JPH1188261A - 分散制御方法及び装置 - Google Patents

分散制御方法及び装置

Info

Publication number
JPH1188261A
JPH1188261A JP9246901A JP24690197A JPH1188261A JP H1188261 A JPH1188261 A JP H1188261A JP 9246901 A JP9246901 A JP 9246901A JP 24690197 A JP24690197 A JP 24690197A JP H1188261 A JPH1188261 A JP H1188261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersion
optical
amount
signal
zero
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9246901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3886223B2 (ja
Inventor
Joji Ishikawa
丈二 石川
Hiromi Ooi
寛己 大井
Naoki Kuwata
直樹 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP24690197A priority Critical patent/JP3886223B2/ja
Priority to US09/045,040 priority patent/US6081360A/en
Priority to EP19980108436 priority patent/EP0902560B1/en
Priority to DE1998633897 priority patent/DE69833897T2/de
Priority to CN 98108705 priority patent/CN1244208C/zh
Priority to CN 200410063363 priority patent/CN1571308A/zh
Publication of JPH1188261A publication Critical patent/JPH1188261A/ja
Priority to US09/345,806 priority patent/US6501580B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3886223B2 publication Critical patent/JP3886223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2513Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
    • H04B10/2519Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion using Bragg gratings
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2210/00Indexing scheme relating to optical transmission systems
    • H04B2210/25Distortion or dispersion compensation
    • H04B2210/252Distortion or dispersion compensation after the transmission line, i.e. post-compensation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号光パワーに応じて分散補償量を最適化す
る。 【解決手段】 受光器40、補償量制御部46及び可変
分散補償器34を含む制御ループによりクロック周波数
成分が極大または極小となるように分散補償量を制御し
て分散量を零にし、その後段において、補償量制御部4
7及び可変分散補償器35により、信号光パワーに応じ
た最適な分散量を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路の波長分散
の制御のための方法と装置に関する。現在基幹系光通信
において10Gb/s光伝送システムが実用化段階にある
が、急激な情報量の増加に伴い、更なる光通信システム
の大容量化が望まれている。その方法の1つに時分割多
重(光時分割多重を含む)による伝送速度のアップグレ
ードがあり、10Gb/sの次世代方式として、40Gb/
sシステムの研究開発が国内外で活発になってきてい
る。
【0002】本発明は、そのような時分割多重方式によ
る大容量光伝送システムを実現するための、伝送路の波
長分散の監視および制御技術に言及する。
【0003】
【従来の技術】40Gb/sシステムにおける伝送距離を
制限する要因の一つとして、光ファイバ伝送路の波長分
散(群速度分散:GVD)がある。波長分散耐力はビッ
トレートの二乗に反比例するために、10Gb/sでは約
800ps/nmであった波長分散耐力が、40Gb/sでは
1/16の約50ps/nmと厳しくなる。
【0004】測定結果によれば、信号光波長が1.55
μm(石英系ファイバにおける伝送損失が最小である波
長)、入力信号光パワーが+3dBm 、ビットレート40
Gb/sの光時分割多重(OTDM)信号(後述)を、零
分散波長が、1.3μm(現在世界で最も広く布設され
ているもの)の単一モードファイバ(SMF)で50km
の距離を伝送し、分散補償ファイバ(DCF)で分散補
償を行なったとき、パワーペナルティ(伝送による光信
号の受信感度劣化)を1dB以下に抑えるために許される
分散補償値の範囲の幅(分散補償トレランス)は30ps
/nmであった。この値は波長分散値18.6ps/nm/km
のSMFの長さにして2km以下に相当する。また、陸上
のシステムでは中継局の間隔は一定でない。したがっ
て、中継区間ごとに高い精度で分散補償を行なわなけれ
ばならないことがわかる。
【0005】また、光ファイバ伝送路の波長分散値は、
温度や圧力等の敷設環境の変化に伴い、経時的に変化す
る。例えば、−50〜100℃の温度変化がある場合の
SMF 50kmの分散変化量を見積もると16ps/nmと
なる。 〔分散変化量〕=〔零分散波長の温度依存性〕×〔温度変化〕 ×〔分散スロープ〕×〔伝送距離〕 =0.03(nm/℃)×150(℃)×0.07(ps/nm2 / km)×50(km) =16ps/nm これは分散トレランス30ps/nmの半分以上となり、シ
ステム設計上、十分に考慮しなければならない値であ
る。なぜなら、システム運用開始時に−50℃で分散補
償量を最適化した場合に、システム運用中に100℃に
なったとすると、ペナルティ1dBの基準を満たさなくな
る(最悪の場合を想定)。また、分散補償器の特性や構
成によっては、分散補償量を連続的に設定できないの
で、システム運用開始時に最適値から多少ずれた値にし
か設定できない場合も有り得る。この場合は、150℃
以下の温度変化でもペナルティ1dBの基準を満たさなく
なる可能性もある。
【0006】以上の考察により、40Gb/s以上の超高
速光伝送システムを実現するには、システム運用開始時
に中継区間ごとに分散補償量を最適化するとともに、シ
ステム運用中にも伝送路分散値の経時変化に対応して分
散補償値の最適化を行う「自動分散補償システム」の構
築が必要であることがわかる。この自動分散補償システ
ムは、SMF伝送システムだけではなく、波長分散値が
小さい1.55μm帯分散シフトファイバ(DSF)を
用いた場合でも必要である。
【0007】自動分散補償システムを実現するための要
素技術は以下の3点にまとめられる。 (i)可変分散補償器の実現 (ii)伝送路の波長分散値(または分散補償後の総分散
量)のモニタ方法 (iii)可変分散補償器のフィードバック最適化制御方法 光ファイバの波長分散値の測定法として、複数の異なる
波長の光を光ファイバに入力し、出力光間の群遅延差や
位相差を測定するパルス法や位相法が従来より用いられ
ている。しかし、これらの方法を用いて、システム運用
中に常時分散測定を行うためには、各中継区間ごとに一
組の波長分散測定器が必要となる。さらに、データ信号
光の伝送を中断しないで分散量測定を行うためには、デ
ータ信号光とは異なる波長の測定光を波長多重する必要
がある。このようにパルス法や位相法を光伝送装置の中
に組み込むことは、サイズおよび経済性の面から現実的
ではない。さらに主信号光波長と異なる波長を用いる場
合、測定光波長での測定値から信号光波長での分散値を
推測するというプロセスを挟むため、厳密性に欠けるお
それがある。そのため、主信号光から直接波長分散値を
読み取れる方法が望ましい。
【0008】この方法として、既に本願発明者は特願平
9−224056号において、NRZ(非零復帰)信号
およびOTDM信号(後述)に対するベースバンドスペ
クトル中の40GHz 成分強度の総分散量依存性を利用し
た方法を提案している。具体的には、総分散量が零のと
きに40GHz 成分強度が極小になり、そのときアイ開口
度が最大になることを利用し、40GHz 成分強度が極小
になるように可変分散補償器の動作点をフィードバック
設定する方法である。
【0009】しかしながら、後に詳述するように、40
GHz 成分強度が極小になる総分散量とアイ開口度が最大
になる総分散量が一致するのは、信号光パワーの小さい
線形伝送の場合に限られる。信号光パワーが大きくな
り、非線形効果(=自己位相変調効果:SPM)が大き
くなるほど、両者の差が大きくなり、上記の制御方法で
は分散補償量の最適化が難しい。伝送速度が上がるほ
ど、所要光SNRおよび送受レベル差を確保するため
に、送信光パワーを上げなければならず、非線形伝送に
なる可能性が大きいのでこの問題を無視することはでき
ない。
【0010】なお、RZ(零復帰)信号については、総
分散量零の近傍で40GHz 成分が極大になること、及
び、極大点の分散値が非線形効果によりシフトすること
がA.Sano et al., ECOC'96 Technical Pigests Tud. 3.
5 に報告されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、非線形効果が顕著に現われるほどに信号光パワー
が大きい場合であっても光伝送路の波長分散を適切に制
御できる分散制御方法及び装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光伝送
路で伝送される光信号のパワーから最適な総分散量を決
定し、光伝送路の所定の制御点までの分散量が零になる
ように分散量を制御し、該制御点の後段において、前記
最適総分散量に相当する分散量を付加するステップを具
備する分散制御方法が提供される。
【0013】本発明によれば、システムの運用の開始前
に、光信号のパワーを非線形効果の生じない低い値に設
定して、光伝送路の総分散量が零になるように総分散量
を制御し、システムの運用中に、光信号のパワーから最
適な総分散量を決定し、該最適分散量に相当する分散量
を光伝送路に付加するステップを具備する分散制御方法
もまた提供される。
【0014】本発明によれば光伝送路で伝送される光信
号のパワーから最適な総分散量を決定する総分散量決定
手段と、光伝送路の所定の制御点までの分散量が零にな
るように分散量を制御する分散量零制御手段と、該制御
点の後段において、前記最適総分散量に相当する分散量
を付加する手段とを具備する分散制御装置もまた提供さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】データ信号のビットレートが40
GHz のOTDM信号、NRZ光信号、RZ光信号(デュ
ーティ50%)、およびRZ光信号(デューティ25
%)のベースバンドスペクトル中の40GHz 成分強度の
総分散依存性の計算機シミュレーションの結果をそれぞ
れ図1〜4に示す。図1〜4には振幅方向のアイ開口度
についても示してある。入力光のパワーは平均で−5dB
m,SMF長は50kmであり、SMFに直列に接続したD
CFの分散量を変えることにより、総分散量を変えた。
【0016】上記のOTDM信号とは図5に示すような
光変調器10から出力される光信号である。図5におい
て、LiNbO3 基板12にTiを熱拡散させて図5に
示すような光導波路14を形成し、その上に図5中にハ
ッチングで示す電極パターン16をAuで形成して、1
入力2出力光スイッチ18、独立な2系列の光変調器を
有するデータ変調部20、位相制御部22および光多重
部24が形成される。1入力2出力光スイッチ18の光
導波路に連続光を入力し、2つの電極に位相差が180
°の20GHz クロックを印加すると、図6の(a)
(b)欄に示す互いに逆相の2系統の20GHz 光クロッ
クが光スイッチ18から出力され、データ変調部20の
2つの光変調器へ入力される。2つの光変調器のそれぞ
れには20Gb/sのデータ信号が印加されて図6の
(c)(d)欄に示す2系列のRZ信号がデータ変調器
20から出力される。位相制御部22では2光波間の位
相差が180°になるように光波の位相が調節され、光
多重部24で合成される。2光波間の位相差が180°
であるので、図6の(e)欄に示すように1が連続する
ところでは裾部分が打ち消し合ってRZ信号に近い波形
になり、それ以外の隣接ビットの少なくとも一方が0に
なるところではNRZ信号の波形に近くなる。
【0017】図3および図4のRZ信号については、総
分散量が零になったときに40GHz成分の強度が最大に
なることがわかる。これに対して、図1のOTDM信号
および図2のNRZ信号では、逆に総分散量が零のとき
に40GHz 成分強度は極小となっていることがわかる。
参考のためにOTDM及びNRZについて光変調信号ベ
ースハンドスペクトルをそれぞれ図7及び図8に示す。
NRZについては40GHz 成分が無く、波長分散を受け
た後ではスペクトル拡がりのために40GHz 成分を生じ
ると定性的には考えられる。また、OTDM及びNRZ
の各々について、−40,0,+40ps/nmの分散を受
けた後の波形(等化波形)を図9及び図10に示すが、
OTDMとNRZの両方とも波形中心の“1”レベルが
分散(正負)を受けた後に高くなり、クロスポイント位
置が逆に下がっていることから、1タイムスロットの長
さと同じ周期の強度変動が起きており、これによって4
0GHz 成分が生じることがわかる。
【0018】したがって、一般にビットレートがBb/s
の光信号を伝送する場合に、分散補償量や信号光波長等
の可変分散デバイスの制御点を変化させて受光信号中の
BHz成分強度が極大または極小となる制御点を検出でき
れば、総分散量を零に設定できることになる。なお、BH
z 成分以外にも、BHz の高調波成分など、他の周波数成
分を用いて同様の制御を行うことも考えられる。また、
OTDM,NRZ波形においては、図1および図2から
明らかなように極小点の両側に2つの極大点が対称に存
在するから、極小点の検出が難しい場合、2つの極大点
を与える可変分散補償デバイスの制御点を検出して、そ
の中点を取ることで総分散量を零に設定することができ
る。
【0019】さらに、mビット/秒のデータ信号で振幅
変調されたn個のRZ信号を時分割多重して得られた、
n・mビット/秒のデータ信号で変調されたOTDM信
号の場合、前述のようにn・mヘルツ成分を抽出してそ
れが極小となるように伝送路の総分散を制御する代わり
に、mヘルツ成分を抽出してそれが極大になるように伝
送路の総分散を制御しても良い。このOTDM信号を構
成する速度mビット/秒のRZ信号にはmヘルツ成分が
含まれ、図3及び図4から明らかなように、それは総分
散量が0のとき極大となるからである。すなわち、この
場合、n・mヘルツ成分またはmヘルツ成分を抽出し、
それがそれぞれ極小または極大となるように伝送路の総
分散量が制御される。
【0020】図11〜14に、40Gb/s OTDM信
号のSMF50km伝送における、送信光パワーがそれぞ
れ0,+5,+10及び+13dBm のときの総分散量
(分散補償後)に対する40GHz 成分とアイ開口度の関
係(シミュレーション結果)を示す。図1及び図11〜
14からわかるように、40GHz 成分強度が極小になる
総分散量とアイ開口度が最大になる総分散量が一致する
のは、信号光パワーの小さい線形伝送(−5dBm)の場合
に限られる。信号光パワーが大きくなり、非線形効果が
大きくなるほど、両者の差が大きくなり、上記の制御方
法では分散補償量の最適化が難しい。
【0021】図15に40Gb/s OTDM信号のSM
F50km伝送における、送信光パワーに対するアイ開口
最大および40GHz 成分極小の総分散量の関係を示す。
これより、40GHz 成分極小の総分散量は送信光パワー
に依存せず、0ps/nmで一定であるのに対し、アイ開口
最大の総分散量は送信光パワーが大きくなるほど正分散
側にシフトする。
【0022】図16は本発明に係る自動分散等化システ
ムの一実施例を示す。光送信機30からの40Gb/sの
OTDM信号は光伝送路(SMF)32で伝送された
後、可変分散補償器34,35を経て光受信機36へ入
力される。光受信機36へ入力される光信号の一部は可
変分散補償器34と35の間の光カプラ38で分岐さ
れ、受光器40で電気信号に変換される。受光器40の
出力から中心周波数が40GHz のバンドパスフィルタ4
2で40GHz 成分が抽出され、強度検出部44でその強
度が検出される。補償量制御部46においては、RZ信
号に対しては40GHz 成分が極大になる方向に、OTD
MまたはNRZ波形に対しては、40GHz 成分が極小に
なる方向に可変分散補償器34の分散補償量を制御す
る。また、20Gb/sのRZ信号を2個多重したOTD
M信号の場合、40GHz 成分を極小にする代わりに20
GHz 成分を極大にしても良い。
【0023】補償量制御部47は送信側の光ポストアン
プ31内に通常存在する自動レベル制御(ALC)のた
めの制御信号または光出力パワーモニタ信号を利用して
光信号のパワーを検出し、OTDM信号の場合、図15
の関係から非線形効果によるシフト量を決定し、可変分
散補償器35に設定する。これにより、可変分散補償器
34で分散量零に制御された光信号に、そのときの光パ
ワーに応じた最適な分散量が付加されて光受信機36へ
入射される。光信号パワーの検出のためには、光ポスト
アンプ31の出力の一部を分岐してフォトダイオードで
検出しても良い。
【0024】NRZ信号については、図17〜図21に
40Gb/s NRZ信号のSMF50km伝送における、
送信光パワーがそれぞれ0,+5,+10,+13のと
きの総分散量(分散補償後)に対する40GHz 成分とア
イ開口度の関係(シミュレーション結果)を示す。図2
及び図17〜図21からわかるようにアイ開口最大の総
分散量が送信光パワーが大きくなるほど正分散側にシフ
トする特性はOTDM信号の場合と同じである。しか
し、総分散量に対する40GHz 成分強度の変化の様子は
OTDM信号と異なる。特に、OTDM信号では、送信
光パワーに依存せずに、総分散量零の場合に常に40GH
z 成分が極小になるのに対し、NRZ信号では、線形伝
送の場合は総分散量零で40GHz 成分が極小(=0)に
なるが、送信光パワーが大きくなるにつれて、総分散量
零での40GHz 成分が大きくなる。したがって、可変分
散補償器34の制御については、OTDM信号の場合の
ように総分散量零で40GHz 成分が極小になるように制
御することはできない。しかし、40Gb/s NRZ信
号の場合、送信パワーに依存せずに+60ps/nmと−6
0ps/nmで極大になるため、これらの極大点の中点を求
めれば、総分散量零になるように可変分散補償器34を
制御することは可能である。そして、可変分散補償器3
5についてはOTDM信号の場合と同様に、送信光パワ
ーに従って変化させればよい。
【0025】図21及び図22に図16の光送信機3
0、光受信機36の具体例を示す。図21の光送信機3
0において、光信号生成のための光変調器として図5に
示したOTDM変調器10が使用されている。図21に
は、図5のOTDM変調器10が図5と同一の構成要素
に同一の参照番号を用いて機能的に表わされている。こ
の例では、パラレルに入力される2つの10Gb/sのデ
ータ信号をパラレル/シリアル変換部70で変換して1
つの20Gb/sのNRZ信号を得る。この20Gb/sの
NRZ信号をドライバ72に入力し、光変調器20を駆
動する20Gb/sのドライブ信号を得る。各光変調器2
0の出力(20Gb/sのRZ光信号)は、位相調整部2
2で位相調整され(光の位相差が180°になるように
位相がずらされる。)た後、それらを光多重部24(光
カプラ)にて合波して、1つのNRZ形式の40Gb/s
の光信号を得、光ポストアンプ74を経て伝送路へ送出
される。このような、光送信器の詳細回路図を図23に
示す。
【0026】図22の光受信機において、40Gb/sの
光信号は、光プリアンプ33、可変分散補償器34、ビ
ームスプリッタ38、及び可変分散補償器35を介し
て、光DEMUX78に入力される。光DEMUX78
としては、図24に示す偏光無依存型光DEMUXを用
いることができる。図24に偏光無依存型光DEMUX
78の構造図を示す。受信側に配置する光DEMUXに
は偏光無依存性が要求される。そのため、まず、ファイ
バ伝送後に入力される40Gb/s OTDM信号を、初
段の交差導波路型偏光スプリッタ80によりTE成分と
TM成分に偏光分離する。なお、ここでは偏波消光比が
20dB以上確保できるように交差長を最適化している。
次に各々のモードに対し、20GHz 正弦波信号駆動の1
×2スイッチ84を用いて、20Gb/s光RZ信号への
光時分割分離を行う。このとき、それぞれの1×2スイ
ッチの2出力は相補関係にある。ただし、一般にLNス
イッチ(変調器)においては、TEモードよりTMモー
ドの方が変調効率が大きいため、本デバイスでは偏光分
離後のTEモード光を1/2波長板82でTMモード光
に変換してから光分離を行っている。最終段では、2つ
の偏波ビームコンバイナで、同じビットシーケンス同志
を合波している。このとき、TMモード光同志を合波す
ると、前述のOTDM変調器の場合と同様に光干渉の問
題が生じるので、先にTE/TMモード変換を行わなか
ったポートの1×2スイッチ84の後段で1/2波長板
88によりTM/TEモード変換を行った後、直交偏波
成分をパワー合波している。
【0027】図22に戻って、光DEMUX78にて得
られた、2つの20Gb/s光RZ信号は、それぞれフォ
トダイオード90に入力されて電気信号に変換され、プ
リアンプ92にて増幅された後等化アンプ94にて波形
成形される。そして、シリアル/パラレル変換部96に
て、元の10Gb/s NRZ信号が再生される。図示さ
れていないが、その後、10Gb/s識別部によりデータ
が再生される。このような光受信機36の光分離までの
部分の詳細回路図を図25に示す。
【0028】次に可変分散補償器34,35の一例(M.
M. Ohm et al., “Tunable fibergrating dispersion
using a piesoelectric stack”, OFC '97 Technical D
igest, WJ3, pp. 155-156)について説明する。図26
に示すように、チャープドファイバグレーティング90
の21個のセグメントの各々に別々に圧電素子92を取
り付ける。各圧電素子への印加電圧V1〜V21として図
27に示すように傾斜をつけて電圧を与えると、クレー
ティング90の長手方向に加わる圧力が変化し、図27
のA〜Dの電圧パターンに対して図28のように分散値
(線の傾き)が変化する。また、電圧パターンA〜Dの
間の中間的な電圧パターンを与えれば、分散値を連続的
に変えることができる。
【0029】図29は、補償量制御部46の一例を示す
図である。40Gb/sの周波数成分の強度値は、A/D
変換器94でA/D変換され、ディジタル信号として、
MPU96に入力される。MPU96は、メモリ98に
記憶されている前回受信した強度値Ipと、今回の強度
値Icとを比較し、現時点の分散量と40Gb/sの強度
との関係が、図2におけるXのスロープにあるか、Yの
スロープにあるかをチェックする。即ち、Xのスロープ
にあれば可変分散補償器34の分散量を減少させれば、
分散量0(Zポイント)に収束する。またYのスロープ
であれば、可変分散補償器34の分散量を増加させれば
分散量0に収束する。従って、Ic>Ipの場合は、X
スロープにあると見なし、可変分散補償器34に与える
電圧を制御するため、分散量が減少するようなV1 〜V
21の値を求め、ラッチの付いたD/A変換器100経由
で、各圧電素子に与える電圧を出力する。逆にIc<I
pの場合は、Yスロープにあると見なし、可変分散補償
器34に与える電圧を制御するため、分散量が増加する
ようなV1 〜V21の値を求める。
【0030】なお、V1 〜V21の値を求めるためには、
図27及び図28に示すデータ(分散量とV1 〜V21
の関係を示すデータ)と、図2に示すデータ(40Gb/
sの強度と分散量との関係を示すデータ)をメモリにあ
らかじめ記憶しておく。そして、図2のX,Yスロープ
のいずれのスロープにあるかをまず求めて、現在の分散
量Icを図2に示すデータより求める。現在の分散量I
cから、分散量0のZポイントに収束させるために可変
分散補償器34で補償すべき分散量Ic′を求める。即
ち、Ic+Ic′=0となるように、Ic′を求める。
【0031】このようにしてIc′が求まれば、図27
及び図28に示されたデータをもとに、Ic′を得るた
めに可変分散補償器34に与えるV1 〜V21を求める。
補償量制御部47は、図15に示した、光信号と最適総
分散量の関係及び可変分散補償器に与える電圧パターン
と分散値の関係のデータを内蔵しており、光ポストアン
プ31の出力におる光信号パワーの値からそのときの最
適総分散量の値を決定し、それに対応する電圧V1 〜V
21を決定して可変分散補償器35に与える。
【0032】図30は図16のシステムの一変形を示
す。同一の構成要素には同一の参照番号を付してその説
明を省略する。図30のシステムにおいては、図16の
システムにおける可変分散補償器34の代わりに光送信
機30に波長可変光源48を用い、信号光波長制御部5
0で信号光の波長を制御することにより光伝送路32の
波長分散量を制御している。
【0033】図31は図16のシステムの他の変形を示
す。図31のシステムにおいては、光信号のパワーの検
出信号として、送信側の光ポストアンプ31でなく受信
側の光プリアンプ33の制御信号またはモニタ信号が利
用されている。その他の点は図16のシステムと同じで
ある。図31のシステムにおいても、図30のシステム
と同様に、可変分散補償器34の制御の代わりとして、
波長可変光源48による信号光波長の制御を行なっても
良い。
【0034】図32は本発明の第2の実施例に係る自動
分散等化システムを示す。本実施例では、まず、システ
ム立ち上げ時において信号光パワーを非線形効果の生じ
ない十分低い値に設定した状態で、受光器40、バンド
パスフィルタ42、強度検出部44、補償量制御部4
6、及び可変分散補償器34からなるループで総分散量
が零に制御される。運用時には、補償量制御部47が光
パワーの大きさから非線形効果による最適分散値のシフ
ト量を決定し、可変分散補償器34の分散値をその分だ
け変化させる。
【0035】図33は図14の関係を再度示すものであ
るが、図33からわかるように、総分散量を或る範囲に
限定すれば、40GHz 強度から総分散量が一義的に決定
される。そこで、図32の第2の実施例において、シス
テム立ち上げ時に総分散量を零にした後、運用時の信号
光パワーから決まる最適値に総分散量を設定するため
に、40GHz 強度が最適値に対応する値になるように制
御しても良い。例えば、信号光パワーが+13dBm であ
るとき、図15の関係によれば最適総分散量は40ps/
nmであるから、40GHz 強度が図33中のA点の値にな
るように制御する。
【0036】図34は図32のシステムの他の変形を示
す。図34のシステムではシステム立ち上げ時の分散量
の制御が可変分散補償器34を使って行なわれ、運用時
の制御は可変分散補償器35を使って行なわれる。この
場合、図35に示すように可変分散補償器35を送信側
に配置しても良い。この例では、可変分散補償器35を
光ポストアンプ31の近くに配置できるので、伝送路を
挟んだ遠隔制御の必要がなく、システム運用が簡単にな
る。
【0037】これまでに説明した例では、再生中継シス
テムにおける受信端および送信端に可変分散補償器が配
置されているが、非再生光増幅中継システムにおいて
は、光増幅中継器内にも可変分散補償器が配置される構
成においても同様の制御を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明により、可変分散補償器を用いた
超高速光伝送システムにおいて、送信光パワーに応じて
分散補償量を最適化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】40Gb/s OTDM信号についての40GHz
クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレー
ションの結果を示すグラフである。
【図2】40Gb/s NRZ信号についての40GHz ク
ロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーシ
ョンの結果を示すグラフである。
【図3】40Gb/s RZ信号(デューティ50%)に
ついての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の
計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図4】40Gb/s RZ信号(デューティ25%)に
ついての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の
計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図5】40Gb/s OTDM信号を生成する光変調器
の平面図である。
【図6】図5の光変調器の動作を説明する波形図であ
る。
【図7】OTDM信号のベースバンドスペクトルであ
る。
【図8】NRZ信号のベースバンドスペクトルである。
【図9】波長分散を受けた後のOTDM信号の波形図で
ある。
【図10】波長分散を受けた後のNRZ信号の波形図で
ある。
【図11】信号光パワーが0dBm であるときの40GHz
OTDM信号についての40GHzクロック成分強度の総
分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグ
ラフである。
【図12】信号光パワーが+5dBm であるときの40GH
z OTDM信号についての40GHz クロック成分強度の
総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示す
グラフである。
【図13】信号光パワーが+10dBm であるときの40
GHz OTDM信号についての40GHz クロック成分強度
の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示
すグラフである。
【図14】信号光パワーが+13dBm であるときの40
GHz OTDM信号についての40GHz クロック成分強度
の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示
すグラフである。
【図15】40GHz のOTDM信号伝送において、40
GHz 成分が極小となる総分散量及び最適総分散量の信号
光パワー依存性を示すグラフである。
【図16】本発明に係る自動分散等化システムの一実施
例を示すブロック図である。
【図17】信号光パワーが0dBm であるときの40GHz
NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の総分
散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラ
フである。
【図18】信号光パワーが+5dBm であるときの40GH
z NRZ信号についての40GHzクロック成分強度の総
分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグ
ラフである。
【図19】信号光パワーが+10dBm であるときの40
GHz NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の
総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示す
グラフである。
【図20】信号光パワーが+13dBm であるときの40
GHz NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の
総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示す
グラフである。
【図21】図16の光送信機30の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図22】図16の光受信機36の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図23】光送信機の詳細回路図である。
【図24】偏光無依存型光DEMUXを示す図である。
【図25】光受信機の一部の詳細回路図である。
【図26】可変分散補償器の一例を示す図である。
【図27】図19の可変分散補償器の各セグメントへ与
える電圧V1 〜V21のパターンA〜Dを示すグラフであ
る。
【図28】各電圧パターンA〜Dにおける分散値を示す
グラフである。
【図29】補償量制御部46の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図30】図16のシステムの一変形を示すブロック図
である。
【図31】図16のシステムの他の変形を示すブロック
図である。
【図32】本発明に係る自動分散等化システムの第二の
実施例を示すブロック図である。
【図33】図32のシステムの一変形を説明するための
グラフである。
【図34】図32のシステムの他の変形を示すブロック
図である。
【図35】図32のシステムの他の変形を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10…光変調器 12…LiNbO3 基板 14…光導波路 16…電極パターン 18…1入力2出力光スイッチ 20…データ変調部 22…位相制御部 24…光多重部 30…光送信機 31…光ポストアンプ 32…光伝送路 33…光プリアンプ 34,35…可変分散補償器 36…光受信機

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)光伝送路で伝送される光信号のパ
    ワーから最適な総分散量を決定し、 (b)光伝送路の所定の制御点までの分散量が零になる
    ように分散量を制御し、 (c)該制御点の後段において、前記最適総分散量に相
    当する分散量を付加するステップを具備する分散制御方
    法。
  2. 【請求項2】 ステップ(b)は、 (i)前記制御点において特定の周波数の成分の強度を
    検出し、 (ii)検出された強度が極大または極小となるように分
    散量を制御することによって分散量を零に制御するサブ
    ステップを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記特定の周波数は、前記光信号のビッ
    トレートの値と同じ値の周波数である請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 ステップ(b)において、前記制御点の
    前段に設置された、可変の分散値を有する可変分散補償
    器の分散値を制御することによって分散量が零に制御さ
    れる請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 ステップ(b)において、光信号の波長
    を制御することによって分散量が零に制御される請求項
    1〜3のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 ステップ(a)において、光送信機内に
    設けられる光ポストアンプの制御信号またはモニタ信号
    が光信号のパワーの検出信号として利用される請求項1
    〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 ステップ(a)において、光受信機内に
    設けられる光プリアンプの制御信号またはモニタ信号が
    光信号のパワーの検出信号として利用される請求項1〜
    5のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 (a)システムの運用の開始前に、光信
    号のパワーを非線形効果の生じない低い値に設定して、
    光伝送路の総分散量が零になるように総分散量を制御
    し、 (b)システムの運用中に、光信号のパワーから最適な
    総分散量を決定し、 (c)該最適分散量に相当する分散量を光伝送路に付加
    するステップを具備する分散制御方法。
  9. 【請求項9】 ステップ(a)は、 (i)受信側において特定の周波数成分の強度を検出
    し、 (ii)検出された強度が極大または極小となるように総
    分散量を制御することによって、総分散量を零に制御す
    るサブステップを含む請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記特定の周波数は、前記光信号のビ
    ットレートの値と同じ値の周波数である請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 ステップ(b)において、光送信機内
    に設けられる光ポストアンプの制御信号またはモニタ信
    号が光信号のパワーの検出信号として利用される請求項
    8〜10のいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 ステップ(b)において、光受信機内
    に設けられる光プリアンプの制御信号またはモニタ信号
    が光信号のパワーの検出信号として利用される請求項8
    〜10のいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 ステップ(c)において、前記特定の
    周波数成分の強度が前記最適分散量に相当する値になる
    ように分散量を制御することによって、該最適分散量に
    相当する分散量が光伝送路に付加される請求項9〜12
    のいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 ステップ(a)における総分散量の制
    御及びステップ(c)における分散量の付加は単一の可
    変分散補償器を使って行なわれる請求項8〜13のいず
    れか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 ステップ(a)における総分散量の制
    御は第1の可変分散補償器を使って行なわれ、ステップ
    (c)における分散量の付加は第2の可変分散補償器を
    使って行なわれる請求項8〜13のいずれか1項記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2の可変分散補償器
    は、それぞれ受信側及び送信側に配置される請求項15
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 光伝送路で伝送される光信号のパワー
    から最適な総分散量を決定する総分散量決定手段と、 光伝送路の所定の制御点までの分散量が零になるように
    分散量を制御する分散量零制御手段と、 該制御点の後段において、前記最適総分散量に担当する
    分散量を付加する手段とを具備する分散制御装置。
  18. 【請求項18】 前記分散量零制御手段は、前記制御点
    において特定の周波数の成分の強度を検出する光検出器
    と、 検出された強度が極大または極小となるように分散量を
    制御することによって分散量を零に制御する制御器を含
    む請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記特定の周波数は、前記光信号のビ
    ットレートの値と同じ値の周波数である請求項18記載
    の装置。
  20. 【請求項20】 前記分散量零制御器は、前記制御点の
    前段に設置された、可変の分散値を有する可変分散補償
    器を含む請求項17〜19のいずれか1項記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記分散量零制御手段は、光信号の波
    長を制御することによって分散量を零に制御するための
    波長可変光源を含む請求項17〜19のいずれか1項記
    載の装置。
  22. 【請求項22】 前記総分散量決定手段は、光送信機内
    に設けられる光ポストアンプの制御信号またはモニタ信
    号を光信号のパワーの検出信号として利用する請求項1
    7〜21のいずれか1項記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記総分散量決定手段は、光受信機内
    に設けられる光プリアンプの制御信号またはモニタ信号
    を光信号のパワーの検出信号として利用する請求項17
    〜21のいずれか1項記載の装置。
JP24690197A 1997-08-20 1997-09-11 分散制御方法及び装置 Expired - Fee Related JP3886223B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24690197A JP3886223B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 分散制御方法及び装置
US09/045,040 US6081360A (en) 1997-08-20 1998-03-20 Method and apparatus for optimizing dispersion in an optical fiber transmission line in accordance with an optical signal power level
DE1998633897 DE69833897T2 (de) 1997-09-11 1998-05-08 Verfahren und Vorrichtung zur Dispersionsoptimierung in einer faseroptischen Strecke in Übereinstimmung mit dem optischen Signalleistungspegel
EP19980108436 EP0902560B1 (en) 1997-09-11 1998-05-08 Method and apparatus for optimizing dispersion in an optical fiber transmission line in accordance with an optical signal power level
CN 98108705 CN1244208C (zh) 1997-09-11 1998-05-29 按光信号功率优化光纤传输线中色散的方法和装置
CN 200410063363 CN1571308A (zh) 1997-09-11 1998-05-29 按光信号功率优化光纤传输线中色散的方法和装置
US09/345,806 US6501580B1 (en) 1997-08-20 1999-07-02 Method and apparatus for optimizing dispersion in an optical fiber transmission line in accordance with an optical signal power level

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24690197A JP3886223B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 分散制御方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1188261A true JPH1188261A (ja) 1999-03-30
JP3886223B2 JP3886223B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=17155438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24690197A Expired - Fee Related JP3886223B2 (ja) 1997-08-20 1997-09-11 分散制御方法及び装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0902560B1 (ja)
JP (1) JP3886223B2 (ja)
CN (2) CN1571308A (ja)
DE (1) DE69833897T2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907200B2 (en) 1999-12-03 2005-06-14 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Dispersion compensating module, line switching apparatus and optical communication system
JP2005159928A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Hitachi Communication Technologies Ltd 自動分散補償方法
WO2005081432A1 (ja) * 2004-02-20 2005-09-01 Fujitsu Limited 分散補償方法及び分散補償装置
JP2007060583A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Fujitsu Ltd 光受信装置およびその制御方法
JP2007288591A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光直交振幅変調回路および光送信器
US7616893B2 (en) 2003-03-03 2009-11-10 Fujitsu Limited Wavelength division multiplexing optical repeating transmission method and repeating apparatus
US7885545B2 (en) 2004-03-31 2011-02-08 Fujitsu Limited Dispersion compensation method and compensation node
US8260152B2 (en) 2007-03-06 2012-09-04 Fujitsu Limited Optical signal detection method, and light receiving apparatus using the same

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004500767A (ja) * 2000-02-18 2004-01-08 コーニング・インコーポレーテッド 光学システムにおけるクロマチック分散の適応制御のための電子検波器
US6356684B1 (en) * 2000-04-14 2002-03-12 General Dynamics Advanced Technology Systems, Inc. Adjustable optical fiber grating dispersion compensators
JP3910003B2 (ja) 2000-05-29 2007-04-25 富士通株式会社 光受信局、光通信システム及び分散制御方法
WO2002075967A1 (en) 2001-03-15 2002-09-26 Fitel Usa Corporation Nonlinear device comprising a spectrally broadening fiber
JP4744312B2 (ja) 2006-01-31 2011-08-10 富士通株式会社 波長分散モニタ方法および装置、並びに、光伝送システム
CN101132239B (zh) * 2006-08-25 2011-10-26 中兴通讯股份有限公司 一种长距离wdm系统最优色散补偿的评估装置和方法
CN102914423B (zh) * 2012-11-01 2015-06-03 电子科技大学 一种色散光纤凹陷频率测量方法
CN115128731B (zh) * 2022-07-13 2024-02-27 天津大学 光波导结构、色散控制方法、制备方法及集成光源装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3846918B2 (ja) * 1994-08-02 2006-11-15 富士通株式会社 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907200B2 (en) 1999-12-03 2005-06-14 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Dispersion compensating module, line switching apparatus and optical communication system
US7616893B2 (en) 2003-03-03 2009-11-10 Fujitsu Limited Wavelength division multiplexing optical repeating transmission method and repeating apparatus
JP2005159928A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Hitachi Communication Technologies Ltd 自動分散補償方法
WO2005081432A1 (ja) * 2004-02-20 2005-09-01 Fujitsu Limited 分散補償方法及び分散補償装置
US7627207B2 (en) 2004-02-20 2009-12-01 Fujitsu Limited Dispersion compensating method and dispersion compensating apparatus
US7885545B2 (en) 2004-03-31 2011-02-08 Fujitsu Limited Dispersion compensation method and compensation node
JP2007060583A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Fujitsu Ltd 光受信装置およびその制御方法
US7477848B2 (en) 2005-08-26 2009-01-13 Fujitsu Limited Optical receiving apparatus and method for controlling the optical receiving apparatus
JP4516907B2 (ja) * 2005-08-26 2010-08-04 富士通株式会社 光受信装置およびその制御方法
JP2007288591A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光直交振幅変調回路および光送信器
JP4717694B2 (ja) * 2006-04-18 2011-07-06 日本電信電話株式会社 光直交振幅変調回路および光送信器
US8260152B2 (en) 2007-03-06 2012-09-04 Fujitsu Limited Optical signal detection method, and light receiving apparatus using the same

Also Published As

Publication number Publication date
EP0902560B1 (en) 2006-03-22
DE69833897D1 (de) 2006-05-11
EP0902560A3 (en) 2001-08-16
DE69833897T2 (de) 2006-11-23
CN1211118A (zh) 1999-03-17
CN1244208C (zh) 2006-03-01
EP0902560A2 (en) 1999-03-17
JP3886223B2 (ja) 2007-02-28
CN1571308A (zh) 2005-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3649556B2 (ja) 波長分散制御のための方法と装置及び分散量検出方法
US6081360A (en) Method and apparatus for optimizing dispersion in an optical fiber transmission line in accordance with an optical signal power level
JP3846918B2 (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
US7536108B2 (en) High precision chromatic dispersion measuring method and automatic dispersion compensating optical link system that uses this method
JP3886223B2 (ja) 分散制御方法及び装置
US20070019967A1 (en) Optical receiving station, optical communication system, and dispersion controlling method
JP3770711B2 (ja) タイミング信号生成装置及び方法
JP2002057622A (ja) 波長分散を補償する方法及びシステム
US6456411B1 (en) Method of setting signal wavelength in optical transmission system
JP2006271009A (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
JP4350057B2 (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
JPH11346191A (ja) 光伝送システムの信号光波長の設定方法
JP3897768B2 (ja) 波長分散制御のための方法と装置及び分散量検出方法
JP2005269667A (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
JP4357446B2 (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
JP2005229653A (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
JP2005218138A (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
JP2005223945A (ja) 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
JP2002353941A (ja) 波長多重伝送システムおよび光ファイバ伝送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees