JP2005162421A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送中の原稿にすべりが発生しても、原稿画像の読み取りに支障をきたさないようにすることができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】 表面読取位置FPの直前に設けられた第2原稿端検知センサDS2により原稿の前端及び後端を検知するとともに、前端が検知されたときから後端が検知されるときまでのステップモータの駆動ステップ数から、読み取り中の原稿に発生するすべりの量を検出する。制御装置は、ステップモータと分離ローラ18との間に設けられた分離ローラクラッチを制御し、先行する原稿と後続の原稿との間隔を、すべりの量に応じた間隔だけ通常の設定間隔よりも大きく調節する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナーや、それらの複合機等に設けられる原稿読取装置に関するものである。
従来、この種の原稿読取装置として、例えば特許文献1に開示されるものが提案されている。この従来装置においては、分離ローラを駆動する第1モータと、搬送ローラを駆動する第2モータとが設けられている。そして、原稿の先端を検知する第1原稿端検知センサの検知結果から、先行する原稿と後続の原稿との間隔が検出される。この検出された間隔に基づいて後続原稿の不送りの有無が判断され、不送りが生じた場合には第1モータの回転速度が増速制御され、両原稿間の間隔が所定の間隔となるように後続原稿の搬送速度が増速される。
特開平7−196181号公報
上記特許文献1の原稿読取装置は、積層された原稿を一枚ずつ分離して順に搬送経路に送り込もうとするときの不送りを回避し、先行の原稿と後続の原稿との間隔を所定間隔に維持することにより、全ての原稿の読み取りに要するトータル時間を短縮しようとするものである。
ところが、通常の原稿読取装置においては、積載された原稿を分離して搬送経路に送り込むときの他、原稿が搬送経路に送り込まれた後、搬送経路に沿って搬送されているときに原稿にすべりが発生することがある。例えば、読み取り中の原稿にすべりが発生した場合には、後続の原稿の前端側が先行の原稿の後端側に重なり、後続の原稿の前端側が読み取られない問題が発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、搬送中の原稿にすべりが発生しても、原稿画像の読み取りに支障をきたさないようにすることができる原稿読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、搬送経路に沿って搬送される先行の原稿と後続の原稿との搬送経路上における間隔を調節するための間隔調節手段と、搬送中の原稿に発生したすべりを検出するすべり検出手段と、搬送中の原稿に発生したすべりに基づき、前記原稿間の間隔を制御する間隔制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記すべり検出手段は、画像読み取り中の原稿に発生したすべりを検出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、搬送経路に送り込むときの原稿間の間隔を予め設定する間隔設定手段を備え、前記間隔制御手段は、前記間隔設定手段で設定された間隔となるように前記原稿間の間隔を制御することを特徴とする。
本発明によれば、搬送中の原稿にすべりが発生しても、そのすべりに基づいて先行原稿と後続原稿との間の間隔が調節され、先行原稿と後続原稿とが所定の間隔をおいた状態で順に画像が読み取られるので、原稿画像の読み取りに支障をきたさない原稿読取装置を提供することができる。
以下、この発明に係る原稿読取装置を、コピー機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能を備えた複合機に具体化した一実施形態を、図1〜図6に従って説明する。
図2に示すように、原稿読取装置としての複合機10の上部には、原稿給送部11、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13が装設されている。原稿給送部11は、複数の原稿を連続的に搬送して、その表裏両面の画像を読み取る場合に、それらの原稿を搬送するための搬送経路を構成する。静止原稿載置部12は、原稿上から静止画像を読み取る場合に、その原稿を載置する。また、複合機10の下部には、図示しない周知の記録紙供給部、記録部及び記録紙排出部がそれぞれ装設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11には、読み取り前の複数の原稿を積層状態で載置するための原稿台14と、読み取り後の原稿を積層状態で載置するための原稿排出台15とが装備されている。そして、この原稿台14の原稿送込口から、原稿排出台15の原稿排出口までの間が、前記複数の原稿を連続的に搬送するための搬送経路となっている。
前記原稿台14の原稿送込口の近傍には、原稿台14に載置された複数枚の原稿の前端と当接するように、開閉可能なシャッタ16が配設されている。シャッタ16の上流側には、原稿台14上に載置された複数枚の原稿の上面に当接して、その一番上の原稿を搬送経路側に送り出すためのピックアップローラ17が配設されている。シャッタ16の下流側には、ピックアップローラ17によりシャッタ16を通過して送り出された原稿を、1枚ずつ分離して搬送経路内に送り込むための分離ローラ18及び分離パッド18aが配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11の分離ローラ18の下流側には、レジストローラ19、第1搬送ローラ20、第2搬送ローラ21、表面読取用ローラ22、第3搬送ローラ23、裏面読取用ローラ24、及び第4搬送ローラ25が搬送経路に沿って原稿の搬送順に配設されている。これらのローラ19〜25のうちで、レジストローラ19、第1搬送ローラ20、第2搬送ローラ21、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ25には、アイドルローラ19a,20a,21a,23a,25aがそれぞれ接触配置されている。
前記ピックアップローラ17から第4搬送ローラ25までの各ローラ17〜25は、図3に示す1つの駆動モータとしてのステップモータ26に作動連結されて回転駆動されるようになっている。また、これらのローラ17〜25のうちで、ピックアップローラ17及び分離ローラ18とステップモータ26との間、並びにレジストローラ19とステップモータ26との間には、図3に示す電磁式のクラッチ27,28がそれぞれ介装され、必要に応じて各ローラ17〜19とステップモータ26との作動連結が遮断されるようになっている。さらに、前記裏面読取用ローラ24と対応する位置には密着型イメージセンサ29が配設されている。
図1に示すように、前記原稿給送部11の原稿台14には、原稿台14上に載置された原稿の幅に基づいて副走査方向のサイズを検知するための原稿サイズ検知センサDLSが設けられている。ピックアップローラ17とシャッタ16との間には、シャッタ16に当接された原稿の有無を検知する原稿有無検知センサDS1が設けられている。分離ローラ18とレジストローラ19との間において分離ローラ18寄りの位置には、搬送中の原稿の端部を検知する第1原稿端検知センサDSSが設けられている。
さらに、レジストローラ19の近傍には、レジストローラ19に原稿の前端が当接したことを検知するためのレジストセンサDRSが設けられている。第1搬送ローラ20と第2搬送ローラ21との間において第2搬送ローラ21寄りの位置には、搬送中の原稿の端部を検知する第2原稿端検知センサDS2が設けられている。第3搬送ローラ23と裏面読取用ローラ24との間には、搬送中の原稿の端部を検知する第3原稿端検知センサDS3が設けられている。
図2に示すように、前記静止原稿載置部12には、上面に原稿を載置するための透明な原稿載置板30と、その原稿載置板30上に開閉回動可能に配設された押え蓋31とが装備されている。そして、前記原稿給送部11の原稿台14及び原稿排出台15は、この静止原稿載置部12の押え蓋31上に配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿読取機構部13には、透光板32、光源33、第1ミラー34、第2ミラー35、第3ミラー36、集光レンズ37及び撮像素子(CCD)38が装備されている。透光板32は、原稿給送部11の表面読取用ローラ22に対抗配置されている。光源33は、透光板32上を通過する原稿、または原稿載置板30上に載置された原稿に光を照射する。第1〜第3ミラー34〜36は、原稿からの反射光の光路を変更する。集光レンズ37は、第3ミラー36からの光を撮像素子38上に収束させる。撮像素子38は、集光レンズ37を通して入射した光に基づいて原稿の画像を読み取るとともに、その読み取った原稿の画像信号を出力する。
前記光源33及び第1ミラー34は、副走査方向に移動可能な第1キャリッジ39上に支持されている。また、第2及び第3ミラー35,36は、同じく副走査方向に移動可能な第2キャリッジ40上に支持されている。そして、図示しない周知の移動機構によって、第1キャリッジ39が第2キャリッジ40の2倍の移動速度で移動されるようになっている。
これにより、前記原稿給送部11による複数の原稿の連続搬送時には、第1キャリッジ39が、その移動範囲のほぼ中央に設定された待機位置P1から、透光板32の真下に対向位置する読取位置P2に移動配置される。また、静止原稿載置部12に載置された原稿上の静止画像の読み取り時には、第1キャリッジ39が、原稿載置板30の原稿給送部11側における端部の真下に対向位置する位置P3と、原稿載置板30の反対側端部の真下に対向位置する位置P4との間で移動される。
そして、前記のような構成の原稿給送部11及び原稿読取機構部13により原稿自動読取装置(ADF)が構成され、第1及び第2キャリッジ39,40が読取位置P2に配置された状態で、透光板32上を通過する原稿上の画像の読み取りを行う。また、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13によりフラットベッドスキャナ(FBS)が構成され、両キャリッジ39,40が位置P3から位置P4まで移動される間で、原稿載置板30上に載置された原稿上の画像の読み取りを行う。
次に、前記のように構成された複合機10の電気的構成について説明する。
図3に示すように、複合機10は、制御装置41、操作部42の他、図示しない周知の表示部、画像メモリ、コーデック、モデム及びNCU(ネットワークコントロールユニット)等を備えている。制御装置41はMPU41a、ROM41b、不揮発性メモリからなるRAM41c等から構成され、複合機10全体の動作を制御する。操作部42は、コピー機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能のいずれかを設定することができるようになっている。また、操作部42は、原稿読取装置又はフラットベッドスキャナ使用時に、原稿の読み取りを開始させるための図示しないスタートボタンを備えている。さらに、操作部42では、原稿給送部11で搬送経路に沿って原稿を順に搬送しているときの先行原稿の後端と後続原稿の前端との間隔を、通常の設定間隔よりも大きくするための設定を行うことができるようになっている。この設定は、前記設定間隔に加算される第1調節間隔の数値を入力することで行われる。この入力作業は、複合機10を工場から出荷する前の調整時、あるいは、保守点検時等にオペレータやサービスマン等の作業者によって行われる。
前記設定間隔は、搬送経路内を搬送される原稿にすべりが発生しないと仮定して、同一の機種の複合機10に共通に設定される搬送中の原稿間の間隔であって、原稿台14上に載置された一連の原稿を全て読み取るために必要となるトータル時間を短縮するために、できるだけ短く設定されている。
また、前記第1調節間隔は、複合機10の個体に固有な要因に基づく原稿のすべりに対処して、読み取り中の原稿とその後続の原稿との間隔を前記設定間隔とするために、同一機種の複合機10の個体毎に設定され、前記設定間隔に加算される。複合機10の個体に固有な要因としては、複合機10の各部品及び組立体の寸法ばらつきに起因する各搬送ローラ20,21,23,25と原稿との摩擦力のばらつきや、複合機10の経年変化に基づく同摩擦力の変化がある。
制御装置41は、操作部42から入力された前記第1調節間隔をRAM41cに記憶する。
本実施形態では、分離ローラ18、ステップモータ26、分離ローラクラッチ27、制御装置41及び第1原稿端検知センサDSSが間隔調節手段を構成する。また、ステップモータ26、制御装置41及び第2原稿端検知センサDS2がすべり検出手段を構成する。さらに、制御装置41が間隔制御手段であり、制御装置41及び操作部42が間隔設定手段を構成する。
制御装置41は、ステップモータ26を作動させてステップモータ26に作動連結された各ローラ17,18,19,20,21,23,25を駆動させ、原稿台14上に積載されている原稿を1枚ずつ搬送経路に連続的に繰り込み、搬送経路に沿って順に搬送する搬送制御を実行する。このとき、制御装置41は、原稿端検知センサDSS,DS2,DS3による原稿の前端及び後端の検知結果と、ステップモータ26の駆動ステップ数とに基づいて搬送経路上における原稿の位置を把握する。そして、制御装置41は、原稿読取機構部13を制御して、搬送中の原稿の表面画像を表面読取位置FPで読み取る読取制御と、イメージセンサ29を制御して、搬送中の原稿の裏面画像を裏面読取位置BPで読み取る読取制御とを実行する。
また、制御装置41は、前記搬送制御において、第2原稿端検知センサDS2による原稿の前端及び後端の検知結果と、ステップモータ26の駆動ステップ数とに基づき、読み取り中の原稿と、各搬送ローラ20,21,23,25との間にすべりが発生したか否かを判定するすべり検出処理を実行する。さらに、制御装置41は、前記搬送制御において、すべり検出処理での検出結果に基づき、先に搬送経路内に送り込んだ原稿の後端と、この次に送り込む原稿の前端との間の間隔を調節する送り込み処理を実行する。
次に、前記のように構成された複合機10の動作を説明する。
この複合機10において、原稿給送部11を使用して、原稿台14上に積載されている複数の原稿を連続的に搬送する場合には、制御装置41の制御に基づいて、図4及び図5のフローチャートに示す送り込み処理と、図6のフローチャートに示すすべり検出処理とが実行される。
まず、図4,5に示す原稿の送り込み処理について説明する。
さて、スタートボタンが押されると(S100)、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が載置されているか否かが判別される(S101)。原稿が存在しているときには、原稿サイズ検知センサDLSからの検知信号により、原稿の副走査方向のサイズが判別され、そのサイズがRAM41cに保存される(S102)。
その後、ステップモータ26が起動されるとともに、レジストローラクラッチ28が遮断状態から接続状態に切り換えられる(S103)。続いて、分離ローラクラッチ27が遮断状態から接続状態に切り換えられる(S104)。これにより、ステップモータ26の回転がピックアップローラ17、分離ローラ18及びレジストローラ19等に伝達され、それらのローラ17〜19の回転に伴い、原稿台14上から最初の1枚の原稿が搬送経路に送り込まれる。
続いて、分離ローラ18によってレジストローラ19側に搬送された原稿の前端が、第1原稿端検知センサDSSによって検知されたか否かが判別される(S105)。そして、原稿の前端が検知されると、ステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて、その検知位置からの原稿の搬送量の計測が開始される(S106)。
次に、前記検知位置からの原稿の搬送量が、RAM41cに記憶された原稿のサイズに対応する搬送量、すなわち、原稿の後端が分離ローラ18から外れる位置まで搬送される搬送量に達したか否かが判断される(S107)。原稿の搬送量が所定値に達したときには、分離ローラクラッチ27が遮断状態に切り換えられて、ピックアップローラ17及び分離ローラ18が停止される(S108)。これにより、原稿台14上からの後続の原稿の繰り込みが一時的に停止され、この状態で先行の原稿がレジストローラ19によって搬送され続ける。
その後、レジストローラ19によって搬送されている原稿の後端が、第1原稿端検知センサDSSによって検知されたか否かが判別される(S109)。第1原稿端検知センサDSSによって原稿の後端が検出されたときに、この先行の原稿と、分離ローラ18まで送り込まれた状態で搬送が停止されている後続の原稿との間隔が前記設定間隔となる。すなわち、設定間隔は、分離ローラ18と、第1原稿端検知センサDSSとの位置関係によって設定される。第1原稿端検知センサDSSによって原稿の後端が検知されると、予め操作部42から入力された前記第1調節間隔と、図6のフローチャートで示す原稿のすべり検出処理の結果に基づいて設定された第2調節間隔とを加算した調節間隔分だけ、その検出位置から原稿がさらに搬送されたか否かが判定される(S110)。
この第2調節間隔は、搬送経路に沿って搬送される先行原稿と後続原稿との間隔を前記設定間隔よりも大きくするために、第1調節間隔と共に設定間隔に加算される間隔である。第2調節間隔は、読み取り中の原稿に実際に発生するすべりに対処して、画像読み取り中の原稿とその後続原稿との間隔を設定間隔とするために設定間隔に加算される。そして、第2調節間隔は、表面の画像読み取り中の原稿に発生したすべりの量と同じである。本実施形態において、この第2調節間隔が加算された調節間隔は、画像読み取り中の原稿の後続原稿と、この後続原稿のさらに後続の原稿との間隔を調節するために用いられる。すなわち、画像読み取り中の原稿に発生したすべりの量に基づいて、その画像読み取り中の原稿とその後続原稿との間隔が調節される訳ではない。つまり、画像読み取り中の原稿のすべりが検出されたときには、この原稿の後続原稿はすでに分離ローラ18を超えた位置に搬送されているため、この後続原稿と、すべりを生じた先行原稿との間隔を調節することはできない。従って、すべりを生じた原稿とその後続原稿との間隔は、第1調節間隔のみに基づいて調節されることになる。
続いて、第1原稿端検知センサDSSによって後端が検知された検出位置から原稿が前記調節間隔分だけ搬送されると、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が存在するか否かが判別される(S111)。原稿台14上に後続の原稿があるときには、再び分離ローラクラッチ27が接続されて以降の処理が繰り返し実行される(S104〜S111)。これにより、原稿台14上に載置された複数の原稿は、搬送経路に順次送り込まれるとともに、第1調節間隔及び第2調節間隔が設定間隔に加算された間隔を先行原稿と後続原稿との間に開けた状態で搬送経路に沿って順に搬送される。但し、最初に搬送経路に送り込まれる原稿と次に送り込まれる原稿との間隔は、設定間隔に第1調節間隔のみが加算された間隔となる。これに対して、原稿台14上に原稿がない場合には、この送り込み処理が終了される(S111)。
次に、図6に示す原稿のすべり検出処理について説明する。
さて、前記送り込み処理にて搬送経路に繰り込まれた原稿の搬送中に、まず、この原稿の前端が第2原稿端検知センサDS2にて検知されたか否かが判定される(S200)。原稿の前端が第2原稿端検知センサDS2にて検知されると、ステップモータ26の駆動ステップ数を用いて、この検出位置からの原稿の搬送量がカウントされる(S201)。
続いて、この原稿の後端が第2原稿端検知センサDS2にて検知されたか否かが判定される(S202)。原稿の後端が第2原稿端検知センサDS2にて検知されると、ステップモータ26の駆動ステップ数のカウントが停止される(S203)。なお、前記読取制御においては、原稿の前端が検知された後、ステップモータ26の駆動ステップ数が所定分だけ進んだ時点から、表面読取位置FPにおける原稿の表面画像の読み取りが開始される。また、原稿の後端が検知された後、駆動ステップ数が所定分だけ進んだ時点で、表面読取位置FPにおける表面画像の読み取りが終了する。
次に、原稿の前端が検知されてから後端が検知されるまでにカウントされた駆動ステップ数のカウント値から、予め設定されている所定の基準値を差し引いたステップ数が、原稿に発生したすべり量として求められる(S204)。この基準値は、第2原稿端検知センサDS2にて前端が検知されてから後端が検知されるまで原稿がすべりなく搬送されるときにおけるステップモータ26の駆動ステップ数のカウント値である。この基準値は、予めRAM41cに記憶されている。そして、前記すべり量が求められた後、本処理が終了される。このすべり検出処理において求められたすべり量が、前記第2調節間隔として用いられる。
前記のように、この実施形態の複合機10においては、読み取り中の原稿に発生するすべりの量に対応する第2調節間隔が、搬送経路に沿って順に搬送される原稿間の通常の設定間隔に加算される。このため、画像読み取り中の原稿にすべりが発生しても、この原稿と後続原稿との間に設定間隔が確保される。従って、一連の原稿全ての読み取りに要するトータル時間を短縮するために原稿間の設定間隔をできるだけ小さく設定していても、画像読み取り中の原稿に後続原稿が重なるようなことはなく、原稿の読み取りに支障をきたすことがない。
また、この実施形態では、前記第2調節間隔に加え、操作部42からの入力によって予め設定された第1調節間隔が通常の設定間隔に加算される。従って、複合機10の個体差や、経年変化等により、読み取り中の原稿にある量のすべりが常に発生するようなときに、原稿台14上から最初に搬送経路に送り込まれた原稿と、この後続の原稿との間隔をほぼ設定間隔に調節することができる。そして、一連の原稿の読み取り時に、全ての原稿の読み取りに支障をきたさないようにすることができる。
なお、本実施形態では、搬送中の先行原稿と後続原稿との間隔を、分離ローラ18を用いて調節したが、レジストローラ19を用いて調節する構成としてもよい。詳述すると、前記後続原稿の前端がレジストセンサDRSで検知されたときに、レジストローラクラッチ28を遮断してレジストローラ19の回転を停止させる。これにより、後続原稿の搬送を停止させるとともにその停止期間を調節することで、先行原稿と後続原稿との間隔を調節する。この場合には、原稿の搬送を停止している間に、その原稿の斜行を矯正することができる。
また、読み取り中の原稿に限らず、読み取り前の搬送中の原稿に発生するすべりの量に基づいて、搬送中の先行原稿と後続原稿との間隔を制御する構成としてもよい。詳述すると、先ず、第1原稿端検知センサDSSを通過しているときの原稿に発生するすべりの量を、第1原稿端検知センサDSSによる原稿の前端及び後端の検知間隔に基づいて制御装置41が検出する。そして、この原稿のすべり量を前記第2調節間隔として用いて、上記原稿とその後続原稿との間隔を調節する。
この実施形態の複合機における原稿給送部及び読取部を示す縦断面図。 複合機の上部を示す縦断面図。 電気的構成を示すブロック図。 送り込み処理のフローチャート。 送り込み処理のフローチャート。 すべり検出処理のフローチャート。
符号の説明
10…原稿読取装置としての複合機、18…間隔調節手段を構成する分離ローラ、26…間隔調節手段、すべり検出手段を構成するステップモータ、27…間隔調節手段を構成する分離ローラクラッチ、41…間隔調節手段、すべり検出手段、間隔制御手段及び間隔設定手段を構成する制御装置、42…間隔設定手段を構成する操作部、DSS…間隔調節手段を構成する第1原稿端検知センサ、DS2…すべり検出手段を構成する第2原稿端検知センサ。

Claims (3)

  1. 搬送経路に沿って搬送される先行の原稿と後続の原稿との搬送経路上における間隔を調節するための間隔調節手段と、
    搬送中の原稿に発生したすべりを検出するすべり検出手段と、
    搬送中の原稿に発生したすべりに基づき、前記原稿間の間隔を制御する間隔制御手段とを備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記すべり検出手段は、画像読み取り中の原稿に発生したすべりを検出することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 搬送経路に送り込むときの原稿間の間隔を予め設定する間隔設定手段を備え、
    前記間隔制御手段は、前記間隔設定手段で設定された間隔となるように前記原稿間の間隔を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原稿読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008303043A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2008303043A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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