JP2005165768A - 位置指示器及び位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置情報を含めて検出頻度を下げることなく、より高分解能で連続量で表される操作情報を検出できる位置指示器及びこれを用いた位置検出装置を提供すること。
【解決手段】筆圧に対応して容量値が連続的に変化する可変コンデンサ9に抵抗10a及び該抵抗10aに対して十分抵抗値の大きい抵抗10bのいずれか一方を切替スイッチ11により切替可能に接続して時定数の変化範囲を2通りに切替可能な時定数回路を構成し、該時定数回路が所定の電圧から放電を開始して一定の電圧を下回るまでの間にその時定数の変化範囲を前記2通りに切り替え、該時定数の変化範囲を切り替えた期間毎に一定の周波数の交流信号の波の数を計数し、各期間における計数値と各期間における時定数の変化範囲の比率とから、全期間における時定数の変化範囲を2通りの時定数の変化範囲のうち大きな時定数の変化範囲とした場合に相当する計数値を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に筆圧などの連続量で表される操作に対応する情報を符号化してタブレット側に伝達する位置指示器及びこれを用いた位置検出装置の改良に関するものである。
従来、連続量で表される操作に対応する情報を、A/D変換器を用いることなく符号化してタブレット側に伝達し得る位置指示器として、前記連続量で表される操作に対応する情報を時間の長さに変換し、該変換された時間中、タブレットから送信される交流電磁波の波の数を計測することで、該連続量を符号化し、この符号に応じてタブレット側へ返信する交流電磁波を変化させて伝達するものがあった(特許文献1参照)。
特開平7−175572号公報
ところで、タブレットから送信される交流電磁波等の交流信号の波の数を計数することにより時間の長さを符号化する場合、符号化の精度(分解能)を上げるには、単位時間当たりの交流信号の波の数を多くする、即ち交流信号の周波数を高くするか、計数すべき時間の長さを長くする必要がある。
しかしながら、交流信号の周波数を高くすると、高価な回路素子が必要になり、製品コストが上がるとともに消費電力が増えてしまい、消費電力の大きなA/D変換器を用いなくて済むという、本来のメリットが失われてしまうという問題があった。
また、計数すべき時間の長さを長くすると、連続量を含めた操作情報や位置情報の検出頻度(読み取り速度)の低下を招くという問題があった。
本発明では、このような問題に対して、位置情報を含めて検出頻度を下げることなく、より高分解能で連続量で表される操作情報を検出できる位置指示器及びこれを用いた位置検出装置を提供することを目的とする。
本発明では前記目的を達成するため、連続量で表される操作に対応して特性が連続的に変化する素子を含み、該素子特性の変化に応じた時定数の変化範囲を少なくとも2通りに切替可能な時定数回路と、該時定数回路を所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電可能もしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電可能な放電もしくは充電手段と、前記時定数回路が放電を開始して一定の電圧を下回るもしくは充電を開始して一定の電圧を上回るまでの間にその時定数の変化範囲を前記少なくとも2通りに切り替え設定する時定数設定手段と、前記時定数回路が放電を開始して一定の電圧を下回るもしくは充電を開始して一定の電圧を上回るまでの間、一定の周波数の交流信号を、前記時定数の変化範囲を切り替えた期間毎に計数する計数手段と、前記各期間における一定の周波数の交流信号の計数値と各期間における時定数の変化範囲の比率とから、全期間における時定数の変化範囲を少なくとも2通りの時定数の変化範囲のうち最も大きな時定数の変化範囲とした場合に相当する計数値を求めて前記符号とする演算手段とを設けたことを特徴とする。
前記構成において、連続量で表される操作に対応して素子特性が変化することで時定数回路の時定数、例えばaが決定する。この時定数aにおいて、放電もしくは充電手段により時定数回路の所定の電圧からの放電もしくは充電を開始するとともに、計数手段により一定の周波数の交流信号の波の数の計数を開始する。このまま放電もしくは充電を一定の電圧(閾値)まで行い、計数手段による計数を停止するのが従来の技術である。しかし、本発明では、前記計数中に時定数設定手段によって時定数の変化範囲を変更し、これにより時定数回路の時定数を例えば、bに変更し、さらに放電もしくは充電を継続する。この時、時定数bは時定数aに比べ十分に大きくなるよう、前記変更前後の時定数の変化範囲を設定するものとする。
前記構成によれば、時定数bによって計数した場合と同等の分解能が得られ、かつ、時定数aにより放電もしくは充電した時間の長さの分、時定数bのみによって計数した場合よりも短時間で計数を終えることが可能である。なお、時定数設定手段により設定できる時定数の変化範囲は、3通り以上でも同様の検出が可能である。
時定数設定手段により時定数(の変化範囲)を切り替え設定するタイミングは、放電もしくは充電を開始した後、(予め決定した)所定の時間だけ経過した時刻に行うようにしても良いが、検出時間をより短くするために、時定数がaとなる変化範囲による放電もしくは充電が閾値に達する直前が好ましい。従って、このタイミングを決定するために、予め時定数がaとなる変化範囲による検出を行い、放電もしくは充電が閾値に達する時間を検出し、前記タイミングを決定することができる。
時定数がaとなる変化範囲による放電もしくは充電を行った期間の計数値及び時定数設定手段により時定数がbとなる変化範囲に設定された後、放電もしくは充電により閾値に達するまでの期間の計数値と、時定数がaとなる変化範囲及び時定数がbとなる変化範囲の比率とから、演算手段により、時定数bにより検出された場合と同じ分解能での連続量の情報を得ることができる。
また、連続量で表される操作に対応して特性が連続的に変化する素子を含み、該素子特性の変化に応じた時定数の変化範囲をそれぞれが2N倍(Nは1以上の自然数)の関係を有するn(nは2以上の自然数)通りに切替可能な時定数回路、即ち時定数の変化範囲自体が2進符号化された情報を有する時定数回路を用い、計数手段は一定の周波数の交流信号の波の数を所定数計数して一定の単位時間を計測するものとして、時定数設定手段により当該単位時間毎に時定数の変化範囲を切り替え設定し、最も小さな変化範囲から最も大きな変化範囲までの時定数の変化範囲のうち、時定数回路を所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電するもしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電するのに必要な変化範囲の組み合わせを抽出することで、複数の時定数の変化範囲間の比率に応じた演算処理をする必要がなくなる。
連続量で表される操作に対応して特性の変化する素子として、容量値が連続的に変化する可変コンデンサを用いることができる。この場合、時定数回路には可変コンデンサと複数の抵抗が含まれ、可変コンデンサに抵抗を切替接続することにより時定数の変化範囲が切り替えられる。
以上説明したように、本発明によれば、連続量で表される操作情報の検出を短時間かつ高分解能で行うことができる。
図1は本発明の位置指示器の第1の実施の形態、ここでは請求項1,3,4及び7に対応する実施の形態を示すもので、図中、1は共振回路、2はスイッチ、3は電源抽出回路、4は電源用コンデンサ、5は検波回路、6は積分回路、7,8はバッファ、9は可変コンデンサ、10a,10bは抵抗、11は切替スイッチ、12はマイコンである。
共振回路1は、コイル1a及びコンデンサ1bからなり、タブレット(図示せず)から送信される電磁波の周波数とほぼ同じ共振周波数を有する。スイッチ2は、マイコン12からの制御に従ってオン・オフ制御され、コンデンサ1bの両端間を開放または短絡状態に変化させることにより共振回路1の特性を変更、ここでは動作状態又は動作停止状態に変更してタブレット側へ送信する信号を変化、即ち信号有り又は信号無しに変化させる。電源抽出回路3は、共振回路1に発生する交流の誘導電圧を整流して電源用コンデンサ4に蓄え、バッファ7,8及びマイコン12に電源を供給する。
検波回路5及びバッファ7は、タブレットから送信される電磁波によって共振回路1に発生した信号(の包絡線成分)に応じたパルス信号を積分回路6及びマイコン12に供給する。積分回路6及びバッファ8は、検波回路5及びバッファ7からの信号が一定時間以上継続した場合のみ出力を立ち上げ、当該信号をマイコン12に供給する。
可変コンデンサ9は、連続量で表される操作、ここでは位置指示器における筆圧に対応して容量値が連続的に変化する。抵抗10a,10bは、抵抗値の異なる抵抗、ここでは抵抗10bは抵抗10aに対して十分抵抗値が大きい抵抗である。切替スイッチ11は、マイコン12からの制御に従って切替制御され、可変コンデンサ9の両端に抵抗10a,10bのいずれか一方を切替接続する。
ここで、前記可変コンデンサ9、抵抗10a,10b及び切替スイッチ11により請求項でいう時定数回路が構成される。
マイコン12は、ROM、RAMを備え、ROM内に書き込まれたプログラムに従って動作する周知のマイクロコンピュータである。
一般に、マイコンは複数の入出力端子を備えており、これらをROM内に書き込まれるプログラムによって任意に設定することができるようになっており、本実施の形態では、図1に示すようにマイコン12に設けられた入出力端子のうち6本を用いている。
即ち、P0端子は入力端子として設定してバッファ7からの信号を供給している。また、P1端子も入力端子として設定してバッファ8からの信号を供給している。また、P2端子は可変コンデンサ9に接続され、出力端子として設定して可変コンデンサ9の充電を行うとともに、入力端子として設定して該可変コンデンサ9(時定数回路)の電圧を検出する。また、P3端子は出力端子として設定して切替スイッチ11へ接続し、これをオンまたはオフ状態に制御する。また、P4端子は出力端子として設定してスイッチ2へ接続し、これをオンまたはオフ状態に制御する。また、端子P5は入力端子として設定して共振回路1へ接続され、内蔵するタイマー(カウンタ)により該共振回路1から得られるタブレットの送信信号の波の数を計数する。
次に、このように構成した第1の実施の形態の動作の概要を説明する。図2は第1の実施の形態における動作を示すもので、図2においてa〜fは図1において同一記号で示した部分の各信号波形である。
位置指示器における連続量で表される操作情報を検出するためタブレットからは、図2のaに示すようなタイミングで電磁波が送信される。即ち、500μs程度の長い送信(以下、バーストと呼ぶ。)の後、100μs程度の送信停止期間をおいて、50μs程度の短い送信(以下、同期信号と呼ぶ。)及び100μs程度の送信停止期間(タブレットでの受信期間)を繰り返す。このバーストに続く8回の短い同期信号のタイミングにおいて後述するように2進符号化された8ビットの操作情報をタブレット側で検出する。
図3、4は本実施の形態におけるマイコン12のプログラムに対応する動作フローチャートである。これに基づいて詳しく説明する。
図1の位置指示器がタブレット上に置かれるとタブレットからの信号によって共振回路1に信号が発生する。この信号により電源用コンデンサ4が充電され、一定以上の電圧に達するとマイコン12は動作を開始する。まず、マイコン12はP0,P1,P5の各端子を入力に設定して、P3,P4の各端子を出力に設定する(STEP1)。続いてマイコン12は、P1端子からの信号の立上りエッジ(バースト)を検出する(STEP2)と、筆圧検出処理に入る。
マイコン12は、カウンタをクリアし(STEP3)、P2端子をハイレベルの出力に設定する(STEP4)ことで可変コンデンサ9を所定の電圧まで充電する。また、P3端子をスイッチ11が抵抗10aを選択し、可変コンデンサ9に接続されるように制御する(STEP5)。
次に、マイコン12はP2端子を入力側に設定して電圧の監視を開始する(STEP6)とともに、P5端子から入力される送信信号の波の数をカウンタにより計数し始める(STEP7)。P2端子が入力側に設定されると可変コンデンサ9に充電された電荷が抵抗10aを通して放電され、端子電圧は電荷の放電に従って後々に降下していく。
マイコン12は、端子電圧が一定の電圧(閾値)を下回ったことを検出する(STEP8)と、カウンタによる計数を停止し、この時の計数値を時間iとして保持する(STEP9)。また、カウンタの計数値は0に戻しておく(STEP10)。
マイコン12は、再びP2端子をハイレベルの出力に設定し(STEP11)、可変コンデンサ9を所定の電圧まで充電した後、P2端子を入力側に設定して電圧の監視を開始する(STEP12)とともに、カウンタの計数も再び開始する(STEP13)。
マイコン12は、カウンタの計数値が先程の時間iよりもわずかに短いi’に達した時(STEP14)、P3端子をスイッチ11が抵抗10bを選択し、可変コンデンサ9に接続されるように制御する(STEP15)とともに、カウンタの計数値を0に戻し(STEP16)、再び計数を開始する(STEP17)。この時の電圧降下の傾きは抵抗10aの場合よりも緩やかになっている。
マイコン12は、端子電圧が閾値を下回ったことを検出する(STEP18)と、カウンタによる計数を停止し、この時の計数値を時間iiとして保持する(STEP19)。
以上の筆圧検出処理完了後、マイコン12は、内部での演算処理により、時間i’及び時間iiから筆圧に対応する符号化された操作情報を求める。
基準を抵抗10bによる放電が行われた時間iiと考えると、時間i’の期間は抵抗10aと10bの抵抗値の比率だけ早く放電が行われた、と考えることができる。これは、放電が同じ早さで行われたとして、抵抗10aと10bの抵抗値の比率だけ時間が早く経過した、と言い換えることもできる。この考え方によると、時間i’の期間の計数は相対的に遅く行われたことになり、時間i’に抵抗10aと10bの抵抗値の比率を乗じることで、時間iiの期間、即ち抵抗10bで放電した場合に相当する計数値を得ることができる。これを時間iiに加えることで得られた時間iiiは、大きい抵抗10bのみで検出した場合と同じ分解能で筆圧を検出した情報となる(STEP20)。
大きい抵抗10bのみで検出を行った場合、検出に必要な時間がバーストを超えてしまう。本発明では、端子電圧が閾値に近づくまでの期間、放電を早く行うことで、あたかも時間が早く経過させるかのようにするものである。しかしながら、時間を符号化するためのカウンタによる計数の早さは変わらないため、この期間の計数は相対的に遅くなってしまうので、このままでは分解能が低下することになる。そこで、閾値付近では元の早さに戻し、分解能を低下させることなく計数を行うことができるようにしているのである。
バースト期間終了後、マイコン12はタブレットへのデータ送信処理に入る。即ち、マイコン12は、タブレットからの同期信号であるP0端子の信号の立上りに同期してP4端子を時間iiiに対応する計数値(2進数)の下位ビットから順に制御し、タブレットへ送信する(STEP21)。
例えば、時間iiiとして”10101010”という出力が得られたとする。下位ビットから送信する場合、第一ビットは”0”であるから、タブレットからの同期信号に対しマイコン12は何も行わない。次に第二ビットは”1”であるから、タブレットからの同期信号を検出するとP4端子をスイッチ2をオンするように制御し、共振回路1をショートさせる。これにより共振回路1の信号がなくなり、タブレット側でこれを検知することで”1”が返信される。なお、スイッチ2は、オン制御された場合、マイコン12もしくは適切な外部回路により、一定時間(次のビットに影響しない程度(例えば100μs程度)の時間)経過後にオフに戻される如くなっているものとする。以下、同様にして最終ビットまでをタブレットに返信すると、マイコン12は次のバースト期間を待って、再び筆圧検出処理に入る。
以上の実施の形態において、STEP4,5,11,15の処理が請求項でいう放電もしくは充電手段を構成し、STEP3〜9の処理が請求項でいう時間計測手段を構成し、STEP5,10〜19の処理が請求項でいう時定数設定手段を構成し、STEP10,13,16,17,19の処理が請求項でいう計数手段を構成し、STEP20の処理が請求項でいう演算手段を構成する。
なお、前記実施の形態では、抵抗値の異なる抵抗を3つ以上としても良い。また、マイコン内部のカウンタが計数するのは、マイコンのクロック信号でも良い。また、抵抗の切り替えにおいて、可変コンデンサに常に接続されている抵抗に対し、別の抵抗を並列で接続するかどうかで、抵抗値の切り替えを行っても良い。
図5は本発明の位置指示器の第2の実施の形態、ここでは請求項5,6及び7に対応する実施の形態を示すもので、図中、第1の実施の形態と同一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、1は共振回路、2はスイッチ、3は電源抽出回路、4は電源用コンデンサ、5は検波回路、6は積分回路、7,8はバッファ、9は可変コンデンサ、21a,21b,21c,21dは抵抗、22a,22b,22c,22dはスイッチ、23はマイコンである。
抵抗21a,21b,21c,21dは、抵抗21aに対し、抵抗21b,21c,21dがそれぞれ2倍、4倍、8倍の抵抗値、つまり抵抗値がそれぞれ2N倍(Nは1以上の自然数)の関係を有する抵抗である。スイッチ22a,22b,22c,22dは、マイコン23からの制御に従ってオン・オフとなるように制御され、可変コンデンサ9の両端に抵抗21a〜21dのいずれか一つを切替接続する。
ここで、前記可変コンデンサ9、抵抗21a〜21d及びスイッチ22a〜22dにより請求項でいう時定数回路が構成される。
マイコン23は、第1の実施の形態のマイコンと同様の、ROM、RAMを備え、ROM内に書き込まれたプログラムに従って動作する周知のマイクロコンピュータであるが、本実施の形態では、図5に示すようにマイコン23に設けられた入出力端子のうち9本を用いている。
即ち、P0端子は入力端子として設定してバッファ7からの信号を供給している。また、P1端子も入力端子として設定してバッファ8からの信号を供給している。また、P2端子は可変コンデンサ9に接続され、出力端子として設定して可変コンデンサ9の充電を行うとともに、入力端子として設定して該可変コンデンサ9(時定数回路)の電圧を検出する。また、P3端子は出力端子として設定してスイッチ2へ接続し、これをオンまたはオフ状態に制御する。また、P4,P5,P6,P7端子は出力端子として設定して22a,22b,22c,22dへそれぞれ接続し、これをオンまたはオフ状態に制御する。また、端子P8は入力端子として設定して共振回路1へ接続され、内蔵するタイマー(カウンタ)により該共振回路1から得られるタブレットの送信信号の波の数を計数する。
また、マイコン23の内部には、2進符号化された操作情報を記憶するためのメモリが出力に合わせて4ビット分確保されており、1番地から4番地としてアドレスを定義しておく。メモリの番地と抵抗21a〜21d及びスイッチ22a〜22dとは1対1で対応しており、それぞれ、1番地には抵抗21a及びスイッチ22a、2番地には抵抗21b及びスイッチ22b、3番地には抵抗21c及びスイッチ22c、4番地には抵抗21d及びスイッチ22が対応している。
次に、このように構成した第2の実施の形態の動作の概要を説明する。図6は第2の実施の形態における動作を示すもので、図6においてa〜fは図5において同一記号で示した部分の各信号波形である。
位置指示器における連続量で表される操作情報を検出するためタブレットからは、図6のaに示すようなタイミングで電磁波が送信される。即ち、500μs程度の長い送信(以下、バーストと呼ぶ。)の後、100μs程度の送信停止期間をおいて、50μs程度の短い送信(以下、同期信号と呼ぶ。)及び100μs程度の送信停止期間(タブレットでの受信期間)を繰り返す。このバーストに続く4回の短い同期信号のタイミングにおいて後述するように2進符号化された4ビットの操作情報をタブレット側で検出する。
図7、8は本実施の形態におけるマイコン23のプログラムに対応する動作フローチャートである。これに基づいて詳しく説明する。
図5の位置指示器がタブレット上に置かれるとタブレットからの信号によって共振回路1に信号が発生する。この信号により電源用コンデンサ4が充電され、一定以上の電圧に達するとマイコン23は動作を開始する。まず、マイコン23はP0,P1,P8の各端子を入力に設定して、P3〜P7の各端子を出力に設定する(STEP31)。続いてマイコン23は、P1端子からの信号の立上りエッジ(バースト)を検出する(STEP32)と、筆圧検出処理に入る。また、この時点で、操作情報を記憶するメモリには、1番地から4番地まで全て”0”を記憶しておく(STEP33)。
マイコン23は、メモリの番地を表す変数nを「0」に設定し(STEP34)、P2端子をハイレベルの出力に設定する(STEP35)ことで可変コンデンサ9を所定の電圧まで充電する。さらに、メモリを1番地から順に参照して、最初に値が”0”である番地を見出すための処理を行い(STEP35〜STEP39)、P4〜P7端子のうち、最初に値が”0”であった番地に対応する端子を、スイッチがオンとなるように制御する(STEP40)。即ち、最初に値が”0”である番地が1番地の場合はスイッチ22aをオンに制御して抵抗21aを接続、2番地の場合はスイッチ22bを制御して抵抗21bを接続、といった処理になる。
次に、マイコン23はP2端子を入力側に設定して電圧の監視を開始する(STEP41)とともに、カウンタをクリアし(STEP42)、P8端子から入力される送信信号の波の数をカウンタにより計数し始める(STEP43)。P2端子が入力側に設定されると可変コンデンサ9に充電された電荷が抵抗、例えば21aを通して放電され、端子電圧は電荷の放電に従って後々に降下していく。
マイコン23は、カウンタによる計数値が一定の単位時間に該当する所定数に達した時点(STEP44)で、STEP40でオンとなるように制御したスイッチをオフとなるように制御する(STEP45)とともに、P2端子の電圧が一定の電圧(閾値)を下回ったかどうかを検出する(STEP46)。
P2端子の電圧が閾値を下回っていない場合、マイコン23は、前述したメモリの参照を次の番地から継続し、同様に最初に値が”0”であった番地に対応する端子を、スイッチがオンとなるように制御する(STEP36〜STEP40)。
P2端子の電圧が閾値を下回っていた場合、マイコン23は、現在のメモリの番地に”1”を記憶する(STEP47)。
マイコン23は、メモリの参照で次の番地がなくなる、つまりメモリの4番地の参照が終了する(STEP37)か、メモリの4番地に対応する処理が終了する(STEP48)まで、前述した処理を繰り返す。
図6の動作例では次のような流れになる。STEP34〜39の処理を行い、最初のSTEP39では1番地が”0”なので関連するスイッチ22aにより抵抗21aが接続され、電圧が徐々に低下する(図5の(ア))。1番地についてSTEP40〜46の処理が行われるが、STEP46で閾値を下回っていないのでSTEP36に戻り、次に”0”が見つかる2番地に関連する抵抗21bが接続され、同様に電圧が徐々に低下する(図5の(イ))。次は閾値を下回っているのでSTEP47に進み、2番地に”1”を記憶してSTEP34に戻る。
STEP34〜39の処理を行い、1番地についてSTEP40〜46の処理が同様に行われる(図5の(ウ))が、2番地には”1”が入っているので飛ばされ、次は3番地に対応する抵抗21cが接続され、同様に電圧が徐々に低下する(図5の(エ))。閾値を下回っていないのでSTEP36に戻り、4番地についてSTEP40〜46の処理が行われる(図5の(オ))。閾値を下回っているのでSTEP47に進むが、”1”を記憶した時点で4番地に対応した処理が終了するので、検出を終了する。メモリには1番地から順に”0101”と記憶されることになる。
このようにして得られたメモリ上のデータは、1番地を最上位ビットとして順に並べると、そのまま筆圧を2進符号化した操作情報となっている。しかし、この場合、筆圧が強くなるほど小さな値が出力されるようになっているため、より自然になるように各ビットを反転し(STEP49)、筆圧が強くなるほど大きな値となるようにしてタブレットに返信する。本例では”1010”を返信する。
バースト期間終了後、マイコン23はタブレットへのデータ送信処理に入る。即ち、マイコン23は、タブレットからの同期信号であるP0端子の信号の立上りに同期してP3端子を前記操作情報の下位ビットから順に制御し、タブレットへ送信する(STEP50)。
例えば、操作情報が”1010”であり、下位ビットから送信する場合、第一ビットは”0”であるから、タブレットからの同期信号に対しマイコン23は何も行わない。次に、第二ビットは”1”であるから、タブレットからの同期信号を検出するとP3端子をスイッチ2をオンするように制御し、共振回路1をショートさせる。これにより共振回路1の信号がなくなり、タブレット側でこれを検知することで”1”が返信される。なお、スイッチ2は、オン制御された場合、マイコン23もしくは適切な外部回路により、一定時間(次のビットに影響しない程度(例えば100μs程度)の時間)経過後にオフに戻される如くなっているものとする。以下、同様にして最終ビットまでをタブレットに返信すると、マイコン23は次のバースト期間を待って、再び筆圧検出処理に入る。
以上の実施の形態において、STEP35,40,45の処理が請求項でいう放電もしくは充電手段を構成し、STEP42〜44の処理が請求項でいう計数手段を構成し、STEP34〜48の処理が請求項でいう時定数設定手段を構成し、STEP33,47の処理が請求項でいう演算手段を構成する。
なお、前記実施の形態では、マイコンの入出力端子に接続する抵抗及びスイッチの組み合わせの数を増やし、分解能の高い検出を行うことができる。また、マイコン内部のカウンタが計数するのはマイコンのクロック信号でも良い。
第1、第2の実施の形態に用いるタブレットとしては、位置指示器からの信号の有無によって操作などの情報を信号レベルとして検出する構成のものを用いれば良く、例えば特開平8−171448号公報の第1の実施の形態や特開平8−30374号公報などに開示されたような構成のものを用いれば良い。
図9は本発明の位置検出装置のうちの位置指示器を除いた部分、即ちタブレットの実施の形態の一例を示すものである。
図中、41はループコイル群でX軸方向及びY軸方向にそれぞれ、X1〜X40及びY1〜Y40として配置されている。これらのループコイルは各ループコイルを選択する選択回路42に接続されている。
43は前述した位置指示器の共振回路1の共振周波数、例えばf0と同一周波数で発振する発振回路であり、該発振回路43は電流ドライバ44を介して送受切替回路45の送信側(T)に接続されている。この送受切替回路45は選択回路42に接続され、選択されたループコイルからは周波数f0の電磁波が位置指示器に対して放射される。
送受切替回路45の受信側(R)は増幅回路46に接続され、該増幅回路46は検波回路47に接続されている。また、検波回路47はローパスフィルタ48に接続され、ローパスフィルタ48は積分アンプ49に接続され、受信信号を一定時間貯えて保持する。積分アンプ49によって保持された電圧は、AD変換回路50に出力され、AD変換回路50の出力はCPU51に接続されている。
CPU51は、制御信号(情報)を選択回路42、送受切替回路45、積分アンプ49、AD変換回路50にそれぞれ送出する。
前記タブレットの動作モードは、X軸方向及びY軸方向の各40本のループコイルの全てを順次切り替えながら電磁波を送受し、所定値以上の信号レベルが受信されるかどうかを検出し、さらに信号レベルが最も大きいループコイル(ピークコイル)をX軸方向及びY軸方向の双方について抽出する全面スキャンモードと、後述する部分スキャンモードとの2つに大きく分かれる。
全面スキャンモードは所定値以上の信号レベルが受信され、ピークコイルが抽出されるまで繰り返し実行されるが、所定値以上の信号レベルが受信され、ピークコイルが抽出された後は部分スキャンモードに移り、所定値以上の信号レベルが受信されなくなるまで該部分スキャンモードが繰り返し実行される。そして、部分スキャンモードにおいて所定値以上の信号レベルが受信されなくなった場合は再び全面スキャンモードに戻り、これを繰り返す。
部分スキャンモードは、さらにバースト期間、操作情報検出期間、Y軸座標検出期間及びX軸座標検出期間に分かれる。
バースト期間及び操作情報検出期間では、選択回路42によりピークコイル(X軸、Y軸いずれのピークコイルでも良い。)を選択し、送受切替回路45により前述した電磁波の送受信、即ち500μs程度の長い送信及び100μs程度の送信停止、並びにこれに続く50μs程度の短い送信及び100μs程度の送信停止(受信期間)を複数回(第1の実施の形態の位置指示器の場合は8回、第2の実施の形態の位置指示器の場合は4回)繰り返し、位置指示器から操作情報を受信する。
また、X軸座標検出期間及びY軸座標検出期間では、選択回路42により前記ピークコイルを中心とする複数本、例えば5本のループコイルを順次切り替え選択するとともに、送受切替回路45により前記同様の50μs程度の短い送信及び100μs程度の送信停止(受信期間)からなる電磁波の送受信を位置指示器に対して行い、Y軸座標及びX軸座標検出のための信号を得る。なお、座標検出のための演算処理は従来の装置の場合と同様であり、算出されたX軸方向及びY軸方向の座標値は前記操作情報とともに上位装置へ転送される。
本発明の位置指示器の第1の実施の形態を示す構成図 第1の実施の形態における動作を示す波形図 第1の実施の形態における動作を示すフローチャート 第1の実施の形態における動作を示すフローチャート 本発明の位置指示器の第2の実施の形態を示す構成図 第2の実施の形態における動作を示す波形図 第2の実施の形態における動作を示すフローチャート 第2の実施の形態における動作を示すフローチャート 本発明の位置検出装置(タブレット)の実施の形態の一例を示す構成図
符号の説明
1:共振回路、1a:コイル、1b:コンデンサ、2,22a〜22d:スイッチ、3:電源抽出回路、4:電源用コンデンサ、5:検波回路、6:積分回路、7,8:バッファ、9:可変コンデンサ、10a,10b,21a〜21d:抵抗、11:切替スイッチ、12,23:マイコン。

Claims (11)

  1. 連続量で表される操作情報を時間の長さに変換し、一定の周波数の交流信号を計数することにより前記時間の長さを符号化し、該符号に応じてタブレット側へ送信する信号を変化させて前記連続量で表される操作情報をタブレット側へ伝達する位置指示器において、
    連続量で表される操作に対応して特性が連続的に変化する素子を含み、該素子特性の変化に応じた時定数の変化範囲を少なくとも2通りに切替可能な時定数回路と、
    該時定数回路を所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電可能もしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電可能な放電もしくは充電手段とを用い、
    前記時定数回路が放電を開始して一定の電圧を下回るもしくは充電を開始して一定の電圧を上回るまでの間、一定の周波数の交流信号の波の数を、前記時定数の変化範囲を切り替えて計数する
    ことを特徴とする位置指示器。
  2. 連続量で表される操作情報を時間の長さに変換し、一定の周波数の交流信号を計数することにより前記時間の長さを符号化し、該符号に応じてタブレット側へ送信する信号を変化させて前記連続量で表される操作情報をタブレット側へ伝達する位置指示器において、
    連続量で表される操作に対応して特性が連続的に変化する素子を含み、該素子特性の変化に応じた時定数の変化範囲を少なくとも2通りに切替可能な時定数回路と、
    該時定数回路を所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電可能もしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電可能な放電もしくは充電手段と、
    前記時定数回路が放電を開始して一定の電圧を下回るもしくは充電を開始して一定の電圧を上回るまでの間にその時定数の変化範囲を前記少なくとも2通りに切り替え設定する時定数設定手段とを用い、
    前記時定数回路が放電を開始して一定の電圧を下回るもしくは充電を開始して一定の電圧を上回るまでの間、一定の周波数の交流信号の波の数を、前記時定数の変化範囲を切り替えた期間毎に計数する
    ことを特徴とする位置指示器。
  3. 連続量で表される操作情報を時間の長さに変換し、一定の周波数の交流信号を計数することにより前記時間の長さを符号化し、該符号に応じてタブレット側へ送信する信号を変化させて前記連続量で表される操作情報をタブレット側へ伝達する位置指示器において、
    連続量で表される操作に対応して特性が連続的に変化する素子を含み、該素子特性の変化に応じた時定数の変化範囲を少なくとも2通りに切替可能な時定数回路と、
    該時定数回路を所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電可能もしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電可能な放電もしくは充電手段と、
    前記時定数回路が放電を開始して一定の電圧を下回るもしくは充電を開始して一定の電圧を上回るまでの間にその時定数の変化範囲を前記少なくとも2通りに切り替え設定する時定数設定手段と、
    前記時定数回路が放電を開始して一定の電圧を下回るもしくは充電を開始して一定の電圧を上回るまでの間、一定の周波数の交流信号の波の数を、前記時定数の変化範囲を切り替えた期間毎に計数する計数手段と、
    前記各期間における一定の周波数の交流信号の計数値と各期間における時定数の変化範囲の比率とから、全期間における時定数の変化範囲を少なくとも2通りの時定数の変化範囲のうち最も大きな時定数の変化範囲とした場合に相当する計数値を求めて前記符号とする演算手段とを備えた
    ことを特徴とする位置指示器。
  4. 時定数回路の時定数の変化範囲を当初、第1の変化範囲に設定して所定の電圧から放電もしくは充電を開始させ、所定の時間だけ経過した時刻に該時定数の変化範囲を第1の変化範囲より十分大きい第2の変化範囲に切り替え設定する時定数設定手段を用いた
    ことを特徴とする請求項3記載の位置指示器。
  5. 時定数回路の時定数の変化範囲を第1の変化範囲に設定し続けた状態で所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電させもしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電するのに要する時間を計測する時間計測手段を設けるとともに、
    時定数回路の時定数の変化範囲を当初、第1の変化範囲に設定して所定の電圧から放電もしくは充電を開始させ、前記計測した時間より少し短い時間だけ経過した時刻に該時定数の変化範囲を第1の変化範囲より十分大きい第2の変化範囲に切り替え設定する時定数設定手段を用いた
    ことを特徴とする請求項3記載の位置指示器。
  6. 時定数回路は、連続量で表される操作に対応して容量値が連続的に変化する可変コンデンサと、抵抗値の異なる少なくとも2つの抵抗と、可変コンデンサに各抵抗を切替接続可能な切替接続手段とからなる
    ことを特徴とする請求項3乃至5いずれか記載の位置指示器。
  7. 連続量で表される操作情報を時間の長さに変換し、一定の周波数の交流信号を計数することにより前記時間の長さを符号化し、該符号に応じてタブレット側へ送信する信号を変化させて前記連続量で表される操作情報をタブレット側へ伝達する位置指示器において、
    連続量で表される操作に対応して特性が連続的に変化する素子を含み、該素子特性の変化に応じた時定数の変化範囲をそれぞれが2N倍(Nは1以上の自然数)の関係を有するn(nは2以上の自然数)通りに切替可能な時定数回路と、
    該時定数回路を所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電可能もしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電可能な放電もしくは充電手段とを用い、
    前記時定数回路の時定数の変化範囲を最も小さな変化範囲に設定して所定の電圧から放電もしくは充電を開始させ、その後、一定の周波数の交流信号の波の数を所定数計数して得られる一定の単位時間毎に前記時定数回路の時定数の変化範囲を最も小さな変化範囲から最も大きな変化範囲まで切り替え設定し、途中の単位時間が経過した時点の電圧が一定の電圧を下回ったもしくは上回った場合はその際の時定数の変化範囲を除く変化範囲を対象として前記同様の放電もしくは充電及び切り替え設定を繰り返し、一定の電圧を下回ったもしくは上回った場合に該当する時定数の変化範囲をビット”1”、それ以外の時定数の変化範囲をビット”0”(もしくは一定の電圧を下回ったもしくは上回った場合に該当する時定数の変化範囲をビット”0”、それ以外の時定数の変化範囲をビット”1”)で表したビット列を前記符号とする
    ことを特徴とする位置指示器。
  8. 連続量で表される操作情報を時間の長さに変換し、一定の周波数の交流信号を計数することにより前記時間の長さを符号化し、該符号に応じてタブレット側へ送信する信号を変化させて前記連続量で表される操作情報をタブレット側へ伝達する位置指示器において、
    連続量で表される操作に対応して特性が連続的に変化する素子を含み、該素子特性の変化に応じた時定数の変化範囲をそれぞれが2N倍(Nは1以上の自然数)の関係を有するn(nは2以上の自然数)通りに切替可能な時定数回路と、
    該時定数回路を所定の電圧から一定の電圧を下回るまで放電可能もしくは所定の電圧から一定の電圧を上回るまで充電可能な放電もしくは充電手段と、
    一定の周波数の交流信号の波の数を所定数計数して一定の単位時間を計測する計数手段と、
    前記時定数回路の時定数の変化範囲を最も小さな変化範囲から最も大きな変化範囲まで、当初、最も小さな変化範囲に設定して所定の電圧から放電もしくは充電を開始させ、その後、前記単位時間毎に当該単位時間が経過した時点の電圧が一定の電圧を下回っていないもしくは上回っていない場合は順次切り替え設定し、途中の単位時間が経過した時点の電圧が一定の電圧を下回ったもしくは上回った場合はその際の時定数の変化範囲を除いた時定数の変化範囲のうちで最も小さな変化範囲から最も大きな変化範囲までを対象として、前記時定数回路の時定数の変化範囲を、当初、最も小さな変化範囲に設定して所定の電圧から放電もしくは充電を再開させ、最も大きな変化範囲が設定されるまで前記同様の切り替え設定を繰り返す時定数設定手段と、
    n通りの時定数の変化範囲に対し、最も小さな変化範囲から最も大きな変化範囲まで(又はその逆)の順に、前記時定数設定手段において一定の電圧を下回ったもしくは上回った場合に該当する時定数の変化範囲をビット”1”、それ以外の時定数の変化範囲をビット”0”(もしくは一定の電圧を下回ったもしくは上回った場合に該当する時定数の変化範囲をビット”0”、それ以外の時定数の変化範囲をビット”1”)で表したビット列を前記符号として記録する記録手段とを備えた
    ことを特徴とする位置指示器。
  9. 時定数回路は、連続量で表される操作に対応して容量値が連続的に変化する可変コンデンサと、抵抗値がそれぞれ2N倍の関係を有するn個の抵抗と、可変コンデンサに各抵抗を切替接続可能な切替接続手段とからなる
    ことを特徴とする請求項8記載の位置指示器。
  10. 位置指示器が共振回路を含む場合、一定の周波数の交流信号として、タブレットから位置指示器に対して送信される一定の周波数の交流電磁波により前記共振回路中に生起する交流信号を用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の位置指示器。
  11. 位置指示器と、該位置指示器による指示位置の座標値を求めるとともに、該位置指示器から送信された連続量で表される操作情報を符号化した信号を受信し、これを前記指示位置の座標値とともに上位装置へ転送するタブレットとを備えた位置検出装置において、
    位置指示器として、請求項1乃至10いずれか記載の位置指示器を用いた
    ことを特徴とする位置検出装置。
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