JP2005163449A - 携帯機、アダプタ、キー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯機14には、トランスポンダを備えると共に、スマート機能用及びキーレス機能用のIDを備える。携帯機14とアダプタ15とを接続してキー装置12を構成すると、メカニカルキー36を携帯でき、かつスマート機能、キーレス機能、トランスポンダ機能を使用できる。携帯機14とアダプタ65とを接続してキー装置12aを構成すると、スマート機能、キーレス機能、トランスポンダ機能を使用できる。携帯機14とアダプタ66とを接続してキー装置12bを構成すると、スマート機能、トランスポンダ機能を使用できる。
【選択図】 図4
Description
また、セキュリティレベルの向上と利便性の向上とを両立させることを目的として、スマートエントリ機能やスマートイグニッション機能を有するスマートキーシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。スマートエントリ機能は、携帯機を所持した運転者が車両に近寄るとドアを自動的にアンロックし、運転者が車両から遠ざかるとドアを自動的にロックする機能である。スマートイグニッション機能は、車両側のIDコードと一致するIDコードを有する携帯機を、運転者が車両内に持ち込むだけでエンジンの始動を許可する機能である。なお、このようにエンジンの始動が許可された状態でエンジン始動スイッチを操作するとエンジンが始動される。携帯機は、その内部に備えたバッテリの電力を利用して車両と相互通信することによりスマートエントリ機能やスマートイグニッション機能を実現している。
さらに、本発明の目的は、アダプタ側接続部に携帯機を接続することによりその携帯機の機能を向上させることができるアダプタを提供することにある。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の携帯機と、請求項2乃至請求項4に記載のアダプタとを備える。
請求項1に記載の発明においては以下に示す作用を得る。携帯機は、その携帯機側接続部にアダプタを接続すると機能が向上する。向上する機能としては、例えば携帯機単体のみで行っていた信号の送信とは異なる信号の送信を行えるようになる。
請求項2乃至請求項4に記載の発明によれば、携帯機側接続部にアダプタを接続することにより機能を向上させることができる。
図1に示すように、車両用遠隔制御システム11は、キー装置12及び通信装置としての車両側作動制御装置13を備えている。キー装置12は運転者(携帯者)によって所持されるカード状の装置であり、車両側作動制御装置13は車両内に設けられている。そして、キー装置12と車両側作動制御装置13との相互通信を行うことにより、車両のドアの施解錠やエンジン始動許可状態を行うようになっている。
図1に示すように、アダプタ15は、解錠スイッチ32、施錠スイッチ33、ボタン電池37、及び前記メス端子38,39,40,41を備えている。解錠スイッチ32とメス端子38とが接続され、施錠スイッチ33とメス端子39とが接続され、ボタン電池37のプラス極とメス端子40とが接続され、ボタン電池37のマイナス極とメス端子41とが接続されている。
また、マイコン59は、アダプタ15と携帯機14とが接続された際に、解錠スイッチ32が押圧操作されると、解錠信号がメス端子38及びオス端子46を介して入力される。マイコン59は、解錠信号が入力されると送信信号に手動解錠信号を付加したものを送信回路60へ出力する。送信回路60はその送信信号(識別信号)を所定周波数(例えば300MHz)の電波に変調して送信アンテナ61を介して送信する。車両側作動制御装置13は、その送信信号を入力すると、例えば車両のドアを解錠する。
トランスポンダ56には、該トランスポンダ56毎、つまり携帯機14毎に個別に設定されたトランスポンダコード(識別情報)が記憶されている。そして、トランスポンダ56は、車両側作動制御装置13からのトランスポンダ駆動電波に基づいて誘導電力を発生し、前記トランスポンダコードを含むトランスポンダコード信号(識別信号)を所定周波数(例えば134KHz)の電波として送信する公知の構成である。車両側作動制御装置13は、その電波を入力すると、例えばエンジン始動許可状態にしたり、車両のドアを解錠したりする。
なお、図4(a)に示すアダプタ15以外に、例えば以下に示す二つのアダプタ65,66が用意されている。
運転者(携帯者)のニーズに合わせて、キー装置12は、以下の三つのパターンから選ぶことができる。
(1)本実施形態では、アダプタ15、アダプタ65、アダプタ66のうちいずれか一つと携帯機14とを組み合わせてキー装置12,12a,12bを構成するようにした。そして、キー装置12は、機能が一番多くその分サイズが一番大きくなっている。一方、キー装置12bは、機能が一番少なくその分サイズが一番小さくなっている。従って、携帯者のニーズに応じて必要最低限数の機能をコンパクトに携帯することができる。
・前記実施形態では、携帯機14はトランスポンダ56を備え、トランスポンダ機能を使用できるようにしていた。これに限らず、携帯機14は少なくともスマート機能及びキーレス機能のうち少なくとも一方を使用できるように構成してもよい。即ち、少なくともスマート機能を使用できるように携帯機14を構成する場合には、携帯機14は、少なくとも外部電力依存型送受信ユニット55とその外部電力依存型送受信ユニット55へ電力を供給する電池(バッテリ)を備える。この場合、外部電力依存型送受信ユニット55及び電池にて第3の送信手段が構成される。この場合、トランスポンダ56を省略してもよい。また、少なくともキーレス機能を使用できるように携帯機14を構成する場合には、少なくともマイコン59、送信回路60、送信アンテナ61、マイコン59及び送信回路60へ電力を供給する電池(バッテリ)、解錠スイッチ32、及び施錠スイッチ33を備える。この場合、マイコン59、送信回路60、送信アンテナ61、電池、解錠スイッチ32、及び施錠スイッチ33にて通信手段が構成される。この場合、トランスポンダ56を省略してもよい。
・前記実施形態では、アダプタ15側の端子をメス端子(38〜41)、携帯機14側の端子をオス端子(46〜49)としていた。これに限らず、アダプタ15側の端子をアダプタ側接続部としてのオス端子、携帯機14側の端子を携帯機側接続部としてのメス端子としてもよい。
(イ)前記送信手段は、携帯機外部から供給される電磁波による誘導電力を利用して識別情報を送信する第1の送信手段と、携帯機外部から供給される電力を利用して識別情報を送信する第2の送信手段とを備え、前記携帯機側接続部は、携帯機外部から供給される電力を前記第2の送信手段へ供給することを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
(チ)前記アダプタ側接続部は、前記信号出力手段から出力される作動信号を前記携帯機へ出力することを特徴とする請求項3又は技術的思想(ト)に記載のアダプタ。
Claims (5)
- 通信装置と通信可能に構成された携帯機において、
固有の識別情報を有し該識別情報を送信する送信手段と、
協働することにより機能向上を図るアダプタに接続可能な携帯機側接続部と、を備えたことを特徴とする携帯機。 - 通信装置と通信可能に構成された携帯機と接続可能なアダプタ側接続部と、
前記携帯機の通信機能を向上する機能補助手段及び機能追加手段のうち少なくとも一方を備えたことを特徴とするアダプタ。 - 前記機能補助手段は、前記携帯機へ電力を供給するバッテリ、及び前記携帯機へ作動信号を出力する信号出力手段のうち少なくとも一つであることを特徴とする請求項2に記載のアダプタ。
- 前記機能追加手段は、メカニカルキーであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のアダプタ。
- 請求項1に記載の携帯機と、請求項2乃至請求項4に記載のアダプタとを備えたキー装置。
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