JP2005160056A - 圧電デバイス及びアンテナ共用器並びにそれらに用いられる圧電共振器の製造方法 - Google Patents

圧電デバイス及びアンテナ共用器並びにそれらに用いられる圧電共振器の製造方法 Download PDF

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弘幸 中村
Keiji Onishi
慶治 大西
Hiroshi Nakatsuka
宏 中塚
Hiroshi Yamaguchi
博司 山口
Takehiko Yamakawa
岳彦 山川
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Abstract

【課題】 有効結合係数を低下させることなく、同一基板上に異なる共振周波数を持つ複数の圧電共振器を容易に形成することで実現できる圧電デバイスを提供する。
【解決手段】 圧電デバイス100は、圧電共振器110及び圧電共振器120を備える。圧電共振器110は、基板101上に、キャビティ111、下部電極112、圧電体層113、及び上部電極114を順に形成した構成である。また、圧電共振器120は、基板101上に、キャビティ121、下部電極122、圧電体層123、及び上部電極124を順に形成した構成である。この構成において、圧電体層113と圧電体層123との膜厚は同じであり、キャビティ111の深さt1とキャビティ121の深さt2とが異なることが特徴となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、同一基板上に形成された複数の圧電共振器を構成に含んだ圧電デバイス及びアンテナ共用器、並びにその複数の圧電共振器を製造する方法に関する。
近年、移動体通信の発展に伴い、通信機器に使用されるデバイスの高性能化及び小型化が期待されている。移動体通信機器用デバイスの1つであるフィルタとしては、圧電共振器を使用した構成が知られている。この圧電共振器は、上部電極、下部電極、及び両電極に挟まれた圧電体層を基板上に形成することにより構成される。また、基板には、圧電共振器の振動を確保するためのキャビティ又は音響ミラーが設けられる。このような圧電共振器を梯子状に複数接続したラダー型フィルタでは、低ロスかつ高減衰な特性が期待されている。このラダー型フィルタは、移動体通信機器用のアンテナ共用器としても適用されている。
このように、複数の圧電共振器を用いてラダー型フィルタ及びアンテナ共用器を構成するためには、複数の圧電共振器の共振周波数を各々調整する必要がある。圧電共振器の共振周波数を調整する方法としては、圧電体層の厚さを変える又は電極膜厚や質量負荷を異ならせる等が挙げられる。この圧電共振器の共振周波数の調整に関する従来の技術は、例えば技術文献1や技術文献2に開示されている。
上記従来の技術文献1には、共振周波数が異なる複数の圧電共振器を同一基板上に形成するために、圧電体層の厚さ及び上部電極の膜厚を変える技術が開示されている。図8は、このように圧電共振器が構成された従来の圧電デバイス800の断面図である。
図8において、圧電デバイス800は、圧電共振器810及び820を備える。圧電共振器810は、基板801上に、音響ミラー811、下部電極812、圧電体層813、及び上部電極814を順に形成した構成である。圧電共振器820は、基板801上に、音響ミラー821、下部電極822、圧電体層823、及び上部電極824を順に形成した構成である。圧電体層813と圧電体層823とは、膜厚が異なる。また、上部電極814と上部電極824とは、膜厚が異なる。これにより、圧電共振器810及び圧電共振器820の共振周波数を調整している。
上記従来の技術文献2には、共振周波数が異なる複数の圧電共振器を同一基板上に形成するために、電極の質量負荷を変える技術が開示されている。図9は、このように圧電共振器が構成された従来の圧電デバイス900の断面図である。
図9において、圧電デバイス900は、圧電共振器910及び920を備える。圧電共振器910は、基板901上に、キャビティ911、下部電極912、圧電体層913、上部電極914、及び酸化された導電体部分915を順に形成した構成である。圧電共振器920は、基板901上に、キャビティ921、下部電極922、圧電体層923、及び上部電極924を順に形成した構成である。キャビティ911及び921は、圧電共振器910及び920の振動を確保するために設けられる。このように、酸化された導電体部分915を形成して、圧電体層913にかかる質量負荷を圧電体層923にかかる質量負荷と異ならせることにより、共振周波数の調整を行っている。
特開2002−268645号公報(第3〜6頁、図1) 特開2002−359539号公報(第4〜5頁、図2)
しかしながら、上記従来の技術文献1では、所望の共振周波数を得るために圧電体層の膜厚を異ならせて形成する必要があり、製造プロセスが複雑になるという問題がある。
また、上記従来の技術文献2のように、質量負荷等によって振動体部分に材料を付加してしまうと、圧電共振器の有効結合係数を低下させてしまうという問題がある。
それ故に、本発明の目的は、有効結合係数を低下させることなく、同一基板上に異なる共振周波数を持つ複数の圧電共振器を容易に形成することで実現できる圧電デバイス及びアンテナ共用器を提供することである。また、その圧電共振器を簡単に製造することができる製造方法を提供することである。
本発明は、複数の圧電共振器を備えた圧電デバイスに向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の圧電デバイスは、基板、この基板に形成されたキャビティ、このキャビティを覆うように基板の上に形成される下部電極、この下部電極の上に形成される圧電体層、及びこの圧電体層の上に形成される上部電極で構成される圧電共振器を複数備え、複数の圧電共振器の少なくとも1つが、他の圧電共振器とキャビティの深さが異なるように構成している。
キャビティは、少なくとも1つが基板内に、又は基板上に積層された薄膜内に、或いは基板上に積層された薄膜を貫通して基板内に形成されていればよい。また、複数の圧電共振器は、梯子型又は格子型に接続してもよい。この場合、直列共振器として動作する第1の圧電共振器と、並列共振器として動作する第2の圧電共振器とを、少なくとも構成に含んでいれば、第1の圧電共振器のキャビティの深さと第2の圧電共振器のキャビティの深さとが異なることが好ましい。また、2つ以上の圧電共振器が直列共振器又は並列共振器として動作するように構成されていれば、直列共振器又は並列共振器の少なくとも1つが他の圧電共振器とキャビティの深さが異なることが好ましい。さらに、共に直列共振器又は並列共振器として動作する第1の圧電共振器及び第2の圧電共振器を少なくとも構成に含んでいれば、第1の圧電共振器のキャビティの深さと第2の圧電共振器のキャビティの深さとが異なることが好ましい。
なお、本発明の圧電デバイスで構成された送信フィルタと、本発明の圧電デバイスで構成された受信フィルタと、この送信フィルタと受信フィルタを接続する移相回路とによって、アンテナ共用器を実現することができる。
また、本発明は、同一基板上に共振周波数が異なる複数の圧電共振器を製造する方法にも向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の製造方法は、複数の圧電共振器の共振周波数に応じて、少なくとも2つの異なる深さのキャビティを基板に形成し、キャビティを覆うように下部電極を形成し、下部電極の上に圧電体層を形成し、圧電体層の上に上部電極を形成する。
好ましくは、キャビティの深さは、基板のエッチング量及び/又は基板上に積層された薄膜のエッチング量によって制御される。又は、キャビティの深さは、エッチングによって形成された穴に調整層を積層することで制御される。
本発明によれば、キャビティの深さを変えることにより圧電共振器の共振周波数及び反共振周波数が変わる現象を利用することで、同一基板上に共振周波数が異なる複数の圧電共振器を形成することができる。よって、このような圧電共振器を用いて、良好な特性を有する圧電デバイスやアンテナ共用器を容易に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電デバイス100の断面図である。図1のように、圧電デバイス100は、2つの圧電共振器110及び120を備え、圧電フィルタとして機能する。圧電共振器110は、基板101上に、キャビティ111、下部電極112、圧電体層113、及び上部電極114を順に形成した構成である。圧電共振器120は、基板101上に、キャビティ121、下部電極122、圧電体層123、及び上部電極124を順に形成した構成である。キャビティ111及び121は、圧電共振器110及び120の振動を確保するために設けられる。このキャビティ111及び121は、基板101をエッチングすることによって形成される。なお、本実施形態では、圧電共振器が2つである圧電デバイスを例に挙げて説明するが、圧電共振器の数は使用目的(共振器やフィルタ等)に応じて自由に構成することが可能である。
第1の実施形態による圧電デバイス100では、共振周波数が異なる複数の圧電共振器を同一基板上に形成するために、圧電体層113と圧電体層123との膜厚を同じにして、キャビティ111の深さt1とキャビティ121の深さt2とを異ならせる手法を用いる。この手法は、発明者によって新たに見出された「キャビティの深さを変えることによって、圧電共振器の共振周波数及び反共振周波数が変わる」という現象を利用するものである。
なお、キャビティの深さが違う2つの圧電共振器110及び120は、基板101のエッチング量を制御することで容易に製造することができる。
以下、キャビティの深さを変化させることによって、圧電共振器の共振周波数及び反共振周波数が変化することを説明する。図2Aは、圧電共振器の共振周波数とキャビティの深さとの関係を示す図である。図2Bは、圧電共振器の反共振周波数とキャビティの深さとの関係を示す図である。なお、図2A及び図2Bは、シリコン(Si)基板上に、厚み0.5μmの窒化アルミニウム(AlN)による圧電体層、及び厚み0.2μmのモリブデン(Mo)による上部電極及び下部電極が形成された圧電共振器の特性である。
図2A及び図2Bに示すように、キャビティの深さを変えることにより、圧電共振器の共振周波数及び反共振周波数が変化する。例えば、図1において、圧電共振器110のキャビティ111の深さt1を1.5μm、圧電共振器120のキャビティ121の深さt2を2.0μmとすると、圧電共振器110の共振周波数が2.79GHzに、圧電共振器120の共振周波数が2.68GHzになる。よって、これらの2つの圧電共振器の共振周波数を、0.11GHzだけ異ならせることができる。
ただし、図2A及び図2Bでわかるように、共振周波数及び反共振周波数はキャビティの深さに対して周期的に変化しており、この周期外においては、キャビティの深さが異なっていてもほぼ同一の共振周波数及び反共振周波数になり得る場合がある。よって、この周期内において、所望の共振周波数及び反共振周波数を実現するように最適なキャビティの深さを選択することが好ましい。
このようにキャビティの深さを変えて共振周波数及び反共振周波数を異ならせた複数の圧電共振器を用いた、第1の実施形態に係る圧電デバイス100の具体的な構成例を、図3A〜図3Cを参照して説明する。
図3Aは、L型ラダーフィルタの構成例である。図3Aにおいて、圧電共振器310は、入力端子303と出力端子304との間に直列接続され、直列共振器として動作する。圧電共振器320は、入力端子303及び出力端子304による経路と接地面との間に接続され、並列共振器として動作する。このように接続することにより、L型ラダーフィルタを構成することができる。ここで、圧電共振器310の共振周波数を圧電共振器320の共振周波数よりも高く設定することにより、帯域通過型特性を有するL型ラダーフィルタを実現することができる。好ましくは、圧電共振器310の共振周波数と圧電共振器320の反共振周波数とを実質上一致又は近傍に設定することにより、より通過帯域の平坦性に優れるL型ラダーフィルタを実現することができる。
図3Bは、T型ラダーフィルタの構成例である。図3Bにおいて、圧電共振器310及び330は、入力端子303と出力端子304との間に直列接続され、直列共振器として動作する。圧電共振器320は、入力端子303及び出力端子304による経路と接地面との間に接続され、並列共振器として動作する。このように接続することにより、T型ラダーフィルタを構成することができる。ここで、圧電共振器310及び330の共振周波数と、圧電共振器320の反共振周波数とは、所望の通過特性を実現するように実質上一致又は近傍に設定されていることが好ましい。また、圧電共振器310の共振周波数と圧電共振器330の共振周波数とを最適に設定することにより、通過帯域内の平坦性を改善することが可能となる。
図3Cは、π型ラダーフィルタの構成例である。図3Cにおいて、圧電共振器320は、入力端子303と出力端子304との間に直列接続され、直列共振器として動作する。圧電共振器310及び330は、入力端子303及び出力端子304による経路と接地面との間に接続され、並列共振器として動作する。このように接続することにより、π型ラダーフィルタを構成することができる。ここで、圧電共振器320の共振周波数と、圧電共振器310及び330の反共振周波数とは、所望の通過特性を実現するように実質上一致又は近傍に設定されていることが好ましい。また、圧電共振器310の共振周波数と圧電共振器330の共振周波数とを最適に設定することにより、通過帯域内の平坦性を改善することが可能となる。
また、第1の実施形態に係る圧電デバイス100を構成に用いたアンテナ共用器及び通信機器の構成例を、図4A及び図4Bを参照して説明する。
図4Aは、アンテナ共用器の構成例である。図4Aにおいて、アンテナ共用器は、本発明の圧電デバイスが適用されるTxフィルタ(送信フィルタ)401及びRxフィルタ(受信フィルタ)402と、2つの伝送線路で構成される移相回路403とで構成される。Txフィルタ401は、送信帯域の信号を通過させて、受信帯域の信号を減衰させる。Rxフィルタ402は、受信帯域の信号を通過させて、送信帯域の信号を減衰させる。これにより、低損失等の特性の優れたアンテナ共用器を得ることができる。なお、フィルタの数やフィルタを構成する圧電共振器の段数等は、図4Aに例示したものに限られず自由に設計することが可能である。
図4Bは、通信機器の構成例である。図4Bにおいて、通信機器は、図4Aに示したアンテナ共用器404と、送信増幅器405と、フィルタ406と、送信回路407と、受信増幅器408と、受信回路409と、アンテナ410とで構成される。送信回路407から出力される送信信号は、フィルタ406及び送信増幅器405を介して、アンテナ共用器404に入力される。アンテナ共用器404に入力された送信信号は、アンテナ410を介して送信される。一方、アンテナ410で受信された受信信号は、アンテナ共用器404及び受信増幅器408を介して、受信回路409に入力される。このように、低損失等の特性の優れたアンテナ共用器404を用いれば、小型で高性能な通信機器を実現することができる。なお、本発明の圧電デバイスは、フィルタ406に用いてもよい。また、通信機器は、図4Bに例示したものに限られず自由に設計することが可能である。
上記第1の実施形態で説明したように、キャビティの深さを変えることにより圧電共振器の共振周波数が変わる現象を利用することで、同一基板上に共振周波数が異なる複数の圧電共振器を形成することができる。よって、このような圧電共振器を用いて、良好な特性を有する圧電デバイスやアンテナ共用器を容易に実現することができる。
なお、本実施形態の圧電デバイス100の具体的な構成として、1段のラダーフィルタを例に挙げて説明したが、多段構成のラダーフィルタであっても構わない。また、圧電共振器は、ラダー型に構成する他に、格子型に構成しても同様の効果が得られる。ラダー型又は格子型において、2つ以上の圧電共振器が直列共振器として動作するように構成されている場合には、少なくとも1つの直列共振器が他の圧電共振器とキャビティの深さが異なることが望ましい。例えば、図3Bにおいて、圧電共振器310と圧電共振器330とで、キャビティの深さを異ならせる。また、ラダー型に限らず、直列共振器だけで構成される場合にも適用できる。また、2つ以上の圧電共振器が並列共振器として動作するように構成されている場合には、少なくとも1つの並列共振器が他の圧電共振器とキャビティの深さが異なることが望ましい。例えば、図3Cにおいて、圧電共振器310と圧電共振器330とで、キャビティの深さを異ならせる。また、ラダー型に限らず、並列共振器だけで構成される場合にも適用できる。さらに、1つの圧電デバイス上で、複数の圧電共振器を有する複数の圧電フィルタが構成されてもよい。この場合、いずれかの圧電フィルタ間でキャビティの深さが異なっていれば、1つの基板上に異なる周波数の複数のフィルタを形成することができ、圧電フィルタを構成する圧電共振器間でのキャビティの深さは問わない。
また、本実施形態によるキャビティの深さを変えて共振周波数を調整する手法は、圧電体層の膜厚を変える方法等の従来の手法と組み合わせても構わない。組み合わせることで共振周波数の調整範囲を広くすることが可能となる。
さらに、本実施形態の圧電共振器を構成する圧電体層は、単結晶であっても圧電セラミックスであってもよく、キャビティが必要な構成であれば同様の効果が得られる。なお、キャビティの深さの定量的な値は、基板材料や圧電体材料によって異なるが、キャビティの深さに対して共振周波数が周期的に変化するという現象に関しては同様であり、材料が代わっても本発明の構成は適用可能である。
以下の第2〜第4の実施形態では、上記第1の実施形態に係る圧電デバイス100と同等の機能を実現する他の圧電デバイスの構造を説明する。
(第2の実施形態)
図5Aは、本発明の第2の実施形態に係る圧電デバイス500の断面図である。図5Aのように、圧電デバイス500は、2つの圧電共振器510及び520を備え、圧電フィルタとして機能する。圧電共振器510は、薄膜502が積層された基板501上に、キャビティ511、下部電極512、圧電体層513、及び上部電極514を順に形成した構成である。圧電共振器520は、薄膜502が積層された基板501上に、キャビティ521、下部電極522、圧電体層523、及び上部電極524を順に形成した構成である。キャビティ511及び521は、圧電共振器510及び520の振動を確保するために設けられる。このキャビティ511及び521は、薄膜502をエッチングすることによって形成される。薄膜502は、例えばSiO2やSi3N4等の誘電体材料で構成される。また、薄膜502は、AlNであってもよい(薄膜上に形成される各圧電共振器の下部電極が、互いに絶縁できる材料であればよい)。
上述した第1の実施形態と同様に、第2の実施形態による圧電デバイス500では、共振周波数が異なる複数の圧電共振器を同一基板上に形成するために、圧電体層513と圧電体層523との膜厚を同じにして、キャビティ511の深さt1とキャビティ521の深さt2とを異ならせる手法を用いる。第2の実施形態による圧電デバイス500が、第1の実施形態による圧電デバイス100と違う所は、キャビティ511及び521の深さの変化が、薄膜502のエッチング量を制御することで実現されることである。
上記第2の実施形態のように、キャビティの深さを変えることにより圧電共振器の共振周波数が変わる現象を利用することで、同一基板上に共振周波数が異なる複数の圧電共振器を形成することができる。よって、このような圧電共振器を用いて、良好な特性を有する圧電デバイス(図3A〜図3C等)やアンテナ共用器(図4A等)を容易に実現することができる。
なお、図5Bのように、キャビティ511の深さt1とキャビティ521の深さt2とが異なっていれば、薄膜502の膜厚が、圧電共振器510側と圧電共振器520側とで異なっていてもよい。また、薄膜502の材料は、圧電共振器を支持してキャビティを形成するのに十分な材料であれば、上述した材料以外であっても構わない。また、薄膜502は、1層であっても複数層であっても構わない。キャビティの深さは、薄膜502の音速等に基づいて最適に設定することが望ましい。
(第3の実施形態)
図6Aは、本発明の第3の実施形態に係る圧電デバイス600の断面図である。図6Aのように、圧電デバイス600は、2つの圧電共振器610及び620を備え、圧電フィルタとして機能する。圧電共振器610は、薄膜602が積層された基板601上に、キャビティ611、下部電極612、圧電体層613、及び上部電極614を順に形成した構成である。圧電共振器620は、薄膜602が積層された基板601上に、キャビティ621、下部電極622、圧電体層623、及び上部電極624を順に形成した構成である。キャビティ611及び621は、圧電共振器610及び620の振動を確保するために設けられる。このキャビティ611及び621は、薄膜602のみ又は薄膜602と基板601との両方をエッチングすることによって形成される。薄膜602は、例えばSiO2やSi3N4等の誘電体材料で構成される。また、薄膜602は、AlNであってもよい(薄膜上に形成される各圧電共振器の下部電極が、互いに絶縁できる材料であればよい)。
上述した第1及び第2の実施形態と同様に、第3の実施形態による圧電デバイス600では、共振周波数が異なる複数の圧電共振器を同一基板上に形成するために、圧電体層613と圧電体層623との膜厚を同じにして、キャビティ611の深さt1とキャビティ621の深さt2とを異ならせる手法を用いる。第3の実施形態による圧電デバイス600が、第1の実施形態による圧電デバイス100や第2の実施形態による圧電デバイス500と違う所は、キャビティ611及び621の深さの変化が、薄膜602及び基板601の両方のエッチング量を制御することで実現されることである。
上記第3の実施形態のように、キャビティの深さを変えることにより圧電共振器の共振周波数が変わる現象を利用することで、同一基板上に共振周波数が異なる複数の圧電共振器を形成することができる。よって、このような圧電共振器を用いて、良好な特性を有する圧電デバイス(図3A〜図3C等)やアンテナ共用器(図4A等)を容易に実現することができる。
なお、図6Bのように、キャビティ611の深さt1とキャビティ621の深さt2とが異なっていれば、圧電共振器610側と圧電共振器620側との両方で、薄膜602及び基板601双方のエッチングを行っても構わない。また、薄膜602の材料は、圧電共振器を支持してキャビティを形成するのに十分な材料であれば、上述した材料以外であっても構わない。また、薄膜602は、1層であっても複数層であっても構わない。キャビティの深さは、薄膜602の音速等に基づいて最適に設定することが望ましい。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係る圧電デバイス700の断面図である。図7のように、圧電デバイス700は、2つの圧電共振器710及び720を備え、圧電フィルタとして機能する。圧電共振器710は、基板701上に、調整層715、キャビティ711、下部電極712、圧電体層713、及び上部電極714を順に形成した構成である。圧電共振器720は、基板701上に、キャビティ721、下部電極722、圧電体層723、及び上部電極724を順に形成した構成である。キャビティ711及び721は、圧電共振器710及び720の振動を確保するために設けられる。このキャビティ711及び721は、基板701をエッチングすることによって形成される。
上述した第1〜第3の実施形態と同様に、第4の実施形態による圧電デバイス700では、共振周波数が異なる複数の圧電共振器を同一基板上に形成するために、圧電体層713と圧電体層723との膜厚を同じにして、キャビティ711の深さt1とキャビティ721の深さt2とを異ならせる手法を用いる。第4の実施形態による圧電デバイス700が、第1の実施形態による圧電デバイス100と違う所は、基板701のエッチング量を同じにして、エッチングされた一方の穴に調整層715を設けることで、キャビティ711及び721の深さの変化を実現することである。
上記第4の実施形態のように、キャビティの深さを変えることにより圧電共振器の共振周波数が変わる現象を利用することで、同一基板上に共振周波数が異なる複数の圧電共振器を形成することができる。よって、このような圧電共振器を用いて、良好な特性を有する圧電デバイス(図3A〜図3C等)やアンテナ共用器(図4A等)を容易に実現することができる。
なお、上記第1〜第4の実施形態で説明した圧電デバイスのキャビティの深さは、以下の内容をさらに考慮して設計することも可能である。
(1)振動漏れで生じるスプリアスの影響を回避
通常、下部電極、圧電体層及び上部電極から構成される振動部の振動が、基板に漏れる。この振動漏れによって、キャビティ深さによって決定される振動がスプリアスとして振動部の共振周波数(又は反共振周波数)付近に発生する。このスプリアスは、圧電フィルタの通過特性を悪化させる原因となるので、できるだけ振動部の共振周波数(又は反共振周波数)から遠ざけたい。そこで、この場合には、振動漏れによってキャビティで発生する不要振動の共振周波数が、圧電共振器の振動部による主共振周波数よりも十分離れるように、キャビティの深さを設計する。
(2)振動漏れで生じるスプリアスを主振動に利用
上述したように、振動漏れによるスプリアスは、圧電デバイスの通過特性を悪化させる原因となる。しかし、このキャビティで発生する不要振動を、振動部の主振動に利用することも考えられる。すなわち、振動部の主振動が弱い場合等に、漏れ振動でわざと基板を振動させて圧電共振器全体としても振動振幅を大きくするのである。そこで、この場合には、振動漏れによってキャビティで発生する不要振動の共振周波数が、圧電共振器の振動部による主共振周波数と一致するように、キャビティの深さを設計する。
本発明の圧電デバイス及びアンテナ共用器は、通信機器等に利用可能であり、特に同一基板上に異なる共振周波数を持つ複数の圧電共振器を容易に形成して、高性能化及び小型化を図りたい場合等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る圧電デバイスの断面図 本発明の圧電デバイスにおけるキャビティ深さと共振周波数との関係を示す図 本発明の圧電デバイスにおけるキャビティ深さと反共振周波数との関係を示す図 本発明の圧電デバイスの詳細な構成例を示す図 本発明の圧電デバイスの詳細な構成例を示す他の図 本発明の圧電デバイスの詳細な構成例を示す他の図 本発明の圧電デバイスを用いたアンテナ共用器の構成例を示す図 図4Aのアンテナ共用器を用いた通信機器の構成例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る圧電デバイスの断面図 本発明の第2の実施形態に係る圧電デバイスの他の断面図 本発明の第3の実施形態に係る圧電デバイスの断面図 本発明の第3の実施形態に係る圧電デバイスの他の断面図 本発明の第4の実施形態に係る圧電デバイスの断面図 従来の圧電デバイスの断面図 従来の他の圧電デバイスの断面図
符号の説明
100、401、402、500、600、700、800、900 圧電デバイス
101、501、601、701、801、901 基板
110、120、310〜330、510、520、610、620、710、720、810、820、910、920 圧電共振器
111、121、511、521、611、621、711、721、911、921 キャビティ
112、122、512、522、612、622、712、722、812、822、912、922 下部電極
113、123、513、523、613、623、713、723、813、823、913、923 圧電体層
114、124、514、524、614、624、714、724、814、824、914、924 上部電極
303、304 端子
403 移相回路
404 アンテナ共用器
405、408 増幅器
406 フィルタ
407 送信回路
409 受信回路
410 アンテナ
502、602 薄膜
715 調整層
811、821 音響ミラー
915 酸化された導電体部分

Claims (20)

  1. 複数の圧電共振器を備えた圧電デバイスであって、
    前記複数の圧電共振器は、それぞれ
    基板と、
    前記基板に形成されたキャビティと、
    前記キャビティを覆うように前記基板の上に形成される下部電極と、
    前記下部電極の上に形成される圧電体層と、
    前記圧電体層の上に形成される上部電極とで構成され、
    前記複数の圧電共振器の少なくとも1つは、他の圧電共振器と前記キャビティの深さが異なることを特徴とする、圧電デバイス。
  2. 前記キャビティの少なくとも1つが、前記基板内に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記キャビティの少なくとも1つが、前記基板上に積層された薄膜内に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の圧電デバイス。
  4. 前記圧電共振器のキャビティの少なくとも1つが、前記基板上に積層された薄膜を貫通して前記基板内に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の圧電デバイス。
  5. 前記複数の圧電共振器を梯子型に接続したことを特徴とする、請求項1に記載の圧電デバイス。
  6. 前記複数の圧電共振器を格子型に接続したことを特徴とする、請求項1に記載の圧電デバイス。
  7. 直列共振器として動作する第1の圧電共振器と、並列共振器として動作する第2の圧電共振器とを、少なくとも構成に含み、
    前記第1の圧電共振器のキャビティの深さと前記第2の圧電共振器のキャビティの深さとが異なることを特徴とする、請求項5に記載の圧電デバイス。
  8. 直列共振器として動作する第1の圧電共振器と、並列共振器として動作する第2の圧電共振器とで構成され、
    前記第1の圧電共振器のキャビティの深さと前記第2の圧電共振器のキャビティの深さとが異なることを特徴とする、請求項6に記載の圧電デバイス。
  9. 2つ以上の前記圧電共振器が直列共振器として動作するように構成されており、当該直列共振器の少なくとも1つが、他の圧電共振器と前記キャビティの深さが異なることを特徴とする、請求項5に記載の圧電デバイス。
  10. 2つ以上の前記圧電共振器が直列共振器として動作するように構成されており、当該直列共振器の少なくとも1つが、他の圧電共振器と前記キャビティの深さが異なることを特徴とする、請求項6に記載の圧電デバイス。
  11. 2つ以上の前記圧電共振器が並列共振器として動作するように構成されており、当該並列共振器の少なくとも1つが、他の圧電共振器と前記キャビティの深さが異なることを特徴とする、請求項5に記載の圧電デバイス。
  12. 2つ以上の前記圧電共振器が並列共振器として動作するように構成されており、当該並列共振器の少なくとも1つが、他の圧電共振器と前記キャビティの深さが異なることを特徴とする、請求項6に記載の圧電デバイス。
  13. 直列共振器として動作する第1の圧電共振器及び第2の圧電共振器を少なくとも構成に含み、
    前記第1の圧電共振器のキャビティの深さと前記第2の圧電共振器のキャビティの深さとが異なることを特徴とする、請求項1に記載の圧電デバイス。
  14. 並列共振器として動作する第1の圧電共振器及び第2の圧電共振器を少なくとも構成に含み、
    前記第1の圧電共振器のキャビティの深さと前記第2の圧電共振器のキャビティの深さとが異なることを特徴とする、請求項1に記載の圧電デバイス。
  15. 請求項1に記載の圧電デバイスで構成された送信フィルタと、
    請求項1に記載の圧電デバイスで構成された受信フィルタと、
    前記送信フィルタと前記受信フィルタを接続する移相回路とを備える、アンテナ共用器。
  16. 同一基板上に共振周波数が異なる複数の圧電共振器を製造する方法であって、
    前記複数の圧電共振器の共振周波数に応じて、少なくとも2つの異なる深さのキャビティを前記基板に形成するステップと、
    前記キャビティを覆うように下部電極を形成するステップと、
    前記下部電極の上に圧電体層を形成するステップと、
    前記圧電体層の上に上部電極を形成するステップからなる、圧電共振器の製造方法。
  17. 前記キャビティの深さは、前記基板のエッチング量によって制御されることを特徴とする、請求項16に記載の圧電共振器の製造方法。
  18. 前記キャビティの深さは、前記基板上に積層された薄膜のエッチング量によって制御されることを特徴とする、請求項16に記載の圧電共振器の製造方法。
  19. 前記キャビティの深さは、前記基板上に積層された薄膜のエッチング量及び前記基板のエッチング量によって制御されることを特徴とする、請求項16に記載の圧電共振器の製造方法。
  20. 前記キャビティの深さは、エッチングによって形成された穴に調整層を積層することで制御されることを特徴とする、請求項16に記載の圧電共振器の製造方法。
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