JP2005166958A - 基板処理法及び基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ほぼ水平に保持された状態で回転する被処理基板Wの表面及び/又は裏面に乾燥流体を吹き付けて表面処理を行う基板処理法において、前記乾燥流体に有機溶剤のサブミクロンサイズのミストを含むものを用い、前記乾燥流体を、前記被処理基板Wの表面及び/又は裏面に吹き付ける、もしくは表面及び/又は裏面に吹き付けると同時に、前記被処理基板Wの外周縁からも前記被処理基板の表面及び/又は裏面に吹き付けるようにする。
【選択図】 図13
Description
これらの処理工程において、乾燥工程が終了した段階においても、ウェーハ表面に水滴が僅かでも残っていると、ウェーハ表面にパーティクル或いはウォータマーク等の発生の原因となってウェーハの品質低下を招来することになる。このため、これらの汚染物質がウェーハに付着しないようにした基板処理装置が開発され広く使用されている。
この枚葉式基板処理装置100は、液体101で覆われたウェーハWが遠心機102内に設置され、遠心機102内で回転運動を受けることによりウェーハWの表面から液体を遠心分離により除去する装置である。この装置は、液体101が遠心分離により前記ウェーハWの表面から除去されてしまう前、すなわちウェーハが遠心機102内で回転運動を受ける前に、可溶性で、液体に溶解すると液体の表面張力を小さくするような溶媒蒸気がパイプ103の開口から前記ウェーハW上の液体101に噴射されるようになっている。そして、上記溶媒には、IPAが使用され、キャリアガスをパイプ104からIPAが貯留されている容器105内に通過させてIPAとキャリアガスとの混合ガス106を発生させ、この混合ガス106が遠心機102に導入されるようになっている。
この枚葉式基板処理装置110は、回転可能なチャック111の上にウェーハWがローディングされるチャンバと、チャンバの一側からウェーハに向けて純水を供給してウェーハ上に水膜112を形成する純水供給ライン113a、113bと、ウェーハW上に洗浄ガスを含んだ各種のガスを噴射しうるガス噴射手段114とから構成されている。
そして、ガス噴射手段114は、第1ノズルN1及び第2ノズルN2を含むガス注入チューブ115aと、ガス注入チューブ115aに取り付けられてウェーハW上に噴射された水膜102の表面に近づいて小さいチャンバ116を形成するガスガード115bとからなり、ガス注入チューブ115aには第1ガスG1及び第2ガスG2が注入されるようになっている。
しかし、このような高速スピン乾燥によっても、ウェーハ表面にパーティクルやウォータマーク等の汚染物質が残留してしまうことが判明した。
その原因は、主に、
(i)乾燥工程におけるウェーハの回転中に生じる微細な塵の付着、或いは
(ii)洗浄不良、いわゆるリンス液による洗浄不良にある。これらの原因のうち、上記(i)微細な塵付着は、高速回転により発生する風により、微細な塵が空中に舞い、それがウェーハに付着するものであり、これとは別に、高速回転により回転軸から大量に発生する塵がシールを潜り抜けてチャンバに入りこむことも考えられる。また、上記(ii)リンス液による洗浄不良は、元々ウェーハ上のリンス液が除去されないことに起因し、特に、この洗浄不良がパーティクル増加やウォータマークの発生の主たる原因になっている。
このIPA蒸気は、不活性ガスでIPAをバブリングすることによって得たものであるため、飽和濃度未満のIPA気体以外にも微小なIPAの液体粒(以下、「ミスト」という。)が多量に含まれている。そして、ミストの大きさ(サイズ)及び質量は、窒素ガスのそれに比べて大きくて重い。そのためIPAミストの供給量が制限されてしまい、IPAによる水滴の置換が効率よく、かつ十分にはされない。
この基板処理装置では、配管内及びノズルから噴出されるガス中の有機溶剤蒸気は完全に気体となっており、このような完全に気体となっている有機溶剤蒸気を使用すれば、気体の有機溶剤分子の大きさはミストの大きさよりも遙かに小さいことから、上述のような有機溶剤ミストを使用した場合の問題点は生じないことになる。
その結果、乾燥流体の使用量を少なくでき、且つ被処理基板に汚染物質の残留をなくすることができる。
また、この方法は、被処理基板を高速回転させる必要がなく、少ない乾燥流体でウェーハの乾燥処理が可能となり、危険な有機溶剤を使用しても引火及び爆発等が起こる恐れを回避できる。
チャンバ20は、空調設備(図示省略)に連結され、吸気口23から清浄な空気が供給され、排気口24からチャンバ20内の空気を適宜排出することでチャンバ20内は空調されている。また、排気口24から排出される排気等は、排気処理設備に送られて処理される。
チャンバ20の底部には、複数個の排出口221、222が形成され、各排出口221、222は、排出管223により廃液処理設備(図示省略)に接続され、使用済みの各種処理液等はこの廃液処理設備で処理される。
また、ターンテーブル31の裏面の中心部は、回転軸32に固定され、この回転軸32には、例えばモータなどの回転駆動部341が結合され、回転軸32は回転駆動部341により回転される。したがって、回転駆動部341からの駆動力により回転軸32が回転すると、ターンテーブル31が所定方向へ回転し、複数本のピン311〜31nで保持されたウェーハWが水平面内で回転する。
噴射ノズル39は、ウェーハの乾燥工程時にウェーハWのほぼ中心部の真上へ移動され、ウェーハWとの距離が調節されるが、この際の調節は、昇降・回動機構35により行われる。その調節は、支持軸36を回動させて、噴射ノズル39をウェーハWのほぼ中心位置の真上の位置に来るよう調節し、次いで、昇降駆動部342により噴射ノズル39を上下動させて、ウェーハWとの距離を調節する。ちなみに、噴射ノズル39は、ウェーハWの中心部の真上だけでなく、ウェーハW表面の何れの箇所へも移動できるようにし、ウェーハW表面の何れの箇所からも乾燥流体を吹き付けられるようにすることが好ましい。
不活性ガスには、安価な窒素ガスN2が使用されるが、この窒素ガスN2の他に、アルゴン、ヘリウム等を適宜選択して使用してもよい。
図3は乾燥流体の供給時間を示したタイミングチャート、図4は乾燥プロセスを模式的に示した説明図であって、同図(a)はリンス液によって洗浄した直後のウェーハの表面状態を示した図、同図(b)は乾燥流体が吹き付けられたときのウェーハの表面状態を示した図、同図(c)は不活性ガスが吹き付けられたときのウェーハの表面状態を示した図である。
この乾燥工程は、先ず昇降・回動駆動部35を作動させて、噴射ノズル39をウェーハWのほぼ中心部の真上に移動させ、ウェーハWとの距離を所定距離に調整する。次いで、回転駆動部341を作動させて、回転軸32に連結されたターンテーブル31をウェーハWと共に回転させる。その後、噴射ノズル39から回転するウェーハWへ乾燥流体を噴射する。
前記乾燥工程におけるウェーハの品質を確認するために、以下の条件により実験を行った。
ウェーハWに直径8インチ(約20cm)のものを使用し、IPAを50℃に加熱し、この加熱したIPAに窒素ガスを流量40L/minで供給してバブリングし、混合ガスを生成した。計測の結果、生成された混合ガスにはサブミクロンサイズのIPAミストが含まれていることを確認した。また、配管の温度は、サブミクロンサイズのミストが凝集しないように、約80℃に設定した。
次いで、IPAミストを含む混合ガスを40L/secの流量でウェーハWの表面に30秒間吹き付けた。その後、混合ガスの吹き付けを止め、窒素ガスを20秒間吹き付け、ウェーハWの表面処理を終了した。
このIPAミストを用いた乾燥流体は、500rpmの低速回転でウェーハから水滴を除去できることが確認できた。この結果、この基板処理装置では、低速回転であってもウェーハの良好な乾燥処理ができるので、IPAが引火することもなくなり、つまり防爆設備も不要になり、安価な装置で高品質の乾燥処理を行うことができる。
上記基板処理装置10、10Aは、何れもウェーハWの表面及び/又は裏面の乾燥処理を行う装置であるが、ウェーハWの外周縁、いわゆるエッジ部分から乾燥流体を吹き付けることによっても、乾燥処理ができる。
基板処理装置10Bは、ウェーハWの外エッジ部分から処理できるようにした装置である。なお、この基板処理装置10Bは、処理室20、乾燥流体供給部40等の構成は、基板処理装置10、10Aと同じであるので、共通する部分の説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
この噴射ノズル392は、ターンテーブル31の上にほぼ水平に保持されたウェーハWのほぼ中心部を通る水平線上にあって、ウェーハのエッジ部分に近接して設けられる。
この基板処理装置10Cは、ウェーハWの表面及び外周縁、いわゆるエッジ部分を処理できるようにした点が特徴がある。したがって、その他の構成は同じであるので、両者に共通する部分の説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
基板処理装置10cは、ウェーハWの上方部に、例えば実施例1で用いた噴射ノズル39が設けられ、更に外周縁に近接した位置に噴射ノズル392が配設される。
噴射ノズル39、392の設置は、実施例1、2の噴射ノズル39、392の取付けと同じである。
この基板処理装置10Dは、基板上方、下方、及び外周縁の3方向に噴射ノズルが設けられた点が上述の実施例1〜4と異なり、他の構成については同様であるので、両者に共通する部分は共通の符号を付し、その詳細な説明については省略する。
20 処理室(チャンバ)
23 吸気口
24 排気口
31 ターンテーブル
32 回転軸
35 昇降・回転機構
38 配管
39、391、392 噴射ノズル
40 乾燥流体供給部
41、42 不活性ガス供給源
411〜414 配管
41H ヒータ
43 有機溶剤供給部
45 蒸気発生槽
Claims (34)
- ほぼ水平に保持された状態で回転する被処理基板に処理流体を吹き付けて表面処理を行う基板処理法において、
前記被処理基板の乾燥時に、前記処理流体としてサブミクロンサイズのミストを含む有機溶剤の蒸気を含有する乾燥流体を用い、前記乾燥流体を前記被処理基板の表面及び/又は裏面に吹き付けることを特徴とする基板処理法。 - 前記乾燥流体は、前記被処理基板中心部における回転軸の軸線上から、前記被処理基板の表面及び/又は裏面のほぼ中央部に吹き付けることを特徴とする請求項1記載の基板処理法。
- 前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体からなり、これらの乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理法。
- 前記乾燥流体の1種類は、前記有機溶剤の蒸気と不活性ガスとの混合ガスであり、他は不活性ガスであることを特徴とする請求項3記載の基板処理法。
- 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項4記載の基板処理法。
- ほぼ水平に保持された状態で回転する被処理基板に処理流体を吹き付けて表面処理を行う基板処理法において、
前記被処理基板の乾燥時に、前記処理流体としてサブミクロンサイズのミストを含む有機溶剤の蒸気を含有する乾燥流体を用い、前記乾燥流体を前記被処理基板の外周縁から前記被処理基板の表面及び/又は裏面へ吹き付けることを特徴とする基板処理法。 - 前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体からなり、これらの乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項6記載の基板処理法。
- 前記乾燥流体の1種類は、前記有機溶剤の蒸気と不活性ガスとの混合ガスであり、他は不活性ガスであることを特徴とする請求項7記載の基板処理法。
- 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項8記載の基板処理法。
- ほぼ水平に保持された状態で回転する被処理基板に処理流体を吹き付けて表面処理を行う基板処理法において、
前記被処理基板の乾燥時に、前記処理流体としてサブミクロンサイズのミストを含む有機溶剤の蒸気を含有する乾燥流体を用い、前記乾燥流体を前記被処理基板の表面及び/又は裏面に吹き付けると同時に、前記被処理基板の外周縁からも前記被処理基板の表面及び/又は裏面へ吹き付けることを特徴とする基板処理法。 - 前記乾燥流体は、前記被処理基板中心部における回転軸の軸線上から、前記被処理基板の表面及び/又は裏面のほぼ中央部に吹き付けることを特徴とする請求項10記載の基板処理法。
- 前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体からなり、これらの乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項10又は11記載の基板処理法。
- 前記乾燥流体の1種類は、前記有機溶剤の蒸気と不活性ガスとの混合ガスであり、他は不活性ガスであることを特徴とする請求項12記載の基板処理法。
- 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項13記載の基板処理法。
- 被処理基板をほぼ水平に保持した状態で回転させる基板保持回転手段と、前記被処理基板に処理流体を噴射する噴射手段と、前記噴射手段に処理流体を供給する処理流体供給手段とを備えた基板処理装置において、前記噴射手段は、第1及び/又は第2の噴射ノズルを有し、前記第1の噴射ノズルは前記被処理基板表面の上方に、前記第2の噴射ノズルは下方にそれぞれ配設し、前記被処理基板の乾燥時に、前記処理流体供給手段からサブミクロンサイズのミストを含む有機溶剤の蒸気を含有する乾燥流体を前記噴射手段に供給し、前記乾燥流体を前記第1及び/又は前記第2の噴射ノズルから前記被処理基板の表面及び/又は裏面に吹き付けることを特徴とする基板処理装置。
- 前記第1、第2の噴射ノズルは、前記被処理基板中心部の回転軸の軸線上にあって、前記第1の噴射ノズルは前記被処理基板表面の上方に、前記第2の噴射ノズルは下方にそれぞれ配設し、前記第1及び/又は前記第2の噴射ノズルから前記乾燥流体を前記被処理基板の表面及び/又は裏面の中央部に吹き付けることを特徴とする請求項15記載の基板処理装置。
- 前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体からなり、これらの乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項15又は16記載の基板処理装置。
- 前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとの混合ガスであり、他は不活性ガスであることを特徴とする請求項17記載の基板処理装置。
- 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項18記載の基板処理装置。
- 被処理基板をほぼ水平に保持した状態で回転させる基板保持回転手段と、前記被処理基板に処理流体を噴射する噴射手段と、前記噴射手段に処理流体を供給する処理流体供給手段とを備えた基板処理装置において、前記噴射手段は、第3の噴射ノズルを有し、前記第3の噴射ノズルは、前記被処理基板の外周縁に配設し、前記被処理基板の乾燥時に、前記処理流体供給手段からサブミクロンサイズのミストを含む有機溶剤の蒸気を含有する乾燥流体を前記噴射手段に供給し、前記乾燥流体を前記第3の噴射ノズルから前記被処理基板の表面及び/又は裏面に吹き付けることを特徴とする基板処理装置。
- 前記第3の噴射ノズルは、1個又は複数個の噴射ノズルからなり、これらの噴射ノズルは、前記被処理基板の外周縁に近接して所定の間隔を空けて配設されていることを特徴とする請求項20記載の基板処理装置。
- 前記複数個の噴射ノズルは、その1個の噴射ノズルが前記被処理基板のほぼ中心部を通る水平線上にあって、前記被処理基板の外周縁に近接して設けられ、他の噴射ノズルは、前記1個の噴射ノズルから前記被処理基板の回転方向と逆方向側の外周縁に近接し、前記1個の噴射ノズルから所定の間隔を空けてそれぞれ隣接して配設されていることを特徴とする請求項21記載の基板処理装置。
- 前記複数個の噴射ノズルは、それらの先端部が前記被処理基板の外周縁との間の距離がそれぞれほぼ等しくなるように隣接して配設されていることを特徴とする請求項21又は22記載の基板処理装置。
- 前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体からなり、これらの乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項20〜23のいずれか1項に記載の基板処理装置。
- 前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとの混合ガスであり、他は不活性ガスであることを特徴とする請求項24記載の基板処理装置。
- 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項25記載の基板処理装置。
- 被処理基板をほぼ水平に保持した状態で回転させる基板保持回転手段と、前記被処理基板に処理流体を噴射する噴射手段と、前記噴射手段に処理流体を供給する処理流体供給手段とを備えた基板処理装置において、前記噴射手段は、第1及び/又は第2の噴射ノズルと、第3の噴射ノズルを有し、前記第1の噴射ノズルは前記被処理基板表面の上方に、前記第2の噴射ノズルは下方に、更に前記第3の噴射ノズルは、前記被処理基板の外周縁にそれぞれ配設し、前記被処理基板の乾燥時に、前記処理流体供給手段からサブミクロンサイズのミストを含む有機溶剤の蒸気を含有する乾燥流体を前記噴射手段に供給し、前記乾燥流体を前記第1及び/又は前記第2の噴射ノズルから前記被処理基板の表面及び/又は裏面に、前記第3の噴射ノズルから前記被処理基板の表面及び/又は裏面にそれぞれ吹き付けることを特徴とする基板処理装置。
- 前記第1、第2の噴射ノズルは、前記被処理基板中心部の回転軸の軸線上にあって、前記第1の噴射ノズルは前記被処理基板表面の上方に、前記第2の噴射ノズルは下方にそれぞれ配設し、前記第1及び/又は第2の噴射ノズルから前記乾燥ガスを前記被処理基板の表面及び/又は裏面の中央部に吹き付けることを特徴とする請求項27記載の基板処理装置。
- 前記第3の噴射ノズルは、1個又は複数個の噴射ノズルからなり、これらの噴射ノズルは、前記被処理基板の外周縁に近接して所定の間隔を空けて配設されていることを特徴とする請求項27記載の基板処理装置。
- 前記複数個の噴射ノズルは、その1個の噴射ノズルが前記被処理基板のほぼ中心部を通る水平線上にあって、前記被処理基板の外周縁に近接して設けられ、他の噴射ノズルは、前記1個の噴射ノズルから前記被処理基板の回転方向と逆方向側の外周縁に近接し、前記1個の噴射ノズルから所定の間隔を空けてそれぞれ隣接して配設されていることを特徴とする請求項29記載の基板処理装置。
- 前記複数個の噴射ノズルは、それらの先端部が前記被処理基板の外周縁との間の距離がそれぞれほぼ等しくなるように隣接して配設されていることを特徴とする請求項29又は30記載の基板処理装置。
- 前記乾燥流体は、少なくとも2種類の乾燥流体からなり、これらの乾燥流体を切り換えて供給することを特徴とする請求項27〜31のいずれか1項に記載の基板処理装置。
- 前記乾燥流体の1種類は、有機溶剤の蒸気と不活性ガスとの混合ガスであり、他は不活性ガスであることを特徴とする請求項32記載の基板処理装置。
- 前記有機溶剤は、イソプロピルアルコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ2−プロパノール、エチル・グリコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項33記載の基板処理装置。
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