JP2005159928A - 自動分散補償方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
複数の中継増幅器から構成される多中継システムにおいて、光ファイバの波長分散に起因する感度劣化を最適に低減するような分散補償方法を提供する。また、伝送路の波長分散値を直接測定することなく、伝送路の波長分散による伝送品質劣化を受けにくい光伝送システムを提供する。
【解決手段】
複数の中継増幅器から構成される多中継光伝送システムにおいて、光ファイバ伝送後の光波形から、ビットレートに相当するクロック振幅や特定の周波数成分を抽出することにより波長分散による劣化量を観測し、各中継光アンプに搭載される分散補償デバイスでは残留分散値が最小となるように分散補償を行い、受信光アンプに搭載される分散補償デバイスでは感度劣化量が最小となるようにする。
【選択図】 図14

Description

本発明は、波長多重光伝送システムにおける光ファイバの波長分散に起因する伝送品質劣化を低減可能な分散補償量決定方法、および分散補償量を可変的に制御する可変分散補償器を用いた分散補償制御方法、および可変分散補償器を用いた光伝送装置および光伝送システムに関するものである。
現在、インターネットに代表される従来のデータ系通信のみならず、音声信号をインターネット経由でやり取りするVoIP(Voice over IP)などの新しいシステムが積極的に検討、導入されている。そのため、基幹系光通信に対しても伝送する情報量の急激な増加が要求され、さらなる大容量化が望まれている。この基幹系光通信の大容量化の方法の一つに、時間軸上で送信する情報の多重化を行なう時分割多重(光時分割多重を含む)方式がある。時分割多重により通信を行なう場合には、通信速度を高速化することで単位時間あたりの伝送容量を増加することができる。現在主流となっているのは通信速度が2.5Gbit/sのシステム、および10Gbit/sのシステムであり、さらに次世代方式として40Gbit/sのシステムの研究開発が進められている。この様な高速40Gbit/sのシステムを適用することにより、単位光ファイバ当たりの伝送容量を飛躍的に向上することが可能となり、さらに伝送容量の拡大のみならず、単位伝送容量当たりの装置コストの低減、消費電力の低減、装置管理に要する手間の減少などが期待されている。
このように、時分割多重により情報を伝送する場合には通信速度の高速化が望まれているが、高速信号を用いた波長多重光伝送システムでは、波長分散に対する耐力(分散トレランス)が通信速度の高速化に伴い急激に減少するため、波長分散に対する管理がより一層求められることとなった。例えば、10Gbit/sシステムにおける分散トレランスは1600ps/nm程度であるが、40Gbit/sシステムでは100ps/nm程度まで減少する。
このように高速信号では波長分散に対する耐力が非常に小さいため、中継光アンプを使用しない光伝送システムはもちろんのこと、多数の中継光アンプを使用する多中継光伝送システムでは、中継光アンプ毎に高精度の分散補償技術が要求されることとなった。
さらに、実際に敷設されている光ファイバには温度や圧力などの環境変化に伴い、その分散値が経時的に変化するといった問題がある。例えば、0℃〜65℃の温度変動が有った場合の単一モードファイバ300kmの分散変化量は、40ps/nm程度であり、40Gbit/sシステムの分散トレランスの半分程度にもなる。
このように、40Gbit/s以上の超高速光伝送システムを実現するには、受信光アンプ、中継光アンプごとに高精度の分散補償技術が必要となる。また、システム運用中にも環境変動による伝送路分散値の経時変化に対して、自動的に分散補償値の制御を行なう必要がある。
従来この様な課題に対し、例えば特許文献1や特許文献2では、NRZ信号やOTDM信号を用いて伝送された受信光信号から、ビットレートに相当するクロック周波数やベースバンドスペクトル中のビットレートに相当する成分を波形劣化量として抽出し、その観測成分が最小となるように波長分散量を制御する方法が提案されている。これらによるとファイバ入力パワーが小さいような線形領域での伝送特性を議論する場合では、システムの残留分散がゼロとなる場合に観測成分が極小となり、その時良好なアイ開口が得られることを利用している。
また、ファイバ入力パワーを比較的大きく取って自己位相変調効果などの非線型効果を考慮するようなシステムについても言及されている。この場合、受信した光信号から波形劣化量に対応する成分としてビットレートに相当するクロック周波数やベースバンドスペクトル中のビットレートに相当する成分を抽出し、その観測成分が最大となるような波長分散量を求め、その中点を目標に制御する方法が提案されている。これらによるとシステムの残留分散がゼロとなる残留分散量と、極大となる二つの観測成分の中点となる残留分散量が一致し、その時良好なアイ開口が得られることを利用している。
また、特許文献3では受信した光信号から誤り率、アイ開口度、Q値、クロック信号レベルを測定し、その測定値に応じた波長分散量を制御する方法が提案されている。これらによると、受信信号から誤り率を検出し、その誤り率が最小となるように分散補償量を決定する。またアイ開口度を検出し、開口度が最大となるように分散補償量を決定する。また、Q値モニタでは受信信号からQ値をモニタし、Q値が最大となるように分散補償量を決定するものである。
特開平11−88261号公報
特開平11−68657号公報 特開平9−326755号公報
しかしながら、これらの検出方法、制御方法などは、送信側から送信された光信号が受信端でのみ分散補償されること、又は複数の中継増幅器が配置されている場合には、これらの中継増幅器には固定の分散補償ファイバを配置することを前提にしている。
そのため、複数の中継増幅器が存在するシステムでは最適に分散補償を行なうことが出来ない。また、固定の分散補償ファイバを配置する際には、伝送路の波長分散値を正確に把握する必要があり、システム導入時のインストレーションコスト、設置期間の増大を招く。また、伝送路である光ファイバを交換する際には再び伝送路の波長分散値を測定する必要がある。さらに、固定量の分散補償ファイバなどを導入する際には、ある程度の分散補償誤差が発生し、本誤差はシステムを不安定にする要因となる。
一方、光ファイバの波長分散値を実測定する方法として、波長の異なる複数の光を光ファイバに入力し、出力点における複数の波長間の群遅延差や位相差を測定する方法が提案、実現されている。しかしこれらの方法を用いて、システム運用中に分散測定を行なうためには、信号光と異なる波長の測定光を用いて光ファイバの波長分散性を測定する必要があり、実際に使用する信号光波長での分散値が測定できないといった問題がある。また、分散測定部を光伝送システムへ搭載することは、装置のサイズやコストの増大等を招き、得策でない。
本発明の目的は、複数の中継増幅器から構成される多中継光伝送システムにおいて、光ファイバの波長分散に起因する感度劣化を最適に低減するような分散補償方法を提供することにある。また、伝送路の波長分散値を直接測定することなく、伝送路の波長分散による伝送品質劣化を受けにくい光伝送システムを提供することにある。
さらに、分散補償デバイスとして可変分散補償デバイスを搭載した自動分散補償器を投入することにより、環境変動などによる波長分散変化や支障移転に伴うファイバ分散変化などに伴う伝送品質劣化を自動的に検出、最小化することを提供することにある。
本発明は複数の中継増幅器から構成される多中継光伝送システムにおいて、光ファイバ伝送後の光波形から、ビットレートに相当するクロック振幅や特定の周波数成分を抽出することにより波長分散による劣化量を観測し、各中継光アンプに搭載される分散補償デバイスでは残留分散値が最小となるように分散補償を行い、受信光アンプに搭載される分散補償デバイスでは感度劣化量が最小となるように、受信光アンプに搭載される分散補償量と受信光アンプに搭載される分散補償量が異なるように分散補償を行なうことにより、波長分散による伝送品質劣化を低減するものである。
また、特に分散補償デバイスとして分散補償量を調整できるような可変分散補償デバイスと、可変分散補償デバイスを制御する制御部、ビットレートに相当するクロック振幅や所定の周波数成分の振幅を観測する観測部などを搭載することにより、観測したクロック振幅や特定の周波数成分を用いて、各中継光アンプにて残留分散が最小となるように可変分散補償デバイスの制御を行なう。また受信光アンプにて感度劣化が最小となるように可変分散補償デバイスへ制御を行なう。これにより伝送路の波長分散値を測定することなく、波長分散による伝送品質劣化を自動的に低減することが可能となる。
本発明によれば、複数の中継増幅器から構成される多中継システムにおいて、光ファイバの波長分散に起因する感度劣化を最適に低減するような分散補償方法を提供することができる。また、伝送路の波長分散値を直接測定することなく、伝送路の波長分散による伝送品質劣化を受けにくい光伝送システムを提供することができる。さらに、分散補償デバイスとして可変分散補償デバイスを搭載した自動分散補償器を投入することにより、環境変動などによる波長分散変化や支障移転に伴うファイバ分散変化などに伴う伝送品質劣化を自動的に検出し、最小とすることができる。
図1は、伝送中に光アンプによる増幅中継を実施しない光伝送システム(以下、無中継システムと称する)の一構成例である。送信器101から出力された送信光信号は送信光アンプ102にて増幅され、伝送路103に入力される。伝送路103を伝搬した光信号は、伝送路103を伝搬することにより失った光パワーを補うために受信光アンプ106にて増幅される。この時、受信光アンプ106では、伝送路103で発生する波長分散をキャンセル(相殺)し、光信号の波形を整形するために、伝送路と逆の波長分散を持つ分散補償デバイス105を搭載する。この受信光アンプ106により波形整形された受信光信号が受信器107で受信される。
図2は、図1の無中継システムにおける波長分散による影響を説明するための計算機シミュレーション結果を示したものである。横軸は伝送路103が有する波長分散を、分散補償デバイス105を用いてキャンセルした場合に発生する誤差であり、これを残留分散と称する。また縦軸は受信器107にて検出される受信波形の感度劣化量である。伝送路103を構成する光ファイバへの入力強度は−3dBmから+6dBmまでの3dBきざみとした。伝送路長は、非線形光学効果の影響が発生する程度の距離、例えば20km程度以上とした。
図2において、横軸の残留分散がゼロになるポイントでは、各入力強度における縦軸の感度劣化量がほぼゼロとなっている。しかし、感度劣化量が最小となる場所は、残留分散がゼロの場合と異なり、約±40ps/nmのポイントである。
図3〜図5は、図2と同一のシミュレーション条件において、受信器107にて受信波形から抽出したクロック成分や特定の周波数成分の振幅を、残留分散量をパラメータとして計算機シミュレーションにて求めたものである。
図3は受信器107において観測される、ビットレートに相当するクロック成分の振幅特性を表している。横軸は残留分散である。この残留分散とは前述したように、伝送路103における波長分散量を分散補償デバイス105を用いてキャンセルした場合に発生する誤差(キャンセルできなかった量)である。また縦軸はそれぞれの残留分散における受信波形から抽出したクロック成分の強度(振幅)である。光ファイバへの入力強度は−3dBmから+6dBmまでの3dBきざみとした。これによれば、横軸の残留分散がほぼゼロのポイントでは、縦軸のクロック振幅が極小となるが、残留分散が±40ps/nmのポイントでクロック振幅がほぼ最大となっている。
一方、図4は受信器107において観測される、ビットレートに相当する信号成分の振幅特性を表している。横軸は伝送路103における分散量を、分散補償デバイス105を用いてキャンセルした場合に発生する誤差、つまり残留分散である。また縦軸はそれぞれの残留分散における受信波形から抽出したビットレートに相当する信号成分の振幅である。光ファイバへの入力強度は−3dBmから+6dBmまでの3dBきざみとした。これによると残留分散がほぼゼロの場所では周波数成分の振幅は極小となるが、残留分散が±40ps/nmの地点でほぼ最大となっている。
また、図5は受信器107において観測される、ビットレートの1/2に相当する周波数成分の振幅特性である。抽出した周波数成分がビットレートの1/2であることが、図4と異なる。これによると、光ファイバへの入力強度が−3dBm程度と小さいときは、残留分散がほぼゼロの場所ではクロック振幅は極小となるが、残留分散が±40ps/nmの地点でほぼ最大となっている。
図2や図3で示される特性を用いて、特許文献1や特許文献2では、受信した光信号から波形劣化量に対応する成分としてクロック周波数を抽出し、そのクロック成分が最小、もしくは最大となるように波長分散量を制御する方法が提案されている。
このような波長分散制御方法は、図1のような端局間で光アンプによる増幅中継を実施しない無中継システムにおいては有効である。しかし、途中で1個もしくは複数の光アンプによる増幅中継を行なう光伝送システム(以下、多中継システムと称する)では、送受信器間に複数の分散補償デバイスが存在するため、それら複数の分散補償デバイスに対してどのような制御を行い、全体としてどのような分散補償方法を行なうべきかを検討する必要がある。
以下、多中継システムにおける分散補償方法について説明する。
図6は、多中継システムの一構成例である。送信器101から出力された送信光信号は送信光アンプ102にて増幅される。増幅された光信号は伝送路103−1に入力される。また、伝送路103−1を伝搬した光信号は、伝搬中に減衰した光パワーを補うために中継光アンプ104−1にて中継増幅され、後続に接続されている伝送路103−2に入力される。この時、中継光アンプ104−1では、伝送路103−1で発生する波長分散をキャンセルするために、伝送路と逆の波長分散を持つ分散補償デバイス105−1を搭載することにより波形整形される。同様に、後続の中継アンプ104−2には分散補償デバイス105−2が搭載されており、伝送路で失った光パワーを補うとともに、伝送路で発生した波長分散をキャンセルしている。複数の伝送路103や中継光アンプ104を経由した光信号は、受信光アンプ106−3にて光増幅を行った後、分散補償デバイス105−3を通過して受信器107で受信される。
ここで、伝送路103の波長分散を分散補償デバイス105にて補償する方法を考える。図2および図3の結果から、ビットレートに相当するクロック振幅をモニタする方法では、残留分散をゼロとするにはクロック振幅が極小となるような分散補償量を選択すればよく、また、感度劣化量を最小とするにはクロック振幅が最大(極大)となるような分散補償量を選択すればよいことがわかる。
ここで、各中継光アンプ出力で発生する光ファイバ中の非線形効果、特に自己位相変調効果と残留分散による波形劣化量を一定量、かつゼロに抑圧する必要がある。また、受信アンプでは各中継光アンプ出力で発生した自己位相変調効果と残留分散による波形劣化量を最小とする必要がある。
したがって、中継光アンプ104に搭載する分散補償デバイス105では残留分散を最小とするように分散値を設定し、受信光アンプ106−3に搭載する分散補償デバイス105−3では感度劣化が最小とするように分散値を設定する。
図7は図6の多中継システムにおける、中継光アンプ104と分散補償デバイス105の動作を説明する図である。例えば、中継光アンプ104−2は内部で二つに分割されたアンプ104−2Aおよび104−2Bで構成されている。その中間段に分散補償デバイス105−2が搭載されている。また、分散補償デバイス105−2の直後に光カプラ501が配置され、分散補償デバイス105−2を通過後の光パワーを分岐して観測量を抽出する。
ここで観測量が例えば信号成分に含まれるクロック振幅である場合、図3で説明したように光カプラ501−2で分岐した光パワーに含まれるクロックの振幅が極小となるように、分散補償デバイス105の分散値として選択することで、前段中継光アンプ104−1との間の伝送路の波長分散量Dと分散補償デバイスが持つ分散量−Dの和がゼロとなり、残留分散をゼロとすることが出来る。
図8は図6の多中継システムにおける、受信光アンプ106−3と分散補償デバイス105−3の動作を説明する図である。受信光アンプ106−3は内部で二つに分割されたアンプ106−3Aおよび106−3Bで構成されている。その中間段に分散補償デバイス105−3が搭載されている。また、分散補償デバイス105−3の直後に光カプラ501−3が配置され、分散補償デバイス105を通過後の光パワーを分岐して観測量を抽出する。ここで観測量が例えば信号成分に含まれるクロック振幅である場合、図3で説明したように光カプラ501−3で分岐した光パワーに含まれるクロックの振幅が極大となるような分散値を、分散補償デバイス105−3の分散値として選択することで、前段の中継光アンプ104−2との間の伝送路の波長分散量Dと分散補償デバイスが持つ分散量−dの和が±40ps/nmとなり、感度劣化を最小とすることが出来る。
図9は図7で説明した中継光アンプ104−2の後段アンプ104−2Bの構成例である。後段アンプ104−2Bは励起用のポンプLD704、ポンプLDを合波するカプラ701、エルビウム添加ファイバ706、増幅後の出力光パワーモニタ用のカプラ702、光電気変換部705から構成されている。光電気変換部705からの信号に応じて、ポンプLD704を制御708することにより、例えば出力光強度一定制御、利得一定制御などの動作を行なうことが出来る。
また、市販の光アンプを用いた場合、光アンプの動作モニタ用のポートとしてモニタポート707が搭載されているものがある。本モニタポートは光増幅を行った後に、分岐カプラ703にて光信号を3%〜5%程度分岐するため、損失による感度劣化などは発生しない。本モニタポート707を分散補償デバイス105の直後の光パワーモニタとして利用する。これにより、特別に光部品を追加することなく、所望の観測量をモニタすることが可能となる。
図10は図8で説明した受信光アンプ106−3の後段アンプ106−3Bの構成例である。構成、動作は図9の後段アンプ104−2Bと同一であるため、説明は省略する。
以上の説明では、ビットレートに相当するクロック振幅をモニタする方法を前提としたが、ビットレートに相当する周波数成分の振幅をモニタする方法、ビットレートの1/2に相当する周波数成分の振幅をモニタする方法などを用いることもできる。また、使用する分散補償デバイス105としてはファイバーグレーティングタイプなどに代表されるような可変分散補償デバイス、分散補償ファイバなどに代表される固定分散補償デバイスのどちらでも可能である。これは以下の実施例でも同様である。
図11は分散補償デバイス105として可変分散補償デバイス1801を搭載した構成例である。可変分散補償デバイス1801は観測している成分が極大、極小となるように分散補償量を自由に可変することが出来る点で有利である。
図12は分散補償デバイス105として固定分散補償デバイス1901を搭載した構成例である。固定分散補償デバイスとしては、分散補償ファイバを用いるのが一般的であるが、分散補償量を自由に可変することはできず、予め観測する成分が極大、極小となるような分散値を測定しておき、システムインストール時に固定の分散値を用意する必要がある。
図13は分散補償デバイス105として固定分散補償デバイス1901、可変分散補償デバイス1801を混在搭載した構成例である。中継光アンプ104には分散補償デバイスとして固定分散補償デバイス1901、受信光アンプ106には分散補償デバイスとして可変分散補償デバイス1801がそれぞれ搭載されている。固定分散補償デバイス1901に対しては、クロック振幅などの観測成分が極小となるような分散量を予め測定しておき、システムインストール時などに搭載する。可変分散補償デバイス1801に対しては、クロック振幅などの観測成分が極大となるような分散量を設定することで目的を満たすことが出来る。
図14は、図11で示した可変分散補償デバイス1801よるシステムにおいて、観測量としてビットレートに相当するクロック振幅をモニタする場合の可変分散補償デバイス1801Aの構成を示すものである。伝送路の波長分散の影響により劣化した受信信号を光電気変換部902Aを用いて光/電気変換を行い、電気信号に変換した後に電気段の増幅器903Aで電気的に増幅する。さらに、全波整流器904Aで負側の波形を正側に折り返し、折り返した波形に対して中心周波数がクロック周波数に相当する狭帯域フィルタ905Aを用いてビットレートに相当するクロック抽出を行なう。抽出したクロック振幅成分をディテクター906Aを用いて電圧量に変換する。変換後の電圧信号情報を制御部907Aで解析を行い、クロック振幅が極大、もしくはクロック振幅が極小となるように、可変分散補償部908Aに対して制御を行なうことが出来る。クロック振幅は必要な制御速度に応じて周期的に観測されているものとする。
なお、制御部907Aにおいてクロック振幅を極小となるように制御する場合は、周期的に観測されている観測量のうち、前回受信した観測量と今回の観測量とを比較して、観測したクロック振幅が最小となるように可変分散補償部908Aの分散量を変化させる。これにより図16のクロック振幅最小制御での収束ポイント、すなわち残留分散値ゼロのポイントに収束することができる。
また、クロック振幅を極大となるように制御する場合には、周期的に観測されている観測量のうち、前回受信した観測量と今回の観測量とを比較して、観測したクロック振幅が最大となるように可変分散補償部908Aの分散量を変化させる。これにより図16のクロック振幅最大制御での収束ポイント、すなわち受信感度劣化最小のポイントに収束することができる。
図15は、同じく図11で示した可変分散補償デバイス1801よるシステムにおいて、観測量としてビットレートに相当する周波数成分の振幅をモニタする場合の可変分散補償デバイス1801Bの構成を示すものである。伝送路の波長分散の影響により劣化した受信信号を光電気変換部902Bを用いて光/電気変換を行い、電気信号に変換した後に電気段の増幅器903Bで電気的に増幅する。増幅後、中心周波数がビットレートに相当する狭帯域フィルタ905Bを用いてビットレートに相当する周波数成分の抽出を行なう。抽出した周波数成分の振幅をディテクター906Bを用いて電圧量に変換する。変換後の電圧信号情報を演算部907Bで解析を行い、周波数成分の振幅が極大、もしくは周波数成分が極小となるように、可変分散補償デバイス908Bに対して制御を行なうことが出来る。周波数成分の振幅は必要な制御速度に応じて周期的に観測されているものとする。
ここで、図15と同一の構成を用いて、狭帯域フィルタ905Bを用いてビットレートの1/2に相当する周波数成分の抽出を行なうことによって、観測量としてビットレートの1/2に相当する周波数成分の振幅をモニタする方法を採用することも可能である。
なお、ビットレートに相当するクロック振幅などの観測量を用いて分散値を決定する場合には、次の2点を考慮する必要がある。
(A)図3の特性から、分散制御範囲はクロック振幅最大値制御時に残留分散値で−70ps/nm〜+70ps/nm程度、クロック振幅最小値制御で−40ps/nm〜+40ps/nm程度とするべきである。
(B)ファイバ入力強度が大きくなると、クロック振幅最大制御での収束ポイントのうち、正側の収束点、+40ps/nm程度の感度劣化量が最小、クロック振幅が最大となるため、分散制御範囲は残留分散値で+30ps/nmから+70ps/nm程度とするべきである。
上記(A)、(B)を考慮するために、本可変分散補償デバイス1801を用いた自動制御を行なう際には、システムインストール時に可変分散補償デバイス1801を変化させながらクロック振幅を観測することで、図3で示されるような残留分散値が−100ps/nmから+100ps/nm程度の範囲での残留分散−クロック振幅のマップを作成する。これにより、可変分散補償デバイス1801に対してどの程度の電圧(分散値)を設定することで分散制御範囲内に収まるのかの、おおよその目安を把握することができる。またはシステムを稼動しながら、分散補償量を変化させた場合の入力光信号のクロック振幅を観測し、このクロック振幅と残留分散値とのマップを作成しても良い。
また、ファイバ入力強度が大きくなると自己位相変調効果と波長分散の効果により、残留分散が正、すなわち+40ps/nm程度の残留分散値のポイントで感度劣化が最小となる。残留分散が負、すなわち−40ps/nm程度の残留分散値のポイントと残留分散が正、すなわち+40ps/nm程度の残留分散値のポイントを比較すると、正の残留分散値ポイントの方が小さい感度劣化量である。そのため、制御の収束ポイントを正の残留分散ポイントに限定するため、分散制御範囲を+30ps/nmから+70ps/nm程度とすることで、−40ps/nmのポイントに収束することを防ぐことができる。
図17は本発明の効果を表す図である。横軸は図6に示した多中継システムにおける受信器107の直前で測定した残留分散値を示し、縦軸は受信器107での感度劣化量を表す。図17中、曲線1101が本発明による分散補償方法を用いた場合の残留分散−感度劣化特性である。比較のため、全ての中継光アンプ104および受信光アンプ106に対してクロック振幅最大値制御を行った場合の残留分散−感度劣化特性を示す曲線1102も併せて示す。本提案方法による感度劣化特性1101は残留分散が+40ps/nm程度で最小となり、1dB程度となる。それに対して、全ての中継光アンプ104および受信光アンプ106に対してクロック振幅最大値制御を行った場合1102では、感度劣化が大きく5dB程度となる。
図18に図17で行った評価結果に対応する受信波形のシミュレーション結果を示す。図18において、(1)は全ての中継光アンプ104および受信光アンプ106に対してクロック振幅最大値制御を行った場合(図17における1102に対応)の残留分散+40ps/nmでの受信波形であり、(2)は本提案方法1101による残留分散+40ps/nmでの受信波形である。本提案方法は良好はアイ開口が得られていることがわかる。
無中継システムの構成例を示す図である。 残留分散と感度劣化量の関係を示す図である。 残留分散とクロック振幅強度の関係を示す図である。 残留分散とビットレートに相当する周波数成分強度の関係を示す図である。 残留分散とビットレートの1/2に相当する周波数成分強度の関係を示す図である。 多中継システムの構成例を示す図である。 中継光アンプにおける分散補償方法を説明する図である。 受信光アンプにおける分散補償方法を説明する図である。 中継光アンプにおける分散補償方法を説明する図である。 受信光アンプにおける分散補償方法を説明する図である。 可変分散補償デバイスを搭載した構成を示す図である。 固定分散補償デバイスを搭載した構成を示す図である。 固定分散補償デバイスと可変分散補償デバイスを混在搭載した構成を示す図である。 自動分散補償器の構成を説明する図である。 自動分散補償器の構成を説明する図である。 残留分散とクロック振幅強度の関係を示す図である。 本発明の分散補償方法の効果を説明する図である。 本発明の分散補償方法の効果を説明する図である。
符号の説明
101・・・送信器、102・・・送信光アンプ、103・・・伝送路、104・・・中継光アンプ、105・・・分散補償デバイス、106・・・受信光アンプ、107・・・受信器、501・・・光カプラ、701・・・ポンプLDを合波するカプラ、702・・・出力光パワーモニタ用のカプラ、703・・・モニタ用カプラ、704・・・励起用のポンプLD、705・・・光電気変換部、706・・・エルビウム添加ファイバ、707・・・モニタポート、902・・・光電気変換部、903・・・電気信号の増幅器、904・・・全波整流器、905・・・狭帯域フィルタ、906・・・ディテクター、907・・・制御部

Claims (8)

  1. 第1の光伝送路から第1の光信号を受信し、
    前記第1の光信号に対し分散補償を行い、前記第1の光信号を第2の光信号とし、
    前記第2の光信号のクロック成分の振幅を観測することで、前記第2の光信号の残留分散をゼロに近づけるように、前記第1の光信号に対する分散補償量を調整し、
    前記第2の光信号を第2の光伝送路に送出し、
    前記第2の光伝送路から前記第2の光信号を受信し、
    前記第2の光信号に対し分散補償を行い、前記第2の光信号を第3の光信号とし、
    前記第3の光信号のクロック成分の振幅を観測して前記第2の光信号に対する分散補償量を調整することで、前記第3の光信号を受信するときの感度劣化を抑えることを特徴とする光信号の伝送及び受信方法。
  2. 前記第1の光信号に対する分散補償量を変化させ、
    前記観測する第2の光信号のクロック成分の振幅が極小となるときの分散補償量を前記第1の光信号に対する分散補償量とすることで、前記第2の光信号の残留分散をゼロに近づけることを特徴とする請求項1に記載の光信号の伝送及び受信方法。
  3. 前記観測した第2の光信号のクロック成分の振幅と前記第2の光信号の残留分散との対応関係を算出し、
    前記対応関係の、前記第3の光信号のクロック成分の振幅が極小となる残留分散値が得られるように、前記第2の光信号に対する分散補償量を調整することを特徴とする光信号の伝送及び受信方法。
  4. 前記第1の光信号に対する分散補償量は、前記第1の光伝送路が前記第1の光信号に与える波長分散量を相殺する分散補償量であることを特徴とする請求項1に記載の光信号の伝送及び受信方法。
  5. 前記第2の光信号に対する分散補償量を変化させ、
    前記観測する第3の光信号のクロック成分の振幅が極大となるときの分散補償量を前記第2の光信号に対する分散補償量に決定することで、前記第3の光信号を受信するときの感度劣化を抑えることを特徴とする請求項1に記載の光信号の伝送および受信方法。
  6. 前記第3の光信号のクロック成分の振幅を観測し、
    前記観測した第3の光信号のクロック成分の振幅と前記第3の光信号の残留分散との対応関係を算出し、
    前記対応関係における前記第3の光信号のクロック成分の振幅が極大となるように、前記第2の光信号に対する分散補償量を調整することを特徴とする光信号の伝送及び受信方法。
  7. 前記第3の光信号の残留分散量は、正の値であることを特徴とする請求項1又は5又は6に記載の光信号の伝送及び受信方法。
  8. 光送信器から出力される第1の光信号を光中継器により分散補償して第2の光信号として出力し、光受信器により前記第2の光信号を受信して前記第2の光信号に対し分散補償を行い第3の光信号として受信する光伝送システムにおいて、
    前記光中継器は前記第2の光信号の残留分散がゼロに近くなるように前記第1の光信号に対して分散補償を行い、
    前記光受信器は前記第3の光信号の受信感度の劣化を抑えるように、前記第2の光信号に対し分散補償を行なうことを特徴とする光伝送システム。
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