JP2009212620A - 薄膜共振子の製造方法 - Google Patents

薄膜共振子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009212620A
JP2009212620A JP2008051356A JP2008051356A JP2009212620A JP 2009212620 A JP2009212620 A JP 2009212620A JP 2008051356 A JP2008051356 A JP 2008051356A JP 2008051356 A JP2008051356 A JP 2008051356A JP 2009212620 A JP2009212620 A JP 2009212620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
substrate
electrode
resonator
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008051356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5032370B2 (ja
Inventor
Daisuke Toyoda
大介 豊田
Tetsuya Kishino
哲也 岸野
Masaki Nanbu
雅樹 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2008051356A priority Critical patent/JP5032370B2/ja
Publication of JP2009212620A publication Critical patent/JP2009212620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032370B2 publication Critical patent/JP5032370B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract


【課題】 製造プロセスを時間短縮することができ、生産性を向上させることができる薄膜共振子の製造方法を提供する。
【解決手段】 工程(i)では、エッチングホール14を介して、犠牲層101をエッチングで除去することにより、共振子本体12の第2電極17と絶縁層100と基板11の一表面11aで囲まれる、基板エッチングのためのエッチング空間105を形成する。工程(j)では、エッチング空間105に、エッチングホール14を介してエッチング剤を進入させ、エッチング空間15をエッチング剤で満たすようにして、基板11のエッチング空間105に臨む表面から厚み方向(Z方向)にエッチングして凹部13を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電共振子の一種である薄膜共振子の製造方法に関する。
無線通信および電気回路に用いられる電気信号の周波数の高周波化に伴い、高周波化された電気信号に対して用いられるフィルタについても高周波数に対応したものが開発されている。特に、無線通信においては2GHz近傍のマイクロ波が主流になりつつあり、また既に数GHz以上の規格策定の動きもあることから、それらの周波数に対応した、安価で高性能なフィルタが求められている。このようなフィルタとして、圧電性を示す薄膜の厚み縦振動モードを用いた共振子を用いたものが提案されている。
圧電性を示す薄膜(以後、圧電体薄膜と記載する)の厚み縦振動モードを用いた共振子は、入力される高周波の電気信号に対して、圧電体薄膜が厚み縦振動を起こし、その振動が圧電体薄膜の厚さ方向において共振を起こすことによって、そのインピーダンスが変化する。このような圧電体薄膜の厚み縦振動モードを用いた共振子は、薄膜バルク音響波共振子(Film Bulk Acoustic Resonator:略称FBAR)と呼ばれている。FBARは、基板の一表面上に薄膜形成プロセスによって第1電極、圧電体薄膜および第2電極を順次積層して形成される共振部を有する。なお、ここで薄膜とは、通常の薄膜形成プロセスで形成されるものをいう。
薄膜共振子は、SiおよびGaAsなどから成る基板と、AlNおよびZnOなどから成る圧電体薄膜と、厚み方向の両側から圧電体薄膜を挟む第1および第2電極とを含んで構成される。
このような薄膜共振子は、半導体製造技術を利用して製造することができる。薄膜共振子の従来の製造方法は、たとえば特許文献1に開示される。
シリコンウェーハ基板にエッチングにより窪みを設け、熱酸化層を基板表面に成長させて、窪みを埋める犠牲層として燐石英ガラス(PSG)を堆積させる。その後、表面研磨を行って鏡面仕上げとし、第1,2電極および圧電体薄膜のFBAR構造を積層する。そして、ビアを開けて犠牲層のエッチングを行うことで、元の窪みの上に橋架けされたFBARが残る。
特開2000−69594号公報
PSGによる犠牲層は、特許文献1にも記載されるように、CVD法で成膜する。基板に形成された窪みの深さ、すなわち成膜で埋めるべき犠牲層厚みは、数μm〜30μm程度であり、このような厚みの犠牲層をCVD法で成膜しようとすると非常に長時間を要することになる。特に、数μmを越える厚みでは、通常2,3回に分けて成膜し、途中でアニール処理を施すこともあり、犠牲層の厚みが厚いほど成膜にかかる時間は長くなる。
また、犠牲層のエッチング工程では、FBAR構造で犠牲層を覆い、FBAR構造に設けたビアを介してエッチング液を流し込んで犠牲層をエッチングしている。設けるビアは、共振特性に影響が出ない程度に小径のものでなくてはならず、少量のエッチング液により数μm〜30μm程度の厚みの犠牲層をエッチングで除去するには、これも長時間を要する工程となる。
このように従来の製造方法では、犠牲層の成膜工程および犠牲層のエッチング工程の要する時間が長時間となり、生産性を低下させるという問題がある。
本発明の目的は、製造プロセスを時間短縮することができ、生産性を向上させることができる薄膜共振子の製造方法を提供することである。
本発明は、基板と、前記基板の主面に形成され、且つ前記主面に到達する開口部を有する絶縁層と、前記開口部を埋める犠牲層と、前記犠牲層を覆うように設けられる共振体と、前記共振体に、前記犠牲層まで連通するようにして設けられる貫通孔と、を備える共振体形成基板を準備する第1工程と、
前記貫通孔を介して前記犠牲層をエッチングすることにより、前記共振体と前記絶縁層と前記基板の主面の一部で囲まれるエッチング空間を形成する第2工程と、
前記エッチング空間をエッチング剤で満たすようにして、前記基板に凹部を形成する第3工程と、を含むことを特徴とする薄膜共振子の製造方法である。
また本発明は、前記共振体形成基板は、前記基板がシリコン基板であり、前記絶縁層が前記基板を熱処理することにより前記基板の表層に形成される酸化シリコン膜であることを特徴とする。
また本発明は、前記共振体は、第1電極および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配される圧電体層とを含んで構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記絶縁層の厚みが、0.1μm以上1.2μm以下であることを特徴とする。
本発明によれば、まず第1工程では、基板と、前記基板の主面に形成され、且つ前記主面に到達する開口部を有する絶縁層と、前記開口部を埋める犠牲層と、前記犠牲層を覆うように設けられる共振体と、前記共振体に、前記犠牲層まで連通するようにして設けられる貫通孔と、を備える共振体形成基板を準備する。
次に第2工程では、前記貫通孔を介して前記犠牲層をエッチングすることにより、前記共振体と前記絶縁層と前記基板の主面の一部で囲まれるエッチング空間を形成する。
最後に第3工程で、前記エッチング空間をエッチング剤で満たすようにして、前記基板に凹部を形成する。
これにより、第3工程では、エッチング剤がエッチング空間を満たした状態で、基板エッチングを行うので、エッチング剤に接触した主面の一部において、基板の厚み方向にエッチングが進行する。
したがって、振動空間となる凹部を、エッチングによって形成するのに要する時間を短縮することができ、圧電薄膜共振子の製造プロセスを時間短縮することができ、生産性を向上させることができる。
また本発明によれば、前記絶縁層がシリコン基板を熱処理することにより表層に形成される酸化シリコン膜である。
これにより、薄い絶縁層を容易に形成することができるので、犠牲層の厚みを薄くすることができ、第2工程において、エッチング空間を形成するのに要する時間を短縮することができる。
また本発明によれば、前記共振体が、第1電極および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配される圧電体層とを含んで構成されるので、本製造方法により、短時間で圧電薄膜共振子を製造することができる。
また本発明によれば、前記絶縁層の厚みが、0.1μm以上1.2μm以下である。
絶縁膜の厚みが0.1μmより小さいと、十分な大きさのエッチング空間が形成されず、エッチング剤の進入が困難となり、また、共振体底面と基板表面との接触が起こりやすくなる。絶縁膜の厚みが1.2μmより大きいと、犠牲層の厚みが厚くなり過ぎて犠牲層のエッチングに時間を要する。
図1は、本発明により製造される薄膜共振子10を示す平面図であり、図2は図1の切断面線II−IIから見た断面図である。
基板11は、薄膜共振子10のベース部材である。基板11上に、共振子本体12が形成される。基板11は、厚みが0.05mm〜1mm程度に選ばれる。基板11は、略直方体形状を有する。基板11は、Si(シリコン)、Al(酸化アルミニウム)、SiO(酸化シリコン)およびガラスなどによって形成される。基板11の長手方向をX方向とし、短手方向をY方向とし、厚み方向をZ方向とする。前記長手方向、短手方向および厚み方向は、互いに直交する。前記長手方向および短手方向は、基板11の一表面11aの各辺に平行または垂直に延びる。
基板11には、基板11の一表面11aに開口する凹部13が設けられ、この凹部13は、共振子本体12で覆われ、基板11と共振子本体12とで囲まれた空洞が形成される。
この凹部13の内周面は、Z方向に垂直な方向の断面が略矩形状となる筒形状に形成される。凹部13の内周面のZ方向の断面の各辺は、Z方向またはY方向に沿って延びる。
基板11の一表面11a上には、絶縁層100が設けられる。絶縁層100は、共振子本体12を構成する第1電極16および第2電極17と基板11とを電気的に絶縁する。絶縁層100は、その厚みが0.1μm以上1.2μm以下で形成され、たとえば、基板11表面を熱酸化して形成される酸化物(SiO)膜やスパッタリングおよびCVDなどの薄膜形成プロセスによって成膜されるSiN膜として形成される。
共振子本体12は、基板11のZ方向の一表面11a上に絶縁層100を介して設けられる。共振子本体12は、圧電体薄膜15と、圧電体薄膜15の厚み方向の一表面15a上に少なくとも一部が積層される第1電極16と、圧電体薄膜15の厚み方向の他表面15b上に、少なくとも一部が積層される第2電極17とを含んで構成される。圧電体薄膜15の一部と、第1電極16の一部と、第2電極17の一部とがZ方向に重なって形成され、この圧電体薄膜15の一部と、第1電極16の一部と、第2電極17の一部が積層される部分、すなわちZ方向から見て、圧電体薄膜15と、第1電極16と、第2電極17とがZ方向に重なる部分のうち、凹部13によって音響的に絶縁されている部分によって共振部20が形成される。共振部20の厚み方向は、Z方向に平行であり、圧電体薄膜15および第1および第2電極16,17の厚み方向は、前記Z方向である。圧電体薄膜15と、第1および第2電極16,17のそれぞれは、Z方向から見て共振部20よりも広い範囲に形成される。
共振部20は、基板11に形成される凹部13に臨んで形成される。すなわち共振部20は、圧電体薄膜15と、第1電極16と、第2電極17とがZ方向に重なる部分のうち、凹部13に臨む部分によって形成される。共振部20の側面は、X方向またはY方向に沿って延びる。
第2電極17は、基板11の厚み方向の一表面11a上に形成され、凹部13を覆って設けられる。第2電極17は、基板11のX方向の一端部21からX方向の中央部22にわたって設けられ、基板11の一表面11aの周縁23に離間して設けられる。第2電極17はZ方向から見て矩形状に形成され、その各周縁辺は、X方向またはY方向に平行に延びる。
第2電極17は、圧電体薄膜15に高周波電圧を印加する機能を有する部材であり、W、Mo、Au、AlおよびCuなどの金属材料を用いて形成される。また第2電極17は、電極としての機能と同時に、共振部20を構成する機能も有するので、薄膜共振子10が必要な共振特性を発揮するために、その厚みは、第2電極17を形成する材料の固有音響インピーダンスおよび密度、第2電極17を伝播する音響波の音速および波長などを考慮して、精密に選ぶ必要がある。第2電極17の最適な厚みは、薄膜共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数、共振部20の設計寸法、圧電体薄膜材料、電極材料によって異なるが、0.01μm〜0.5μm程度に選ばれる。
また第2電極17のX方向の一端部17cは外部接続端子として機能する。
圧電体薄膜15は、少なくとも一部が第2電極17の厚み方向の一表面17a上に形成される。本実施の形態では圧電体薄膜15は、第2電極17の厚み方向の一表面17a上と基板11の厚み方向の一表面11a上とにわたって形成され、第2電極17のX方向の他端部よりもX方向の他方まで延びる。圧電体薄膜15は、Z方向から見て矩形状に形成され、X方向およびY方向における中央部22に形成される。圧電体薄膜15のY方向の長さL1は、第2電極17の短手方向Yの長さL2よりも大きく選ばれ、圧電体薄膜15のY方向の中央と、第2電極16のY方向の中央とは、Y方向に垂直で同一の仮想一平面上に設けられる。圧電体薄膜15は、X方向およびY方向において、凹部13よりも大きく形成される。
圧電体薄膜15は、ZnO(酸化亜鉛)、AlN(窒化アルミニウム)およびPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などの圧電体材料から成り、第1電極16および第2電極17によって印加される高周波電圧に応じて伸縮し、電気的な信号を機械的な振動に変換する機能を有する。
薄膜共振子10が必要な共振特性を発揮するために、圧電体薄膜15の厚みは、圧電体薄膜15を形成する材料の固有音響インピーダンスおよび密度、圧電体薄膜15を伝播する音響波の音速および波長などを考慮して、精密に選ぶ必要がある。圧電体薄膜15の最適な厚みは、薄膜共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数、共振部20の設計寸法、圧電体薄膜材料、電極材料によって異なるが、0.3μm〜1.5μm程度に選ばれる。
第1電極16は、圧電体薄膜15のうち、第2電極17に積層される部分の厚み方向の一表面15aに積層される。本実施の形態では、第1電極16は、圧電体薄膜15の厚み方向の一表面15aと、基板11の厚み方向の一表面11a上とにわたって形成され、圧電体薄膜15のX方向の他端部よりもX方向の他方まで延びる。第1電極16は、Z方向から見て矩形状に形成され、前記中央部22から基板11のX方向の他端部24にわたって形成され、基板11の一表面11aの周縁23に離間して設けられる。
第1電極16のY方向の長さL3は、圧電体薄膜15のY方向の長さL1よりも短く選ばれ、第1電極16のY方向の中央と、圧電体薄膜15のY方向の中央とは、Y方向に垂直で同一の仮想一平面上に設けられる。第1電極16のうちX方向の他端部16cのみが、基板11上に形成され、残余の部分は、凹部13上に形成される。すなわち第1電極16のY方向の長さL3は、凹部13のY方向の大きさ未満に選ばれ、厚み方向Zから見て、第1電極16のX方向の一方の端部16dは、凹部13に臨む基板11の縁から離間するように形成される。このように第1電極16が形成されることによって、第1電極16、圧電体薄膜15および第2電極17がZ方向に重なる部分のうち、凹部13によって音響的に絶縁されていない部分が作る静電容量、いわゆる寄生容量を低減することができる。寄生容量が大きいほど、薄膜共振子の実効電気機械結合係数が低下するが、このような構成とすることにより、この低下を最小限にできるというという利点がある。
第1電極16は、第2電極17とともに、圧電体薄膜15に高周波電圧を印加する機能を有する部材であり、W、Mo、Au、AlおよびCuなどの金属材料を用いて形成される。また第1電極16は、電極としての機能と同時に、共振部20を構成する機能も有するので、薄膜共振子10が必要な共振特性を発揮するために、その厚みは、第1電極16を形成する材料の固有音響インピーダンスおよび密度、第1電極16を伝播する音響波の音速および波長などを考慮して、精密に選ぶ必要がある。第1電極16の最適な厚みは、薄膜共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数、共振部20の設計寸法、圧電体薄膜材料および電極材料によって異なるが、0.01μm〜0.5μm程度に選ばれる。
共振部20の厚みは、おおむねλ/2(λは使用する信号の周波数での音響波の波長)となるように設計される。共振部20のZ方向から見た形状、すなわち平面形状は、矩形状である。なおスプリアス抑制のために共振部20の平面形状を非対称の形状にしてもよい。本実施の形態では、共振部20は直方体形状に形成される。また共振部20のZ方向に垂直な断面における面積は、薄膜共振子10のインピーダンスを決定する要素となるので、厚みと同様に精密に設計する必要がある。50Ωのインピーダンス系で薄膜共振子10を使用する場合は、共振部20の電気的なキャパシタンスが、使用する信号の周波数でおおむね50Ωのリアクタンスを持つように選ばれる。本実施の形態では共振部20のZ方向に垂直な断面のX方向およびY方向の長さは等しく選ばれ、共振部20の前記断面における面積は、たとえば2GHzの薄膜共振子10の場合であれば、200μm×200μm程度に選ばれる。
また、詳細は後述するが本発明の製造方法においては、凹部13を形成する際に、共振子本体12形成後に基板11をエッチングするため、共振子本体12を積層方向に貫通し、凹部13と連通するエッチングホール14(貫通孔)が設けられている。エッチングホール14は、凹部13をエッチングする際にエッチング剤を基板に向けて進入させるための空孔であり、第1電極16の周縁部、すなわちZ方向からみたときに、共振部20の周縁部に複数箇所形成される。
図3A〜図3Cは、本発明の実施の一形態である薄膜共振子10の製造方法を示す工程図である。
本発明の製造方法は、大きくは以下のように3つの工程からなる。
第1工程では、一表面11aに形成され、開口部を有する絶縁層と、開口部を埋める犠牲層と、この犠牲層を覆うように設けられる共振子本体12と、犠牲層まで連通するようにして設けられるエッチングホールと、を備える共振体形成基板を準備する。
第2工程では、エッチングホールを介して犠牲層をエッチングすることにより、共振子本体と絶縁層と露出した基板11の一表面11aの一部で囲まれるエッチング空間を形成する。
第3工程では、第2工程で形成したエッチング空間をエッチング剤で満たすようにして、基板11をエッチングし凹部13を形成する。
第1工程は、以下に示すように各層の形成工程などに細分化されるが、本発明では第1工程内の工程順序などは特に限定されるものではない。
図3A、図3Bに示す工程(a)〜工程(h)までが、本発明の第1工程に相当し、図3Cに示す工程(i)が、本発明の第2工程に相当し、図3Cに示す工程(j)が、本発明の第3工程に相当する。
・第1工程
(a)基板11準備および絶縁層100形成工程
薄膜共振子10に用いられる基板11は、厚みが0.05mm〜1mm程度の板状部材で、Si(シリコン)、Al(酸化アルミニウム)、SiO(酸化シリコン)およびガラスなどによって形成される。
本実施形態では、これらの中でシリコン基板を用いた例について説明する。
基板11の一表面11aの全面にわたって絶縁層100を形成する。絶縁層100は、その厚みが0.1μm以上1.2μm以下で形成され、SiOなどの絶縁膜からなる。また、本発明では、従来のように本工程にて、基板11にエッチングにより窪みを設ける必要はない。
SiO絶縁膜は、シリコン基板11の表面を加熱処理し、熱酸化させることで形成することができる。SiO絶縁膜の厚みは、加熱処理の処理条件、加熱温度、加熱時間などにより制御することが可能であり、上記のような好適な範囲で設ける。
加熱処理条件の一例としては、加熱温度1050℃で、40〜90分間の加熱時間により0.3μm厚みの酸化絶縁膜を形成することができる。
(b)絶縁層100パターニング工程
工程(a)にて好適な厚みで、基板11の一表面11aの全面にわたって形成した絶縁層100に対して、パターニングにより開口部100aを設ける。この開口部100aは、第2工程において基板エッチングするためのエッチング空間に相当し、この開口部100aは、後工程で犠牲層によって充填される。
絶縁層100のパターニングは、半導体製造プロセスにおける酸化絶縁膜の公知のパターニング技術を利用することができ、たとえばフォトリソグラフィ技術により、容易に設けることができる。パターニングの一例としては、絶縁層100上にポジレジストをスピンコートなどにより塗布し、露光、現像してレジストをパターンニングしてマスクを形成する。そののち液温23℃のBHF(バッファードフッ酸)に、5〜8分間浸漬し、開口部100aを形成する。
上記のように開口部100aは、エッチング空間に相当するものであるから、その開口形状および開口寸法は、エッチングにより形成される凹部13に必要とされる形状および寸法で形成される。凹部13は、さらに共振子本体12を音響的に絶縁することで共振部20を規定するのであるから、凹部13の形状および寸法は、薄膜共振子10が必要な共振特性を発揮するために、共振子本体12の大きさや材質、薄膜共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数などによって決定される。
(c)犠牲層形成工程
工程(b)にて設けられた開口部100aを埋めるべく、絶縁層100上に犠牲層101を形成する。
犠牲層101の材料としては、燐石英ガラス(PSG)、BPSG(Boron-Phosphor- Silicate-Glass:ボロン、燐、シリコン、ガラス)またはスピン・ガラスのような他の形態のガラスを利用できる。他に基板上に堆積できるポリビニール、ポリプロピレン、およびポリスチレンのような樹脂材料がある。これらの犠牲層は、有機除去材あるいはO2プラズマエッチングによって除去することができる。
本実施形態では、エッチングの容易さなどからPSGを犠牲層101として設ける。PSGの成膜方法は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法などの公知の成膜方法によって形成することができる。
犠牲層に必要な膜厚みは、開口部100aを埋める程度の厚みであるので、工程(a)で形成した絶縁層厚みと同じ厚みとなる。
一般に、CVD法によるPSGの成膜速度は0.05μm/minであるので、成膜厚みを0.1μm以上1.2μm以下とすると、成膜に要する時間は2〜24分間となる。これに対して従来の犠牲層厚みは、3〜30μm程度であるので、成膜に要する時間は60〜600分間となる。さらに成膜厚みが従来のように厚くなると、複数回に分けて成膜する必要があり、その間にアニール処理も必要となるので、従来の成膜では、これ以上の時間を要することになる。
本発明では、絶縁層厚み、すなわち形成すべき犠牲層厚みを0.1μm以上1.2μm以下、好ましくは0.3μm以上0.8μm以下としている。このような厚みとすることで、犠牲層の成膜に要する時間を大幅に短縮することができ、生産性を向上させることができる。
(d)研磨工程
工程(c)で犠牲層101を成膜したのち、研磨によって不要な犠牲層101を除去する。研磨工程によって、絶縁層100表面を露出させ、犠牲層101が開口部100aのみに充填された状態となる。
本工程における研磨は、半導体製造プロセスにおいて利用される研磨技術を利用することができ、たとえばCMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いることが好ましい。CMPは、酸性またはアルカリ性成分を含む水生媒体に、砥粒を分散させた研磨用スラリーを用いて、基板表面にスラリーを流しながら所定の圧力で研磨パッドを押し付けながら摺動させて研磨する平坦化技術である。
CMPの研磨条件として、スラリーに含有させる酸化剤、砥粒、その他の化学成分、およびpH、さらには使用する研磨パッドの材質などがあり、研磨の対象となる被研磨物、本発明では犠牲層であるPSGを十分に研磨できるとともに、絶縁層であるSiOは研磨されないような条件を選ぶ必要がある。
たとえば、スラリーには、砥粒としてシリカを分散させたアルカリスラリー(pH10程度)を用い、研磨パッドにはポリウレタン製の硬質パッドなどを用いる。
CMP研磨における研磨時間は、被研磨物の厚みに依存するので、本発明のように除去すべき犠牲層の厚みが薄い場合は、研磨工程に要する時間短縮効果も見込まれる。
(e)第2電極成膜工程
工程(d)の研磨工程によって露出した絶縁層100上に全面にわたって第2電極17となる金属膜102を成膜する。
第2電極となる金属膜102は、W、Mo、Au、Al、Pt、TiおよびCuなどの金属材料を用いて形成される。金属膜102の成膜方法は、半導体製造プロセスにおいて利用される成膜技術を利用することができ、たとえばスパッタリングおよびCVDなどの薄膜形成プロセスによって成膜することができる。
(f)第2電極パターニング工程
工程(e)において、成膜した金属膜102に対して、パターニングにより第2電極17を設ける。第2電極17は、共振子本体12を構成し、後に凹部13となる犠牲層101の充填部分を覆うようにパターニングされる。
金属膜102のパターニングは、半導体製造プロセスにおける公知のパターニング技術を利用することができ、たとえばフォトリソグラフィ技術により、容易に設けることができる。
(g)圧電体薄膜および第1電極成膜工程
工程(f)において、パターニングして得られた第2電極17上および絶縁層100上に、基板全面にわたって、圧電体層103および金属膜104を順次形成する。
圧電体薄膜15となる圧電体層103は、ZnO(酸化亜鉛)、AlN(窒化アルミニウム)およびPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などの圧電体材料から成り、第1電極16および第2電極17によって印加される高周波電圧に応じて伸縮し、電気的な信号を機械的な振動に変換する機能を有する。
圧電体薄膜15となる圧電体層103は、半導体製造プロセスにおいて利用される成膜技術を利用することができ、たとえばスパッタリングおよびCVDなどの薄膜形成プロセスによって、第2電極17の厚み方向の一表面17a上と基板11の厚み方向の一表面11a上に所定の厚さで形成する。
また、第1電極16となる金属膜104は、金属膜102と同じくW、Mo、Au、Al、Pt、TiおよびCuなどの金属材料を用いて形成される。金属膜104の成膜方法は、半導体製造プロセスにおいて利用される成膜技術を利用することができ、たとえばスパッタリングおよびCVDなどの薄膜形成プロセスによって成膜することができる。
(h)圧電体薄膜および第1電極パターニング工程
工程(g)において、成膜した圧電体層103および金属膜104に対して、パターニングにより圧電体薄膜15および第1電極16を設ける。圧電体薄膜15および第1電極16は、共振子本体12を構成し、第2電極17上にパターニングされる。
圧電体層103および金属膜104のパターニングは、半導体製造プロセスにおける公知のパターニング技術を利用することができ、たとえばフォトリソグラフィ技術により、容易に設けることができる。
さらに本工程では、共振子本体12にエッチングホール14を形成する。エッチングホール14は、共振子本体12を積層方向(Z方向)に貫通する貫通孔で、犠牲層101上方に犠牲層101まで連通するように設けられる。
このエッチングホール14により、犠牲層101の一部表面がエッチングホール14を介して外部に対して露出した状態となる。後工程である第2工程では、このエッチングホール14内にエッチング剤を進入させて犠牲層101をエッチングにより除去することができる。
エッチングホール14の形成方法は、半導体製造プロセスにおけるビア形成技術を利用することができ、たとえばフォトリソグラフィ技術により、容易に設けることができる。
エッチングホール14は、たとえば略円柱状をなす貫通孔として形成され、その径は5μm〜30μmに設定される。またエッチングホール14は、Z方向から平面視したときの犠牲層101の外周部に沿って4〜8個程度形成される。さらにエッチングホール14は、犠牲層101の外周部のうち、少なくとも犠牲層101の中心部から最短距離に位置する部分に配置しておくことが好ましく、例えば犠牲層101の平面形状が略正方形をなしている場合は、各辺の中心部に設けておくことが好ましい。
以上のような工程(a)〜工程(h)によって、薄膜共振子10の前駆体である共振体形成基板が形成される。
・第2工程
(i)犠牲層エッチング工程
工程(h)で形成されたエッチングホール14を介して、犠牲層101をエッチングで除去することにより、共振子本体12の第2電極17と絶縁層100と基板11の一表面11aで囲まれる、基板エッチングのためのエッチング空間105を形成する。エッチング空間105は、絶縁層100に設けられた開口部100aに相当する。
エッチング空間105は、高さが絶縁層100の厚みと同一であり、開口部100aの開口面積と同じ底面積を有する空洞である。
犠牲層101のエッチングは、半導体製造プロセスにおけるエッチング技術を利用することができ、犠牲層の材質に応じたエッチング剤を用いて容易に行うことができる。エッチング剤は、エッチング液またはエッチングガスで、種々のエッチング条件に応じてウェットエッチング、ドライエッチングのいずれかを選択すればよい。
本実施形態では、犠牲層であるPSGをウェットエッチングにより除去する。エッチング剤として5%フッ酸水溶液をエッチング液として用い、温度23℃の条件でエッチングを行う。本発明では犠牲層101の厚みが0.1μm以上1.2μm以下(実施形態では0.3μm)であるので、エッチング時間は、2〜3時間程度を要する。
従来の製造方法による犠牲層厚みは、上記のように3〜30μm程度であるので、エッチングに要する時間もこれにしたがって長時間となり、たとえば厚み3μmでは4〜6時間程度が必要となる。
本発明では、犠牲層101の厚みを薄くすることで膜形成時間を短縮できるとともに、エッチング時間をも短縮することができる。
絶縁層100の厚みが0.1μmより小さいと、十分な大きさのエッチング空間105が形成されず、エッチング剤の進入が困難となり、また、共振子体体12の底面と基板11表面との接触が起こりやすくなる。絶縁層100の厚みが1.2μmより大きいと、犠牲層101の厚みが厚くなり過ぎて犠牲層101のエッチングに長時間を要する。
このようにして、犠牲層101をエッチングにより除去してエッチング空間105を形成し、このエッチング空間105に臨むように基板11の一表面11aの一部を露出させる。
・第3工程
(j)基板エッチング工程
工程(i)で形成されたエッチング空間105に、エッチングホール14を介してエッチング剤を進入させ、エッチング空間15をエッチング剤で満たすようにして、基板11のエッチング空間105に臨む表面から厚み方向(Z方向)にエッチングして凹部13を形成する。
基板11のエッチングは、半導体製造プロセスにおけるエッチング技術を利用することができ、基板の材質に応じたエッチング剤を用いて容易に行うことができる。エッチング剤は、エッチング液またはエッチングガスで、種々のエッチング条件に応じてウェットエッチング、ドライエッチングのいずれかを選択すればよい。
本実施形態では、基板11をウェットエッチングにより一部除去して凹部13を形成する。エッチング剤としてTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)水溶液に添加剤を加えたエッチング液を用い、温度80℃の条件でエッチングを行う。
エッチング厚みは、凹部13の深さに相当するものであるから、3〜30μm程度であり、3μm深さの凹部を形成する場合は、上記のエッチング条件で6分間程度のエッチング時間となる。
このようにして凹部13が形成されることで、薄膜共振子10が得られる。
本工程では、上記のようにエッチング剤がエッチング空間105を満たした状態で、基板エッチングを行うので、エッチング剤に接触した基板11表面全体を、基板の厚み方向にエッチングが進行する、面エッチングが可能となり、エッチング時間を大幅に短縮することができる。これにより薄膜共振子10の生産性を向上させることができる。
本発明の他の実施形態としては、絶縁層として、SiOの代わりにSiNを用いることも可能である。
SiN膜は、半導体製造プロセスにおいて利用される成膜技術を利用することができ、たとえばスパッタリングおよびCVDなどの薄膜形成プロセスによって成膜することができる。
SiN膜の厚みは、SiOと同じで、0.1μm以上1.2μm以下であり、好ましくは0.3μm以上0.8μm以下である。
SiN膜のパターニングは、SiOと同様に、半導体製造プロセスにおける絶縁膜の公知のパターニング技術を利用することができ、たとえばフォトリソグラフィ技術により、容易に行うことできる。
本発明により製造される薄膜共振子10を示す平面図である。 図1の切断面線II−IIから見た断面図である。 本発明の実施の一形態である薄膜共振子10の製造方法を示す工程図である。 本発明の実施の一形態である薄膜共振子10の製造方法を示す工程図である。 本発明の実施の一形態である薄膜共振子10の製造方法を示す工程図である。
符号の説明
10 薄膜共振子
11 基板
14 エッチングホール
15 圧電体薄膜
16 第1電極
17 第2電極
20 共振部
100 絶縁層
101 犠牲層
105 エッチング空間

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板の主面に形成され、且つ前記主面に到達する開口部を有する絶縁層と、前記開口部を埋める犠牲層と、前記犠牲層を覆うように設けられる共振体と、前記共振体に、前記犠牲層まで連通するようにして設けられる貫通孔と、を備える共振体形成基板を準備する第1工程と、
    前記貫通孔を介して前記犠牲層をエッチングすることにより、前記共振体と前記絶縁層と前記基板の主面の一部で囲まれるエッチング空間を形成する第2工程と、
    前記エッチング空間をエッチング剤で満たすようにして、前記基板に凹部を形成する第3工程と、を含むことを特徴とする薄膜共振子の製造方法。
  2. 前記共振体形成基板は、前記基板がシリコン基板であり、前記絶縁層が前記基板を熱処理することにより前記基板の表層に形成される酸化シリコン膜であることを特徴とする請求項1記載の薄膜共振子の製造方法。
  3. 前記共振体は、第1電極および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配される圧電体層とを含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の薄膜共振子の製造方法。
  4. 前記絶縁層の厚みが、0.1μm以上1.2μm以下であることを特徴とする請求項1記載の薄膜共振子の製造方法。
JP2008051356A 2008-02-29 2008-02-29 薄膜共振子の製造方法 Active JP5032370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008051356A JP5032370B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 薄膜共振子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008051356A JP5032370B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 薄膜共振子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009212620A true JP2009212620A (ja) 2009-09-17
JP5032370B2 JP5032370B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=41185380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008051356A Active JP5032370B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 薄膜共振子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5032370B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517256A (ja) * 2011-03-15 2014-07-17 クゥアルコム・メムス・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 金属プルーフマスと圧電部品とを含むマイクロ電気機械システムデバイス
CN112039483A (zh) * 2020-03-23 2020-12-04 中芯集成电路(宁波)有限公司 一种薄膜体声波谐振器
CN112054779A (zh) * 2019-07-19 2020-12-08 中芯集成电路(宁波)有限公司上海分公司 薄膜体声波谐振器及其制造方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0983029A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Mitsubishi Electric Corp 薄膜圧電素子の製造方法
JPH1188111A (ja) * 1997-05-21 1999-03-30 Nokia Mobile Phones Ltd 結晶フィルター構造および薄膜バルク弾性波共振器を利用したフィルター
JP2003032060A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Fujitsu Ltd 圧電薄膜共振素子の製造方法およびこれにより製造される圧電薄膜共振素子
JP2005045694A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Sony Corp 薄膜バルク音響共振子およびその製造方法
JP2005117669A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Samsung Electronics Co Ltd 薄膜バルク音響共振器及びその製造方法
JP2005160056A (ja) * 2003-11-07 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電デバイス及びアンテナ共用器並びにそれらに用いられる圧電共振器の製造方法
JP2005210681A (ja) * 2003-11-07 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電共振器、その製造方法、それを用いたフィルタ、共用器、および通信機器
JP2005286659A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 薄膜型バルク波素子およびその製造方法
JP2007110281A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Ube Ind Ltd 窒化アルミニウム薄膜およびそれを用いた圧電薄膜共振子
JP2007227998A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Ube Ind Ltd 薄膜圧電共振器とそれを用いた薄膜圧電フィルタ
WO2007119643A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-25 Ube Industries, Ltd. 圧電薄膜共振子、圧電薄膜デバイスおよびその製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0983029A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Mitsubishi Electric Corp 薄膜圧電素子の製造方法
JPH1188111A (ja) * 1997-05-21 1999-03-30 Nokia Mobile Phones Ltd 結晶フィルター構造および薄膜バルク弾性波共振器を利用したフィルター
JP2003032060A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Fujitsu Ltd 圧電薄膜共振素子の製造方法およびこれにより製造される圧電薄膜共振素子
JP2005045694A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Sony Corp 薄膜バルク音響共振子およびその製造方法
JP2005117669A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Samsung Electronics Co Ltd 薄膜バルク音響共振器及びその製造方法
JP2005160056A (ja) * 2003-11-07 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電デバイス及びアンテナ共用器並びにそれらに用いられる圧電共振器の製造方法
JP2005210681A (ja) * 2003-11-07 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電共振器、その製造方法、それを用いたフィルタ、共用器、および通信機器
JP2005286659A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 薄膜型バルク波素子およびその製造方法
JP2007110281A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Ube Ind Ltd 窒化アルミニウム薄膜およびそれを用いた圧電薄膜共振子
JP2007227998A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Ube Ind Ltd 薄膜圧電共振器とそれを用いた薄膜圧電フィルタ
WO2007119643A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-25 Ube Industries, Ltd. 圧電薄膜共振子、圧電薄膜デバイスおよびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517256A (ja) * 2011-03-15 2014-07-17 クゥアルコム・メムス・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 金属プルーフマスと圧電部品とを含むマイクロ電気機械システムデバイス
US9000656B2 (en) 2011-03-15 2015-04-07 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Microelectromechanical system device including a metal proof mass and a piezoelectric component
JP2016138890A (ja) * 2011-03-15 2016-08-04 クゥアルコム・メムス・テクノロジーズ・インコーポレイテッドQUALCOMM MEMS Technologies, Inc. 金属プルーフマスと圧電部品とを含むマイクロ電気機械システムデバイス
CN112054779A (zh) * 2019-07-19 2020-12-08 中芯集成电路(宁波)有限公司上海分公司 薄膜体声波谐振器及其制造方法
WO2021012378A1 (zh) * 2019-07-19 2021-01-28 中芯集成电路(宁波)有限公司上海分公司 薄膜体声波谐振器及其制造方法
US11848657B2 (en) 2019-07-19 2023-12-19 Ningbo Semiconductor International Corporation Film bulk acoustic resonator and fabrication method thereof
CN112054779B (zh) * 2019-07-19 2024-04-05 中芯集成电路(宁波)有限公司上海分公司 薄膜体声波谐振器及其制造方法
CN112039483A (zh) * 2020-03-23 2020-12-04 中芯集成电路(宁波)有限公司 一种薄膜体声波谐振器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5032370B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4838292B2 (ja) パターン化された音響ミラーを固体的に取り付けられたマルチ共振器バルク音波フィルタ
KR100799391B1 (ko) 박막 음향공진기 및 그 제조방법
US7212082B2 (en) Method of manufacturing piezoelectric thin film device and piezoelectric thin film device
JP4688070B2 (ja) 圧電薄膜共振子、圧電薄膜デバイスおよびその製造方法
JP6400693B2 (ja) 犠牲材料で充填されたキャビティを含む半導体構造を作製する方法
JP2007028669A (ja) 薄膜音響共振器の製造方法
JP2008301453A (ja) 薄膜圧電共振器及びこれを用いたフィルタ回路
JP4373936B2 (ja) 薄膜圧電共振器及びその製造方法
JP5111281B2 (ja) 圧電共振器およびその製造方法
US6905970B2 (en) Method for making a thin film bulk acoustic-wave resonator
JP2010147875A (ja) Baw共振装置およびその製造方法
CN107026627A (zh) 垂直阵列纳米柱薄膜体声波谐振器及其制备方法和滤波器
US20060202769A1 (en) Piezoelectric thin film device and method of producing the same
JP5299676B2 (ja) 圧電薄膜音響共振器およびその製造方法
JP4327009B2 (ja) 基板からフローティングされたエアギャップを有する薄膜のバルク音響共振器及びその製造方法
JP2002372974A (ja) 薄膜音響共振器及びその製造方法
JP5184179B2 (ja) 薄膜共振子、フィルタおよびデュプレクサ
JP5032370B2 (ja) 薄膜共振子の製造方法
JP4730383B2 (ja) 薄膜音響共振器及びその製造方法
JP2005303573A (ja) 薄膜圧電共振器及びその製造方法
JP4797772B2 (ja) Baw共振器
JP2010147874A (ja) Baw共振装置およびその製造方法
JP2006340256A (ja) 薄膜圧電共振器及びその製造方法
JP5207902B2 (ja) バルク音響波共振子および電子部品
JP5202252B2 (ja) 音響波共振子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5032370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3