JP2005170065A - 車両情報メモリエリアを持った無線タグ、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする方法、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を備えた車両 - Google Patents

車両情報メモリエリアを持った無線タグ、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする方法、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を備えた車両 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤにRFIDタグを取り付け、RFIDタグにタイヤに関連する情報を書き込み、タイヤ情報として活用することができるようにする。
【解決手段】書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込むRFID(Radio Frequency Identification)タグ502をタイヤごとに取り付け,タイヤ装着側の車体に車両情報メモリエリアを持ったRFIDタグの情報を読み書きする装置(R/W装置)を設け,各種情報を情報の内容に応じて無線タグ(RFIDタグ)のタイヤ識別情報メモリエリアとタイヤ関連情報メモリエリアに書き込むようにすることにして実現する。
【選択図】図17

Description

本発明は、車両情報メモリエリアを持った無線タグ、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする方法、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を備えた車両に関するものである。
従来、走行中の車両の複数のタイヤの各々の少なくとも1つのタイヤ状態値を監視する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1は、各タイヤに、関連するタイヤのタイヤ状態値を感知する電子タイヤタグを有している。監視システムは、車両感知装置と、ランプ装置と、トランシーバ装置と、車両感知装置およびタイヤ感知装置に切り離し可能に電気的に接続されているコンピュータ装置とを有する。車両感知装置がランプ装置上の走行中の車両を感知したかどうかを判定し、走行中の車両の各タイヤがタイヤ感知装置により感知されたかどうかを判定し、少なくとも1本のタイヤを感知したときに呼び掛け信号を送信する。
また、ループアンテナの作用によりタイヤの全周に亘って、どの方向からでも内部のRFIDタグと通信可能で、通信距離も長くすることができ、さらにはタイヤ内部に設置した内部状態検出部の検出値を外部から容易に読み取ることができるタイヤへのRFIDタグの設置構造が提案されている(例えば特許文献2参照)。この特許文献2は、タイヤの周方向に沿ってループアンテナを設け、それに直列回路を構成する検出コイルと、その検出コイルに電磁的に結合されたアンテナコイルを有するRFIDタグをタイヤ内に設け、更にタイヤ内部に空気圧や内部温度等を検出する内部状態検出部を設置し、それをRFIDタグに接続して構成されている。
特開2002−324281号公報(第2頁 第1図) 特開2002−264617号公報(第2〜3頁 第1図)
この特許文献1、2は、RFIDタグをタイヤ内に設けることに関しては、開示されているもののRFIDタグを用いてタイヤ固有の情報や最新の状況を活用するには至っていない。
本発明の目的は、タイヤにRFIDタグを取り付け、RFIDタグにタイヤに関連する情報を書き込み、タイヤ情報として活用することのできるを図ることにある。
本願請求項1に記載の発明は、書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグ(RFIDタグ)であって、前記メモリ内の情報として、タイヤの識別を行う情報メモリエリアと、タイヤ関連情報メモリエリアとからなるタグ情報メモリエリアを設けることにより達成される。
本願請求項2に記載の発明は、タイヤの識別を行う情報メモリエリアを、少なくともタイヤの製造メーカーを特定する情報と、タイヤの製造工場を特定する情報と、タイヤの製造年月を特定する情報と、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報の各情報を記憶するメモリエリアを含んだものである。
本願請求項3に記載の発明は、タイヤの製造メーカーを特定する情報メモリエリアと、タイヤの製造工場を特定する情報メモリエリアと、タイヤの製造年月を特定する情報メモリエリアと、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報メモリエリアを、各タイヤ毎にタイヤ識別情報として格納するようにしたものである。
本願請求項4に記載の発明は、タイヤの識別を行う情報メモリエリアを、書き換え不可能な領域として設定したものである。
本願請求項5に記載の発明は、タイヤ関連情報メモリエリアに、少なくとも走行距離記憶エリアと、急ブレーキの回数記憶エリアと、急発進の回数記憶エリアと、急ハンドルの回数記憶エリアと、空気圧記憶エリアとを設けて構成したものである。
本願請求項6に記載の発明は、タイヤ関連情報メモリエリアに、車輪の前・後・左・右の別情報記憶エリアと、タイヤ履歴情報記憶エリアとをさらに設けて構成したものである。
本願請求項7に記載の発明は、書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグであって、メモリ内に記憶するタグ情報を読み取る読み取り部と、無線タグに送信し、タイヤの識別を行う情報とタイヤ関連情報とからなるタグ情報をタグ情報メモリエリアに書き込む書き込み部とを備えて構成したものである。
本願請求項8に記載の発明は、タイヤの識別を行う情報を、少なくともタイヤの製造メーカーを特定する情報と、タイヤの製造工場を特定する情報と、タイヤの製造年月を特定する情報と、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報を含んで構成したものである。
本願請求項9に記載の発明は、タイヤの製造メーカーを特定する情報と、タイヤの製造工場を特定する情報と、タイヤの製造年月を特定する情報と、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報を、タイヤ識別情報として各タイヤ毎にメモリ内のタイヤ識別情報メモリエリアに格納するようにして構成したものである。
本願請求項10に記載の発明は、タイヤ関連情報メモリエリアに、少なくとも走行距離記憶エリアと、急ブレーキの回数記憶エリアと、急発進の回数記憶エリアと、急ハンドルの回数記憶エリアと、空気圧記憶エリアを設けて構成したものである。
本願請求項11に記載の発明は、タイヤ関連情報メモリエリアに、車輪の前・後・左・右の別情報記憶エリアと、タイヤ履歴情報記憶エリアとをさらに設けて構成したものである。
本願請求項12に記載の発明は、書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグであって、メモリ内に記憶するタグ情報を読み取る読み取り部と、無線タグに送信し、タイヤ関連情報からなるタグ情報をメモリ内のタグ情報メモリエリアに書き込む書き込み部とを備えて構成したものである。
本願請求項13に記載の発明は、前記書き込み部にメモリ内容を自由に書き換えることを禁止するセキュリティ回路を設け、前記タイヤ識別情報メモリエリアを、書き換え不可能な領域として設定して構成したものである。
本願請求項14に記載の発明は、書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグをタイヤに取り付け,車両に搭載される車両制御機器に接続される送受信用のアンテナを前記タイヤ近傍に設け,車両制御機器から前記無線タグにアンテナを介して送信し前記無線タグに電源を供給し,無線タグのタイヤ識別情報メモリエリアとタイヤ関連情報メモリエリアに記憶されているタグ情報を読み出し,車両制御機器から無線タグにアンテナを介して送信し無線タグに電源を供給し,車両制御機器から各種情報を無線タグにアンテナを介して送信し,各種情報を該情報の内容に応じて無線タグのタイヤ識別情報メモリエリアとタイヤ関連情報メモリエリアに書き込むようにして構成したものである。
本願請求項15に記載の発明は、書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグであって、メモリ内に記憶するタグ情報を読み取る読み取り部と、無線タグに送信し、タイヤの識別を行う情報とタイヤ関連情報とからなるタグ情報をタグ情報メモリエリアに書き込む書き込み部とを備えて構成したものである。
本願請求項16に記載の発明は、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を、車両に搭載する車両制御機器に内蔵して構成したものである。
本願請求項17に記載の発明は、車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を、車両に搭載する車両制御機器とは別に設け、車両制御機器によって制御可能に構成したものである。
本発明によれば、タイヤ自体では認識できないタイヤ関連情報をタイヤに取り付けたRFID(Radio Frequency Identification)タグに書き込むことにより、タイヤに関する保守サービスを高度化することができる。
また、本発明によれば、タイヤの取り付けてある車両の情報をタイヤに取り付けたRFID(Radio Frequency Identification)タグに書き込むことにより、車両の保守サービスをタイヤによって管理し、車両に関する保守サービスを高度化することができる。
さらに、本発明によれば、タイヤの取り付けてある車両の過去の履歴情報をタイヤに取り付けたRFID(Radio Frequency Identification)タグに書き込むことにより、車両検査場において車両の保守点検サービスをタイヤからの情報によって高度化することができる。
書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込むRFID(Radio Frequency Identification)タグをタイヤごとに取り付け,
タイヤ装着側の車体に車両情報メモリエリアを持ったRFIDタグの情報を読み書きする装置(R/W装置)を設け,
車両に搭載される車両制御機器に接続される送受信用のアンテナをタイヤ近傍に設け,
車両制御機器から無線タグ(RFIDタグ)にアンテナを介して送信し無線タグに電源を供給し,
無線タグのタイヤ識別情報メモリエリアとタイヤ関連情報メモリエリアに記憶されているタグ情報を読み出し,
車両制御機器から無線タグ(RFIDタグ)にアンテナを介して送信し無線タグに電源を供給し,
車両制御機器から各種情報を無線タグ(RFIDタグ)にアンテナを介して送信し,
各種情報を情報の内容に応じて無線タグ(RFIDタグ)のタイヤ識別情報メモリエリアとタイヤ関連情報メモリエリアに書き込むようにすることにして実現する。
以下、本発明の第1実施例について説明する。
図1には、本発明に係る車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)の一実施例が示されている。
図1に図示の無線タグ(RFIDタグ)は、非接触のICチップで構成され、書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグである。このICチップの構成が図1に示されている。
図において、ICチップ102は、アンテナ部104と電源部106、論理部108、メモリ部110からなる。非接触ICチップ102は、接点を持たず、読み書き装置(R/W装置)からアンテナ部104に電波を送ることにより、電源の供給およびクロック、データの送受信を行う。アンテナ部は、ICチップ102のチップ内にあるものと、外部に持つものとがある。この図1は、チップ内にアンテナ部を持つものを示してある。チップ外にアンテナ部を持つものは、アンテナ部がチップの外付けになっている。本実施例においては、アンテナ部がチップ内に設けられているか、チップ外に設けられているか方式には影響なく、両方に適用することができる。また、読み書き装置(R/W装置)とアンテナ部の非接触方式として、電磁誘導などいくつかの方法がある。本実施例におけるアンテナ部104は、読み書き装置(R/W装置)との関係で、電磁誘導などのいずれの方式も適用することができる。
次に、ICチップ102の動作について説明する。まず、アンテナ部104で電波を受け、電源部106で電源に変え、ICチップ102全体の回路で使用する電源を生成する。アンテナ部104で受けた電波は、クロック成分を取り出し、ICチップ102全体の回路のクロックとして使用される。論理部108は、読み書き装置(R/W装置)から送られてきた指令に従い、処理を行う。
メモリ部110は、ICチップ102に記憶すべき情報を格納する領域である。このメモリ部110には、タイヤの識別を行う情報メモリエリアと、タイヤ関連情報メモリエリアとからなるタグ情報メモリエリアが設けられている。このタイヤの識別を行う情報メモリエリアには、少なくともタイヤの製造メーカーを特定する情報と、タイヤの製造工場を特定する情報と、タイヤの製造年月を特定する情報と、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報の各情報を記憶するメモリエリアを有している。すなわち、タイヤの製造メーカーを特定する情報メモリエリアと、タイヤの製造工場を特定する情報メモリエリアと、タイヤの製造年月を特定する情報メモリエリアと、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報メモリエリアは、各タイヤ毎にタイヤ識別情報を格納するエリアである。そして、このタイヤ識別情報メモリエリアは、書き換え不可能な領域として設定されている。
また、タイヤ関連情報メモリエリアには、少なくとも走行距離記憶エリアと、急ブレーキの回数記憶エリアと、急発進の回数記憶エリアと、急ハンドルの回数記憶エリアと、空気圧記憶エリアが設けられている。このタイヤ関連情報メモリエリアには、さらに、車輪の前・後・左・右の別情報記憶エリアと、タイヤ履歴情報記憶エリアとを設けてもよい。そして、このタイヤ関連情報メモリエリアは、書き換え可能な領域として設定されている。
このように、本実施例の無線タグ(RFIDタグ)に使われるICチップ102は、メモリ部110に書き換え可能なメモリであるRAMが使われている。RAM型無線タグ(RFIDタグ)のデータの内、基本データ(タイヤ識別情報)は、工場で製造時に書き込んでしまうため、顧客に無線タグ(RFIDタグ)がわたっても、その基本データ(タイヤ識別情報)を変更したりすることはできない。すなわち、この基本データ(タイヤ識別情報)に対しては、書き込んだ後、ライトプロテクタ設定が行われ、読み出しはできるが、書き込みができないようになっている。このタイヤ識別情報には、タイヤの製造メーカーを特定する情報、タイヤの製造工場を特定する情報、タイヤの製造年月を特定する情報、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報の各情報がある。その他、このタイヤ識別情報には、タイヤ製造後に記憶したタイヤに関連するデータでタイヤの製造メーカー以外の人に修正させない情報が含まれる。
このメモリ部110には、タイヤの製造工場を特定する情報メモリエリアと、タイヤの製造年月を特定する情報メモリエリアと、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報メモリエリアが設けられており、これらの情報メモリエリアにタイヤ識別情報が各タイヤ毎に格納される。この情報メモリエリアにタイヤ識別情報を格納した後、ライトプロテクタ設定が行われることになる。この無線タグ(RFIDタグ)に使われるICチップ102のメモリ部110の容量の大きさは、現在、128バイト、256バイトの2種類が市販されている。そして、このメモリ部110におけるメモリエリアは、例えば、アドレス8バイト毎のメモリが1ページとなっている。このメモリ部110に格納されるデータは、各ページ毎に記憶されるようになっている。
図2には、無線タグ(RFIDタグ)に使われるICチップ102の実施例が示されている。この無線タグ(RFIDタグ)は、非接触のICチップ102に読み書き装置(R/W装置)との送受信を行うためのアンテナ104Aとアンテナ104Bが内蔵されている。112は、補強するためのシールである。
図3には、本発明に係る車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)をタイヤに装着する方法が示されている。
図3において、タイヤ16に取り付ける無線タグ(RFIDタグ)は、非接触のICチップ102で構成され、書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込むものである。このICチップ102は、装着される全てのタイヤ16に埋め込まれる。全てのタイヤ16にICチップ102を埋め込むのは、各タイヤ16の品質などの素性や履歴がタイヤ16毎に異なるからである。タイヤ16へのICチップ102を埋め込みは、ゴム材の中へタイヤ製造時に埋め込んだり、外部から挿入する方法があるが、図3のAに示すように、タイヤ16のゴム材120の内側に無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102を取付けた後に、接着素材122をこのICチップ102にかぶせ、加圧によりタイヤ表皮の内側へ密着させる方法がある。この場合、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102の背面には接着素材122をつけて貼り付けておくことが望ましい。そして、接着素材122は、タイヤ16との相性、電波への影響を考慮した素材が用いられている。また、タイヤ16へのICチップ102を埋め込みは、図3のBに示すように、タイヤ表皮内側に場所(取付位置)を保持するガイド124を利用し固定する方法が有る。この図3のBに示されるICチップ102の埋め込み方法は、図3のAに示されるICチップ102の埋め込み方法とを併用した方法が好ましい。タイヤ16に無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102を埋め込む際、タイヤ16の変形を招き、走行へ影響を与えることは抑制するのが適当であることから、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102は薄ければ薄いほど良く、例えば厚さは1mm以下、特に好ましくは0.55mm 以下、幅は5mm以下、特に好ましくは2mm以下、長さは45mm以下、特に好ましくは38mm以下が良い。
この無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に使用される周波数帯域には、134.2KHz、13.56MHz、2.45GHzがある。この134.2KHzは、ノイズや水などの外的要因の影響を受けづらく比較的長い通信距離で利用できるという利点を有している。また、13.56MHzは、カード型のRFIDによく使用される。そして、2.45GHzは、マイクロ波を用いた方式で、比較的通信距離を長くできるという利点を有している。
本実施例における無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102は、使用する通信特性を確保するために、例えば2.45GHzのものを用いている。このICチップ102の形状は、タイヤ16自体の表面形状やバランスに影響を与えないようにシート状または棒状(線状)に形成されており、情報保持のメモリが内蔵されている。このメモリは、例えば、128バイトであり、情報授受の距離は、読み込みが1000mm以内、書き込みがは700mm以内である。すなわち、この読み込み、書き込みの範囲にR/W装置を設けるようにする。また、耐熱温度は例えば−40〜+95℃である。
図4には、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のタイヤ16への取付け位置が示されている。図4においては、2つのパターンが一緒に示されており、取付け位置の1つは、タイヤ16の外周面に沿ったゴム内側乃至ゴム層内(符号171)にあり、もう1つの取付け位置の例は、タイヤ16の側面の外周側のゴム内側乃至ゴム層内(符号172)である。勿論、各タイヤ16毎に無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102は1つあれば足りる。
図5には、本発明に係る車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)と読み書き装置(R/W装置)の一実施例が示されている。
図5において、無線タグ(RFIDタグ)に読み書きする読み書き装置(R/W装置)150は、アンテナ151と、ディスプレイ152と、電源スイッチ153と、メニュースイッチ154、155と、書込スイッチ156と、読出スイッチ157と、記憶スイッチ158と、入力スイッチ159とを有している。
アンテナ151は、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102と通信するためのものである。また、ディスプレイ152は、無線タグ(RFIDタグ)に読み書きする読み書き装置(R/W装置)150の現在の処理内容を表示するためのものである。また、電源スイッチ153は無線タグ(RFIDタグ)に読み書きする読み書き装置(R/W装置)150を起動するための電源投入用のON/OFFスイッチである。さらに、メニュースイッチ154、155は、無線タグ(RFIDタグ)に読み書きする読み書き装置(R/W装置)150が無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102と通信して書き込む内容、読み出す内容を選択するスイッチである。このメニュースイッチ154は、複数のメニューをアップ側に選択するためのスイッチ、メニュースイッチ155は、複数のメニューをダウン側に選択するためのメニュー選択ボタンである。
そして、書込スイッチ156は、読み書き装置(R/W装置)150を、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102と通信し、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のアンテナ部104、論理部108を介してメモリ部110にデータを書き込む書き込みモードに設定するためのスイッチである。また、読出スイッチ157は、読み書き装置(R/W装置)150を、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102と通信し、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のアンテナ部104、論理部108を介してメモリ部110に記憶されているデータを読み出す読み出しモードに設定するためのスイッチである。したがって、ICチップ102のメモリ部110にデータを書き込む場合は、書込スイッチ156を投入し、書き込みモードに設定し、ICチップ102のメモリ部110に書き込むデータ項目をメニュースイッチ154、155で選択する。また、ICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを読み出す場合は、読出スイッチ157を投入し、読み出しモードに設定し、ICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータ項目をメニュースイッチ154、155で選択する。
さらに、記憶スイッチ158は、ICチップ102のメモリ部110にデータを書き込む場合は、書込スイッチ156を選択し、ICチップ102のアンテナ部104、論理部108を介してメモリ部110にデータを書き込む書き込みモードに設定し、ディスプレイ152に表示されたメモリ部110に書き込むデータを読み書き装置(R/W装置)150内に記憶するための記憶確定ボタンである。また、ICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを読み出す場合は、読出スイッチ157を選択し、ICチップ102のアンテナ部104、論理部108を介してメモリ部110に記憶されているデータを読み出す読み出しモードに設定し、ICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータ項目をメニュースイッチ154、155で選択して、ICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを読み出し、この読み出した読み出しデータを読み書き装置(R/W装置)150内に記憶するための記憶確定ボタンである。そして、入力スイッチ159は、キーボードで、この入力スイッチ159を用いて入力された数値(データ)は、ディスプレイ152に液晶表示される。
図6には、読み書き装置(R/W装置)150の回路構成が示されている。図6において、読み書き装置(R/W装置)150は、CPU160を有しており、このCPU160には、バスラインを介して送信部161と、ディスプレイ駆動部162と、メモリ(RAM/ROM)163と、I/O(入出力回路)164とが接続されている。また、このCPU160には、読み書き装置(R/W装置)150を起動する電源回路165が接続されている。また、I/O(入出力回路)164には、メニュー選択回路166と、書込回路167と、読出回路168と、メモリ(RAM/ROM)駆動回路169、入力装置170が接続されている。
CPU160は、送信部161と、ディスプレイ駆動部162と、メモリ(RAM/ROM)163と、I/O(入出力回路)164とをそれぞれ制御し、ICチップ102のメモリ部110にデータを書き換えたり、ICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを読み出したりするものである。また、このCPU160には、読み書き装置(R/W装置)150を起動する電源回路165が接続されている。
また、送信部161には、アンテナ151が接続されており、この送信部161は、アンテナ151を介してICチップ102のアンテナ部104に電波を送信するものである。すなわち、この送信部161は、ICチップ102のアンテナ部104に電波を送信してICチップ102を起動したり、ICチップ102のアンテナ部104に電波を送信してICチップ102のメモリ部110に論理部108を介して必要なデータを書き込んだり、ICチップ102のアンテナ部104に電波を送信してICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを論理部108を介してアンテナ部104から必要なデータを読み出したりするときに駆動する。
また、ディスプレイ駆動部162は、図5に図示のディスプレイ152に必要な情報を表示させるときに駆動するもので、液晶によって構成されるディスプレイ152を駆動制御するためのものである。
また、メモリ(RAM/ROM)163は、ICチップ102のアンテナ部104に電波を送信してICチップ102のメモリ部110に論理部108を介して書き込むデータを記憶しておいたり、ICチップ102のアンテナ部104に電波を送信してICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを論理部108を介してアンテナ部104から読み出したデータを記憶しておくものである。このメモリ(RAM/ROM)163には、ICチップデータメモリエリア、ICチップ管理メモリエリア、ICチップ書き込みデータ項目メモリエリア、ICチップ書き込みデータ管理メモリエリア、ICチップ読み出しデータ項目メモリエリア、ICチップ読み出しデータ管理メモリエリア、顧客管理メモリエリア、車両管理メモリエリアが設けられている。
ICチップ管理メモリエリアは、いずれのICチップ102にも書き込むICチップ102を特定するための管理データ(IDコードNo)をICチップ102毎に管理アドレスを付して記憶する領域である。
ICチップ書き込みデータ項目メモリエリアは、いずれのICチップ102にも書き込む必要データ項目(製造メーカー名、製造工場名、製造年月、タイヤの種別)及びデータ内容(タイヤの製造メーカーを特定する情報、タイヤの製造工場を特定する情報、タイヤの製造年月を特定する情報、タイヤを個別に特定する情報)の書き込む全項目を記憶する領域である。
ICチップ書き込みデータ管理メモリエリアは、ICチップ102に書き込んだICチップ102を特定するための管理データ(IDコードNo)および必要データ(製造メーカーを特定する情報、タイヤの製造工場を特定する情報、製造年月を特定する情報、タイヤを個別に特定する情報)を記憶する領域である。
ICチップ記憶データ項目メモリエリアは、ICチップ102に記憶する必要データ項目(走行距離、急ブレーキの回数、急発進の回数、急ハンドルの回数、空気圧)及びデータ内容(走行距離情報、急ブレーキの回数情報、急発進の回数情報、急ハンドルの回数情報、空気圧情報)を記憶する領域である。
ICチップ読み出しデータ項目メモリエリアは、いずれのICチップ102にも読み出す必要データ項目であるICチップ102を特定するための管理データ(IDコードNo)、管理に必要なデータ(製造メーカーを特定する情報、タイヤの製造工場を特定する情報、製造年月を特定する情報、タイヤを個別に特定する情報)、記憶必要データ項目(走行距離、急ブレーキの回数、急発進の回数、急ハンドルの回数、空気圧)及びデータ内容(走行距離情報、急ブレーキの回数情報、急発進の回数情報、急ハンドルの回数情報、空気圧情報)の読み出す全項目を記憶する領域である。
ICチップ読み出しデータ管理メモリエリアは、ICチップ102のメモリ部110に記録されたICチップ102を特定するための管理データ(IDコードNo)、管理に必要なデータ(製造メーカーを特定する情報、タイヤの製造工場を特定する情報、製造年月を特定する情報、タイヤを個別に特定する情報)、記憶必要データ項目(走行距離、急ブレーキの回数、急発進の回数、急ハンドルの回数、空気圧)及びデータ内容(走行距離情報、急ブレーキの回数情報、急発進の回数情報、急ハンドルの回数情報、空気圧情報)の各データをICチップ102のメモリ部110から読み出して記憶する領域である。
顧客管理メモリエリアは、ICチップ102を取り付けたタイヤ16を所有する顧客を管理するエリアで、具体的には、顧客の氏名、住所、生年月日/年令/性別、電話番号、運転免許証番号、通信機器アドレス、タイヤ装着車両の車種等を、ICチップ102を特定するための管理データ(IDコードNo)と関連付けて記憶する領域である。
車両管理メモリエリアは、ICチップ102を取り付けたタイヤ16を装着する車両の車種、タイヤ装着年月、車両の年式、車両の型式、車両の重量、車両の走行距離、整備点検の記録を記憶する領域である。
ICチップデータメモリエリアは、外部から与えられるタイヤ関連情報データを記憶する領域で、このICチップデータメモリエリアには、ICチップ102を特定するための管理データ(IDコードNo)記憶エリア、製造メーカーを特定する情報データ記憶エリア、タイヤの製造工場を特定する情報データ記憶エリア、製造年月を特定する情報データ記憶エリア、タイヤを個別に特定する情報データ記憶エリア、走行距離データ記憶エリア、急ブレーキの回数データ記憶エリア、急発進の回数データ記憶エリア、急ハンドルの回数データ記憶エリア、空気圧データ記憶エリアが書き換え可能な領域として設定されている。
図7には、メモリ(RAM/ROM)163のデータベース(DB)による管理が示されている。すなわち、メモリ(RAM/ROM)163のICチップデータメモリエリア、ICチップ管理メモリエリア、ICチップ書き込みデータ項目メモリエリア、ICチップ書き込みデータ管理メモリエリア、ICチップ読み出しデータ項目メモリエリア、ICチップ読み出しデータ管理メモリエリア、顧客管理メモリエリア、車両管理メモリエリアは、図7に示す如く、ICチップデータデータベース180、ICチップ管理データベース181、ICチップ書き込みデータ項目データベース182、ICチップ書き込みデータ管理データベース183、ICチップ読み出しデータ項目データベース184、ICチップ読み出しデータ管理データベース185、顧客管理データベース186、車両管理データベース187を用いて個別に管理することもできる。この各データベースは、それぞれメモリ(RAM/ROM)163のICチップデータメモリエリア、ICチップ管理メモリエリア、ICチップ書き込みデータ項目メモリエリア、ICチップ書き込みデータ管理メモリエリア、ICチップ読み出しデータ項目メモリエリア、ICチップ読み出しデータ管理メモリエリア、顧客管理メモリエリア、車両管理メモリエリアに対応したものとなっている。
I/O(入出力回路)164は、I/O(入出力回路)164に接続されているメニュー選択回路166、書込回路167、読出回路168、メモリ(RAM/ROM)駆動回路169、入力装置170の信号をCPU160に入力したり、CPU160から出力される信号をメニュー選択回路166、書込回路167、読出回路168、メモリ(RAM/ROM)駆動回路169、入力装置170のそれぞれに供給するためのものである。
メニュー選択回路166は、読み書き装置(R/W装置)150のメニュースイッチ154、155に対応するもので、読み書き装置(R/W装置)150の書込スイッチ156を投入し、書き込みモードを選択した状態で書き込みメニューを選択したり、あるいは、読み書き装置(R/W装置)150の読出スイッチ157を投入し、読み出しモードを選択した状態で読み出しメニューを選択するものである。
書込回路167は、書込スイッチ156に対応するもので、書込スイッチ156を投入することにより、読み書き装置(R/W装置)150の動作状態を書き込みモードに設定し、読み書き装置(R/W装置)150のメモリ(RAM/ROM)163へ書き込み動作を行うものである。
読出回路168は、読出スイッチ157に対応するもので、読出スイッチ157を投入することにより、読み書き装置(R/W装置)150の動作状態を読み出しモードに設定し、読み書き装置(R/W装置)150のメモリ(RAM/ROM)163へ読み出し動作を行うものである。
メモリ(RAM/ROM)駆動回路169は、書込スイッチ156、または、読出スイッチ157を投入し、入力装置170によって、またはICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを論理部108を介して読み出したデータをメモリ(RAM/ROM)163に書き込む動作を行うものである。
入力装置170は、入力スイッチ159に接続されており、この入力スイッチ159を操作して、CPU160を用いて送信部161を介してICチップ102のメモリ部110にデータを書き込むもので、この入力スイッチ159によって打ち込まれたデータは、入力装置170を用いてディスプレイ駆動部162によってディスプレイ152に表示される。
図8には、本発明に係る車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)に読み書きする方法(R/W方法)の一実施例が示されている。
図8は、CPU160によってICチップ102のメモリ部110にデータを書き換えたり、ICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを読み出したりする処理フローチャートである。
すなわち、ステップ200において、読み書き装置(R/W装置)150の電源スイッチ153を投入し、電源回路165が作動し、CPU160から送信部161、アンテナ151を介して電波を発信する。このステップ200において電波を発信すると、ICチップ102のアンテナ部104が電波を受信してICチップ102が起動される。このICチップ102が起動されると、ステップ202において、読み書き装置(R/W装置)150はICチップ102のIDコードの読み出しを行う。このIDコードの読み出しは、具体的には、読み書き装置(R/W装置)150から電波が送信されると無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102が、アンテナ部104で電波を受け、電源部106で電源に変え、ICチップ102全体の回路で使用する電源が生成され、ICチップ102において電源が誘起され、ICチップ102は、送受信が可能となり、ICチップ102は、メモリ部110から論理部108を介して、IDコードの送信を行う。このICチップ102のメモリ部110から論理部108を介して送信されたIDコードは、読み書き装置(R/W装置)150のディスプレイ154に表示される。
ステップ202においてICチップ102のIDコードの読み出しを行うと、ステップ204において、読み書き装置(R/W装置)150は、ディスプレイ154に表示されたICチップ102のIDコードの確認を行う。このステップ204においてICチップ102のIDコードの確認を行うと、ステップ206において、読み書き装置(R/W装置)150の書込スイッチ156を投入したか否かを判定する。すなわち、読み書き装置(R/W装置)150の行う動作が書き込みなのか否かを判定する。このステップ206において読み書き装置(R/W装置)150の書込スイッチ156が投入されたと判定すると、ステップ208において、読み書き装置(R/W装置)150のメニュースイッチ154、155によって書き込みメニューを選択したか否かを判定する。すなわち、書き込むデータがICチップ102を特定するための管理データ(IDコードNo)、製造メーカーを特定するデータ、タイヤの製造工場を特定するデータ、製造年月を特定するデータ、タイヤを個別に特定するデータのいずれかなのかを判定する。
このステップ208において読み書き装置(R/W装置)150のメニュースイッチ154、155によっていずれかの書き込みメニューを選択したと判定すると、ステップ210において、選択したメニュー(IDコードNo、製造メーカーを特定するデータ、タイヤの製造工場を特定するデータ、製造年月を特定するデータ、タイヤを個別に特定するデータ)による書き込み処理を行う。このステップ210においてメニュースイッチ154、155によって選択したメニューの書き込み処理を行うと、ステップ212において、メニュースイッチ154、155によって選択したメニューの書き込み処理が終了したか否かを判定する。このステップ212においてメニュースイッチ154、155によって選択したメニューの書き込み処理が終了したと判定すると、ステップ214において、書き込み処理の全てのメニューの書き込み処理が終了したか否かを判定する。このステップ214において書き込み処理の全てのメニューの書き込み処理が終了していないと判定すると、ステップ216において、次のメニューの書き込み処理を行い、ステップ212に戻る。
また、ステップ214において書き込み処理の全てのメニューの書き込み処理が終了したと判定すると、ステップ218において、読み出し処理を行うか否かを判定する。このステップ218において読み出し処理を行わないと判定すると、このフローを終了する。
また、ステップ218において読み出し処理を行うと判定すると、ステップ220において、読み書き装置(R/W装置)150の読出スイッチ157を投入する。このステップ220において読み書き装置(R/W装置)150の読出スイッチ157を投入すると、ステップ222において、読み書き装置(R/W装置)150のメニュースイッチ154、155によって読み出しメニュー(走行距離、急ブレーキの回数、急発進の回数、急ハンドルの回数、空気圧)を選択したか否かを判定する。すなわち、読み出すデータが走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データのいずれかなのかを判定する。
このステップ222において読み書き装置(R/W装置)150のメニュースイッチ154、155によっていずれかの読み出しメニューを選択したと判定すると、ステップ224において、選択したメニュー(走行距離、急ブレーキの回数、急発進の回数、急ハンドルの回数、空気圧)によるデータ(走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データ)の読み出し処理を行う。このステップ224においてメニュースイッチ154、155によって選択したメニューの読み出し処理を行うと、ステップ226において、メニュースイッチ154、155によって選択したメニューの読み出し処理が終了したか否かを判定する。このステップ226においてメニュースイッチ154、155によって選択したメニューの読み出し処理が終了したと判定すると、ステップ228において、書き込み処理の全てのメニューの読み出し処理が終了したか否かを判定する。このステップ228において読み出し処理の全てのメニューの読み出し処理が終了していないと判定すると、ステップ230において、次のメニューの読み出し処理を行い、ステップ226に戻る。また、ステップ228において読み出し処理の全てのメニューの読み出し処理が終了たと判定すると、このフローを終了する。
このように読み書き装置(R/W装置)150は、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102と通信するためのアンテナ151を有している。この読み書き装置(R/W装置)150を起動するため、スイッチ153を押すと、アンテナ151から電波を無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に電波が送信される。この読み書き装置(R/W装置)150から電波が送信されると無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102では、アンテナ部104で電波を受け、電源部106で電源に変え、ICチップ102全体の回路で使用する電源が生成される。このように無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102においては、電源が誘起され、ICチップ102は、送受信が可能となる。さらに、このICチップ102は、読み書き装置(R/W装置)150の立ち上げによって起動すると、メモリ部110から論理部108を介して、IDコードの送信を行う。これによって読み書き装置(R/W装置)150は、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102の存在を確認し、書き込むメモリデータを受信し、あるいは要求された読み出しメモリデータをアンテナ152に送信することになる。
このICチップ102から送信されてきたIDコードは、読み書き装置(R/W装置)150のディスプレイ154に表示される。
図9には、カー用品ディーラにおける無線タグ(RFIDタグ)に使われるICチップ102と図6に図示の読み書き装置(R/W装置)150の使い方が示されている。この読み書き装置(R/W装置)150は、ハンディタイプの装置(ハンディーリーダ150)である。図に示すように車両3に装着された状態での各タイヤ16の情報も読取れるし、装着前つまり販売前の状態でのタイヤ16の情報も読取れる。このようにハンディタイプの読み書き装置(R/W装置)150により、タイヤ16のID情報を入手可能となるが、入手情報は、例えば、品種,サイズ情報,製造日,使用開始時,車体への取り付け位置(左か右か,前か後か),製造者,販売者,取り付け者(カーメーカー,カー用品ディーラ),品質,特性などが挙げられ、これらの情報はその場でオフラインにて読み出すことが可能となる。
このようにして顧客に対しては、より高い満足を追求したサービスの提供が可能となる。すなわち、顧客のタイヤ16の情報読取時に顧客の使用タイヤに関連する特売情報,店舗の在庫情報,アップグレードサービスなどの情報を提供が可能となる。また、自社での提供,取付け製品なのかそうでないのかの判定が可能であり、製品やサービスに対する保証の確認ができ、クレームなどへの対応も円滑にできる。また、タイヤの在庫,入荷検品の効率化にも活用可能であり、製品情報,品質情報活用も利用可能である。
無線タグ(RFIDタグ)に使われるICチップ102を取り付けたタイヤ16のタイヤ関連情報には、タイヤID情報とタイヤステータス情報が挙げられる。タイヤID情報には、タイヤメーカが書き込んだ品種情報,サイズ情報,製造日・製造ロット情報,製品特性データ,品質情報等や、自動車メーカにおいて書き込んだ取付け車種や取付け位置の情報,取付け日等の情報,取付けたホイールの情報,利用時に書き込まれるパンク修理回数や走行中の制御関連情報等の情報が挙げられる。また、タイヤステータス情報には、タイヤID情報に加えて空気圧情報,温度情報,振動情報等が挙げられ、その他車体に取付けられる計測装置との併用による情報が挙げられる。後者には、路面の濡れ方や路面凍結状況も含まれる。
図10には、本発明に係る車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書き装置(R/W装置)を備えた車両の一実施例が示されている。
図10において、読み書き装置(R/W装置)150は、通信機能(アンテナ151、送信部161)を具備して、車両制御用のLANを経由して制御装置や車載情報端末に情報を伝達することになる。望ましくは、図4のタイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)の取付け位置に対応させるので、車体20への読み書き装置(R/W装置)150の取付位置はタイヤ16の外周面に面した位置やタイヤ16の側面の外周側に対向した面となるが、乗用車では後者の方が車両の高さを押さえる関係等で望ましく、前者はRVや大型車両に向いていることになる。
図11に無線タグ(RFIDタグ)組み込みタイヤ16の自動車への装着後のタイヤ情報活用例が示されている。車両3にはその車体20に4本のタイヤ16が前後左右に分けて装着されている。各タイヤ16には無線タグ(RFIDタグ)17が内蔵されている。各無線タグ(RFIDタグ)内蔵タイヤ16に対応するように車体20には読み書き装置(R/W装置)150が夫々に装着されている。
車両3は、また車内に情報端末22を備えており、車体20には車両制御用のコントロールユニット21が備わっている。この車両制御用のコントロールユニット21と各読み書き装置(R/W装置)150は、通信用ケーブル23で接続されており、各読み書き装置(R/W装置)150からの情報全てを統計した制御に反映するように配線されている。そして車両制御用のコントロールユニット21からは、LANケーブル24が出ていて、このLANケーブル24にエンジン情報,ブレーキ制御,サスペンション制御などの諸システムが繋がっている。このように車両制御用のコントロールユニット21は、タイヤID情報を自動的に取得可能であり(付け替えても随時情報取得可能)、ブレーキ制御,サスペンション制御,ステアリング制御のコントロール調整をするのにタイヤ16の品種や特性情報がどの位置かも含めて活用することができる。
また、車両制御用のコントロールユニット21は、情報端末22にもケーブル25で接続されており、この情報端末22は、外部との情報送受信部27を具備している。情報端末22は、タイヤID情報と制御情報によりタイヤ16の使用距離,使用時間,タイヤのサイズ等の情報を発信可能にする。この情報端末33には、他の諸端末類つまり携帯Web端末221,放送受信端末222,プローブ情報端末223,VICS端末224,ETC端末225,テレマティクス端末226などのいずれかが付加されていても良いし、これらいずれかの端末機能を内在させつまり一体化していても良い。このように情報端末22を構成することにより、情報関連のサービスと決済関連のサービスを顧客に提供できることになる。
すなわち、インターネット30を介して、サービスプロバイダ34,35,36との接続を行ってサービス提供を行えるようにする他、VICS情報31,プローブセンタ情報32,テレマティクス33の情報サービスが提供可能となり、テレマティクス33にあってはロードサービス331,自動車損害保険332,カーディーラ333,カーメーカ334との情報授受を可能にする。決済関連ではETC41,DSRC方式の民需利用42、例えばガソリンスタンド421,ドライブスルー422への利用が図られることになる。
タイヤ16は、夫々に多少の品質的ばらつきがあり、ポジション毎に消耗の差が生じる。車の前後左右にどのタイヤ(種類やロットではなくユニークなIDで管理されたもの)がついているかが重要であり、IDコードは全てユニークなので、どのタイヤ16がどの位置でどれくらい使っているかが重要となる。
タイヤ16に装着している無線タグ(RFIDタグ)自体は電波(電磁波)さえ当てれば常に発信することが可能なものであり、正確にはタイヤ16から常に発信するのではなく、タイヤ16にリクエストすればいつでも応える装置である。
タイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているID情報を無線タグ(RFIDタグ)から発信する場合は、読み取りは常に(ある一定の間隔でも可)各ポジションにどんなタイヤがついているかを自動認識する(ID情報,特性,車のどの位置で使用したか:使用距離,使用時間等)。タイヤ16の入れ替えや、タイヤ16のローテーションのたびに作業員が見ただけではタイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているIDの把握できないものを車両制御用のコントロールユニット21や、情報端末22にデータ入力するのは困難であり、自動認識が有効である。情報を発信し、サービスに応用する場合にも今実際何をつけているかが重要となる。書き込みについては、各取付位置データと夫々のタイヤ16の使用時間,使用距離を制御系の距離メータや、情報端末22から取り出し直接各タイヤ16に書き込んで行く必要がある(常に新しいデータに更新)。平均速度データも書き込むことも有効である。このように、タイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているID情報に際しては、完全なオンラインを求めるまでは必要ないが、車側の制御や情報処理に必要となるタイミングで常に処理可能とすることが望ましい。
タイヤステータス情報を発信する場合は、読み取りは、タイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているID情報に加えてタイヤ16のコンディション情報を常に発信することになる(タイヤ16の空気圧,温度,振動等)。これをリアルタイムに車両制御用のコントロールユニット21や情報端末に伝え、状況に応じた制御,情報処理が望ましい。従ってこれらの情報を用いるにはオンラインの仕組みを用いるべきである。
タイヤ情報を制御関連に反映することによって自動車の安全性が向上するが、例えば、各制御への反映は次の通りになる。
ブレーキ制御への利用は、タイヤ16の品種や性能,特性によりABS,ブレーキアシストのコントロールを調整しよりタイヤに合ったブレーキ性能を実現し安全性を出す(ノーマル,ラジアル,スタットレスも自動判定)。これにタイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているID情報を用いる場合は、タイヤ16の製品,情報を車両制御用のコントロールユニット21に渡すことでABSのコントロールパターンを変える。例えば、ノーマルタイヤはスリップし易いのでロックしにくいように制御、スタットレスはタイヤと雪の接地を増やしたいので多少ロックしても良いように制御する等である。
これらの情報に車の情報端末22等から天候情報を加え、雨天時,雪時の制御を加えることも便利である。更に、タイヤの性能情報(グリップ係数,劣化係数等)とタイヤ16の使用距離/時間からタイヤ16の性能を予測して前記のような制御を実施することも有用である。また、タイヤステータス情報を利用する段階では、上記の情報にタイヤの空気圧,温度情報を加えた性能予測を実施し、より車両制御用のコントロールユニット21側の性能に寄与できるようにする。
ステアリング制御への利用は、タイヤ16の検査情報を基にタイヤ特性からステアリング制御を最適にコントロール可能にする。前述のブレーキ制御での情報活用に加えて、タイヤ16の品質(コニシティ;そのタイヤが右や左に曲がり易い傾向を示す)情報を加えハンドルの取扱いをより木目細かく実施する。パワーステアリングの制御を左右のタイヤ毎に調整することが可能となる。
サスペンション制御への利用は、タイヤ16のサイズ,品種に合わせてサスペンション制御を最適にコントロール可能にすることになる。タイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているID情報を用いる場合では、タイヤ16の情報としてタイヤサイズ,タイヤの硬さ等の情報を取り出し夫々のタイヤに応じたサスペンションの硬さ制御,車高の高さ制御を実施し車の走行安全性,乗り心地を提供可能にする。タイヤステータス情報を用いる場合ではタイヤ16の振動情報等を検出しサスペンション側で振動を吸収する制御を実施することになる。
スタビリティ制御への利用は、制動制御時に車体の斜行,蛇行を制御することになる。タイヤ16の性能情報を基に予めスタビリティ制御をコントロール可能にする。前述のブレーキ制御,ステアリング制御,サスペンション制御で示したように車の各ポジション毎のタイヤ16の情報を活用し制動制御時に車体の斜行,蛇行を予め予測して制御システムの効率を上げることが可能になる。
タイヤ16の寿命管理では、タイヤ16毎の走行距離,走行時間を管理しタイヤ16の性能情報を基にタイヤの耐久管理可能にする。タイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているID情報を用いる場合では、タイヤ16毎のスペック(保証耐久値)情報を活用して情報を提供可能にする。タイヤステータス情報を利用するに際しては、異常振動,空気圧変動からリアルタイムにタイヤ16の状況を提供することで突発的なタイヤ16の状況の変化による寿命管理が可能となる。
次にタイヤ情報を用いた情報関連サービスを示すと次の通りである。
第1に、タイヤ情報の運転者への提供がある。例えば、タイヤ16の磨耗情報提供であり、運転者に対してタイヤ16毎の装着からの走行距離を提示して利用状況の情報提供する。前述の寿命管理と同様の情報を必要に応じて情報端末22を通して利用者に提供可能になる。
次に、天気状況に応じてタイヤの適応種別情報提供することが挙げられる。例えば、天候の雪や外気がマイナス時に夏タイヤのアラーム情報等提供することになる。前述のブレーキ制御にあるようにタイヤ情報と天気情報(走行時の走行先の天候状況も含む)を情報システム内で処理することで、雨や雪時の走行に対して現在使用のタイヤの危険を発信することができる。
第2に、タイヤ情報をITSインフラを利用しての情報発信がある。例えば、タイヤ16のパンク時にロードサービスに情報発信する。タイヤ16のパンクによるロードサービスへの発信情報にタイヤ16のサイズ,品種の情報を付加することで現場に最適なホイール組付け済のタイヤ16を供給可能になる。アラーム情報にタイヤ情報を加えてロードサービス及び間近のカー用品ディーラ/ガソリンスタンドに情報が伝達され、替えタイヤ16のオーダや現場への供給,在庫問合せ等が可能になる。
次に天気状況に応じてタイヤ16の種別情報発信することが挙げられる。雪によるチェーン規制時に冬タイヤ情報をETC等を介して道路管理者へ情報発信し、規制の検問渋滞が解消される。耐用距離,年数経過車両の高速道路への進入防止(事故の予防)が可能になるが、これは前述のタイヤ寿命管理にある情報を提供することで対応できる。
第3に、発信されたタイヤ情報をサービスに利用することが考えられる。例えば、自動車損害保険のサービスメニュー化が挙げられる。常に安全基準に準拠しているの判定が可能となるため新たなサービスメニューになる。安全性,操作性を向上図る情報を発信することでその車の状態が把握可能となり、損害保険での新たな保証サービスが実現可能になる。
また、カーディーラ,カー用品ディーラ,ガソリンスタンドでのセールス情報の紹介に利用する。タイヤ情報を基にタイヤ16の買い換え時期セールス,顧客ニーズに合った製品セールスが挙げられる。タイヤ16のパンク時のエマージェンシーコールを受けることや、タイヤ利用者が今必要としているタイヤ16のサイズや種別が事前にわかること、そのセーラが今売りたいものをその適用に合ったタイヤユーザにだけダイレクトに選定したユーザへのセールス可能に(情報端末にセールス情報を提供、顧客の使用タイヤ毎に選別した情報提供可能)。
更に、無線タグ(RFIDタグ)内蔵タイヤ16の情報利用によって、タイヤ関連業界(カー用品ディーラ,ガソリンスタンド、廃棄処理)でのネットワークレスビジネスが形成される。すなわち、カーディラやカー用品ディーラ,ガソリンスタンドにおいては、規格に合ったハンディタイプの読み書き装置(R/W装置)150でタイヤ16から直接情報を入手することが可能である。また、廃棄処理においてはいずれにしても車から外された状態が想定されローカルでのデータ授受が前提となる。この際タイヤ16の情報がネットワークレスで入手することが可能であり、タイヤ16の品種や製造方式により処理の方式が異なる場合の作業効率化が進む(例えば:スチールが入っている/いない,その他の有害物質が有る/ない,再利用部材がある/ない等)。また、処理業者が複数のタイヤメーカのタイヤを処理する際にもどのメーカのどんなIDを持つタイヤ16を何個処理したかが正確に報告することが可能となり、タイヤメーカとしては自社品の回収率の個別での把握が可能であり、メーカとしての社会的責任への貢献をアピールできる。処理業者もタイヤ16の無線タグ(RFIDタグ)に記録されているID情報で処理数が管理されるため正確な請求等につながり信頼性が高まる。
このように無線タグ(RFIDタグ)というデータキャリアを用いて、タイヤ情報を基に製品が最終ユーザに渡って以降の段階の情報活用に重点を置いている。すなわち、タイヤ固有の情報を利用者側や利用者が利用する業者から見えるようにすることになる。無線タグ(RFIDタグ)は、データキャリアなので、タイヤ16自体の情報をネットワークレスでタイヤメーカや自動車メーカ/ディーラのシステムに依存すること無く(簡易なハンディタイプの読み書き装置(R/W装置)150があれば)利用が図れる。ガソリンスタンド,廃材処理,ユーザ自身等でもデータ利用が可能。バッテリーレスだから電源供給ない状態や出荷後長時間経っているものでも稼動ができる。また、ITSインフラにそのタイヤ情報直接,データ付加,加工して利用することで、利用者,自動車業界(道路公団,ロードサービス,各カー用品ディーラ,車保険他)に新たなサービスや、ビジネス,セールスチャネル、をもたらすことになる。更に、タイヤ情報にてタイヤ16の使用距離,期間が保証されることで、タイヤ16の保管サービスやタイヤ16のレンタル更にはタイヤ16の中古販売などの従来ビジネスが発展される。
従来のトランスポンダ方式は情報が検出機の世界に入ってしまうが、無線タグ(RFIDタグ)と無線交信によりオープン系のデータとして扱うことが効能となり、各ネットワーク(ETC,テレマティクス,VICSWeb,電話等)を介しての多彩なサービスが可能となるものと、タイヤ16自体からも外部から無線交信可能なためタイヤ関連に特化した情報(データ)がインフラ無くサービス等に活かすことができる。
図12には、本発明に係る車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)をタイヤに取り付けたときの、タイヤに取り付けた無線タグ(RFIDタグ)に記憶されたタグ情報(ID情報)を利用する活用例の概念図が示されている。この図1が示すように利用情報としては、オンライン情報1とオフライン情報2とがある。
図12において、オンライン情報1は無線タグ(RFIDタグ)組み込みのタイヤ16を装着して走行する車両3との情報授受や各事業者やユーザ家庭との情報通信から選択的に用いられ、コンタクトセンタ4が設けられている。
各車両3との情報授受を行うコンタクトセンタ4には、基幹情報システム,ネットワーク情報システム,顧客・製品管理システム,セールス情報システムが繋がっており、顧客などからの問合せに対応するとともに、製品情報の提供を行う。例えばユーザ5宅内のコンピュータ(以下、PCという)6との通信接続によって、タイヤ16のステータス情報(例えば安全性),買い換えセールス,付帯製品情報,新製品情報などの、当該タイヤ16を所有する顧客に適した情報の提供を行う。また、タイヤメーカー7に対しては的確な顧客・利用製品情報を提供し、この情報は市場情報として利用されることになる。タイヤメーカー7においてはこの情報を得て、例えば、法規制を勘案した各種の管理者意思決定の支援,新製品開発展開の支援,製造・出荷・品質管理の支援を行う。タイヤメーカー7内においては無線タグ(RFIDタグ)搭載であることを利用してPDA8やPC6を用いて品質情報,製造〜出荷の工程管理や出荷指示を行う。
オンライン情報1を担う車両3側の工夫は各タイヤ16毎にR/Wユニット(後述)を設けることにより、車載端末から情報を入手することになる。つまり車のタイヤ周辺に読み書き装置(R/W装置)を設置して、ETC,テレマティクスなどの車載端末に情報を渡し、更には外部に情報を発信し、逆に外部から情報を受信して、各種情報を端末に表示したり、新たに最新情報タイヤ内の無線タグ(RFIDタグ)に書き込んだりすることになる。
オフライン情報2は、タイヤ16自体がデータキャリアとなり情報の受渡しが現場で可能となることを利用する。よってこの場合はネットワークインフラを必要としない。このオフラインによる情報収集は、自動車メーカ9,ガソリンスタンド10,カー用品のディーラ(車検業者,修理工場でも良い)11,リサイクル業者12等が挙げられる。自動車メーカー9では無線タグ(RFIDタグ)毎に品質情報や装着情報を授受して製品の安全性や優位性を担保する。ディーラ11では無線タグ(RFIDタグ)情報収集端末(業者側に設置した専用の読取り端末。以下同じ)13にて装着情報を授受し、こうして顧客の利用製品の状況に合ったセールスを行えるようにする。ガソリンスタンド10においては無線タグ(RFIDタグ)情報読取端末14を用いて授受した装着情報を活用し、製品の使用状況の管理を行うようにする。更にリサイクル業者12においては無線タグ(RFIDタグ)情報収集端末15によりタイヤ16のリサイクル情報や廃棄処理情報に利用し、更には顧客の情報にあったタイヤ16などのセールスを展開することに活用する。いずれの無線タグ(RFIDタグ)情報収集端末でもタイヤ16の情報を収集するのみでなく、点検や修理などの最新情報の無線タグ(RFIDタグ)への書き込みも行う。この他、料金所などにおいても無線タグ(RFIDタグ)情報収集端末の設置が利用できるであろうし、これら端末は、車載端末との直接の通信も対応可能である。
図13には、タイヤメーカーが読み書き装置(R/W装置)150を備え、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102をタイヤに取り付けたときの読み書き装置(R/W装置)150と無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102とのデータの送受信関係が示されている。
図13において、タイヤメーカー500は、自動車用のタイヤ16を製造販売する業者で、無線タグ(RFIDタグ)502は、無線タグ(RFIDタグ)を製造するメーカーで、タイヤメーカー500は、この無線タグ(RFIDタグ)製造メーカーから無線タグ(RFIDタグ)502を購入している。まず、このタイヤメーカー500は、無線タグ(RFIDタグ)製造メーカーから無線タグ(RFIDタグ)502を購入し、その納入を受ける(510)。この納入した無線タグ(RFIDタグ)502は、自動車用のタイヤ16に取り付けるものであり、一般に、ICタグ、電子タグと称されているものである。タイヤメーカー500は、無線タグ(RFIDタグ)製造メーカーから無線タグ(RFIDタグ)502の納入を受けると、この購入した無線タグ(RFIDタグ)502に無線タグ固有のコード、IDコードNoの書き込みを行う(512)。このIDコードNoが書き込まれた無線タグ(RFIDタグ)502は、タイヤ16に取り付ける(514)。この無線タグ(RFIDタグ)502の取付によって、タイヤ16は、タイヤ毎のIDコードが設定される(516)。このようにしてタイヤ16は、無線タグ(RFIDタグ)502付きタイヤとなる。そして、この無線タグ(RFIDタグ)502付きタイヤは、自動車506に装着される。
このようにしてIDコードが設定され、自動車506に装着されたタイヤ16に対して、タイヤメーカー500は、読み書き装置(R/W装置)から図1に図示の無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のアンテナ部104に電波を送ることにより、電源の供給およびクロック、データの送受信を行う。すなわち、まず、タイヤメーカー500が保有する読み書き装置(R/W装置)からタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)502に電波を送信する(518)。すると、図1に図示の無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102の電源部106に電力が誘起され、論理部108、メモリ部110が作動する。これによってタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に記憶されているIDコードを読み出すことができる(520)。このIDコードを読み出すと、タイヤメーカー500は、各タイヤ毎に、当該タイヤの関連情報(データ)を無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に書き込む(522)。このICチップ102のメモリ部110(具体的には、ICチップ書き込みデータ項目メモリエリア)への書き込む内容は、タイヤの製造メーカーを特定する情報、タイヤの製造工場を特定する情報、タイヤの製造年月を特定する情報、タイヤを個別に特定する情報等である。
このようにIDコードとタイヤの関連情報(データ)がメモリ部110に記憶されているタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102の取り付けられたタイヤは、タイヤメーカー500から自動車メーカー(あるいは、自動車部品専門店)に販売される(524)。自動車メーカーでは、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102の取り付けられたタイヤを自動車506の車輪に用いて、自動車506に装着する(526)。この自動車506には、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102と送受信するための読み書き装置(R/W装置)150が搭載されている。この読み書き装置(R/W装置)150は、自動車が備える車両制御用のコントロールユニット21に内蔵させることもできるし、車両制御用のコントロールユニット21とは別な外付けの装置とすることもできる。
この自動車が備えてある読み書き装置(R/W装置)150によって、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に自動車の走行状態等、タイヤの摩耗、耐久性等に関係する必要データ(走行距離情報、急ブレーキの回数情報、急発進の回数情報、急ハンドルの回数情報、空気圧情報)を記憶する。これによってタイヤの摩耗、耐久性等を予測することができる。この自動車が備えてある読み書き装置(R/W装置)150から無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に書き込むのは、走行中は、タイヤが拘束で回転しており、読み書き装置(R/W装置)150と無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102との通信が難しいので、自動車の走行が停止するアイドリング時か、エンジンを切って車両の運転を停止したときが適している。本実施例においては、自動車の走行が停止したとき(現実に車輪の回転が停止したとき)に行うようになっている(528)。
この自動車の走行が停止する(528)と、自動車が備えてある読み書き装置(R/W装置)150から無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データを書き込む(530)。この自動車の走行停止毎に書き換えられる走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データは、最も最新のデータがタイヤメーカー500に備えられた読み書き装置(R/W装置)150によって読み出され、タイヤメーカー500に提供される(532)。このタイヤメーカー500が無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110から読み出したタイヤ関連データは、タイヤメーカー500において蓄積され、例えば、タイヤの寿命、タイヤの特性の算定に用いられる(534)。そして、このタイヤの寿命、タイヤの特性についての算定結果は、新製品情報と共に自動車所有者に送信される(534)。
図14〜図16には、タイヤメーカーが無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102を取り付けたタイヤを販売し、読み書き装置(R/W装置)150を自動車検査業者600(車検、法定点検等の整備を行う業者)が備え、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102をタイヤに取り付けたときの自動車検査業者600の利用法が示されている。
図14におけるステップ510からステップ532におけるタイヤメーカー500、無線タグ(RFIDタグ)502、タイヤ504、自動車506間のやり取りは、図13におけるステップ510からステップ532におけるタイヤメーカー500、無線タグ(RFIDタグ)502、タイヤ504、自動車506間のやり取りと同じである。したがって、ここでの重複する説明は省略する。
自動車の走行停止毎に書き換えられる走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データは、最も最新のデータがタイヤメーカー500に備えられた読み書き装置(R/W装置)150によって読み出され、タイヤメーカー500に提供される(532)。
自動車検査業者600は、自動車が車検場に入ってくると、まず、自動車検査業者600が所有する読み書き装置(R/W装置)を作動させて無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のアンテナ部104に電波を送ることにより、電源の供給およびクロック、データの送受信を行う。すなわち、まず、自動車検査業者600が保有する読み書き装置(R/W装置)からタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)502に電波を送信する(602)。すると、図1に図示の無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102の電源部106に電力が誘起され、論理部108、メモリ部110が作動し、タイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に記憶されているIDコードを読み出す(604)。このIDコードを読み出すことによって特定のタイヤを認識する。このIDコードを読み出すと、自動車検査業者600では、受信したIDコードを自動車の車体番号と関連づけて図示していないが、自動車検査業者600が所有するデータベースに格納する(606)。
この自動車が車検場に入ってきた車両のタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のIDコードを読み出すと、自動車検査業者600は、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に対し、無線タグ(RFIDタグ)に記憶されているタイヤ固有のデータ(タイヤの製造メーカーを特定する情報、タイヤの製造工場を特定する情報、タイヤの製造年月を特定する情報、タイヤを個別に特定する情報等)の要求を行う(608)。この自動車検査業者600の要求に無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102からタイヤの製造メーカーを特定するデータ、タイヤの製造工場を特定するデータ、タイヤの製造年月を特定するデータ、タイヤを個別に特定するデータ等を読み出すことができる(610)。
このタイヤ固有のデータ(タイヤの製造メーカーを特定するデータ、タイヤの製造工場を特定するデータ、タイヤの製造年月を特定するデータ、タイヤを個別に特定するデータ等)を読み出すことによって各タイヤの個別の固有のデータを認識する(612)。このタイヤ固有のデータを読み出すと、自動車検査業者600では、受信したタイヤ固有のデータ(タイヤの製造メーカーを特定するデータ、タイヤの製造工場を特定するデータ、タイヤの製造年月を特定するデータ、タイヤを個別に特定するデータ等)を自動車の車体番号と関連づけて図示していないが、自動車検査業者600が所有するデータベースに格納する(614)。
また、自動車検査業者600は、自動車が車検場に入ってきた車両のタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のタイヤ固有のデータを読み出すと、自動車検査業者600は、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に対し、無線タグ(RFIDタグ)に記憶されているタイヤ関連データ(走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データ)の要求(読み出し)を行う(616)。この自動車検査業者600の要求(読み出し)によって無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102からは、走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データが読み出される(618)。
このタイヤ関連データ(走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データ)を読み出すことによって各タイヤの特性に関するデータを認識する(620)。このタイヤ関連データを読み出すと、自動車検査業者600では、受信したタイヤ関連データ(走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データ)を自動車の車体番号と関連づけて図示していないが、自動車検査業者600が所有するデータベースに格納する(622)。
その後、自動車検査業者600においては、車検場に入ってきた車両のタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に、自動車検査証における検査点検項目のデータを読み書き装置(R/W装置)150によって送信する(624)。この自動車検査業者600からの送信を受けて、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102においては、自動車検査業者600から送信されてきた自動車検査証における検査点検項目のデータによる書き換えを行う(626)。
さらに、自動車検査業者600からは、車検場に入ってきた車両のタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に、自動車検査において点検した全てのデータを読み書き装置(R/W装置)150によって送信する(628)。この自動車検査業者600からの送信を受けて、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102においては、自動車検査業者600から送信されてきた自動車検査において点検した全てのデータを書き換える(630)。
図13〜図16に図示の実施例は、タイヤメーカー500がタイヤに無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102を取り付け、自動車検査業者600、自動車メーカーが読み書き装置(R/W装置)150を備え、自動車に装着したタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に、直接アクセスして無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110を書き換えたり、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを読み出すものである。これに対し、図17に図示の実施例は、管理センター700が、読み書き装置(R/W装置)150を持ち、この読み書き装置(R/W装置)150を貸与して、読み書き装置(R/W装置)150を介して得られる無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に記憶されているデータを管理し、この管理センター700と契約を結んだ顧客(自動車メーカー、タイヤメーカー、自動車検査業者)に対して、通信回線を利用して有料で提供するものである。
図17において、502が無線タグ(RFIDタグ)で、具体的には、図1に示されるICチップ102である。また、506は、自動車(R/W装置)で、自動車の各種センサーから得られるデータを処理装置から、通信手段(例えば、インターネット)750を介して管理センター700に送信している。この管理センター700は、処理装置と、データベースによって構成されている。
この図17に示される各業者間の送受信関係が図18に示されている。図18において、タイヤメーカー500は、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102のメモリ部110に書き込み/読み出しが可能な読み書き装置(R/W装置)150を備え、無線タグ(RFIDタグ)メーカーから提供される(具体的には、購入する)無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102をタイヤに取り付け(704)、この無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102を取り付けたタイヤの販売を行っている。
一方、管理センター700は、タイヤメーカー500がタイヤに取り付ける無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102と送受信ができる読み書き装置(R/W装置)150を自動車メーカー702に貸与(無償/低額有償)し(706)、自動車メーカー702が製造する自動車に搭載する(710)。このようにして自動車(R/W装置)506に搭載する。このようにして自動車506に読み書き装置(R/W装置)150が搭載されると、この自動車506に搭載された読み書き装置(R/W装置)150を管理センター700から制御して、自動車506に読み書き装置(R/W装置)150を介して無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に電波を送信する(708)。この送信を受けると、自動車506のタイヤに取り付けられた無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102からIDコードが読み込まれる(712)。
自動車506においては、自動車506に搭載された読み書き装置(R/W装置)150によって、タイヤ固有のデータ(タイヤの製造メーカーを特定するデータ、タイヤの製造工場を特定するデータ、タイヤの製造年月を特定するデータ、タイヤを個別に特定するデータ等)が書き込まれる。自動車メーカー702では、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102が取り付けられたタイヤを自動車に装着する(718)。そして、この自動車に装着されたタイヤの固有のデータ(タイヤの製造メーカーを特定するデータ、タイヤの製造工場を特定するデータ、タイヤの製造年月を特定するデータ、タイヤを個別に特定するデータ等)は、自動車506に搭載された読み書き装置(R/W装置)150によって、管理センター700に送信される。また、管理センター700からの要求により、自動車506に搭載された読み書き装置(R/W装置)150によって、タイヤ関連データ(走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データ)が読み出される(722)。このタイヤ関連データ(走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データ)は、自動車の走行停止のとき無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に書き込むようになっている(724)。この自動車の走行停止のとき無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップ102に書き込まれたタイヤ関連データ(走行距離データ、急ブレーキの回数データ、急発進の回数データ、急ハンドルの回数データ、空気圧データ)は、タイヤメーカー500に有償で提供され(726)、同様に、自動車メーカー702に有償で提供される(728)。
本発明に係る第1実施例を示す車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)の構成図である。 図1のICチップをシールに装着したICチップ付きシールを上から見た構成図である。 本発明に係る第2実施例を示す車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)をタイヤに装着する方法を示す図である。 無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップのタイヤへの取付け位置を示す図である。 本発明に係る第3実施例を示す車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)と読み書き装置(R/W装置)の外形図である。 読み書き装置(R/W装置)の回路構成図である。 ICチップのメモリ(RAM/ROM)のデータベース(DB)による管理を示す図である。 本発明に係る第4実施例を示す車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)に読み書きする方法(R/W方法)を示す図である。 図9には、カー用品ディーラにおける無線タグ(RFIDタグ)に使われるICチップと図6に図示の読み書き装置(R/W装置)の使い方を示す図である。 本発明に係る第5実施例を示す車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書き装置(R/W装置)を備えた車両を示す図である。 無線タグ(RFIDタグ)組み込みタイヤの自動車への装着後のタイヤ情報活用例を示す図である。 本発明に係る第6実施例を示す車両情報メモリエリアを持った無線タグ(RFIDタグ)をタイヤに取り付けたときの、タイヤに取り付けた無線タグ(RFIDタグ)に記憶されたタグ情報(ID情報)を利用する活用例の概念図である。 タイヤメーカーが読み書き装置(R/W装置)を備え、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップをタイヤに取り付けたときの読み書き装置(R/W装置)と無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップとのデータの送受信関係を示す図である。 本発明に係る第7実施例を示すタイヤメーカーが無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップを取り付けたタイヤを販売し、読み書き装置(R/W装置)を自動車検査業者が備え、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップをタイヤに取り付けたときの自動車検査業者の利用法を示す図である。 本発明に係る第7実施例を示すタイヤメーカーが無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップを取り付けたタイヤを販売し、読み書き装置(R/W装置)を自動車検査業者が備え、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップをタイヤに取り付けたときの自動車検査業者の利用法を示す図である。 本発明に係る第7実施例を示すタイヤメーカーが無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップを取り付けたタイヤを販売し、読み書き装置(R/W装置)を自動車検査業者が備え、無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップをタイヤに取り付けたときの自動車検査業者の利用法を示す図である。 管理センターが、読み書き装置(R/W装置)を持ち、この読み書き装置(R/W装置)を貸与して、読み書き装置(R/W装置)を介して得られる無線タグ(RFIDタグ)を構成するICチップのメモリ部に記憶されているデータを管理し、この管理センターと契約を結んだ顧客(自動車メーカー、タイヤメーカー、自動車検査業者)に対して、通信回線を利用して有料で提供フローチャートである。 図17に図示の各業者間の送受信関係を示す図である。
符号の説明
102……………………………ICチップ
104……………………………アンテナ部
106……………………………電源部
108……………………………論理部
110……………………………メモリ部
16………………………………タイヤ
150……………………………読み書き装置(R/W装置)
151……………………………アンテナ
152……………………………ディスプレイ
153……………………………電源スイッチ
154、155…………………メニュースイッチ
156……………………………書込スイッチ
157……………………………読出スイッチ
158……………………………記憶スイッチ
159……………………………入力スイッチ
160……………………………CPU
161……………………………送信部
162……………………………ディスプレイ駆動部
163……………………………メモリ(RAM/ROM)
164……………………………I/O(入出力回路)
165……………………………電源回路
166……………………………メニュー選択回路
167……………………………書込回路
168……………………………読出回路
169……………………………メモリ(RAM/ROM)駆動回路
170……………………………入力装置

Claims (17)

  1. 書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグであって、
    前記メモリ内の情報として、タイヤの識別を行う情報メモリエリアと、タイヤ関連情報メモリエリアとからなるタグ情報メモリエリアを持つことを特徴とする車両情報メモリエリアを持った無線タグ。
  2. 前記タイヤの識別を行う情報メモリエリアは、少なくともタイヤの製造メーカーを特定する情報と、タイヤの製造工場を特定する情報と、タイヤの製造年月を特定する情報と、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報の各情報を記憶するメモリエリアを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグ。
  3. 前記タイヤの製造メーカーを特定する情報メモリエリアと、タイヤの製造工場を特定する情報メモリエリアと、タイヤの製造年月を特定する情報メモリエリアと、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報メモリエリアには、各タイヤ毎にタイヤ識別情報として格納するものである請求項2に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグ。
  4. 前記タイヤの識別を行う情報メモリエリアは、書き換え不可能な領域として設定したものである請求項3に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグ。
  5. 前記タイヤ関連情報メモリエリアには、少なくとも走行距離記憶エリアと、急ブレーキの回数記憶エリアと、急発進の回数記憶エリアと、急ハンドルの回数記憶エリアと、空気圧記憶エリアとを設けたものである請求項1、2、3又は4に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグ。
  6. 前記タイヤ関連情報メモリエリアには、車輪の前・後・左・右の別情報記憶エリアと、タイヤ履歴情報記憶エリアとをさらに設けたものである請求項5に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグ。
  7. 書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグであって、前記メモリ内に記憶するタグ情報を読み取る読み取り部と、
    前記無線タグに送信し、前記タイヤの識別を行う情報と前記タイヤ関連情報とからなるタグ情報をタグ情報メモリエリアに書き込む書き込み部とを備えることを特徴とする車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置。
  8. 前記タイヤの識別を行う情報は、少なくともタイヤの製造メーカーを特定する情報と、タイヤの製造工場を特定する情報と、タイヤの製造年月を特定する情報と、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報を含んでいることを特徴とする請求項7に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置。
  9. 前記タイヤの製造メーカーを特定する情報と、タイヤの製造工場を特定する情報と、タイヤの製造年月を特定する情報と、タイヤ毎にタイヤを個別に特定する情報は、タイヤ識別情報として各タイヤ毎に前記メモリ内のタイヤの識別を行う情報メモリエリアに格納するものである請求項8に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置。
  10. 前記タイヤ関連情報メモリエリアには、少なくとも走行距離記憶エリアと、急ブレーキの回数記憶エリアと、急発進の回数記憶エリアと、急ハンドルの回数記憶エリアと、空気圧記憶エリアとを設けたものである請求項7、8又は9に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置。
  11. 前記タイヤ関連情報メモリエリアには、車輪の前・後・左・右の別情報記憶エリアと、タイヤ履歴情報記憶エリアとをさらに設けたものである請求項10に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置。
  12. 書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグであって、前記メモリ内に記憶するタグ情報を読み取る読み取り部と、
    前記無線タグに送信し、前記タイヤ関連情報からなるタグ情報を前記メモリ内のタグ情報メモリエリアに書き込む書き込み部とを備えることを特徴とする車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置。
  13. 前記書き込み部にメモリ内容を自由に書き換えることを禁止するセキュリティ回路を設け、前記タイヤの識別を行う情報メモリエリアを、書き換え不可能な領域として設定したものである請求項12に記載の車両情報を持った無線タグに読み書きする装置。
  14. 書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグをタイヤに取り付け,
    車両に搭載される車両制御機器に接続される送受信用のアンテナを前記タイヤ近傍に設け,
    前記車両制御機器から前記無線タグに前記アンテナを介して送信し前記無線タグに電源を供給し,
    前記無線タグのタイヤの識別を行う情報メモリエリアとタイヤ関連情報メモリエリアに記憶されているタグ情報を読み出し,
    前記車両制御機器から前記無線タグに前記アンテナを介して送信し前記無線タグに電源を供給し,
    前記車両制御機器から各種情報を前記無線タグに前記アンテナを介して送信し,
    前記各種情報を該情報の内容に応じて前記無線タグのタイヤの識別を行う情報メモリエリアとタイヤ関連情報メモリエリアに書き込むようにしたことを特徴とする車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする方法。
  15. 書き換え可能なメモリを有し、メモリ内に記憶する情報が外部から取得されるように構成し、外部から取得した情報をメモリ内に書き込む無線タグであって、前記メモリ内に記憶するタグ情報を読み取る読み取り部と、
    前記無線タグに送信し、前記タイヤの識別を行う情報と前記タイヤ関連情報とからなるタグ情報をタグ情報メモリエリアに書き込む書き込み部とを備えることを特徴とする車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を備えた車両。
  16. 前記車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置は、車両に搭載する車両制御機器に内蔵したものである請求項15に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を備えた車両。
  17. 前記車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置は、車両に搭載する車両制御機器とは別に設け、前記車両制御機器によって制御可能に構成したものである請求項15に記載の車両情報メモリエリアを持った無線タグに読み書きする装置を備えた車両。
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