JP2005167804A - ノイズ除去回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入出力間の遅延値にノイズ除去回路が影響を与えない、入力信号の論理レベルの遷移直後のノイズ除去回路を提供することである。
【解決手段】遅延バッファ11の遅延量によって、入力信号の論理レベルの遷移直後のノイズを除去する一定時間を設定し、遅延バッファ15および16の遅延量によって、スイッチングのタイミング調整を設定することによって、入力信号の論理レベルの遷移直後の一定時間の間、入力信号を遮断し、ラッチ回路にてスイッチング信号を保持、または、入力信号と同一論理レベルのみを出力に伝達させるノイズ除去手段を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ノイズ除去回路に関し、特に半導体集積回路の入力信号の論理レベルが遷移した直後に入力されるノイズを除去するノイズ除去回路に関する。
半導体集積回路の入力信号の論理レベルが遷移した直後に短い幅のパルスがノイズとして入力され、誤動作を引き起こす場合がある。このようなノイズは入力信号を送出する出力バッファ回路の出力が切り替わるときのスイッチングノイズやリンギングノイズとして発生したものである。このノイズを除去する為に、ノイズ除去機能を有する遅延回路を設け、この遅延回路を通過した信号と元の信号を比較することによりノイズを除去した信号を出力する回路が知られている。
図5は特許文献1に記載された従来のノイズ除去回路を説明するための回路図である。この従来のノイズ除去回路は、図5に示すように、インバータ5、及び6と容量C1で構成された遅延回路と、電源(VDD)とノードdとの間に直列接続されたPMOSトランジスタP1、及びP2と、ノードdとGNDとの間に直列接続されたNMOSトランジスタN3、及びN4と、インバータ7、及び8で構成されノードdに接続されたラッチ回路とを有している。入力信号INはノードaからPMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN4のゲートに入力されるとともに、遅延回路で遅延されてPMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN3のゲートに入力され、ノードdから出力信号OUTが出力される。
図6はこのノイズ除去回路の動作を説明するためのタイミングチャートであり、各ノードの電位の変化を示している。以下に図6を参照して動作を説明する。なお、以降、信号の論理レベルの低レベルを“L”で表し、論理レベルの高レベルを“H”で表す。期間T1のノードaの信号は“H”であり、ノードbは“L”、ノードcは“H”となる。このときPMOSトランジスタP1、及びP2は共にオフ、NMOSトランジスタN3、及びN4は共にオンとなり、ノードdには“L”が出力される。
期間T2においてノードaが“H”から“L”に変化すると、ノードbはインバータ5の“H”出力時のオン抵抗と容量C1の時定数で“L”から“H”にむけて電位が上昇する。ノードbの電位がインバータ6の論理閾値電圧に達すると、ノードcは“H”から“L”に変化する。この期間T2のノードaは“L”、ノードcは“H”であるのでPMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN4がオフとなる。したがって、ノードdは、高インピーダンス状態となるのであるが、インバータ7、及び8で構成されたラッチ回路があるので期間T1の“L”を維持する。
期間T3では、ノードaとノードcが“L”となる。このときPMOSトランジスタP1、及びP2は共にオン、NMOSトランジスタN3、及びN4は共にオフとなり、ノードdには“H”が出力される。
期間T4においてノードaが“L”から“H”に変化すると、ノードbはインバータ5の“L”出力時のオン抵抗と容量C1の時定数で“H”から“L”にむけて電位が下降する。ノードbの電位がインバータ6の論理閾値電圧に達すると、ノードcは“L”から“H”に変化する。この期間T4のノードaは“H”、ノードcは“L”であるのでPMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN3がオフとなる。したがって、ノードdは、高インピーダンス状態となるのであるが、インバータ7、及び8で構成されたラッチ回路が期間T3の“H”を維持する。期間T5は期間T1と同じ動作でありノードdには“L”が出力される。
以上のことから、期間T2および期間T4ではノードaからノードdへの信号の伝達は遮断されているので、この期間に入力される短い幅のノイズを除去できることわかる。期間T2とT4は入力が“H”から“L”に変化するときの遅延回路の遅延時間Tdおよび入力が“L”から“H”に変化するときの遅延回路の遅延時間Td’にそれぞれ対応している。
特許文献1には、さらに、短い幅のノイズが連続して複数回入力された時の誤動作を防止するため、遅延回路をトランジスタと容量で構成することが開示されている。また、特許文献2には上向きノイズと下向きノイズ用にそれぞれ最適な遅延量を設定することによりノイズ除去回路を構成した例が開示されている。
特開平6−216723号公報(図1、図12、図13) 特開平10−294652号公報(図1)
特許文献1や特許文献2に開示されたノイズ除去回路の問題点は、入力信号が入力されてから出力信号が出力されるまでの遅延時間が増加するということである。その理由は、ノイズ除去回路を通過させた信号と元の信号の比較を行い、出力を決定する回路構成をしているからである。例えば、上述した図5に示した特許文献1の回路では、インバータ5、及び6と容量C1で構成した遅延回路がノイズ除去回路の機能を有しており、このノイズ除去回路を通過したノードcの信号と元のノードaの信号を比較することで出力を決定している。このため、入力信号INが入力されてから出力信号OUTが出力されるのに、図6に示したTd,及びTd’の遅延が発生している。
従って、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は入力信号が入力されてから出力信号が出力されるまでの遅延時間に影響を受けないノイズ除去回路を提供することにある。
上記目的を達成する為、本発明のノイズ除去回路は、入力信号の論理レベルの第1の方向の遷移に応答して出力ノードに第1の論理レベルを出力する第1のトランジスタと、前記入力信号の論理レベルの第2の方向の遷移に応答して前記出力ノードに第2の論理レベルを出力する第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタに直列に接続され、前記入力信号の論理レベルの前記第1の方向の遷移後の所定時間、前記第2のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断する第3のトランジスタと、前記第1のトランジスタに直列に接続され、前記入力信号の論レベルの前記第2の方向の遷移後の所定時間、前記第1のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断する第4のトランジスタとを有する論理回路と、前記出力ノードの信号を保持するラッチ回路とを有することを特徴とする。また、前記入力信号と、前記入力信号を前記所定時間遅延させる第1の遅延回路の出力とが入力される第1の論理ゲートと、前記入力信号と、前記第1の遅延回路の出力とが入力される第2の論理ゲートとを有し、前記第3のトランジスタは前記第1の論理ゲートの出力に応答して前記第2のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断し、前記第4のトランジスタは前記第2の論理ゲートの出力に応答して前記第1のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断することを特徴とする。
本発明は、入力信号の論理レベルが遷移した直後の一定時間に、入力信号と反対論理レベルの出力を遮断し、入力信号と同一論理レベルのみを出力に伝達させる、または、ラッチ回路によりさせるように構成したので、信号の遅延値にノイズ除去回路の影響がなく、且つ、入力信号の論理レベルが遷移した直後の一定時間に短い幅のパルスが入力しても、出力は変化しない。よって、ノイズ除去回路が入出力間の遅延に影響を与えず、入力信号の論理レベルが遷移した直後に入力されるノイズを内部回路まで伝達させないことになる。
本発明のノイズ除去回路によれば、入力信号の論理レベルが遷移した直後の一定時間に入力されるノイズを入出力間の遅延値に影響を与えることなく除去することができる。
以下、本発明を実施例に即して図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本発明の実施例1のノイズ除去回路の構成を示す回路図である。図1を参照すると、実施例1のノイズ除去回路は遅延バッファ11、ORゲート12、ANDゲート13、インバータ14、遅延バッファ15、遅延バッファ16、PMOSトランジスタP17、PMOSトランジスタP18、NMOSトランジスタN19、及びNMOSトランジスタN20を備えた論理回路10と、NANDゲート21、及びインバータ23を備えたラッチ回路20、及びインバータ23を備えている。
ORゲート12の第1の入力はノードAに接続されており、入力信号INが入力される。ORゲート12の第2の入力は遅延バッファ11の出力であるノードBに接続されており、遅延バッファ11の出力信号が入力される。ANDゲート13もORゲート12と同様に、第1の入力はノードAに接続され、第2の入力はノードBに接続されている。遅延バッファ11の入力はノードAに接続されており、入力信号INが入力される。
PMOSトランジスタP18のゲート電極とNMOSトランジスタN19のゲート電極は、インバータ14の出力であるノードEに接続されている。インバータ14の入力は、ノードAに接続されており、入力信号INが入力される。PMOSトランジスタP17のゲート電極は、遅延バッファ15の出力に接続されており、遅延バッファ15の出力信号PGが入力される。遅延バッファ15の入力は、ORゲート12の出力であるノードCに接続されている。NMOSトランジスタN20のゲート電極は、遅延バッファ16の出力に接続されており、遅延バッファ16の出力信号NGが入力される。遅延バッファ16の入力は、ANDゲート13の出力であるノードDに接続されており、ANDゲート13の出力信号が入力される。PMOSトランジスタP17のソース電極は、第1の電源(VDD)に接続され、NMOSトランジスタN20のソース電極は第2の電源(GND)に接続されている。PMOSトランジスタP17のドレイン電極は、PMOSトランジスタP18のソース電極に接続されている。
NMOSトランジスタN20のドレイン電極は、NMOSトランジスタN19のソース電極に接続されている。PMOSトランジスタP18とNMOSトランジスタN19の両ドレイン電極とインバータ23の出力は、論理回路10の出力ノードであるノードFに接続されている。NANDゲート21の一方の入力はノードFに接続され、他方の入力にはイネーブル信号ENが入力される。インバータ22とインバータ23の入力は、NANDゲート21の出力であるノードGに接続されている。ノイズ除去回路の出力信号OUTはインバータ22から出力される。図には示していないが、入力信号INは、半導体集積回路の外部入力端子から入力された信号や、半導体集積回路の内部回路の出力信号である。また、インバータ22の出力は、半導体集積回路の内部回路や出力バッファに接続されており、これらの回路に出力信号OUTが供給される。
遅延バッファ11、15、及び16には、多段インバータ接続、多段バッファ接続、抵抗、容量等で構成された入力から出力までの時間を遅らせる回路や半導体の製造範囲のバラツキや駆動電圧及び周囲温度の影響からも遅延時間を一定に保つ回路を有したバッファなどの信号を遅らせることの出来るバッファを用いることができる。
次に、図2を参照して、図1のノイズ除去回路の動作を説明する。 図2は、図1のノイズ除去回路の動作を説明するタイミングチャートであり、図1に示された入力信号IN、遅延バッファ15の出力信号PG、遅延バッファ16の出力信号NG、ノードB乃至ノードGの各信号、及び出力信号OUTの電位の変化を示している。このタイミングチャートの説明においても、信号の論理レベルの低レベルを“L”で表し、論理レベルの高レベルを“H”で表す。遅延バッファ11の遅延時間をD1、遅延バッファ15の遅延時間をD2、遅延バッファ16の遅延時間をD3とする。
このノイズ除去回路は、入力信号INに入力された入力信号の論理レベルが変化した直後から遅延時間D1の間に発生するノイズを除去する回路である。これを説明する為に、図2の入力信号INの信号の論理レベルが変化した直後から一定時間“H”又は“L”の状態を取る領域をノイズ領域とし、ノイズ領域の時間は遅延時間D1と等しく設定する。また、この遅延時間D1は、ノイズ除去回路の入力信号の最小周期をTとすると、最小周期Tの1/4未満に設定する必要がある。
遅延時間D2は、ノードEのインバータ14の出力信号と遅延バッファ15の出力信号PGが同時に変化し、誤動作することを防止するためにタイミングを調節するものであり、遅延時間D3は、ノードEのインバータ14の出力信号と遅延バッファ16の出力信号NGが同時に変化し、誤動作することを防止するためにタイミングを調節するものである。なお、遅延バッファ15、及び16の遅延時間が、それぞれインバータ14の遅延時間よりも十分大きければこれらの遅延バッファは不要である。また、遅延時間D2及び遅延時間D3は、最小周期Tの1/2から遅延時間D1の2倍を引いた値Ta未満の時間を設定する必要がある。
PMOSトランジスタP17、及びPMOSトランジスタP18のどちらか一方でも非導通状態で、且つ、NMOSトランジスタN19、及びNMOSトランジスタN20のどちらか一方でも非導通状態であるとき、ノードFへの論理回路10の出力は高インピーダンス状態である。また、イネーブル信号ENの信号が“H”のとき、且つ、ノードFが高インピーダンス状態になったとき、NANDゲート21とインバータ23により形成されるラッチ回路20により、それまでの状態が保持される。
T1期間は、入力信号INとイネーブル信号ENが“L”の状態で各ノードが安定した後の状態である。T1期間からT6期間において、スイッチング直後にノイズの無い状態での動作について説明を行い、T7期間からT13期間において、入力信号INの論理レベルが変化した直後にノイズが発生した場合の動作について説明を行う。
まず、T1期間からT6期間において、入力信号INの論理レベルが変化した直後にノイズの無い状態での動作について説明を行う。
T1期間においては、入力信号INとイネーブル信号ENが“L”の状態で各ノードの電位が安定した状態の後であるので、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“L”になり、ノードEのインバータ14の出力信号は“H”になる。“L”と“L”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“L”になり、“L”と“L”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。ノードCの信号“L”を入力した遅延バッファ15の出力信号PGとノードDの信号“L”を入力した遅延バッファ16の出力信号NGは、“L”になる。従って、PMOSトランジスタP18とNMOSトランジスタN20の両トランジスタがオフとなり、ノードFへの論理回路10の出力は高インピーダンス状態になる。また、イネーブル信号ENが“L”のとき、ノードFが“L”、“H”、または高インピーダンス状態のいずれの場合であっても、ノードGのNANDゲート21の出力信号は“H”になる。従って、イネーブル信号ENが“L”のとき、インバータ22を介し、出力信号OUTは“L”になる。
T2期間において、入力信号INは、“L”であり、T1期間と同様にノードFは高インピーダンス状態になる。イネーブル信号ENが“H”になると、NANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、ノードGのNANDゲート21の出力信号は、イネーブル信号ENが“L”の時の状態“H”が保持される。従って、イネーブル信号ENが“H”になっても、ラッチ回路20により前の状態が保持され、出力信号OUTは“L”になる。
T3期間は遅延バッファ11の遅延時間D1に等しい。このT3期間において、入力信号INは“H”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“L”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“L”である。“H”と“L”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“H”になり、“H”と“L”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるのでT3期間中に“L”から“H”になり、遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので“L”になる。従って、遅延バッファ15の出力信号PGが“L”のとき、内部ノードFは“H”になり、NANDゲート21とインバータ22を介して出力信号OUTは“H”になる。また、信号PGが“H”になったとき、PMOSトランジスタP17とNMOSトランジスタN20の両トランジスタがオフとなり、ノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態になるが、NANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、インバータ22の出力信号OUTには、信号PGが“L”のときの出力信号“H”が保持される。つまり、入力信号INの“H”は、遅延回路を通過せずに出力信号OUTに“H”として伝達されることが分かる。
T4期間において、入力信号INは“H”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“L”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“H”である。”H”と”H”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“H”になり、“H”と“H”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“H”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので“H”になり、遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので、T4期間中に“L”から“H”になる。ノードEが“L”で、信号PGが“H”であるのでPMOSトランジスタP17とNMOSトランジスタN19がオフとなり、信号NGが“L”または“H”のいずれであってもノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態になるのであるが、NANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、インバータ22の出力信号OUTにはT3期間の出力信号“H”が保持される。
T5期間において、入力信号INは“L”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“H”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“H”である。“L”と“H”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“H”になり、“L”と“H”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので“H”になり、遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので、期間T5中に“H”から“L”になる。信号NGが“H”の時、ノードFは“L”になり、NANDゲート21とインバータ22を介して出力信号OUTは“L”になる。また、信号NGが“L”の期間は、PMOSトランジスタP17とNMOSトランジスタN20がオフとなり、ノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態になるのであるが、NANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、インバータ22の出力信号OUTには、ノードNGが“H”の時の遅延時間D3の期間中の出力信号“L”が保持される。つまり、入力信号INの“L”は遅延回路を通過せずに出力信号OUTに“L”を伝達することが分かる。
T6の期間において、入力信号INは“L”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“H”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“L”である。“L”と“L”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“L”になり、“L”と“L”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので、期間T6中に“H”から“L”になり、遅延バッファ16の出力信号NGはノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので“L”になる。従って、ノードEが“H”で、信号NGが“L”であるので、PMOSトランジスタP18とNMOSトランジスタN20がオフとなり、信号PGが“H”または“L”のいずれであっても内部ノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態になるのであるが、NANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、インバータ22の出力信号OUTにはT5の期間中の出力信号“L”が保持される。
次に、T7期間からT13期間において、スイッチング直後にノイズが発生した場合の動作について説明を行う。以下の説明において、ノイズが除去できることを示すため、ノイズ領域(図2の斜線の領域)とはノイズにより入力信号INの論理レベルが不定な領域であるものとする。入力信号INの波形そのものは、T3からT6期間の繰り返しである。また、“H”、および“L”で論理レベルを示す信号はノイズ領域以外のノイズを含まない信号である。
T7期間において、入力信号INはノイズ領域であり、ノードEのインバータ14の出力信号はノイズ領域になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“L”になる。ノイズ領域と“L”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)はノイズ領域になり、ノイズ領域と“L”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので“L”になる。この信号NGが“L”の時、ノードEの信号、および信号PGがどのような状態であっても、ノードFの論理回路10の出力は“H”または高インピーダンス状態になる。ノードFが“H”の時、インバータ22の出力信号OUTは“H”になり、高インピーダンス状態ではNANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、出力信号OUTは“H”に保持される。従って、T7期間では入力信号INの本来の“H”レベルのみを出力に伝達するか、または入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去されることがわかる。
T8期間において、入力信号INは“H”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“L”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号はT7期間のノイズの影響を受けノイズ領域になる。“H”とノイズ領域を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“H”になり、“H”とノイズ領域を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)はノイズ領域になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので、ノイズ領域から“H”になる。遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので、“L”からノイズ領域になる。ノードEが“L”の時、信号PG、および信号NGがどのような状態であっても、ノードFの論理回路10の出力は“H”または高インピーダンス状態になる。ノードFが“H”の時、インバータ22の出力信号OUTは“H”になり、高インピーダンス状態ではNANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、出力信号OUTは“H”に保持される。従って、T8期間においても入力信号INの本来の“H”レベルのみを出力に伝達するか、または入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去されることがわかる。
T9期間において、入力信号INは“H”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“L”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“H”になる。“H”と“H”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“H”になり、“H”と“H”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“H”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので“H”になる。遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので、ノイズ領域から“H”になる。ノードEの信号が“L”、信号PGが“H”の時、遅延バッファ16の出力信号NGがどのような状態であっても、ノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態になる。高インピーダンス状態では、NANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、出力信号OUTは、T8期間の出力信号OUTを保持するので、“H”に固定される。従って、T9期間では入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去されることがわかる。
P1時間において、入力信号INは“H”から“L”に変化し、ノードEのインバータ14の出力信号は“L”から“H”に変化する。ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“H”であり、“H”から“L”へ変化する信号と“H”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“H”になり、“H”から“L”へ変化する信号と“H”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“H”から“L”に変化する。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので、“H”になり、遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので“H”になる。従って、入力信号INの“H”から“L”の変化により、ノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態から“L”になり、出力信号OUTは“H”から“L”になる。つまり、入力信号INの“H”から“L”の変化は、遅延回路を通過せずに出力信号OUTに“H”から“L”の変化を伝達したことがわかる。
T10期間において、入力信号INはノイズ領域であり、ノードEのインバータ14の出力信号はノイズ領域になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“H”になる。ノイズ領域と“H”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“H”になり、ノイズ領域と“H”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)はノイズ領域になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので“H”になる。遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので、“H”からノイズ領域になる。信号PGが“H”の時、ノードEの信号、および信号NGがどのような状態であっても、ノードFの論理回路10の出力は“L”または高インピーダンス状態になる。ノードFが“L”の時、インバータ22の出力信号OUTは“L”になり、高インピーダンス状態ではNANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、出力信号OUTは“L”に保持される。従って、T10期間では入力信号INの本来の“L”レベルのみを出力に伝達するか、または入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去されることがわかる。
T11期間において、入力信号INは“L”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“H”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号はノイズ領域になる。“H”とノイズ領域を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)はノイズ領域になり、“H”とノイズ領域を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので、“H”からノイズ領域になる。遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので、ノイズ領域から“L”になる。ノードEが“H”の時、信号PG、および信号NGがどのような状態であっても、ノードFの論理回路10の出力は“L”または高インピーダンス状態になる。ノードFが“L”の時、インバータ22の出力信号OUTは“L”になり、高インピーダンス状態ではNANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、出力信号OUTは、“L”に保持される。従って、T11期間においても入力信号INの本来の“L”レベルのみを出力に伝達するか、または入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去されることがわかる。
T12期間において、入力信号INは“L”であり、ノードEのインバータ14の出力信号は“H”になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“L”になる。“L”と“L”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“L”になり、“L”と“L”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)“L”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので、ノイズ領域から“L”になる。遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので“L”になる。ノードEが“H”、信号NGが“L”の時、信号PGがどのような状態であっても、ノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態になる。高インピーダンス状態ではNANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、出力信号OUTは、T11期間の出力信号OUTを保持するので、出力信号OUTは、“L”に保持される。従って、T12期間では入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去されることがわかる。
P2時間において、入力信号INは“L”から“H”に変化し、ノードEのインバータ14の出力信号は“H”から“L”に変化する。ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“L”であり、“L”から“H”に変化する信号と“L”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)は“L”から“H”に変化し、“L”から“H”に変化する信号と“H”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。遅延バッファ15の出力信号PGは、ノードCの信号が遅延時間D2遅れて出力されるので、“L”になり、遅延バッファ16の出力信号NGはノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので“L”になる。従って、入力信号INの“L”から“H”の変化により、ノードFの論理回路10の出力は高インピーダンス状態から“H”になり、出力信号OUTは“L”から“H”になる。つまり、入力信号INの“L”から“H”の変化は、遅延回路を通過せずに出力信号OUTに“L”から“H”の変化を伝達したことがわかる。
T13期間において、入力信号INはノイズ領域であり、ノードEのインバータ14の出力信号もノイズ領域になり、ノードBの遅延バッファ11の出力信号は“L”になる。ノイズ領域と“L”を入力したORゲート12の出力信号(ノードC)はノイズ領域になり、ノイズ領域と“L”を入力したANDゲート13の出力信号(ノードD)は“L”になる。遅延バッファ16の出力信号NGは、ノードDの信号が遅延時間D3遅れて出力されるので“L”になる。この信号NGが“L”の時、ノードE、および信号PGがどのような状態であっても、ノードFの論理回路10の出力は“H”または高インピーダンス状態になる。ノードFが“H”の時、インバータ22の出力信号OUTは“H”になり、高インピーダンス状態ではNANDゲート21とインバータ23のラッチ回路20により、出力信号OUTは“H”に保持される。従って、T13期間においても入力信号INの本来の“H”レベルのみを出力に伝達するか、または入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去されることがわかる。
次に、本発明の実施例2を図面を参照して説明する。図3は本発明の実施例2のノイズ除去回路の構成を示す回路図である。図3を参照すると、実施例2のノイズ除去回路は遅延バッファ31、NANDゲート32、NORゲート33、PMOSトランジスタP34、PMOSトランジスタP35、NMOSトランジスタN36、及びNMOSトランジスタN37を備えた論理回路30と、NORゲート41、及びインバータ42を備えたラッチ回路40を備えている。
NANDゲート32の第1の入力はノードAに接続されており、入力信号INが入力される。NANDゲート32の第2の入力は遅延バッファ31の出力であるノードBに接続されており、遅延バッファ11の出力信号が入力される。NORゲート33もNANDゲート32と同様に、第1の入力はノードAに接続され、第2の入力はノードBに接続されている。遅延バッファ11の入力はノードAに接続されており、入力信号INが入力される。
PMOSトランジスタP35のゲート電極とNMOSトランジスタN36のゲート電極は、ノードAに接続されており、入力信号INが入力される。PMOSトランジスタP34のゲート電極は、NANDゲート32の出力に接続されており、NANDゲート32の出力信号PGが入力される。NMOSトランジスタN37のゲート電極は、NORゲート33の出力に接続されており、NORゲート33の出力信号NGが入力される。PMOSトランジスタP34のソース電極は、第1の電源(VDD)に接続され、NMOSトランジスタN37のソース電極は第2の電源(GND)に接続されている。PMOSトランジスタP34のドレイン電極は、PMOSトランジスタP35のソース電極に接続されている。
NMOSトランジスタN37のドレイン電極は、NMOSトランジスタN36のソース電極に接続されている。PMOSトランジスタP35とNMOSトランジスタN36の両ドレイン電極とインバータ42の出力は論理回路30の出力ノードCに接続されている。NORゲート41の第1の入力はノードCに接続され、第2の入力にはイネーブル信号ENが入力される。インバータ42の入力は、NORゲート41の出力に接続されている。ノイズ除去回路の出力信号OUTはNORゲート41から出力される。
次に、図4を参照して実施例2の動作を説明する。図4においてD1は遅延バッファ31の遅延時間であり、D2、及びD3はそれぞれNANDゲート32及びNORゲート33の遅延時間である。入力信号INは図2と同じであるものとする。T1期間は初期値を設定する期間であり、イネーブル信号ENを“H”にするとノードCの電位がいかなる値であっても出力信号OUTは“L”となる。
T2期間以降イネーブル信号ENが“L”となるとノイズ除去回路が動作を開始する。T2期間の入力信号INは“L”であり、ノードBの遅延バッファ31の出力信号も“L”である。“L”と“L”が入力されるNANDゲート32の出力信号PGは“H”となる。“L”と“L”が入力されるNORゲート33の出力信号NGも“H”となる。従って、ノードCの論理回路30の出力は高インピーダンス状態となるが、ラッチ回路40により出力信号OUTはT1期間の状態“L”に保持される。
図4のT3期間は図2のT3期間及びT7期間に相当する。T3期間のはじめに入力信号INが“L”から“H”に遷移すると、T3期間の入力信号INはノイズ領域となる。遅延バッファ31の出力は遅延時間D1遅延して出力されるのでノードBの遅延バッファの出力は“L”となる。“H”と“L”が入力されるNANDゲート32の出力信号PGは“H”となる。“H”と“L”が入力されるNORゲート33の出力は“L”となるが、遅延時間D3遅れて出力されるので、出力信号NGはT3期間中に“H”から“L”に遷移する。従って、T3期間中にNORゲート33の出力信号NGは“H”からノイズ領域に変化する。T3期間の信号PGは“H”であり、入力信号IN及び信号NGの電位がどのような状態であっても、ノードCの論理回路30の出力は“L”又は高インピーダンス状態となる。T3期間のはじめに信号NGは“H”であり、入力信号INの“L”から“H”への遷移によりノードCの電位は遅延バッファ31の影響を受けることなく“L”となる。このノードCの電位が“L”の時ラッチ回路40のNORゲート41の出力信号OUTは“H”となり、高インピーダンス状態の時はラッチ回路40により、出力信号OUTは“H”に保持される。従って、T3期間では入力信号INの本来の“H”レベルのみを出力に伝達するか、入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去される。
図4のT4期間は図2のT4期間及びT8+T9期間に相当する。T4期間の入力信号INは“H”であり、ノードBの遅延バッファ31の出力はD1期間ノイズ領域であった後“H”となる。“H”と遅延バッファ31の出力が入力されるNANDゲート32の出力信号PGは、D2時間遅れて出力されるので、D2期間“H”であった後、D1期間ノイズ領域となり、その後“L”となる。“H”と遅延バッファ31の出力が入力されるNORゲート33の出力信号NGは、D3時間遅れて出力されるので、D3+D1期間ノイズ領域であった後“L”となる。入力信号INが“H”の時、信号PGおよび信号NGがどのような状態であっても、ノードCの論理回路30の出力は“L”または高インピーダンス状態となる。ノードCの論理回路30の出力が“L”の時、出力信号OUTは“H”となり、高インピーダンス状態ではラッチ回路40により出力信号OUTは“H“に保持される。従って、T4期間においても入力信号INの本来の“H”レベルのみを出力に伝達するか、入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去される。
図4のT5期間は図2のT5期間及びT10期間に相当する。T5期間において入力信号INはノイズ領域であり、ノードBの遅延バッファ31の出力は“H”である。“H”とノイズ領域の入力されるNANDゲート32の出力信号PGはD2時間遅れて出力されるので、“L”からノイズ領域となる。“H”とノイズ領域の入力されるNORゲート33の出力信号NGは“L”となる。NORゲート33の出力信号NGが“L”の時、入力信号IN及び信号PGがどのような状態であっても、ノードCの論理回路30の出力は“H”又は高インピーダンス状態となる。ノードCの論理回路30の出力が“H”の時、出力信号
OUTは“L”となり、高インピーダンス状態ではラッチ回路40により出力信号OUTは“L”に保持される。従って、T5期間においても入力信号INの本来の“L”レベルのみを出力に伝達するか、入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去される。また、T5期間のはじめに信号PGは“L”であるので、T5期間のはじめの入力信号INの“H”から“L”への遷移は遅延バッファ31の影響を受けることなく出力へ伝達される。
図4のT6期間は図2のT6期間及びT11+T12期間に相当する。T6期間において入力信号は“L”であり、ノードBの遅延バッファ31の出力はD1期間ノイズ領域であった後“L”となる。“L”と遅延バッファ31の出力が入力されるNANDゲート32の出力信号PGは、D2時間遅れて出力されるので、D2期間ノイズ領域であった後、“H”となる。“L”と遅延バッファ31の出力が入力されるNORゲート33の出力信号NGは、D3時間遅れて出力されるので、D3期間“L”であった後ノイズ領域となる。入力信号INが“L”の時、信号PGおよび信号NGがどのような状態であっても、ノードCの論理回路30の出力は“H”または高インピーダンス状態となる。ノードCの論理回路30の出力が“H”の時、出力信号OUTは“L”となり、高インピーダンス状態ではラッチ回路40により出力信号OUTは“L“に保持される。従って、T6期間においても入力信号INの本来の“L”レベルのみを出力に伝達するか、入力から出力への信号伝達を遮断することによりノイズが除去される。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、実施例のラッチ回路はNANDゲート21及びNORゲート41をインバータに変更することも可能である。この場合初期値を設定するパルスをノイズ除去回路の入力に入力する必要がある。また、図5に示されるような形式のラッチ回路にすることも可能である。また、実施例1においてインバータ14の出力をPMOSトランジスタP17及びNMOSトランジスタN20に入力し、信号PGと信号NGをPMOSトランジスタP18とNMOSトランジスタN19にそれぞれ入力する変更も可能である。実施例2においても同様の変更が可能である。また、第2の実施例においてNANDゲート32とPMOSトランジスタP34の間及びNORゲート33とNMOSトランジスタN37の間にそれぞれ遅延バッファを挿入する構成としてもよい。
本発明の実施例1のノイズ除去回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例1のノイズ除去回路の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の実施例2のノイズ除去回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例2のノイズ除去回路の動作を説明するためのタイミング図である。 従来のノイズ除去回路の構成を示す回路図である。 従来のノイズ除去回路の動作を説明するためのタイミング図である。
符号の説明
5,6,7,8,14,22,23,42 インバータ
11,15,16,31 遅延バッファ
12 NORゲート
13 ANDゲート
21,32 NANDゲート
33,41 NORゲート
P1,P2,P17,P18,P34,P35 PMOSトランジスタ
N3,N4,N19,N20,N36,N37 NMOSトランジスタ

Claims (13)

  1. 入力信号の論理レベルの第1の方向の遷移に応答して出力ノードに第1の論理レベルを出力する第1のトランジスタと、前記入力信号の論理レベルの第2の方向の遷移に応答して前記出力ノードに第2の論理レベルを出力する第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタに直列に接続され、前記入力信号の論理レベルの前記第1の方向の遷移後の所定時間、前記第2のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断する第3のトランジスタと、前記第1のトランジスタに直列に接続され、前記入力信号の論理レベルの前記第2の方向の遷移後の所定時間、前記第1のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断する第4のトランジスタとを有する論理回路と、前記出力ノードの信号を保持するラッチ回路とを有するノイズ除去回路。
  2. 前記入力信号と、前記入力信号を前記所定時間遅延させる第1の遅延回路の出力とが入力される第1の論理ゲートと、前記入力信号と、前記第1の遅延回路の出力とが入力される第2の論理ゲートとを有し、前記第3のトランジスタは前記第1の論理ゲートの出力に応答して前記第2のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断し、前記第4のトランジスタは前記第2の論理ゲートの出力に応答して前記第1のトランジスタの前記出力ノードへの信号出力を遮断することを特徴とする請求項1記載のノイズ除去回路。
  3. 前記第1の論理ゲートの出力を遅延させる第2の遅延回路と、前記第2の論理ゲートの出力を遅延させる第3の遅延回路を有することを特徴とする請求項1又は2記載のノイズ除去回路。
  4. 前記ラッチ回路は、出力の初期値を設定できるイネーブル信号入力を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のノイズ除去回路。
  5. 前記第1及び第4のトランジスタは第1の電源と前記出力ノードの間に直列接続されたPMOSトランジスタであり、前記第2及び第3のトランジスタは前記出力ノードと第2の電源の間に接続されたNMOSトランジスタであり、前記第1の論理ゲートはANDゲートであり、前記第2の論理ゲートはORゲートであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のノイズ除去回路。
  6. 前記ANDゲートの出力と前記第3のトランジスタのゲート電極の間に接続された第2の遅延回路と、前記ORゲートの出力と前記第4のトランジスタのゲート電極の間に接続された第3の遅延回路を有することを特徴とする請求項5記載のノイズ除去回路。
  7. 前記第1及び第2のトランジスタのゲート電極には前記入力信号をインバータで反転した信号が入力されることを特徴とする請求項5又は6記載のノイズ除去回路。
  8. 前記第1及び第4のトランジスタは第1の電源と前記出力ノードの間に直列接続されたPMOSトランジスタであり、前記第2及び第3のトランジスタは前記出力ノードと第2の電源の間に接続されたNMOSトランジスタであり、前記第1の論理ゲートはNORゲートであり、前記第2の論理ゲートはNANDゲートであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のノイズ除去回路。
  9. 第1の電源と出力ノードの間に直列接続された第1及び第2の第1導電型MOSトランジスタと、前記出力ノードと第2の電源の間に直列接続された第1及び第2の第2導電型MOSトランジスタと、入力信号を所定時間遅延させる遅延回路と、前記入力信号と前記遅延回路の出力信号が入力される第1及び第2の論理ゲートとを備える論理回路と、前記出力ノードの信号を保持するラッチ回路とを有し、前記第2の第1導電型MOSトランジスタは前記入力信号に応答して導通状態となり第1の論理レベルを前記出力ノードに出力するものであり、前記第1の第2導電型MOSトランジスタは前記入力信号に応答して導通状態となり第2の論理レベルを前記出力ノードに出力するものであり、前記第2の第2導電型MOSトランジスタは、前記第2の第1導電型MOSトランジスタが前記導通状態となった後の所定時間、前記第2の論理ゲートの出力信号に応答して非導通状態となるものであり、前記第1の第1導電型MOSトランジスタは、前記第1の第1導電型MOSトランジスタが前記導通状態となった後の所定時間、前記第1の論理ゲートの出力信号に応答して非導通状態となるものであることを特徴とするノイズ除去回路。
  10. 前記第1及び第2の第1導電型MOSトランジスタはPMOSトランジスタであり、前記第1及び第2の第2導電型MOSトランジスタはNMOSトランジスタであり、前記第1の論理ゲートはORゲートであり、前記第2の論理ゲートはANDゲートであることを特徴とする請求項9記載のノイズ除去回路。
  11. 前記ORゲートの出力と前記第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートの間及び前記ANDゲートの出力と前記第2の第2導電型MOSトランジスタのゲートの間にそれぞれ遅延回路を有することを特徴とする請求項10記載のノイズ除去回路。
  12. 前記第2の第1導電型MOSトランジスタのゲート及び前記第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに出力が接続されたインバータをさらに有し、このインバータの入力に前記入力信号が入力されることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のノイズ除去回路。
  13. 前記第1の論理ゲートがNANDゲートであり、前記第2の論理ゲートがNORゲートであることを特徴とする請求項9記載のノイズ除去回路。
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