JP2005163978A - 軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハブホイール軸端部に形成したかしめ用円筒部を径方向外側にかしめて内輪を固定する際、内輪を外周から押さえる治具を用いることなしに、内輪に過度の径方向の力が作用して内輪の変形を防止する。
【解決手段】 複列外向きのアンギュラ玉軸受を備えた軸受装置におけるハブホイール2の軸端部にかしめ用円筒部17を備え、このかしめ用円筒部17をかしめ治具によって揺動かしめを行い、径方向外側に拡径しながら屈曲させ、内輪3の端面10にこれを押しつけてかしめ止めを行い、アンギュラ玉軸受に対する抜け止めと予圧付与とを行う軸受装置であって、かしめ用円筒部17の内側の面取り中心位置30が、前記内輪3の内端面10よりも内輪軸方向外側に位置させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に取り付けられる車輪支持用ハブユニット等の軸受装置に関し、特に軸受装置の軸部の軸端部をかしめて内輪に押しつけることにより転がり軸受を固定するようにした軸受装置に関する。
従来より自動車の車輪は、車輪支持用ハブユニットにより懸架装置に支持しており、図3(b)は、従来から広く用いられている車輪支持用ハブユニットの、製造時における中間完成品の状態の1例を示している。この車輪支持用ハブユニット1は、ハブホイール2と、内輪3と、外輪4と、複数個の転動体5とによって複列外向きのアンギュラ玉軸受を構成している。このうちのハブホイール2の外周面の外端部には、車輪を支持する為のフランジ6を形成している。また、このハブホイール2の軸部11の中間部には第一の内輪軌道7を、同じく内端部には外径寸法が小さくなった段部8を、それぞれ形成している。この種の車輪支持用ハブユニットは、例えば特開平10−272903号公報等の多数の公報に開示されている。
なお、この車輪支持用ハブユニット1が車体に取り付けられた状態では、通常は車輪が取り付けられるフランジ6が車体の幅方向外側に位置し、その反対側が車体の幅方向中央寄りで車体の内側に位置するので、図面にも示しているとおり、以降この車輪支持用ハブユニット1の各部材において、このフランジ6側を外側、その反対側を内側と呼ぶ。
前記段部8には、その外周面に第二の内輪軌道9を形成した内輪3を外嵌している。上記ハブホイール2の軸部11の内端部には、最初図3(a)に示すようなかしめ用円筒部17を突出しており、後述するようなかしめ治具によって、内輪3の内端面10よりも内方に突出した部分を直径方向外方に折り曲げることにより同図(b)に示すようなかしめ部16を形成し、このかしめ部16と段部8の段差面12との間で上記内輪3を挟持している。このようにかしめ用円筒部17をかしめて内輪3に押しつけることにより、転がり軸受に対して所用の予圧としての圧縮応力を付与すると共に、転がり軸受の抜け止めを行うようにし、部品点数削減による低コスト化を図っている。
また、上記外輪4の内周面には、上記第一の内輪軌道7と対向する第一の外輪軌道13、及び上記第二の内輪軌道9に対向する第二の外輪軌道14を形成している。そして、これら第一、第二の内輪軌道7、9と第一、第二の外輪軌道13、14との間に上記転動体5、5をそれぞれ複数個斜接形式に配置し、前記のように複列外向きのアンギュラ玉軸受としている。なお、図示の例では、転動体5、5として玉を使用しているが、重量の嵩む自動車用のハブユニットの場合には、これら転動体としてテーパころを使用する場合もある。
また、図示の例では、上記外輪4の外端部内周面と上記ハブホイール2の外周面との間にシールリング19を設けることにより、上記転動体5、5を設置した空間に塵芥が進入したり、或はこの空間から潤滑油等が漏出するのを防止している。また、この車輪支持用ハブユニット1には、この製造工程においてその後、ハブホイール2の外端側のフランジ6に形成した孔に、車輪取り付け用のハブボルトを圧入する等の工程を経て完成品とする。
上述の様な車輪支持用ハブユニット1の製造工程において、図3(a)に示すように内輪3の内端面10よりも内方に突出したかしめ用円筒部17を、同図(b)に示すようにかしめる際には、図4に示すようなかしめ治具18を用いてかしめ作業を行う。即ち、かしめ治具18の先端には、前記かしめ用円筒部17における内周面20の内端縁21に対して当接し断面が円弧面をなすかしめ用曲面22を形成したかしめ治具突部23を、回転軸部24に対して突出して設けている。
かしめ作業時には例えば特開2001−353538号公報にも示されるように、また、その要部を図4に示すように、半完成品の車輪支持用ハブユニット1の外端部に形成した凹部25を、基盤26に設けた中央支持部27に嵌合して中心位置を設定する。その後必要に応じてハブホイール2のフランジ6、或いは外輪4のフランジ15等を基盤26側に固定する。その後かしめ治具18を所定角度θだけ傾けた状態のまま、かしめ具突部23のかしめ用曲面22をかしめ用円筒部17の内端縁21に当接し、かしめ力を付与しつつ図示されない揺動かしめ装置によって、回転中心Aを中心として図中下方に押圧しつつ揺動回転させる。その結果、かしめ用円筒部17は図中下方に、且つ半径外側方向に拡径しつつ次第に曲げられ塑性変形されて、最終的に図3(b)及び図4に実線で示すように、内輪3の内端面10に対して押しつけられる。
上記従来の装置においては、かしめ時に内輪3に対して、特に径方向に対して過大なかしめ力がかかると、内輪3の第二の内輪軌道9がいびつに変形し異音が発生する等の恐れがある。即ち、従来の車輪支持用ハブユニットの軸受装置においては、かしめ用円筒部17は図3(a)に示すように、その内周面20における面取り中心位置30が、内輪3の内端面10より外側、即ち内輪3の内端面10より軸線方向で段差面12側に位置していた。
そのため、前記図4に示すようにかしめ用円筒部17をかしめ治具18でかしめる時には、図5に拡大して示すように、最初同図(a)に示すようなかしめ用円筒部17における内周面20の内端縁21に、かしめ治具18のかしめ治具突部23におけるかしめ用押圧面31を当接して、前記のようにかしめ治具を軸線C方向にFの力で押圧しつつ、所定角度θだけ傾けた状態で回転させると、略円弧面をなすかしめ用押圧面31が、その接触部分の傾斜によって内端縁21を図中矢印F1で示す方向に押圧する。
このとき、かしめ用円筒部17は半径方向外側に、即ち拡径方向に押圧される。特に従来のかしめ用円筒部17の内周面20における面取り中心位置30が、前記のように内輪3の内端面10より外側、即ち内輪3の内端面10より軸線方向で段差面12側に位置していたため、曲がる起点となる位置が、内輪3の半径方向内周面32とかしめ用円筒部17の半径方向外周面28との接触が解放される、内輪3の面取り部の起点である内輪面取り起点部33となる。このとき、前記内輪面取り起点部33には、図中矢印f1で示すように、半径方向外側に対して大きな力が作用する。
このような半径方向外側の向きを中心とした大きな力f1は、内輪3に対して直接作用するため、リング状の内輪3の内端面10側を主として拡径方向に押圧し、そのため内輪3はいびつな変形を生じ、図5(b)に示すようにかしめ用円筒部17が押し縮められつつ拡開していく。特にこの過程において、内輪3の第二の内輪軌道9は変形し、真円度が低下して転動体5は円滑な転動が行われなくなるという問題を生じる。
上記のようなかしめ時における内輪の変形を抑制するために、例えば特開2000−38005号公報に示されているように、アンギュラ玉軸受の抜け止めと予圧付与とを行うためにかしめ用円筒部をかしめるに際して、内輪を円環状の拘束治具で拘束した状態とすることによって、内輪の軌道面のいびつな変形を押さえる方法が提案されている。
特開平10−272903号公報 特開2001−353538号公報
一方、車両用ハブユニットのコスト低減を図る一つの条件に、組み立てラインにおける組み立て工数並びに組み立て時間を可能な限り少なくして量産性を上げることがある。その点、上述のような拘束治具は、車両用ハブユニットの性能向上に必要であるものの、それを内輪と外輪との対向間隙に入れ、内輪肩部外周に当接させる作業を行う際に多くの手間と時間とがかかってしまう。
したがって、本発明は上記従来技術のような拘束治具を用いることなく、かしめ時において内輪がいびつに変形することを抑制しながら軸部軸端の内輪へのかしめ作業を可能として、組み立ての工数並びに時間を減少させ、量産性の向上に適した構造の軸受装置とすることを解決すべき課題とする。
本発明による軸受装置は、軸端にかしめ用円筒部を有する軸体の外周に、斜接形式の転がり軸受を取り付け、前記軸体のかしめ用円筒部を径方向外向きに屈曲させて前記転がり軸受の内輪の端面にかしめつけて、転がり軸受に対する抜け止めと予圧とを行う軸受装置であって、前記かしめ用円筒部内側の面取り中心位置が、前記内輪の端面よりも内輪の軸方向外側に位置させたものである。
また、本発明による他の軸受装置は、軸端にかしめ用円筒部を有するハブホイールの外周に、複列外向きのアンギュラ玉軸受を取り付け、前記かしめ用円筒部を径方向外向きに屈曲させて前記アンギュラ玉軸受の内輪の端面にかしめつけて、前記アンギュラ玉軸受に対する抜け止めと予圧付与とを行う軸受装置であって、前記かしめ用円筒部内側の面取り中心位置が、前記内輪の端面よりも内輪軸方向外側に位置させたものである。
本発明は上記のように構成することにより、上記従来技術のような拘束治具を用いて内輪の外周を押さえる必要無しに、かしめ時において内輪がいびつに変形することを抑制しながら軸部軸端の内輪へのかしめ作業を可能として、組み立ての工数並びに時間を減少させ、量産性の向上に適した構造の軸受装置とすることができる。
本発明はハブホイール軸端部をかしめるときに、内輪の変形を防止するという目的を、軸端にかしめ用円筒部を有する軸体の外周に、斜接形式の転がり軸受を取り付け、前記軸体のかしめ用円筒部を径方向外向きに屈曲させて前記転がり軸受の内輪の端面にかしめつけて、転がり軸受に対する抜け止めと予圧とを行う軸受装置であって、前記かしめ用円筒部内側の面取り中心位置が、前記内輪の端面よりも内輪の軸方向外側に位置させることによって実現した。
図1は本発明による軸受装置の一実施例を示している。なお、本実施例の特徴は後述するように、ハブユニット2に対して内輪3を固定するかしめ時に作用するかしめ用円筒部の内周面における面取り中心位置の配置に特徴を有し、軸受装置としての車輪支持用転がり軸受ユニットの構造は前記図3に示す従来のものと同様のものを示しているので、同一構造部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略若しくは簡略にして、本発明の特徴部分であるかしめ方法を中心に説明する。
図1に示1実施例における軸受装置を用いた車輪支持用ハブユニット1については、図2にその一部拡大図によってかしめ過程を順に示しており、かしめを行う開始状態を同図(a)に示している。同図に示されるように、軸部2に形成するかしめ用円筒部17の面取り中心位置30を、内輪3の内端面10よりLだけ内側、即ち内輪3の内端面10より軸受軸線方向においてLだけ突出する位置に配置している。
このようにかしめ用円筒部17の面取り中心位置30を内輪3の内端面10より内側に配置することにより、図2(a)に示すようにかしめ治具18のかしめ治具突部23における円弧状のかしめ用押圧面31を、かしめ用円筒部17の内周面20における内端縁21に当接させて、前記図4に示すように押圧しつつ回転させるとき、その当接部である内端縁21には同図に示すように、円弧状のかしめ用押圧面31に直角方向の力F1が作用することとなる。この力F1はほとんどがかしめ用円筒部17をその半径方向外側に押圧する力となり、かしめ用円筒部17を外側に折り曲げる力となる。
そのとき、本発明においては前記図3〜図5に示した従来の軸受装置と異なり、面取り中心位置30が内輪3の内端面10より内側に位置しているので、この面取り中心位置30を中心として折り曲げられることとなる。そのため従来の軸受装置において大きな力が作用していた内輪3の半径方向内周面32とかしめ用円筒部17の半径方向外周面28との接触が解放される内輪面取り部の縁である内輪面取り起点部33には、僅かの力f1が作用するだけとなる。その際、面取り中心位置30と内輪3の内端面10との距離Lが大きくなるほどその力f1は小さくすることができるが、あまりにもその距離Lが大きくなると内輪の端面10に対するかしめ作用に影響を及ぼすので、これらの点を考慮して適切な範囲が選択される。
上記のように、内輪面取り起点部33に対する特に内輪の拡径方向の力が小さくなるので、従来例における前記図5(a)に示すような、内輪3に対する大きな力f1が作用することによる内輪3のいびつな変形が生じることを防止することができる。
かしめ治具18によるかしめ作業が進行し、図2(b)に示す状態までかしめ用円筒部17が押し縮められつつ拡径方向に折り曲げられると、かしめ用円筒部17の内端縁21とかしめ治具突部23の円弧状のかしめ用押圧面31との当接位置が次第に外側にずれる。そのため、かしめ治具18がかしめ用円筒部17に作用する力F2は次第に軸受装置の軸線方向となり、このとき内輪面取り起点部33に大きな力f2が作用するようになっても、その力の向きは軸受装置の軸線方向に近づくため、内輪3を拡径方向に押圧する力の分力は小さくなり、内輪の拡径方向の変形はほとんど生じることはない。また、かしめ作業の進行に伴い、かしめ用円筒部17が内輪3に対して作用する点は、内輪面取り起点部33から次第に内輪面取り部に移動することとなり、その際には、更に内輪を拡経する分力は小さくなる。
更にかしめが進み図2(c)に示すように最終段階になると、かしめ治具18によるかしめ力F3はほとんど軸受装置の軸線方向となり、内輪3に作用する力f3も軸線方向となるため、内輪3に大きな力が作用しても内輪3を拡経する方向にほとんど力が作用しないので、内輪の拡径方向の変形が生じない。このようにしてかしめ作業が終了した状態を図1に示している。
上記のようなかしめが行われる結果、上記従来技術のような拘束治具を用いて内輪の外周を押さえる必要無しに、かしめ時において内輪がいびつに変形することを抑制しながら軸部軸端の内輪へのかしめ作業を可能として、組み立ての工数並びに時間を減少させ、量産性の向上に適した構造の軸受装置とすることができる。
本発明は前記のような形式の車輪支持用ハブユニット以外に、内輪を円筒部でかしめ固定するものであるならば、更に各種の形式の軸受装置に対して有効に適用することができる。
本発明の実施例の車両用ハブユニットの断面図である。 (a)〜(c)は同実施例におけるかしめ作業の状態を要部拡大断面図で順に示した説明図である。 従来の車輪支持用転がり軸受ユニットを示す図であり、(a)はかしめを行う前の状態を示し、(b)はかしめ作業終了後の状態を示す断面図である。 同従来のかしめ作業における揺動かしめの主要工程の一部断面を示す側面図である。 (a)及び(b)は同従来例におけるかしめ作業を要部拡大断面図で順に示した説明図である。
符号の説明
1 車輪支持用ハブユニット
2 ハブホイール
3 内輪
4 外輪
5 転動体
6 フランジ
7 第一の内輪軌道
8 段部
9 第二の内輪軌道
10 内端面
11 軸部
12 段差面
13 第一の外輪軌道
14 第二の外輪軌道
15 フランジ
16 かしめ部
17 かしめ用円筒部
18 かしめ治具
19 シールリング
20 内周面
21 内端縁
22 かしめ用曲面
23 かしめ治具突部
24 回転軸部
25 凹部
26 基盤
27 中央支持部
28 外周面
30 面取り中心位置
31 かしめ用押圧面
32 半径方向内周面
33 内輪面取り起点部

Claims (2)

  1. 軸端にかしめ用円筒部を有する軸体の外周に、斜接形式の転がり軸受を取り付け、前記軸体のかしめ用円筒部を径方向外向きに屈曲させて前記転がり軸受の内輪の端面にかしめつけて、転がり軸受に対する抜け止めと予圧とを行う軸受装置であって、前記かしめ用円筒部内側の面取り中心位置が、前記内輪の端面よりも内輪の軸方向外側に位置していることを特徴とする軸受装置。
  2. 軸端にかしめ用円筒部を有するハブホイールの外周に、複列外向きのアンギュラ玉軸受を取り付け、前記かしめ用円筒部を径方向外向きに屈曲させて前記アンギュラ玉軸受の内輪の端面にかしめつけて、前記アンギュラ玉軸受に対する抜け止めと予圧付与とを行う軸受装置であって、前記かしめ用円筒部内側の面取り中心位置が、前記内輪の端面よりも内輪軸方向外側に位置していることを特徴とする軸受装置。
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