JP2005165146A - 画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ - Google Patents
画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005165146A JP2005165146A JP2003406465A JP2003406465A JP2005165146A JP 2005165146 A JP2005165146 A JP 2005165146A JP 2003406465 A JP2003406465 A JP 2003406465A JP 2003406465 A JP2003406465 A JP 2003406465A JP 2005165146 A JP2005165146 A JP 2005165146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- group
- forming apparatus
- image
- electrophotographic photosensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
【解決手段】導電性支持体上に少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質を含む層を有する電子写真感光体であって、その最表面層に下記一般式(1)
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有し、かつ電子写真感光体表面に潤滑性付与剤を塗布する機構を備えている。
【選択図】なし
Description
一般的に感光体上の転写残トナーのクリーニングには、ウレタンゴムなどによって形成されたブレードをカウンター方向に当接させ、該ブレードによってトナーを除去する方法が用いられている。しかし、球形トナーは、該クリーニングブレードと感光体との当接部にもぐりこみ、すり抜けてしまうため、クリーニング不良となってしまう場合が多い。その理由としては、球形トナーは、上述したクリーニングブレードを用いて感光体方面から除去しようとした場合、感光体表面とクリーニングブレードとの接触部であるクリーニングニップでトナーが最密充填状態に近くなり、感光体表面に対して強い付着力を持っている1層目のトナーとその表層にある2層目のトナーとの間でトナーが滑り、1層目トナーがブレードをすり抜けてクリーニング不良となってしまう。これに対して、感光体表面を低摩擦係数化することによって、球形トナーのすり抜けが抑えられ、クリーニング不良を抑制することができると考えらえる。
潤滑剤としては、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素原子含有樹脂(以下フッ素樹脂)、球状のアクリル樹脂、ポリエチレン樹脂などの粉末や、酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどの金属酸化物粉末、ステアリン酸亜鉛などの金属石鹸粉体、シリコーンオイルなどの潤滑性液体などが知られている。これらを、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂などの結着材樹脂に分散させた後に、感光体の表面層や保護層として成膜される。
しかしながら、一般的に、このような添加剤は、電子写真感光体の電気特性に影響を及ぼし、残留電位の上昇、高温高湿環境下での画像ボケなどの副作用を発生する場合が多い。そのため、そのような副作用を抑えるためには添加量を制限する必要があり、その結果、充分な潤滑性が得られなかったり、特に、長期間の使用によって低摩擦係数が維持できないなどの不具合が発生していた。また、潤滑剤は、その多くが自己崩壊型の特性を持っているため、潤滑剤を含有する層は、機械的強度が弱く、耐摩耗性の低下による感光体耐久性の劣化などの問題も発生しやすい。
また、本発明の別の目的は、かかる画像形成装置用プロセスカートリッジを提供することにある。
上記課題は、本発明の(1)「少なくとも電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有する画像形成装置において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質を含む層を有する電子写真感光体であって、その最表面層に下記一般式(1);
〔式中のR1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基、Z1及びZ2は、それぞれ同一又は異なる水素原子、低級アルキル基又は
基(R4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の整数である〕
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2);
(式中のR7は水素原子又はメチル基、R8はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基である)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有し、かつ該画像形成装置が電子写真感光体表面に潤滑性付与剤を塗布する機構を備えていることを特徴とする画像形成装置」、(2)「前記最表層中に含有するアクリル変性ポリオルガノシロキサンの含有量が5重量%〜50重量%であることを特徴とする前記第(1)項に記載の画像形成装置」、(3)「前記最表層中にバインダー樹脂、電荷輸送性物質を含有することを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の画像形成装置」、(4)「前記潤滑性付与剤が、金属石鹸であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の画像形成装置」、(5)「前記潤滑性付与剤として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムより選ばれる金属石鹸を、単独または2種類以上混合して用いることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の画像形成装置」、(6)「前記画像形成装置が複数の電子写真感光体、帯電手段、現像手段、転写手段を有するタンデム型であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の画像形成装置」、(7)「前記画像形成装置が電子写真感光体上に現像されたトナー画像を中間転写体上に一次転写したのち、該中間転写体上のトナー画像を記録材上に二次転写する中間転写手段を有する画像形成装置であって、複数色のトナー画像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成し、該カラー画像を記録材上に一括で二次転写することを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載の画像形成装置」によって解決される。
また、上記課題は、本発明の(8)「少なくとも電子写真感光体、帯電工程、露光工程、現像工程及び転写工程を有する画像形成方法において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質を含む層を有する電子写真感光体であって、その最表面層に下記一般式(1);
〔式中のR1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基、Z1及びZ2は、それぞれ同一又は異なる水素原子、低級アルキル基又は
基(R4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の整数である〕
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2);
(式中のR7は水素原子又はメチル基、R8はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基である)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有し、かつ該画像形成装置が電子写真感光体表面に潤滑性付与剤を塗布する機構を備えていることを特徴とする画像形成方法」、(9)「前記最表層中に含有するアクリル変性ポリオルガノシロキサンの含有量が5重量%〜50重量%であることを特徴とする前記第(8)項に記載の画像形成方法」、(10)「前記最表層中にバインダー樹脂、電荷輸送性物質を含有することを特徴とする前記第(8)項又は第(9)項に記載の画像形成方法」、(11)「前記潤滑性付与剤が、金属石鹸であることを特徴とする前記第(8)項乃至第(10)項のいずれかに記載の画像形成方法」、(12)「前記潤滑性付与剤として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムより選ばれる金属石鹸を、単独または2種類以上混合して用いることを特徴とする前記第(8)項乃至第(11)項のいずれかに記載の画像形成方法」、(13)「前記画像形成方法が複数の電子写真感光体、帯電工程、現像工程、転写工程を有するタンデム型であることを特徴とする前記第(8)項乃至第(12)項のいずれかに記載の画像形成方法」、(14)「前記画像形成方法が電子写真感光体上に現像されたトナー画像を中間転写体上に一次転写したのち、該中間転写体上のトナー画像を記録材上に二次転写する中間転写工程を有する画像形成方法であって、複数色のトナー画像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成し、該カラー画像を記録材上に一括で二次転写することを特徴とする前記第(8)項乃至第(13)項のいずれかに記載の画像形成方法」によって解決される。
また、上記課題は、本発明の(15)「前記電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段の少なくとも一つとを具備してなることを特徴とする前記第(1)項乃至第(7)項のいずれかに記載の画像形成装置用プロセスカートリッジ」によって解決される。
〔式中のR1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基、Z1及びZ2は、それぞれ同一又は異なる水素原子、低級アルキル基又は
基(R4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の整数である〕
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2);
(式中のR7は水素原子又はメチル基、R8はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基である)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有し、かつ該画像形成装置が電子写真感光体表面に潤滑性付与剤を塗布する機構を備えていることを特徴とする画像形成装置とすることで、感光体表面の低摩擦係数化によるクリーニング性の向上と、耐久性向上による感光体の長寿命化、長期間繰り返し使用における画質安定性の維持という課題を同時に達成することができた。
すなわち、本発明は、クリーニングが困難な、球形の重合トナーを用いても、クリーニング不良が発生せず、安定して良好な画像を出力できる画像家生成装置、画像形成方法、および、該画像形成装置用プロセスカートリッジが提供されるという、極めて優れた効果を奏するものである。
本発明者は上記のように、少なくとも電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有する画像形成装置において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質を含む層を有する電子写真感光体であって、その最表面層に下記一般式(1);
〔式中のR1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基、Z1及びZ2は、それぞれ同一又は異なる水素原子、低級アルキル基又は
基(R4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の整数である〕
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2);
(式中のR7は水素原子又はメチル基、R8はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基である)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有し、かつ該画像形成装置が電子写真感光体表面に潤滑性付与剤を塗布する機構を備えていることを特徴とする画像形成装置とすることで、上記課題を解決することを見出し、本発明に至った。
上記範囲内に該特定なアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有することで、感光体表面の摩擦係数軽減効果、長期持続性、さらに塗膜表面のレベリング性なども良好となり、高耐久な感光体が得られるので、長期間繰り返し使用においても、より高画質な画像を出力できる画像形成装置を得ることができるのである。
これによって、最表層の電荷輸送能が向上し、良好な電位コントラストが得られ、非常にシャープで高画質な画像が得られるようになる。
これらの潤滑性付与剤は、粉体として使用することもできるが、溶融固化して、棒状の固形物に形成することができるので、取り扱いが容易であり、かつ最表層に前記アクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有した電子写真感光体表面への塗布性が良好であるので、より摩擦係数の低減効果があるので、潤滑性付与剤の消耗が抑えられ、さらに電子写真感光体表面の摩耗も抑えられるのである。
すなわち、タンデム型とすることで、複数色のトナー画像を一度の通紙で転写することができるため、フルカラー画像をモノクロ画像なみに高速に出力することが可能となるのである。
これによって、電子写真感光体や、その他プロセス部材の交換を短時間に、容易に行うことができるので、メンテナンスに要する時間が短縮でき、コストダウンにつながる。また、プロセス部材と電子写真感光体が一体となっているので、取り付け位置の精度向上などの利点もある。
この他に、かかる下引き層として、Al2O3を陽極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリレン(パリレン)等の有機物や、SnO2、TiO2、ITO、CeO2等の無機物を真空薄膜作製法にて設けてもよい。
下引き層の膜厚は約0.1〜10μmが適当であり、さらに好ましくは1μm〜5μmである。
本発明における感光層は、単層型でも積層型でもよいが、ここでは積層型について述べる。はじめに、電荷発生層について説明することにする。
電荷発生層は、電荷発生物質を主成分とする層であって、必要に応じてバインダー樹脂を用いることもある。電荷発生物質としては、無機系材料と有機系材料を用いることができる。
一方、有機系材料としては、公知の材料を用いることができる。例えば、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩顔料、スクエアリック酸メチン顔料、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料、ペリレン系顔料、アントラキノン系又は多環キノン系顔料、キノンイミン系顔料、ジフェニルメタン及びトリフェニルメタン系顔料、ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料、シアニン及びアゾメチン系顔料、インジゴイド系顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料などが挙げられる。これらの電荷発生物質は、単独又は2種以上の混合物として用いることができる。
また、必要に応じて、電荷輸送性物質を添加してもよい。また、電荷発生層のバインダー樹脂として、上述のバインダー樹脂の他に、高分子電荷輸送性物質も良好に用いられる。
特に、沸点が40℃以上、80℃以下のテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ジクロロメタン、メタノール、エタノールは、塗工後の乾燥が容易であることなどから、好適に用いられる。
前者の方法としては、グロー放電重合法、真空蒸着法、CVD法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、イオンプレーティング法、加速イオンインジェクション法等が挙げられる。この真空薄膜作製法は、上述した無機系材料又は有機系材料を良好に形成することができる。
また、後者のキャスティング法によって電荷発生層を設けるには、電荷発生層形成用塗工液を用いて、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート法などの慣用されている方法を用いて行なうことができる。
電荷発生層の膜厚は、その厚みに応じて電子写真特性、特に光感度が変化し、一般的に膜厚が厚いほど光感度が高くなる。従って、電荷発生層の膜厚は、要求される画像形成装置のスペックによって好適な範囲に設定する必要がある。一般的には、電子写真方式の感光体として要求される感度を得るためには、0.01〜5μm程度の膜厚が適当であり、好ましくは0.05〜2μm程度である。
これらの要件を満足させるための電荷輸送層は、電荷輸送性物質及び必要に応じて用いられるバインダー樹脂により構成される。かかる電荷輸送層は、これらの電荷輸送性物質及びバインダー樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することにより形成できる。かかる電荷輸送層には、必要により、電荷輸送性物質及びバインダー樹脂以外に、可塑剤、酸化防止剤、レベリング剤等などの添加剤を適量添加することもできる。
電子輸送物質としては、たとえば、クロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイドなどの電子受容性物質が挙げられる。これらの電子輸送物質は、単独又は2種以上の混合物として用いることができる。
正孔輸送物質としては、以下に表わされる電子供与性物質が挙げられ、良好に用いられる。たとえば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリルアントラセン)、1,1−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チオフェン誘導体などが挙げられる。これらの正孔輸送物質は、単独又は2種以上の混合物として用いることができる。
(a)カルバゾール環を有する重合体
例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾール、特開昭50−82056号公報、特開昭54−9632号公報、特開昭54−11737号公報、特開平4−175337号公報、特開平4−183719号公報、特開平6−234841号公報に記載の化合物等が例示される。
(b)ヒドラゾン構造を有する重合体
例えば、特開昭57−78402号公報、特開昭61−20953号公報、特開昭61−296358号公報、特開平1−134456号公報、特開平1−179164号公報、特開平3−180851号公報、特開平3−180852号公報、特開平3−50555号公報、特開平5−310904号公報、特開平6−234840号公報に記載の化合物等が例示される。
(c)ポリシリレン重合体
例えば、特開昭63−285552号公報、特開平1−88461号公報、特開平4−264130号公報、特開平4−264131号公報、特開平4−264132号公報、特開平4−264133号公報、特開平4−289867号公報に記載の化合物等が例示される。
(d)トリアリールアミン構造を有する重合体
例えば、N,N−ビス(4−メチルフェニル)−4−アミノポリスチレン、特開平1−134457号公報、特開平2−282264号公報、特開平2−304456号公報、特開平4−133065号公報、特開平4−133066号公報、特開平5−40350号公報、特開平5−202135号公報に記載の化合物等が例示される。
(e)その他の重合体
例えば、ニトロピレンのホルムアルデヒド縮重合体、特開昭51−73888号公報、特開昭56−150749号公報、特開平6−234836号公報、特開平6−234837号公報に記載の化合物等が例示される。
また、本発明に用いられる高分子電荷輸送性物質として更に有用なトリアリールアミン構造を有するポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテルとしては、例えば、特開昭64−1728号公報、特開昭64−13061号公報、特開昭64−19049号公報、特開平4−11627号公報、特開平4−225014号公報、特開平4−230767号公報、特開平4−320420号公報、特開平5−232727号公報、特開平7−56374号公報、特開平9−127713号公報、特開平9−222740号公報、特開平9−265197号公報、特開平9−211877号公報、特開平9−304956号公報等に記載の化合物が例示される。
更に、電荷輸送層に併用できるバインダー樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、ポリエステル、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリスチレン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、フェノキシ樹脂などが用いられる。これらのバインダー樹脂は、単独又は2種以上の混合物として用いることができる。
電荷輸送層の膜厚は、約5〜100μm程度が適当であるが、近年の高画質化の要求から、電荷輸送層を薄膜化することが図られており、1200dpi以上の高画質化を達成するためには、より好ましくは5〜30μm程度が適当である。
〔式中のR1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基、Z1及びZ2は、それぞれ同一又は異なる水素原子、低級アルキル基又は
基(R4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の整数である〕
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2);
(式中のR7は水素原子又はメチル基、R8はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基である)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有させる。
このアクリル変性ポリオルガノシロキサンは、(イ)一般式(1);
また、Yはビニル基、アリル基、γ−アクリロキシプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−メルカプトピロピル基などのラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である。Z1及びZ2は水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの低級アルキル基又は
で示されるトリオルガノシリル基であり、このトリオルガノシリル基におけるR4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である。該トリオルガノシリル基における炭素数1〜20の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基及びラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基としては、前記に例示したものを挙げることができる。該Z1とZ2は、それぞれ同一であってもよいし、たがいに異なるものであってもよい。
さらに、mは10,000以下の正の整数、好ましくは500〜8,000の範囲の整数であり、nは1以上の整数、好ましくは1〜500の範囲の整数である。
これらの多官能性単量体は、アクリル変性ポリオルガノシロキサンにおけるポリマー間の架橋に関与することによって、成形体に弾性、耐久性、耐熱性などを付与する効果を有している。
また、前記(ロ)成分のグラフト共重合用単量体、すなわち前記一般式(2)で示される(メタ)アクリル酸エステル、又はこれと共重合可能な単量体との混合物は、成形体により優れた摺動性、耐摩耗性を付与するためには、そのポリマー化物のガラス転移温度が20℃、好ましくは30℃以上のものが望ましい。
前記(イ)成分と(ロ)成分との乳化グラフト共重合は、該(イ)成分としてポリオルガノシロキサンの水性エマルジョンを用い、通常のラジカル開始剤を使用して、公知の乳化重合法によって行うことができる。
なおアクリル変性ポリオルガノシロキサンの製造に関しては特公平7−5808号公報(日信化学工業株式会社)に詳細に記載されている。
例えば日信化学工業(株)のシャリーヌR―170S、R―170、R−210等という商品名で市販されているものが挙げられる。
更に、アクリル変性ポリオルガノシロキサンに加えて、電荷輸送層の表面部位に、耐摩耗性を向上する目的で微粒子を添加することもできる。耐摩耗性の向上についてに用いられる微粒子としては、ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂微粒子、シリコ−ン樹脂微粒子、グアナミンホルムアルデヒド樹脂微粒子、a−カ−ボン粉末、銅、スズ、アルミニウム、インジウムなどの金属粉末、シリカ、酸化錫、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化カルシウム、アンチモンをド−プした酸化錫、錫をド−プした酸化インジウム等の金属酸化物、フッ化錫、フッ化カルシウム、フッ化アルミニウム等の金属フッ化物、チタン酸カリウム、窒化硼素などの無機微粒子が挙げられる。これによって、表面摩擦係数を低減する効果、耐摩耗性の向上、トナーの転写効率の向上、転写残トナーのクリーニング性の向上などがさらに効果的に発揮されれ、異常画像の抑制や感光体の長寿命化に非常に有効である。
電荷輸送層形成用塗工液は、上記有機溶媒中に電荷輸送物質とバインダー樹脂を溶解し、本発明に用いられるアクリル変性ポリオルガノシロキサンを分散して製造する。さらに、上記目的で微粒子を分散させる場合においても、電荷発生層形成用塗工液と同様の分散方法を用いることができる。
すなわち、繰り返し使用による電荷輸送層の摩耗のために、もはや電子写真感光体としての機能を発揮できなくなる膜厚より上に含有させればよく、それより内部に含有したアクリル変性ポリオルガノシロキサンは無駄になってしまう上、逆に感光体の電子写真特性に悪影響を与える可能性もある。アクリル変性ポリオルガノシロキサンを電荷輸送層の表面付近に多く含有させる電子写真感光体の製造方法としては、例えば、アクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有しない電荷輸送層形成用塗工液を塗布した後、アクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有した電荷輸送層形成用塗工液を塗布するなどの方法が考えられる。
キャスティング法で単層感光層を設ける場合、多くの場合、かかる単層感光層は、電荷発生物質と低分子並びに高分子電荷輸送性物質を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することにより形成できる。電荷発生物質並びに電荷輸送性物質としては、前述した材料を用いることができる。
また、かかる単層感光層には、必要により、可塑剤を添加することもできる。更に、必要に応じて用いることのできるバインダー樹脂としては、先に電荷輸送層で挙げたバインダー樹脂をそのまま用いることができる。その他に、電荷発生層で挙げたバインダー樹脂を混合して用いてもよい。
単層感光体の感光層の膜厚は、5〜100μm程度が適当である。
更に、本発明に係る電子写真感光体の保護層には、接着性、平滑性、化学的安定性を向上させる目的で、種々の添加剤を加えてもかまわない。
こうして得られる保護層の膜厚は0.1〜15μmの範囲が適当であり、より好ましくは1〜10μmである。
図5は、本発明の画像形成装置を説明するための概略図であり、図6はクリーニングユニット部を拡大した図である。なお、下記するような変形例も本発明の範疇に属するものである。
図5に示すように、本発明に係る電子写真感光体を用いた画像形成装置は、本発明に係るドラム状の感光体(1)と、帯電チャージャ(3)と、転写前チャージャ(7)と、転写チャージャ(10)と、分離チャージャ(11)と、図6のようなクリーニングユニット(17)などから構成されている。
なお、感光体(1)の形状は、ドラム状の形状に限定されるものではなく、例えば、シート状、エンドレスベルト状のものであっても良い。また、各種チャージャーとしては、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッド・ステート・チャージャ)、帯電ローラを始めとする公知の手段を用いることができる。
転写手段としては、一般には上記の帯電器が使用できるが、図示するような転写チャージャと分離チャージャとを併用したものが効果的である。
かかる光源等は、図5に示される工程の他に、光照射を併用した転写工程、除電工程、クリーニング工程、あるいは前露光などの工程を設けることにより、感光体に光を照射することができる。
図6の例では、潤滑性付与剤(14)を棒状にした固形物をクリーニングブラシ(16)に押し当てており、該クリーニングブラシが回転する際に潤滑性付与剤を掻き取り、ブラシに付着した潤滑性付与剤が感光体表面に塗布される仕組みとなっている。潤滑性付与剤は固形である必要はなく、液体や粉体、半練り状でも、感光体表面に塗布することができ、電子写真特性を満たすものであれば特に限定されるものではない。
図7において、感光体(22)は、シームレスベルト状の電子写真感光体であり、駆動ローラ(23)により駆動され、帯電チャージャ(20)による帯電、光源(21)による像露光、現像(図示せず)、帯電器(25)を用いる転写、クリーニングブラシ(26)によるクリーニング、光源(27)による除電が繰返し行なわれる。
図8は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図である。
図において、潜像担持体たる感光体(56)は、図中反時計回りに回転駆動されながら、その表面がコロトロンやスコロトロンなどを用いる帯電チャージャ(53)によって一様帯電せしめられた後、図示しないレーザ光学装置から発せられるレーザ光Lの走査を受けて静電潜像を担持する。この走査はフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報に基づいてなされるため、感光体ドラム(56)上にはイエロー、マゼンタ、シアン又はブラックという単色用の静電潜像が形成される。感光体ドラム(56)の図中左側には、リボルバ現像ユニット(50)が配設されている。これは、回転するドラム状の筺体の中にイエロー現像器、マゼンタ現像器、シアン現像器、ブラック現像器を有しており、回転によって各現像器を感光体ドラム(56)に対向する現像位置に順次移動させる。なお、イエロー現像器、マゼンタ現像器、シアン現像器、ブラック現像器は、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーを付着せしめて静電潜像を現像するものである。感光体ドラム(56)上には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の静電潜像が順次形成され、これらはリボルバ現像ユニット(50)の各現像器によって順次現像されてイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像となる。
転写残トナーがクリーニングされた感光体ドラム(56)表面は、除電ランプ(54)によって除電せしめられる。除電ランプ(54)には、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザ(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などが用いられている。また、上記レーザ光学装置の光源には半導体レーザが用いられている。これら発せられる光については、シャープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルターにより、所望の波長域だけを用いるようにしてもよい。
ここで、中間転写ユニットのクリーニングユニットに潤滑性付与剤塗布機構を備えて、中間転写ベルトの表面も低摩擦係数化することも、転写紙(60)へのトナーの二次転写における転写残トナー低減に非常に効果的である。
タンデム方式では、各色の潜像形成や現像を並行して行なうことができるため、リボルバ式よりも画像形成速度を遙かに高速化させることができる。
<実施例1>
アルキッド樹脂(ベッコライトM6401−50(大日本インキ化学工業社製))15重量部、メラミン樹脂(スーパーベッカミンG−821−60(大日本インキ化学工業社製))10重量部をメチルエチルケトン150重量部に溶解し、これに酸化チタン粉末(タイペークCR−EL(石原産業社製))90重量部を加えボールミルで12時間分散し、下引層用塗工液を作製した。
これをφ90mm、長さ392mmの円筒状アルミニウム基体に浸漬塗工法によって塗工し130℃20分間乾燥し厚み3.5μmの下引き層を形成した。
次にポリビニルブチラール樹脂(XYHL(UCC社製))4重量部をシクロヘキサノン150重量部に溶解し、これを下記構造式(I)に示す。
ビスアゾ顔料に10重量部を加え、ボールミルで48時間分散後、さらにシクロヘキサノン210重量部を加えて3時間分散を行なった。これを容器に取り出し固形分が1.5重量%となるようにシクロヘキサノンで稀釈した。こうして得られた電荷発生層用塗工液を前記中間層上に塗工し130℃20分間乾燥し厚み0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、テトラヒドロフラン100重量部に、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂10重量部、シリコーンオイル(KF−50(信越化学工業社製))0.002重量部を溶解し、これに下記構造式(II)の電荷輸送物質10重量部を加えて電荷輸送層用塗工液を作製した。こうして得られた電荷輸送層用塗工液を電荷発生層上に浸漬塗工法によって塗工し、その後110℃20分間乾燥し、厚み20μmの電荷輸送層を形成した。
1)アクリル変性ポリオルガノシロキサンの精製例1
アクリル変性ポリオルガノシロキサン(シャリーヌR170S(体積平均粒径(D50)=30μm)日信化学工業株式会社製)30gをメタノール300gに採り、60分間の攪拌操作を2回行なった後、イオン交換水で置換処理した。得られたアクリル変性ポリオルガノシロキサンを、凍結乾燥して27.76gを得た。精製されたアクリル変性ポリオルガノシロキサンの元素分析を蛍光X線分析法で行なった。結果を表1に示す。
アクリル変性ポリオルガノシロキサン(シャリーヌR170S(体積平均粒径(D50)=30μm)日信化学工業株式会社製)30gをメタノール300gに採り、60分間の攪拌操作を3回行なった後、イオン交換水で置換処理した。得られたアクリル変性ポリオルガノシロキサンを、凍結乾燥して26.67gを得た。精製されたアクリル変性ポリオルガノシロキサンの元素分析を蛍光X線分析法で行なった。結果を表1に示す。
1)単量体組成物の作製
スチレンモノマー 70部
n−ブチルメタクリレート 30部
ポリスチレン 5部
3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸亜鉛塩 2部
カーボンブラック 6部
上記の重合性単量体混合物をボールミルを用いて24時間分散混合して単量体組成物を調製した。
攪拌機、温度計、不活性ガス導入管及び細孔径110,000Å、細孔容積0.42cc/g、10φ×50mmの多孔質ガラス管を備えたフラスコに2%ポリビニルアルコール水溶液400mlを取り、窒素ガスを送りながら室温で攪拌を行ない、反応容器中の酸素を窒素置換した。
ついで1)の単量体組成物113gにアゾビスイソブチルニトリル1.56gを加え攪拌溶解し、ポンプを用いて多孔質ガラス管を通過させて、ポリビニルアルコール水溶液中へ加え、加え終った後ポリビニルアルコールと単量体組成物の混合物を、前記ポンプと多孔質ガラス管を用いて約120ml/minの割合で2時間循環させた後、内温を70℃とし8時間重合させた。
その後室温まで冷却し一晩静置後、上澄液を除き水を加えて1時間攪拌後濾過、乾燥しトナーを得た。このトナーをコールターカウンターで粒子径を測定したところ、平均粒子径8.5μmで5〜0μm径の範囲にある粒子は全体の95%であり極めて狭い粒度分布であった。
また、形状の計測方法としては粒子を含む懸濁液を平板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラで光学的に粒子画像を検知し、解析する光学的検知帯の手法が適当であり、この手法で得られる投影面積の等しい相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値である平均円形度は0.98であった。
こうして得られた重合トナーをキャリアと4%のトナー濃度で混合して2成分現像剤とした。
このようにして得られた2成分現像剤と、前述の製造方法と同様にして作製した別の電子写真感光体をフルカラー複合機 Imagio Color 5100(リコー社製)の改造機(画像露光光源を655nmの半導体レーザーに交換、潤滑性付与剤としてステアリン酸亜鉛を加熱溶融して形成した棒状の固形物をクリーニングブラシに当接、クリーニングブレード当接圧、現像部とのギャップ等の条件を変更して、感光体の摩耗に対して負荷を加えたもの)に搭載して、非露光部電位(VD)が−700Vになるように帯電器の電圧を調節したのち、600dpi相当の書き込みによって、A4サイズ、画像面積率6%となるテスト画像を出力するランニング試験を5万枚行ない、ランニング試験前後の感光層の膜厚の差から、摩耗量を測定した。膜厚測定は、渦電流式膜厚計フィッシャースコープMMS(フィッシャー製)を用いた。さらに、ランニング試験前の初期画像、ランニング試験後の耐久画像を出力し、画像品質についても評価を行なった。
ランク5・・・地肌汚れがほとんどなく、良好なレベル
ランク4・・・わずかに地肌汚れが見られるがほとんど問題ないレベル
ランク3・・・やや地肌汚れが見られるが、実使用上問題ないレベル
ランク2・・・地肌汚れが目立ち、実使用上も好ましくないレベル
ランク1・・・実使用上、許容できないレベル
精製例1のアクリル変性ポリオルガノシランとビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂の量をそれぞれ3重量部、7重量部とした以外は実施例1と同様にして実施例2の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
精製例1のアクリル変性ポリオルガノシランとビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂の量をそれぞれ6重量部、4重量部とした以外は実施例1と同様にして実施例3の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
精製例1のアクリル変性ポリオルガノシランとビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂の量をそれぞれ0.3重量部、9.7重量部とした以外は実施例1と同様にして実施例4の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
精製例1のアクリル変性ポリオルガノシランとビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂の量をそれぞれ1重量部、9重量部とし、さらに前記構造式(II)の電荷輸送物質7重量部を加えた以外実施例1と同様にして実施例5の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
精製例1のアクリル変性ポリオルガノシランとビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂の量をそれぞれ3重量部、7重量部とし、さらに前記構造式(II)の電荷輸送物質7重量部を加えた以外実施例1と同様にして実施例6の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
潤滑性付与剤として、ステアリン酸亜鉛の代わりにステアリン酸アルミニウムを用いた以外は、実施例6と同様にして実施例7の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
潤滑性付与剤として、ステアリン酸亜鉛の代わりにステアリン酸カルシウムを用いた以外は、実施例6と同様にして実施例8の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
潤滑性付与剤として、ステアリン酸亜鉛の代わりに精製ラノリン(商品名:ラノリンTR 日本精化社製)を用いた以外は、実施例6と同様にして実施例9の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
アクリル変性ポリオルガノシロキサンを加えなかった以外は、実施例6と同様にして比較例1の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
アクリル変性ポリオルガノシロキサンを加えなかった以外は、実施例7と同様にして比較例2の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
アクリル変性ポリオルガノシロキサンを加えなかった以外は、実施例8と同様にして比較例3の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
アクリル変性ポリオルガノシロキサンを加えなかった以外は、実施例9と同様にして比較例4の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
画像形成装置の潤滑性付与剤塗布機構を取り除いた以外は、実施例5と同様にして比較例5の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
画像形成装置の潤滑性付与剤塗布機構を取り除いた以外は、実施例6と同様にして比較例6の電子写真感光体を作製し、同様の評価を行なった。
こうして得られた評価結果を、表2に示す。
実施例6〜9、比較例1、5、6の電子写真感光体について、φ30mm、長さ340mmの円筒状アルミニウム基体を用いて作成し、画像形成装置 IPSiO Color 8200(リコー社製)の改造機(各感光体ユニット内のクリーニングブラシに、ステアリン酸亜鉛を加熱溶融して形成した棒状の固形物を当接させるように設置、クリーニングブレード当接圧、現像部とのギャップ等の条件を変更して、感光体の摩耗に対して負荷を加えたもの)に搭載して、非露光部電位(VD)が−700Vになるように帯電器の電圧を調節したのち、600dpi相当の書き込みによって、A4サイズ、画像面積率6%となるテスト画像を出力するランニング試験を5万枚行ない、ランニング試験前後の感光層の膜厚の差から、摩耗量を測定した。膜厚測定は、渦電流式膜厚計フィッシャースコープMMS(フィッシャー製)を用いた。さらに、ランニング試験前の初期画像、ランニング試験後の耐久画像を出力し、画像品質についても評価を行なった。
ここで、クリーニング不良が原因と思われる地肌汚れについて前述と同様にランクを付けて評価した。
こうして得られた評価結果を、表3に示す。
実施例1〜4、6〜9、比較例1〜6の電子写真感光体について、φ30mm、長さ340mmの円筒状アルミニウム基体を用いて作成し、図10のタンデム中間転写方式の画像形成装置に搭載し、各感光体ユニット内のクリーニングブラシに、ステアリン酸亜鉛を加熱溶融して形成した棒状の固形物を当接させるように設置、クリーニングブレード当接圧、現像部とのギャップ等の条件を変更して、感光体の摩耗に対して負荷を加え、非露光部電位(VD)が−700Vになるように帯電器の電圧を調節したのち、600dpi相当の書き込みによって、A4サイズ、画像面積率6%となるテスト画像を出力するランニング試験を5万枚行ない、ランニング試験前後の感光層の膜厚の差から、摩耗量を測定した。膜厚測定は、渦電流式膜厚計フィッシャースコープMMS(フィッシャー製)を用いた。さらに、ランニング試験前の初期画像、ランニング試験後の耐久画像を出力し、画像品質についても評価を行なった。
ここで、クリーニング不良が原因と思われる地肌汚れについて前述と同様にランクを付けて評価した。
こうして得られた評価結果を、表4に示す。
2 除電ランプ
3 帯電チャージャ
4 イレーサ
5 画像露光部
6 現像ユニット
7 転写前チャージャ
8 レジストローラ
9 転写紙
10 転写チャージャ
11 分離チャージャ
12 分離爪
13 クリーニング前チャージャ
14 ファーブラシ
15 クリーニングブラシ
16 潤滑性付与剤
17 クリーニングユニット
20 帯電チャージャ
21 像露光光源
22 感光体
23 駆動ローラ
24 テンションローラ
25 転写チャージャ
26 クリーニングブラシ
27 除電光源
28 従動ローラ
50 現像ユニット
53 帯電チャージャ
54 除電ランプ
55 ドラムクリーニングユニット
56 感光体
57 バイアスローラ
58 中間転写ベルト
59a 張架ローラ
59b バックアップローラ
59c ベルト駆動ローラ
60 転写紙
61 レジストローラ
62 転写ベルト
63 紙転写バイアスローラ
64 搬送ベルト
65 定着ユニット
L 露光
80 感光体
81 露光光源
82 現像ユニット
83 除電ランプ
84 帯電ローラ
85 クリーニングユニット
86 バイアスローラ
87 中間転写ベルト
88 レジストローラ
89 紙(像担持体)
90 紙転写バイアスローラ
91 転写ベルト
92 搬送ベルト
93 定着ユニット
94 ファーブラシ
Claims (15)
- 少なくとも電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有する画像形成装置において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質を含む層を有する電子写真感光体であって、その最表面層に下記一般式(1)
〔式中のR1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基、Z1及びZ2は、それぞれ同一又は異なる水素原子、低級アルキル基又は
基(R4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の整数である〕
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2)
(式中のR7は水素原子又はメチル基、R8はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基である)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有し、かつ該画像形成装置が電子写真感光体表面に潤滑性付与剤を塗布する機構を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記最表層中に含有するアクリル変性ポリオルガノシロキサンの含有量が5重量%〜50重量%であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記最表層中にバインダー樹脂、電荷輸送性物質を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記潤滑性付与剤が、金属石鹸であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記潤滑性付与剤として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムより選ばれる金属石鹸を、単独または2種類以上混合して用いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置が複数の電子写真感光体、帯電手段、現像手段、転写手段を有するタンデム型であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置が電子写真感光体上に現像されたトナー画像を中間転写体上に一次転写したのち、該中間転写体上のトナー画像を記録材上に二次転写する中間転写手段を有する画像形成装置であって、複数色のトナー画像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成し、該カラー画像を記録材上に一括で二次転写することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも電子写真感光体、帯電工程、露光工程、現像工程及び転写工程を有する画像形成方法において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質を含む層を有する電子写真感光体であって、その最表面層に下記一般式(1)
〔式中のR1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基、Z1及びZ2は、それぞれ同一又は異なる水素原子、低級アルキル基又は
基(R4及びR5は、それぞれ同一又は異なる炭素数1〜20の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基もしくはハロゲン化炭化水素基、あるいはラジカル反応性基又はSH基もしくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の整数である〕
で表わされるポリオルガノシロキサンと、下記一般式(2)
(式中のR7は水素原子又はメチル基、R8はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基である)
で表わされる(メタ)アクリル酸エステル又はこの(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物とを、重量比5:95ないし95:5の割合で乳化グラフト共重合させて成るアクリル変性ポリオルガノシロキサンを含有し、かつ該画像形成装置が電子写真感光体表面に潤滑性付与剤を塗布する機構を備えていることを特徴とする画像形成方法。 - 前記最表層中に含有するアクリル変性ポリオルガノシロキサンの含有量が5重量%〜50重量%であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
- 前記最表層中にバインダー樹脂、電荷輸送性物質を含有することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成方法。
- 前記潤滑性付与剤が、金属石鹸であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記潤滑性付与剤として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムより選ばれる金属石鹸を、単独または2種類以上混合して用いることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記画像形成方法が複数の電子写真感光体、帯電工程、現像工程、転写工程を有するタンデム型であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記画像形成方法が電子写真感光体上に現像されたトナー画像を中間転写体上に一次転写したのち、該中間転写体上のトナー画像を記録材上に二次転写する中間転写工程を有する画像形成方法であって、複数色のトナー画像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成し、該カラー画像を記録材上に一括で二次転写することを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段の少なくとも一つとを具備してなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置用プロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003406465A JP4204451B2 (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | 画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003406465A JP4204451B2 (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | 画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005165146A true JP2005165146A (ja) | 2005-06-23 |
JP4204451B2 JP4204451B2 (ja) | 2009-01-07 |
Family
ID=34728830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003406465A Expired - Fee Related JP4204451B2 (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | 画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4204451B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098351A1 (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-21 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 電子写真感光体 |
-
2003
- 2003-12-04 JP JP2003406465A patent/JP4204451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098351A1 (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-21 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 電子写真感光体 |
CN100593134C (zh) * | 2005-03-16 | 2010-03-03 | 出光兴产株式会社 | 电子照相感光体 |
US8043775B2 (en) | 2005-03-16 | 2011-10-25 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Electrophotographic photosensitive body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4204451B2 (ja) | 2009-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5152648B2 (ja) | 電子写真感光体とこれを有する電子写真用プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5464400B2 (ja) | 画像形成装置ないし画像形成用プロセスカートリッジ | |
JP2003295490A (ja) | 電子写真感光体、電子写真装置および電子写真用カートリッジ | |
JP2016148766A (ja) | 電子写真感光体、その検査方法および電子写真感光体を備えた画像形成装置 | |
JP3986019B2 (ja) | 電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置、画像形成方法、画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP2008191488A (ja) | 電子写真装置 | |
JP4141341B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4339197B2 (ja) | 電子写真感光体、それを用いた電子写真方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4152612B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP2009237165A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4204451B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP2012027257A (ja) | 電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2009186672A (ja) | 電子写真感光体及びそれを搭載する画像形成装置 | |
JP2007219387A (ja) | 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真方法、電子写真装置、電子写真装置用プロセスカートリッジ、電子写真感光体製造方法 | |
JP2006184527A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジ | |
JP4542961B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真形成方法、電子写真装置、プロセスカートリッジ | |
JP4194932B2 (ja) | 感光層形成用塗工液とその製造方法、及び該塗工液を用いた電子写真感光体、画像形成装置、画像形成方法、プロセスカートリッジ | |
JP2005107471A (ja) | 電子写真感光体、それを用いた電子写真方法、電子写真装置、及び電子写真用プロセスカートリッジ | |
JP4729092B2 (ja) | 電子写真感光体、それを用いた電子写真方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4143008B2 (ja) | 電子写真感光体、それを用いた画像形成装置、画像形成方法および画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4732879B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体を用いた電子写真形成方法、電子写真装置及び電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP2005266036A (ja) | 感光体、電子写真装置及び電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP2006047656A (ja) | 電子写真感光体及びそれを用いた画像形成装置、画像形成方法、プロセスカートリッジ | |
JP2004184906A (ja) | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP4459093B2 (ja) | 電子写真感光体、それを用いた電子写真方法、電子写真装置およびプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081009 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081014 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |