JP2005154751A - コークス炉の燃焼室底部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼室の噴出口21の閉塞を防ぐ。
【解決手段】燃焼室2底面に燃焼用ガス及び空気の噴出口21を設けたコークス炉の燃焼室底部構造である。その燃焼室2底面に設けた凸状ブロック20頂部に前記噴出口21を形成する。この噴出口21が周りより高い位置あることにより、仮に、落下物が噴出口に落ちても、低い周りにさらに落ちて噴出口を塞ぐ恐れは少なくなる。このとき、ブロック頂部の噴出口21周りを外側に向かって下り傾斜面20aとすれば、噴出口近くに落ちた落下物は周りへさらに落下し易くなる。また、ブロック頂部の噴出口21周りにその噴出口からブロック側面に至る溝22を形成すれば、仮に、落下物が噴出口を塞いでも、噴出口21に至ったガスはその溝22を通って燃焼室2内に噴出するため、燃焼室2としての機能劣化を招き難い。このため、燃焼室としての機能劣化を招き難く、安定したコークスの生産を行うことができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、燃焼室底面に燃焼用ガス噴出口及び燃焼用空気噴出口を設けたコークス炉の燃焼室底部構造に関するものである。
コークス炉は、その一例を、この発明の一実施形態を示す図1を参照して説明すると、耐火煉瓦を積んだ大きな長方形の乾留炉であり、上半分に多数の炭化室1と燃焼室2とが交互に配置され、下半分には蓄熱室3を設けたものである。
炭化室1は、幅400〜450mmの薄い長方形の箱で、この中に、上の投入口4から原料炭cを入れる。燃焼室2は、多数の炎道に分かれ、そこで、発生炉ガスや石炭ガスなどの燃焼用ガスを絶えず燃やして、両側の煉瓦壁を所要温度、例えば、1200〜1350℃に熱している。蓄熱室3は、燃焼用ガスの顕熱を回収利用するものであり、これによって、炭化用燃料を著しく節約することができる。図中、5は燃焼室点検口である(特許文献1、2参照)。
特公昭62?16239号公報 特開平10?265778号公報
このコークス炉Aにおいて、その燃焼室2内にはその内壁の劣化煉瓦が落下したり、内壁付着物が剥離して落下する。その煉瓦の劣化は燃焼室2の機能劣化に伴う温度低下によりさらに助長され、その劣化煉瓦の落下は増加する。
このとき、従来の燃焼室2の底面はフラットな面に形成され、そのフラット面に上記燃焼用ガス噴出口及び燃焼用空気噴出口が設けられているため、その落下物が各噴出口近くに落下すると、フラット面ゆえにその落下物が動き得ずに噴出口を塞ぐ恐れがある。塞げば、ガス又は空気の噴出がスムースに行われず、燃焼室2としての機能劣化を招く。
このため、従来では、その落下物の除去作業を行わねばならず、煩わしかった。
この発明は、各噴出口近くに落下物が推積することを防止してその閉塞を防ぐことを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明は、各噴出口を周りより高い位置に設けることとしたのである。高い位置にあれば、仮に、落下物が噴出口に落ちても、低い周りにさらに落ちて噴出口近くに推積せず、その口を塞ぐ恐れは少なくなる。
具体的には、燃焼室底面に燃焼用ガス噴出口及び燃焼用空気噴出口を設けたコークス炉の燃焼室底部構造において、前記燃焼室底面に凸状ブロックを設け、そのブロック頂部に前記燃焼用ガス噴出口又は燃焼用空気噴出口を形成したのである。
このとき、上記ブロック頂部の上記噴出口周りを外側に向かって下り傾斜面とすれば、噴出口近くに落ちた落下物は周りへさらに落下し易くなる。また、前記ブロック頂部の前記噴出口周りにその噴出口から前記ブロック側面に至る溝を形成すれば、仮に、落下物が噴出口を塞いでも、噴出口に至ったガスはその溝を通って燃焼室内に噴出するため、燃焼室としての機能劣化を招き難い。
この発明は、以上のようにして、各噴出口を周りより高い位置に設けたので、落下物が噴出口付近に落ちても、低い周りにさらに落ちて噴出口を塞ぐ恐れは少なくなる。このため、燃焼室としての機能劣化を招き難く、安定したコークスの生産を行うことができる。
一実施形態を図1、図2に示し、この実施形態は、上述のコークス炉Aの燃焼室2の底部構造に係わり、このコークス炉A内は上半分に多数の炭化室1と燃焼室2とが交互に配置され、下半分には蓄熱室3を設けたものであり、上述と同一の作用によりコークスが製造される。
その燃焼室2には、図2に示すように、煉瓦製凸状ブロック20が所要間隔で設けられ、その凸状ブロック20の頂部中央に噴出口21が形成されている。その各噴出口21には燃焼用ガス路又は燃焼用空気路が至っており、その噴出口21から燃焼用ガス又は燃焼用空気が燃焼室2内に噴出する(供給される)。
凸状ブロック20の高さ(燃焼室2の床面から凸状ブロック20に設けられた噴出口21までの高さ)は、通常、50mm以上、好ましくは100mm以上、より好ましくは150mm以上であり、また、6000mm以下、好ましくは5500mm以下、より好ましくは5000mm以下である。凸状ブロック20の高さが低すぎると、閉塞しやすく、高すぎると、最適な加熱が出来ない。
各凸状ブロック20の頂部は、図3の(c)〜(e)や図5に示すように、噴出口21周りが外側に向かって下り傾斜面20aとなっていることが好ましく、この頂部に落ちた落下物がその傾斜面20aを滑って噴出口21から遠のく。このため、落下物が噴出口21近くに推積してその口21を塞ぐ恐れは極力少ない。
傾斜面20aの角度(噴出口21から燃焼室2の側面に向かう水平線より下向き傾斜角度)としては、通常、35°以上、好ましくは40°以上、より好ましくは45°以上であり、また、80°以下、好ましくは70°以下、より好ましくは60°以下である。傾斜面20aの角度が小さすぎると、落下物除去効果が薄れ、大きすぎると、煉瓦強度が落ちる。
また、各凸状ブロック20の頂部には噴出口21からブロック側面に至る溝22が形成されていることが好ましく、仮に、落下物が噴出口21を塞いでも、噴出口21に至ったガス(空気)はその溝22を通って燃焼室2内に噴出して、燃焼室2としての機能を果たす。溝の深さは、通常、10mm以上、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上であり、また、100mm以下、好ましくは80mm以下、より好ましくは60mm以下である。溝の深さが浅すぎると、落下物除去効果が薄れ、深すぎると、煉瓦強度が落ちる。
凸状ブロック20の形態としては、図3各図に示すように、傾斜面20a、溝22を形成しないもの(同(b))、傾斜面20aを形成しないもの(同(a))、四角状でなく、円錐球状(同(c))、円錐状(同(d))、角錐状(同(e))などと、頂部の形状、溝22の有無、ブロックの水平断面形状などは落下物を噴出口21の周りに遠のけ得るものであれば任意である。
また、噴出口21を燃焼用ガス、燃焼用空気の何れの噴出口とするかは、燃焼室2の機能を発揮する限りにおいて任意であり、同一の凸状ブロック20に両噴出口21を形成することもできる。さらに、全ての噴出口21を凸状ブロック20の頂部に形成するか否かも任意であり、ブロック側面にも噴出口21を形成することができる。
これらの態様において、 図4に示すように、 燃焼室2側壁面に噴出口21を形成する場合には、 その凸状ブロック20を高くし、その上面も傾斜面20aとすることが好ましい。その各態様を図5に示す。
一実施形態の要部切欠概念図 同実施形態の要部切断斜視図 (a)〜(e)は同実施形態の噴出口を有する他のブロックの各態様斜視図 他の実施形態の要部切断斜視図 (a)〜(c)は同実施形態の噴出口を有する他のブロックの各態様斜視図
符号の説明
A コークス炉
1 炭化室
2 燃焼室
3 蓄熱室
20 凸状ブロック
20a 傾斜面
21 噴出口
22 溝

Claims (6)

  1. 燃焼室2底面に燃焼用ガス噴出口21及び燃焼用空気噴出口21を設けたコークス炉Aの燃焼室底部構造において、
    上記燃焼室2底面に凸状ブロック20を設け、そのブロック20頂部に上記燃焼用ガス噴出口21又は燃焼用空気噴出口21を形成したことを特徴とするコークス炉の燃焼室底部構造。
  2. 上記ブロック頂部の上記噴出口21周りを外側に向かって下り傾斜面20aとしたことを特徴とする請求項1に記載のコークス炉の燃焼室底部構造。
  3. 上記ブロック頂部の上記噴出口21周りにその噴出口21から前記ブロック20側面に至る溝22を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のコークス炉の燃焼室底部構造。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼室底部構造を有するコークス炉。
  5. 請求項4記載のコークス炉Aによりコークスを製造する方法。
  6. 請求項5記載の製造方法により製造したコークス。
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