に、たとえばねじ結合による接続方法が採用され得る。
さらに、バーナヘッド本体14には、炎口16とバーナヘッド12の外部とを連通させる通路として、たとえば複数の円形の連通孔22が配設される。複数の連通孔22は、炎口16の底面17の周方向に所定の間隔を隔てて配設される。複数の連通孔22の中心軸は、バーナヘッド本体14の軸線と平行に配設される。複数の連通孔22は、図1および図2で見て、バーナヘッド本体14の炎口16の底面17から係止部18の段差径部20の端面に達するように、バーナヘッド12を上下方向に貫通するものである。なお、このガスバーナ10では、バーナヘッド本体14の底面17の円周方向に所定の間隔を隔てて、たとえば12個の連通孔22が配設されている。
さらに、バーナヘッド本体14の軸方向の中間部には、炎口16の入口と段差径部20との間に、網状の調整部材24が配設される。調整部材24は、金網等で球冠状に形成される。調整部材24は、バーナ本体28から供給される混合気を分散させ、調整部材24の表面上で混合気を燃焼させる機能を有するものである。このバーナヘッド12では、炎口16の入口の下に溝径部26が配設され、この溝径部26の中に調整部材24の周縁端部が嵌め込まれることによって、調整部材24がバーナヘッド本体14に取付けられる。バーナヘッド12がガスバーナ10のバーナ本体28に取付けられた場合、調整部材24は、炎口16とバーナ本体28との間に配置され、バーナ本体28の一方端側の開口部を覆うようにして取付けられる。この場合、調整部材24の機能により、炎口16における火炎の逆火が防止される。
なお、調整部材24は、例えば、線径が0.6mmφ、開孔面積比が39.5%の16メッシュの金網で形成されている。
このガスバーナ10では、バーナ本体28からガスと空気との混合気が噴出される炎口16の入口の周縁部aで囲まれた面をA面とし、火炎が噴出される炎口16の出口の周縁部bで囲まれた面をB面とし、A面とB面とで挟まれた柱面をC面とし、A面、B面およびC面で囲まれた部分を略円錐台としたとき、円錐台の母線と円錐台の軸線とが交差する角度θが、10°≦θ≦40°の関係を満足するように、バーナヘッド12が形成されることを特徴とするものである。
この場合、図2(A),(B)において、A面、B面およびC面で囲まれた円錐台部分を円錐の要素としてみたとき、炎口16の入口の周縁部aで囲まれた面は、小端径を有する小端径面となり、該小端径面をA面とする。また、炎口16の出口の周縁部bで囲まれた面は、大端径を有する大端径面となり、該大端径面をB面とする。さらに、バーナヘッド本体14の軸線は、該円錐台の軸線、つまり、円錐の頂点Oを通る円錐の軸線と一致するものである。そして、A面およびB面間の長さは、円錐の長さと略一致するものである。さらに、該円錐台の母線と円錐台の軸線とが交差する角度θは、円錐母線角と一致し、円錐のテーパ角度の2分の1と等しいものとなる。このガスバーナ10では、特に、角度θが、10°≦θ≦30°の関係を満足することが好ましい。
一方、ガスバーナ10は、たとえば金属からなる断面略L字形の曲管で形成されるバーナ本体28を含む。バーナ本体28は、その下面に設置脚部30を有する。このガスバーナ10では、バーナ本体28がエルボ状管等を含む異形管により形成される。バーナ本体28は、その軸線方向の一方端部に上述したバーナヘッド12が載置・接続され、その軸線方向の他方端部に混合管32が接続される。この場合、バーナ本体28は、その軸線方向の一方側および他方側にフランジ部28aおよび28bが形成される。
一方のフランジ部28aは、段差部30aを有し、バーナ本体28のフランジ部28aの上に、上述したバーナヘッド12を載置したとき、バーナヘッド本体14の段差径部20が、フランジ部28aの段差部30aに係止される。
他方のフランジ部28bは、その内周面に雌ねじ部31を有する。また、混合管32は、たとえば金属で円筒状に形成され、バーナ本体28の軸方向の一方側の外周面に雄ねじ部33を有する。そして、該雌ねじ部31と雄ねじ部33とが螺合されることにより、バーナ本体12と混合管32とが接続される。
さらに、混合管32の軸方向の他端部には、レギュレータ34を介して、ガス状燃料(以下、ガスという。)を噴射させるためのノズル部材36が配設される。ノズル部材36は、ガスの供給量を調整するガス供給コック38と接続される。ガス供給コック38は、ゴムホース等のガス導入路(図示せず)を経由して、ガスを供給するためのガス供給手段(図示せず)に接続される。
レギュレータ34は、レギュレータ本体40を含む。レギュレータ本体40は、ラッパ状のスカート部42aと、環状の胴部42bと、スカート部42aおよび胴部42bを接続する二股状のスリーブ部42cとを有する。胴部42bの外周面には、胴部42bの軸方向に摺動自在にスライドダンパ44が配置される。また、レギュレータ本体40には、たとえば3枚の羽根が間隔を隔てて配設された奥羽根部46が皿小ねじ等により取着される。そして、奥羽根部46の外側から同様の3枚の羽根からなる中羽根部48が回動自在に配置される。さらに、レギュレータ本体40には、中羽根部48の外側から、蓋枠部50が回動自在に配設される。蓋枠部50は、その周方向に間隔を隔てて、たとえば3つの扇状の開口部52を有し、奥羽根部46と蓋枠部50との間で中羽根部48を挟持するものである。
このレギュレータ34では、蓋枠部50および中羽根部48をその周方向に回転させることによって、蓋枠部50の開口部52の開口度合いを調整できるため、開口部52からの一次空気の取り入れ量を適宜調整することができる。さらに、スライドダンパ44を胴部42bの軸方向にスライドさせることによって、スリーブ部42cの開放部54から二次空気の取り込み量を適宜調整することもできる。
次に、本願発明にかかる本実施例のガスバーナ10の作動状態および作用・効果について、図1,図2(A),(B)等を参照しながら説明する。このガスバーナ10では、ノズル部材36から噴射されるガスの流れ方向で見て、ノズル部材36側を上流側とし、バーナヘッド12側を下流側として、以下、適宜説明していく。
先ず、ガス供給手段(図示せず)から供給されるガスがゴムホース等のガス導入路(図示せず)を経由して、ガス供給コック38に移送される。そして、ガス供給コック38でガスの供給量が調整され、ノズル部材36に導入される。さらに、ノズル部材36に導入されたガスは、ノズル孔36aから下流側へと噴射される。
ノズル孔36aから噴出されたガスは、レギュレータ34から取り入れた一次空気および二次空気と共に混合管32に送り込まれる。この場合、ノズル孔36aからガスが噴射されるときの運動エネルギーによって、レギュレータ34から一次空気および二次空気が吸引される。
そして、レギュレータ34から吸引された空気(一次空気および二次空気)は、混合管32内でガスと混合され、その混合気が下流側のバーナ本体28へと送り込まれる。バーナ本体28に送り込まれた混合気は、バーナ本体28の軸線方向の一方端部の開口部を通り、炎口16の入口および調整部材24を経由して、炎口16の出口から噴出される。この場合、炎口16の出口から噴出される混合気に点火(着火)すれば、バーナヘッド12の炎口16の出口から火炎が噴出される。
このガスバーナ10では、ガスの直進性により、混合気がバーナヘッド本体14内を上方に直進するので、上方に直進して吹き上げる力(運動エネルギー)によって減圧ポケット部Rが減圧される。減圧ポケット部Rの減圧によって、混合管32の上流側、つまり、レギュレータ34からより多くの空気(一次空気および二次空気)を吸引することができると共に、バーナ本体28の開口部28cから炎口16の入口へと噴出される混合気の流速も増大する。したがって、このカズバーナ10では、ノズル部材36から噴射されるガスにより多くの空気を供給することが可能となり、バーナヘッド12から噴射される火炎により、高カロリーの熱量が得られる。
さらに、それに加えて、このカズバーナ10では、バーナヘッド12により形成された炎口16から火炎が噴射されると、外部空気が連通孔22を通って炎口16内に取込まれる。炎口16内には、火炎の噴射による運動エネルギーにより、火炎の外側に減圧ポケット部Rが生じる。減圧ポケット部Rは、火炎とバーナヘッド12のバーナヘッド本体14の内周壁面14aとの間の空間に設けられる。すなわち、炎口16から噴射される火炎は、特に、図2(A)に示すように、大凡、A面、B面およびC面で囲まれた部分に沿って噴射される。火炎の一部は、炎口16の出口の周縁部bにかかり、炎口16内には、噴射される火炎の外側に、この場合、C面とバーナヘッド本体14の内周壁面14aとの間に、減圧ポケット部Rが構成される。そのため、多くの外部空気が連通孔22を介して吸引され、炎口16内に取込まれる。つまり、火炎は、減圧ポケット部Rに引っ張られながら、連通孔22から外部空気を吸引して安定して燃焼する。
したがって、このカズバーナ10では、高熱量の加熱炎を発生させ、しかも、とろ火のときも青火のままでガスを完全燃焼させて安定した加熱炎を発生させることが可能となる。言いかえると、バーナヘッド12の炎口16出口から赤火が出ることを防止して、すすの発生を減少させることができる。そのため、赤火のすすによる例えば鍋底等が黒くなることが防止される。さらに、減圧ポケット部Rの作用により、バーナヘッド12の炎口16から出る火炎が減圧ポケット部Rへ引っ張られるので、火炎をバーナヘッド12の先端部で安定して燃焼させることができる。
なお、このガスバーナ10では、バーナヘッド本体14が円筒状に形成されるため、たとえば図2に示すように、バーナヘッド本体14の内周壁面14aが垂直面となり、減圧ポケット部Rは、断面略直角三角形状に構成されている。
このガスバーナ10では、本願発明者の実験によれば、特に、図2(A)で示した角度θが10°≦θ≦30°の関係を満足するとき、減圧ポケット部Rが多くなり、より一層多くの外部空気が連通孔22を介して吸引され、炎口16内に取込まれることが確かめられた。さらに、角度θが15°の場合、連通孔22を介した外部空気の取込み量が最も多いことが確かめられた。
また、このガスバーナ10では、連通孔22が、バーナヘッド本体14の軸線14bと平行に配設される。この場合、バーナ本体28から供給される混合気は、バーナヘッド本体14の軸線方向と略同方向に移送されるため、連通孔22からより効率的に外部空気を取込むことが可能となる。
さらに、このガスバーナ10では、たとえば図1に示すように、網状の調整部材24が、バーナ本体28の開口部28cを覆うようにして、炎口16とバーナ本体28との間に配設されるため、火炎をとろ火にしたとき、調整部材24の機能により、バーナ本体28から供給される混合気を分散させ、調整部材24の表面上で混合気を燃焼させることができる。そのため、とろ火のときの炎口16における火炎の逆火を防止する。
また、混合気が調整部材24を通過することにより、調整部材24が冷却される。このガスバーナ10では、減圧ポケット部Rの減圧によって、レギュレータ34からより多くの空気を吸引することができると共に、バーナ本体28の開口部28cから炎口16の入口へと噴出される混合気の流速も増大するので、流速の増大した混合気が調整部材24を通過していくとき、混合気により調整部材24が冷却される。そのため、このガスバーナ10では、調整部材24自体が加熱されることを防止することができる。したがって、調整部材24の劣化も防止され、寿命も長持ちする。
さらに、このカズバーナ10では、流速の増大した混合気が調整部材24を通過していくとき、減圧ポケット部Rが減圧されるため、バーナヘッド12の炎口16から噴射される火炎の内炎と外炎が上方に吹き飛ぶのを下方に引っ張って、バーナヘッド12の炎口16の出口の先端部で火炎を安定して燃焼させることができる。この場合、火炎は、バーナヘッド12の先端よりたとえば0mm〜5mm程度の位置で安定して燃焼する。
図3は、図1に示すガスバーナに用いられるバーナヘッドの他の例を示す図であって、図3(A)はその平面図であり、図3(B)は図3(A)の線III(B)−III(B)における断面図である。図3に示すバーナヘッド12は、たとえば図2に示すガスバーナ10に用いられるバーナヘッド12と比べて、特に、バーナヘッド本体14の内周壁面がたとえば曲率の小さな曲面に設定されている点、連通孔22の直径が大きく設定されている点、連通孔22の長さが長く設定されている点で相違する。このバーナヘッド12では、図3において、A面、B面およびC面で囲まれた円錐台部分を円錐の要素としてみたとき、円錐台の母線と円錐台の軸線とが交差する角度θが、たとえば略30°に設定されている。この場合、減圧ポケット部Rは、曲率半径の大きな断面弓形状に構成される。
図4は、本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図4(A)はその平面図であり、図4(B)は図4(A)の線IV(B)−IV(B)における断面図である。図4に示すバーナヘッド12は、たとえば図3に示すガスバーナ10に用いられるバーナヘッド12と比べて、特に、バーナヘッド本体14の内周壁面の曲面の曲率が大きく設定されている点、連通孔22の長さ短く設定されている点、角度θが略20°に設定されている点、炎口16の出口の直径が小さく設定されている点で相違する。この場合、減圧ポケット部Rは、図3に示すそれと比べて、曲率半径の小さな断面弓形状に構成される。
図5は、本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図5(A)はその平面図であり、図5(B)は図5(A)の線V(B)−V(B)における断面図である。図5に示すバーナヘッド12は、たとえば図4に示すガスバーナ10に用いられるバーナヘッド12と比べて、特に、バーナヘッド本体14の内周壁面の曲面の曲率が大きく設定されている点、角度θが略10°に設定されている点、炎口16の出口の直径が小さく設定されている点で相違する。この場合、減圧ポケット部Rは、図4に示すそれと比べて、曲率半径の大きな断面弓形状に構成される。
図6は、本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図6(A)はその平面図であり、図6(B)は図6(A)の線VI(B)−VI(B)における断面図である。図6に示すバーナヘッド12は、たとえば図5に示すガスバーナ10に用いられるバーナヘッド12と比べて、特に、バーナヘッド本体14の内周壁面の曲面の曲率が大きく設定されている点、連通孔22の直径が小さく設定されている点、連通孔22の長さが長く設定されている点、角度θが略15°に設定されている点、炎口16の出口の直径が大きく設定されている点で相違する。この場合、減圧ポケット部Rは、図5に示すそれと比べて、曲率半径の大きな断面弓形状に構成される。
また、このバーナヘッド12では、1つの連通孔22が、特に、図6(A),(B)で見て、バーナヘッド本体14の炎口16の出口近傍の上端面から炎口16に達する貫通部22aと、バーナヘッド本体14の内周壁面14aの一部から係止部18の外部に達する貫通部22bとで構成されている。この場合、貫通部22aは、バーナヘッド本体14の直径方向に見て、貫通部22bよりも外側に配置されている。
図7は、本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図7(A)はその平面図であり、図7(B)は図7(A)の線VII(B)−VII(B)における断面図である。図7に示すバーナヘッド12は、たとえば図6に示すガスバーナ10に用いられるバーナヘッド12と比べて、特に、1つの連通孔が、バーナヘッド本体14の内周壁面14aの一部から係止部18の外部に達する貫通部22bだけで構成されている点、炎口16の入口の直径が大きく設定されている点で相違する。
図8は、本願発明にかかるガスバーナの他の例を示す図であって、図8(A)はその要部平面図であり、図8(B)は図(A)の線VIII(B)−VIII(B)における断面図である。図8に示すガスバーナ10では、上述の各ガスバーナヘッド12に比べて、特に、図8(A)に示すように、バーナヘッド本体14が長円状の連通孔56を有する点、また、図8(B)に示すように、連通孔56の中心軸がバーナヘッド本体14の軸線と交差する方向に配設されている点で相違する。
図9は、本願発明にかかるガスバーナのさらに他の例を示す一部切欠き断面図であり、図10は、図9に示すガスバーナの要部拡大断面図である。図9および図10に示すガスバーナ10は、特にたとえば、焼き豆腐,焼き魚などの食べ物の焦げ目付け、炭の火付けあるいは金属の焼き入れなど、物品の局部ないし全体を加熱するために用いられる小型の低圧ガス燃焼器として、たとえばハンドバーナ60に用いられる。
ハンドバーナ60は、筒状のバーナ本体62を含む。バーナ本体62は、その軸方向の一端(上流側)に二股状片64,64を有するソケット部材66が接続され、その軸方向の他端(下流側)にバーナヘッド68が接続される。バーナ本体62の軸方向の他端側には、その外周面に雄ねじ部(図示せず)が形成され、バーナヘッド68の軸方向の一端側(下流側)には、その内周面に雌ねじ部(図示せず)が形成される。バーナ本体62の雄ねじ部(図示せず)とバーナヘッド68の雌ねじ部(図示せず)とが螺合されることによって、バーナ本体62の先端部にバーナヘッド68が取外し自在に接続される。
ソケット部材66には、ノズル部材70が接続され、ノズル孔72からガス状燃料が噴射される。バーナ本体62内には、第1のインジェクタ部74および第2のインジェクタ部76が間隔を隔てて配設される。第1のインジェクタ部74は、直線状筒体78とテーパ状筒体80とを有し、第2のインジェクタ部76は、直線状筒体82とテーパ状筒体84とを有する。さらに、バーナ本体62は、その軸方向に間隔を隔てて、2次空気導入部としての2次空気導入孔86および3次空気導入部としての3次空気導入孔88を有し、第2のインジェクタ部76は、その軸方向の上流側に2次空気導入孔86と連通する貫通孔90を有する。2次空気導入孔86および3次空気導入孔88は、バーナ本体62の外周面の周方向に所定の間隔を隔てて複数個配設され、貫通孔90は、第2のインジェクタ部76の外周面の周方向に所定の間隔を隔てて複数個配設される。
ノズル部材70には、ガス状燃料を導入するためのガス導入路として、ガス導入管92が接続される。ガス導入管92は、このハンドバーナ60の把手部94を貫通して、ガス状燃料をガス導入管92に供給するガス供給手段96に接続される。ガス供給手段96から供給されるガス状燃料は、ガス供給コック98で供給量が調整され、ガス導入管92を経由して、下流側のバーナ本体62へと送り込まれる。
バーナヘッド68は、図9および図10に示すように、上述した各バーナヘッド12と基本的に同様の構造および機能を有するものである。すなわち、バーナヘッド68は、バーナヘッド本体100を含む。バーナヘッド68は、特に、図10に示すように、バーナヘッド本体100の軸線と平行に配設され、バーナヘッド本体100を貫通する連通孔102を有する。このハンドバーナ60においても、図1および図2に示すガスバーナバーナ10と同様に、バーナ本体62からガスと空気との混合気が噴出される炎口104の入口の周縁部aで囲まれた面をA面とし、火炎が噴出される炎口104の出口の周縁部bで囲まれた面をB面とし、A面とB面とで挟まれた柱面をC面とし、A面、B面およびC面で囲まれた部分を略円錐台としたとき、円錐台の母線と円錐台の軸線とが交差する角度θが、10°≦θ≦40°の関係を満足するように、バーナヘッド68が形成されるものである。この場合、炎口104内には、火炎の噴射による運動エネルギーにより、火炎の外側に減圧ポケット部Rが生じる。減圧ポケット部Rは、火炎とバーナヘッド12のバーナヘッド本体100の内周壁面100aとの間の空間に設けられる。つまり、炎口104から噴射される火炎は、図10で見て、大凡、A面、B面およびC面で囲まれた部分に沿って噴射される。火炎の一部は、炎口104の出口の周縁部bにかかり、炎口104内には、噴射される火炎の外側に、この場合、C面とバーナヘッド本体100の内周壁面100aとの間に、減圧ポケット部Rが構成される。
このハンドバーナ60では、ガス状燃料がノズル部材70から噴射するときの運動エネルギーによって、ソケット部材66の二股状片64,64間(1次空気導入部)から1次空気が吸引され、吸引された1次空気は、第1のインジェクタ部74内でガス状燃料と混合されて混合気となり、その混合気は第1のインジェクタ部74から下流側に噴射される。そして、第1のインジェクタ部74から噴射された混合気は、第2インジェクタ部76およびバーナヘッド68の順で通過する。このとき、2次空気導入孔86から吸引された2次空気は、第1のインジェクタ部74から噴射された混合気に混合される。さらに、第2のインジェクタ部76から噴射された混合気は、3次空気導入孔88から吸引された3次空気と混合され、下流側のバーナヘッド68へと噴射されていく。そして、噴射された混合気は、バーナヘッド68出口付近で着火され、バーナヘッド68から火炎が噴射される。混合気がバーナヘッドから出て燃えるとき、更に、火炎の周囲から拡散によって空気が取り入れられて燃焼される。
このハンドバーナ60では、ノズル部材70から噴射されるガス状燃料に、ソケット部材66の二股状片64,64間(1次空気導入部)、2次空気導入孔86および3次空気導入孔88を経由してより多くの空気を供給することが可能となり、高カロリー熱量が得られる。さらに、このハンドバーナ60では、それに加えて、上述した減圧ポケット部Rの作用により、多くの外部空気が連通孔102を介して吸引され、炎口104内に取込まれる。そのため、火炎は、減圧ポケット部Rに引っ張られながら、連通孔102から外部空気を吸引して安定して燃焼する。したがって、このハンドバーナ60では、高熱量の加熱炎を発生させ、しかも、とろ火のときも青火のままでガスを完全燃焼させて安定した加熱炎を発生させることができる。
本願発明者の実験によれば、上述したガスバーナ10およびハンドバーナ60において、角度θが略15°に設定されたとき、連通孔22を経由して減圧ポケット部Rから吸引される外部空気の吸引力が最大となり、また、角度θが略30°に設定されたとき、略15°よりは少し吸引力が劣るもののあまり問題無く外部空気を取込むことができることがわかった。さらに、角度θを略40°に設定したときは、角度θが略15°〜30°に設定されたときに比べて吸引力が劣ることもわかった。
さらに、連通孔22の直径を小さく設定し、連通孔22の長さを長く設定することによって、火炎の一部がわずかでも連通孔22を通ってバーナヘッド12の外部に逆流する恐れを防止できることがわかった。
本願発明にかかるガスバーナは、焼き豆腐、焼き魚等の食べ物の焦げ目付け、炭の火付け、あるいは、金属の焼入れなど、物品の局部ないし全体を加熱するために用いられるハンドバーナ等の小型の低圧ガス燃焼器、および、調理用加熱器等食品機械の熱源などに用いられて好適である。
本願発明にかかるガスバーナの一例を示す一部切欠き断面図である。 図1に示すガスバーナの要部を示す拡大断面図であって、図2(A)はその正面拡大断面図であり、図2(B)はその右側面拡大断面図である。 図1に示すガスバーナに用いられるバーナヘッドの他の例を示す図であって、図3(A)はその平面図であり、図3(B)は図3(A)の線III(B)−III(B)における断面図である。 本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図4(A)はその平面図であり、図4(B)は図4(A)の線IV(B)−IV(B)における断面図である。 本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図5(A)はその平面図であり、図5(B)は図5(A)の線V(B)−V(B)における断面図である。 本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図6(A)はその平面図であり、図6(B)は図6(A)の線VI(B)−VI(B)における断面図である。 本願発明にかかるガスバーナに用いられるバーナヘッドのさらに他の例を示す図であって、図7(A)はその平面図であり、図7(B)は図7(A)の線VII(B)−VII(B)における断面図である。 本願発明にかかるガスバーナの他の例を示す図であって、図8(A)はその要部平面図であり、図8(B)は図(A)の線VIII(B)−VIII(B)における断面図である。 本願発明にかかるガスバーナのさらに他の例を示す一部切欠き断面図である。 図9に示すガスバーナの要部拡大断面図である。
符号の説明
10 ガスバーナ
12,68 バーナヘッド
14,100 バーナヘッド本体
16,104 炎口
18 係止部
20 段差径部
22,56,102 連通孔
22a,22b 貫通部
24 調整部材
26 溝径部
28,62 バーナ本体
28a,28b フランジ部
30 設置脚部
31 バーナ本体の雌ねじ部
32 混合管
33 混合管の雄ねじ部
34 レギュレータ
36,70 ノズル部材
36a,72 ノズル孔
38,98 ガス供給コック
40 レギュレータ本体
42a スカート部
42b 胴部
42c スリーブ部
44 スライドダンパ
46 奥羽根部
48 中羽根部
50 蓋枠部
52 蓋枠部の開口部
54 スリーブ部の開放部
60 ハンドバーナ
64 二股状片
66 ソケット部材
74 第1のインジェクタ部
76 第2のインジェクタ部
78,82 直線状筒体
80,84 テーパ状筒体
86 2次空気導入孔
88 3次空気導入孔
90 貫通孔
92 ガス導入管
94 把持部
96 ガス供給手段
R 減圧ポケット部

Claims (5)

  1. 炎口を形成するバーナヘッドを含み、前記バーナヘッドは、前記炎口と外部とを連通させる通路を有し、前記炎口から火炎が噴射されるときに、前記通路を介して外部から空気を前記炎口内に取込むように形成したことを特徴とする、ガスバーナ。
  2. 前記バーナヘッドは、
    バーナヘッド本体、
    前記バーナヘッド本体の軸方向の一方側に配設され、高さ方向および径方向を有する炎口、
    前記バーナヘッド本体の軸方向の他方側に配設され、前記ガスバーナのバーナ本体に前記バーナヘッド本体を着脱自在に係止するための係止部、および
    前記バーナヘッド本体を貫通し、前記炎口と外部とを連通させる通路を含み、
    前記通路を介して前記バーナヘッド本体の外部から外部空気を前記炎口内に取込むようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のガスバーナ。
  3. 前記バーナ本体からガスと空気との混合気が噴出される前記炎口入口の周縁部aで囲まれた面をA面とし、火炎が噴出される前記炎口出口の周縁部bで囲まれた面をB面とし、前記A面と前記B面とで挟まれた柱面をC面とし、前記A面、前記B面および前記C面で囲まれた部分を略円錐台としたとき、
    前記円錐台の母線と前記円錐台の軸線とが交差する角度θが、10°≦θ≦40°の関係を満足することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のガスバーナ。
  4. 前記通路は、前記バーナヘッド本体の軸線と平行に配設される連通孔を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のガスバーナ。
  5. 前記バーナ本体の開口部を覆うようにして、前記炎口と前記バーナ本体との間に配設され、火炎の逆火を防止する網状の調整部材をさらに含むことを特徴とする、請求項2〜請求項4のいずれかに記載のガスバーナ。
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