JP2005157698A - 案内装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各案内装置3は、自己の案内装置3の近くに居る顧客所持のIDタグ4を検出し際に、この顧客に対応付けられている複数の個別案内情報の中から当該顧客に対して未案内の情報をサーバ装置1から取得して案内表示する。
【選択図】 図1
Description
ところで、ホテル等の宿泊施設で顧客に対して各種の案内を行う場合において、例えば、フロント受付後は自分の部屋へ行くための案内が好ましく、自分の部屋から退出した時には、大浴場への案内、レストランへの案内、各種イベントへの案内などが好ましい。
この際、部屋から退出した顧客に対して複数の案内情報、例えば、大浴場への案内、レストランへの案内、各種イベント案内などを一覧表示することも考えられるが、このような一覧表示では表示内容が煩雑となり、希望する案内を瞬時に読み取ることが困難となる。更に、顧客が現時点において希望しないような案内、例えば、大浴場へ行った顧客に対して再度、大浴場への案内を行ったり、大浴場へ行こうとしている顧客に対してレストランへの案内を行っても無意味なものとなる。
第2の発明の課題は、構内の利用者に対して各種の案内情報を出力する場合に、その利用者の移動方向に応じた効果的な案内を実現できるようにすることである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項7記載の発明)。
前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体に記録されている識別情報を読み取った後に、この識別情報に対応付けられている複数の案内情報の中から未案内の情報を取得する(請求項2記載の発明)。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項7記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項12記載の発明)。
前記案内情報は、記録媒体の移動方向の他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、前記取得手段は、自己の案内装置および当該記録媒体の移動方向に対応付けられている案内情報を取得する(請求項8記載の発明)。
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実施例を説明する。
図1は、この実施例における案内情報出力システムの全体構成の概要を示したブロック図である。
この案内情報出力システムは、ホテル等の宿泊施設内に構築され、構内利用者(顧客)に対して現在の位置からその顧客が向かう行き先場所への案内を行う顧客サービスを提供するもので、このシステムの中核となるサーバ装置1には、ローカルエリアネットワーク(有線網/無線網)2を介して複数台の案内装置3が接続されている。ここで、受付窓口では、チェックインした顧客に対して顧客所持用のIDタグ(ICチップ)4を渡すようにしている。このIDタグ4は、非接触型のデータキャリア、すなわち、RFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)カードであり、顧客に渡される鍵に取り付けられている。このIDタグ4には、予めそれを識別するためのタグIDが記憶されている。
各案内装置3は、構内の複数個所(例えば、各階のエレベータホール付近や主要個所)に設置されたもので、ID検出信号を出力することによってその設置ポイント付近に居る顧客所持のIDタグ4を検出するようにしているが、その際、案内装置3とIDタグ4との間ではマイクロ波によるデータ交信が行われる。ここで、案内装置3は、設置ポイント付近のIDタグ4を検出した際に、このIDタグ4をアクセスしてタグIDを読み取る。ここで、設置ポイント付近に複数の顧客が存在している場合には、複数の顧客分のIDタグ4を一斉に検出することによって各タグIDを読み取り、自ポイントIDと共にサーバ装置1に送信する。なお、自ポイントIDは、案内装置3が設置されているポイント毎に割り当てられたポイント識別情報である。
この顧客別案内テーブル11は、顧客に対応した個別案内を行うための各種の案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」、「案内済みフラグ」の各項目を有している。「タグID」は、IDタグ4を識別するための情報であり、「ポイントID」は、案内装置3が設置されているポイントを識別するための情報である。例えば、“1”は、ロビー出口、“2”は、1Fエレベータホール、“3”は、4Fエレベータホールを示している。
このポイント別案内テーブル12は、各案内装置3の設置ポイントに対応して一般的な案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「ポイントID」、「一般案内情報」の各項目を有している。例えば、「ポイントID」が“1”の「一般案内情報」として、土産店に関する案内、「ポイントID」が“2”の「一般案内情報」として、イベントに関する案内が記憶されている。ここで、ポイントIDおよびタグIDに対応付けられている個別案内情報が顧客別案内テーブル11に存在していない場合あるいは該当する個別案内情報が存在していてもその全てに「案内済みフラグ」がセットされている場合、サーバ装置1は、ポイント別案内テーブル12をアクセスして、当該設置ポイントID対応の「一般案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信するようにしている。
CPU31は、記憶部32内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトに従ってこの案内装置3の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部32は、ハードディスク等の固定的なメモリで、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有している。この記憶部32内のプログラム記憶領域には、後述する図5に示す動作手順に従って本実施例を実現する為のアプリケーションプログラムが格納され、また、記憶部32内のデータ記憶領域には、予め割り当てられている自ポイントIDや固定案内情報等が格納されている。この固定案内情報は、各案内装置3毎に予め固定的に記憶されている案内情報であり、例えば、顧客への挨拶や非常口案内等の固定的なメッセージである。この記憶部32内のプログラムやデータは、必要に応じてメモリ(例えば、RAM)33にロードされたり、このメモリ33内のデータが記憶部32にセーブされる。
先ず、案内装置3は、そのタグリーダAからID検出信号を出力することによって(ステップA1)、この案内装置3の近くに居る顧客のIDタグ4を検出した場合には(ステップA2)、このIDタグ2からタグIDデータを読み込むと共に(ステップA3)、このタグIDデータと自ポイントIDとをサーバ装置1へ送信して案内情報の送信要求を行った後(ステップA4)、サーバ装置1からの応答待ちとなる。
(実施例2)
なお、上述した第1実施例における案内装置3は、顧客に対応付けられている複数の案内情報の中から当該顧客に対して未案内の情報をサーバ装置1から取得して案内表示するようにしたが、この第2実施例においては、顧客所持のIDタグ4を検出した際に、このIDタグ4の移動方向を判別し、この移動方向に対応付けられている案内情報をサーバ装置1から取得して案内表示するようにしたものである。
ここで、両実施例において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施例の特徴部分を中心に説明するものとする。
この一対のタグリーダA、Bは、案内装置3の所定個所に相互に離間して配置されているもので、各案内装置3は、一対のタグリーダA、Bが顧客所持のIDタグ4からタグIDを読み取った際のタイミング差(時間差)に基づいて顧客の移動方向を判別するようにしている。この場合、各案内装置3は、通路に沿ってその脇に設置されたもので、タグリーダAがタグIDを読み取った後にタグリーダBがタグIDを読み取った場合を順方向(図中、右方向)への移動、逆に、タグリーダBがタグIDを読み取った後にタグリーダAがタグIDを読み取った場合を逆方向(図中、左方向)への移動と呼称すると、各案内装置3は、タグIDを読み取った際の時間差に基づいて顧客が順方向へ移動しているか、逆方向へ移動しているかを判別するようにしている。
この一次テーブル37、二次テーブル38は、顧客の移動方向を判別するために設けられたもので、「タグID」、「リーダID」、「読込時刻」の各項目を有する構成となっている。「タグID」は、自己の近くに居る顧客所持のIDタグ4から読み取ったタグIDであり、複数の顧客が近くに居る場合には、各IDタグ4から読み取った全てのタグIDが一次テーブル37にセットされる。「リーダID」は、IDタグ4からタグIDを読み取ったタグリーダA、Bを識別するための情報である。「読込時刻」は、タグリーダA、BがIDタグ4からタグIDを読み取った際の時刻(秒、1/100秒単位の時刻)である。ここで、案内装置3は、一次テーブル37の内容と二次テーブル38の内容とを比較し、一対のタグリーダA、BがタグIDを読み取った際の時間差から顧客の移動方向を判別するようにしているが、その具体的な手法については後述する。
この第1テーブル13は、上述した第1実施例で示した顧客別案内テーブル11と基本的には同様のテーブルであり、顧客に対応した個別案内を行うために各種の案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」の他、この第2実施例においては、「移動方向」の各項目を有している。「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」は、上述した顧客別案内テーブル11の「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」に対応する項目データである。「移動方向」は、案内装置3を通過する顧客の移動方向であり、「A→B」は、順方向、「B→A」は、逆方向への移動を示している(以下、同様)。この場合、サーバ装置1は、案内情報の送信を要求する案内装置3から送信されて来たタグID、ポイントID、顧客の移動方向に基づいて第1テーブル13を検索し、該当する「個別案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信するようにしている。
この第2テーブル14は、上述した第1実施例で示したポイント別案内テーブル12と基本的には同様のテーブルであり、各案内装置3の設置ポイントに対応して一般的な案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「ポイントID」、「一般案内情報」の他、この第2実施例においては、「移動方向」の各項目を有している。この場合、サーバ装置1は、第1テーブル13に該当する個別案内情報が存在していない場合に、このポイントIDおよび顧客の移動方向に基づいて第2テーブル14を検索し、該当する「一般案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信するようにしている。
なお、第3テーブル15は、上述した第1実施例のポイント別案内テーブル12と同様のテーブルである。
先ず、各案内装置3は、ID検出信号を出力することによって(ステップC1)、この案内装置3の近くに居る顧客のIDタグ4を検出した場合には(ステップC2)、今回検出した全てのIDタグ2からタグIDを読み込むと共に(ステップC3)、このタグリーダA/BのリーダIDと共に、現在時刻(秒、1/100秒単位の時刻)を読込時刻として取得し、各タグID毎にリーダIDおよび読込時刻を対応付けて一次テーブル37にセットしておく(ステップC4)。この場合、一次テーブル37にセットされていた前回の検出内容は全て消去されて今回の検出内容に書き換えられる。そして、二次テーブル38をアクセスし、一次テーブル37の内容と二次テーブル38の内容とを比較することによって(ステップC5)、一次テーブル37に新規IDが含まれているか否かのチェックを行う(ステップC6)。
また、タグリーダA、Bは、相互に離間した位置に配置され、このタグリーダA、BでタグIDを読み取った際の時間差から顧客の移動方向を判別するようにしたから、少なくとも2箇所にタグリーダA、Bを設置するだけで、顧客の移動方向を確実に判別することができる。
また、上述した第2実施例において各案内装置3は、各種の案内情報を記憶管理するサーバ装置1から案内情報IDタグ4を取得するようにしたが、顧客対応の各種の案内情報が顧客所持のIDタグ4に記憶されている場合には、このIDタグ4をアクセスして案内情報を取得するようにしてもよい。
上述した第1および第2実施例において各案内装置3は、行き先などを案内表示するようにしたが、音声にて案内するようにしてもよい。
2 ネットワーク
3 案内装置
4 IDタグ
11 顧客別案内テーブル
12 ポイント別案内テーブル
13 第1テーブル
14 第2テーブル
15 第3テーブル
31 CPU
32 記憶部
34 送受信部
35 表示部
37 一次テーブル
38 二次テーブル
A、B タグリーダ
Claims (12)
- 構内の利用者に対して案内情報を出力する案内装置であって、
近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する検出手段と、
この検出手段によって利用者所持の記録媒体が検出された際に、この利用者に対応付けられている複数の案内情報の中から当該利用者に対して未案内の情報を取得する取得手段と、
この取得手段によって取得された案内情報を出力する出力手段と、
を具備したことを特徴とする案内装置。 - 前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体に記録されている識別情報を読み取った後に、この識別情報に対応付けられている複数の案内情報の中から未案内の情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の案内装置。 - 前記案内情報は、利用者所持の記録媒体に対応付けられている他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、
前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている各案内情報のうち、この利用者に対して未案内の情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の案内装置。 - 前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していない場合あるいは自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していても全ての案内情報が案内済みの場合には、自己の案内装置に対応付けられている一般的な案内情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項3記載の案内装置。 - 前記案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体から識別情報を読み取ってサーバ装置へ送信した後に、当該利用者対応の各案内情報の中から抽出された未案内の情報がサーバ装置から送信されて来た際に、当該未案内の情報を受信取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の案内装置。 - コンピュータに対して、
近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する機能と、
利用者所持の記録媒体が検出された際に、この利用者に対応付けられている複数の案内情報の中から当該利用者に対して未案内の情報を取得する機能と、
取得された案内情報を出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 構内の利用者に対して案内情報を出力する案内装置であって、
近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する検出手段と、
この検出手段によって利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体の移動方向を判別する判別手段と、
この判別手段によって判別された移動方向に対応付けられている案内情報を取得する取得手段と、
この取得手段によって取得された案内情報を出力する出力手段と、
を具備したことを特徴とする案内装置。 - 前記案内情報は、記録媒体の移動方向の他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、
前記取得手段は、自己の案内装置および当該記録媒体の移動方向に対応付けられている案内情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。 - 前記案内情報は、記録媒体の移動方向の他に、記録媒体の識別情報に対応付けられた情報であり、
前記取得手段は、記録媒体から読み取った識別情報とその移動方向に対応付けられている案内情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。 - 前記案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体から読み取った識別情報と前記判別手段によって判別された移動方向をサーバ装置へ送信した後に、当該識別情報および移動方向に対応する案内情報がサーバ装置から送信されて来た際に、この案内情報を受信取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。 - 相互に離間した位置に配置され、利用者所持の記録媒体から識別情報を読み取る複数の読取手段を設け、
前記判別手段は、各読取手段によって同一の識別情報を読み取った際のタイミング差から利用者所持の記録媒体の移動方向を判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。 - コンピュータに対して、
近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する機能と、
利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体の移動方向を判別する機能と、
判別された移動方向に対応付けられている案内情報を取得する機能と、
取得された案内情報を出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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JP2008152449A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Toshiba Corp | 病院内ナビゲーションシステム |
WO2009113393A1 (ja) | 2008-03-12 | 2009-09-17 | オムロン株式会社 | タグ情報処理装置、タグ情報処理システム、タグ情報処理方法、およびプログラム |
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2003
- 2003-11-26 JP JP2003394857A patent/JP2005157698A/ja active Pending
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