JP2005171816A - 車両のトラクションコントロール装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 走行路面の勾配(S1)に応じてエンジントルクの減少変化速度の制限値Aを設定する(S2)。前回の目標トルクとトラクションコントロールに基づく要求トルクとの差aが(S3)、前記制限値Aを超える場合には(S4)、前回の目標トルク−Aを、今回の目標トルクとする(S6)。一方、前記差aが制限値A以下であるときには(S4)、トラクションコントロールに基づく要求トルクをそのまま今回の目標トルクとする(S5)。
【選択図】 図2
Description
また、特許文献2には、登坂発進時において、エンスト防止のために、トラクションコントロールの目標エンジントルクを増大させる構成の開示がある。
図1は、実施形態における車両用エンジンのシステム構成図である。
図1において、エンジン1には、スロットルバルブ2を介して空気が吸引される一方、図示省略した燃料噴射弁によって燃料が噴射されることで、燃焼室内に混合気が形成される。
前記スロットルバルブ2は、スロットルモータ4で開閉駆動される一方、スロットルバルブ2の開度が、スロットルセンサ5で検出される。
前記スロットルモータ4,点火プラグ3は、マイクロコンピュータを内蔵するエンジンコントロールユニット11によって制御される。
前記勾配センサ14としては、路面の勾配を車体の傾きとして検出するセンサを用いることができるが、勾配を直接的に検出するセンサに限定されず、例えば、ナビゲーションシステムと連係し車両の位置情報から勾配を検知する構成や、通信手段を用いて勾配情報を外部から受信する構成、更に、エンジンコントロールユニット11が、車両の駆動力,加速抵抗等から勾配抵抗を算出する構成であっても良く、路面勾配の検知方法としては公知の全ての方法を採用できる。
そして、前記車輪速信号に基づいて前輪平均回転速度,後輪平均回転速度を演算し、前輪平均回転速度と後輪平均回転速度とを比較することで駆動輪(後輪又は前輪)のホイールスピンの発生を検知する。
トルクダウン要求値信号を入力したエンジンコントロールユニット11では、スロットルバルブ2の絞りや燃料カットなどによってエンジントルクを要求トルクにまで減少させることで、ホイールスピン量を減少させる。
図2のフローチャートにおいて、まず、ステップS1では、走行路面の勾配検出を行う。
前記制限値Aは、本ルーチン実行周期(10ms)あたりにおける目標エンジントルクのステップ変化量の最大値として設定される。
前記制限値A(目標トルクの傾き制限)は、図3に示すように、登坂勾配が急になるほど小さい値に設定され、図4に示すように、登坂勾配が緩やかであるときには、エンジントルクの急激な減少変化を許容し、登坂勾配が急であるときには、エンジントルクの減少変化がより緩やかになるように制限する。
S3:差a=10ms前の目標トルク−最新のトルクダウン要求トルク
ステップS4では、前記制限値Aと差aとを比較し、差aが制限値A以下であるときには、ステップS5へ進み、トラクションコントロールユニット15からのトルクダウン要求トルクをそのままエンジントルク制御における目標トルクに設定する。
S6:目標トルク=10ms前の目標トルク−制限値A
エンジンコントロールユニット11は、前記目標トルクに応じてスロットルバルブ2の絞りや燃料カットなどを制御する。
図6のフローチャートは、トルクダウン要求トルクの制限制御の第2実施形態を示し、該第2実施形態では、登坂勾配に応じてトルクダウンの速度を制限すると共に、エンジントルクを勾配に応じた制限値以上に制限する構成となっている。
また、ステップS14では、ステップS11で検出された勾配と、エンジン回転速度とに基づいて、トルク下限値Bを設定する。
前記トルク下限値Bは、図7に示すように、登坂勾配が急であるときほど高く、エンジン回転速度が低いほど高い値に設定される。
ステップS15では、前記制限値Aと差aとを比較し、差aが制限値A以下であるときには、ステップS16へ進む。
一方、差aが制限値Aを超えるときには、ステップS17へ進む。
ステップS17では、10ms前の目標トルク−制限値Aと、前記下限値Bとの大きい方を選択し、該選択した値を目標トルクに設定する。
上記構成によると、トルクダウンの速度を制限するから、下限値Bを比較的低い値に設定しても、エンストや急激な回転落ちの発生を回避できる。
従って、下限値Bのみでエンスト・急激な回転落ちの発生を回避する場合に比べて、スリップ抑制性能を高く維持することができる。
Claims (6)
- 駆動輪のスリップ状態を検出し、該スリップ状態に応じてエンジンのトルクダウン量を決定する車両のトラクションコントロール装置において、
走行路面の勾配を検出し、エンジントルクの減少変化速度を、前記勾配に応じた制限速度以下に制限することを特徴とする車両のトラクションコントロール装置。 - 前記勾配に応じてエンジントルクの減少変化速度を制限すると共に、前記エンジントルクを前記勾配に応じた制限値以上に制限することを特徴とする請求項1記載の車両のトラクションコントロール装置。
- 前記勾配及びエンジン回転速度に基づいて前記制限値を設定することを特徴とする請求項2記載の車両のトラクションコントロール装置。
- 前記エンジン回転速度が低いほど、前記制限値を高く設定することを特徴とする請求項3記載の車両のトラクションコントロール装置。
- 登坂勾配が急であるほど、前記制限値を高く設定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の車両のトラクションコントロール装置。
- 登坂勾配が急であるほど、エンジントルクの減少変化速度をより遅い速度に制限することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両のトラクションコントロール装置。
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