JP2005169967A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高分解能、高精度でキャリッジの位置検出を行なうことができ、高密度記録が可能で信頼性、耐久性の高い画像記録装置を提供する。
【解決手段】本構成は、エンコーダフィルム8を支持し、シャーシ側板9に取り付け位置を微調整して固定することができるエンコーダ調整板16を有し、位置出し穴5aに当接する位置決め部20cと、シャーシ側板9を貫通し、エンコーダ調整板16の位置を決める位置決め凸部20a、20bと、を有する組立調整治具20を、キャリッジ5とシャーシ側板9の間のガイド軸7及びサポート軸4上に載置し、キャリッジ5をシャーシ側板9側に移動し、位置決め凸部20a、20bにエンコーダ調整板16を当接してエンコーダ調整板16の位置を決め、エンコーダ調整板16をシャーシ側板9に固定するエンコーダ調整機構を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジの位置を検出する高精度位置検出手段として光学式リニアエンコーダを用いる画像記録装置に関するものである。
従来の画像記録装置において、記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジの位置を検出する高精度位置検出手段として、様々な方式のリニアエンコーダが用いられている。中でも光学式のエンコーダは、検出部がリニアスケールに非接触で検知可能であり、耐久性に優れ、磁界の変化などの外乱に強く、安価であり、また高精度、高分解能の位置検出に向いており、高性能な画像記録装置においては主流となっている。
しかし、画像記録装置の内部はインク、紙紛、トナー等の汚れの原因となるものが多く、これらがリニアスケールの表面に付着すると、リニアスケールの透過光の光量が減少してリニアエンコーダの信号出力が低下する。特に、インクジェット方式の画像記録装置においては、記録ヘッドからのインク吐出時に微少のインクが霧状に空間に散乱する現象(以下、ミストと記す)が起こり、装置内部の部品にインクが付着しやすく、リニアスケール表面にも付着しやすい。
そこで、リニアスケールを走査した際のフォトインタラプタ出力に応じてフォトインタラプタの総合感度を所定値に制御する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−221271号公報
しかしながら、特許文献1の画像記録装置は、若干の信号変化を補正するもので、リニアスケール表面の汚れによる出力低下を解決できるものではない。同じ汚れでも、特に高分解能エンコーダでは、感度が鋭敏化しており、この影響が大きい。一方、最近では、装置の高性能化の要求とともに、光学式リニアエンコーダに更なる高精度、高分解能が要求されている。
光学式リニアエンコーダにおいて、水滴等の汚れがリニアスケールの表面に付着すると、この種の汚れは、透過性を有し、リニアスケールを通過する光の曲率を変える。そして、リニアスケールの明暗スリットの本数を受光素子によって単純にカウントする方式では、リニアスケールの透過光が正常な光路からはずれることによりり、受光部であるエンコーダセンサに設計値とおりの均等なピッチで光が届かず、誤信号が発生する。
この誤信号による誤差により、画像記録装置の記録性能が低下し、誤信号による誤差の積み重なりによりキャリッジの停止位置を狂わせ、キャリッジが暴走し、他部品へ衝突して機械破損等が生じる。この結果、画像記録装置の信頼性、耐久性が低下するという問題がある。
この誤信号の発生を最小限に抑えるのに、エンコーダセンサの受光面(以下、ディテクタと呼ぶ)とリニアスケールの遮光面を出来る限り近づけ、出来るだけ平行にすることが、有効であることがわかっている。
このディテクタとリニアスケールのギャップを保つために、エンコーダセンサとリニアスケール(エンコーダフィルム)をすらせてしまうような単純な構成もあるが、ヘビィデューティな仕様の場合、リニアスケール表面の埃やインク、紙粉を一部にかき集めてしまい、エンコーダとしての寿命が短くなり、画像記録装置の耐久性が低下する。
図6は従来のリニアスケール調整機構のない画像記録装置の構成図であり、図7、図8は従来の構成での不具合を説明する図である。
図6に示す従来の画像記録装置の構成では、図7に示すように、記録媒体510と記録ヘッド53のギャップ調整で、ガイド軸57とサポート軸54の高さがずれた場合、ガイド軸57とサポート軸54に支持されたキャリッジ55は水平面から傾き、キャリッジ55上に固定されたエンコーダセンサ56も傾く。
しかし、エンコーダフィルム58はシャーシ側板59に固定されているので、エンコーダセンサ56とエンコーダフィルム58の相対位置は、ずれてしまうことになる。この場合、エンコーダフィルム58と光軸のエンコーダフィルム58のスリット面の垂直度が狂ってしまう。
また、エンコーダセンサ56とエンコーダフィルム58の位置が公差等でずれた場合、エンコーダフィルム58が発光素子56aに近い場合には、受光素子56bに設計値とおりの均等なピッチで光が届かず、誤信号が発生する。
逆に、図8に示すように、エンコーダフィルム58が受光素子56bに近い場合には、エンコーダフィルム58が受光素子56b側に摺ってしまう可能性がある。この場合、受光素子56bがエンコーダフィルム58の表面に付着した汚れをかき集めてしまい、エンコーダセンサ56の寿命を縮めることになる。
また、画像記録装置の耐久性の向上に関する要求が増える中、インクジェット方式の画像記録装置でも5万枚ほどの画像記録を保証するプリンタもある。この傾向は増える一方で、プリンタの寿命を左右する要素のひとつであるキャリッジ用光学センサのミストによる汚れに対する耐汚性能の向上が求められている。
そこで本発明は、高分解能、高精度でキャリッジの位置検出を行うことができ、高密度記録が可能で信頼性、耐久性の高い画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像記録装置の代表的な構成は、記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドを搭載可能なキャリッジと、該キャリッジが走査するガイド軸及びサポート軸と、前記キャリッジ上に配置された光学式エンコーダセンサと、前記ガイド軸及び前記サポート軸に平行に設けられたリニアスケールと、前記ガイド軸、前記サポート軸、前記リニアスケールの両端を支持するシャーシ側板と、を有し、前記光学式エンコーダセンサとリニアスケールにより前記キャリッジの位置を検出する画像記録装置において、前記リニアスケールを支持し、前記シャーシ側板に取り付け位置を微調整して固定することができるスケール固定部材を有し、前記キャリッジは前記光学式エンコーダセンサの光軸方向に前記光学式エンコーダセンサに対して所定位置に設けられた位置出し部を有し、前記位置出し部に当接する第一の位置決め部と、前記シャーシ側板を貫通し、該スケール固定部材の位置を決める第二の位置決め部と、を有する組立調整治具を、前記キャリッジと前記シャーシ側板の間の前記ガイド軸及びサポート軸上に載置し、前記キャリッジを前記シャーシ側板側に移動し、前記位置出し部を前記第一の位置決め部に当接して前記前記光学式エンコーダセンサに対する前記組立調整治具の位置を決定し、さらに、前記キャリッジを前記シャーシ側板側に移動し、前記第二の位置決め部に前記スケール固定部材を当接して該スケール固定部材の位置を決め、該スケール固定部材を前記シャーシ側板に固定するエンコーダ調整機構を設けたことを特徴とした。
以上説明したように、本発明の構成により、ガイド軸、サポート軸の位置調整を行っても光学式エンコーダセンサとリニアスケールの平行度及びギャップ等の位置関係は一定に保つことができ、汚れ等による誤信号の発生をおさえ、高分解能、高精度でキャリッジの位置検出を行うことができ、高密度記録が可能で信頼性、耐久性の高い画像記録装置とすることができる。
また、組立に特殊な技術が必要なく、組立時以外に特殊な部品が必要ないため、容易かつ安価に調整が可能である。
本発明に係る画像記録装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態にかかる画像記録装置の斜視図、図2はエンコーダセンサと組立調整治具の位置決めを説明する図、図3はキャリッジと記録媒体のギャップ調整の説明図である。
(画像記録装置全体)
図1〜図2に示すように、画像記録装置は、カートリッジ1、インクタンク2、記録ヘッド3、サポート軸4、キャリッジ5、光学式エンコーダセンサ6、ガイド軸7、リニアスケールであるエンコーダフィルム8、シャーシ側板9、排出ローラ12、ピンチローラ13、給送ローラ14を有している。
カートリッジ1は、記録ヘッド3を搭載しており、カートリッジ1上にインクタンク2が固定されている。カートリッジ1はキャリッジ5に固定されており、キャリッジ5はサポート軸4とガイド軸7に沿って主走査方向(矢印A方向)に移動可能となっている。
一方、画像を記録される記録媒体10は、給送ローラ14及びこれに付勢されたピンチローラ13に挟持されて、シート搬送方向(矢印B方向)に給送され、記録ヘッド3に対抗した記録位置に搬送される。そして、記録媒体10を搬送しつつ、キャリッジ5を主走査方向(矢印A方向)に往復移動し、記録ヘッド3からインクを吐出することにより、記録媒体10に画像が記録される。画像を記録された記録媒体10は、排出ローラ12と拍車11に挟持されて画像記録装置外へ排出される。
キャリッジ5上には、画像記録装置にもっともよく使用される透過型光学式エンコーダセンサである光学式エンコーダセンサ6が固定されている。光学式エンコーダセンサ6には、エンコーダフィルム8をまたがって発光側と受光側が存在する。
エンコーダフィルム8は、ガイド軸7及びサポート軸4に平行に設けられ、シャーシ側板9の外側に設けられたスケール固定部材であるエンコーダ調整板16の一端の取付部16cと、反対側のシャーシ側板9の外側に設けられたスケール固定部材であるエンコーダ調整板26の一端に取り付けられている。
尚、少なくともエンコーダ調整板16又はエンコーダ調整板26の一方には、エンコーダフィルム8を引っ張る方向へテンションを発生する板バネ(不図示)が設けられている。
光学式エンコーダセンサ6の発光素子から発光された光は、エンコーダフィルム8の明暗スリットを通して受光素子で感知され、この感知される光により明暗スリットの本数をカウントすることで、キャリッジ5の位置を検出している。画像記録装置は、このキャリッジ位置を検知してインク吐出のタイミング等の画像記録制御を行っている。
エンコーダフィルム8の表面に透過性を有する水滴等の汚れが付着すると、リニアスケールを通過する光の曲率を変える。そして、スリットを通過した透過光が正常な光路からはずれ、光学式エンコーダセンサ6の受光素子に設計値とおりの均等なピッチで光が届かず、光学式エンコーダセンサ6がキャリッジ5の位置を誤って検知し、誤信号が発生する。
通常、受光側にエンコーダフィルム8を近づける方が、エンコーダフィルム8のスリットに水滴等の汚れが付着して、スリットを通過する光がこの水滴等の汚れを透過することで、正常な光路からはずれたとしても、受光側での誤差は小さくなる。
同様に、光学式エンコーダセンサ6の光軸とエンコーダフィルム8のスリット面を垂直に近づける方が、水滴等の汚れによりスリットを通過する光が正常な光路からはずれたとしても、受光側での誤差は小さくなる。
(キャリッジ5と記録媒体10のギャップ調整)
ガイド軸7とサポート軸4は平行に設けられており、キャリッジ5の回転を規制しつつキャリッジ5を主走査方向にガイドする。ガイド軸7、サポート軸4は、シャーシ側板9に、上下方向に形成された長溝9aと長溝9b内を摺動可能に取り付けられている。
シャーシ側板9にはエンボス23が設けられており、ギャップ調整板18はエンボス23を中心に回動可能にシャーシ側板9に取り付けられている。ギャップ調整板18は、中央にガイド軸7が摺動可能なカム孔18bを有している。
図3に示すように、シャーシ側板9は、線バネ15の一端を固定し、線バネ15の中央を固定するフック24を有している。この線バネ15の他端はガイド軸7をカム孔18bのカム面に押圧しており、ギャップ調整板18が固定された状態で、ガイド軸7がカム孔18b内を摺動しないようにしている。
カム孔18bのカム中心とギャップ調整板18の回動中心(エンボス23)は、ずれており、ギャップ調整板18が回動することにより、ガイド軸7がカム孔18bのカム面に沿って摺動してシャーシ側板9の長溝9a内を上下する。
また、ギャップ調整板18の上部には、ギャップ調整板18の回動中心を中心とする円弧状の長孔18aが設けられている。このため、ギャップ調整板18が回動した任意に位置で、長孔18aにネジ17を貫通させて、ギャップ調整板18がシャーシ側板9にネジ止め可能となっている。
ここで、ギャップ調整板18を回動させることによりガイド軸7の上下方向の位置を調整し、キャリッジ5と記録媒体10(記録面)のギャップを所定の間隔にする。その後、ギャップ調整板18の長孔18aにネジ17を貫通させて、シャーシ側板9にネジ止めすることで、キャリッジ5と記録媒体10のギャップ調整が完了する。
尚、図1では、ガイド軸7の上下方向の位置を調整するギャップ調整板18のみ図示しているが、同様な構成によりサポート軸4の上下方向の位置を調整するギャップ調整板(不図示)も設けられている。
(エンコーダ調整機構による光学式エンコーダセンサ6とエンコーダフィルム8のギャップ調整)
図2に示すように、組立調整治具20は、ガイド軸7及びサポート軸4にまたがるように載せられる。ここで、キャリッジ5は、光学式エンコーダセンサ6の光軸方向に光学式エンコーダセンサ6に対して所定位置に設けられた位置出し部である位置出し穴5aを有している。また、組立調整治具20は、位置出し穴5aに当接する第一の位置決め部である位置決め部20c、シャーシ側板9を貫通し、エンコーダ調整板16の位置を決める第二の位置決め部である位置決め凸部20a、20bを有している。
位置決め部20cは、位置出し穴5aに挿入可能であって、位置出し穴5aに当接する面にテーパーを設け(テーパー面20d)、キャリッジ基板21に当接する面(フラット面20e)をキャリッジ5の主走査方向と平行とした3角形状に形成されている。キャリッジ基板21は、キャリッジ5の主走査方向と平行に光学式エンコーダセンサ6に取り付けられた位置出し基板である。
尚、組立調整治具20は、フラット面20eをキャリッジ基板21でなく、キャリッジ5の主走査方向に平行な光学式エンコーダセンサ6の位置出し面(不図示)と当接する構成としてもよい。
その後、キャリッジ5をシャーシ側板9方向に押すことで、組立調整治具20をシャーシ側板9に押し当てる。この際、キャリッジ5の位置出し穴5aと位置決め部20cが嵌合して、組立調整治具20が押される。また、組立調整治具20をシャーシ側板9に対して突き当てられた状態で、組立調整治具20から飛び出した位置決め凸部20a、20bが、シャーシ側板9にあけられた穴部9c、9dから貫通する。
組立調整治具20がシャーシ側板9に対して突き当てられた状態で、エンコーダ調整板16の位置決め穴部16a、16bにシャーシ側板9を貫通した位置決め凸部20a、20bを嵌め込み、エンコーダ調整板16をネジ22でシャーシ側板9に固定する。
上記構成におけるキャリッジ5上の光学式エンコーダセンサ6とエンコーダ調整板16(エンコーダフィルム8)の位置決めについて説明する。図4、図5はキャリッジ5がシャーシ側板9の近傍に近づいた際の、エンコーダセンサ6、キャリッジ基板21、組立調整治具20の位置関係を画像記録装置の上部からみた図である。
図4はキャリッジ5をシャーシ側板9に近づけていった(矢印X方向に移動した)際の、キャリッジ5が組立調整治具20に突き当たる突き当て直前の位置関係である。図5は組立調整治具20をシャーシ側板9とキャリッジ5で完全に挟み込んだ状態の位置関係を示している。
図4に示すように、キャリッジ5の側壁上の位置出し穴5aと組立調整治具20のテーパー状(三角形状)の位置決め部20cはまだ接触していないので、組立調整治具20はまだ光学式エンコーダセンサ6の光軸方向(矢印Y方向)には位置を決めされていない。つまり組立調整治具20をガイド軸7及びサポート軸4に載せたままの位置にある。
その後、さらにキャリッジ5をシャーシ側板9へ近づけていった(矢印X方向に移動した)際、図5に示すように、まずキャリッジ5の側面の位置出し穴5aの一部に組立調整治具20の位置決め部20cのテーパー面20d(斜面)が接触し、テーパー面20dに沿って組立調整治具20が光学式エンコーダセンサ6の光軸方向(矢印Y方向)にも移動する。
そして最終的に、組立調整治具20は、キャリッジ基板21に平行したフラット面20eをキャリッジ基板21の表面に突き当てる。この状態で、組立調整治具20は、フラット面20eとキャリッジ基板21、テーパー面20dと位置出し穴5aとの位置関係によりくさび状に位置決めされる。
ここで、キャリッジ基板21は光学式エンコーダセンサ6の表面(通常ここを基準にエンコーダセンサは寸法が決められている)と接触、固定されているため、エンコーダセンサ6と組立調整治具20の位置関係が決まる。
従って、光学式エンコーダセンサ6とエンコーダフィルム8の関係は、組立調整治具20とエンコーダ調整板16の内部公差のみで決まることになる。内部公差は、現実的には公差±0.1〜0.2mm程度で押さえることも可能である。
尚、本実施形態では、テーパー面20dを利用したエンコーダセンサ6と組立調整治具20の位置決めについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、三角形状の位置決め部20cに変えてキャリッジ5の位置出し穴5aに挿入可能な四角形状等の位置決め部(不図示)としてもよい。ここで、位置出し穴5aと四角形状等の位置決め部との嵌合ガタが大きい場合には、四角形状等の位置決め部を位置出し穴5aに付勢する板バネ等の弾性部材を設けてキャリッジ5(光学式エンコーダセンサ6)と組立調整治具20との位置を決めることができる。
以上説明したように、ガイド軸7、サポート軸4の位置調整(キャリッジ5と記録媒体10のギャップ調整)を行った後、光学式エンコーダセンサ6とエンコーダフィルム8の平行度及びギャップ等の位置調整(エンコーダ調整機構による光学式エンコーダセンサ6とエンコーダフィルム8のギャップ調整)を行うことができる。
従って、ガイド軸7、サポート軸4の位置調整を行っても光学式エンコーダセンサ6とエンコーダフィルム8の平行度及びギャップ等の位置関係は一定に保つことができ、汚れ等による誤信号の発生をおさえ、高分解能、高精度でキャリッジ5の位置検出を行うことができ、高密度記録が可能で信頼性、耐久性の高い画像記録装置とすることができる。
また、組立に特殊な技術が必要なく、組立時以外に特殊な部品が必要ないため、容易かつ安価にギャップ調整が可能である。
本発明の活用例として、記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジの位置を検出する高精度位置検出手段として光学式リニアエンコーダを用いる画像記録装置に適用可能である。
本実施形態にかかる画像記録装置の斜視図である。 エンコーダセンサと組立調整治具の位置決めを説明する図である。 キャリッジと記録媒体のギャップ調整の説明図である。 エンコーダセンサ、キャリッジ基板、組立調整治具の位置関係を画像記録装置の上部からみた図である。 エンコーダセンサ、キャリッジ基板、組立調整治具の位置関係を画像記録装置の上部からみた図である。 従来の画像記録装置の斜視図である。 従来の構成での不具合を説明する図である。 従来の構成での不具合を説明する図である。
符号の説明
1 …カートリッジ
2 …インクタンク
3 …記録ヘッド
4 …サポート軸
5 …キャリッジ
5a …位置出し穴
6 …光学式エンコーダセンサ
7 …ガイド軸
8 …エンコーダフィルム
9 …シャーシ側板
9a、9b …長溝
9c、9d …穴部
10 …記録媒体
11 …拍車
12 …排出ローラ
13 …ピンチローラ
14 …給送ローラ
15 …線バネ
16 …エンコーダ調整板
16a、16b …位置決め穴部
16c …取付部
17 …ネジ
18 …ギャップ調整板
18a …長孔
18b …カム孔
20 …組立調整治具
20a、20b …位置決め凸部
20c …位置決め部
20d …テーパー面
20e …フラット面
21 …キャリッジ基板
22 …ネジ
23 …エンボス
24 …フック
26 …エンコーダ調整板

Claims (6)

  1. 記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    該記録ヘッドを搭載可能なキャリッジと、
    該キャリッジが走査するガイド軸及びサポート軸と、
    前記キャリッジ上に配置された光学式エンコーダセンサと、
    前記ガイド軸及び前記サポート軸に平行に設けられたリニアスケールと、
    前記ガイド軸、前記サポート軸、前記リニアスケールの両端を支持するシャーシ側板と、を有し、
    前記光学式エンコーダセンサとリニアスケールにより前記キャリッジの位置を検出する画像記録装置において、
    前記リニアスケールを支持し、前記シャーシ側板に取り付け位置を微調整して固定することができるスケール固定部材を有し、
    前記キャリッジは前記光学式エンコーダセンサの光軸方向に前記光学式エンコーダセンサに対して所定位置に設けられた位置出し部を有し、
    前記位置出し部に当接する第一の位置決め部と、前記シャーシ側板を貫通し、該スケール固定部材の位置を決める第二の位置決め部と、を有する組立調整治具を、前記キャリッジと前記シャーシ側板の間の前記ガイド軸及びサポート軸上に載置し、
    前記キャリッジを前記シャーシ側板側に移動し、前記位置出し部を前記第一の位置決め部に当接して前記前記光学式エンコーダセンサに対する前記組立調整治具の位置を決定し、
    さらに、前記キャリッジを前記シャーシ側板側に移動し、前記第二の位置決め部に前記スケール固定部材を当接して該スケール固定部材の位置を決め、
    該スケール固定部材を前記シャーシ側板に固定するエンコーダ調整機構を設けたことを特徴とした画像記録装置。
  2. 前記位置出し部は、前記光学式エンコーダセンサの光軸方向に前記光学式エンコーダセンサに対して位置出しされた位置出し穴と、前記キャリッジの主走査方向と平行に前記光学式エンコーダセンサに取り付けられた位置出し基板とからなり、
    前記第一の位置決め部は、前記位置出し穴に挿入可能であって、前記位置出し穴に当接する面にテーパーを設け、前記位置出し基板に当接する面を前記キャリッジの主走査方向と平行とした3角形状であり、
    前記キャリッジを前記シャーシ側板側に移動することにより、前記位置出し穴が前記テーパーに当接して前記組立調整治具が、前記光学式エンコーダセンサの光軸方向にも移動し、前記位置出し基板が前記第一の位置決め部に当接して、前記前記光学式エンコーダセンサに対する前記組立調整治具の位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記位置出し部は、前記光学式エンコーダセンサの光軸方向に前記光学式エンコーダセンサに対して位置出しされた位置出し穴と、前記キャリッジの主走査方向に平行な前記光学式エンコーダセンサの位置出し面とからなり、
    前記第一の位置決め部は、前記位置出し穴に挿入可能であって、前記位置出し穴に当接する面にテーパーを設け、前記位置出し面に当接する面を前記キャリッジの主走査方向と平行とした3角形状であり、
    前記キャリッジを前記シャーシ側板側に移動することにより、前記位置出し穴が前記テーパーに当接して前記組立調整治具が、前記光学式エンコーダセンサの光軸方向にも移動し、前記位置出し面が前記第一の位置決め部に当接して、前記前記光学式エンコーダセンサに対する前記組立調整治具の位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記シャーシ側板は、前記ガイド軸、前記サポート軸、前記リニアスケールの両端に1枚づつ設けられており、
    前記スケール固定部材は、前記シャーシ側板の両方に設けられており、一方に前記リニアスケールのテンションを発生する板バネを設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像記録記録装置。
  5. 前記第一の位置決め部を前記位置出し部に付勢するバネを設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 前記記録ヘッドは、信号に応じてインクを吐出して記録することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
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