JP2005167970A - トラッピング方法、トラッピングプログラム、トラッピング装置および印刷システム - Google Patents

トラッピング方法、トラッピングプログラム、トラッピング装置および印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】多色刷りにより印刷される画像に対して、トラッピング処理を必要に応じて適時に実行することができる技術を提供する。
【解決手段】本発明に係るトラッピング処理では、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=false(抜き合わせ)」の場合、またはオブジェクトのオーバープリント属性が「OP=true,OPM=0(オブジェクトの色を規定する版色についてのみ「抜き合わせ」を行い、その他の版色については「オーバープリント」を行うこと)」であって下位側の関係図形において現出する版色にオブジェクトの色を規定する版色が含まれる場合には、少なくともそのオブジェクトと関係図形との間でトラッピング処理を実行する。こうすることによって、境界部分に隙間ができる危険性がある場合にのみトラッピング処理を実行することができ、必要に応じたトラッピング処理を実現することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、相対的な上位と下位の順序を有する複数の色の図形を配置して構成される画像の、異なる2つの色が隣接する境界部分について行われるトラッピング技術に関する。
従来より、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(墨)等の各色(プロセスカラー)や、その他の特色に対応する複数の刷版を用いた多色刷りにより、印刷用紙上に画像を形成する技術が知られている。
このような多色刷りにより形成される画像には、異なる2つの色が隣接する境界部分が存在する。そして、刷版から印刷用紙にその画像を転写する際に、各色に対応する刷版の位置にずれが生じた場合や、印刷用紙に伸縮が生じた場合には、この境界部分に隙間ができ、印刷用紙の紙面色が覗いてしまうなどの不具合が生じることがある。
そこで、このような隙間を作らないために、従来よりプリプレス工程(前工程)において「トラッピング処理」が行われている。トラッピング処理は、画像上の2つの色が隣接する境界部分に沿って、その両側の色要素を含んだ色で作られた細い図形(以下、「トラップ図形」と称する。)を配置することなどにより行われる。従来のトラッピング処理については、たとえば特許文献1に開示されている。
なお、プリプレス工程におけるトラッピング処理などの画像の編集処理は、近年コンピュータ上で行う場合が多くなっており、所定のプログラムをコンピュータ上で実行させることによってトラッピング処理に係る一連の工程を実現させている。
特表2002−515188号公報
ところで、多色刷りにより印刷される画像(ページ)は、プリプレス工程においてコンピュータ上で編集を行う際には、複数の色の図形を所定の位置に配置して構成されたデータとして扱われる場合がある。そして、その複数の図形の間には、配置の相対的な上位と下位(紙面に対する手前と奥)の順序が指定されている場合がある。
しかしながら、ある図形の上位側に他の図形を重ねて配置したときに、重なり合った部分を画像上においてどのような色に現出させるかについては、種々の方法がある。たとえば、重なり合った部分については上位側の図形の色を採用する「抜き合わせ」や、下位側の図形の色に上位側の図形の色を重ねて両者の合成色とする「オーバープリント」や、あるいは、一定の条件下においてのみ両図形の色の合成色としてその他の場合には上位側の図形の色を採用する「変則的なオーバープリント」などの方法がある。
そして、これら種々の方法のいずれを適用するかによって、両図形が重なり合う部分の色と下位側の図形の色とが隣接する境界部分について、トラッピング処理を行う必要があるか否かに差異が生じる。また、「変則的なオーバープリント」を行う場合には、重ねて配置する両図形の色関係によっても、トラッピング処理の要否に差異が生じることがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、トラッピング処理を必要に応じて適時に実行することができる技術を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、相対的な上位と下位の順序を有する複数の色の図形を配置して構成される画像において、異なる2つの色が隣接する境界部分にトラッピング処理を行うトラッピング方法であって、少なくとも、相対的に上位側の図形と下位側の図形とが重なる部分について前記下位側の図形の版色値が消去または上書きされる場合には、前記重なる部分の色と前記下位側の図形の色とが隣接する境界部分にトラッピング処理を行うことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のトラッピング方法であって、前記重なる部分において、前記上位側の図形の色を規定する版色についてはその版色値が採用され、かつ、その他の版色については前記上位側の図形の版色値と前記下位側の図形の版色値とのうち大きい方が採用される場合には、前記下位側の図形の版色値が消去または上書きされるか否かにかかわらず、前記重なる部分の色と前記下位側の図形の色とが隣接する境界部分にトラッピング処理を行うことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のトラッピング方法であって、前記複数の図形に含まれる対象図形に、下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色を採用する第1の属性と、下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第2の属性と、下位側の図形と重なる部分には一定条件下においてのみ前記対象図形の色を採用し、その他の場合には前記対象図形と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第3の属性のうちのいずれかの属性を付与する第1の工程と、前記対象図形の属性を参照して、前記第1の属性または前記第3の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行う旨を、前記第2の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行わない旨を、それぞれ設定する第2の工程と、を含むことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のトラッピング方法であって、前記第1の工程および前記第2の工程を、前記画像を構成する全ての図形を順次に前記対象図形として実行することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、相対的な上位と下位の順序を有する複数の色の図形を配置して構成される画像において、異なる2つの色が隣接する境界部分にトラッピング処理を行うトラッピング装置であって、前記複数の図形に含まれる対象図形に、下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色を採用する第1の属性と、下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第2の属性と、下位側の図形と重なる部分には一定条件下においてのみ前記対象図形の色を採用し、その他の場合には前記対象図形と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第3の属性のうちのいずれかの属性を付与する第1の処理を行う第1の手段と、前記対象図形の属性を参照して、前記第1の属性または前記第3の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行う旨を、前記第2の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行わない旨を、それぞれ設定する第2の処理を行う第2の手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のトラッピング装置であって、前記第1の手段および前記第2の手段は、前記画像を構成する全ての図形を順次に前記対象図形として前記第1の処理と前記第2の処理とをそれぞれ実行する手段であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、コンピュータによって実行されることにより、前記コンピュータを、請求項1から請求項4までのいずれかの方法を実行する装置として機能させることを特徴とするトラッピングプログラムである。
請求項8に係る発明は、請求項7のトラッピングプログラムがインストールされたコンピュータと、当該コンピュータによるトラッピング処理後の画像を出力する画像出力手段とを、ネットワークを介して接続したことを特徴とする印刷システムである。
請求項1から請求項8に記載の発明によれば、上位側の図形と下位側の図形とが重なる部分の色と下位側の図形の色とが隣接する境界部分に、隙間ができる危険性がある場合にのみ、トラッピング処理を実行することができる。すなわち、必要に応じて適時にトラッピング処理を実行することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、トラッピング処理を実行するか否かの判断処理負担が軽減する。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明するトラッピング処理の工程は、図1に概念的に示したような、記憶部(ハードディスク、ROM、RAM等)91aや演算部(CPU)91bなどを備えた一般的なコンピュータ(トラッピング装置)91上において、プログラム911aにより実行されるものである。具体的には、コンピュータ91内の記憶部91aにインストールされたプログラム911aおよび必要なデータを参照することによって、演算部91bがその処理を実行する。また、図1に示したように、コンピュータ91はネットワーク92を介してRaster Image Processor(RIP)93に接続され、さらに、イメージセッタ94、プリンタ95などを含む画像出力手段と電気的に接続され、これらが全体として印刷システム90を構成している。
図2は、本発明に係る処理の手順を示したフローチャートである。この処理は、多色刷り印刷のプリプレス工程において実行される処理であり、入力される画像ファイルの形式(フォーマット)により異なる手順で実行される。
コンピュータ91に画像ファイルが入力されると、まず、入力された画像ファイルの形式を判定する(ステップS0)。ここでは、ファイル形式がPDFであるか否かの判定が行われる。そして、ファイル形式がPDFであった場合には、内部フォーマット変換(ステップS1)へ進み、その後ID描画(ステップS2)、関係図形リストの作成(ステップS3)、トラップルールの適用(ステップS4)、隣接ベクトルの抽出(ステップS5)、トラップ図形の作成(ステップS6)の各工程が順次に進行する。こちらのステップS1〜S6においては、後述するように、所定の条件下においてのみトラッピング処理を実行することとなる。
一方、ステップS0において、ファイル形式がPDFでなかった場合には、通常のトラッピング処理(ステップS9)へ進み、上記のような所定の条件に拘束されることなくトラッピング処理を実行する。
このように、本実施形態では、ファイル形式がPDFであるか、他の形式であるかによって、異なる手順(ステップS1〜S6またはステップS9)を実行するようにしている。これは、PDFと他のファイル形式とが、それぞれ以下のような特徴を有しているからである。
PDFにより記述された画像(ページ)は、複数の色の図形の集合であり、各図形を所定の位置に配置(レイアウト)して構成される。そして、複数の図形が重なり合う部分の色については「抜き合わせ」や「オーバープリント」など複数の方法で表現することができる。このため、オーバープリントの設定やそれに関連する所定の条件により、トラッピング処理が必要な場合と、不要な場合とがある。ステップS1〜S6では、この要否を判断するようにしている。
これに対し、PDF以外の形式により記述された画像では、後述するオーバープリント属性の「OPM」のような設定を行うことがない。したがって、そのような設定に関わることなくトラッピング処理が必要となる。このため、ステップS9では、オーバープリントに関わる判断処理を行うことなく、トラッピング処理を実行するようにしている。なお、PDF以外の形式とは、例えば、ビットマップ、TIFF、あるいは画像のレイアウトを作成したアプリケーションのネイティブフォーマットなどである。
ただし、入力された画像ファイルがPDF以外の形式であっても、後述するオーバープリント属性の「OPM」のような設定が可能であれば、ステップS1〜S6側へ進むようにしてもよい。以下には、ステップS1〜S6の各工程について、順に説明する。
<1.内部フォーマット変換>
ステップS1の内部フォーマット変換の過程においては、図3のフローチャートに示したように、画像を構成する各図形に対して、新規レイアウターの作成(ステップS11)、オーバープリント属性の設定(ステップS12)、その他の属性(色、大きさなど)の設定(ステップS13)が順に行われる。ここで設定された各図形の属性は、コンピュータ91内の記憶部91aに記憶され、後段のステップS4においてトラップ図形の属性を設定する際に参照される。
ここで、上述したオーバープリント属性の設定について、以下に詳細に説明する。オーバープリント属性は、画像を構成する図形ごとに設定される属性であり、当該図形より下位側に他の図形が配置された場合に、両図形の重なる部分を画像上においてどのような色に現出させるかを決めるための属性である。本実施形態では、オーバープリント属性として、「OP=false」、「OP=true,OPM=1」、「OP=true,OPM=0」という3通りの設定を選択することができることとする。
「OP=false」とは、「オーバープリント」を行わない、すなわち上述した「抜き合わせ」を行うことを意味する。ある図形に対して「OP=false」と設定した場合には、下位側に配置された他の図形と重なる部分においても、その図形(上位側の図形)の色が採用される。ここで、各図形に付与される色は、CMYK等のプロセスカラーあるいは特色の各版色の値(網パーセント)を0〜100%の範囲で指定したものであるが、この「OP=false」の場合には、重なる部分については、下位側の図形に係る各版色の値を消去して上位側の図形に係る各版色の値で上書きすることになる。
図4(a),(b)は、「OP=false」と設定した図形を含む画像の例を示した図である。図4(a)に示した画像100は、図形101の上位側に「OP=false」と設定した図形102を重ねて配置した画像である。この場合、図形101の色を「C:0,M:100,Y:0,K:0(それぞれ%。以下同じ。)」、図形102の色を「C:100,M:0,Y:0,K:0」とすると、両図形が重なる部分110には図形102の色が採用され、「C:100,M:0,Y:0,K:0」となる。また、図4(b)に示した画像200は、図形201の上位側に「OP=false」と設定した図形202を重ねて配置した図形である。図形201の色を「特色:100」、図形202の色を「C:100,M:0,Y:0,K:0」とすると、この場合にも、両図形が重なる部分210には図形202の色が採用され、「C:100,M:0,Y:0,K:0」となる。
これに対し、「OP=true」とは、「オーバープリント」を行うことを意味し、このうち「OPM=1」とは、常に「オーバープリント」を行うことを意味する。ある図形に対して「OP=true,OPM=1」と設定した場合には、下位側に配置された他の図形と重なる部分は、常に両図形の合成色となる。ここでいう合成色とは、各版色について両図形の値を比較し、(i)いずれにも値が存在する(0でない)場合には、大きい方の値(最大値)を採用し、(ii)一方に値が存在しない(0である)場合には、他方の値を採用することにより得られる色を指す。この場合には、上位側の図形の色を規定する版色(特色など)以外の版色が下位側の図形に現出している場合には、重なる部分にその版色も現出させる。
図5(a),(b)は、「OP=true,OPM=1」と設定した図形を含む画像の例を示した図である。図5(a)に示した画像300は、画像100と同じように図形101の上位側に図形102を重ねて配置した画像であるが、ここでは図形102のオーバープリント属性は「OP=true,OPM=1」と設定されている。この場合、両図形が重なる部分310の色は両図形の色を合成した「C:100,M:100,Y:0,K:0」となる。また、図5(b)に示した画像400は、画像200と同じように図形201の上位側に図形202を重ねて配置した画像であるが、ここでは図形202のオーバープリント属性は「OP=true,OPM=1」と設定されている。この場合、両図形が重なる部分410の色は両図形の色を合成した「C:100,M:0,Y:0,K:0,特色:100」となる。
一方、「OP=true」のうち「OPM=0」とは、当該図形の色を規定する版色(値を有する版色。0%の版色も含む。)についてのみ「抜き合わせ」を行い、その他の版色については「オーバープリント」を行うことを意味する。すなわち、ある図形に対して「OP=true,OPM=0」と設定した場合には、当該図形の色を規定する版色については常にその値が採用され、当該図形の色を規定しない版色を有する下位側の図形と重なる場合には、重なる部分においては下位側の図形のその版色の値も採用することとなる。したがって、たとえば当該図形の色がCMYKの4版色により規定されていて、下位側に配置された図形の色もCMYKの4版色により規定されている場合には、両図形が重なる部分には上位側の図形の色が採用される。しかしながら、下位側に配置された図形の色が特色である場合には、両図形が重なる部分は両図形の合成色となる。
図6は、「OP=true,OPM=0」と設定した図形を含む画像の例を示した図である。図6(a)に示した画像500は、画像100と同じように図形101の上位側に図形102を重ねて配置した画像であるが、ここでは図形102のオーバープリント属性は「OP=true,OPM=0」と設定されている。この場合、下位側の図形101において現出するM色は上位側の図形102を規定する版色に含まれるため、両図形が重なる部分510においては、図形102の版色の値が採用されて「C:100,M:0,Y:0,K:0」となる。また、図6(b)に示した画像600は、画像200と同じように図形201の上位側に図形202を重ねて配置した画像であるが、ここでは図形202のオーバープリント属性は「OP=true,OPM=0」と設定されている。この場合、下位側の図形201において現出する特色は上位側の図形202を規定する版色に含まれないため、両図形が重なる部分610はこれらの合成色、すなわち「C:100,M:0,Y:0,K:0,特色:100」となる。
<2.ID描画>
ステップS2においては、画像を構成する各図形が占める位置に対応したビットマップ上のピクセルに、当該図形のIDを表示する。IDは各図形の識別を行うとともに各図形の相対的な上位と下位の順序を指定するための符号であり、たとえば、最下位に配置される画像から順に1,2,3,…と番号が付与されている。
一例として、図7(a)に示すような3つの方形11,12,13を、互いに重なる部分を有しつつ配置して構成した画像10を対象とする場合について考える。3つの方形11,12,13の間の関係は、方形11が最下位であり、方形13が最上位であるため、方形11のIDを1、方形12のIDを2、方形13のIDを3とする。なお、図7(a)に例示した画像10では、方形12,13のオーバープリント属性は「OP=false」とされているため、各図形が重なる部分については上位側の図形の色が現出している。
図7(b)は、このような画像10についてステップS1のID描画を行った結果を示した図である。図7(b)に示したように、ビットマップ20上において各方形が占める位置に対応したピクセルには、当該図形のIDが表示される。換言すれば、方形11,12,13を、ビットマップ20上にIDを用いて表示することになる。ただし、複数の図形が重なる位置のピクセルには、オーバープリント属性に関わらず、相対的に上位側の図形のIDを優先して表示する。ここでは、方形12,13のオーバープリント属性が「OP=false」であるため、結果的に画像10の外観に対応した配置でIDの表示が並べられることとなる。
<3.関係図形リストの作成>
トラッピング処理は、画像を構成する図形ごとに行われ、トラッピング処理の対象とする図形(以下、「オブジェクト」と称する。)の輪郭が下位側の図形の色と接する境界部分にトラップ図形を配置することなどにより行われる。したがって、オブジェクトより下位であってオブジェクトと重なりを有する図形または接する図形が、そのオブジェクトに係るトラッピング処理に関係する図形(以下、「下位関係図形」と称する。)となる。
ステップS3では、各図形をオブジェクトとしたときの下位関係図形を選出し、それらを下位関係図形リストとして記憶する。また、本実施形態のトラッピング処理においては、オブジェクトより上位であってオブジェクトとの間に境界部分を有する図形(以下、「上位関係図形」と称する。)も選出し、それらは上位関係図形リストとして記憶する。
下位関係図形リストおよび上位関係図形リストに登録する図形は、ステップS2でID描画を行った後のビットマップを利用して、以下の方法で選出する。まず、ID描画後のビットマップを縦横に走査しつつ各ピクセルに表示されたIDを読取る。次に、オブジェクトに対応するピクセルと隣接し、かつ、表示されているIDがオブジェクトのIDと異なるピクセルがある場合には、そのピクセルを含む図形を選出する。そして、選出した図形のIDがオブジェクトのIDよりも小さい場合には下方関係図形リストに、大きい場合には上方関係図形リストに、それぞれ登録する。そして、このような登録処理を、画像を構成する各図形をオブジェクトとした場合について実行する。
図8は、図7(a)に示した画像10について、各図形11,12,13をオブジェクトとしたときの下位関係図形リストと上位関係図形リストとを作成した結果を示した図である。この場合、図7(b)のビットマップ20を走査して各関係図形リストへ登録する図形が選出されることになる。その結果、方形11の上位関係図形リストには方形12,13が登録され、下位関係図形リストに登録される図形はない。また、方形12の上位関係図形リストには方形13が登録され、下位関係図形には方形11が登録される。そして、方形13の上位関係図形リストに登録される図形はなく、下位関係図形には方形11,12が登録される。
なお、上位関係図形リストや下位関係図形リストは、図8に模式的に示したようなツリー構造を有するページデータの一階層としてコンピュータ91の記憶部91aに記憶され、各図形データの下層に記憶される。また、下位関係図形リストや上位関係図形リストに登録される各図形は、そのIDや後述するトラップ属性、隣接ベクトル等の情報も含んだ構造体(以下、「関係セル」と称する。)としてコンピュータ91の記憶部91aに記憶される。図9はこの一例として、方形13の下位関係図形に係る関係セルの構成を示した図である。
<4.トラップルールの適用>
ステップS4においては、オブジェクトと、ステップS3で登録した下位関係図形との間の境界部分に配置するべきトラップ図形の属性(以下、「トラップ属性」と称する。)を設定する。トラップ属性とは、たとえばトラップ図形の配置方向、色、幅などを指し、それぞれ所定のルール(以下、「トラップルール」と称する。)に従って設定される。
たとえば、トラップ図形の配置方向、すなわち、トラップ図形を境界部分のオブジェクト側に沿って配置するか、下位関係図形側に沿って配置するか、あるいはその両側にわたって配置するかは、そのオブジェクトおよび下位関係図形の色等に基づいて設定される。通常、トラップ図形を目立たなくするために、オブジェクトと下位関係図形のうちルミナンス値(明るさ)の低い色を有する図形側に、配置方向が設定される。
また、トラップ図形の色も、それを挟むオブジェクトおよび下位関係図形の色等に基づいて設定され、通常、両図形の合成色に設定される。また、トラップ図形の幅は、オブジェクトのサイズ等に基づいて、そのサイズに適した幅に設定される。トラップルールは、トラップ属性を設定するためのこのような種々の規則の集合である。
また、本実施形態では、オブジェクトと下位関係図形との間でトラッピング処理を実際に行うか否かについての2値的情報も、1つのトラップ属性として扱う。そして、その情報もトラップルールに基づいて設定される。以下では、この情報を設定する際の判断処理の流れ(すなわち、トラップルール)を、図10に示したフローチャートを参照しつつ詳説する。
まず、ステップS41においては、オブジェクトの色がレジストレーションカラーであるか否かを判断する。レジストレーションカラーとは、見当あわせの基準となるトンボなどに付与される色であり、刷版ごとの色校正の際に使用される色である。オブジェクトの色がレジストレーションカラーである場合には、そのオブジェクトについてはトラッピング処理を行わなくても、画像の実質部分の外観を損なうことはない。よって、その場合にはトラッピング処理を実行しない旨の設定を行う。
オブジェクトの色がレジストレーションカラーではない場合には、ステップS42に進む。ステップS42では、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=false」であるか、「OP=true」であるかの判断を行う。そして、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=true」である場合には、ステップS43へ進み、さらに「OPM=0」であるか「OPM=1」であるかの判断を行う。ここで、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=true,OPM=1」である場合には、下位関係図形と重なる部分の色は、図5の部分310,410のように、常に両図形の合成色となるはずである。すなわち、その重なる部分には下位関係図形の色要素が残存しているため、下位関係図形の色と隣接する境界部分に隙間が生じる危険性はない。よって、この場合にはトラッピング処理を実行しない旨の設定を行う。
また、「OP=true,OPM=0」である場合には、さらにステップS44へ進む。ステップS44では、下位関係図形において現出する版色に、オブジェクトの色を規定する版色が含まれるか否かの判断を行う。たとえば、図6(a)の画像500において図形102をオブジェクトとすると、下位関係図形である図形101において現出している版色には、オブジェクトの色を規定する版色の一つであるM色が含まれることになる。また、図6(b)の画像600において図形202をオブジェクトとすると、下位関係図形において現出する版色は特色のみであり、オブジェクトの色を規定する版色(C,M,Y,Kの各色)は含まれないことになる。そして、下位関係図形において現出する版色に、オブジェクトの色を規定する版色が含まれない場合には、両図形の重なる部分の色は、図6の部分610のように、両図形の合成色となる。すなわち、その重なる部分には下位関係図形の色要素が残存しているため、下位関係図形の色と隣接する境界部分に隙間が生じる危険性はない。よって、この場合にもトラッピング処理を実行しない旨の設定を行う。
一方、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=false」、または「OP=true,OPM=0」であって下位関係図形において現出する版色にオブジェクトの色を規定する版色が含まれる場合には、トラッピング処理を実行することが確定する。これらの場合には、当該オブジェクトと下位関係図形とが重なる部分において、下位関係図形に係る少なくとも1つの版色の値が消去または上書きされるので、下位関係図形の色との間の境界部分に隙間ができる可能性があるからである。
トラッピング処理を実行することが確定すればさらに、ステップS45においてトラッピング処理の方法について選択を行う。トラッピング処理には、トラップ図形を配置する方法(相手ありトラップ)以外に、オブジェクト自身を太らせ、細らせ、あるいはその両方を行う方法(相手なしトラップ)もあり、ステップS45ではこれらのうちいずれの方法を採用するかの判断を行う。一般には、オブジェクトに対して下位関係図形が多数存在する場合や、オブジェクトが文字である場合などには、相手なしトラップを採用する方が外観上有利となるため、その旨の設定を行う。
そして、トラップ図形を配置する方法を採用する場合には、ステップS46へ進み、配置するべきトラップ図形のトラップ属性(配置方向、色、幅など)を設定する。
なお、図10のフローチャートでは、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=true,OPM=0」の場合であって下位関係図形において現出する版色にオブジェクトの色を規定する版色が含まれない場合には、トラッピング処理を実行しないと説明したが、この場合にトラッピング処理を実行しても画像の外観を大きく損なうことはない。このため、ステップS44における判断を省略し、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=true,OPM=0」である場合には必ずトラッピング処理を実行する形態であってもよい。図11は、そのような形態における判断処理の流れを示したフローチャートである。このような形態にすれば、ステップS44の判断を省略する分だけ演算部91bの判断処理負担を軽減し、処理を高速化することができる。
ステップS4においては、オブジェクトとその全ての下位関係図形の間において、このようなトラップルールの適用を行い、トラップ属性を設定する。そして、画像を構成する全ての図形を順次にオブジェクトとして、このような設定処理を実行する。その結果、たとえば図9に示されるように、各下位関係図形に係る関係セルに、トラップ属性が記録される。後述するステップS6においてトラップ図形を作成するときには、ここで記録したトラップ属性が参照される。
<5.隣接ベクトルの抽出>
図12〜図15は、ステップS5における隣接ベクトルの抽出処理を説明するための図であるが、これらの図に示した図形32,42,43,52,53,62,63のオーバープリント属性は、いずれも「OP=false」に設定されているものとする。ただし、以下で説明する隣接ベクトルの抽出処理は他のオーバープリント属性であっても実行することができるものである。
ステップS5においては、オブジェクトと、ステップS3で登録した下位関係図形との間の境界部分に配置するべきトラップ図形の骨格となる折線または線分(以下、これらを「隣接ベクトル」と称する。)の抽出を行う。隣接ベクトルは、オブジェクトの輪郭のうち、下位関係図形と隣接する部分として抽出することができる。
具体的な抽出処理の手順としては、まず、オブジェクトの輪郭と下位関係図形の輪郭との交点を求める。そして、オブジェクトの輪郭のうちその交点を境として下位関係図形の輪郭の内側に存在する部分を抽出し、この部分を隣接ベクトルとする。ただし、オブジェクトと下位関係図形の輪郭同士が接する場合には、オブジェクトの輪郭のうち下位関係図形の輪郭と接する部分の全体を隣接ベクトルとする。
図12(a)に示したような画像30について、隣接ベクトルを抽出する一例を説明する。画像30は、M色の方形31の上位側にC色の三角形32を重ねて配置して構成した画像である。したがって、この三角形32をオブジェクトとすると、方形31がその下位関係図形となる。これらの間の隣接ベクトルを得る場合には、まず、図12(b)に示したように、三角形32の輪郭と方形31の輪郭との交点33,34を求める。そして、三角形32の輪郭のうち、交点33,34を境として方形31の輪郭の内側に存在する部分(図12(b)において太い線で示した部分)32aを抽出し、これを隣接ベクトルとする。
なお、1つのオブジェクトに対して複数の下位関係図形が存在する場合には、相対的に上位に配置された下位関係図形との間の隣接ベクトルから順に抽出を行う。そして、相対的に下位に配置された下位関係図形との間の隣接ベクトルを得る際には、オブジェクトの輪郭のうち、先に隣接ベクトルとして抽出された部分を除外した残余の輪郭を用いて抽出処理を行う。
たとえば、図13(a)に示したような画像40について、方形43をオブジェクトとすると、その下位関係図形は、方形41および方形42の2つとなる。このような場合にはまず、相対的に上位に配置された方形42との間の隣接ベクトルから抽出を行う。ここでは、方形43の輪郭のうち、交点44,45より方形42の輪郭の内側にある部分(図13(b)において太い線で示した部分)43aが抽出され、方形42との間の隣接ベクトルとされる。その後、相対的に下位に配置された方形41との間の隣接ベクトルを得る際には、方形43の輪郭のうち、部分43aを除外した残余の輪郭を用いて抽出処理を行う。すなわち、方形43の輪郭のうち部分43aを除外した残余の部分であって、交点46より方形41の輪郭の内側に存在する部分(図13(c)において太い線で示した部分)43bが抽出され、方形41との間の隣接ベクトルとされる。
こうすることによって、複数の下位関係図形が存在する場合であっても、オブジェクトと下位関係図形とが重なる部分の色と下位関係図形の色とが外観上隣り合う部分のみを、隣接ベクトルとして抽出することができる。したがって、ステップS5において作成するトラップ図形を外観上適切な色配置となるように作成することが可能となる。
また、オブジェクトに上位関係図形が存在する場合には、その上位関係図形を考慮しつつ、以下のように隣接ベクトルの抽出を行う。まず、上述した隣接ベクトルの抽出と同様にして、オブジェクトと上位関係図形との間の隣接ベクトルを特定する。そして、オブジェクトの輪郭のうち、上位関係図形との間の隣接ベクトルとして特定された部分を除外した残余の輪郭を用いて、下位関係図形との間の隣接ベクトルを抽出する。
上位関係図形を考慮した隣接ベクトルの抽出手順について、図14(a)に示した画像50を例に挙げて、説明する。画像50は、M色の方形51の上位側にK色の環状形52を重ねて配置し、さらにその上位側にC色の方形53を環状形52の内縁に接するように配置したものである。この画像50において、環状形52をオブジェクトとすると、方形51が下位関係図形となり、方形53が上位関係図形となる。この場合には、まず、環状形52の方形53に対する隣接ベクトルを特定する。この場合、環状形52の内縁部分(図14(b)において太い線で示した部分)52aが方形53に対する隣接ベクトルとなる。その後、環状形52の輪郭のうち、この内縁部分52aを除外した残余の輪郭を用いて、方形51との間の隣接ベクトルの抽出を行う。すなわち、環状形52の輪郭のうち内縁部分52aを除外した残余の部分であって、交点54,55より方形51の輪郭の内側に存在する部分(図14(c)において太い線で示した部分)52bが抽出され、方形51との間の隣接ベクトルとされる。
こうすることによって、オブジェクトに上位関係図形が存在する場合であっても、オブジェクトと下位関係図形とが重なる部分の色と下位関係図形の色とが外観上隣り合う部分のみを、隣接ベクトルとして抽出することができる。したがって、後続のステップS5においても、画像上に不要な色要素を現出させずにトラッピング処理を行うことが可能となる。
なお、図14は、オブジェクトが環状形であり、上位関係図形がその内縁に接するように配置される例であったが、このような配置関係だけではなく、この抽出処理はオブジェクトに対して上位関係図形が存在する場合一般に適用することができる。たとえば、図15に示した画像60のように、方形61の上位側に方形62を配置し、方形62に隣接するように方形63を最上位に配置して構成した場合であっても、この抽出処理が適用される。画像60において、方形62をオブジェクトとすると、方形61が下位関係図形となり、方形63が上位関係図形となる。この場合、まず上位関係図形である方形63に対する隣接ベクトルとなる線分(図15(b)において太い線で示した部分)62aが特定される。そして、方形62の輪郭のうち線分62aを除外した残余の部分であって、交点64より方形61の輪郭の内側に存在する部分(図15(c)において太い線で示した部分)62bが抽出され、方形61との間の隣接ベクトルとされる。この場合にも、外観上方形62の色と方形63の色とが隣接する部分62aを除外して、方形62の色と方形61の色とが隣り合う部分62bのみを隣接ベクトルとして抽出することが実現される。
ステップS4においては、1つのオブジェクトについては、その全ての下位関係図形に対する隣接ベクトルを上述したような方法で抽出する。そして、画像を構成する全ての図形を順次にオブジェクトとして、このような隣接ベクトルの抽出処理を実行する。その結果、たとえば図9に示されるように、各下位関係図形に係る関係セルに、隣接ベクトルを特定する情報が記録される。後続のステップS6においてトラップ図形の作成は、ここで記録した隣接ベクトルを骨格として行われる。
<6.トラップ図形の作成>
ステップS6においては、ステップS5で抽出した隣接ベクトルを骨格として、ステップS4で設定したトラップ属性に基づいて方向、色、幅等を付与することによってトラップ図形を作成し、配置する。この処理は、上述した関係セル内に一対の情報として記録されている隣接ベクトルとトラップ属性とを参照して実行され、全ての関係セルについて実行される。ただし、ステップS4において、「相手なしトラップ」を採用する旨の設定が行われているオブジェクトについては、その方法によりトラッピング処理を行う。また、ステップS4において、トラッピング処理を実行しない旨の設定が行われている場合には、トラップ図形を作成し配置することも、オブジェクト自身を太らせる等することも行わない。
このようにして、一連のトラッピング処理が完了する。トラッピング処理後の画像は、
PSやPDF等のフォーマットで記述されたデータとして、図1に示したコンピュータ91から出力され、ネットワーク92を介してRaster Image Processor(RIP)93に送信されて、RIP処理が行われる。その後、RIP処理済の画像がイメージセッタ94、プリンタ95などに送信され、後続の画像出力処理へ供されることとなる。
以上、説明したように、本実施形態に係るトラッピング処理では、オブジェクトのオーバープリント属性が「OP=false」の場合、またはオブジェクトのオーバープリント属性が「OP=true,OPM=0」であって下位関係図形において現出する版色にオブジェクトの色を規定する版色が含まれる場合には、少なくともトラッピング処理を実行することとしている。これを一般化すれば、少なくとも、オブジェクトと下位関係図形とが重なる部分について当該下位関係図形の版色の値が消去または上書きされる場合には、そのオブジェクトに関してトラッピング処理を実行することになる。こうすることによって、その重なる部分の色と下位関係図形の色とが隣接する境界部分に隙間ができる危険性がある場合にのみトラッピング処理を実行することができ、必要に応じたトラッピング処理を実現することができる。
本発明に係る印刷システムの構成を概念的に示した図である。 本発明に係るトラッピング処理の手順を示したフローチャートである。 ステップS1の内部フォーマット変換の過程を示したフローチャートである。 「OP=false」と設定した図形を含む画像の例を示した図である。 「OP=true,OPM=1」と設定した図形を含む画像の例を示した図である。 「OP=true,OPM=0」と設定した図形を含む画像の例を示した図である。 ID描画の一例を説明するための図である。 下位関係図形リストと上位関係図形リストとを作成した結果の一例を示した図である。 関係セルの構成の一例を示した図である。 オブジェクトと下位関係図形との間でトラッピング処理を実行するか否かについての情報を設定する際の判断処理の流れを示したフローチャートである。 「OP=true,OPM=0」である場合には必ずトラッピング処理を実行する形態における判断処理の流れをしめしたフローチャートである。 隣接ベクトルを抽出する一例を説明するための図である。 1つのオブジェクトに対して複数の下位関係図形が存在する場合に、隣接ベクトルを抽出する一例を説明するための図である。 オブジェクトに上位関係図形が存在する場合に、隣接ベクトルを抽出する一例を説明するための図である。 オブジェクトに上位関係図形が存在する場合に、隣接ベクトルを抽出する一例を説明するための図である。
符号の説明
10,30,40,50,60,100,200,300,400,500,600 画像
11,12,13,31,32,41,42,43,51,52,53,61,62,63,101,102,201,202 図形
20 ビットマップ
32a,43a,43b,52a,52b,62a,62b 隣接ベクトル
33,34,44,45,46,54,55,64 交点
90 印刷システム
91 コンピュータ
91a 記憶部
91b 演算部
92 ネットワーク
93 RIP
94 イメージセッタ
95 プリンタ
911a プログラム

Claims (8)

  1. 相対的な上位と下位の順序を有する複数の色の図形を配置して構成される画像において、異なる2つの色が隣接する境界部分にトラッピング処理を行うトラッピング方法であって、
    少なくとも、相対的に上位側の図形と下位側の図形とが重なる部分について前記下位側の図形の版色値が消去または上書きされる場合には、
    前記重なる部分の色と前記下位側の図形の色とが隣接する境界部分にトラッピング処理を行うことを特徴とするトラッピング方法。
  2. 請求項1に記載のトラッピング方法であって、
    前記重なる部分において、
    前記上位側の図形の色を規定する版色についてはその版色値が採用され、かつ、
    その他の版色については前記上位側の図形の版色値と前記下位側の図形の版色値とのうち大きい方が採用される場合には、
    前記下位側の図形の版色値が消去または上書きされるか否かにかかわらず、前記重なる部分の色と前記下位側の図形の色とが隣接する境界部分にトラッピング処理を行うことを特徴とするトラッピング方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のトラッピング方法であって、
    前記複数の図形に含まれる対象図形に
    下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色を採用する第1の属性と、
    下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第2の属性と、
    下位側の図形と重なる部分には一定条件下においてのみ前記対象図形の色を採用し、その他の場合には前記対象図形と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第3の属性
    のうちのいずれかの属性を付与する第1の工程と、
    前記対象図形の属性を参照して、前記第1の属性または前記第3の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行う旨を、前記第2の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行わない旨を、それぞれ設定する第2の工程と、
    を含むことを特徴とするトラッピング方法。
  4. 請求項3に記載のトラッピング方法であって、
    前記第1の工程および前記第2の工程を、前記画像を構成する全ての図形を順次に前記対象図形として実行することを特徴とするトラッピング方法。
  5. 相対的な上位と下位の順序を有する複数の色の図形を配置して構成される画像において、異なる2つの色が隣接する境界部分にトラッピング処理を行うトラッピング装置であって、
    前記複数の図形に含まれる対象図形に
    下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色を採用する第1の属性と、
    下位側の図形と重なる部分には前記対象図形の色と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第2の属性と、
    下位側の図形と重なる部分には一定条件下においてのみ前記対象図形の色を採用し、その他の場合には前記対象図形と当該下位側の図形の色との合成色を採用する第3の属性
    のうちのいずれかの属性を付与する第1の処理を行う第1の手段と、
    前記対象図形の属性を参照して、前記第1の属性または前記第3の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行う旨を、前記第2の属性である場合には前記対象図形に関してトラッピング処理を行わない旨を、それぞれ設定する第2の処理を行う第2の手段と、
    を備えることを特徴とするトラッピング装置。
  6. 請求項5に記載のトラッピング装置であって、
    前記第1の手段および前記第2の手段は、前記画像を構成する全ての図形を順次に前記対象図形として、前記第1の処理と前記第2の処理とをそれぞれ実行する手段であることを特徴とするトラッピング装置。
  7. コンピュータによって実行されることにより、前記コンピュータを、請求項1から請求項4までのいずれかの方法を実行する装置として機能させることを特徴とするトラッピングプログラム。
  8. 請求項7のトラッピングプログラムがインストールされたコンピュータと、当該コンピュータによるトラッピング処理後の画像を出力する画像出力手段とを、ネットワークを介して接続したことを特徴とする印刷システム。
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