JP2005164728A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のトナー供給手段が同時に動作しないように、且つ適切なトナー濃度が保たれるように制御して、騒音と振動とを抑制することが可能なカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】所定の周期Ps1、Ps2で検出されるトナー濃度検出手段からのトナー濃度に基づいて、各現像装置の現像剤のトナー濃度を所定の濃度値に保つためにトナー補給手段の動作に必要なトナー補給期間tk、tm、tc、tyを周期ごとに算出するとともに、複数のトナー補給手段が同時に動作しないように算出された各トナー補給期間が長い現像装置のトナー補給手段M、K、C、Yから順次動作完了させて、1つの周期の終了時に、動作中のトナー補給手段Cがあればその動作を停止させると同時に、動作予定のトナー補給手段Yがあればその動作予定をキャンセルするように制御とトナー補給期間の算出動作を周期ごとに行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置に係わり、特に、トナー補給機構を有する複数の現像装置を搭載した画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した複写機などの画像形成装置では、感光体表面に形成される静電潜像を現像してトナー画像として顕像化する。そのため、トナーと磁性体キャリアとが所定の比率で混合された2成分現像剤が従来から使用されている。このような2成分現像剤で現像を行う場合、トナーと磁性体キャリアとの混合比率(トナー濃度)が重要となり、トナー濃度が低すぎる場合は顕像化される画像は濃度が低く、トナー濃度が高すぎる場合は画像の背景が汚れる、所謂、地肌カブリが発生する。
こうした理由により、適切な画像品質を保つためには、このトナー濃度を検知して、所定の混合比率より低い場合には現像剤にトナーを補給して、トナー濃度を適切に制御することが必要である。トナー濃度を検知する方法としては、現像剤の透磁率を所定の周期で検知する方法や、現像剤の光反射を所定の周期で検知する方法などがある。また、トナーを補給する方法としては、トナーを収容するトナー容器やトナーホッパーにトナーを掻き出すパドルや螺旋軸を設けて、それらをトナー補給モータで回転させるトナー補給機構が一般的である。こうして、トナーが現像剤に対して補給されると、攪拌機構(アジテータ)を使用してトナーと現像剤とを攪拌する。
その攪拌機構は、現像装置の現像ローラと連動するものや、前記のトナー補給モータと連動して攪拌を行うものがある。そのため、トナー補給中はトナー補給モータとともに、それに連動する機構部からも騒音や振動が発生する。特に、複数の現像装置が使用されるカラー画像形成装置においては、複数の現像装置に対して同時にトナーが補給されると、それに伴う騒音や振動は、同時にトナー補給が行われる現像装置の数に比例して大きくなる。
図11は、従来のカラー画像形成装置において、各色の現像装置のトナー補給時のタイミングチャートである。Kはブラック、Mはマゼンタ、Cはシアン、Yはイェロの現像装置をあらわし、トナー補給周期Tの期間、各色のトナー補給の動作と終了を示す例である。同図の例では、K、M、C、Yの4現像装置で期間t1の間、同時にトナー補給が行われている。期間t2ではK、M、Cの3現像装置、期間t3ではKとCの2現像装置で同時にトナー補給が行われている。このように、特にカラー画像形成装置では、複数の現像装置で同時にトナー補給が行われる確率は高く、そのことによる騒音と振動を抑制する必要がある。
特許文献1は、現像装置においてトナーの補給・攪拌時にアジテータや振動子によって発生するトナー供給装置の振動と、この振動に伴う騒音を抑制するために、トナーホッパー部に吸音材と空洞部を有するカバーを設けて消音器とし、この消音器で振動と騒音を抑制することを提案している。
特開平11−305533号公報
特許文献1が提案する方法は、確かに、消音器によって振動と騒音が外部に漏れることを抑制する効果はあるが、特許文献1に添付されている図面から明らかなように、トナーホッパーの両側に消音器となるカバーを取り付けるための比較的大きなスペースを必要とする。特に現像色の数に相当する複数の現像装置を狭いスペースに収納せざるを得ないカラー画像形成装置には適当ではない。また、消音器による振動と騒音の抑制であり、振動源や騒音源を直接停止させる構造ではないため、複数のトナー供給装置が同時に動作した場合の効果は定かではない。
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、複数の現像装置を有する画像形成装置において、複数のトナー供給手段が同時に動作しないように、且つ適切なトナー濃度が保たれるように制御して、騒音と振動とを抑制するとともに、トナー供給手段による電力容量も抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、静電潜像を現像するためにトナーとキャリアとからなる2成分の現像剤を使用し、トナー補給容器から現像剤にトナーを補給するトナー補給手段と、現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段とを備え、該トナー濃度検出手段から所定の周期で検出される検出トナー濃度に基づいてトナーの補給が行われる複数の現像装置を備えた画像形成装置において、トナー濃度検出手段からの検出トナー濃度に基づいて、各現像装置の現像剤のトナー濃度を所定の濃度値に保つためにトナー補給手段の動作に必要なトナー補給期間を周期ごとに算出するとともに、複数のトナー補給手段が同時に動作しないように算出された各トナー補給期間が長い現像装置のトナー補給手段から順次動作完了させて、1つの周期の終了時に、動作中のトナー補給手段があればその動作を停止させると同時に、動作予定のトナー補給手段があればその動作予定をキャンセルするように制御とトナー補給期間の算出動作を周期ごとに行う。
また、本発明では、静電潜像を現像するためにトナーからなる1成分の現像剤を使用し、トナー補給容器から現像剤にトナーを補給するトナー補給手段と、現像剤のトナー量を検出するトナー量検出手段とを備え、該トナー量検出手段から所定の周期で検出される検出トナー量に基づいてトナーの補給が行われる複数の現像装置を備えた画像形成装置において、トナー量検出手段からの検出トナー量に基づいて、各現像装置のトナー量を所定の量に保つためにトナー補給手段の動作に必要なトナー補給期間を周期ごとに算出するとともに、複数のトナー補給手段が同時に動作しないように算出された各トナー補給期間が長い現像装置のトナー補給手段から順次動作完了させて、1つの周期の終了時に、動作中のトナー補給手段があればその動作を停止させると同時に、動作予定のトナー補給手段があればその動作予定をキャンセルするように制御とトナー補給期間の算出動作を周期ごとに行う。
また、本発明による画像形成装置では、各トナー補給期間のいずれかが所定の長さを超える場合は、画像形成装置の印刷動作を停止して、印刷を行わずにトナー補給を行うこと。
更に、本発明による画像形成装置は、複数のトナー補給手段が補給するトナーは、それぞれM(マゼンタ)、Y(イェロ)、C(シアン)、K(ブラック)の色のトナーであり、これらのトナーで現像を行ってカラー画像を形成する。
本発明による画像形成装置によると、2成分の現像剤を使用する複数の現像装置において、各現像剤のトナー濃度を検出してトナー補給が必要な期間を算出し、その期間が長いトナー補給手段から優先的に順次動作完了させ、各周期の終了時に動作中や動作予定のトナー補給手段の動作をキャンセルする制御が周期ごとに行われる。そのため、同時に複数のトナー補給手段が動作しないため、トナー補給にともなう騒音、振動、電力容量を大幅に抑制することが可能になる。
また、本発明による画像形成装置によると、1成分の現像剤を使用する複数の現像装置において、各現像装置のトナー量を検出してトナー補給が必要な期間を算出し、その期間が長いトナー補給手段から優先的に順次動作完了させ、各周期の終了時に動作中や動作予定のトナー補給手段の動作をキャンセルする制御が周期ごとに行われる。そのため、同時に複数のトナー補給手段が動作しないため、トナー補給にともなう騒音、振動、電力容量を大幅に抑制することが可能になる。
更に、本発明による画像形成装置によると、各現像装置のトナー補給が必要な期間が所定の値を超えるような、トナーを大量に消費する画像形成が行われる場合は、画像形成動作が停止してトナー補給が前記の要領で行われるため、必要なトナーが補給されるとともに、その補給時も騒音、振動、電力容量を大幅に抑制することが可能になる。
また、本発明による画像形成装置によると、4色のトナーを使用してカラー画像が形成され、それぞれのトナーに対して前記の要領でトナーが補給されるため、カラーの画像形成装置においても、トナー補給にともなう騒音、振動、電力容量を大幅に抑制することが可能になる。
以下、本発明の詳細を添付図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るカラー画像形成装置の概略を示す正面模式図である。図1において、カラー画像形成装置(以下、画像形成装置)1は、操作のための表示と入力とが行われる操作部2と、原稿の画像を読み取る画像読取装置3と、読み取られて画像処理された画像を用紙上に印刷する印刷部4とから概略構成されている。
印刷部4は、Y(イェロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)用の画像形成部5Yと5Mと5Cと5K(総称する場合の参照番号は5とする)と、これらの色に対応するトナーホッパー6Yと6Mと6Cと6K(総称する場合の参照番号は6とする)と、被記録媒体である用紙Pを格納する給紙装置7と、給紙ガイド8と、給紙タイミングローラ9と、給紙タイミングローラ9を駆動する給紙タイミングモータ9aと、搬送ベルト10と、この搬送ベルトを駆動する搬送ベルトローラ11と、転写ローラ12と、定着部13と、排紙ガイド14と、排出部15と、制御部16などから構成されている。また、各色の画像形成部5Y、5M、5C、5Kは、それぞれ、現像装置22、感光体23、帯電装置24、露光装置25、クリーニング装置26などから構成されている。
次に、上記の構成の画像形成装置1の概略動作を説明する。まず、ユーザが画像読取装置3に原稿をセットしたあと、操作部2を操作して印刷を開始させると、原稿の読み取り走査が行われる。その後、所定の画像処理が行われ、イェロ、マゼンタ、シアンにそれぞれ色分解されたあと、各モードに応じた画像処理が施されてブラックの色要素が付加されて、制御部16の指示により図示しない画像メモリに一時格納される。その後、印刷のため画像形成部5に送出される。
一方、各画像形成部5の帯電装置24によって帯電した感光体23は、上記の色分解された色ごとの画像信号に従って露光装置25により露光され、その表面に静電潜像が形成される。このようにして各色の静電潜像が記録された感光体23は、現像装置22により対応する色のトナーで現像され、その表面に可視画像が形成される。このような画像形成のプロセスが色ごとに行われる。
給紙装置7から給紙された用紙Pは、給紙ガイド8により送出案内されるが、給紙タイミングローラ9にその先端部が挟持された状態で一旦停止する。前記した感光体23上での画像形成にタイミングを合わせて、給紙タイミングモータ9aが制御部16からの信号により駆動されると、給紙タイミングローラ9は用紙Pを、搬送ベルトローラ11によって反時計方向に回転している搬送ベルト10の上面に搬送する。そうすると、用紙Pは搬送ベルト10の上面に吸着されて、各色の画像形成部5Y、5M、5C、5Kの直下を通過するときに、転写電圧が印加された転写ローラ12によって各色の画像が用紙Pに順次転写される。このようにして、用紙P上で重ねあわされてフルカラー画像を形成する4色のトナーは、用紙Pが定着部13を通過する際、加熱・加圧されることにより定着される。その後、用紙Pは排紙ガイド14によって排出部15に排出案内される。
図2は、図1で示した画像形成部5とその周辺の要部拡大図である。図2において、図1で示した構成品と同一のものは同じ参照符号を附してその説明は省略する。画像形成部5の現像装置22は、2成分現像方式の場合、その内部にトナーとキャリアとが所定の比率で混合され、例えば、図中A方向に回転する撹拌ローラ31により攪拌される現像剤32を有し、その現像剤32をB方向に回転する現像ローラ33により、近接する感光体23の表面に運び、感光体23上の静電潜像を現像する。現像装置22の内部には、攪拌される現像剤32に常に接するように、トナー濃度検出器35が取り付けられている。現像装置22の上部には、所定の量のトナー36が充填されたトナー供給容器37が装着され、必要に応じてトナー供給機構部38のトナー補給ローラ40を、トナー補給モータ41がC方向に回転させることにより、トナー36を現像剤32に供給する。
以上のような構成において、画像形成を行う過程で、現像剤32に含まれるトナー量が少なくなると、つまり、トナー濃度が所定値より低くなったことを、現像装置22の内部にあるトナー濃度検出器35が検出すると、トナー補給モータ41が起動し、トナー補給ローラ40がC方向に回転してトナー36を現像剤32に供給する。トナー濃度の検出は、撹拌ローラ31の軸に固着されて共に回転するブレード31aが、トナー濃度検出器35の検出面をクリーニングする周期で行われる。また、図示して説明しないが、1成分現像方式の現像装置においては、前記現像剤32を1成分現像方式用のトナーに、また、トナー濃度検出器35をトナー量検出器に置き換えると分かり易い。1成分現像方式の場合は、現像装置22内のトナーが消費されてそのレベルが下がると、トナー供給容器37から1成分現像方式用のトナーが同様にして供給される。
図3は、K、M、C、Yの各色の現像装置22とCPUとの接続を示す模式図である。各色の現像装置22にあるトナー濃度検出器35の検出出力が制御部16(図1)のCPU16aに入力され、それぞれの検出出力に基づいてCPU16aは、補給に必要なトナー量からトナー補給モータ41を回転させる期間を算出して、その期間に応じて各トナー補給モータ41を駆動する。メモリ16bは、その計算のために使用される記憶領域であり、計算のためのパラメータも予め記憶されている。
図4は、図3に示したトナー濃度検出器35による検出出力に基づいて、CPU16aが算出した各色のトナー補給モータ41の駆動期間を示す例である。周期Tの開始タイミングPsで、トナー濃度検出器35による検出が行われて、トナーを補給して所定の濃度に戻すために各色のトナー補給モータ41を回転させる期間が、Kではtk、Mではtm、Cではtc、Yではtyとして算出される。尚、各色の現像装置22のトナー濃度検出タイミングは一致しない場合もあるが、図3のCPU16aによって、同一タイミングPsで上記期間の算出が行われる。
図4に示されたタイミングで、K、M、C、Yの各トナー補給モータ41が駆動されると、従来技術の問題として説明したように複数のトナー補給モータ41が同時に回転して騒音、振動、同時に消費される電力容量が増加するなどの問題が発生する。従って、本実施形態では、図4に示した例のように、各トナー補給モータ41の駆動期間の総和が、周期Tを超えない場合は、図5に示すように、同時に複数のトナー補給モータ41が動作しないように、各トナー補給モータ41を順次駆動する。
図5は、図4に示したトナー補給期間に対する各トナー補給モータ41の駆動タイミングチャートであり、(a)は同時に複数のトナー補給モータ41が駆動されないように制御するタイミングチャートで、(b)は駆動期間の長いものから順次駆動する制御するタイミングチャートである。図5(a)の制御によると、まず、Kのトナー補給モータ41が周期Tの間に期間tk回転して停止すると、次にMのトナー補給モータ41が期間tm回転して停止し、Cのトナー補給モータ41が期間tc回転して停止し、最後にYのトナー補給モータ41が期間ty回転して停止するが、この順番には制限はない。つまり、tk+tm+tc+ty≦周期Tの場合、各トナー補給モータ41は同時に動作しないように順次駆動される。このように制御すれば、従来技術の問題である、トナー補給機構による騒音、振動、同時に消費される電力容量を抑制することが可能である。
図5(b)の制御によると、起動期間の長い色のトナー補給モータ41から駆動するため、まず、Cのトナー補給モータ41が周期Tの間に期間tc回転して停止すると、次にMのトナー補給モータ41が期間tm回転して停止し、Kのトナー補給モータ41が期間tk回転して停止し、最後にYのトナー補給モータ41が期間ty回転して停止する。つまり、tk+tm+tc+ty≦周期Tの場合、図5(a)、(b)に示したいずれの方法も、各トナー補給モータは同時に動作しないように順次駆動される。このように制御すれば、従来技術の問題である、トナー補給機構による騒音、振動、同時に消費される電力容量を抑制することが可能である。ただし、図5(b)に示した方法の場合、後述するtk+tm+tc+ty>周期Tの場合と同じ制御を適用できるため、より好ましい制御方法である。
次に、図6と図7を使用して、tk+tm+tc+ty>周期Tの場合の制御について説明する。図6は、各トナー補給期間の総和が周期Tを超える場合の例である。図7は、図6に示したトナー補給期間に対する各トナー補給モータ41の駆動タイミングチャートである。図6に示した例で明らかなように、ある周期TにKのトナー補給モータ41を期間tk、Mのトナー補給モータ41を期間tm、Cのトナー補給モータ41を期間tc、Yのトナー補給モータ41を期間ty駆動させてトナー補給を行う算出が、CPU16a(図3)によって行われたとする。この場合、前記したtk+tm+tc+ty≦周期Tの場合の図5(a)に示した例のように、同時に複数のトナー補給モータ41が動作しないように各トナー補給モータ41を順次駆動すると、いずれかの色のトナーで、トナー補給が慢性的に遅延する状態が発生し、画質の劣化と共に現像剤を劣化させる可能性がある。
そのため、tk+tm+tc+ty>周期Tの場合は、図7に示すように、図5(b)の例と同様に、期間tk、tm、tc、tyで最も期間が長いもの(Mのtm)を最初に駆動し、それが停止すると同時に、次に期間が長いもの(Kのtk)を駆動し、それが停止すると同時に、次に期間が長いもの(Cのtc)を駆動し、この方法をトナー補給が必要な全ての色で繰り返す。具体的には、期間tmがもっとも長いので、Mのトナー補給モータ41を期間tm駆動し、その終了と同時にKのトナー補給モータ41を期間tk駆動し、その終了と同時にCのトナー補給モータ41を駆動する。ところが、図7から明らかなように、Cのトナー補給モータ41の期間tcは最初の周期T(1)内で終了できず、tc1の駆動を終え、次の周期T(2)に期間tc_rを持ち越してしまう。Yのトナー補給モータ41の期間tyは最初の周期T(1)内で開始もできず、期間tyをそのままty_rとして次の周期T(2)に持ち越してしまう。
このような制御を行えば、CとYの色のトナーは計算どおり補給されていないため、例えば次の周期T(2)では、図8に示すように、CとYの色のトナーに関しては前の周期T(1)で補給されなかったトナー分も含んで、トナー濃度が検出されて不足量がPs2のタイミングで算出される。従って、周期T(2)の間は図8に示したそれぞれの期間、トナー補給が行われるように制御される。その様子を図9に示す。図9は、図8に示したトナー補給期間に対する各トナー補給モータ41の駆動タイミングチャートである。
この例では、2番目の周期T(2)においても、tk+tm+tc+ty>周期が成り立つため、上記したように、期間が長い色のトナー補給から補給が順次開始して終了する。通常、1つの印刷頁や印刷ジョブは複数の周期Tから成り立っているため、前記の制御を行って長いトナー補給期間が必要なものほど、優先して補給を開始して終了するようにすれば、所定のトナー濃度幅の範囲に保たれるように各色のトナー濃度が制御される。
以上の制御方法の詳細を、図2、図3、及び図10を使用して説明する。図10は、本発明に係わる画像制御装置のトナー補給の制御を説明するためのフローチャートである。ステップS1で、各色現像装置22のトナー濃度検出器35によってK、M、C、Y色それぞれのトナー濃度検出が行われる。それらの検出値に基づき、S2で、CPU16aが補給に必要なトナー量をそれぞれの色ごとに算出し、その量に基づいてそれぞれの色のトナー補給モータ41の駆動期間を算出し、期間tk、tm、tc、tyとする。尚、検出された濃度から、必要なトナー量、更に補給期間を算出するための変換式は、予めメモリ16bに記憶されている。また、図10で説明されている動作は、期間tk+tm+tc+tyの合計が周期Tより長いか短いかによって区別せずに、同じように制御される。つまり、その合計が周期T以下の場合は、図5(b)を使用して説明した制御と同じになる。
次に、S3で、このように算出された期間tk、tm、tc、tyのいずれかが、所定の期間より大きい場合は、S30に分岐して、その印刷頁間或いは印刷ジョブ間で印刷を中断した後、S31で、画像を形成せずにトナーの強制補給動作を行う。例えば、ある色を多量に消費する画像形成が行われると、印刷を行いながらのトナー補給動作では、本実施形態に係わるトナー補給制御を行っても、所定のトナー濃度を保つことが困難になる可能性がある。この場合、前述したように、画質の劣化や現像剤の劣化を引き起こすこと可能性があるため、印刷を中断して、トナーの消費が行われないように、本実施形態の制御方法によって、周期Tごとに必要なトナー補給期間を算出しながらトナー補給の制御を行う。従って、トナー強制補給動作中であっても、同時に複数のトナー補給モータ41が駆動されることはなく、騒音、振動、及び電力容量を抑制することが可能である。S31でのトナー強制補給動作が終了すると、S1に戻って中断していた印刷ジョブが再開される。S3で、期間tk、tm、tc、tyとも所定の期間より小さい場合は、S5で、周期Tの時間計測が開始される。
そして、S7で、算出された期間tk、tm、tc、tyのうち、1番大きい色トナー補給モータ41の駆動と時間計測が開始される。S9で、計測されている1つの周期Tが終了した場合はS27に分岐して、トナー補給モータ41の停止後、次の周期Tの動作に移る。すなわち、S1からの動作が再び繰り返される。S9で、周期Tが終了していない場合は、S10に移行して、その色のトナー補給モータ41が駆動される期間が終了したか否かがチェックされ、終了するまでトナー補給モータ41を継続して駆動するためS9からのステップに戻る。S10で、その色のトナー補給モータ41の駆動期間が終了したと判断されると、S11で、トナー補給モータ41が停止される。
次に、S12で、算出された期間tk、tm、tc、tyのうち、2番目に大きい色トナー補給モータ41の駆動と時間計測が開始される。S14で、計測されている1つの周期Tが終了した場合はS27に分岐して、トナー補給モータ41の停止後、次の周期Tの動作に移る。すなわち、S1からの動作が再び繰り返される。S14で、周期Tが終了していない場合は、S15に移行して、その色のトナー補給モータ41が駆動される期間が終了したか否かがチェックされ、終了するまでトナー補給モータ41を継続して駆動するためS14からのステップに戻る。S15で、その色のトナー補給モータ41の駆動期間が終了したと判断されると、S16で、トナー補給モータ41が停止される。
同様に、S18で、算出された期間tk、tm、tc、tyのうち、3番目に大きい色トナー補給モータ41の駆動と時間計測が開始される。S19で、計測されている1つの周期Tが終了した場合はS27に分岐して、トナー補給モータ41の停止後、次の周期Tの動作に移る。すなわち、S1からの動作が再び繰り返される。S19で、周期Tが終了していない場合は、S20に移行して、その色のトナー補給モータ41が駆動される期間が終了したか否かがチェックされ、終了するまでトナー補給モータ41を継続して駆動するためS19からのステップに戻る。S20で、その色のトナー補給モータ41の駆動期間が終了したと判断されると、S22で、トナー補給モータ41が停止される。
最後に、S23で、算出された期間tk、tm、tc、tyのうち、4番目に大きい色トナー補給モータ41の駆動と時間計測が開始される。S25で、計測されている1つの周期Tが終了した場合はS27に分岐して、トナー補給モータ41の停止後、次の周期Tの動作に移る。すなわち、S1からの動作が再び繰り返される。S25で、周期Tが終了していない場合は、S26に移行して、その色のトナー補給モータ41が駆動される期間が終了したか否かがチェックされ、終了するまでトナー補給モータ41を継続して駆動するためS25からのステップに戻る。S26で、その色のトナー補給モータ41の駆動期間が終了したと判断されると、S27で、トナー補給モータ41が停止される。その後、次の周期に移るため、S1からのステップが繰り返される。
このように、トナー濃度検出の周期に基づく周期ごとに各色のトナー補給を行う画像形成装置において、同時に複数の色のトナー補給が行われないように、算出されたトナー補給期間の長い色から優先的にトナー補給を行うことによって、周期ごとに最も不足している色のトナーの補給が優先的に行われるため、トナー補給に係わる騒音、振動、電力容量を抑制しつつ、確実にトナーの補給が行えることは明らかである。また、本発明に係わる制御を行えば、トナーを大量に消費する印刷ジョブの場合、印刷を中断して、トナー強制補給をおこなっても、騒音、振動、電力容量を抑制することが可能である。
以上の説明では、2成分現像方式の現像装置22(図2)を例にして説明したが、1成分現像方式の場合は、前述したように、2成分現像剤とトナーを1成分現像方式用のトナーに、トナー濃度をトナー量に、また、トナー濃度検出をトナー量検出に置き換えると分かり易い。1成分現像方式の場合は、図2の現像装置22内のトナーが消費されてそのレベルが下がると、トナー供給容器37から1成分現像方式用のトナーが同様に供給される。そのため、本発明は、1成分現像方式で画像形成を行う画像形成装置にも同様にして実施可能であることは明らかである。
また、トナー補給手段として、トナー補給モータ41でトナー補給ローラ40(図2)を回転させてトナーを補給する構成を説明したが、トナー補給手段はこれらの構成に限定されないことは言うまでもない。例えば、トナー補給モータ41の代わりに、駆動系との連結と遮断を行う電磁クラッチや電磁ソレノイドを使用することも可能である。
以上、発明の実施形態を、画像形成装置1を4色の現像装置22を有するカラー画像形成装置として、図1に示す構成に基づいて説明したが、本発明は、複数のトナー補給機構を有する画像形成装置であれば実施可能である。また、画像形成装置1の例として複写機能を取り上げて説明したが、複写機能のほかにプリント機能、ファックス機能、ネットワーク機能、更にはEメール機能などを有した、複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いは、所謂複合機であっても、実施可能であることは明らかである。
本実施形態に係るカラー画像形成装置の概略を示す正面模式図である。 図1で示した画像形成部5とその周辺の要部拡大図である。 K、M、C、Yの各色の現像装置とCPUとの接続を示す模式図である。 図3に示したトナー濃度検出器35による検出出力に基づく各色のトナー補給モータ41の駆動期間を示す例である。 図4に示したトナー補給期間に対する各トナー補給モータ41の駆動タイミングチャートであり、(a)は同時に複数のトナー補給モータ41が駆動されないように制御するタイミングチャートで、(b)は補給期間の長いものから順次駆動する制御するタイミングチャートである。 各トナー補給期間の総和が周期Tを超える場合の例である。 図6に示したトナー補給期間に対する各トナー補給モータ41の駆動タイミングチャートである。 第2周期において算出された各トナー補給モータ41の駆動期間を示すタイミングチャートである。 図8に示したトナー補給期間に対する各トナー補給モータ41の駆動タイミングチャートである。 本発明に係わる画像制御装置のトナー補給の制御を説明するためのフローチャートである。 従来のカラー画像形成装置において、各色の現像装置のトナー補給時のタイミングチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 操作部
3 画像読取装置
4 印刷部
5、5Y、5M、5C、5K 画像形成部
6、6Y、6M、6C、6K トナーホッパー
7 給紙装置
8 給紙ガイド
9a 給紙タイミングモータ
9 給紙タイミングローラ
10 搬送ベルト
11 搬送ベルトローラ
12 転写ローラ
13 定着部
14 排紙ガイド
15 排出部
16 制御部
16a CPU
16b メモリ
22 現像装置
23 感光体
24 帯電装置
25 露光装置
26 クリーニング装置
31 撹拌ローラ
31a ブレード
32 現像剤
33 現像ローラ
35 ナー濃度検出器
36 トナー
37 トナー供給容器
38 トナー供給機構部
40 トナー補給ローラ
41 トナー補給モータ
P 用紙
Ps、Ps1、Ps2、Ps3 タイミング
T、T(1)、T(2)、T(3) 周期
t1〜t3、tc、tc1、tc_r、tk、tm、ty、ty_r 期間

Claims (4)

  1. 静電潜像を現像するためにトナーとキャリアとからなる2成分の現像剤を使用し、トナー補給容器から現像剤にトナーを補給するトナー補給手段と、前記現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段とを備え、該トナー濃度検出手段から所定の周期で検出される検出トナー濃度に基づいてトナーの補給が行われる複数の現像装置を備えた画像形成装置において、
    前記トナー濃度検出手段からの検出トナー濃度に基づいて、各現像装置の現像剤のトナー濃度を所定の濃度値に保つために前記トナー補給手段の動作に必要なトナー補給期間を前記周期ごとに算出するとともに、複数のトナー補給手段が同時に動作しないように前記算出された各トナー補給期間が長い現像装置のトナー補給手段から順次動作完了させて、1つの周期の終了時に、動作中のトナー補給手段があればその動作を停止させると同時に、動作予定のトナー補給手段があればその動作予定をキャンセルするように制御と前記トナー補給期間の算出動作を周期ごとに行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電潜像を現像するためにトナーからなる1成分の現像剤を使用し、トナー補給容器から現像剤にトナーを補給するトナー補給手段と、前記現像剤のトナー量を検出するトナー量検出手段とを備え、該トナー量検出手段から所定の周期で検出される検出トナー量に基づいてトナーの補給が行われる複数の現像装置を備えた画像形成装置において、
    前記トナー量検出手段からの検出トナー量に基づいて、各現像装置のトナー量を所定の量に保つために前記トナー補給手段の動作に必要なトナー補給期間を前記周期ごとに算出するとともに、複数のトナー補給手段が同時に動作しないように前記算出された各トナー補給期間が長い現像装置のトナー補給手段から順次動作完了させて、1つの周期の終了時に、動作中のトナー補給手段があればその動作を停止させると同時に、動作予定のトナー補給手段があればその動作予定をキャンセルするように制御と前記トナー補給期間の算出動作を周期ごとに行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記各トナー補給期間のいずれかが所定の長さを超える場合は、前記画像形成装置の印刷動作を停止して、印刷を行わずにトナー補給を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 複数のトナー補給手段が補給するトナーは、それぞれM(マゼンタ)、Y(イェロ)、C(シアン)、K(ブラック)の色のトナーであり、これらのトナーで現像を行ってカラー画像を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009093073A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2014081531A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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