JP2005157698A - 案内装置およびプログラム - Google Patents

案内装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005157698A
JP2005157698A JP2003394857A JP2003394857A JP2005157698A JP 2005157698 A JP2005157698 A JP 2005157698A JP 2003394857 A JP2003394857 A JP 2003394857A JP 2003394857 A JP2003394857 A JP 2003394857A JP 2005157698 A JP2005157698 A JP 2005157698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guidance
user
information
recording medium
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003394857A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2003394857A priority Critical patent/JP2005157698A/ja
Publication of JP2005157698A publication Critical patent/JP2005157698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】構内の利用者に対して各種の案内情報を出力する場合に、その利用者に対して案内済みの情報を除いた効果的な案内を実現できるようにする。
【解決手段】各案内装置3は、自己の案内装置3の近くに居る顧客所持のIDタグ4を検出し際に、この顧客に対応付けられている複数の個別案内情報の中から当該顧客に対して未案内の情報をサーバ装置1から取得して案内表示する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、構内の利用者に対して各種の案内情報を出力する案内装置およびプログラムに関する。
従来、構内の利用者に対して案内情報を出力する案内システムとしては、例えば、病院内で患者の行き先を複数の案内装置で順次案内するために、各案内装置で患者IDを受信すると、受信管理データベースを検索して患者が次に向かう行き先や道順を順次案内するようにした案内システムが知られている(特許文献1参照)。また、記録媒体内の行き先と現在の端末位置からその行き先までの道順や方向を検索して当該端末に案内表示するようにした行き先案内装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2000−3400号公報 特開2003−91749公報
しかしながら、上述した特許文献1および2の技術にあっては、行き先案内を目的としているために、同じ案内場所では同じ内容の案内しか受けられないという問題があった。
ところで、ホテル等の宿泊施設で顧客に対して各種の案内を行う場合において、例えば、フロント受付後は自分の部屋へ行くための案内が好ましく、自分の部屋から退出した時には、大浴場への案内、レストランへの案内、各種イベントへの案内などが好ましい。
この際、部屋から退出した顧客に対して複数の案内情報、例えば、大浴場への案内、レストランへの案内、各種イベント案内などを一覧表示することも考えられるが、このような一覧表示では表示内容が煩雑となり、希望する案内を瞬時に読み取ることが困難となる。更に、顧客が現時点において希望しないような案内、例えば、大浴場へ行った顧客に対して再度、大浴場への案内を行ったり、大浴場へ行こうとしている顧客に対してレストランへの案内を行っても無意味なものとなる。
第1の発明の課題は、構内の利用者に対して各種の案内情報を出力する場合に、その利用者に対して案内済みの情報を除いた効果的な案内を実現できるようにすることである。
第2の発明の課題は、構内の利用者に対して各種の案内情報を出力する場合に、その利用者の移動方向に応じた効果的な案内を実現できるようにすることである。
請求項1記載の発明(第1の発明)は、構内の利用者に対して案内情報を出力する案内情報出力装置であって、近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する検出手段と、この検出手段によって利用者所持の記録媒体が検出された際に、この利用者に対応付けられている複数の案内情報の中から当該利用者に対して未案内の情報を取得する取得手段と、この取得手段によって取得された案内情報を出力する出力手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項7記載の発明)。
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体に記録されている識別情報を読み取った後に、この識別情報に対応付けられている複数の案内情報の中から未案内の情報を取得する(請求項2記載の発明)。
前記案内情報は、利用者所持の記録媒体に対応付けられている他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている各案内情報のうち、この利用者に対して未案内の情報を取得する(請求項3記載の発明)。
前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していない場合あるいは自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していても全ての案内情報が案内済みの場合には、自己の案内装置に対応付けられている一般的な案内情報を取得する(請求項 記載4の発明)。
前記案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体から識別情報を読み取ってサーバ装置へ送信した後に、当該利用者対応の各案内情報の中から抽出された未案内の情報がサーバ装置から送信されて来た際に、当該未案内の情報を受信取得する(請求項5記載の発明)。
請求項7記載の発明(第2の発明)は、構内の利用者に対して案内情報を出力する案内装置であって、近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する検出手段と、この検出手段によって利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体の移動方向を判別する判別手段と、この判別手段によって判別された移動方向に対応付けられている案内情報を取得する取得手段と、この取得手段によって取得された案内情報を出力する出力手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項7記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項12記載の発明)。
なお、請求項7記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記案内情報は、記録媒体の移動方向の他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、前記取得手段は、自己の案内装置および当該記録媒体の移動方向に対応付けられている案内情報を取得する(請求項8記載の発明)。
前記案内情報は、記録媒体の移動方向の他に、記録媒体の識別情報に対応付けられた情報であり、前記取得手段は、記録媒体から読み取った識別情報とその移動方向に対応付けられている案内情報を取得する(請求項9記載の発明)。
前記案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体から読み取った識別情報と前記判別手段によって判別された移動方向をサーバ装置へ送信した後に、当該識別情報および移動方向に対応する案内情報がサーバ装置から送信されて来た際に、この案内情報を受信取得する(請求項10記載の発明)。
相互に離間した位置に配置され、利用者所持の記録媒体から識別情報を読み取る複数の読取手段を設け、前記判別手段は、各読取手段によって同一の識別情報を読み取った際のタイミング差から利用者所持の記録媒体の移動方向を判別する(請求項11記載の発明)。
請求項1記載の発明(第1の発明)によれば、近くに居る利用者所持の記録媒体を検出し際に、この利用者に対応付けられている複数の案内情報の中から当該利用者に対して未案内の情報を取得して出力するようにしたから、利用者が近くに来る度に、この利用者対応の個別案内が可能となる他に、同じ内容の重複案内を避けた効果的な個別案内を実現することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体に記録されている識別情報を読み取った後に、この識別情報に対応付けられている複数の案内情報の中から未案内の情報を取得するようにしたから、利用者に特別な操作を要求しなくても、この記録媒体から読み出した識別情報に基づいて利用者を確実に特定することができる。
請求項3記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、案内情報は、利用者所持の記録媒体に対応付けられている他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、利用者所持の記録媒体が検出された際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている各案内情報のうち、この利用者に対して未案内の情報を取得するようにしたから、例えば、ホテル等の宿泊施設において、チェックイン後にその顧客を部屋まで誘導案内する場合に、受付窓口からエレベータ入り口への案内を行った後に、エレベータホールから行き先階への案内、次いで、エレベータを降りてから部屋への案内のように各案内装置によって顧客を誘導することができると共に、その後においては、部屋から出た顧客に対して、レストラン案内、大浴場案内、イベント案内等を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、上述した請求項1、3記載の発明と同様の効果を有する他、利用者所持の記録媒体を検出した際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していない場合あるいは自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していても全ての案内情報が案内済みの場合には、自己の案内装置に対応付けられている一般的な案内情報を取得するようにしたから、案内装置の設置場所に近傍で開催されているイベントへの案内や土産店への案内等を不特定の利用者に対して行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体から識別情報を読み取ってサーバ装置へ送信した後に、当該利用者対応の各案内情報の中から抽出された未案内の情報がサーバ装置から送信されて来た際に、当該未案内の情報を受信することで案内情報を取得するようにしたから、案内装置は、利用者所持の記録媒体から識別情報を読み取ってサーバ装置に送信する機能と、サーバ装置からの案内情報を受信して出力する機能を有するだけで足り、その構成を大幅に簡素化することが可能となり、低価格化の実現によって設置台数の増大によるサービスの向上を期待することが可能となる。
請求項7記載の発明(第2の発明)によれば、案内装置の近くに居る利用者所持の記録媒体を検出した際に、この記録媒体の移動方向を判別すると共に、この移動方向に対応付けられている案内情報を取得して出力するようにしたから、同じ案内場所であっても利用者の移動方向に応じて異なる内容の案内を行うことができ、利用者の意図を反映した効果的な案内を実現することが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、上述した請求項7記載の発明と同様の効果を有する他、案内情報を取得する際に、自己の案内装置および記録媒体の移動方向に対応付けられている案内情報を取得するようにしたから、構内の複数個所に設置された案内装置によって利用者をその意図する場所まで円滑に誘導することができる。
請求項9記載の発明によれば、上述した請求項7記載の発明と同様の効果を有する他、案内情報を取得する際に、記録媒体から読み取った識別情報とその移動方向に対応付けられている案内情報を取得するようにしたから、同じ案内場所であっても利用者の移動方向に応じて異なる内容の案内を行うことができると共に、利用者対応の個別案内が可能となる。
請求項10記載の発明によれば、上述した請求項7記載の発明と同様の効果を有する他、案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、利用者所持の記録媒体を検出した際に、この記録媒体から読み取った識別情報と記録媒体の移動方向をサーバ装置へ送信した後に、当該識別情報および移動方向に対応する案内情報がサーバ装置から送信されて来た際に、この案内情報を受信取得するようにしたから、案内装置は、利用者所持の記録媒体から読み取った識別情報と記録媒体をサーバ装置に送信する機能と、サーバ装置からの案内情報を受信して出力する機能を有するだけで足り、その構成を大幅に簡素化することが可能となり、低価格化の実現によって設置台数の増大によるサービスの向上を期待することが可能となる。
請求項11記載の発明によれば、上述した請求項7記載の発明と同様の効果を有する他、相互に離間した位置に配置された複数の読取手段によって同一の識別情報を読み取った際のタイミング差から利用者所持の記録媒体の移動方向を判別するようにしたから、記録媒体から識別情報を読み取るリーダを少なくとも2箇所に設置するだけで、利用者の移動方向を判別することができる。
(実施例1)
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実施例を説明する。
図1は、この実施例における案内情報出力システムの全体構成の概要を示したブロック図である。
この案内情報出力システムは、ホテル等の宿泊施設内に構築され、構内利用者(顧客)に対して現在の位置からその顧客が向かう行き先場所への案内を行う顧客サービスを提供するもので、このシステムの中核となるサーバ装置1には、ローカルエリアネットワーク(有線網/無線網)2を介して複数台の案内装置3が接続されている。ここで、受付窓口では、チェックインした顧客に対して顧客所持用のIDタグ(ICチップ)4を渡すようにしている。このIDタグ4は、非接触型のデータキャリア、すなわち、RFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)カードであり、顧客に渡される鍵に取り付けられている。このIDタグ4には、予めそれを識別するためのタグIDが記憶されている。
サーバ装置1は、各種の案内情報を記憶管理するもので、何れからの案内装置3から案内情報の送信要求を受けた際に、その要求元に対して案内情報を送信するようにしている。
各案内装置3は、構内の複数個所(例えば、各階のエレベータホール付近や主要個所)に設置されたもので、ID検出信号を出力することによってその設置ポイント付近に居る顧客所持のIDタグ4を検出するようにしているが、その際、案内装置3とIDタグ4との間ではマイクロ波によるデータ交信が行われる。ここで、案内装置3は、設置ポイント付近のIDタグ4を検出した際に、このIDタグ4をアクセスしてタグIDを読み取る。ここで、設置ポイント付近に複数の顧客が存在している場合には、複数の顧客分のIDタグ4を一斉に検出することによって各タグIDを読み取り、自ポイントIDと共にサーバ装置1に送信する。なお、自ポイントIDは、案内装置3が設置されているポイント毎に割り当てられたポイント識別情報である。
図2は、サーバ装置1に設けられている顧客別案内テーブル11の内容を示した図である。
この顧客別案内テーブル11は、顧客に対応した個別案内を行うための各種の案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」、「案内済みフラグ」の各項目を有している。「タグID」は、IDタグ4を識別するための情報であり、「ポイントID」は、案内装置3が設置されているポイントを識別するための情報である。例えば、“1”は、ロビー出口、“2”は、1Fエレベータホール、“3”は、4Fエレベータホールを示している。
「個別案内情報」は、「タグID」および「ポイントID」に対応付けられた顧客対応の案内情報であり、顧客が向かう行き先場所を指示するもので、顧客毎に異なる内容の案内情報が記憶されている。この場合、チェックイン後の顧客をその部屋まで誘導案内するための案内情報として、例えば、「右(エレベータ、4階)」、「左(413号室)」などが記憶され、また、部屋からレストランへ誘導するための案内情報として、「2F(レストラン、右)」などが記憶されている。「案内済みフラグ」は、その顧客に対して案内済みであることを示すフラグである。サーバ装置1は、案内情報の送信を要求する案内装置3から送信されて来たタグIDおよびポイントIDに基づいて顧客別案内テーブル11を検索し、該当する個別案内情報を読み出して要求元へ送信するようにしている。
図3は、サーバ装置1に設けられているポイント別案内テーブル12の内容を示した図である。
このポイント別案内テーブル12は、各案内装置3の設置ポイントに対応して一般的な案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「ポイントID」、「一般案内情報」の各項目を有している。例えば、「ポイントID」が“1”の「一般案内情報」として、土産店に関する案内、「ポイントID」が“2”の「一般案内情報」として、イベントに関する案内が記憶されている。ここで、ポイントIDおよびタグIDに対応付けられている個別案内情報が顧客別案内テーブル11に存在していない場合あるいは該当する個別案内情報が存在していてもその全てに「案内済みフラグ」がセットされている場合、サーバ装置1は、ポイント別案内テーブル12をアクセスして、当該設置ポイントID対応の「一般案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信するようにしている。
図4は、各案内装置3の基本的構成要素を示したブロック図である。
CPU31は、記憶部32内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトに従ってこの案内装置3の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部32は、ハードディスク等の固定的なメモリで、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有している。この記憶部32内のプログラム記憶領域には、後述する図5に示す動作手順に従って本実施例を実現する為のアプリケーションプログラムが格納され、また、記憶部32内のデータ記憶領域には、予め割り当てられている自ポイントIDや固定案内情報等が格納されている。この固定案内情報は、各案内装置3毎に予め固定的に記憶されている案内情報であり、例えば、顧客への挨拶や非常口案内等の固定的なメッセージである。この記憶部32内のプログラムやデータは、必要に応じてメモリ(例えば、RAM)33にロードされたり、このメモリ33内のデータが記憶部32にセーブされる。
更に、CPU31は、送受信部34を介して他の電子機器側のプログラム/データを直接アクセスしたり、送受信部34を介してダウンロード受信することもできる。一方、CPU31には、その入出力周辺デバイスである送受信部34、表示部35、記録媒体36、2つのタグリーダA、Bがバスラインを介して接続されており、入出力プログラムに従ってCPU31は、これらの入出力デバイスの動作制御を行う。表示部35は、液晶表示装置、CRT表示装置、プラズマ表示装置等である。記録媒体36は、CD−ROM、DVD、フレキシブルディスク、RAMカード等の着脱自在なもので、データやプログラムを外部供給する。タグリーダA、Bは、RFID用のリーダであり、この2つのタグリーダA、Bは、後述する第2実施例で使用するもので、この第1実施例ではその何れか一方(タグリーダA)のみを使用するようにしている。
なお、サーバ装置1の構成については、図示省略したが、その構成要素は、案内装置3と基本的には同様であり、CPU、記憶部、メモリ、表示部、送受信部の他に、入力部などを有する構成となっている。
次に、この第1実施例における案内情報出力システムの動作概念を図5および図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施例においても同様であり、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図5は、各案内装置3の動作を示したフローチャートであり、図6は、サーバ装置1の動作を示したフローチャートである。
先ず、案内装置3は、そのタグリーダAからID検出信号を出力することによって(ステップA1)、この案内装置3の近くに居る顧客のIDタグ4を検出した場合には(ステップA2)、このIDタグ2からタグIDデータを読み込むと共に(ステップA3)、このタグIDデータと自ポイントIDとをサーバ装置1へ送信して案内情報の送信要求を行った後(ステップA4)、サーバ装置1からの応答待ちとなる。
サーバ装置1は、受信待ち状態において何れからの案内装置3から案内情報の送信要求を受けた場合には(図6のステップB1)、その案内装置3から送信されて来たタグIDデータおよびポイントIDを受信した後(ステップB2)、このIDデータおよびポイントIDに基づいて顧客別案内テーブル11を検索し(ステップB3)、該当レコードの有無をチェックする(ステップB4)。ここで、IDデータ、ポイントIDに一致するレコードが有れば(ステップB4でYES)、該当する各レコード内に「案内済みフラグ」がセットされているかを調べる(ステップB5)。ここで、何れかのレコードに「案内済みフラグ」がセットされていない場合には、当該レコードを案内対象として指定すると共に、その中から「個別案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信した後(ステップB6)、当該レコード内に「案内済みフラグ」をセットする(ステップB7)。
一方、ポイントIDおよびタグIDに対応付けられているレコードが顧客別案内テーブル11に存在していない場合(ステップB4でNO)あるいは該当レコードが存在していてもその全てに「案内済みフラグ」がセットされている場合には(ステップB5でNO)、サーバ装置1は、このポイントIDに基づいてポイント別案内テーブル12を検索する(ステップB8)。ここで、ポイントID対応のレコードが存在していれば(ステップB9でYES)、このレコードから「一般案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信するが(ステップB10)、ポイントID対応のレコードがポイント別案内テーブル12に存在していなければ(ステップB9でNO)、該当無し応答を要求元の案内装置3に対して送信する(ステップB11)。
案内装置3は、サーバ装置1からの応答を受信した場合に、その応答内容をチェックし、該当無し応答か否かを調べる(図5のステップA5)。ここで、サーバ装置1から該当無し応答を受けた場合には、上述したように予め記憶されている固定案内情報(顧客への挨拶、非常口案内、施設案内等)を読み出して表示出力させるが(ステップA6)、該当無し応答で無ければ、サーバ装置1から送信されて来た案内情報、つまり、「個別案内情報」あるいは「一般案内情報」を受信し(ステップA7)、この「個別案内情報」/「一般案内情報」を表示出力させる(ステップA8)。この場合、案内表示は、一定時間(例えば、20秒間)継続される。以下、最初のステップA1に戻って上述の動作が繰り返される。
このような動作は、各案内装置3毎に行われる結果、例えば、チェックインを済ませた顧客は、先ず、ロビーを出て「左」に行くと、新館に誘導され、新館入り口では「右」にあるエレベータに誘導され、更に、エレベータホールでは「4階」へ行くように指示され、エレベータを降りると、「右」に進むように誘導されることにより、「部屋(413号室)」に到着することができる。その後、部屋を出て「4階のエレベータホール」に行くと、「レストラン」、「大浴場」などへの誘導が行われる。
以上のように、この第1実施例における各案内装置3は、自己の案内装置3の近くに居る顧客所持のIDタグ4を検出し際に、この顧客に対応付けられている複数の個別案内情報の中から当該顧客に対して未案内の情報をサーバ装置1から取得して案内表示するようにしたから、顧客が近くに来る度に、この顧客対応の個別案内が可能となる他に、同じ内容の重複案内を避けた効果的な個別案内を実現することが可能となる。
この場合、案内装置3は、顧客所持のIDタグ4を検出し際に、このIDタグ4に記憶されているタグIDを読み取った後に、このタグIDに対応付けられている複数の個別案内情報の中から未案内の情報をサーバ装置1から取得するようにしたから、顧客に特別な操作を要求しなくても、顧客所持のIDタグ4から読み出したタグIDに基づいて顧客を確実に特定することができる。
個別案内情報は、顧客所持のIDタグ4に対応付けられている他に、構内の複数個所に設置された案内装置3に対応付けられた情報であり、各案内装置3は、顧客所持のIDタグ4を検出した際に、自己の案内装置3および当該顧客に対応付けられている各個別案内情報のうち、この顧客に対して未案内の情報をサーバ装置1から取得するようにしたから、ホテル等の宿泊施設において、例えば、チェックイン後にその顧客を部屋まで誘導案内する場合に、受付窓口からエレベータ入り口への案内を行った後に、エレベータホールから行き先階への案内、次いで、エレベータを降りてから部屋への案内のように各案内装置によって顧客を誘導することができると共に、その後においては、部屋から出た顧客に対して、レストラン案内、大浴場案内、イベント案内等を行うことができる。
各案内装置3は、顧客所持のIDタグ4を検出し際に、自己の案内装置3および当該顧客に対応付けられている個別案内情報が存在していない場合あるいは自己の案内装置3および当該顧客に対応付けられている個別案内情報が存在していても全ての案内情報が案内済みの場合には、自己の案内装置3に対応付けられている一般案内情報をサーバ装置1から取得するようにしたから、自己の設置場所の近傍で開催されているイベントへの案内や土産店への案内等を不特定の顧客に対して行うことができる。
各種の案内情報を記憶管理するサーバ装置1にネットワークを介して接続されている状態において、各案内装置3は、顧客所持のIDタグ4を検出し際に、このIDタグ4からタグIDを読み取ってサーバ装置1へ送信した後に、当該顧客対応の各案内情報の中から抽出された未案内の情報がサーバ装置1から送信されて来た際に、当該未案内の情報を受信することで案内情報を取得するようにしたから、各案内装置3は、顧客所持のIDタグ4からタグIDを読み取ってサーバ装置1に送信する機能と、サーバ装置1からの案内情報を受信して表示する機能を有するだけで足り、その構成を大幅に簡素化することが可能となり、低価格化の実現によって設置台数の増大によるサービスの向上を期待することが可能となる。
なお、上述した第1実施例において各案内装置3は、ネットワークを介して接続されているサーバ装置1から案内情報を取得するようにしたが、顧客に関する各種の案内情報が顧客所持のIDタグ4に記憶されている場合には、このIDタグ4をアクセスして案内情報を取得するようにしてもよい。この場合、顧客のチェックイン時に受付窓口において、顧客に鍵を渡す際に、当該顧客対応の案内情報をIDタグ4に書き込むようにすればよい。更に、上述した第1実施例においてサーバ装置1側で案内済みフラグをセットするようにしたが、顧客対応の案内情報がその顧客のIDタグ4に記憶されている場合、このIDタグ4の案内情報に対応付けて案内済みフラグを案内装置3側でセットするようにしてもよい。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する機能と、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この利用者に対応付けられている複数の案内情報の中から当該利用者に対して未案内の情報を取得する機能と、取得された案内情報を出力する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
(実施例2)
以下、この発明の第2実施例について図7〜図12を参照して説明する。
なお、上述した第1実施例における案内装置3は、顧客に対応付けられている複数の案内情報の中から当該顧客に対して未案内の情報をサーバ装置1から取得して案内表示するようにしたが、この第2実施例においては、顧客所持のIDタグ4を検出した際に、このIDタグ4の移動方向を判別し、この移動方向に対応付けられている案内情報をサーバ装置1から取得して案内表示するようにしたものである。
ここで、両実施例において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施例の特徴部分を中心に説明するものとする。
図7は、案内装置3に設けられている一対のタグリーダA、Bと顧客の移動方向との関係を示した図である。
この一対のタグリーダA、Bは、案内装置3の所定個所に相互に離間して配置されているもので、各案内装置3は、一対のタグリーダA、Bが顧客所持のIDタグ4からタグIDを読み取った際のタイミング差(時間差)に基づいて顧客の移動方向を判別するようにしている。この場合、各案内装置3は、通路に沿ってその脇に設置されたもので、タグリーダAがタグIDを読み取った後にタグリーダBがタグIDを読み取った場合を順方向(図中、右方向)への移動、逆に、タグリーダBがタグIDを読み取った後にタグリーダAがタグIDを読み取った場合を逆方向(図中、左方向)への移動と呼称すると、各案内装置3は、タグIDを読み取った際の時間差に基づいて顧客が順方向へ移動しているか、逆方向へ移動しているかを判別するようにしている。
図8は、各案内装置3に設けられている一次テーブル37および二次テーブル38の内容を示した図である。
この一次テーブル37、二次テーブル38は、顧客の移動方向を判別するために設けられたもので、「タグID」、「リーダID」、「読込時刻」の各項目を有する構成となっている。「タグID」は、自己の近くに居る顧客所持のIDタグ4から読み取ったタグIDであり、複数の顧客が近くに居る場合には、各IDタグ4から読み取った全てのタグIDが一次テーブル37にセットされる。「リーダID」は、IDタグ4からタグIDを読み取ったタグリーダA、Bを識別するための情報である。「読込時刻」は、タグリーダA、BがIDタグ4からタグIDを読み取った際の時刻(秒、1/100秒単位の時刻)である。ここで、案内装置3は、一次テーブル37の内容と二次テーブル38の内容とを比較し、一対のタグリーダA、BがタグIDを読み取った際の時間差から顧客の移動方向を判別するようにしているが、その具体的な手法については後述する。
図9は、サーバ装置1側に設けられている第1テーブル(顧客別案内テーブル)13の内容を示した図である。
この第1テーブル13は、上述した第1実施例で示した顧客別案内テーブル11と基本的には同様のテーブルであり、顧客に対応した個別案内を行うために各種の案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」の他、この第2実施例においては、「移動方向」の各項目を有している。「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」は、上述した顧客別案内テーブル11の「タグID」、「ポイントID」、「個別案内情報」に対応する項目データである。「移動方向」は、案内装置3を通過する顧客の移動方向であり、「A→B」は、順方向、「B→A」は、逆方向への移動を示している(以下、同様)。この場合、サーバ装置1は、案内情報の送信を要求する案内装置3から送信されて来たタグID、ポイントID、顧客の移動方向に基づいて第1テーブル13を検索し、該当する「個別案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信するようにしている。
図10は、サーバ装置1側に設けられている第2テーブル(ポイント別案内テーブル)14の内容を示した図である。
この第2テーブル14は、上述した第1実施例で示したポイント別案内テーブル12と基本的には同様のテーブルであり、各案内装置3の設置ポイントに対応して一般的な案内情報を記憶管理するもので、各レコードは、「ポイントID」、「一般案内情報」の他、この第2実施例においては、「移動方向」の各項目を有している。この場合、サーバ装置1は、第1テーブル13に該当する個別案内情報が存在していない場合に、このポイントIDおよび顧客の移動方向に基づいて第2テーブル14を検索し、該当する「一般案内情報」を読み出して要求元の案内装置3へ送信するようにしている。
図11は、サーバ装置1側に設けられている第3テーブル(ポイント別案内テーブル)15の内容を示した図である。
なお、第3テーブル15は、上述した第1実施例のポイント別案内テーブル12と同様のテーブルである。
図12は、各案内装置3の動作を示したフローチャートであり、図13は、サーバ装置1の動作を示したフローチャートである。
先ず、各案内装置3は、ID検出信号を出力することによって(ステップC1)、この案内装置3の近くに居る顧客のIDタグ4を検出した場合には(ステップC2)、今回検出した全てのIDタグ2からタグIDを読み込むと共に(ステップC3)、このタグリーダA/BのリーダIDと共に、現在時刻(秒、1/100秒単位の時刻)を読込時刻として取得し、各タグID毎にリーダIDおよび読込時刻を対応付けて一次テーブル37にセットしておく(ステップC4)。この場合、一次テーブル37にセットされていた前回の検出内容は全て消去されて今回の検出内容に書き換えられる。そして、二次テーブル38をアクセスし、一次テーブル37の内容と二次テーブル38の内容とを比較することによって(ステップC5)、一次テーブル37に新規IDが含まれているか否かのチェックを行う(ステップC6)。
ここで、新規IDとは、一次テーブル37には有るが、二次テーブル38には無いタグIDを意味し、一次テーブル37に新規IDが無ければ、最初のステップC1に戻るが、新規IDが有れば、一次テーブル37の内容に基づいて二次テーブル38の内容を更新する(ステップC7)。つまり、一次テーブル37に有って二次テーブル38に無い新規IDを二次テーブル38に追加すると共に、二次テーブル38に有って一次テーブル37に無いタグIDを二次テーブル38から削除する。なお、図7の例では、一次テーブル37内の3レコード目、つまり、「タグID」が“ID03”、「リーダID」が“B”、「読込時刻」が“08:30”のレコードが二次テーブル38に追加され、二次テーブル38内の3レコード目、つまり、「タグID」が“ID18”、「リーダID」が“A”、「読込時刻」が“06:32”のレコードが二次テーブル38から削除される。
次に、二次テーブル38をアクセスし、同一のタグIDを持つレコードの有無をチェックする(ステップC8)。この場合、図7の例では、一次テーブル37内の3レコード目が二次テーブル38に追加されるので、1レコード目と4レコード目(追加レコード)のタグIDは、同一の「ID03」であるから、ステップC8でそのことが検出されてステップC9に移り、同一タグIDを持つ各レコード内の「読込時刻」を比較し、その時間差から顧客の移動方向を決定する(ステップC10)。この場合、例えば、タグリーダA対応の「読込時刻」からタグリーダB対応の「読込時刻」を減算することによってその時間差を求めるが、その際に、その値が“負”であれば、順方向への移動、“正”であれば、逆方向への移動として決定する。これによって顧客の移動方向を決定した後、その「タグID」、「ポイントID」、「移動方向」をサーバ装置1へ送信して案内情報の送信要求を行った後(ステップC11)、案内情報の受信待ちとなる。
サーバ装置1は、受信待ち状態において何れからの案内装置3から案内情報の送信要求を受けた場合には(図13のステップD1)、その案内装置3から送信されて来たタグID、ポイントID、移動方向を受信した後(ステップD2)、このタグID、ポイントID、移動方向に基づいて第1テーブル13を検索し(ステップD3)、該当レコードの有無をチェックする(ステップD4)。ここで、受信したタグID、ポイントID、移動方向に一致するレコードが有れば(ステップD4でYES)、該当レコード内の「個別案内情報」を読み出して当該タグIDと共に要求元の案内装置3へ送信する(ステップD5)。
一方、サーバ装置1は、受信したタグID、ポイントID、移動方向に一致する該当レコードが無ければ(ステップD4でNO)、このポイントID、移動方向に基づいて第2テーブル14を検索し(ステップD6)、該当レコードの有無をチェックし(ステップD7)、一致レコードが有れば、このレコード内の「一般案内情報」を読み出して当該タグIDと共に要求元の案内装置3へ送信するが(ステップD5)、一致レコードが無ければ、このポイントID対応の「一般案内情報」を第3テーブル15から読み出して当該タグIDと共に要求元の案内装置3へ送信する(ステップD8)。
ここで、案内装置3は、サーバ装置1からタグIDと共に送信されて来た個別案内情報/一般案内情報を受信すると(図12のステップC12)、受信した案内情報をタグIDと共に表示出力させる(ステップC13)。この場合、案内装置3が設置されている通路の一方向にレストラン、他の方向に大浴場がある場合に、部屋から出てきた顧客の移動方向に応じてレストラン/大浴場への誘導案内を行ったり、土産店案内、イベント案内等を行うことができる。なお、案内表示は、一定時間(例えば、20秒間)継続される。以下、最初のステップC1に戻って上述の動作が繰り返される。
以上のように、この第2実施例において各案内装置3は、自己の案内装置3の近くに居る顧客所持のIDタグ4を検出した際に、このIDタグ4の移動方向を判別すると共に、この移動方向に対応付けられている案内情報をサーバ装置1から取得して案内表示するようにしたから、同じ案内場所であっても顧客の移動方向に応じて異なる内容の案内を行うことができ、顧客の意図を反映した効果的な案内を実現することが可能となる。
この場合、自己のポイントID、タグID、移動方向に対応付けられている個別案内情報をサーバ装置1から取得するようにしたから、構内の複数個所に設置された案内装置3によって顧客をその意図する場所まで円滑に誘導することができると共に、同じ案内場所であっても顧客の移動方向に応じて異なる内の案内を行うことができると共に、顧客対応の個別案内が可能となる。
各案内装置3は、自己のポイントID、タグID、移動方向サーバ装置1に送信する機能と、サーバ装置1からの案内情報を受信して表示する機能を有するだけで足り、その構成を大幅に簡素化することが可能となり、低価格化の実現によって設置台数の増大によるサービスの向上を期待することが可能となる。
また、タグリーダA、Bは、相互に離間した位置に配置され、このタグリーダA、BでタグIDを読み取った際の時間差から顧客の移動方向を判別するようにしたから、少なくとも2箇所にタグリーダA、Bを設置するだけで、顧客の移動方向を確実に判別することができる。
なお、上述した第2実施例においては、案内装置3に一対のタグリーダA、Bを取り付けるようにしたが、装置本体からタグリーダを切り離し、案内装置3の両側方向に一対のタグリーダをそれぞれ配置するようにしてもよい。すなわち、案内装置3に向かってその右側方向に一対のタグリーダA、Bを相互に離間して配置すると共に、その左側方向に一対のタグリーダC、Dを相互に離間して配置するようにしてもよい。この場合、タグリーダA、BがIDタグ4を順次検出した際には、左方向への移動であると判別し、タグリーダC、DがIDタグ4を順次検出した際には、右方向への移動であると判別することができる。
また、上述した第2実施例において各案内装置3は、各種の案内情報を記憶管理するサーバ装置1から案内情報IDタグ4を取得するようにしたが、顧客対応の各種の案内情報が顧客所持のIDタグ4に記憶されている場合には、このIDタグ4をアクセスして案内情報を取得するようにしてもよい。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する機能と、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体の移動方向を判別する機能と、判別された移動方向に対応付けられている案内情報を取得する機能と、取得された案内情報を出力する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
その他、上述した第1および第2実施例においては、案内情報を簡単なメッセージとしたが、簡単な経路を付加して表示するようにしてもよい。
上述した第1および第2実施例において各案内装置3は、行き先などを案内表示するようにしたが、音声にて案内するようにしてもよい。
また、ホテル等の宿泊施設に限らず、病院等の医療施設に適用してもよい。この場合、患者に渡される受診券にIDタグ4を取り付けるようにしてもよい。更に、自動車免許試験場、更新センタなどにも適用可能である。この場合、免許の種類、過去の違反等を考慮して各人別に異なる行き先をIDタグ2に書き込むようにしてもよい。更に、利用者が所持するIDタグ2を客用スリッパや受診券に取り付ける場合に限らず、例えば、名札等に取り付けるようにしてもよい。
案内情報出力システムの全体構成の概要を示したブロック図。 サーバ装置1に設けられている顧客別案内テーブル11の内容を示した図。 サーバ装置1に設けられているポイント別案内テーブル12の内容を示した図。 各案内装置3の基本的構成要素を示したブロック図。 各案内装置3の動作を示したフローチャート。 サーバ装置1の動作を示したフローチャート。 案内装置3に設けられている一対のタグリーダA、Bと顧客の移動方向との関係を示した図。 各案内装置3に設けられている一次テーブル37および二次テーブル38の内容を示した図。 サーバ装置1側に設けられている第1テーブル(顧客別案内テーブル)13の内容を示した図。 サーバ装置1側に設けられている第2テーブル(ポイント別案内テーブル)14の内容を示した図。 サーバ装置1側に設けられている第3テーブル(ポイント別案内テーブル)15の内容を示した図。 各案内装置3の動作を示したフローチャート。 サーバ装置1の動作を示したフローチャート。
符号の説明
1 サーバ装置
2 ネットワーク
3 案内装置
4 IDタグ
11 顧客別案内テーブル
12 ポイント別案内テーブル
13 第1テーブル
14 第2テーブル
15 第3テーブル
31 CPU
32 記憶部
34 送受信部
35 表示部
37 一次テーブル
38 二次テーブル
A、B タグリーダ

Claims (12)

  1. 構内の利用者に対して案内情報を出力する案内装置であって、
    近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する検出手段と、
    この検出手段によって利用者所持の記録媒体が検出された際に、この利用者に対応付けられている複数の案内情報の中から当該利用者に対して未案内の情報を取得する取得手段と、
    この取得手段によって取得された案内情報を出力する出力手段と、
    を具備したことを特徴とする案内装置。
  2. 前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体に記録されている識別情報を読み取った後に、この識別情報に対応付けられている複数の案内情報の中から未案内の情報を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の案内装置。
  3. 前記案内情報は、利用者所持の記録媒体に対応付けられている他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、
    前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている各案内情報のうち、この利用者に対して未案内の情報を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の案内装置。
  4. 前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していない場合あるいは自己の案内装置および当該利用者に対応付けられている案内情報が存在していても全ての案内情報が案内済みの場合には、自己の案内装置に対応付けられている一般的な案内情報を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載の案内装置。
  5. 前記案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体から識別情報を読み取ってサーバ装置へ送信した後に、当該利用者対応の各案内情報の中から抽出された未案内の情報がサーバ装置から送信されて来た際に、当該未案内の情報を受信取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の案内装置。
  6. コンピュータに対して、
    近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する機能と、
    利用者所持の記録媒体が検出された際に、この利用者に対応付けられている複数の案内情報の中から当該利用者に対して未案内の情報を取得する機能と、
    取得された案内情報を出力する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  7. 構内の利用者に対して案内情報を出力する案内装置であって、
    近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する検出手段と、
    この検出手段によって利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体の移動方向を判別する判別手段と、
    この判別手段によって判別された移動方向に対応付けられている案内情報を取得する取得手段と、
    この取得手段によって取得された案内情報を出力する出力手段と、
    を具備したことを特徴とする案内装置。
  8. 前記案内情報は、記録媒体の移動方向の他に、構内の複数個所に設置された案内装置に対応付けられた情報であり、
    前記取得手段は、自己の案内装置および当該記録媒体の移動方向に対応付けられている案内情報を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。
  9. 前記案内情報は、記録媒体の移動方向の他に、記録媒体の識別情報に対応付けられた情報であり、
    前記取得手段は、記録媒体から読み取った識別情報とその移動方向に対応付けられている案内情報を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。
  10. 前記案内情報を記憶管理するサーバ装置にネットワークを介して接続されている状態において、前記取得手段は、利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体から読み取った識別情報と前記判別手段によって判別された移動方向をサーバ装置へ送信した後に、当該識別情報および移動方向に対応する案内情報がサーバ装置から送信されて来た際に、この案内情報を受信取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。
  11. 相互に離間した位置に配置され、利用者所持の記録媒体から識別情報を読み取る複数の読取手段を設け、
    前記判別手段は、各読取手段によって同一の識別情報を読み取った際のタイミング差から利用者所持の記録媒体の移動方向を判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載の案内装置。
  12. コンピュータに対して、
    近くに居る利用者所持の記録媒体の有無を検出する機能と、
    利用者所持の記録媒体が検出された際に、この記録媒体の移動方向を判別する機能と、
    判別された移動方向に対応付けられている案内情報を取得する機能と、
    取得された案内情報を出力する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
JP2003394857A 2003-11-26 2003-11-26 案内装置およびプログラム Pending JP2005157698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394857A JP2005157698A (ja) 2003-11-26 2003-11-26 案内装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394857A JP2005157698A (ja) 2003-11-26 2003-11-26 案内装置およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005157698A true JP2005157698A (ja) 2005-06-16

Family

ID=34720767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003394857A Pending JP2005157698A (ja) 2003-11-26 2003-11-26 案内装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005157698A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015707A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Fuji Electric Systems Co Ltd 情報提供システム、その街頭端末、プログラム
JP2008152449A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Toshiba Corp 病院内ナビゲーションシステム
WO2009113393A1 (ja) 2008-03-12 2009-09-17 オムロン株式会社 タグ情報処理装置、タグ情報処理システム、タグ情報処理方法、およびプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015707A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Fuji Electric Systems Co Ltd 情報提供システム、その街頭端末、プログラム
JP2008152449A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Toshiba Corp 病院内ナビゲーションシステム
WO2009113393A1 (ja) 2008-03-12 2009-09-17 オムロン株式会社 タグ情報処理装置、タグ情報処理システム、タグ情報処理方法、およびプログラム
US8482387B2 (en) 2008-03-12 2013-07-09 Omron Corporation RFID tag information processing apparatus, system, method, and computer-readable storage medium for judging a movement direction of an RFID tag

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050203698A1 (en) Navigation system using POI code numbers, and operating system and method therefor
JP5731440B2 (ja) 患者呼出表示システム、患者呼出/案内方法、患者呼出/案内装置、プログラム
JP6741285B1 (ja) 旅行プラン提案システム
US8792911B2 (en) Navigation system and method
JP6924909B2 (ja) フリーアドレス座席マップ提供システム、フリーアドレス座席マップ提供方法及びプログラム
JP2006018511A (ja) 通信端末装置、及びプログラム
JPH10320597A (ja) ターミナル装置、施設利用システム、施設利用情報提供方法、及び制御プログラムを記録した記録媒体
JP7476881B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2004078674A (ja) 情報提供装置及び方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2008029619A (ja) ナースコールシステム
JP2005157698A (ja) 案内装置およびプログラム
JP4977386B2 (ja) 無線情報機器活用システムおよび無線情報機器活用方法
JP2020129344A (ja) 処理装置、処理方法及びプログラム
JP4976206B2 (ja) 情報配信サーバ、情報配信システム、情報配信方法および情報配信サーバプログラム
JP4576827B2 (ja) 行き先案内システムおよびプログラム
JP2002170035A (ja) 情報提供方法及びその実施装置並びにそのデータを記録した記録媒体
JP2012128812A (ja) 情報提示システム及び情報提示システムの電子表示機器
JP2000003400A (ja) 案内システム及び記録媒体
JP2021168059A (ja) 駅務機器、駅務機器の制御方法、及び駅務機器の制御プログラム
KR101932253B1 (ko) 행사장에 입장한 참석자의 활동을 모니터링 하는 방법 및 시스템
JP2008257653A (ja) 伝達通知プログラム及びそれを用いた保守サービスマン支援システム
JP2006079208A (ja) 待ち時間管理システムおよび待ち時間管理方法
JP2009259069A (ja) アミューズメント施設情報提供システム
WO2022219798A1 (ja) 接客支援装置、接客支援方法、及びプログラム
JP6539403B1 (ja) 予約管理装置、予約管理方法および予約管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060831

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090616