JP2005165420A - 記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記憶装置の大型化、及び記憶装置のコスト上昇を招来すること無しに、高い信頼性の下でキャッシュメモリに保持されているデータの保全を行うことができるようにする。
【解決手段】 ホスト用プロセッサ21、ディスク用プロセッサ33が、停電発生を認識すると、バッテリモジュール7からのDC電力の供給により、記憶装置1の動作を1分程度継続させる。停電発生から1分後、プロセッサ21は記憶装置1とホストとの接続を遮断する。SW25をOFFにする。キャッシュメモリ11に書き込まれたデータが、プロセッサ33によりHDD15に書き込まれる。この処理の終了後、ディスクI/F13のSW37、HDD15のSW47をOFFにする。バッテリモジュール7からのDC電力の供給をキャッシュメモリ11だけに行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置から受領したデータを保存するディスク駆動装置と、上記ディスク駆動装置に保存されるデータを一時的に保持するキャシュメモリと、を有する記憶装置のバックアップ技術に関する。
従来、記憶容量の大きなキャッシュメモリを確実にバックアップするための手段として、必要最小限の定格出力容量を持つ無停電電源装置を用いる構成のディスクアレイ装置が提案されている。この提案では、キャッシュメモリを有するディスクアレイ制御装置によって管理される複数のアレイのうちの、任意のアレイを構成する複数のHDD(ハード・ディスク・ドライバ)に、ユーザデータ領域と区別して別領域のライトキャッシュ退避領域が形成される。そして、停電発生時に、キャッシュメモリの内容がHDDのライトキャッシュ退避領域に一括書込みされるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2000-357059号公報
ところで、ハードディスク記憶装置(以下、「記憶装置」と表記する)は、その上位装置であるホストコンピュータ(以下、「ホスト」と表記する)からのアクセスに対して高速で応答するために、例えば揮発性のDRAM等のキャッシュメモリを保有している。これにより、ホストから記憶装置に転送されるデータは、HDDに書き込まれる前に、一旦キャッシュメモリに書き込まれ、キャッシュメモリに保持される。この時点で、記憶装置はホストに対しデータ書き込みが完了した旨の報告をすることで、ホストに対する高速での応答を確保している。
一方、最近のIT環境下でのダウンサイジングやオープン化等の動きにより、上記構成の記憶装置においても、停電が頻発するような環境下で使用されることが多くなっている。そのため、停電が発生した場合の、揮発性キャッシュメモリに保持されているデータの保全対策が重要になってきている。このようなデータの保全対策としては、以下に説明する2つの方法が一般的である。
第1の方法は、停電が発生した場合に、バックアップ電源から数分という短い時間だけ記憶装置に大電力を供給して、記憶装置を継続的に駆動させ、キャッシュメモリが保持しているデータをHDDに転送してHDDに書き込ませるものである。しかし、この方法は、記憶装置内部における上記データの転送処理や、上記データのHDDへの書き込み処理に関連する回路構成が複雑であることや、上記処理の実行に多数のデバイスを必要とすることから、キャッシュメモリが保持しているデータをHDDに完全に書き切れない場合が生じ、それによってキャッシュメモリに保持されているデータを喪失する虞があるという問題がある。
第2の方法は、停電が発生した場合に、バックアップ電源から数日間という比較的長い時間に亘りキャッシュメモリだけに小電力を供給することによってキャッシュメモリだけをバックアップするものである。しかし、この方法は、駆動するデバイスが少なくて済むために高信頼であるという利点はあるものの、キャッシュメモリが保持しているデータの保全期間が、バックアップ電源であるバッテリモジュールの容量に見合った期間しかバックアップ電源から電力を供給できないので、バックアップが可能な期間はやはり有限である。
よって、上記2つの方法のうちの何れを選択しても、キャッシュメモリに保持されているデータを完全に保全するのは困難であるが、上記第1、第2の方法の双方を採用しようとすると、記憶装置に搭載するバッテリモジュールが大型化するために、それによって記憶装置が大型化するだけでなく、装置コストが上昇するという問題が生じる。
従って本発明の目的は、ストレージ装置とキャッシュメモリとを備える記憶装置において、装置の大型化、及び装置コストの上昇を招来すること無しに、高い信頼性の下でキャッシュメモリに保持されているデータの保全を行うことができるようにすることにある。
本発明の第1の観点に従う記憶装置は、情報処理装置から受領したデータを保存するディスク駆動装置と、上記ディスク駆動装置に保存されるデータを一時的に保持するキャシュメモリと、を有するものであって、上記記憶装置は、少なくとも上記ディスク駆動装置と上記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部をバックアップするためのバックアップ電源と、電源からの給電の状態をチェックする停電検知部と、を有し、上記停電検知部が停電を検知してから第1の期間は、上記バックアップ電源からの出力電力を上記ディスク駆動装置と上記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部に分配供給し、上記第1の期間が経過した後は、上記キャッシュメモリ以外に分配供給されていた電力を上記キャッシュメモリに供給するバックアップ電源供給制御部と、を備える。
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記停電検知部が、上記情報処理装置からのデータを受け付けて上記キャッシュメモリに書き込むデータ受付部、及び上記キャッシュメモリに記憶されているデータを上記ディスク駆動装置へ転送するデータ転送部に夫々設けられており、上記各停電検知部は、上記データ受付部における上記電源からの給電の状態、及び上記データ転送部における上記電源からの状態を夫々チェックして、そのチェック結果を相互に通知することにより停電を検知するようにしている。
上記とは別の実施形態では、上記停電検知部が停電を検知してから上記第1の期間よりも短い第2の期間が経過するまでの間は、上記データ受付部が、上記情報処理装置からのデータを受け付けて上記キャシュメモリに書き込む動作を継続するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記バックアップ電源供給制御部が、上記第2の期間が経過してから上記第1の期間が経過するまでの間は、上記バックアップ電源からの出力電力を上記キャッシュメモリからの上記データを上記ディスク駆動装置に転送するのに必要なデバイスのみに分配供給するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記ディスク駆動装置及び/又は上記キャッシュメモリの状態を夫々監視する状態監視部を備え、上記状態監視部が、上記監視結果に基づいて上記第2の期間が経過してから上記第1の期間が経過するまでの間に上記キャッシュメモリから転送されるデータの上記ディスク駆動装置への書き込みが完了しないと判断した場合には、上記第1の期間が経過する前であっても、上記バックアップ電源供給制御部が上記キャッシュメモリ以外に分配供給されていた電力を上記キャッシュメモリに供給するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記記バックアップ電源からの出力電力を上記キャッシュメモリにのみ供給するための専用の給電線路を備え、上記専用の給電線路が、上記バックアップ電源と上記キャッシュメモリとの間を常時電気的に接続しているスイッチング部を持つ。
また、上記とは別の実施形態では、上記バックアップ電源が、電源の正常時に電源から交流/直流変換部を通じて供給される直流電流によって充電される複数個の蓄電池の直列体から成り、これら複数個の蓄電池が、ニッケル水素電池である。
また、上記とは別の実施形態では、上記バックアップ電源が、上記複数個のニッケル水素電池の状態を監視することによって、上記電源から上記複数個のニッケル水素電池への充電時に生じる電圧変動、及び上記複数個のニッケル水素電池の内部抵抗の変動が、夫々許容範囲内に収まっているかどうかチェックする蓄電池監視部を備える。
更に、上記とは別の実施形態では、上記バックアップ電源が、記憶装置の電源入力端子に外付けされる無停電電源装置であり、上記バックアップ電源供給制御部が、停電発生時に、上記キャッシュメモリから転送されるデータの上記ディスク駆動装置への書き込みが完了した場合には、上記キャッシュメモリに対して優先的に上記無停電電源からの出力電力を供給するようにしている。
本発明の第2の観点に従う記憶装置は、情報処理装置から受領したデータを保存するディスク駆動装置と、上記ディスク駆動装置に保存されるデータを一時的に保持するキャシュメモリと、を有するものであって、上記記憶装置は、少なくとも上記ディスク駆動装置と上記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部をバックアップするためのバックアップ電源と、電源からの給電の状態をチェックする停電検知部と、上記停電検知部が停電を検知してから第1の期間は、上記バックアップ電源からの出力電力を上記ディスク駆動装置と上記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部に分配供給し、上記第1の期間が経過した後は、上記キャッシュメモリ以外に分配供給されていた電力を上記キャッシュメモリに供給するバックアップ電源供給制御部と、上記ディスク駆動装置及び/又は上記キャッシュメモリの状態を夫々監視する状態監視部と、上記バックアップ電源からの出力電力を上記キャッシュメモリにのみ供給するための専用の給電線路であって、上記バックアップ電源と上記キャッシュメモリとの間を常時電気的に接続しているスイッチング部を持つ上記専用の給電線路と、を備え、上記停電検知部が、上記情報処理装置からのデータを受け付けて上記キャッシュメモリに書き込むデータ受付部、及び上記キャッシュメモリに記憶されているデータを上記ディスク駆動装置へ転送するデータ転送部に夫々設けられていて、上記各停電検知部は、上記データ受付部における上記電源からの給電の状態、及び上記データ転送部における上記電源からの給電の状態を夫々チェックして、そのチェック結果を相互に通知することにより停電を検知するようになっていると共に、上記停電検知部が停電を検知してから上記第1の期間よりも短い第2の期間が経過するまでの間は、上記データ受付部が、上記情報処理装置からのデータを受け付けて上記キャシュメモリに書き込む動作を継続するようになっており、上記バックアップ電源供給制御部が、上記第2の期間が経過してから上記第1の期間が経過するまでの間は、上記バックアップ電源からの出力電力を上記キャッシュメモリからの上記データを上記ディスク駆動装置に転送するのに必要なデバイスのみに分配供給するようになっており、上記状態監視部が、上記監視結果に基づいて上記第2の期間が経過してから上記第1の期間が経過するまでの間に上記キャッシュメモリから転送されるデータの上記ディスク駆動装置への書き込みが完了しないと判断した場合には、上記第1の期間が経過する前であっても、上記バックアップ電源供給制御部が上記キャシュメモリ以外に分配供給されていた電力を、上記キャッシュメモリに供給するようになっている。
本発明によれば、ストレージ装置とキャッシュメモリとを備える記憶装置において、装置の大型化、及び装置コストの上昇を招来すること無しに、高い信頼性の下でキャッシュメモリに保持されているデータの保全を行うことができるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶装置の全体構成を示すブロック図である。
図1において、記憶装置1は、複数(図1では2個のみ図示)のAC入力(以下、「商用電源入力部」と表記する)3、3と、複数(図1では2個のみ図示)のAC/DC(以下、「交流/直流変換器」と表記する)5、5と、複数のバッテリモジュール7〜7とを備える。記憶装置1は、上記構成に加えて、複数のホスト・インタフェース(以下、「ホストI/F」と表記する)9〜9と、複数のキャッシュメモリ11〜11をも備える。記憶装置1は、上記構成に加えて更に、複数のディスク・インタフェース(以下、「ディスクI/F」と表記する)13〜13と、複数のハード・ディスク・ドライバ(以下、「HDD」と表記する)15〜15をも備える。
本実施形態では、商用電源入力部(3、3)は、図1に示すように、例えば2個備えられており、そのため各商用電源入力部(3、3)を通じて商用電源からの交流電力が供給される交流/直流変換器についても、符号5、5で示すように、商用電源入力部(3、3)に対応して2個備えられている。
本実施形態において、記憶装置1が、商用電源入力部(3、3)、及び交流/直流変換器(5、5)を、夫々2個ずつ備えることにした理由の一つは、記憶装置(1)として、商用電源入力部(3、3)を2個持つのが一般的であることである。上記と別の理由は、何らかの原因によって、一方の商用電源入力部(3、又は3)からの商用電源の入力が停止した場合や、一方の交流/直流変換器(5、又は5)の駆動が停止した場合でも、記憶装置1の駆動を継続させることができるようにするためである。
各交流/直流変換器(5、5)は、各々が直流電力供給パス(以下、「DC電力供給パス」と表記する)17に対して並列に接続されている。各交流/直流変換器(5、5)は、夫々に対応する商用電源入力部(3、3)を通じて商用電源から供給される交流電力を所定の直流電力(以下、「DC電力」と表記する)に変換して、該DC電力をDC電力供給パス17に出力する。
DC電力供給パス17は、HDD15〜15、ディスクI/F13〜13、バッテリモジュール7〜7、キャッシュメモリ11〜11、及びホストI/F9〜9に夫々接続されており、各交流/直流変換器(5、5)から出力されるDC電力を、上記各部の駆動電力として上記各部に供給する。
各バッテリモジュール(7〜7)、各ホストI/F(9〜9)、各キャッシュメモリ(11〜11)、各ディスクI/F(13〜13)、及び各HDD(15〜15)は、何れも構成が同一である。よって、以下では、バッテリモジュールについては、バッテリモジュール7のみを、ホストI/Fについては、ホストI/F9のみを、キャッシュメモリについては、キャッシュメモリ11のみを、ディスクI/Fについては、ディスクI/F13のみを、HDDについては、HDD15のみを、夫々説明し、残りについては説明を省略する。
ホストI/F9は、ホストI/Fケーブル19を通じて記憶装置1の上位装置であるホストコンピュータ(以下、「ホスト」と表記する)(図示しない)に接続されており、ホスト用プロセッサ21と、電圧検出部23と、スイッチ(以下、「SW」と表記する)25とを備える。
SW25は、例えばホスト用プロセッサ21の制御下で、ON/OFF動作を行うことにより、DC電力供給パス17を通じたホストI/F9へのDC電力の供給を断/続制御する。電圧検出部23は、DC電力供給パス17の電圧を定期的に(所定の周期で)、又は適宜検出して、電圧検出信号をホスト用プロセッサ21に出力する。
ホスト用プロセッサ21は、電圧検出部23からの電圧検出信号を定期的に(所定の周期で)、又は適宜読み込んで、該電圧検出信号が正常値かどうかチェックする処理を実行する。ホスト用プロセッサ21は、該チェックの結果、該電圧検出信号が正常値であると判断した場合に、ホストI/Fケーブル19を通じてホスト(図示しない)から伝送されるデータを記憶装置1内に保存するデータライト動作として、該データを、内部データ転送パス27を通じて(所定の)キャッシュメモリ11に書き込む処理を実行する。
ホスト用プロセッサ21は、上記チェックの結果、上記電圧検出信号が電圧低下を示していることを認識すると、バッテリモジュール制御パス29を通じてディスクI/F13のディスク用プロセッサ33との間で通信を行うことにより、記憶装置1全体に係わる停電なのか、それとも例えばホストI/F9に故障が生じた(個別故障)ことによる停電(電圧低下)なのかを判断する処理を実行する。ホスト用プロセッサ21は、(商用電源が)停電している(即ち、記憶装置1全体に係わる停電)と判断した場合は勿論、例えばホストI/F9に故障が生じた(個別故障)ことによる停電(電圧低下)と判断した場合であっても必要と判断したときには、ホストI/Fケーブル19を通じたホスト(図示しない)からのデータ伝送を遮断する処理を実行する。ホスト用プロセッサ21は、上記処理と共に、SW25をOFFにする処理と、バッテリモジュール制御パス29を通じてバッテリモジュール7のSW39のON状態にあるDC電力供給パス17側の接点をOFFにする処理とを実行する。なお、残りのホストI/F9〜9のホスト用プロセッサ(図示しない)についても、ホスト用プロセッサ21と同様の処理を実行する。
キャッシュメモリ11は、DC電力供給パス17からのDC電力の供給を受けると共に、メモリ電力供給パス41を通じたバッテリモジュール7側からのDC電力の供給をも受けるOR(以下、「キャッシュメモリ給電オア回路」と表記する)31を備える。キャッシュメモリ11は、(商用電源の)正常時には、キャッシュメモリ給電オア回路31、及びDC電力供給パス17を通じて交流/直流変換器(5、5)から供給されるDC電力を受けて駆動し、(商用電源の)停電時には、キャッシュメモリ給電オア回路31、及びメモリ電力供給パス41を通じてバッテリモジュール7から供給されるDC電力を受けて駆動する。なお、残りのキャッシュメモリ11〜11についても、キャッシュメモリ11と同様である。
キャッシュメモリ11〜11は、各キャッシュメモリ(11〜11)そのものが、故障した場合のフォルトトレラントのために、通常、二重化されている。
ディスクI/F13は、内部データ転送パス43を通じてキャッシュメモリ11に、また、HDD転送パス45を通じてHDD15に、夫々接続されており、ディスク用プロセッサ33と、電圧検出部35と、スイッチ(以下、「SW」と表記する)37とを備える。残りのディスクI/F(13〜13)についても、ディスクI/F13と同様である。
SW37は、例えばディスク用プロセッサ33の制御下で、ON/OFF動作を行うことにより、DC電力供給パス17を通じたディスクI/F13へのDC電力の供給を断/続制御する。電圧検出部35は、DC電力供給パス17の電圧を定期的に(所定の周期で)、又は適宜検出して、電圧検出信号をディスク用プロセッサ33に出力する。
ディスク用プロセッサ33は、電圧検出部35からの電圧検出信号を定期的に(所定の周期で)、又は適宜読み込んで、該電圧検出信号が正常値かどうかチェックする処理を実行する。ディスク用プロセッサ33は、該チェックの結果、該電圧検出信号が正常値であると判断した場合に、内部データ転送パス27を通じて(所定の)キャッシュメモリ11に書き込まれているデータを読み出して、該データを、HDD転送パス45を通じてHDD15の所定位置に書き込む処理を実行する。
ディスク用プロセッサ33は、上記チェックの結果、上記電圧検出信号が電圧低下を示していることを認識すると、バッテリモジュール制御パス29を通じてホストI/F9のホスト用プロセッサ21との間で通信を行うことにより、記憶装置1全体に係わる停電なのか、それとも例えばディスクI/F13に故障が生じた(個別故障)ことによる停電(電圧低下)なのかを判断する処理を実行する。ディスク用プロセッサ33は、(商用電源が)停電している(即ち、記憶装置1全体に係わる停電)と判断した場合は勿論、例えばディスクI/F13に故障が生じた(個別故障)ことによる停電(電圧低下)と判断した場合であっても必要と判断したときには、SW37をOFFにする処理やバッテリモジュール制御パス29を通じてHDD15のSW47をOFFにする処理を実行する。
これらの処理と共に、ディスク用プロセッサ33は、キャッシュメモリ11の状態を、例えば内部データ転送パス43を通じて監視する処理と、HDD15の状態を、例えばHDD転送パス45を通じて監視する処理とを実行する。そして、必要と判断した場合には、キャッシュメモリ11に書き込まれているデータを、内部データ転送パス43を通じて読み出して、HDD転送パス45を通じてHDD15の所定位置に書き込む処理を中止する。
HDD15は、スイッチ(以下、「SW」と表記する)47を通じてDC電力供給パス17からのDC電力の供給を受けて駆動し、ディスク用プロセッサ33によってキャッシュメモリ11から内部データ転送パス43を通じて読み出され、HDD転送パス45を通じて転送されるデータを記憶する。なお、残りのHDD15〜15についても、HDD15と同様である。
バッテリモジュール7は、DC電力供給パス17側の接点と、メモリ電力供給パス41側の接点とを持つSW39を備え、SW39のDC電力供給パス17側の接点、及びDC電力供給パス17を通じてホストI/F9(〜9)、キャッシュメモリ11(〜11)、ディスクI/F13(〜13)、HDD15(〜15)、及び交流/直流変換器(5、5)に夫々接続されている。バッテリモジュール7は、キャッシュメモリ11(〜11)に対して、SW39のメモリ電力供給パス41側の接点、及びメモリ電力供給パス41によっても接続されている。
バッテリモジュール7は、(商用電源の)正常時には、DC電力供給パス17を通じて交流/直流変換器(5、5)から供給されるDC電流によって充電される。これに対して、(商用電源の)停電時には、交流/直流変換器(5、5)からのバッテリモジュール7に対するDC電流の供給が途絶えるため、SW39のDC電力供給パス17側の接点が開いていなければ、(商用電源の)正常時にバッテリモジュール7に蓄積された電荷が、DC電力として該DC電力供給パス17側の接点、及びDC電力供給パス17を通じてホストI/F9(〜9)、キャッシュメモリ11(〜11)、ディスクI/F13(〜13)、HDD15(〜15)に供給ざれる。
(商用電源の)停電時に、バッテリモジュール制御パス29を通じてホスト用プロセッサ21、又はディスク用プロセッサ33から出力される制御信号によってSW39のDC電力供給パス17側の接点が開くと、(商用電源の)正常時にバッテリモジュール7に蓄積された電荷が、DC電力として、SW39の閉じているメモリ電力供給パス41側の接点、及びメモリ電力供給パス41を通じてキャッシュメモリ11のみに供給されることになる。なお、残りのバッテリモジュール(〜7)についても、バッテリモジュール7と同様である。
本実施形態では、バッテリモジュール7〜7は、記憶装置1のハードウエア構成に応じて、スケーラブルに追加することができるように、バッテリ(蓄電池)容量が分配されている。その理由は、高価なバッテリ(蓄電池)を記憶装置1が必要とするバッテリ(蓄電池)容量に応じて搭載可能とするためである。この場合、各バッテリモジュール(7〜7)の並列動作が必要になる。また、本実施形態では、各キャッシュメモリ(11〜11)が、二重化されているため、各バッテリモジュール(7〜7)も、各キャッシュメモリ(11〜11)の二重化に合わせて二重化されており、これによって、キャシュメモリ(11〜11)に保存されているデータの保障が強化される。
次に、上記構成の記憶装置1の各部の動作を説明する。
まず、(商用電源が)停電していない場合には、ホスト(図示しない)からホストI/Fケーブル19を通じてホストI/F9にデータが伝送されると、ホスト用プロセッサ21は、該データを、内部データ転送パス27を通じて所定のキャッシュメモリ11に書き込むと共に、ホストI/Fケーブル19を通して、データの書き込みが完了した旨をホスト(図示しない)へ報告する。
ホスト用プロセッサ21によってキャッシュメモリ11に書き込まれたデータは、ディスク用プロセッサ33によってキャッシュメモリ11から読み出され、内部データ転送パス43、及びHDD転送パス45を通じて逐次、HDD15の所定位置へ書き込まれる。
(ホストI/F9の)電圧検出部23からの電圧検出信号が、電圧低下を示していることを認識すると、(ホストI/F9の)ホスト用プロセッサ21は、内部データ転送パス27、45を通じて(ディスクI/F13の)ディスク用プロセッサ33との間で通信を行って、ディスク用プロセッサ33も(ディスクI/F13の)電圧検出部35からの電圧検出信号が電圧低下を示しているかどうか問い合わせる。この場合、ディスク用プロセッサ33も、電圧検出部35からの電圧検出信号が電圧低下を示していることを認識していれば、ホスト用プロセッサ21は、記憶装置1全体に係わる停電と認識する。
しかし、ディスク用プロセッサ33が電圧低下を認識していなければ、ホスト用プロセッサ21は、ホストI/F9のみが故障しているもの(個別故障)と判断する。これとは逆に、電圧低下を認識しているのがディスク用プロセッサ33だけであって、ホスト用プロセッサ21の方は電圧低下を認識していない場合には、ディスク用プロセッサ33は、ディスクI/F13のみが故障しているもの(個別故障)と判断することになる。
ホスト用プロセッサ21、及びディスク用プロセッサ33の双方が、DC電力供給パス17の電圧低下を認識したことで、記憶装置1全体に係わる停電であると判断された場合には、バッテリモジュール7からDC電力供給パス17を通じたDC電力の供給によって、記憶装置1は、全体として該時点での動作を、例えば1分程度継続する。その理由の一つは、(商用電源の)停電の原因が、一般的に落雷や送電系統の切り替え等の数秒程度の事象であることが殆どであるためであり、記憶装置1の動作を1分程度継続させることにより、瞬間的な停電による、(記憶装置1を含む)システムの停止を回避することができるからである。また、上記と別の理由は、1分近くに及ぶ停電が発生した場合には、ホスト(図示しない)側においても、停電に対処するための処理(停電処理)を実施する必要があるので、瞬間的な停電で記憶装置1が動作を停止すると、ホスト(図示しない)側の停電処理が完了することができないから、停電復帰後の(記憶装置1を含む)システムの立ち上げに多大な時間が必要になると予測されるためである。
(商用電源の)停電が1分を超える場合には、ホスト用プロセッサ21は、ホストI/Fケーブル19を通じた記憶装置1とホスト(図示しない)との間の接続を遮断する。ホストI/F9が、停電中に、ホスト(図示しない)からのデータ転送をいつまでも受け付け続けていると、それによって(記憶装置1内の)キャッシュメモリ11に記憶されているデータが更新され続けることになるので、記憶装置1としてのデータ保全処理が完遂しないためである。
次に、ホスト用プロセッサ21は、SW25をOFFにすることにより、ホストI/F9をDC電力供給パス17から切り離し、それによってバッテリモジュール7の負荷を低減させる。この処理と並行して、ホスト用プロセッサ21によって一旦キャッシュメモリ11に書き込まれたデータが、ディスク用プロセッサ33によってHDD15に書き込まれる。キャッシュメモリ11やHDD15等のハードウエアに故障が無ければ、通常、10分程度でキャッシュメモリ11に保存されていたデータは、HDD15に確実に保全される。この処理が終了すると、直ちに、HDD15へのデータ書き込みに係わるハードウエアであるディスクI/F13のSW37や、HDD15のSW47が、ディスク用プロセッサ33によってOFFにされ、これによりディスクI/F13、及びHDD15への電力供給が停止されることで、バッテリモジュール7の容量マージンが増加される。
上述したディスク用プロセッサ33によるHDD15へのデータ書き込みが完全に終了したことを確認すると、ディスク用プロセッサ33は、バッテリモジュール制御パス29を通じて(バッテリモジュール7の)SW39のDC電力供給パス17側の接点をOFFにして、バッテリモジュール7からのDC電力の供給が、メモリ電力供給パス41を通じてキャッシュメモリ11だけに行われるようにする。これにより、ホスト(図示しない)が停電直前に処理したデータを、キャッシュメモリ11に保存させることができるので、停電が復旧して(記憶装置1を含む)システムの起動が再開されたときに、(記憶装置1を含む)システム全体としての高速な応答が維持できる。
ところで、本実施形態に係る記憶装置1のような複数のHDD(15〜15)が搭載されている構成の記憶装置においては、RAID(Redundant
Array of Independent Inexpensive Disks)構成を採ることによってHDDの信頼性を確保していることでも明らかなように、バッテリモジュール7に蓄積されている電荷が消費し尽される前に、キャッシュメモリ11に保存されていたデータがHDD15に確実に保全される保証は無い。
そこで、ディスク用プロセッサ33は、キャッシュメモリ11の状態や、HDD15の状態を監視することにより、これらハードウエアの故障等に起因して所定時間内にHDD15へのデータの書き込みが行えなくなったことが判明した時点で、HDD15へのデータの書き込み動作を停止する。そして、バッテリモジュール制御パス29を通じて(バッテリモジュール7の)SW39のDC電力供給パス17側の接点をOFFにすることにより、HDD15、及びディスクI/F13へのDC電力の供給を遮断して、キャッシュメモリ11だけにバッテリモジュール7からのDC電力の供給が、メモリ電力供給パス41を通じて行えるようにする。
これにより、バッテリモジュール7は、本来ならばディスクI/F13や、HDD15に対して供給すべきDC電力を電荷として保有することになるため、バッテリモジュール7の保有している電荷量をDC電力としてキャッシュメモリ11に供給することで、キャッシュメモリ11のバックアップ時間が延長されることになるから、ディスクI/F13や、HDD15に対してDC電力の供給を継続する場合よりも長期間に亘ってキャッシュメモリ11のバックアップが可能になる。
図2は、図1に記載した記憶装置1が備えるデバイスのうちの、交流/直流変換器(5、5)、キャッシュメモリ(11〜11)、バッテリモジュール(7〜7)、ホスト用I/F(9〜9)、及びディスク用I/F(13〜13)の回路構成を示すブロック図である。
図2に示すように、バッテリモジュール7〜7は、図1で示したSW39に加えて、バッテリ部51と、バッテリ監視回路53と、充電回路55と、逆流防止用ダイオード57、59とを備えた構成になっている。なお、SW39は、図1において説明済みの符号39aで示すDC電力供給パス17側の常閉(ノーマル・クローズトの)接点、及び同じく図1において説明済みの符号39bで示すメモリ電力供給パス41側の常閉(ノーマル・クローズトの)接点を持つ。
SW39の接点39a、39bの双方に常閉接点を採用した理由は、商用電源に停電が発生し場合に、負荷(ホスト用I/F(9〜9)、キャッシュメモリ(11〜11)、ディスク用I/F(13〜13)、HDD(15〜15))に対するDC電力の供給が交流/直流変換器(5、5)側からバッテリモジュール(7〜7)側に緩やかに切り換わるようにするためである。
なお、通常、交流/直流変換器(5、5)からのDC電圧よりもかなり低目に設定されているバッテリ部51からのDC電圧を、交流/直流変換器(5、5)からのDC電圧に極めて近い値にまで高く設定した場合には、商用電源の正常時においても、バッテリ部51から逆流防止用ダイオード57、及び接点39aを通じてDC電力供給パス17に蓄積していた電荷が放電される虞があるから、これを防止するため、接点39aを常開接点にする必要がある。この場合には、商用電源の停電と共に接点39aを閉じる必要があるが、接点39aが閉じてバッテリ部51からのDC電力の供給が開始されるまでの間に、DC電力供給パス17の電圧が低下する不具合が生じる虞がある。また、接点39aが閉じることによって、それまで零であったバッテリ部51からの出力電流が急激に増大し、この出力電流の急激な増大に起因するバッテリモジュール7〜7の過渡特性の影響によって、DC電力供給パス17の電圧が低下する不具合が生じる虞もある。
バッテリ部51は、複数個の蓄電池が直列接続されて構成されており、本実施形態では、上記蓄電池として、例えば複数個のニッケル水素電池が採用されている。上記蓄電池の直列体の充電容量は、交流/直流変換器(5、5)から出力されるDC電圧の値よりも低い値に設定されている。例えば、交流/直流変換器(5、5)からのDC電圧の値が56Vであるとすれば、バッテリ部51からのDC電圧の値は、54V〜36Vに設定される。なお、36Vの値は、通信機器の駆動電圧の下限値である。通信機器の駆動電圧については、後に詳述する。
バッテリ部51を構成する複数個の蓄電池に、ニッケル水素電池を採用した場合、所謂単セルのニッケル水素電池の満充電電圧は、DC1.5Vであり、放電終止電圧は、DC1.0Vであるから、バッテリ部51全体としてのDC電圧54V〜36Vを得るためには、ニッケル水素電池を36個直列接続すればよいことが分かる。換言すれば、36個のニッケル水素電池を直列接続することによって、所望のバックアップ電圧が最適な状態で得られることになる。
バッテリ部51を構成する複数個の蓄電池の直列体は、商用電源の正常時に、DC電力供給パス17、及び充電回路55を通じて交流/直流変換器(5、5)から供給されるDC電流によって充電される。
このようにして商用電源の正常時にバッテリ部51に蓄積された電荷は、商用電源に停電が発生したことによって、交流/直流変換器(5、5)からのDC電圧が、所定電圧(例えば、56V)より下降してバッテリ部51全体の満充電電圧(例えば、54V)よりも低下すると、DC電流として逆流防止用ダイオード57、及び常閉接点39aを通じてDC電力供給パス17に流れる。そして、DC電力供給パス17を通じてホストI/F9〜9、キャッシュメモリ11〜11、ディスクI/F13〜13、及び図1で示したHDD15〜15にDC電力が供給される。
上記停電の発生時に、接点39aがディスク用プロセッサ33等によって開かれると、バッテリ部51に蓄積された電荷は、DC電流として逆流防止用ダイオード59、及び常閉接点39bを通じてメモリ電力供給パス41に流れ、メモリ電力供給パス41を通じてキャッシュメモリ11〜11のみにDC電力として供給されることになる。
バッテリ監視回路53は、バッテリ部51を監視することにより、DC電力供給パス17、及び充電回路55を通じて交流/直流変換器(5、5)から供給されるDC電流による充電により、バッテリ部51の電圧変動が一定範囲内に収まっているかどうか、また、各蓄電池の内部抵抗の値のバラツキも、許容範囲内に収まっているかどうかをチェックする(所謂バッテリ部51のヘルスチェック)。このように、バッテリ監視回路53によってバッテリ部51を監視して、バッテリ部51の電圧変動が一定範囲内に収まっているかどうか、また、各蓄電池の内部抵抗の値のバラツキも、許容範囲内に収まっているかどうかをチェックするようにした理由は、バッテリモジュール7〜7の出力側には逆流防止用ダイオード39a、39bしか設けられておらず、DC電流低減用のDC/DC変換器が用いられていないためである。DC電流低減用のDC/DC変換器を用いないことにより、バッテリモジュール7〜7におけるバッテリ容量の低下を、例えば10%程度抑制することが可能になるからである。なお、バッテリ監視回路53が上記監視を行った結果、バッテリ部51に何らかの異常が生じていることを認識すると、バッテリ部51を構成している、異常が生じた蓄電池が交換されることになる。
ホストI/F(9〜9)、キャッシュメモリ(11〜11)、ディスクI/F(13〜13)、及び図1で示したHDD(15〜15)は、夫々DC電力供給パス17を通じて交流/直流変換器(5、5)、又はバッテリモジュール(7〜7)から供給されるDC電圧を所望の電圧に変換するため、DC/DC変換器(61、63、65)が備えられている。DC/DC変換器(61、63、65)には、例えば通信機器用として一般化されている36Vから75Vまでの入力範囲を持つものが用いられる。これにより、商用電源に停電が発生していない場合には、ホストI/F(9〜9)、キャッシュメモリ(11〜11)、ディスクI/F(13〜13)、及び図1で示したHDD(15〜15)は、いずれもDC電力供給パス17を通じて交流/直流変換器(5、5)から供給される例えば56VのDC電圧を受けて駆動し、商用電源に停電が発生した場合には、いずれもDC電力供給パス17を通じてバッテリモジュ−ル(7、7)から供給される例えば54V〜36VのDC電圧を受けて駆動することになる。
上述したように、DC/DC変換器(61、63、65)を、夫々ホストI/F(9〜9)、キャッシュメモリ(11〜11)、ディスクI/F(13〜13)、及び図1で示したHDD(15〜15)内に配置する理由は、高速化された消費電力の大きな電子デバイスである上記各デバイスの間近で電圧をレギュレートしないと電子デバイスの急激な過度電流に、電力供給が追い付かないためである。例えば、キャッシュメモリ(11〜11)内には、消費電圧が低く(例えば、2.5V程度)、消費電流の大きな素子であるメモリ(図示しない)が内蔵されているが、負荷であるメモリ(図示しない)のできるだけ近くで電圧を低下させるようにしないと、DC/DC変換器で電圧を低下させてから、該(DC)電圧が上記負荷に供給されるまでの間に更に電圧降下が生じてしまって、メモリ(図示しない)が動作しなくなる虞があるからである。
なお、交流/直流変換器(5、5)には、図示のように、夫々整流回路が備えられており、また、キャッシュメモリ給電オア回路31には、図示のように、例えば2個のダイオードによって構成されたOR回路が用いられている。また、ホストI/F9〜9には、ホスト用プロセッサ21、DC/DC変換器61に加えて、図1で示した電圧検出部23、SW25が、ディスクI/F13〜13には、ディスク用プロセッサ33、DC/DC変換器65に加えて、図1で示した電圧検出部35、SW37が、夫々設けられているが、図2では何れも図示を省略した。
図3は、図1、及び図2に夫々記載したDC電力供給パス17におけるDC電圧の変動状態を示した図である。
図3において、直線71は、一般的な通信機器用電源の出力電圧の上限値である75Vを、直線79は、同じく一般的な通信機器用電源の出力電圧の下限値である36Vを、夫々示す。また、直線73は、国際的な安全規格で規定されている安全電圧閾値60Vを、直線75は、交流/直流変換器(5、5)からのDC電圧の値である、例えば60Vを、直線77は、バッテリモジュール(7〜7)の満充電電圧である、例えば54Vを、夫々示す。
交流/直流変換器(5、5)の出力電圧75を、安全電圧閾値73よりも低い値に設定されている。これは、交流/直流変換器(5、5)が、安全電圧閾値73を超えると、記憶装置1内部の絶縁処置を強化する必要が生じるので、ハードウエアの構成上不利な点が多くなるためである。
また、バッテリモジュール(7〜7)の満充電電圧77を、商用電源の正常時における交流/直流変換器(5、5)からのDC電圧の値75よりも低い値に設定した理由は、商用電源に停電が発生したことによって、交流/直流変換器(5、5)からのDC電圧の値が、バッテリモジュール(7〜7)の満充電電圧77より低下するまでの間は、バッテリモジュール(7〜7)からDC電圧供給パス17に電流が流れないようにするためである。
DC電力供給パス17におけるDC電圧は、曲線81によって示される。即ち、商用電源が正常な場合には、上記DC電圧は、例えば直線75で示す値、即ち、56Vで推移し、時刻tで商用電源に停電が発生することにより、低下を開始する。そして、時刻tで上記DC電圧の値が直線77で示す値、即ち、バッテリモジュール7〜7の満充電電圧の値(54V)に達すると、バッテリモジュール7〜7からの放電が開始される。時刻t以後は、バッテリモジュール7〜7からの放電により、バッテリモジュール7〜7からのDC電圧が低下するのにつれて、DC電力供給パス17におけるDC電圧も低下し、該DC電圧は、時刻tで、一般的な通信機器用電源の出力電圧の下限値である36Vに達する。
なお、上述した本発明の一実施形態の変形例として、記憶装置1の商用電源入力部(3、3)に対して所謂外付けで無停電電源(以下、「UPS」と表記する)を接続する構成も想到し得る。この構成では、商用電源に停電が発生した場合に、UPSから商用電源入力部(3、3)を通じてDC電力供給パス17に、暫くの間、DC電力が供給されるので、その間に、キャッシュメモリ11〜11に書き込まれたデータをHDD15〜15に転送してHDD15〜15に保存することが可能である。この場合、キャッシュメモリ11〜11のバックアップ動作だけを積極的に行えるように、予め、ホスト用プロセッサ21、及びディスク用プロセッサ33の制御動作を設定しておくことにより、キャッシュメモリ11〜11に保存されているデータを保障する手立てを多様化することができる。
また、上述した本発明の一実施形態の別の変形例として、以下のような構成を持つ記憶装置1が想到され得る。即ち、記憶装置1におけるバッテリモジュール7〜7の容量配分として、1個のバッテリモジュールにつき、例えば200WhのDC電力の供給が可能なものを5個搭載した構成のものが、それである。即ち、記憶装置1には、200Wh×5個=1000Whのバッテリモジュール容量が用意されていることになる。ところで、商用電源に停電が発生した場合に、キャッシュメモリ11〜11に保存されているデータを、HDD15〜15に転送してHDD15〜15に保存し終えるのに必要な電力量は、例えば3KW×10分(1/6時間)=500Whである。また、キャッシュメモリ11〜11だけを24時間バックアップするのに必要な電力量は、例えば20W×24時間=480Whである。
よって、キャッシュメモリ11〜11に保存されているデータのバックアップには、合計で980WhのDC電力が必要であるが、記憶装置1には、上述したように、1000Whのバッテリモジュール容量が用意されているので、充分に対処できる。なお、キャッシュメモリ11〜11だけをバックアップする場合は、最長で48時間(960Wh)のバックアップが可能であり、HDD15〜15へのデータ書き込み動作においては、連続停電にも対応が可能なバッテリモジュールの容量を準備することができる。
図4は、図1に記載した本発明の一実施形態に係る記憶装置を持つ仮想ディスクシステムの全体構成を示すブロック図である。
上記仮想ディスクシステムは、図4に示すように、図1で示した記憶装置1と同一構成の2台の記憶装置161、163を持つ。記憶装置161が主たる記憶装置であり、記憶装置163は従たる記憶装置である。記憶装置161が備えるホストI/F169〜169、キャッシュメモリ171〜171、ディスクI/F173〜173、HDD175〜175、及びAC入力(商用電源入力部)177、177は、夫々図1で示したホストI/F(9〜9)、キャッシュメモリ(11〜11)、ディスクI/F(13〜13)、HDD(15〜15)、及びAC入力(3、3)と同一構成のものが用いられる。
また、記憶装置163が備えるホストI/F179〜179、キャッシュメモリ181〜181、ディスクI/F183〜183、HDD185〜185、及びAC入力(商用電源入力部)187、187も、夫々図1で示したホストI/F(9〜9)、キャッシュメモリ(11〜11)、ディスクI/F(13〜13)、HDD(15〜15)、及びAC入力(3、3)と同一構成のものが用いられる。なお、図4では、図示を省略しているが、記憶装置161、163の双方共に、記憶装置1が備えている交流/直流変換器(5、5)を備えており、記憶装置161は、交流/直流変換器(5、5)に加えて更に記憶装置1が備えているバッテリモジュール(7、7)をも備えているものとする。
(記憶装置161の)ホストI/F169〜169と、(記憶装置163の)ホストI/F179〜179との間は、仮想ディスクI/Fケーブル165を通じて、また、(記憶装置161の)ホストI/F169〜169と、ホスト(図示しない)との間は、ホストI/Fケーブル167を通じて、夫々接続されている。
上記構成において、主たる記憶装置である記憶装置161側で商用電源(AC入力177、177)に停電が発生した場合、記憶装置161における停電処理は、図1で示した本発明の一実施形態において説明した方法に従って実施される。但し、停電が1分以上継続した場合でも、従たる記憶装置である記憶装置163のホストI/F(179〜179)の駆動は停止させないものとする。
記憶装置163側で商用電源(AC入力187、187)に停電が発生していない場合には、記憶装置161のキャッシュメモリ171〜171に一時的に保存されているデータの書き込み先は、記憶装置161側のHDD175〜175のみならず、記憶装置163側のHDD185〜185をも含めることができる。
なお、記憶装置161側で商用電源(AC入力177、177)に停電が発生した状態で、記憶装置163側でも商用電源(AC入力187、187)に停電が発生している場合には、記憶装置163側から仮想ディスクI/Fケーブル165を通じて記憶装置161に対する応答が無い。そのため、(記憶装置161の)キャッシュメモリ171〜171に保存されているデータのうちの、書き込み先を記憶装置163のHDD175〜175に割り当てられたデータについても、(記憶装置161の)キャッシュメモリ171〜171に保存した状態でバックアップする必要がある。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明の一実施形態に係る記憶装置の全体構成を示すブロック図。 図1に記載の記憶装置が備えるデバイスのうちの、交流/直流変換器、キャッシュメモリ、バッテリモジュール、ホスト用I/F、及びディスク用I/Fの回路構成を示すブロック図。 図1、及び図2に夫々記載のDC電力供給パスにおけるDC電圧の変動状態を示した図。 図1に記載の本発明の一実施形態に係る記憶装置を持つ仮想ディスクシステムの全体構成を示すブロック図。
符号の説明
1 記憶装置
、3 AC入力(商用電源入力部)
、5 AC/DC(交流/直流変換器)
〜7 バッテリモジュール
〜9 ホスト・インタフェース(ホストI/F)
11〜11 キャッシュメモリ
13〜13 ディスク・インタフェース(ディスクI/F)
15〜15 ハード・ディスク・ドライバ(HDD)
17 DC電力供給パス
19 ホストI/Fケーブル
21 ホスト用プロセッサ
23、35 電圧検出部
25、37、39、47 SW
27、43 内部データ転送パス
29、49 バッテリモジュール制御パス
31 キャッシュメモリ給電オア回路
33 ディスク用プロセッサ
39a DC電力供給パス側の常閉(ノーマル・クローズトの)接点
39b メモリ電力供給パス側の常閉(ノーマル・クローズトの)接点
41 メモリ電力供給パス
45 HDD転送パス

Claims (10)

  1. 情報処理装置から受領したデータを保存するディスク駆動装置と、前記ディスク駆動装置に保存されるデータを一時的に保持するキャシュメモリと、を有する記憶装置であって、
    前記記憶装置は、
    少なくとも前記ディスク駆動装置と前記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部をバックアップするためのバックアップ電源と、
    電源からの給電の状態をチェックする停電検知部と、を有し、
    前記停電検知部が停電を検知してから第1の期間は、前記バックアップ電源からの出力電力を前記ディスク駆動装置と前記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部に分配供給し、前記第1の期間が経過した後は、前記キャッシュメモリ以外に分配供給されていた電力を前記キャッシュメモリに供給するバックアップ電源供給制御部と、
    を備える記憶装置。
  2. 請求項1記載の記憶装置において、
    前記停電検知部が、前記情報処理装置からのデータを受け付けて前記キャッシュメモリに書き込むデータ受付部、及び前記キャッシュメモリに記憶されているデータを前記ディスク駆動装置へ転送するデータ転送部に夫々設けられており、
    前記各停電検知部は、前記データ受付部における前記電源からの給電の状態、及び前記データ転送部における前記電源からの状態を夫々チェックして、そのチェック結果を相互に通知することにより停電を検知するようにした記憶装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の記憶装置において、
    前記停電検知部が停電を検知してから前記第1の期間よりも短い第2の期間が経過するまでの間は、前記データ受付部が、前記情報処理装置からのデータを受け付けて前記キャシュメモリに書き込む動作を継続するようにした記憶装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の記憶装置において、
    前記バックアップ電源供給制御部が、前記第2の期間が経過してから前記第1の期間が経過するまでの間は、前記バックアップ電源からの出力電力を前記キャッシュメモリからの前記データを前記ディスク駆動装置に転送するのに必要なデバイスのみに分配供給するようにした記憶装置。
  5. 請求項4記載の記憶装置において、
    前記ディスク駆動装置及び/又は前記キャッシュメモリの状態を夫々監視する状態監視部を備え、
    前記状態監視部が、前記監視結果に基づいて前記第2の期間が経過してから前記第1の期間が経過するまでの間に前記キャッシュメモリから転送されるデータの前記ディスク駆動装置への書き込みが完了しないと判断した場合には、前記第1の期間が経過する前であっても、前記バックアップ電源供給制御部が前記キャッシュメモリ以外に分配供給されていた電力を前記キャッシュメモリに供給するようにした記憶装置。
  6. 請求項1記載の記憶装置において、
    前記バックアップ電源からの出力電力を前記キャッシュメモリにのみ供給するための専用の給電線路を備え、
    前記専用の給電線路が、前記バックアップ電源と前記キャッシュメモリとの間を常時電気的に接続しているスイッチング部を持つ記憶装置。
  7. 請求項1記載の記憶装置において、
    前記バックアップ電源が、電源の正常時に電源から交流/直流変換部を通じて供給される直流電流によって充電される複数個の蓄電池の直列体から成り、これら複数個の蓄電池が、ニッケル水素電池である記憶装置。
  8. 請求項1又は請求項7記載の記憶装置において、
    前記バックアップ電源が、前記複数個のニッケル水素電池の状態を監視することによって、前記電源から前記複数個のニッケル水素電池への充電時に生じる電圧変動、及び前記複数個のニッケル水素電池の内部抵抗の変動が、夫々許容範囲内に収まっているかどうかチェックする蓄電池監視部を備える記憶装置。
  9. 請求項1記載の記憶装置において、
    前記バックアップ電源が、記憶装置の電源入力端子に外付けされる無停電電源装置であり、前記バックアップ電源供給制御部が、停電発生時に、前記キャッシュメモリから転送されるデータの前記ディスク駆動装置への書き込みが完了した場合には、前記キャッシュメモリに対して優先的に前記無停電電源からの出力電力を供給するようにした記憶装置。
  10. 情報処理装置から受領したデータを保存するディスク駆動装置と、前記ディスク駆動装置に保存されるデータを一時的に保持するキャシュメモリと、を有する記憶装置であって、
    前記記憶装置は、
    少なくとも前記ディスク駆動装置と前記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部をバックアップするためのバックアップ電源と、
    電源からの給電の状態をチェックする停電検知部と、
    前記停電検知部が停電を検知してから第1の期間は、前記バックアップ電源からの出力電力を前記ディスク駆動装置と前記キャッシュメモリとを含む記憶装置の各部に分配供給し、前記第1の期間が経過した後は、前記キャッシュメモリ以外に分配供給されていた電力を前記キャッシュメモリに供給するバックアップ電源供給制御部と、
    前記ディスク駆動装置及び/又は前記キャッシュメモリの状態を夫々監視する状態監視部と、
    前記バックアップ電源からの出力電力を前記キャッシュメモリにのみ供給するための専用の給電線路であって、前記バックアップ電源と前記キャッシュメモリとの間を常時電気的に接続しているスイッチング部を持つ前記専用の給電線路と、
    を備え、
    前記停電検知部が、前記情報処理装置からのデータを受け付けて前記キャッシュメモリに書き込むデータ受付部、及び前記キャッシュメモリに記憶されているデータを前記ディスク駆動装置へ転送するデータ転送部に夫々設けられていて、前記各停電検知部は、前記データ受付部における前記電源からの給電の状態、及び前記データ転送部における前記電源からの給電の状態を夫々チェックして、そのチェック結果を相互に通知することにより停電を検知するようになっていると共に、前記停電検知部が停電を検知してから前記第1の期間よりも短い第2の期間が経過するまでの間は、前記データ受付部が、前記情報処理装置からのデータを受け付けて前記キャシュメモリに書き込む動作を継続するようになっており、
    前記バックアップ電源供給制御部が、前記第2の期間が経過してから前記第1の期間が経過するまでの間は、前記バックアップ電源からの出力電力を前記キャッシュメモリからの前記データを前記ディスク駆動装置に転送するのに必要なデバイスのみに分配供給するようになっており、
    前記状態監視部が、前記監視結果に基づいて前記第2の期間が経過してから前記第1の期間が経過するまでの間に前記キャッシュメモリから転送されるデータの前記ディスク駆動装置への書き込みが完了しないと判断した場合には、前記第1の期間が経過する前であっても、前記バックアップ電源供給制御部が前記キャシュメモリ以外に分配供給されていた電力を、前記キャッシュメモリに供給するようになっている記憶装置。
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