JP2005167873A - 受信機、受信方法、受信制御用プログラム及び記録媒体 - Google Patents

受信機、受信方法、受信制御用プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】受信条件の変更の動作が必要な状況を的確に判断し、受信状態が悪化した場合であってもさらなる悪化を防ぎ、できるだけ安定した受信品質を得ることができる。
【解決手段】通常受信のとき(ステップS401)、受信した伝送信号のBERを測定し(ステップS403)、BERの値が規定値を超えるときには、受信条件の変更の動作を開始させ、CNRを測定する(ステップS407)。CNRの値が前回値より増加したときには受信条件を変更し(ステップS411)、前回値より低下したときには前の受信条件に戻す(ステップS414)。このように、CNRを用いて最適な受信条件を検索し、この受信条件に該当するアンテナを選択して安定した受信品質を得る。
【選択図】 図4

Description

この発明は、受信機、受信方法、受信制御用プログラム及び記録媒体に関する。
従来、FMやTV放送等の受信機におけるダイバーシティ受信は、受信電波を安定して受信するための方法として用いられている。このダイバーシティ受信は、図示しない2本以上の複数のアンテナと、複数のアンテナのうち受信状態が良好なアンテナを選択する選択部と、選択部により選択されたアンテナから受信した受信信号を復調するチューナ部とによって構成されている。チューナ部は、1系統の入力を有する、いわゆる「1チューナダイバーシティ」の構成とすることにより、チューナ部の個数を少なくでき、価格も低減化できるため、ダイバーシティによる受信機における現在の主流となっている。
近年、デジタル放送においては、マルチパスやフェージングに強いOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式が採用されている。そして、このようなデジタル放送においても、車両等の移動体において受信電波を安定して受信するために複数のアンテナを適宜切り替えるダイバーシティ受信の技術を採用した受信機がある(例えば、下記特許文献1参照。)。この特許文献1記載の受信機は、複数の各アンテナが受信した受信信号のエラー率(BER)を検出し、そのエラー率の低いアンテナを選択する構成である。
特開2002−33688号公報
しかしながら、デジタル放送は、受信エラーが生じ同期が外れると全く受信することができず、また、受信状態が回復しても直ぐに受信再開できないものであるため、このような状況をユーザに与えることは好ましくない。したがって、デジタル放送におけるダイバーシティ受信においては、アンテナ切り替えのダイバーシティ動作を行ったことによって受信エラーを招くことは避けなければならない。このことは、ダイバーシティ動作は必要なときのみ実行すべき必要があることを意味している。すなわち、1.ダイバーシティ動作しなければならない状況、であるか、あるいは2.ダイバーシティ動作しなくて良い状況、であるかを的確に判断することが必要となる。
特許文献1の技術では、現在電波を受信しているアンテナの受信状態が悪化し、予め定めたしきい値以上のエラー率となったときには、予め定めてある次のアンテナに切り替えてビットエラー率を求め、全てのアンテナのビットエラー率を記憶させた後、最もエラー率が低いアンテナを選択するものであるため、アンテナ切り替えまでの処理時間が長くなるという問題が一例として挙げられる。また、算出したビットエラー率に基づき一定時間毎にアンテナを順に切り替えるダイバーシティ動作を行うため、上記1.ダイバーシティ動作しなければならない状況、を的確に判断することができない。このため、一時的に受信状態を悪化させる危険性を有しているため、デジタル放送等のデジタル伝送信号の受信として用いることができないという問題が一例として挙げられる。このように、従来技術では、デジタル放送を1チューナで受信し、ダイバーシティ動作させる構成のものにおいて安定した受信状態を提供できないという問題が一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明にかかる受信機は、電波を受信する複数のアンテナと、前記複数のアンテナのうち一または複数のアンテナを用いて受信信号を出力する受信信号出力手段と、前記受信信号を復調して復調信号を出力する復調手段と、前記復調信号のエラー訂正を行う復号手段と、前記受信信号の信号レベル対雑音比を検出する検出手段と、検出された前記信号レベル対雑音比及び前記復号手段のエラー訂正率に基づいて前記受信信号出力手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明にかかる受信方法は、複数のアンテナのうち一または複数のアンテナを用いて受信信号を出力する受信信号出力工程と、前記受信信号出力工程により出力された前記受信信号を復調して復調信号を出力する復調工程と、前記復調工程により復調された前記復調信号のエラー訂正を行う復号工程と、前記復調工程により復調された前記復調信号の信号レベル対雑音比及び前記復号工程により復号された前記復調信号のエラー訂正率に基づいて前記受信信号出力工程における前記受信信号の出力を制御する制御工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明にかかる受信制御用プログラムは、複数のアンテナのうち一または複数のアンテナを用いて受信信号を出力し、前記受信信号を復調して復調信号を出力し、前記復調信号のエラー訂正を行う受信機をコンピュータによって制御するための受信制御用プログラムにおいて、前記受信制御用プログラムは、コンピュータに、前記受信信号の信号レベル対雑音比を検出させ、検出された前記信号レベル対雑音比及び前記復調信号のエラー訂正率に基づいて前記受信信号の出力を制御させることを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明にかかる記録媒体は、請求項17に記載の受信制御用プログラムを記録したことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる受信機、受信方法、受信制御用プログラム及び記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
この実施の形態は、例えば、リードソロモン符号などの符号訂正機能を有するデジタル放送用受信機の一例としてOFDM方式によるデジタル放送の受信機を例に説明する。この実施の形態は、受信条件の変更の動作が必要な状況を的確に判断し、受信状態が悪化した場合であってもこれ以上の悪化を防ぎ、できるだけ安定した受信品質を得ることができることを目的の一つとする。
(実施の形態)
次に、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態における受信機の機能を示すブロック図である。図1を用いて受信機の全体構成の概要を説明する。図示のように複数(1〜n本)のアンテナ101によって受信した電波は、受信信号出力手段102によってこの複数のアンテナ101のうち一または複数のアンテナを用いて受信信号を出力する。復調手段103は、受信信号出力手段102が出力する受信信号を復調して復調信号を出力する。復号手段104は、復調手段103が出力する復調信号のエラー訂正を行う。検出手段105は、受信信号の信号レベル対雑音比(SNR)を検出する。なお、信号レベル対雑音比の検出は復調前、復調中、又は復調後のいずれの信号に基づいて検出してもよい。制御手段106は、復調手段103が出力する復調信号の信号レベル対雑音比及び復号手段104による復調信号のエラー訂正時のエラー訂正率に基づいて受信信号出力手段102が用いるアンテナの制御を行う。
この制御手段106は、このエラー訂正率に基づいて受信信号出力手段102の受信条件を変更するか否かを判断する判断部106aを備える。受信条件とは、アンテナ切り換え方式においてはアンテナにより定まり、位相差給電方式においては各アンテナ毎の位相差や利得レベルにより定まる。また、受信条件の変更とは、アンテナを切り換えたり、各アンテナの位相や利得レベルを調整する等の手段により受信信号の状態を変更することをいう。
記憶手段107は、受信機に関する種々のデータを記憶する。記憶手段107に含まれる第1の記憶手段107aは、受信信号出力手段102の受信条件を複数記憶する。なお、第1の記憶手段107aは、現在の受信条件に識別フラグをセットするなどして、現在の受信条件と他の受信条件とを識別できるように記憶する。記憶手段107に含まれる第2の記憶手段107bは、信号レベル対雑音比の値を記憶する。なお、第2の記憶手段107bは、第1の記憶手段107aに記憶されている受信条件と対応させて信号レベル対雑音比の値を記憶する。また、現在の受信条件による信号レベル対雑音比の値のみを記憶し、受信条件を変更したときには値を更新するようにしてもよい。そして制御手段106は、判断部106aにより受信条件を変更すると判断した場合、第2の記憶手段107bに記憶されている信号レベル対雑音比の値に基づいて第1の記憶手段107aに記憶されている受信条件のうちから1の受信条件を決定し、この決定した受信条件に基づいて受信信号出力手段102が用いるアンテナの制御を行う。このように、信号レベル対雑音比(SNR)を用いて受信条件を決定することにより、エラー率(BER)に基づき受信条件を判断する構成に比べて短時間で受信状況の相対的な変化を判断することができるようになる。
図2は、実施の形態における受信機のハードウェア構成を示すブロック図である。図1と図2の関連を説明すると、図1に示したアンテナ101は、図2のアンテナ201に相当する。図1の受信信号出力手段102は、図2のアンテナ選択部202に相当する。図1の復調手段103は、図2のチューナ203と、A/D変換器204と、OFDM復調部205に相当する。図1の復号手段104は、図2の復号部206に相当する。図1の制御手段106は、図2の制御部230に相当する。図1の記憶手段107は、図2のメモリ231に相当する。図1の検出手段105は、図2の検出部207に相当する。図2の構成では、上述した信号レベル対雑音比(SNR)の具体例としてパイロット信号のキャリア信号対レベル比(CNR)を用いる。
図2に示すように、デジタル放送によるOFDM方式の伝送信号は、複数のアンテナ201によって受信される。アンテナの本数は2本以上であれば良く、図示の例では201a,201b,201c,201dの4本とした。制御部230には後述するCNR情報S1および訂正ビットカウント数情報S2が入力され、これらの情報S1,S2に基づいて受信条件を変更する。アンテナ選択部202は、受信条件の変更により選択された複数のうちいずれか一つのアンテナ201が受信した伝送信号をチューナ203に出力する。チューナ203は、図示しない利得調整用のAGCアンプと、フィルタ、発振器、ミキサ等によって構成される。このチューナ203は、アンテナ選択部202によって選択された伝送信号のなかから所望する希望波のOFDM信号を選局し、中間周波数のOFDM信号をA/D変換器204に出力する。
A/D変換器204は、チューナ203から出力された中間周波数の伝送信号をアナログ−デジタル変換し、OFDM復調部205に出力する。OFDM復調部205は、FFT回路211と、OFDMフレームデコード部212と、復調部213とを備え、デジタル化された伝送信号をベースバンド信号(複素ベースバンドOFDM信号)に変換し、予め定めたFFT窓期間に含まれる信号を抽出し、FFT(高速フーリエ変換)を行って周波数軸上の信号に変換する。これにより、OFDM信号を構成している複数の直交周波数信号それぞれの被変調波シンボル信号を得ることができる。復調部213は、この被変調波シンボル信号を復調してシンボルデータを求めた後、復号してデータを再生し、TMCC復調信号を出力する。
検出部207は、パイロット信号抽出部225を有し、OFDM復調部205により復調された信号(キャリア)S0のなかから複素キャリアのパイロット信号を抽出し、パイロット信号の受信状態に基づいてキャリア信号レベル対雑音信号レベルであるCNR情報(C/N比)S1を制御部230に出力する。受信した伝送信号の受信品質は、CNRに基づき検知できる。デジタル放送の伝送信号には、複素キャリアのパイロット信号と共に、TMCCと呼ばれる放送パラメータが含まれている。
TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)は、伝送モード(変調方式、符号化率など)やスロット、TS等の情報からなる。多重化変調されたデジタル放送の伝送信号は、FFT回路211およびOFDMフレームデコード部212によって個々のキャリアに再生され検波される。これら複数のキャリア群から、予め配置位置が判っているパイロット信号を抽出する。パイロット信号のレベルは、ある一定範囲となるようAGC制御されているため、レベル検波等を行うことによりCNRを得ることができる。厳密に言えば、OFDM復調部205を構成するFFT回路211〜復調部213のいずれかの出力に基づいてCNRに準じた信号を算出して用いる。
このようなTMCCは、伝送状態が多少悪化しても復調可能なBPSKの変調形式であるため、受信したCNRが低い値であっても利用することができる。このため、CNR信号としては広い動作レンジを得ることができる利点を有している。なお、複数のキャリア群の多くを占めるデータキャリアは、変調されたデータであるため、レベルや位相が時間経過と共に変化するものである。このように、CNRを得るには挙動が一定なパイロット信号が適している。
復号部206は、図示しない周波数/時間デインターリーブ処理部、デマッピング部、ビットインターリーブ部、デパンクチュアード部、ビタビ復号部221、バイトデインターリーブ部、エネルギー逆拡散部、TS再生部、リードソロモン復号部222、訂正ビット数カウント部223等を有する。リードソロモン復号部222は、ビタビ復号部221の後段に位置してTS(トランスストリーム)の状態になったデータのエラーを訂正し、出力する。訂正ビット数カウント部223は、一定ビット数、または一定時間にリードソロモン復号部222においてエラー訂正したビット数(エラー訂正数)をカウントし、訂正ビットカウント数情報S2を制御部230に出力する。訂正ビットカウント数情報S2は、エラー訂正数から得たエラー率(BER)と同義であり、以下の説明では訂正ビットカウント数情報S2の情報内容は、エラー率(BER)であるとして説明する。
リードソロモン復号部222は、受信した伝送信号の受信状態が悪化し復調データに生じた誤りを訂正する。このリードソロモン復号部222では、例えば、1パケット204バイトあたり8バイトまでのエラー訂正が可能であり、エラー訂正によって正常に音声や画像を再生することができる。このエラー訂正処理能力以上のエラーが生じたときには、画像や音声が欠落して出力されない、いわゆる受信エラー状態になる。デジタル放送を受信する場合の受信品質は、音声や画像が正常に出力できるか否かで決まる。したがって、受信した伝送信号の入力レベルに比べてエラー発生密度の方が相関が高いと言える。エラー発生密度は、一定データ数、または一定時間毎にエラーを訂正した数であるから、エラー率(エラー発生密度)に基づいて受信品質の良し悪しを検出できる。
制御部230は、訂正ビットカウント数情報S2が示すBERの値が所定数以上になると受信条件を変更(アンテナ201を切り替える)動作を行う。例えば、この受信条件を変更する動作は、最小1シンボル単位で行われ、受信した伝送信号が常時安定するように、最適な受信条件に該当するアンテナ201を選択する。以下の説明では、複数のアンテナ201を構成する4本のアンテナ201a,201b,201c,201dのうち、最適ないずれか一つを選択するものとする。いずれか一つのアンテナ201を選択するに限らず、複数のアンテナ201による合成の組み合わせを変える構成としても良い。
この実施の形態では、受信条件を変更する動作を開始する判断の情報としてBERを用いる。この後、複数の受信条件それぞれにおける受信品質をCNRを用いて検索し、最適な受信品質が得られる受信条件に該当するアンテナへの切り替え、あるいはアンテナの組み合わせを選択する構成である。
制御部230は、訂正ビットカウント数情報S2が示すBERの値に基づいて受信条件を変更する動作の開始を判断する。この後、CNR情報S1が示すCNRの値に基づいて最適な受信条件を検索する。そして、検索された最適な受信条件に該当するアンテナ201(201a〜201d)を選択する選択信号をアンテナ選択部202に出力する。この選択は、いずれか一つのアンテナ201への切り替え、あるいは組み合わせからなる。
図3は、BERおよびCNRそれぞれの値が変化したときの受信状態を示す図表である。横軸は受信状態、縦軸はBER,CNRそれぞれの割合(Ratio)である。この図3を用いて、受信条件の変更する動作を開始する判断の情報としてBERを用いる理由、およびCNRを用いて最適な受信条件を検索する理由について説明する。
1チューナダイバーシティの受信方法では、受信条件を変える以前にこの受信条件の変化を知ることができず、受信条件を変えた後でなければ、受信条件が良くなったかあるいは悪くなったかを判断することができない。したがって、伝送信号を正常に受信できているときに受信条件を変更する動作を行うと、かえって受信条件が悪化するという危険が50%の確率で生じる。デジタル放送では、アナログ放送と異なり、多少入力レベルが大きくなったり、CNRが高くなったりしても受信品質はほとんど変わらないという特性を有している。受信電波を正常に受信できているときにあえて受信条件を変更させる利点はない。具体的には、従来技術の構成のように伝送信号を正常に受信できているときであっても一定時間毎に受信条件を変更することにより、受信条件を悪化させる危険を有していることが一例として挙げられる。
ただし、「受信条件が悪くなると想定できる」ときは、より良い受信条件を探すために受信条件を変更することが有効になる。「受信条件が悪くなると想定できる」ときとは、受信条件を変更しなければ受信品質の低下が明らかに現れる状態、あるいは受信不能になる状態である。この「受信条件が悪くなると想定できる」個所は、図3におけるグレーゾーンGに相当する。このため、受信条件の変更の動作を開始させる個所は、グレーゾーンGにできるだけ近接し、このグレーゾーンGの領域外の正常受信できる領域301に設定することが望ましい。
デジタル放送では、受信する放送電波の変調方式や畳み込み符号化率により、正常に受信できるC/N比(CNR)が異なる。受信可能となるCNRが得られたときに受信条件を変更する動作を開始する構成も可能であるが、受信放送の変調方式や畳み込み条件などによって受信条件を変更する動作の有無(開始あるいは停止)を判別するためのしきい値を変更する必要がある。図3のCNRの特性において、実線はハイビジョン放送(HD)の特性302、点線はスタンダード放送(SD)の特性303であり、例えばグレーゾーンGに接する個所に受信条件(アンテナ切り換え)用のしきい値302a,303aを設定したとき、これらしきい値302a,303aは、CNRの割合に対して異なる値に設定しなければならない。
そして、図3に示すようにCNRの特性302,303における割合の変化は、アンテナ入力レベル(受信状態)の変化に対して緩やかである。このため、CNRだけに基づいて受信条件の変更を行うと、しきい値を用いた受信状態の判別が行いにくく、受信状態を回復させる迄に時間がかかる。以上の理由から、この実施の形態では、CNRだけを受信条件を変更させる動作(アンテナ切り替え)のための情報として用いない。また、今回の受信時のCNRに対してしきい値を用いた判断を行わない。すなわち、この実施の形態では、CNRを受信条件の検索用として用い、かつ、前回のCNRの値と、今回のCNRの値の変化に基づいて判断する構成とすることにより、BERに比べて例えば数分の一の時間で受信状態の情報を得る。
デジタル放送の受信機は、BERがある一定値(理論値≒2×10−4)以上になると受信できなくなる。このBERは、デジタル放送の変調形式(HD、あるいはSD等)や畳み込み符号化率等により正常に受信できるBERの値が異なることはない。また、受信したビットを誤る確率であるため、受信可能あるいは受信不能な領域の境界(グレーゾーンG)では、BERの特性305がデジタル的な挙動となり、急激な変化を示す。特に、デジタル放送は、アナログ放送に比べてこのグレーゾーンGの領域(図中横幅)が狭い。したがって、グレーゾーンG部分に受信条件を変更するためのBERのしきい値305aを設定し、BERのみに基づいて受信条件の変更の動作を行うことは、頻繁なアンテナ切り替えや、アンテナ切り替え前より受信状態が悪いアンテナを選択する可能性がある。
また、上述したが、BERはある一定量(または一定時間)のデータ量を調べて始めて測定結果を得ることができる。例えば、BER=2×10−4は2万ビットのデータ中、1ビットの割合で誤りがあることを意味するものであるが、一般的には2万ビットよりはるかに多いデータをサンプリングしているため、結果を得るにはより時間がかかる。BERの処理時間の問題については前述した通りである。BERだけを用いて受信条件の変更の動作を行うと、受信状態を回復させる迄に時間がかかる。以上の理由から、この実施の形態では、BERだけを受信条件を変更させる(アンテナ切り替え)動作のための情報として用いない。そして、この実施の形態では、受信条件の変更の動作の開始は、CNRに比べてしきい値を設定しやすいBERを用いる。
したがって、この実施の形態では、受信条件の変更の動作を開始する判断の情報としてBERを用い、受信条件を変えたときの受信品質を判断するための情報としてCNRを用いるものである。ここで、上記SNRとCNRの違いについて説明しておく。SNRはキャリアに含まれる信号のレベルとノイズの比であり、CNRはキャリアのレベルとノイズの比である。SNRを用いて受信条件を決定することにより、BERに基づき受信条件を判断する構成に比べて短時間で受信状況の相対的な変化を判断することができる。しかし受信状況をより正確に把握するためには、レベルや位相の挙動が一定なパイロット信号のCNRを用いる方がよい。また、キャリアの中には音声や映像のようなダイナミックに変化する情報を伝送するキャリアの他に、ACなど相対的にレベルの変化が少ないキャリアも含まれるので、このようにレベルの変化が少ないキャリアから生成したSNRを使用することでCNRに近い効果を奏することができる。次に、上記構成における受信条件の変更の動作の各実施例についてフローチャートを用いて説明する。
実施例1は、受信条件の変更の動作を行った後に受信状態が悪くなったとき、受信条件の変更の動作前の受信条件に戻す処理を行うものである。図4は、実施例1による受信条件の変更の動作の処理内容を示すフローチャートである。
以下の処理は、図1に記載の制御手段106(図2における制御部230)が実行するものであり、OFDM方式のフレームを構成している複数シンボル毎に配置されたガードインターバルの周期で実行する。始めに、伝送信号の電波を通常受信できているか判断する(ステップS401)。掃引受信中や受信条件の設定あるいは変更のとき、受信エラーにより正常に受信できていないときには(ステップS401:No)、以下の受信条件の変更の動作の処理に移行しない。電波を通常受信できているときには(ステップS401:Yes)、次に、インターバルタイマ終了か判断する(ステップS402)。後述するステップにおいてインターバルタイマが動作しているときには(ステップS402:No)、以下の受信条件の変更の動作の処理に移行せず、タイマ終了(タイムアップ)するまで待機する。
インターバルタイマが非動作のとき、あるいはインターバルタイマがタイムアップしたときには(ステップS402:Yes)、BERを測定し(ステップS403)、このBERの値を予め定めた規定値と比較する(ステップS404)。上述したように、この実施例では、BERの値に基づいて受信条件の変更の動作の開始を判断する。ステップS403によりBERを測定した後にステップS404により受信条件の変更の動作を開始するか否かを判断する。すなわち、ステップS403によるBERのカウント等の処理動作中には、受信条件の変更の動作を開始しない。規定値は、図3に示すBERの特性305上でグレーゾーンGと、正常受信可能な領域の境界付近にしきい値305aとして設定する。
ここで、受信電波による伝送信号のBERが規定値未満(BER<規定値)のときには、受信状態が良いため、以下の受信条件の変更の動作に移行せず(ステップS404:Yes)、ステップS403に復帰する。一方、受信電波による伝送信号のBERが規定値以上(BER≧規定値)のときには(ステップS404:No)、受信状態が悪いため、以下の受信条件の変更の動作を開始させ、以下の処理を実行する。
受信条件の変更の動作が開始されると、始めに、イニシャライズ処理を行う(ステップS405)。このイニシャライズ処理では、記憶手段107(図1参照)に記憶されている受信条件の変更回数やCNRデータ等のデータをクリアする。受信条件の変更とは、例えば、切り替え型の場合には、アンテナを他のアンテナに切り替えることである。この他、アンテナ合成による位相差給電方式の場合には、各アンテナ毎の位相や利得レベルを変えて複数のアンテナを合成した受信信号の状態(信号レベルや遅延状態)を変更することである。
次に、受信条件の変更回数が規定回数に達したか判断する(ステップS406)。この規定回数とは、受信条件の変更を行う回数である。予め固定の回数を設定しておくが、受信条件の変更方法や、アンテナの接続状況によって変わる場合もあるため、設置したアンテナの数に必ず一致するものではない。ステップS406にて受信条件の変更回数が規定回数に達していないときには(ステップS406:No)、次に、CNR測定を行う(ステップS407)。一方、ステップS406にて受信条件の変更回数が規定回数分終了すると(ステップS406:Yes)、受信条件の変更の動作を終了する。
上述したように、この実施例では、受信条件の変更の動作開始後、CNRの値を用いて最適な受信条件を検索する。始めに、前回測定したCNRのデータがあるか判断し(ステップS408)、前回分がなく最初の測定であるときには(ステップS408:No)、今回ステップS407にて測定したCNRの値を今回のCNRのデータとして、第2の記憶手段107b(図1参照)に記憶し(ステップS410)、アンテナ切り替え等の次の受信条件に切り替え(ステップS411)、受信条件の変更回数をインクリメントし(ステップS412)、ステップS406に復帰する。第1の記憶手段107a(図1参照)に記憶されている新たな受信条件のところに識別フラグがセットされる。この復帰回数は、受信条件の変更の動作としてステップS406に規定した回数だけ実行される。このように、ステップS406〜ステップS412の間において最適な受信条件を検索する処理は、CNR(CNR情報S1)を用いて実行するため、BERを用いた処理時間に比して短時間で実行することができる。
ステップS408において、前回測定したCNRの値が第2の記憶手段107bに記憶され、存在しているときには(ステップS408:Yes)、前回と今回のCNRの値を比較する(ステップS409)。そして、今回のCNRの値が前回第2の記憶手段107bに記憶されたCNRの値より増加した場合には(ステップS409:Yes)、ステップS410の処理に移行する。変更後の受信条件によるCNRの値が変更前の受信条件によるCNRの値より増加し、今回ステップS407にて測定したCNRの値を今回のCNRのデータとして第2の記憶手段107bに記憶し(ステップS410)、アンテナ切り替え等の次の受信条件に切り替え(ステップS411)、受信条件の変更回数をインクリメントし(ステップS412)、ステップS406に復帰する。第1の記憶手段107aに記憶されている該次の受信条件に識別フラグがセットされる。この後、この受信条件の変更が規定の回数に達したときには(ステップS406:Yes)、受信条件の変更の動作を終了する。
一方、今回のCNRの値が前回、第2の記憶手段107bに記憶されたCNRの値より低下した場合には(ステップS409:No)、今回のCNRのデータを廃棄し(ステップS413)、前の受信条件に戻す(ステップS414)。第1の記憶手段107aに記憶されている該前の受信条件に識別フラグがセットされる。このように、受信条件を変えた結果、CNRが低下した場合には、元の受信条件に戻し、受信条件の変更の動作を中止して終了する。具体的には、前回の選択したアンテナをAnt_nとしたとき、受信条件の変更の動作後にアンテナはAnt_n+1となり、CNRが低下したときには前回のアンテナAnt_nに戻す。
以上の処理によって受信条件の変更の動作にかかる一連の処理は終了する。ただし、受信電波を通常受信中は、一定の期間毎に開始(ステップS401)に復帰する。この復帰は、インターバルタイマを起動させてから行う(ステップS415)。インターバルタイマを起動させることにより、上記一連の受信条件の変更の動作が収束しなくなることを防止することができる。すなわち、受信状態が拮抗しているといつまでも最適な受信状態に至らないことがあり、この収束しない状態を回避すべくインターバルタイマによって一定時間、受信条件の変更の動作を停止させる。
なお、上記実施例のステップS409において、今回のCNRの値が前回のCNRの値より増加した場合に(ステップS409:Yes)次の受信条件に切り替えているが(ステップS411)、切り替えずに今回の受信条件に決定してもよい。このような構成にすることで、少ない変更回数で、変更前より受信状況の良い受信条件にすることができる。
図5は、伝送信号の信号内容を示す図である。上記受信条件の変更の動作における受信条件の変更は、ガードインターバルのタイミングに同期して行うため、インターバルタイマは1シンボル単位、すなわち、ガードインターバル501とデータ502を受信する毎に行うことができる。これに限らず、1フレーム(合計204シンボル)単位で行うことができる。この他、シンボルまたはフレームの整数倍のタイミングで行っても良い。
実施例2は、受信条件の変更の動作を行った後に受信状態が悪くなったとき、今回の受信条件をマークしてマーク回数に応じて受信条件を変更するものである。図6は、実施例2による受信条件の変更の動作の処理内容を示すフローチャートである。
以下の処理は、実施例1同様に制御手段106(図1参照)が実行するものであり、OFDM方式による受信電波を構成する複数シンボル毎に配置されたガードインターバルの周期で実行する。始めに、電波を通常受信できているか判断する(ステップS601)。掃引受信中や受信条件の設定あるいは変更のとき、受信エラーにより正常に受信できていないときには(ステップS601:No)、以下の受信条件の変更の動作の処理に移行しない。電波を通常受信できているときには(ステップS601:Yes)、次に、インターバルタイマ終了か判断する(ステップS602)。後述するステップにおいてインターバルタイマが動作しているときには(ステップS602:No)、以下の受信条件の変更の動作の処理に移行せず、タイマ終了(タイムアップ)するまで待機する。
インターバルタイマが非動作のとき、あるいはインターバルタイマが動作中でタイムアップしたときには(ステップS602:Yes)、BERを測定し(ステップS603)、このBERの値を予め定めた規定値と比較する(ステップS604)。上述したように、この実施例では、BERの値に基づいて受信条件の変更の開始を判断する。ステップS603によりBERを測定した後にステップS604により受信条件の変更の動作を開始するか否かを判断する。すなわち、ステップS603によるBERのカウント等の処理動作中には、受信条件の変更の動作を開始しない。規定値は、図3に示すBERの特性305上でグレーゾーンGと、正常受信可能な領域の境界付近にしきい値305aとして設定する。
ここで、受信電波による伝送信号のBERが規定値未満(BER<規定値)のときには(ステップS604:Yes)、受信状態が良いため、以下の受信条件の変更の動作に移行せず、ステップS603に復帰する。一方、受信電波による伝送信号のBERが規定値以上(BER≧規定値)のときには(ステップS604:No)、受信状態が悪いため、以下の受信条件の変更の動作を開始する。
受信条件の変更の動作を開始すると、始めに、イニシャライズ処理を行う(ステップS605)。このイニシャライズ処理では、記憶手段107に記憶されている受信条件の変更回数やCNRデータ等のデータをクリアする。受信条件の変更とは、上述したように、切り替え型の場合には、アンテナを他のアンテナに切り替えることである。また、アンテナ合成による位相差給電方式の場合には、各アンテナ毎の位相や利得レベルを変えて受信信号の状態を変更することである。
次に、受信条件の変更回数が規定回数に達したか判断する(ステップS606)。この規定回数とは、受信条件の変更を行う回数である。予め固定の回数を設定しておくが、受信条件の変更方法や、アンテナの接続状況によって変わる場合もあるため、設置したアンテナの数に必ず一致するものではない。ステップS606にて受信条件の変更回数が規定回数に達していないときには(ステップS606:No)、次に、CNR測定を行う(ステップS607)。一方、ステップS606にて受信条件の変更回数が規定回数分終了すると(ステップS606:Yes)、受信条件の変更の動作を終了する。
次に、CNR測定を行う(ステップS607)。上述したように、この実施例では、受信条件の変更の動作開始後、CNRの値に基づいて最適な受信条件を検索する。まず、前回測定したCNRのデータがあるか判断し(ステップS608)、前回分がなく最初の測定であるときには(ステップS608:No)、今回ステップS607にて測定したCNRの値を今回のCNRのデータとして第2の記憶手段107bに記憶し(ステップS610)、最適な受信条件を検索しアンテナを切り替える処理を実行し(ステップS611)、ステップS606に復帰する。この復帰回数は、受信条件の変更の動作としてステップS606に規定した回数だけ実行される。ステップS611における具体的な受信条件の切り替え内容は後述する図7を用いて説明する。
一方、ステップS608において、前回測定したCNRの値が第2の記憶手段107bに記憶されて存在するときには(ステップS608:Yes)、前回と今回のCNRの値を比較する(ステップS609)。そして、今回のCNRの値が前回第2の記憶手段107bに記憶されたCNRの値より増加した場合には(ステップS609:Yes)、ステップS610の処理に移行する。一方、今回のCNRの値が前回第2の記憶手段107bに記憶されたCNRの値より低下した場合には(ステップS609:No)、今回のCNRのデータを廃棄し(ステップS613)、第1の記憶手段107aに記憶されているこの受信条件にマークを付与し(ステップS614)、ステップS611に移行する。
図7は、実施例2による受信条件切り替えの処理内容を示すフローチャートである。この図7に示す各処理は、図6に示したステップS611の具体的処理内容である。まず、受信条件を変更する(ステップS701)。次に、変更後の受信条件にマークが付与されているか判断する(ステップS702)。マークが付与された受信条件であれば(ステップS702:Yes)、次にマークの付与回数が予め定めた所定回数以上であるか判断する(ステップS703)。
ステップS703においてマークの付与回数が所定回数以上のときには(ステップS703:Yes)、マークの付与回数が所定回数と等しいか判断する(ステップS704)。等しい場合には(ステップS704:Yes)、受信条件の変更を行う規定回数をデクリメントし(ステップS705)、ステップS701に復帰する。等しくない場合には(ステップS704:No)、ステップS701に復帰する。
ステップS702において変更後の受信条件にマークが付与されていないとき(ステップS702:No)、およびステップS703においてマークの付与回数が予め定めた所定回数未満のときは(ステップS703:No)、変更回数をインクリメントし(ステップS706)、ステップS611(図6参照)の終了となる。
上記処理についてCNRとの関連を用いて説明する。以下の説明では図6および図7に記載された処理内容のうち、説明に該当する処理ステップのみを抽出して記載してある。受信条件を変えた結果、CNRが前回と同等、もしくは良くなった(増加した)場合は(ステップS609:Yes)、次の受信条件に変更する(ステップS701)。受信条件に対するマークの付与は行わず、受信条件変更回数をインクリメントし(ステップS704)、ステップS611の終了となる。一方、受信条件を変えた結果、CNRが低下したときには(ステップS609:No)、第1の記憶手段107aに記憶されているその受信条件にマークを付与し(ステップS614)、受信条件を変更して(ステップS701)、マークの付与回数が所定回数以上であれば(ステップS703:Yes)、次の受信条件に変更する(ステップS701)。一方、マークの付与回数が所定回数未満なら(ステップS703:No)、受信条件の変更を行わず、変更回数をインクリメントし(ステップS706)、ステップS611の終了となる。以上は、受信条件のアンテナAntに対して1回だけ行う。
図7記載の処理をアンテナAnt切り替えの具体例を用いて説明する。例えば、受信条件の変更の動作後、切り替えたアンテナAnt_n+1によるCNRが良くなかった場合の処理例を説明する。現在のアンテナAnt_nの受信条件を変更し、他のアンテナAnt_n+1にしたとき、この受信条件に付与されたマークの回数が所定回数以上である場合には、このアンテナAnt_n+1を飛ばして、さらに次のアンテナAnt_n+2の受信条件に変更する。このように、図7記載の処理によれば、受信条件の変更時に所定回数以上マークが付与された受信条件があれば、この受信条件を飛ばしてさらに他の受信条件に変更できるようになる。
なお、恒常的にCNRの値が低い受信条件(アンテナAnt)は、アンテナ自体の接続が不備であったり、故障している可能性がある。しかし、上記マークを付与する構成とすることにより、この望ましくない受信条件をできるだけ選択しないよう構成できる。また、このような状況において、この望ましくない受信条件を選択せず受信条件の変更を行う規定回数を減らすことで、より迅速に最適な受信条件(アンテナAnt)を決定することができる。なお、マークの情報をクリアするタイミングは、電源投入毎にクリアする等が考えられる。
以上の処理によって受信条件の変更の動作にかかる一連の処理は終了する。ただし、受信電波を通常受信中は、一定の期間毎に開始(図6のステップS601)に復帰する。この復帰は、インターバルタイマを起動させてから行う(ステップS615)。インターバルタイマを起動させることにより、上記一連の受信条件の変更の動作が収束しなくなることを防止することができる。すなわち、受信状態が拮抗しているといつまでも最適な受信状態に至らないことがあり、この収束しない状態を回避すべくインターバルタイマによって一定時間、受信条件の変更の動作を停止させる。
このように、実施例2における受信条件の変更の動作開始後の処理(図6記載のステップS606〜図7記載のステップS704)の間において最適な受信条件を検索する処理は、CNR(CNR情報S1)を用いて実行するため、BERを用いた処理時間に比して短時間で実行することができる。また、この実施例2においても受信条件の変更は、ガードインターバルのタイミングに同期して行う。インターバルタイマは1シンボル単位、フレーム(204シンボル)単位で行うことができる他、シンボルまたはフレームの整数倍のタイミングで行っても良い。
実施例3は、受信条件の変更の動作を行った後に受信状態が悪くなったとき、全てのアンテナを用いたCNRを取得してCNRが最大のアンテナを用いた受信条件に切り替えるものである。図8は、実施例3による受信条件の変更の動作の処理内容を示すフローチャートである。
以下の処理は、図1に記載の制御手段106(図2における制御部230)が実行するものであり、OFDM方式のフレームを構成している複数シンボル毎に配置されたガードインターバルの周期で実行する。始めに、伝送信号の電波を通常受信できているか判断する(ステップS801)。掃引受信中や受信条件の設定あるいは変更のとき、受信エラーにより正常に受信できていないときには(ステップS801:No)、以下の受信条件の変更の動作の処理に移行しない。電波を通常受信できているときには(ステップS801:Yes)、次に、インターバルタイマ終了か判断する(ステップS802)。後述するステップにおいてインターバルタイマが動作しているときには(ステップS802:No)、以下の受信条件の変更の動作の処理に移行せず、タイマ終了(タイムアップ)するまで待機する。
インターバルタイマが非動作のとき、あるいはインターバルタイマがタイムアップしたときには(ステップS802:Yes)、BERを測定し(ステップS803)、このBERの値を予め定めた規定値と比較する(ステップS804)。この実施例においても、BERの値に基づいて受信条件の変更の動作の開始を判断する。ステップS803によりBERを測定した後にステップS804により受信条件の変更の動作を開始するか否かを判断する。すなわち、ステップS803によるBERのカウント等の処理動作中には、受信条件の変更の動作を開始しない。規定値は、図3に示すBERの特性305上でグレーゾーンGと、正常受信可能な領域の境界付近にしきい値305aとして設定する。
ここで、受信電波による伝送信号のBERが規定値未満(BER<規定値)のときには、受信状態が良いため、以下の受信条件の変更の動作に移行せず(ステップS804:Yes)、ステップS803に復帰する。一方、受信電波による伝送信号のBERが規定値以上(BER≧規定値)のときには(ステップS804:No)、受信状態が悪いため、以下の受信条件の変更の動作を開始させ、以下の処理を実行する。
受信条件の変更の動作が開始されると、始めに、イニシャライズ処理を行う(ステップS805)。このイニシャライズ処理では、記憶手段107に記憶されている受信条件の変更回数やCNRデータ等のデータをクリアする。受信条件の変更とは、例えば、切り替え型の場合には、アンテナを他のアンテナに切り替えることである。この他、アンテナ合成による位相差給電方式の場合には、各アンテナ毎の位相や利得レベルを変えて複数のアンテナを合成した受信信号の状態(信号レベルや遅延状態)を変更することである。
次に、現在の受信条件のCNRを測定する(ステップS806)。そして、CNRデータを第2の記憶手段107bに記憶する(ステップS807)。このときに第1の記憶手段107aに記憶されているこの受信条件と対応させてCNRデータを第2の記憶手段107bに記憶する。次に、受信条件の変更回数が規定回数に達したか判断する(ステップS808)。この規定回数とは、受信条件の変更を行う回数である。予め固定の回数を設定しておくが、受信条件の変更方法や、アンテナの接続状況によって変わる場合もあるため、設置したアンテナの数に必ず一致するものではない。ステップS808にて受信条件の変更回数が規定回数に達していないときには(ステップS808:No)、次の受信条件に変更し(ステップS809)、変更回数をインクリメントし(ステップS810)、ステップS806に復帰する。一方、ステップS808にて受信条件の変更回数が規定回数分終了すると(ステップS808:Yes)、CNRが最大の受信条件に変更し(ステップS811)、受信条件の変更の動作を終了する。
ステップS810からステップS806への復帰回数は、受信条件の変更の動作としてステップS808に規定した回数だけ実行される。このように、CNR(CNR情報S1)を用いて受信条件を変更する処理は、BERを用いた処理時間に比して短時間で実行することができる。
以上の処理によって受信条件の変更の動作にかかる一連の処理は終了する。ただし、受信電波を通常受信中は、一定の期間毎にステップS801以降の処理が開始される。一定の期間は、インターバルタイマを起動させて得ることができ、インターバルタイマを用いることにより、上記一連の受信条件の変更の動作が収束しなくなることを防止できる。すなわち、受信状態が拮抗しているといつまでも最適な受信状態に至らないことがあり、この収束しない状態を回避すべくインターバルタイマによって一定時間、受信条件の変更の動作を停止できる。
以上説明した実施の形態によれば、BERの情報を用いて受信条件の変更の動作を開始した後、CNR等の信号レベル対雑音比の情報を用いて最適な受信条件を検索するように構成したので、最適な受信条件を効率良く短時間で検索できるようになる。また、受信条件の検索時に異なる受信条件に変更し、この変更も予め定めた一定順序、あるいは一定順序に限らず検索する構成としたので、特に、受信状態が悪化した場合であっても、この受信状態がさらに悪化することを防ぐことができ、安定した受信品質を得ることができるようになる。これにより、常時最適なアンテナを選択できるようになり、安定した受信品質を得ることができるという効果を奏する。
上述した本実施の形態では、1チューナダイバーシティの受信機を具体例として説明したが、2つのチューナを有し、複数のチューナの出力を合成する2チューナダイバーシティ、あるいはそれ以上の数のチューナを有する受信機に適用することもできる。
なお、本実施の形態で説明した受信機は、予め用意した受信制御用プログラムをパーソナル・コンピュータ等のコンピュータで実行することにより制御することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように本実施形態にかかる受信機、受信方法、受信制御用プログラム及び記録媒体は、地上波デジタル放送や通信に用いられる分野に適用でき、ラジオやテレビジョン装置、これらを組み込んだナビゲーション装置の他、広帯域無線等に適用できる。そして、特に、受信状態が変化しやすい車載(車両、列車、船舶等)用又は携帯用の受信機として安定した受信品質を得ることができるものである。
実施の形態における受信機の機能を示すブロック図である。 実施の形態における受信機のハードウェア構成を示すブロック図である。 BERおよびCNRそれぞれの値が変化したときの受信状態を示す図表である。 実施例1による受信条件の変更の動作の処理内容を示すフローチャートである。 伝送信号の信号内容を示す図である。 実施例2による受信条件の変更の動作の処理内容を示すフローチャートである。 実施例2による受信条件切り替えの処理内容を示すフローチャートである。 実施例3による受信条件の変更の動作の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
101 アンテナ
102 受信信号出力手段
103 復調手段
104 復号手段
105 検出手段
106 制御手段
106a 判断部
107 記憶手段
107a 第1の記憶手段
107b 第2の記憶手段
201 アンテナ
202 アンテナ選択部
203 チューナ
204 A/D変換器
205 OFDM復調部
206 復号部
207 検出部
211 FFT回路
212 OFDMフレームデコード部
213 復調部
221 ビタビ復号部
222 リードソロモン復号部
223 訂正ビット数カウント部
225 パイロット信号抽出部
S1 CNR情報
S2 訂正ビットカウント数情報

Claims (18)

  1. 電波を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのうち一または複数のアンテナを用いて受信信号を出力する受信信号出力手段と、
    前記受信信号を復調して復調信号を出力する復調手段と、
    前記復調信号のエラー訂正を行う復号手段と、
    前記受信信号の信号レベル対雑音比を検出する検出手段と、
    検出された前記信号レベル対雑音比及び前記復号手段のエラー訂正率に基づいて前記受信信号出力手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする受信機。
  2. 前記検出手段は、前記復調信号からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部を備え、
    前記検出手段は、前記信号レベル対雑音比として、抽出された前記パイロット信号からキャリア信号レベル対雑音比を検出することを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 前記制御手段は、前記エラー訂正率に基づいて前記受信信号出力手段の受信条件を変更するか否かを判断する判断部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の受信機。
  4. 前記判断部は、前記電波を正常に受信可能な前記エラー訂正率に対応した閾値を用いて前記受信条件を変更するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の受信機。
  5. 前記制御手段は、前記判断部により前記受信条件を変更すると判断された場合に、前記信号レベル対雑音比に基づいて前記受信条件を決定し、前記受信条件に基づいて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の受信機。
  6. 前記制御手段は、前記判断部により前記受信条件を変更すると判断された場合に、前記受信条件を変更して変更前後の前記信号レベル対雑音比を比較し、前記比較の結果に基づいて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の受信機。
  7. 前記制御手段は、前記比較の結果、変更後の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値が変更前の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値より増加した場合に、前記変更後の受信条件に基づいて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の受信機。
  8. 前記制御手段は、前記比較の結果、変更後の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値が変更前の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値より増加した場合に、さらに前記受信条件を変更して変更前後の前記信号レベル対雑音比を比較することを特徴とする請求項6に記載の受信機。
  9. 前記制御手段は、前記受信条件の変更回数が所定の回数に達したときの受信条件に基づいて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項8に記載の受信機。
  10. 前記制御手段は、前記比較の結果、変更後の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値が変更前の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値より低下した場合に、前記受信条件を前記変更前の受信条件に戻すことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の受信機。
  11. 前記受信条件を記憶する第1の記憶手段をさらに備え、
    前記第1の記憶手段は、前記制御手段による前記比較の結果、変更後の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値が変更前の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値より低下した場合に、前記変更後の受信条件にマークを付与して記憶し、
    前記制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶されている受信条件のうちマークの付与が所定回数行われた受信条件に決定しないように前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項6〜10のいずれか一つに記載の受信機。
  12. 前記制御手段は、前記判断部により前記受信条件を変更すると判断された場合に、複数の受信条件による前記信号レベル対雑音比の値を取得し、最大の前記信号レベル対雑音比の値を示す受信条件に基づいて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の受信機。
  13. 前記信号レベル対雑音比の値を記憶する第2の記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記判断部により前記受信条件を変更すると判断された場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記信号レベル対雑音比の値に基づいて前記受信条件を決定し、前記受信条件に基づいて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の受信機。
  14. 前記制御手段は、前記判断部により前記受信条件を変更すると判断された場合に、前記受信条件を変更して、変更後の受信条件による前記信号レベル対雑音比と前記第2の記憶手段に記憶されている変更前の前記信号レベル対雑音比とを比較し、前記比較の結果に基づいて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項13に記載の受信機。
  15. 前記制御手段は、前記電波の変調形式に対応した前記信号レベル対雑音比の特性を用いて前記受信信号出力手段を制御することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の受信機。
  16. 複数のアンテナのうち一または複数のアンテナを用いて受信信号を出力する受信信号出力工程と、
    前記受信信号出力工程により出力された前記受信信号を復調して復調信号を出力する復調工程と、
    前記復調工程により復調された前記復調信号のエラー訂正を行う復号工程と、
    前記受信信号の信号レベル対雑音比を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出された前記信号レベル対雑音比及び前記復号工程により復号された前記復調信号のエラー訂正率に基づいて前記受信信号出力工程における前記受信信号の出力を制御する制御工程と、
    を含んだことを特徴とする受信方法。
  17. 複数のアンテナのうち一または複数のアンテナを用いて受信信号を出力し、前記受信信号を復調して復調信号を出力し、前記復調信号のエラー訂正を行う受信機をコンピュータによって制御するための受信制御用プログラムにおいて、
    前記受信制御用プログラムは、コンピュータに、
    前記受信信号の信号レベル対雑音比を検出させ、
    検出された前記信号レベル対雑音比及び前記復調信号のエラー訂正率に基づいて前記受信信号の出力を制御させることを特徴とする受信制御用プログラム。
  18. 請求項17に記載の受信制御用プログラムを記録した記録媒体。
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