JP2005161684A - 金型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 金型16は、雄型17と、第1雌型18及び第2雌型と、雄型17から樹脂成形品を押出すための円柱状をなす押出ピン21とを備えている。押出ピン21の先端部外周面には、円環状の係止鍔部22が突設されている。係止鍔部22は、押出ピンの先端面と面一をなす上端面22aと、該上端面22aに平行に延びる下端面22bと、上端面22aの端縁と下端面22bの端縁との間を上下方向に繋ぐように形成されている外周面22cとから側断面四角台形状に形成されている。この金型16は、樹脂成形品を製造するときには、係止鍔部22が係止凹部24に係止されるようになっている。
【選択図】 図1
Description
従って、請求項2に記載の発明は、押出部材の突出方向を型開き方向と同一にすることにより、射出圧を押出部材の先端部の一部に集中することなく全体にわたって均一に受け止める。このため、高い射出圧による押出部材の先端面のキャビティからの後退をより確実に規制することができる。
従って、請求項4又は請求項5に記載の発明は、押出部材に加わった射出圧を、押出部材の先端部の一部に集中することなく全体にわたって均一に受け止める。このため、高い射出圧による押出部材の先端面のキャビティからの後退をより一層確実に規制することができる。
以下、本発明を型内塗装成形品としてのドアピラーガーニッシュを製造するための金型に具体化した第1の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明における上下は、図1における上下を基準にする。
図1及び図2(b)に示すように、ドアピラーガーニッシュを製造するための金型16は、基材を成形するための第1金型16aと、基材の表面に塗膜を成形するための第2金型16bとから構成されている。
ドアピラーガーニッシュ11を製造する工程は、基材12を成形する基材成形工程と、基材12の表面に塗膜13を成形する塗膜成形工程と、ドアピラーガーニッシュ11を金型16内から取出す脱型工程とを備えている。
塗膜成形工程では、まず、図2(b)に示すように雄型成形面17a上に基材12を載置した状態で第2金型16bを型締めして第2キャビティ26を形成する。次に、第2雌型25の第2成形面25aを熱硬化性樹脂材料の硬化温度以上に加熱した状態で、図3(a)に示すように溶融された熱硬化性樹脂材料を図示しない充填ゲートから第2キャビティ26内に充填して硬化させることにより、基材12の表面に塗膜13が被覆されたドアピラーガーニッシュ11が成形される。なおこのとき、雄型成形面17aは、基材12を構成する熱可塑性樹脂材料の軟化を抑えるために、該熱可塑性樹脂材料の溶融温度未満に設定されているのが好ましい。
・ 第1の実施形態の押出ピン21は、その先端部外周面に係止鍔部22が突設されている。係止鍔部22は、その下端面22bが係止凹部24の内底面24bに当接された状態で雄型17の係止凹部24内に収容され係止されている。このため、押出ピン21に高い射出圧が加わったときには、係止鍔部22は、その下端面22bの係止凹部24の内底面24bへの当接により、押出ピン21に加わった射出圧を受け止めることができる。よって、係止鍔部22は、高い射出圧による押出ピン21の下方への移動(揺動)を規制することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この第2の実施形態については、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
(試験例1〜3並びに比較例1及び2)
各試験例においては、第1の実施形態の金型16を用いてドアピラーガーニッシュ11の製造を行った。一方、各比較例においては、図7(a)に示す金型27を用いてドアピラーガーニッシュ11の製造を行った。各例のドアピラーガーニッシュ11の製造における各キャビティ19,26の温度、基材成形時の第1成形面18a及び各キャビティの温度差(=第2キャビティ26の温度−第1キャビティ19の温度)を表1に示す。
(変形例)
尚、前記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記各実施形態において、第1金型16aや第2金型16bを、図1又は図5の左右方向に型開きするようにそれぞれ構成してもよい。
・ 雄型と、雌型と、雄型に穿設されたピン挿通孔内に設けられる押出ピンとを備え、
前記押出ピンの先端部に係止部を設け、係止部の先端面が雄型の成形面を構成するとともに、係止部の基端部がピン挿通孔の開口端部に拡幅形成された係止凹部に係止されるように構成し、前記係止部は、先端面と、基端面と、先端面及び基端面の端縁間を繋ぐ側面とを有する形状に形成されていることを特徴とする金型。この構成によれば、樹脂成形品の意匠面における成形不良の発生を防止することが容易である。
Claims (8)
- 雄型と、雌型と、雄型から樹脂成形品を押出すための押出部材とを備え、
前記押出部材の先端部に係止部を設け、係止部の先端面が雄型の成形面を構成するとともに、係止部の基端部が雄型の成形面に凹設された係止凹部に係止されるように構成し、
前記係止部は、先端面と、基端面と、先端面及び基端面の端縁間を繋ぐ側面とを有する形状に形成されていることを特徴とする金型。 - 前記押出部材は雄型と雌型との型開き方向に突出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の金型。
- 前記係止部の基端面を同係止部の先端面に沿って延びる平面と平行をなすように形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金型。
- 前記押出部材の側部に一対の係止部を設けるとともに、両係止部は押出部材を挟んで対向位置に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の金型。
- 前記係止部を押出部材の側部全体にわたって設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の金型。
- 前記係止部の先端面と基端面との間の厚みを10〜20mmに設定したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の金型。
- 前記係止部の基端面は押出部材の側部から0.5〜5mm外側方に突出するように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の金型。
- 前記樹脂成形品を熱可塑性樹脂材料からなる基材の表面に熱硬化性樹脂材料からなる塗膜が形成された型内塗装成形品とするとともに、前記雌型を第1雌型及び第2雌型から構成し、
前記雄型及び第1雌型を型締めすることにより前記基材を成形する第1キャビティが形成され、前記雄型及び第2雌型を型締めすることにより前記基材の表面に塗膜を成形する第2キャビティが形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の金型。
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CN112727636A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-30 | 内蒙古航天红峡化工有限公司 | 一种小直径发动机燃烧室限燃层成型模具 |
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