JP4280562B2 - 位置指示器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁誘導作用を利用して位置指示器の指示位置を検出する装置に用いる位置指示器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、位置指示器に設けた共振回路の特性を、タブレットから間欠的に送信される電磁波に同期したタイミングでスイッチや筆圧などのデータに応じて制御することにより、これらの情報をタブレットに返信する位置指示器が知られている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−189716号公報
【特許文献2】
特開平7−175572号公報
【特許文献3】
特開平7−200137号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの位置指示器では、主な制御回路として消費電力の少ないC−MOS技術によるデジタル回路(ゲートアレイ)が用いることにより、タブレットからの送信パワーのみで動作可能、つまり電池レスの位置指示器を実現していたが、タブレットからの送信パワーを少なくしても電池レスのままで確実に動作可能とするため、さらなる低消費電力化が望まれていた。
【0005】
また、前述した位置指示器では、制御回路として用いられるデジタル回路(ゲートアレイ)を、用途に応じてカスタマイズしなければならないという問題点があった。そのため返信する指示器情報の種類やビット数などを容易に変更することができないし、目的に応じた位置指示器を短期間で提供することができないなどの問題点があった。また設計のためのコストが高いという問題点があった。
【0006】
本発明は、タブレットからの送信パワーを少なくしても電池レスのままで動作可能とする技術を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、多種の用途に応じた電池レスの位置指示器を短期間でしかも少ない設計費用で柔軟に対応して製品化することのできる技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では前記目的を達成するため、共振回路と、指示器情報に対応して前記共振回路の特性をタブレットから間欠的に送信される電磁波に同期したタイミングにて制御することで前記指示器情報を前記タブレットに送信するための共振特性制御回路と、前記共振特性制御回路を駆動するためのクロック信号を発生させるためのクロック発振回路と、前記クロック発振回路の起動条件を設定するための起動条件設定手段と、前記起動条件設定手段に設定された起動条件に対応した信号が前記共振回路に発生した場合に前記クロック発振回路を起動させるためのクロック起動手段とを備えることで、前記共振特性制御回路は、前記クロック起動手段からの信号に対応して、起動もしくはスリープ状態に設定されることを特徴とする。
【0009】
前記構成によれば、共振特性制御回路を動作させる必要のある期間のみクロック発振回路を起動状態とし、それ以外の期間は停止状態とすることができるため、停止状態の期間の分、消費電力を削減でき、これによってタブレットからの送信パワーを少なくしても電池レスのままで動作可能とすることができる。
【0010】
また、この際、共振特性制御回路として、ROM、RAM及びクロック発振回路を含み、予め作成してROM内部に書き込まれたプログラムに基づいて動作するマイクロプロセッサ(CPU)を用いれば、位置指示器の機能や返信するデータ量などはプログラムを変更することによって極めて容易に変更することが可能となる。
【0011】
図1は本発明の位置指示器の基本構成を示すもので、図中、11は共振回路、12は特性可変回路、13は電源抽出回路、14は電源用コンデンサ、15はクロック起動手段、16はクロック発振回路、17は共振特性制御回路、18は起動条件設定手段である。
【0012】
共振回路11は、コイル11a及びコンデンサ11bからなり、タブレットから送信される電磁波の周波数とほぼ同じ共振周波数を有する。特性可変回路12は、共振特性制御回路17からの制御に従って共振回路11の特性、例えば共振周波数や損失などを変更する。電源抽出回路13は、共振回路11に発生する交流の誘導電圧を整流して電源用コンデンサ14に蓄え、各回路に電源を供給する。
【0013】
クロック起動手段15は、起動条件設定手段18から、どのような信号が共振回路に発生した時にクロック発振回路16を起動するかを指定する起動条件が設定された時にクロック発振回路16の動作を停止させ、当該起動条件に指定された信号が共振回路11に発生した時にクロック発振回路16の動作を起動する発振制御信号を生成する。
【0014】
クロック発振回路16は、共振特性制御回路15を駆動するためのクロック信号を発生するもので、その動作はクロック起動手段15からの発振制御信号に応じてオン・オフ制御されるようになっている。
【0015】
共振特性制御回路17は、クロック発振回路16から供給されるクロック信号によって動作し、タブレットから間欠的に送信される電磁波の少なくとも1部に同期したタイミングに共振回路11の特性を指示器情報に応じて制御する、ここでは特性可変回路12を動作させる特性制御信号を指示器情報に応じてハイレベル又はローレベルに切り替え設定するとともに、該動作の終了を起動条件設定手段18に通知する。
【0016】
起動条件設定手段18は、共振特性制御回路17の動作の終了時に起動条件をクロック起動手段15に設定する。
【0017】
なお、特性可変回路12としては、アナログスイッチを介して小容量のコンデンサを接続するようにして共振回路11からタブレットに返信する信号周波数を僅かに変えるようにしても良いし、アナログスイッチを介して抵抗を接続するようにして共振回路11からタブレットに返信する信号のレベルを変えるようにしても良いし、また、可変容量コンデンサや可変抵抗などを用いて周波数や信号レベルを連続的に変えるようにしても良い。
【0018】
図2は、図1に示した基本構成における動作を示した波形図である。
【0019】
ここで、クロック起動手段15は、タブレットから間欠的に送信される電磁波aによって共振回路11に発生する信号bを検波して送信タイミングに同期した信号b’を生成する回路(例えば、検波回路及びコンパレータ)を含み、起動条件にこの信号b’の立上りを検出した時にクロック発振回路16を起動することが指定されているとすると、クロック起動手段15から出力される発振制御信号cは前記信号b’の立上りに同期してオン状態となり、クロック発振回路16を起動する。
【0020】
クロック発振回路16が起動してクロック信号dを発生させると、共振特性制御回路17が動作を開始し、特性可変回路12を制御する特性制御信号eを指示器情報に応じて設定する。該設定動作終了後、共振特性制御回路17はこれを起動条件設定手段18に通知し、起動条件設定手段18は前記同様の起動条件をクロック起動手段15に設定するため、クロック起動手段15からの発振制御信号cはオフ状態となり、クロック発振回路16は動作を停止する。
【0021】
クロック発振回路16が動作を停止すると共振特性制御回路17も動作を停止し、電源用コンデンサ14から消費される電流は極めて少なくなる。
【0022】
なお、共振特性制御回路17は動作を停止している期間中も特性制御信号eのレベルを保持する機能を有するものとする。
【0023】
このように本発明によれば、共振特性制御回路17の動作する期間を僅かにすることができ、消費電流の平均値を非常に少なく抑えることができるので、タブレットからの送信パワーが少なくても位置指示器を電池レスとすることが可能となる。また、共振特性制御回路としてマイクロプロセッサ(CPU)を用いれば、CPU内に書き込むプログラムを変更することで容易に位置指示器の機能を変更することが可能となる。
【0024】
ここで、クロック発振回路としてコンデンサの充放電動作に基づくクロック発振回路を備え、該充放電動作を前記クロック起動手段により起動または停止状態に制御するようにしても良い。
【0025】
また、タブレットからの電磁波が間欠的に送信される際の送信回数をカウントする送信回数カウント手段を設け、該送信回数カウント手段によりカウントされた値が所定値となった際に指示器情報中の特定の情報に応じて前記共振回路の特性を制御するようにしても良い。
【0026】
また、共振特性制御手段により制御する期間を設定するための時定数回路を設け、該時定数回路からの信号の発生を起動条件設定手段における起動条件の一つとして合わせて用いるようにしても良い。
【0027】
この際、タブレットから少なくとも2種類の継続時間をもって間欠的に放射される電磁波を受信して、第1の継続時間をもって送信される電磁波を受信した時を起点として前記電磁波が第2の継続時間をもって繰り返し送信される回数をカウントするようにしても良い。
【0028】
また、位置指示器に対する制御情報を含み少なくとも2種類の継続時間をもってタブレットから間欠的に送信される電磁波を受信して、該電磁波の送信継続時間を検出する送信継続時間検出手段と、該検出した送信継続時間もしくはその組み合わせによってタブレットより送出された前記制御情報を抽出する制御情報抽出手段とを設け、該抽出された制御情報に基づく所定の指示器情報に応じて共振回路の特性を制御するようにしても良い。
【0029】
ここで、送信継続時間検出手段として所定の時定数を持つ積分回路とコンパレータとからなる送信継続時間識別手段を用いることができる。
【0030】
また、連続量で表される操作に対応した情報を検出する連続量検出手段と、該検出された連続量をデジタル値に変換するAD変換手段とを設け、デジタル値に変換された該連続量に応じて前記共振回蹄の特性を順次制御するようにしても良い。
【0031】
この際、前記連続量検出手段が、特性が連続時に変化する素子を含む時定数回路を含み、該時定数によって決定される期間中に共振回路に発生する信号の波の数をカウントすることにより前記連続量を検出するとともに、該時定数回路からの信号の発生を起動条件設定手段における起動条件の一つとして合わせて用いるようにしても良い。
【0032】
さらにまた、共振回路に発生する信号より電源を抽出する電源抽出回路を設けても良い。
【0033】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
[第1の実施の形態の構成]
図3は本発明の位置指示器の第1の実施の形態の構成を示すもので、図中、図1と同一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、11は共振回路、13は電源抽出回路、14は電源用コンデンサ、21,29はコンデンサ、22はスイッチ、23は検波回路、24,26はコンパレータ、25は積分回路、27はCPU、28は抵抗である。
【0034】
コンデンサ21はコンデンサ11bと比べて容量の非常に小さいもので、スイッチ22を介してコンデンサ11bの両端に接続され、該スイッチ22のオン・オフによって共振回路20の共振周波数を僅かに変化させるようになっている。
【0035】
検波回路23及びコンパレータ24は、タブレットから間欠的に送信される電磁波の送信タイミングに応じた信号をCPU27に供給する。積分回路25及びコンパレータ26は、タブレットから送信される電磁波の継続時間が一定以上になった場合に信号を発生してCPU27に供給する。
【0036】
CPU27はROM、RAM及びクロック発生回路を備えた周知のマイクロプロセッサであり、ここでは外部に接続された抵抗28及びコンデンサ29の時定数で決まる周波数のクロックを発生するタイプのものを用いている。
【0037】
一般に、CPUは複数の入出力端子を備えており、これらをROM内に書き込まれるプログラムによって任意に設定することができるようになっており、本実施の形態では、図3に示すようにCPU27に設けられた入出力端子のうち8本を用いている。
【0038】
即ち、P0端子は入力端子として設定してコンパレータ24からの信号を供給している。また、P1端子も入力端子として設定してコンパレータ28からの信号を供給している。P2端子は出力端子として設定してスイッチ22へ接続し、これをオンまたはオフ状態に制御する。P3〜P7の各端子は入力端子として設定してスイッチS1〜S5の操作状態を検出する。なお、CPU27がP3〜P7端子の状態を読む時にはプログラムによってこれらの端子を一時的にプルアップ(内部で抵抗を介して電源電圧に接続)状態としてから読み取る必要がある。
【0039】
ここで、コンデンサ21及びスイッチ22が図1における特性可変回路を構成し、検波回路23、コンパレータ24,26及び積分回路25とともにCPU27における制御が図1におけるクロック起動手段を構成し、抵抗28及びコンデンサ29とともにCPU27内部のクロック発生回路が図1におけるクロック発振回路を構成し、CPU27における制御が図1における共振特性制御回路及び起動条件設定手段を構成する。
【0040】
[第1の実施の形態の動作]
次に、このように構成した第1の実施の形態の動作の概要を説明する。図4は本発明による第1の実施の形態の動作を示すもので、図4においてa〜gは図3において同一記号で示した部分の各信号波形である。
【0041】
位置指示器内に設けられたスイッチS1〜S5に対する操作状態を検出するためタブレットからは従来通り、図4のaに示すようなタイミングで電磁波が送信される。即ち、500μs程度の長い送信の後、100μs程度の送信停止期間をおいて、50μs程度の短い送信及び100μs程度の送信停止期間(タブレットでの受信期間)を繰り返す。この長い送信に続く5回の短い送受信においてスイッチS1〜S5の操作状態をタブレット側で検出する。
【0042】
図5は本実施の形態におけるCPU27の動作フローチャートである。これに基づいて詳しく説明する。
【0043】
図3の位置指示器がタブレット上に置かれるとタブレットからの信号によって共振回路11に信号が発生する。この信号により電源用コンデンサ14が充電され、一定以上の電圧に適するとCPU27は動作を開始する。まず、CPU27はP2端子をローレベル出力に設定して、P0,P1,P3〜P7の各端子を入力に設定する(STEP1)。
【0044】
続いてCPU27はP1端子からの信号の立上りエッジによって動作を起動するように設定して(STEP2)おいてからスリープする(STEP3)。このスリープ状態では図3のクロック信号dは変化せず、電源用コンデンサ14から流出する電流は非常に少なくなっている。この点は本発明の特徴の一つである。
【0045】
次いで、図4に示すようにタブレットから500μs程度の長い送信が行われ、その間にCPU27のP1端子がハイレベルに変化する(STEP4)と、CPU27は動作を開始する(STEP5)。
【0046】
CPU27はまずP3〜P7端子をプルアップ状態にしてスイッチS1〜S5の操作状態を検出し、保存する(STEP6)。なお、S1〜S5の検出が終わると、CPU27は消費電流を抑えるためP3〜P7端子をプルアップを解除する。
【0047】
続いてCPU27は受信回数nを初期化(n=1)する(STEP7)とともに、P0端子からの信号の立上りによってスリープ状態から起動できるように設定しておく(STEP8)。続いてCPU27は発振を停止してスリープ状態とする(STEP9)。
【0048】
次に、図4に示すようにタブレットから50μs程度の短い送信(第1回目)が行われる。
【0049】
この短い送信によってCPU27のP0端子がハイレベルに変化する(STEP10)と、CPU27は動作を開始し(STEP11)、既に検出されているスイッチS1端子の状態に応じてP2端子を制御する(STEP12)。
【0050】
例えば、スイッチS1がオンだった場合にはP2端子がハイレベルとなり、制御用スイッチ22がオン状態となり、共振回路20の共振周波数は通常よりも僅かに低くなる。この周波数の変化はタブレット側でスイッチの操作状態として従来通り検出される。
【0051】
続いて、受信回数nに1を加算する(STEP13)とともに、前記同様にP0端子からの次回の信号の立上りによってスリープ状態から起動できるように設定してから再びスリープ状態とする(STEP8,9)。
【0052】
次いで、タブレットからの2回目の短い送信が行われると、同様にしてCPU27は動作を開始し、スイッチS2の検出結果に応じてP2端子をハイレベルまたはローレベルに制御した後、P0端子からの次回の信号の立上りによってスリープ状態から起動できるように設定してから再びスリープ状態とする。
【0053】
このようにして長い送信に続く5回目の短い送信までにスイッチS1〜S5の操作に応じた情報がタブレットに返信される(STEP8〜13)。
【0054】
続いて、タブレットから6回目の短い送信が行われ、CPU27が動作を開始する(STEP14)と、今度はP2端子をローレベル状態に設定し(STEP15)、さらに次回の起動がP0端子ではなく、P1端子の立上りによって行われるように設定してからスリープするように処理を行う(STEP2,3)。
【0055】
これは全ての操作情報の返信が一通り完了したためで、それ以後はタブレットにおいて位置指示器の座標検出のための送受信が続けて行われるが、CPU27は動作をする必要が無いためである。このような動作は本発明の特徴の一つである。
【0056】
[第1の実施の形態の拡張]
図4ではスイッチS1、S4及びS5が操作されている様子を示している。本実施の形態に用いるタブレットとしては位置指示器の共振周波数の変化を信号位相の変化として検出する構成のものを用いれば良く、例えば特許文献1や特開平8−171448号公報の第2の実施の形態に開示されたような構成のものを用いれば良い。
【0057】
本実施の形態ではCPUの起動及び停止を素早く行うため、図3において抵抗28とコンデンサ29による充放電動作による発振回路を用いている。このような発振回路の具体例としては、例えば図6に示すような構成のものがある。
【0058】
本実施の形態ではS1〜S5に示す5個のスイッチの操作に応じた情報を返信する例を示しているが、5個に限定されるもので無く、また、スイッチ以外の情報、例えば指示器固有のIDコードなどをROM内に格納しておいて、それを順次返信するようにしても良いし、IDコードとスイッチ情報を続けて返信するようにしても良い。
【0059】
[第2の実施の形態]
[第2の実施の形態の構成]
図7は本発明の位置指示器の第2の実施の形態、ここでは位置指示器に対する操作に応じた連続量を検出して返信する例に示すもので、図中、図3と同一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、11は共振回路、13は電源抽出回路、14は電源用コンデンサ、22はスイッチ、23は検波回路、24,26はコンパレータ、25は積分回路、28,32,35は抵抗、29,34はコンデンサ、31はCPU、33は感圧抵抗素子である。
【0060】
CPU31は、第1の実施の形態のCPUと異なり、AD変換機能を備えている。CPU31のAD端子には抵抗32と感圧抵抗素子33によって分圧された電圧が発生し、CPU31はAD端子の電圧を検出することによって、さらにそれを感圧抵抗素子33の抵抗値に応じた値、例えばペンの筆圧レベルなどに変換することができるようになっている。
【0061】
また、本実施の形態ではスイッチ22の制御によって共振回路11の動作を一定期間停止するようにして情報をタブレットに返信している。そのため、本実施の形態ではスイッチ22をオンする期間を一定に設定するためにコンデンサ34と抵抗35による積分回路(時定数回路)を設けている。
【0062】
ここで、スイッチ22が図1における特性可変回路を構成し、検波回路23、コンパレータ24,26及び積分回路25とともにCPU31における制御が図1におけるクロック起動手段を構成し、抵抗28及びコンデンサ29とともにCPU31内部のクロック発生回路が図1におけるクロック発振回路を構成し、CPU31における制御が図1における共振特性制御回路及び起動条件設定手段を構成する。
【0063】
[第2の実施の形態の動作]
次に、このように構成した第2の実施の形態の動作の概要を説明する。図8は本発明による第2の実施の形態の動作を示すもので、図8においてa〜hは図7において同一記号で示した部分の各信号波形であり、これらの端子の動作概要は第1の実施の形態と同様である。但し、信号波形hはコンデンサ34の両端の電圧変化を示すものであり、この信号がCPU31のP3端子に供給されている。
【0064】
操作に応じて感圧抵抗素子33に加えられる圧力をタブレット側で検出するため、タブレットからは第1の実施の形態と同様に図8のaに示すようなタイミングで電磁波が送信される。
【0065】
即ち、500μs程度の長い送信の後、100μs程度の送信停止期間をおいて、50μs程度の短い送信及び100μs程度の送信停止期間(タブレットでの受信期間)を繰り返す。この長い送信に続く8回の短い送受信によって感圧抵抗素子33に加えられた圧力を8ビットの値(D0〜D7)に変換してタブレットに返信している。
【0066】
図9は本実施の形態におけるCPU31の動作フローチャートである。これに基づいて詳しく説明する。
【0067】
図7の位置指示器がタブレット上に置かれるとタブレットからの信号によって共振回路11に信号が発生する。この信号により電源用コンデンサ14が充電され、一定以上の電圧に達するとCPU31は動作を開始する。まず、CPU31はP2端子をローレベル出力に設定し、P0,P1,P3の各端子を入力に設定する(STEP1)。
【0068】
続いてCPU31はP1端子からの信号の立上りエッジによって動作を起動するように設定して(STEP2)おいてからスリープする(STEP3)。このスリープ状態では図7のクロック信号dは変化せず、電源用コンデンサ14から流出する電流は非常に少なくなっている。
【0069】
次いで、図8に示すようにタブレットから500μs程度の長い送信が行われ、その間にCPU31のP1端子がハイレベルに変化する(STEP4)と、CPU31は動作を開始する(STEP5)。
【0070】
CPU31はまずAD端子に加えられた電圧をAD変換する。このAD変換された値はCPU31によって予め決めておいた数値計算または変換テーブルなどによって8ビットのAD値(D0〜D7)に変換して保存しておく(STEP6)。
【0071】
続いてCPU31は受信回数nを初期化(n=0)する(STEP7)とともに、P0端子からの信号の立上りによってスリープ状態から起動できるように設定しておく(STEP8)。続いてCPU31は発振を停止してスリープ状態とする(STEP9)。
【0072】
次に、図8に示すようにタブレットから50μs程度の短い送信(第1回目)が行われる。
【0073】
この短い送信によってCPU31のP0端子がハイレベルに変化する(STEP10)と、CPU31は動作を開始し(STEP11)、既に求められた8ビットデータのうちD0の値によって処理を変える(STEP12)。
【0074】
D0の値が「0」なら受信回数nに1を加算する(STEP13)とともに、STEP8に戻って、P0端子からの次回の信号の立上りによってスリープ状態から起動できるように設定してから再びスリープ状態とする(STEP8、9)。D0の値が「1」ならSTEP8に戻る前に以下のようなSTEP21〜26の処理を行う。
【0075】
まず、P3端子からの信号の立上りによって起動できるように設定しておき(STEP21)、続いてP2端子をハイレベルに設定して(STEP22)からスリープする(STEP23)。ここで、P2端子をハイレベルとすると制御用スイッチ22がオン状態となり、共振回路11はショートされるのでタブレットでは信号が検出されなくなる。P2端子がハイレベルに変化するとコンデンサ34は時間とともに充電され、一定時間が経過するとその電圧はCPU31のP3端子の閾値レベルVthに適する。このP3端子の立上りによってCPU31は動作を開始する(STEP24,25)。CPU32はP2端子をローレベルに戻して(STEP26)、D0が「1」の場合の処理を終了する。この点は本発明の特徴の一つである。
【0076】
ここで、スイッチ22がオンとなる期間は抵抗35とコンデンサ34との時定数によって決定され、本実施の形態では70〜100μs程度としている。これはタブレットからの送信が開始される前にスイッチ22の制御を終了することが好ましいためである。
【0077】
長い送信の後の第1回目の送信によってD0の値を返信する処理が終了したので、次は第2回目の送信によってD1の値を返信するための準備を行う。即ち、P0端子の立上りによって起動できるように設定してから再びスリープ状態とする(STEP8,9)。
【0078】
タブレットからの2回目の短い送信が行われると、同様にしてCPU31は動作を開始して前述したような動作を繰り返し、D1の値に応じてスイッチ22を制御する。
【0079】
このようにして長い送信に続く8回目の短い送信までにデータD0〜D7の値がタブレットに返信される(STEP8〜14)。
【0080】
タブレットからの8回目の短い送信によってD7の値を返信する処理が終わると、今度は次回の起動がP0端子ではなくP1端子の立上りによって行われるように設定してからスリープするように処理を行う(STEP2,3)。
【0081】
これは全ての操作情報の返信が一通り完了したためで、それ以後はタブレットにおいて位置指示器の座標検出のための送受信が続けて行われるが、CPU31は動作をする必要が無いためである。この点は本発明の特徴の一つである。
【0082】
[第2の実施の形態の拡張]
図8では返信するデータが上位から「1,0,0,0,1,1,0,1」であった場合について示しており、その返信は下位(D0)側から行っているが、これを上位側から返信するようにしても良い。
【0083】
本実施の形態では連続量の検出を感圧抵抗素子によって行っているが、他のセンサーを用いても良い。
【0084】
本実施の形態では返信するデータを感圧抵抗素子によって検出された値のみとしているが、スイッチなどを設けてその値を合わせて返信するようにしても良いし、IDコードなどを合わせて返信するようにしても良い。
【0085】
本実施の形態に用いるタブレットとしては位置指示器からの信号の有無によって操作などの情報を信号レベルとして検出する構成のものを用いれば良く、例えば特開平8−171448号公報の第1の実施の形態や特開平8−30374号公報などに開示されたような構成のものを用いれば良い。
【0086】
[第3の実施の形態]
[第3の実施の形態の構成]
図10は本発明の位置指示器の第3の実施の形態、ここではタブレットからの情報によって返信するデータを選択することができる例を示すもので、図中、図7と同一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、11は共振回路、13は電源抽出回路、14は電源用コンデンサ、23は検波回路、24,42,44はコンパレータ、41,43は積分回路、28,35,47,49は抵抗、29,34,50はコンデンサ、45はCPU、46は可変抵抗、48は可変容量コンデンサ、51はダイオードである。
【0087】
図11は本実施の形態の位置指示器の外観を示すもので、61は筆圧を感知するペン先、62は連続的に回転量を調節することのできるダイアルで例えば線の太さや色の濃さなどを調節したい場合などに用いる。63はボタンである。
【0088】
以下、図10における本実施の形態固有の構成について説明する。
【0089】
積分回路41の時定数は積分回路43の時定数と比べて十分大きく設定されている。この積分回路43はコンパレータ24からの信号が立ち下がる際にも少しの時定数を持っており、コンパレータ44からの信号はコンパレータ24の出力の立下りよりも少し送れて立ち下がるようになっている。これは後述するようにCPU45のP0端子の立下りエッジで起動した時にP1端子の値を見ることによってタブレットからの送信継続時間を判定するためである。
【0090】
CPU45の特徴としては、2種類の可変素子とスイッチが接続されており、これらに対する操作を検出できることである。また、CPU45が持つROMの特定領域には位置指示器固有のIDコードが格納されており、これをタブレットに返信することができる。このIDコードは位置指示器の種類や機能を示す固定の値としても良いし、位置指示器1本1本に固有の値を割り当てても良い。
【0091】
図10において、可変抵抗46は回転式のものであり、図11のダイアル62の操作に応じて抵抗値が変わるようになっている。この可変抵抗46と抵抗47との分圧によって発生する電圧がCPU45のAD変換端子(P8)に加えられ、CPU45はこれをデジタル値に変換する。
【0092】
また、可変容量コンデンサ48は筆圧によって容量が変化するものであり、図11のペン先61に加えられる筆圧量に応じて静電容量が変化する周知のものである。この可変容量コンデンサはCPU45のP6端子に接続され、P6端子とP5端子間には抵抗49が接続されている。これらの可変容量コンデンサ48と抵抗49とは時定数回路を構成している。
【0093】
共振回路11からはコンデンサ50を介してタブレットから送信される周波数と同一周波数の信号がCPU45のP9端子に供給されている。CPU45内に設けられたカウンター(タイマー)回路は可変容量コンデンサ48と抵抗49とによる時定数に対応した期間だけP9端子から入力される信号の回数をカウントすることによって可変容量コンデンサ48に加えられた筆圧に対応する値を検出する。これらは特開平7−178572号公報やUSP.5679930などに開示された技術である。
【0094】
[第3の実施の形態の動作]
以上のように構成した第3の実施の形態の動作について説明する。
【0095】
図10の位置指示器がタブレット上に置かれてコンデンサ14の電圧が規定値に達するとCPU45は動作を開始する。CPU45はまず初期設定として次のような処理を行う。P0,P1,P2,P4,P6,P8,P9,P10,P11の各端子を入力に設定する。また、P3端子をハイレベル出力に、P5,P7をローレベル出力に設定する。続いて、P2端子からの信号の立上りによって起動するように設定してスリープする。
【0096】
本実施の形態では位置指示器に対する複数の操作情報やIDコードなどを返信するが、どの情報を返信するかはタブレットから2ビットのデータとして送信される情報(コマンド)に基づいてCPU45は処理するようになっている。即ち、タブレットからのコマンドが[0,0]の場合には可変容量コンデンサ48によって検出される筆圧情報及びスイッチS1,S2に対する操作情報を、[0,1]の場合にはROM内に格納されたIDコードを、[1,0]の場合には可変抵抗46によって検出されるダイアル操作に対する情報を、それぞれ返信する。
【0097】
タブレットから位置指示器に対してコマンドを送信する技術に関しては特許文献3や特開平8−30374号公報などに開示されている。
【0098】
<(a)コマンド[0,1]を受信した場合の動作>
図12はタブレットからのコマンドとして[0,1]の2ビットデータを受信した場合の動作を示したもので、位置指示器内に格納された40ビットのIDコードを返信する。
【0099】
図12においてa〜jは図10において同一記号で示した部分の各信号波形である。タブレットからは約1000μsの長い送信を行う。この長い送信によって、まず時定数の短い方の積分回路43からの出力信号iが立ち上がるが、この時にはCPU45は起動しない。
【0100】
続いて時定数の長い方の積分回路41からの出力信号jが立ち上がる。この信号jの立上りによってCPU45は起動する。CPU45は次回の起動によってタブレットからのコマンドを受信する準備をした後、P0端子からの信号の立ち上がりエッジで起動するように設定してからスリープする。
【0101】
続いて、タブレットからはコマンドの下位ビットに相当する「1」のデータを位置指示器に対して送出するため、約200μsの期間の送信を行う。この送信によってCPU45のP0端子が立ち上がるとCPU45はタブレットからのコマンドの第1ビット目を保存する準備をした後、次回の起動がP0端子の立下りエッジによって行われるように設定してからスリープする。約200μsの送信が終了してP0端子からの信号が立ち下がるとCPU45は起動する。この時、P1端子は図12に示すようにハイレベルとなっているので、タブレットからのコマンドの第1ビット目を「1」としてCPU45は保存する。
【0102】
続いて、タブレットからはコマンドの上位ビットに相当する「0」のデータを位置指示器に対して送出するため、約50μsの短い送信を行う。この送信によってCPU45のP0端子が立ち上がると、CPU45はタブレットからのコマンドの第2ビット目を保存する準備をした後、次回の起動がP0端子の立下りエッジによって行われるように設定してからスリープする。約50μsの短い送信が終了してP0端子からの信号が立ち下がるとCPU45は起動する。この時、P1端子は図12に示すようにローレベルとなっているので、タブレットからのコマンドの第2ビット目を「0」としてCPU45は保存する。
【0103】
このようにしてCPU45はタブレットからのコマンドを[0,1]として検出したので、以後はコマンドを[0,1]に対応するデータである40ビットのIDコードを順次返信するための準備をして後、次回の起動がP0端子の立上りエッジによって行われるように設定してからスリープする。
【0104】
タブレットからは位置指示器のIDコードの第1ビット目のデータを検出するため、約50μsの短い送信が行われる。この送信によってCPU45のP0端子が立ち上がるとCPU45は起動する。この時、IDコードの第1ビット目の値によって処理が異なる。
【0105】
IDコードの第1ビット目が「0」の場合は、CPU45は次回の起動がP0端子の立上りエッジによって行われるように設定してからスリープする。
【0106】
IDコードの第1ビット目が「1」の場合は、CPU45はP3端子をローレベルに設定し、次回の起動がP4端子の立下りエッジによって行われるように設定してからスリープする。P3端子がローレベルになるとコンデンサ34に蓄えられた電荷が抵抗35によって放電されるため、所定時間経過した後にCPU45のP4端子はしきい値レベルVthに達する。これによってCPU45は起動する。CPU45はP3端子をハイレベルに戻してから次回の起動がP0端子の立上がりエッジによって行われるように設定してからスリープする。
【0107】
続いてタブレットからは位置指示器のIDコードの第2ビット目のデータを検出するため、約50μsの短い送信を行う。この時も前述したように返信するデータに応じて第1ビット目の時と同様な処理を行う。図12ではIDコードの第1ビット目が「0」、第2ビット目が「1」の場合について動作波形を示している。
【0108】
前述したように「1」のデータを返信するためにP3端子をローレベルにすると、共振回路11に発生した信号の正の半サイクルがダイオード51を介してCPU45のP3端子に吸収され消滅する。共振回路11に発生した信号の正の半サイクルが無くなると、共振回路の特性によって負の半サイクルも消滅する。従ってタブレットでは50μsの送信の後に信号が検出されなくなるので、返信データが「1」であることが検出される。
【0109】
ここで、共振回路を制御する期間は抵抗35とコンデンサ34とによる時定数によって決定され、本実施の形態においても第2の実施の形態と同様に70〜100μs程度とするのが好ましい。
【0110】
タブレットからの2ビットのコマンド送信に続いて40回目の送信が開始されると、同様にしてIDコードの最終ビットデータを返信するが、この時は次回の起動がP0端子ではなく、P2端子の立上りによって行われるように設定してからスリープする。これは全てのIDデータの返信が完了したためで、それ以後はタブレットにおいて位置指示器の座標検出のための送受信が続けて行われるが、CPU45は動作をする必要が無いためである。
【0111】
<(b)コマンド[1,0]を受信した場合の動作>
図13はタブレットからのコマンドとして[1,0]の2ビットデータを受信した場合の動作を示したもので、可変抵抗46によって検出されるダイアル操作に対する情報を返信する。
【0112】
図13においてa〜kは図10において同一記号で示した部分の各信号波形である。この図において、2ビットのコマンドを受信するまでの動作は前述したコマンド[0,1]を受信した場合の動作と同様である。CPU45はタブレットからのコマンド[1,0]を保存すると、次回の起動がP0端子の立上りによって行われるように設定してスリープする。
【0113】
タブレットからのコマンドが[1,0]であったので、タブレットからは続いて約200μsの送信が行われるものとする。この200μsの送信は前述したようなコマンドとしての「1」を示すものではなく、CPU45がAD変換を行うのに十分な時間として200μsの送信期間を設けている。この200μsの送信が開始されるとP0端子が立上り、CPU45は起動する。続いてCPU45はP7端子をハイレベルに設定する。続いてCPU45はP8端子に加えられている電圧値をAD変換する。AD変換が終了するとCPU45はP7端子をローレベルに戻す。CPU45はこのAD変換結果をさらにダイアル62の操作に対応した値として8ビットのデータに変換して保存する。
【0114】
ここでの200μsの送信を行うのは、AD変換動作によってコンデンサ14の両端の電圧が低下するのを抑えるためのものでもあり、この送信は無くても良い。即ち、タブレットからのコマンドが[1,0]であったことが分かった時点で直ちにAD変換を行うようにしても良い。
【0115】
CPU45はダイアル62の操作に対応した8ビットデータを保存すると、次回の起動がP0端子の立上りエッジによって行われるように設定してからスリープする。
【0116】
続いて、タブレットからはダイアル62の操作に対応した8ビットデータを検出するため、約50μsの短い送信を8回繰り返して行う。この時の動作は前述したIDコードの返信の場合と全く同様に行われる。
【0117】
この8回目の送信が開始されると前記8ビットデータの最終データを返信するが、この時は次回の起動がP0端子ではなくP2端子の立上りによって行われるように設定してからスリープする。これは8ビットデータの返信が完了したためで、それ以後はタブレットにおいて位置指示器の座標検出のための送受信が続けて行われるが、CPU45は動作をする必要が無いためである。
【0118】
(c)コマンド[0,0]を受信した場合の動作
図14はタブレットからのコマンドとして[0,0]の2ビットデータを受信した場合の動作を示したもので、可変容量コンデンサ48によって検出される筆圧情報及びスイッチS1,S2に対する操作情報を返信する。
【0119】
図14においてa〜mは図10において同一記号で示した部分の各信号波形である。この図において、2ビットのコマンドを受信するまでの動作は前述した場合と同様である。CPU45はタブレットからのコマンド[0,0]を保存すると、次回の起動がP0端子の立上りによって行われるように設定してスリープする。
【0120】
タブレットからのコマンドが[0,0]であったので、タブレットからは続いて約500μsの送信が行われるものとする。この500μsの送信は可変コンデンサ48と抵抗49とによる充電時間を検出することにより可変容量コンデンサ48に加えられる筆圧を以下に説明するようにして検出するためのものである。
【0121】
この500μsの送信が開始されると、P0端子の信号が立ち上がるのでCPU45は起動する。CPU45は内蔵しているカウンター(タイマー)回路をP9端子から入力される高周波信号によって動作するように起動する。さらに、CPU45は可変容量コンデンサ48と抵抗49とによる充電時間を検出するために、P5端子をハイレベルに設定する。CPU45は次回の起動がP6端子からの信号の立上りによって行われるように設定してスリープする。ここで、CPU45のカウンター回路はスリープ期間においてもP9端子からの高周波信号をカウントすることができるように構成されているものとする。
【0122】
可変容量コンデンサ48の電圧がP8端子の閾値電圧Vthに達するとCPU45は起動する。CPU45は直ちに前述したカウンター(タイマー)回路の動作を停止して、カウントされた値を保存する。この値は可変容量コンデンサ48の値に対応した時間の長さ、即ち筆圧値を示すものである。CPU45はこの値を8ビットで表される筆圧データに変換して保存する。続いてCPU45はP5端子をローレベルに設定してから、次回の起動がP0端子の立上りによって行われるように設定してスリープする。
【0123】
本実施の形態において可変容量コンデンサ48と抵抗49とによる充電時間を検出している期間中もCPU45をスリープ状態としているのは消費電流を抑えるためであり、本発明の特徴の一つである。
【0124】
CPU45は50μsの短い送信を継続して10回行い、前述した例と同様にして8ビットの筆圧データに続いて2ビットのスイッチデータを返信する動作を行う。図14では筆圧データが「1,0,1,1,0,0,1,0」でスイッチデータが「1,0」の場合について示している。
【0125】
最後のデータを検出するための送信が開始されると、CPU45は最後のデータであるスイッチS2の状態を返信するが、この時は次回の起動がP0端子ではなく、P2端子の立上りによって行われるように設定してからスリープする。これは全てのデータの返信が完了したためで、それ以後はタブレットにおいて位置指示器の座標検出のための送受信が続けて行われるが、CPU45は動作をする必要が無いためである。
【0126】
[第3の実施の形態の拡張]
本実施の形態では1000μsの長い送信に続いて2ビットのコマンドを送信するようにしているが、これを逆にしても良い。その場合、CPU45の最初の起動がP2端子ではなく、P1端子からの信号の立上りによってなされるようにしておけば良い。
【0127】
また、タブレットからのコマンドは2ビットに限らずもっと長くして返信する情報の種類を増やすこともできる。
【0128】
本実施の形態では可変容量コンデンサ48と抵抗49とによる充電時間を検出するために共振回路に発生する信号の波の数をカウントしているが、この技術は特開平7−176672号公報(USP.5679930)に開示された技術である。ここでの時間検出を共振回路に発生する信号ではなく、CPU45が発生するクロックによって行っても良い。その場合はこの検出期間中はスリープしないようにすれば良い。
【0129】
本実施の形態では、共振回路の信号をオンまたはオフ状態に制御することによって返信する情報は全て「0」または「1」で示される値のみとしているが、共振回路の特性を特定のタイミングに連続的に変えるような構成としても良い。
【0130】
本実施の形態では、タブレットからのコマンドの使い方として返信する情報を選択しているのみであるが、特開平8−30374号公報(USP.5644108)などに開示されたように位置指示器の回転情報を検出するための制御に用いても良い。
【0131】
本実施の形態に用いるタブレットとしては位置指示器からの信号の有無によって操作などの情報を信号レベルとして検出する構成のものを用いれば良く、例えば特開平8−171448号公報(USP.8898136)の第1の実施の形態や特開平8−30374号公報(USP.5644108)などに開示されたような構成のものを用いれば良い。
【0132】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、共振特性制御回路を動作させる必要のある期間のみクロック発振回路を起動状態とし、それ以外の期間は停止状態とすることができるため、停止状態の期間の分、消費電力を削減でき、これによってタブレットからの送信パワーを少なくしても電池レスのままで動作可能とすることができる。
【0133】
また、この際、共振特性制御回路として、ROM、RAM及びクロック発振回路を含み、予め作成してROM内部に書き込まれたプログラムに基づいて動作するマイクロプロセッサ(CPU)を用いれば、位置指示器の機能や返信するデータ量などはプログラムを変更することによって極めて容易に変更することが可能となり、多種の用途に応じた位置指示器を短期間でしかも少ない設計費用で柔軟に対応して製品化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置指示器の基本的な構成を示す図
【図2】本発明の位置指示器の基本的な動作を示す波形図
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す構成図
【図4】第1の実施の形態の動作を示す波形図
【図5】第1の実施の形態における動作を示すフローチャート
【図6】クロック発振回路の具体例を示す図
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す構成図
【図8】第2の実施の形態の動作を示す波形図
【図9】第2の実施の形態における動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す構成図
【図11】第3の実施の形態における外観図
【図12】第3の実施の形態でコマンド[0,1]を受信した場合の動作を示す波形図
【図13】第3の実施の形態でコマンド[1,0]を受信した場合の動作を示す波形図
【図14】第3の実施の形態でコマンド[0,0]を受信した場合の動作を示す波形図
【符号の説明】
11:共振回路、11a:コイル、11b,21,29,34,50:コンデンサ、12:特性可変回路、13:電源抽出回路、14:電源用コンデンサ、15:クロック起動手段、16:クロック発振回路、17:共振特性制御回路、18:起動条件設定手段、22,S1〜S5:スイッチ、23:検波回路、24,26,42,44:コンパレータ、25,41,43:積分回路、27,31,45:CPU、28,32,35,47,49:抵抗、33:感圧抵抗素子、46:可変抵抗、48:可変容量コンデンサ、51:ダイオード、61:ペン先、62:ダイアル、63:ボタン。
Claims (10)
- 共振回路と、
指示器情報に対応して前記共振回路の特性をタブレットから間欠的に送信される電磁波に同期したタイミングにて制御することで前記指示器情報を前記タブレットに送信するための共振特性制御回路と、
前記共振特性制御回路を駆動するためのクロック信号を発生させるためのクロック発振回路と、
前記クロック発振回路の起動条件を設定するための起動条件設定手段と、
前記起動条件設定手段に設定された起動条件に対応した信号が前記共振回路に発生した場合に前記クロック発振回路を起動させるためのクロック起動手段とを備えることで、
前記共振特性制御回路は、前記クロック起動手段からの信号に対応して、起動もしくはスリープ状態に設定される
ことを特徴とする位置指示器。 - クロック発振回路としてコンデンサの充放電動作に基づくクロック発振回路を備え、該充放電動作を前記クロック起動手段により起動または停止状態に制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の位置指示器。
- タブレットからの電磁波が間欠的に送信される際の送信回数をカウントする送信回数カウント手段を設け、
該送信回数カウント手段によりカウントされた値が所定値となった時に共振特性制御回路により指示器情報中の特定の情報に応じて前記共振回路の特性を制御するようにした
ことを特徴とする請求項1または2記載の位置指示器。 - 共振特性制御回路により制御する期間を設定するための時定数回路を設け、
該時定数回路からの信号の発生を起動条件設定手段における起動条件の一つとして合わせて用いる
ことを特徴とする請求項3記載の位置指示器。 - タブレットから少なくとも2種類の継続時間をもって間欠的に放射される電磁波を受信して、第1の継続時間をもって送信される電磁波を受信した時を起点として前記電磁波が第2の継続時間をもって繰り返し送信される回数をカウントするようにしたことを特徴とする請求項3または4記載の位置指示器。
- 位置指示器に対する制御情報を含み少なくとも2種類の継続時間をもってタブレットから間欠的に送信される電磁波を受信して、該電磁波の送信継続時間を検出する送信継続時間検出手段と、
該検出した送信継続時間もしくはその組み合わせによってタブレットより送出された前記制御情報を抽出する制御情報抽出手段とを設け、
該抽出された制御情報に基づく所定の指示器情報に応じて前記共振回路の特性を制御するようにした
ことを特徴とする請求項3または4記載の位置指示器。 - 送信継続時間検出手段として所定の時定数を持つ積分回路とコンパレータとからなる送信継続時間識別手段を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の位置指示器。
- 連続量で表される操作に対応した情報を検出する連続量検出手段と、
該検出された連続量をデジタル値に変換するAD変換手段とを設け、
デジタル値に変換された該連続量に応じて前記共振回路の特性を順次制御するようにした
ことを特徴とする請求項3乃至7いずれか記載の位置指示器。 - 前記連続量検出手段が、特性が連続的に変化する素子を含む時定数回路を含み、該時定数によって決定される期間中に共振回路に発生する信号の波の数をカウントすることにより前記連続量を検出するとともに、
該時定数回路からの信号の発生を起動条件設定手段における起動条件の一つとして合わせて用いる
ことを特徴とする請求項8記載の位置指示器。 - 共振回路に発生する信号より電源を抽出する電源抽出回路を設けたことを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の位置指示器。
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