JP2005154715A - 導波路組成物およびこれから形成された導波路 - Google Patents

導波路組成物およびこれから形成された導波路 Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟性光導波路の形成への使用に適した組成物の提供、および柔軟性光導波路、柔軟性光導波路の形成方法、および柔軟性光導波路を含む電子デバイスの提供。
【解決手段】式(RSiO1.5)(式中、Rは置換または非置換有機基である)の単位、および複数の官能性末端基を有するポリマーに、活性化の時に乾燥状態にある組成物の溶解性を変えるために供給される第一成分およびヒドロキシ、アミノ、チオール、スルホネートエステル、カルボキシレートエステル、シリルエステル、無水物、アジリジン、メチロールメチル、シリルエーテル、およびこれらの組合わせから選択される複数の官能基を含んでいる第二成分を含む組成物であって、この第二成分は、活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するのに効果的な量で存在する。
【選択図】なし

Description

関連出願との相互参照
この出願は、2003年11月25日に出願された米国仮出願番号第60/524,820号の35U.S.C.§119(e)に基づく特典を請求している。この特許の内容全体が、参照して本明細書に組込まれる。
本発明は一般に、導波路の分野に関する。特に本発明は、柔軟性光導波路の形成への使用に適した組成物に関する。本発明はさらに、柔軟性光導波路の形成方法にも関する。同様に本発明は、柔軟性光導波路、および柔軟性光導波路を含む電子デバイスにも関する。
光のパルスシーケンスを用いる信号伝送は、高速通信においてますます重要になってきている。例えば光学的集積回路(OIC)は、高いバンド幅の光接続に対して重要度が増している。その結果、光学部品、例えば導波路、フィルタ、光接続、レンズ、回折格子などの統合は、ますます重要になってきている。
光導波路は一般的に、コア材料をクラッド層で取囲むことによって構成される。光学的放射線は、コア材料中で伝搬するが、その理由は、このクラッド層が、コア材料よりも低い屈折率を有するからである。導波路は個々に用いられてもよく、または基体上に支持されたアレイとして用いられてもよい。導波路は多くの場合、光学的放射線に対して受動型機能を果たす。例えばスプリッタは、1つの導波路中の光信号を、2つまたはそれ以上の導波路に分割する。結合器は2つまたはそれ以上の導波路からの光信号を、より少数の導波路中に加え、波長分割多重方式(「WDM」)構造は、入力光信号をスペクトル的に個別の出力信号に分離する。これらの各々は、通常はフェイズアレイ設計またはグレーティングのどちらかを用いることによって、別々の導波路に結合する。スペクトルフィルタ、偏光子、およびアイソレータが、この導波路中に組込まれてもよい。同様に、導波路はあるいはまた、能動型機能性(active functionality)を含んでいてもよい。この場合、入力信号は、第二光信号または電気信号との相互作用によって変えられる。能動型機能性の例には、例えば電気光学、熱光学、または音響光学装置を用いた増幅およびスイッチングが含まれる。
導波路基体は、例えばシリコンウエハー、およびサーバー装置における使用のための回路バックプレーンを含む。コアおよび/またはクラッド材料に亀裂欠陥を伴なわずに導波路を取り扱うことができることが望ましい。亀裂特性は一般に、コーティング材料の脆性の結果である。多くの有機ポリマーベースの導波路、例えばポリイミドは、柔軟性はあるが、ほかの欠点、例えば湿分吸収、高い損失および費用を有する。有機ポリマー系の様々な欠点に取組んでいるシリコンベース系は一般に脆性であり、このことによって、取扱いの結果として亀裂欠陥が生じる。
コーティングのいくつかの部分が有機溶媒中に溶解されて所望の構造を発生させる、フォトイメージャブル(photoimageable)導波路コアが提案されている。この技術は、処分、廃棄物処理、および/または閉鎖環境への封じ込めが難しい有機溶媒を用いるという欠点を有する。したがってフォトイメージャブルコーティングから導波路構造を作製するために、水性現像剤を用いるという選択肢を有することが望ましい。
超小型回路用途のために、特に細孔発生組成物のための中間層誘電コーティングにおける脆性に取組む、ハイブリッドケイ素−炭素ポリマー系が提案されている。(例えばChandrossら、米国特許第6,251,486号参照)これは、低誘電体としての使用のための変性メチルシルセスキオキサン組成物を開示している。このメチルシルセスキオキサンは、すべてのメチルシルセスキオキサンよりも良好な亀裂耐性を与えるために、ジメチルおよびフェニル側基を含んでいる。したがって亀裂耐性は、コーティングに先立ってのこれらの側基のポリマー中への組込みによって、コーティングされた物品において達成される。側基および量の選択は制限されている。したがって、コーティングされる組成物中のポリマーとは別個の成分の使用によって柔軟性を改良することが望ましいであろうが、その理由は、このことによって、適切な材料の選択および量の増加が可能になるであろうからである。したがって、光導波路の製造における使用に適した組成物であって、有利な柔軟性特徴を与える一方で、水性現像液中で現像可能でもある組成物へのニーズが、当業界に存在する。同様に、これらの組成物から形成された導波路、このような導波路の形成方法、およびこのような導波路を含む電子デバイスへのニーズが、当業界に存在する。
本発明の1つの側面は、柔軟性光導波路の製造への使用に適した組成物を提供する。これらの組成物は、式(RSiO1.5)(式中、Rは置換および/または非置換有機基である)の単位を有するポリマーであって、複数の官能性末端基を有するポリマー;活性化の時に乾燥状態にある組成物の溶解性を変えるための第一成分;およびヒドロキシ、アミノ、チオール、スルホネートエステル、カルボキシレートエステル、シリルエステル、無水物、アジリジン、メチロールメチル、シリルエーテル、およびこれらの組合わせから選択される複数の官能基を含んでいる第二成分を含む。この第二成分は、活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するのに効果的な量で存在する。乾燥状態にあるこの組成物の溶解性は、この成分の活性化の時に変えることができ、したがってこの組成物は、現像液中で現像可能である。
本発明の第二の側面において、柔軟性光導波路が提供される。この導波路は、コアおよびクラッドを有し、この場合、このコアおよび/またはクラッドは、式(RSiO1.5)(式中、Rは置換および/または非置換有機基である)の単位を有するポリマーであって、複数の官能性末端基を有するポリマー;活性化の時に乾燥状態にある組成物の溶解性を変えるための第一成分;およびヒドロキシ、アミノ、チオール、スルホネートエステル、カルボキシレートエステル、シリルエステル、無水物、アジリジン、メチロールメチル、シリルエーテル、およびこれらの組合わせから選択される複数の官能基を含んでいる第二成分を含む組成物から形成される。この第二成分は、活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するのに効果的な量で存在する。乾燥状態にあるこの組成物の溶解性は、この成分の活性化の時に変えることができ、したがってこの組成物は、現像液中で現像可能である。
本発明の第三の側面において、上記の柔軟性光導波路を含む電子デバイスが提供される。
本発明の第四の側面において、柔軟性光導波路の形成方法が提供される。これらの方法は、次の工程を含んでいる。すなわち、(a)式(RSiO1.5)(式中、Rは置換および/または非置換有機基である)の重合単位を有するポリマーであって、複数の官能性末端基を有するポリマー;活性化の時に乾燥状態にある組成物の溶解性を変えるための第一成分;およびヒドロキシ、アミノ、チオール、スルホネートエステル、カルボキシレートエステル、シリルエステル、無水物、アジリジン、メチロールメチル、シリルエーテル、およびこれらの組合わせから選択される複数の官能基を含んでいる第二成分であって、活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するのに効果的な量で存在する第二成分を含んでいる組成物から基体上に層を形成する工程であって、乾燥状態にあるこの組成物の溶解性は、この成分の活性化の時に変えることができ、したがってこの組成物は、現像液中で現像可能である工程;および(b)この層の少なくとも一部分を活性化する工程であって、この層がコアまたはクラッド層である工程である。
本発明は、下記の図面を参照して考察される。図面において、同様な参照番号は同様な部材を示す。
本発明は、柔軟性光導波路の形成への使用に適した組成物を提供する。ほかに特定されていなければ、この組成物の成分の量は、どの溶媒も含まない組成物を基準にした重量%で示されている。本明細書において用いられている「ポリマー」という用語には、オリゴマー、ダイマー、トリマー、テトラマーなどが含まれ、ホモポリマーおよびより高い次数(higher order)のポリマー、すなわち2つまたはそれ以上の異なるモノマー単位から形成されたポリマー、およびヘテロポリマーも包含する。「アルキル」という用語は、置換または非置換であり、かつ鎖中または鎖上にヘテロ原子を含んでいることがある線状、枝分かれ、およびシクロアルキル基のことを言う。「芳香族」という用語は、置換または非置換であり、かつヘテロ環を含んでいることがある芳香族基のことを言う。「a」および「an」は、「1つまたはそれ以上」を意味する。
「乾燥状態にある」という用語は、組成物全体を基準にして、10重量%またはそれ以下の溶媒を含む組成物を意味する。「乾燥状態にある組成物の溶解性は、変えることができる」という語句は、どの(必ずしもすべてではない)溶媒含量についても10重量%またはそれ以下の範囲内で、組成物の溶解性を変えることができることを意味する。
「水性現像剤中で現像可能な」という語句は、ネガ型(negative−working)材料の場合、この組成物が、(i)乾燥状態でシリコンウハー上に8μmの厚さにコーティングされ、(ii)ついで2N NaOH現像液、2N KOH現像液、または2N TMAH現像液、またはその1N溶液、またはその0.7N溶液、またはその0.26Nにすぎない溶液中に入れられた時、70〜180°F(21〜82.2℃)の温度で、40psiインピンジスプレーにおいて、静的またはスプレー現像のどちらかを用いて、10分以内、2分以内、わずか1分以内、わずか30秒以内でも完全に溶解されることを意味する。この組成物はさらに、またはその代わりに、有機溶媒中に現像可能であることもある。
記載されている光導波路に関する「柔軟な」または「柔軟性」という用語は、これらの組成物が、銅箔上にコーティングされ、乾燥状態で亀裂も皮膜割れも起こさずに円錐マンドレルバーの周りで折り曲げられる能力のことを言う。円錐マンドレルテストの明細は、ASTM D522−93a(2001年再承認されたもの)によって例示されているように、コーティング産業においてよく知られている。
これらの組成物は、式(RSiO1.5)(式中、Rは置換または非置換有機基である)の重合単位を有するポリマーを含んでおり、このポリマーは、複数の官能性末端基を有する。これらの組成物はさらに、活性化の時にこの組成物の溶解性を変えるための成分も含んでいる。これらの組成物はさらに、ヒドロキシ、アミノ、チオール、スルホネートエステル、カルボキシレートエステル、シリルエステル、無水物、アジリジン、メチロールメチル、シリルエーテル、およびこれらの組合わせから選択される複数の官能基を、活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するのに効果的な量で含んでいる成分も含む。乾燥状態にあるこの組成物の溶解性は、この成分の活性化の時に変えることができ、したがってこの組成物は、水性現像液中で現像可能である。
本発明において有用なポリマーには、例えばシロキサン、シルセスキオキサン、およびケージ化シロキサン、およびこれらの組合わせが含まれる。このポリマーは、1〜99.5重量%、例えば60〜98.5重量%の量で組成物中に存在してもよい。Rについての有機基の例には、置換および非置換アルキル、アリール、およびヘテロ環式基が含まれる。これらのアルキル基は、1〜20個の炭素原子、一般的には1〜20個の炭素原子を有する直鎖、枝分かれ、または環式基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、t−アミル、オクチル、デシル、ドデシル、セチル、ステアリル、シクロヘキシル、および2−エチルヘキシルであってもよい。これらのアルキル基は、例えばアルキル鎖中および/またはアルキル鎖上でヘテロ原子で置換されていてもよく、または非芳香族環式基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボニル、アダマンチル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、およびテトラヒドロチオフェニル基であってもよい。アリール基の例には、6〜20個の炭素原子、例えば6〜15個の炭素原子を有するもの、例えばフェニル、トリル、ベンジル、1−ナフチル、2−ナフチル、および2−フェナントリルが含まれ、ヘテロ原子で置換されていてもよい。ヘテロ環式基は、芳香族、例えばチオフェン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ホスホール(phosphole)、アルソール(arsole)、およびフランであってもよい。
Rに典型的なものは、置換および非置換メチル、エチル、プロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベンジル、フェニル、アダマンチル基、およびこれらの組み合わせである。
このポリマーは、コポリマー、またはランダムまたはブロック型のどちらかのより高い次数のポリマーの形態を取ることもできる。このポリマーは、例えば1つまたはそれ以上の追加のケイ素含有単位を含んでいてもよく、各単位の割合は、このポリマーを基準にして、1〜85重量%、例えば15〜80重量%、25〜60重量%、25〜50重量%である。追加単位は例えば、シロキサン、シルセスキオキサン、ケージシロキサン、および/またはこれらの組合わせを例として挙げることができる。例えばこのポリマーはさらに、式(RSiO1.5)(式中、Rは、Rに関して上に記載されている置換または非置換有機基である)の重合単位を含んでいてもよい。RおよびRのうちの一方は、例えば置換または非置換アルキル基から選択することができ、RおよびRのうちの他方のものは、置換または非置換アリール基から選択することができる。
このポリマーは例えば、アルキルシリコンポリマー、例えばメチルシルセスキオキサン単位およびブチルシルセスキオキサン単位を含んでいるコポリマー;アリールシリコンポリマー、例えばフェニルシルセスキオキサン単位およびトリフルオロメチルフェニル−シルセスキオキサン単位を含んでいるコポリマー、またはアルアルキルシリコンコポリマー、例えばメチルおよびフェニルシルセスキオキサン単位を含んでいるコポリマーであってもよい。
上記のように、このポリマーの側鎖基は任意に置換されていてもよい。「置換されている」とは、側鎖基上の1つまたはそれ以上の水素原子が、別の置換基、例えばジューテリウム、ハロゲン、例えばフッ素、臭素、および塩素、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C10)アルコキシ、(C〜C10)アルキルカルボニル、(C〜C10)アルコキシカルボニル、(C〜C10)アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミン、アルキル硫黄含有物質などによって置換されていることを意味する。これらのポリマーは、ランダムまたはブロックのどちらかの広い範囲の反復単位を含んでいてもよい。本発明において有用なポリマー単位は、例えば5〜150反復単位、一般的には約10〜35反復単位を有していてもよく、本発明において有用なシロキサン単位は、例えば5〜150反復単位、一般的には約7〜25反復単位を有していてもよい。したがってこのポリマーは、分子量が非常に様々であってもよい。一般的にこれらのポリマーは、約500〜15,000、より一般的には約1,000〜10,000、さらに一般的には約1,000〜5,000の重量平均分子量(Mw)を有する。水性現像剤中への本発明による組成物の溶解速度は、分子量Mwおよび数平均分子量Mnの増加とともに減少することが見出された。
これらのポリマーはさらに、縮合重合を発生させる2つまたはそれ以上の官能性末端基も含んでいる。このような末端基は例えば、ヒドロキシ;アルコキシ、例えばエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ;カルボキシエステル、アミノ、アミド、エポキシ、イミノ、カルボキシ酸、無水物、オレフィン、アクリル、アセタール、オルトエステル、ビニルエーテル、およびこれらの組合わせであってもよい。これらのうち、ヒドロキシ基が一般的である。ポリマー中の官能性末端基含量は、例えば望まれる柔軟性改良成分の組込み量による。この官能性末端基含量は例えば、ポリマーを基準にして約0.5〜35重量%、例えば約1〜10重量%、または約2〜5重量%であってもよい。
このポリマーはさらに、任意に1つまたはそれ以上のシロキサン単位、例えばフェニルまたはメチル置換シロキサンを含んでいてもよい。
記載されているポリマー材料は、容易に入手しうる出発原料を用いて、既知の方法によって調製することができる。例えば50:50メチル−フェニルシリコン含有コポリマーは、50重量%メチル−トリエトキシ−シランおよび50重量%フェニル−トリエトキシ−シランの縮合反応によって合成することができる。
乾燥状態における組成物の溶解性を変えるための第一成分は、この組成物を現像剤中のその溶解性を変えることができるようにするためにこの組成物中に存在する活性成分であってもよい。ネガ型材料の場合、この活性成分が、ポリマー組成物の露光部分の結合を触媒し、これらの結合部分を水性現像剤中で不溶にすると考えられる。この活性成分は一般的に、活性化の時に酸または塩基を発生させる。非常に多様な活性成分を本発明に用いることができる。これには、フォト酸発生剤、フォト塩基発生剤、熱酸発生剤(thermal acid generator)、および熱塩基発生剤が含まれるが、これらに限定されるわけではない。これらのうち、フォト酸および熱酸発生剤、活性化の時に酸を発生させる成分が一般的である。
本発明において有用なフォト酸発生剤は、光に露光した時に酸を発生させる1つまたは複数のどんな化合物であってもよい。適切なフォト酸発生剤は知られており、これには、ハロゲン化トリアジン、オニウム塩、スルホン化エステル、置換ヒドロキシイミド、置換ヒドロキシルイミン、アジド、ナフトキノン、例えばジアゾナフトキノン、ジアゾ化合物、およびこれらの組合わせが含まれるが、これらに限定されるわけではない。
特に有用なハロゲン化トリアジンには、例えばハロゲン化アルキルトリアジン、例えばトリハロメチル−s−トリアジンが含まれる。これらのs−トリアジン化合物は、あるいくつかのメチル−トリハロメチル−s−トリアジンおよびあるいくつかのアルデヒドまたはアルデヒド誘導体の縮合反応生成物である。このようなs−トリアジン化合物は、米国特許第3,954,475号、およびWakabayashiら、「日本化学会報(Bulletin of Chemical Society of Japan)」、42、2924−30(1969)に開示されている手順にしたがって調製することができる。本発明において有用なほかのトリアジン型フォト酸発生剤は、例えば米国特許第5,366,846号に開示されている。
弱求核性アニオンを有するオニウム塩は、本発明におけるフォト酸発生剤としての使用に特に適している。このようなアニオンの例は、ニ価〜七価金属または非金属、例えばアンチモン、錫、鉄、ビスマス、アルミニウム、ガリウム、インジウム、チタン、ジルコニウム、スカンジウム、クロム、ハフニウム、銅、ホウ素、リン、および砒素のハロゲン錯アニオンである。適切なオニウム塩の例には、ジアゾニウム塩、例えばジアリール−ジアゾニウム塩、および周期表の第VAおよびB族、第IIAおよびBおよびI族のオニウム塩、例えばハロニウム塩、例えばヨードニウム塩、第四アンモニウム、ホスホニウムおよびアルソニウム塩、スルホニウム塩、例えば芳香族スルホニウム塩、スルホキソニウム塩、またはセレニウム塩が含まれるが、これらに限定されるわけではない。適切なオニウム塩の例は、例えば米国特許第4,442,197号;第4,603,101号;および第4,624,912号に開示されている。スルホニウム塩、例えばトリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェートおよびこれらの混合物が好ましい。
本発明におけるフォト酸発生剤として有用なスルホン化エステルには、例えばスルホニルオキシケトンが含まれる。適切なスルホン化エステルには、ベンゾイントシレート、t−ブチルフェニルアルファ−(p−トルエンスルホニルオキシ)−アセテート、2,6−ジニトロベンジルトシレート、およびt−ブチルアルファ−(p−トルエンスルホニルオキシ)−アセテートが含まれるが、これらに限定されるわけではない。このようなスルホン化エステルは、例えば「光ポリマー化学および技術ジャーナル(Journal of Photopolymer Science and Technology)」、第4巻、ナンバー3、337−340(1991)に開示されている。
用いることができる置換ヒドロキシイミドには例えば、n−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−2,3−ジフェニルマレイミドおよび2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキシ−2,3−ジフェニルマレイミドが含まれる。適切な置換ヒドロキシルイミンには例えば、2−(ニトリロ−2−メチルベンジリデン)−(5−ヒドロキシイミノブチルスルホニル)−チオフェンが含まれる。本発明において有用なアジドには例えば、2,6−(4−アジドベンジリデン)シクロヘキサノンが含まれる。ナフトキノンには例えば、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンの2,1−ジアゾナフトキノン−4−スルホネートエステルを含めることができる。ジアゾ化合物のうち、1,7−ビス(4−クロロスロニルフェニル)−4−ジアゾ−3,5−ヘプタンジオンを用いることができる。
本発明において有用なフォト塩基発生剤は、光に露光した時に塩基を放出する1つまたは複数のどんな化合物であってもよい。適切なフォト塩基発生剤には、ベンジルカルバメート、ベンゾインカルバメート、O−カルバモイルヒドロキシアミン、O−カルバモイルオキシム、芳香族スルホンアミド、アルファラクタム、N−(2−アリルエテニル)アミド、アリールアジド化合物、N−アリールホルムアミド、4−(オルトニトロフェニル)ジヒドロピリジン、およびこれらの組合わせが含まれるが、これらに限定されるわけではない。
本発明において有用な熱酸発生剤は、熱活性化の時に酸を発生する1つまたは複数のどんな化合物であってもよい。熱は、関接方法、例えば対流加熱、または直接加熱方法、例えばレーザー加熱技術によって供給することができる。
適切な熱酸発生剤は知られており、これにはハロゲン化トリアジン、酸のアンモニウム塩、オニウム塩、スルホン化エステル、置換ヒドロキシイミド、置換ヒドロキシルイミン、アジド、ナフトキノン、例えばジアゾナフトキノン、ジアゾ化合物、およびこれらの組合わせが含まれるが、これらに限定されるわけではない。
ネガ型材料の場合、本発明において有用な溶解性を変えるための成分の量は、結合部分を水性現像剤中で不溶にするために、化学線または熱への暴露の時にシリコン含有ポリマーの結合を触媒するのに十分なあらゆる量である。この活性成分は、0.1〜25重量%、例えば0.1〜12重量%の量で組成物中に存在する。
活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するための1つまたはそれ以上の成分が、この組成物中に存在する。これらの柔軟性改良材料は、ヒドロキシ、アミノ、チオール、スルホネートエステル、カルボキシレートエステル、シリルエステル、無水物、アジリジン、メチロールメチル、シリルエーテル、およびこれらの組合わせから選択される複数の官能基を含んでいる。これらの柔軟性改良材料において、これらの官能基は、バックボーン物質に結合されている。バックボーン物質の例には、置換および非置換アルキルおよびアリール炭化水素、エーテル、アクリレート、ノボラック、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリスルホン、ポリケトン、フラーレン、POSSシリコン、ナノ粒子、およびこれらの組合わせが含まれる。これらの官能基は、バックボーン上、および/またはこのバックボーンに沿った1つまたはそれ以上の位置に末端基として存在してもよい。
理論に縛られるわけではないが、この官能基化成分は、ポリマーと混ざり合い、このコーティングの脆性に関連する結晶性を妨害すると考えられる。この活性化工程の間、末端基上またはバックボーン全体の官能基は、ポリマーの官能性末端基と反応し、この組成物の活性化部分への柔軟性化結合を引起こす。
柔軟性化成分の例は、式R(OH)(式中、Rは、置換または非置換(C〜C25)アルキル、(C〜C25)アリール、(C〜C25)アルアルキル、(C〜C25)シクロアルキル、およびこれらの組合わせから選択される有機基であり、xは、2またはそれ以上であり、炭素原子数を超えない)のポリオールである。xが2である時、柔軟性化成分の例には、グリコールが含まれ、これらは1,2ジオール、例えばHOCH−CHOH−(CH−CH(式中、yは例えば0〜22であってもよい)であり、例えばプロピレングリコールおよびブチレングリコールである。ほかの例には、α,ω−ジオール、例えばHO−(CH−OH(式中、zは例えば2〜25である)、例えばエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、および1,4−ブタンジオールが含まれる。xが3である時、これらの例にはグリセリンおよびトリメチロールプロパンが含まれる。
はまた、式−O−(CR −(式中、wは例えば1〜13であり、Rは、同一または異なり、例えばH、または置換または非置換の有機基、式C〜C12アルキル、アリール、アルアルキル、またはシクロアルキルであってもよい)のポリエーテルであってもよい。柔軟化成分の例には、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリブチレンオキシド、およびポリテトラヒドロフランのポリエーテルジオールが含まれる。
この柔軟性改良成分は、例えば62〜5,000、例えば62〜2,000の重量平均分子量を有しうる。この成分は、活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するのに効果的な量で存在する。この特定量は、例えばこの柔軟性改良成分のバックボーンおよび官能基の型および数によるであろう。この成分は例えば、0.5〜35重量%、例えば2〜20重量%の量で組成物中に存在してもよい。
ほかの添加剤も任意に、本発明の組成物中に存在してもよい。これには、表面レベリング剤、湿潤剤、消泡剤、接着促進剤、チキソトロープ剤などが含まれるが、これらに限定されるわけではない。このような添加剤は、コーティング組成物の業界でよく知られている。本発明の組成物における表面レベリング剤、例えばシリコーンベース油、例えばダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)から入手しうるシルウエット(SILWET)L−7604シリコーンベース油の使用を、利用することができる。2以上の添加剤が、本発明の組成物中で組合わされてもよいことが理解されるであろう。例えば湿潤剤が、チキソトロープ剤と組合わされてもよい。このような任意添加剤は、多様な供給源から商品として入手しうる。本発明の組成物中に用いられるこのような任意添加剤の量は、特定の添加剤および所望の効果によるであろうし、当業者の能力の範囲内にある。このようなほかの添加剤は一般的に、5重量%未満、例えば2.5重量%未満の量でこの組成物中に存在する。
本発明の組成物は任意に、1つまたはそれ以上の有機架橋剤を含んでいてもよい。架橋剤には例えば、この組成物の成分を三次元的に結合する物質が含まれる。シリコン含有ポリマーと反応する芳香族または脂肪族架橋剤は、本発明における使用に適している。このような有機架橋剤は、硬化して、シリコン含有ポリマーとの重合網状構造を形成し、現像液中への溶解性を減少させる。このような有機架橋剤は、モノマーまたはポリマーであってもよい。架橋剤の組合わせを本発明に用いて成功しうることを、当業者は理解するであろう。
本発明において有用な適切な有機架橋剤には、アミン含有化合物、エポキシ含有物質、少なくとも2つのビニルエーテル基を含んでいる化合物、アリル置換芳香族化合物、およびこれらの組合わせが含まれるが、これらに限定されるわけではない。一般的な架橋剤には、アミン含有化合物およびエポキシ含有物質が含まれる。
本発明における架橋剤として有用なアミン含有化合物には、メラミンモノマー、メラミンポリマー、アルキロールメチルメラミン、ベンゾグアナミン樹脂、ベンゾグアナミンホルムアルデヒド樹脂、ウレア−ホルムアルデヒド樹脂、グリコールウリル−ホルムアルデヒド樹脂、およびこれらの組合わせが含まれるが、これらに限定されるわけではない。
適切な有機架橋剤濃度は、例えば架橋剤反応性およびこの組成物の特定の用途などの要因とともに様々に変わるであろうことを、当業者は理解するであろう。架橋剤が用いられる時、これは一般的に、0.1〜50重量%、例えば0.5〜25重量%、または1〜20重量%の量でこの組成物中に存在する。
本発明の組成物は任意に、1つまたはそれ以上の溶媒を含んでいてもよい。このような溶媒は、本発明の組成物の配合および本発明の組成物の基体上へのコーティングを補助する。多様な溶媒を用いることができる。適切な溶媒には、次のものが含まれるが、これらに限定されるわけではない。すなわち、グリコールエーテル、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル;エステル、例えばメチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、二塩基エステル、カーボネート、例えばプロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、エステル、例えばエチルラクテート、n−アミルアセテート、およびn−ブチルアセテート、アルコール、例えばn−プロパノール、イソプロパノール、ケトン、例えばシクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、および2−ヘプタノン、ラクトン、例えばγ−ブチロラクトン、およびγ−カプロラクトン、エーテル、例えばジフェニルエーテル、およびアニソール、炭化水素、例えばメシチレン、トルエン、およびキシレン、およびヘテロ環式化合物、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N,N’−ジメチルプロピレンウレア、およびこれらの混合物である。
本発明の組成物は、シリコン含有ポリマー、触媒成分、およびその他の任意成分をあらゆる順序で混合物として(in admixture)組合わせて調製することができる。
本発明の組成物は、柔軟性光導波路の製造への使用に特に適している。光導波路は、光電気デバイスの形成に用いることができる。これには、スプリッタ、結合器、スペクトルフィルタ、偏光子、アイソレータ、マルチプレクサ、例えば波長分割多重方式構造、増幅器、アテニュエータ、スイッチなど、またはより大きい規模では、電子デバイス、例えばプリント配線板、集積回路、相互接続などが含まれるが、これらに限定されるわけではない。本発明の光画定可能な(photodefinable)組成物はまた、レンズ、ならびに光学素子、例えばミラー、プリズム、およびコネクタを包含するディスプレー装置の製造において特に有用である。本明細書において用いられている電子デバイスという用語は、光電子デバイス、例えば上記のようなもの、ならびに光電子デバイスを包含する上記のより大きい規模の装置を包含するものとする。
本発明の導波路は、個々の導波路として、または導波路のアレイとして製造することができる。本発明の組成物を用いる導波路の調製方法は、次の工程を含む。すなわち、(a)上記のような組成物から基体上に層を形成する工程、および(b)この層の少なくとも一部分を活性化する工程であって、この層がクラッドまたはコア層である工程である。本発明の組成物は、導波路クラッドおよび/またはコア構造の形成への使用に適している。例としてのみ、本発明の組成物から形成されたクラッドおよびコア構造を有する柔軟性光導波路の形成方法が記載される。導波路は、まずコアを堆積し、次にクラッド層を付着することによって形成される。最終構造のクラッドは、コアと比較してより低い屈折率を有する。特に有用な導波路は、1.4〜1.7の屈折率を有するコア、および1.3〜1.69の屈折率を有するクラッドを含んでいる。
図1を参照すると、導波路を支持するのに適したあらゆる基体2を、本発明の組成物および構成物とともに用いることができる。適切な基体には、電子デバイス、例えばプリント配線板および集積回路の製造に用いられる基体が含まれるが、これらに限定されるわけではない。特に適切な基体には、銅クラッド板のラミネート表面および銅表面、銅箔、プリント配線板中間層および外層、集積回路の製造に用いられるウエハー、例えばシリコン、ガリウム砒素、およびリン化インジウムウエハー、液晶ディスプレー(「LCD」)ガラス基体を包含するがこれに限定されるわけではないガラス基体、および誘電コーティング、クラッド層などを含む基体が含まれる。
第一クラッド層4を、基体表面2上に形成することができる。第一クラッド層4(ならびに記載されるその他の導波路層)は、本発明の組成物から、あらゆる技術によって形成することができる。これには、スクリーン印刷、カーテンコーティング、ローラーコーティング、スロットコーティング、スピンコーティング、フラッドコーティング、静電塗装、スプレーコーティング、または浸漬コーティングが含まれるが、これらに限定されるわけではない。本発明の組成物および構成物がスプレーコーティングされる時、加熱されたスプレーガンを任意に用いることができる。この組成物の粘度は、粘度調節剤、チキソトロープ剤、充填剤などによる各々の塗布方法に必要な条件に合致するように調節することができる。第一クラッド層を、約1〜100μm、例えば約10〜50μmの乾燥状態の厚さに付着させる。
第一クラッド層4を、第一クラッド組成物中の活性成分の型に応じて、熱的または光分解的に硬化させることができる。熱硬化温度は、90℃〜300℃、例えば90℃〜220℃である。このような硬化は一般的に、5秒〜1時間にわたって発生する。このような硬化は、オーブン中またはホットプレート上でこの基体を加熱して実施することができる。あるいはまたこの導波路クラッドを、例えば1〜2ジュール/cmの化学線でフラッド露光し(flood expose)、ついで90℃〜300℃、例えば90℃〜220℃の熱硬化を行なってもよい。
コア層6を、本発明の組成物から形成された第一クラッド層上に形成する。このコア層を、約1〜100μm、例えば約8〜60μmの厚さにコーティングする。ついでこのコーティングされた基体を、例えばベーキングによってソフト硬化(soft cure)し、コーティング中の溶媒を除去する。このような硬化は、選択された特定の溶媒に応じて、様々な温度で発生しうる。適切な温度は、存在するあらゆる溶媒を実質的に除去するのに十分なあらゆる温度である。ソフト硬化は、例えば基体および熱経費(thermal budget)に応じて、室温(25℃)〜300℃のあらゆる温度で行なわれてもよい。このような硬化は例えば、オーブンまたはホットプレート上で5秒〜60分にわたって発生しうる。
硬化後、ついで本発明の組成物の層を、化学線に露光して画像形成する(image)ことができる。このような方法には例えば、接触イメージング、投影イメージング(projection imaging)、および多光子吸収によるレーザー直接描画イメージングを包含するレーザー直接描画イメージングが含まれる。多光子吸収は、所望であれば、層中に三次元構造を形成するために用いることができる。例えば図1のマスク8によって画定されている露光パターンは、コア導波路の形状を画定する。これは一般的には、長さが数センチメートル〜数メートル、幅が数ミクロン〜数百ミクロン程度であるが、必ずしもそうであるわけではない。露光の後、この組成物は、一般的には40℃〜170℃の温度で露光後硬化されてもよい。硬化時間は様々であってもよいが、これは一般に、約30秒〜約1時間である。理論によって縛られるつもりはないが、ネガ型材料の場合、化学線への露光の時、シリコン含有ポリマーが結合し、これらの露光区域を、非露光区域よりも現像液中で溶解性が低いものにする。
これらの非露光区域は、例えば適切な現像剤との接触によって除去されてもよく、基体上に残留する露光区域のみを残し、このようにして図1の構造6’が形成される。この組成物は、水性現像液中で現像可能でありうる。適切な水性現像剤には、例えば水中のアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、および水酸化カリウム、ならびに水中の水酸化テトラアルキルアンモニウム、例えば水酸化テトラメチルアンモニウムが含まれる。このような現像剤は一般的に、0.1〜2N、例えば0.15〜1N、または0.26〜0.7Nの濃度で用いられる。現像液は任意に、1つまたはそれ以上の既知の界面活性剤、例えばポリエチレングリコール、アルキルスルホネート、および当業界でよく知られているその他の界面活性剤を含んでいてもよい。界面活性剤は一般的に、0.01〜3重量%の量で現像剤中で存在する。有利には消泡剤が、現像剤中で含まれていてもよい。
あるいはまた非露光区域を除去して、非水性現像剤との接触によって基体上に残留する露光区域のみを残してもよい。適切な非水性現像剤には例えば、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、2−オクタノン、2−ヘプタノン、およびメチルイソアミルケトン;アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、およびアミロール;エステル、例えばエチルアセテート、エチルプロピオネート、およびエチルラクテート;グリコールエーテル、例えばエチレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル;グリコールエーテルエステル、例えばエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート;芳香族化合物、例えばトルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなど、およびこれらの組合わせが含まれる。
上記の水性現像剤と、同様に上に記載されている非水性現像剤の組合わせなどの、半水性現像剤も用いることができる。
このような現像は、多様な温度で行なわれてもよい。例えば室温〜約65℃、例えば21〜49℃である。激しい攪拌(aggressive agitation)を用いる現像時間は、10分以内、例えば5分以内、2分以内、1分以内、または30秒以内であってもよい。現像は、例えば静的現像室で、または現像剤がスプレーされるコンベヤ設置された台上で行なわれてもよい。スプレー圧力は、5〜40psi、例えば10〜25psiであってもよい。
現像後、本発明の導波路は最終硬化工程を受けてもよい。例えば硬化は、例えば1〜2ジュール/cmの化学線でのフラッド露光を含んでいてもよい。さらには、あるいはまた、これらの導波路は、空気中または不活性雰囲気、例えば窒素またはアルゴン中で約130℃〜300℃の温度で加熱されてもよい。次に第二クラッド層10を、第一クラッド層4およびコア構造6’上に、上記のように形成することができる。第二クラッド層は、第一クラッド層と同一または異なっていてもよい。第二クラッド層は、熱的に活性化され、および/または光活性化され、第一クラッド層に関して上に記載されているような導波路構造を生じさせてもよい。第二クラッド層は一般的には、約1〜100μm、例えば約10〜50μmの厚さに堆積させる。
本発明の光導波路は、多様な波長において優れた透明性を有する。したがって本発明の光導波路は、例えば600〜1,700nmで用いられてもよい。本発明の光導波路は、ほかの波長でも有利に用いることができることが理解されるであろう。したがって本発明の光導波路は、データ通信および遠距離通信用途への使用に特に適している。
図2は、本発明のもう1つの側面による電子デバイス例を例証している。この電子デバイスは、導波路クラッド4上に形成された導波路コア6’を含む光学スプリッタである。信号波長λの入力は、Y接合部12のところで、等しい波長であるが低下したパワー振幅の2つの光信号λ’に分けられる。
次の実施例は、本発明のさらなる多様な側面を例証するものであるが、どんな点に関しても本発明の範囲を制限するものではない。これらの実施例に用いられている重量%は、溶媒を含む全組成物を基準にしている。
40.74重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、53.76重量%のフェニル−メチル−ジメチルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして49:49:2重量%)、5.38重量%のポリテトラヒドロフラン、0.11重量%のジフェニルナフチルスルホニウムペルフルオロブタンスルホネート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を、混合物として組合わせた。この組成物を、ナンバー80ドローダウンバーを用いて、軽石スクラビングされた(pumice−scrubbed)銅クラッドラミネート上にコーティングした。このコーティングされたラミネートを、オーブン中で90℃で30分間乾燥した。必要とされる導波路を画定するアートワークを、この組成物上に直接載せた。このアートワークは、様々な寸法および形状の導波路、例えば長さ2〜14cm、幅15〜50μmの線状、分岐状、および湾曲形状の導波路を形成するためのパターンを含んでいた。このコーティングされたラミネートを500mJで露光し、90℃で15分間オーブン中に置いた。ついでこの露光されたラミネートを、30秒間37.8℃(100°F)に保持された0.7N水酸化ナトリウム現像液中で浸漬した。ついでこのラミネートを脱イオン水中でリンスし、乾燥した。このラミネートを、オーブン中で60分間200℃に加熱した。この導波路を、1/16インチ直径のマンドレルの上で折り曲げた。ベースラミネートは亀裂したが、コーティングは、目視検査を基準にした場合亀裂しなかった。
50重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、42重量%のフェニル−メチル−シルセスキオキサン(ポリマーを基準にして60:40重量%)、5重量%のジヒドロキシ末端ポリエチレンオキシド、2.99重量%のトリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を、混合物として組合わせる。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に60μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を対流式オーブン中で90℃において45分間空気中で乾燥させる。実施例1に記載されているものであるが、ライン幅40〜200μmのアートワークを、この組成物上に直接載せる。1,000mJ/cmの化学線を、この構成物に適用し、ついで90℃において30分間空気中で露光後ベーク(post−exposure−bake)を行なう。ついで露光された構造物を、全部で120秒間、37.8℃(100°F)に保持された0.7N水酸化ナトリウム現像液を含んでいるスプレー現像剤中で置く。このラミネートを脱イオン水中でリンスし、乾燥する。その結果生じた導波路を、2,000mJ/cmの化学線でフラッド露光し、ついで180℃で120分間対流式オーブン中で空気中でハード硬化する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
45重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、25重量%のトリフルオロメチルフェニル−シルセスキオキサン(ポリマーを基準にして10:90重量%)、15重量%のポリテトラヒドロフラン、4.95重量%のベンゾイントシレート、および0.05重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を、混合物として組合わせる。この組成物を、6インチの二酸化ケイ素コーティングされたシリコーンウエハー上に2,500rpmでスピンコーティングし、ホットプレート上で90℃において2分間、8μmの厚さに空気中でソフトベークする。実施例1に記載されているアートワークを、組成物上に直接載せる。2,000mJ/cmの化学線を、この構成物に適用し、ついで90℃において2分間空気中で露光後ベークを行なう。ついで露光されたウエハーを、30秒間37.8℃(100°F)に保持されたプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート現像液中で浸漬する。ついでこのウエハーを脱イオン水中でリンスし、乾燥する。このウエハーを、ホットプレート上で10分間空気中で200℃に加熱する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
37重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、47.99重量%のメチル−フェニルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして50:50重量%)、10重量%のポリビニルフェノール、5重量%のトリフェニルスルホニウムトリフルオロメチルスルホネート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を、混合物として組合わせる。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に60μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を対流式オーブン中で90℃において45分間空気中で乾燥させる。実施例1に記載されているものであるが、ライン幅40〜200μmのアートワークを、組成物上に直接載せる。1,000mJ/cmの化学線を、この構成物に適用し、ついで90℃において30分間空気中で露光後ベークを行なう。ついでこの露光された構造物を、全部で120秒間、37.8℃(100°F)に保持された0.7N水酸化ナトリウム現像液を含んでいるスプレー現像剤中で置く。このラミネートを脱イオン水中でリンスし、乾燥する。その結果生じた導波路を、2,000mJ/cmの化学線でフラッド露光し、ついで対流式オーブン中で180℃において120分間空気中でハード硬化を行なう。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
30重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、54.99重量%のメチル−フェニルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして40:60重量%)、10重量%のポリ(1,4ーブチレンアジペート)、ジオール末端キャップされた(diol end−capped)5重量%のトリフェニルスルホニウムトリフルオロメチルスルホネート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を、混合物として組合わせる。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に50μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を対流式オーブン中で90℃において30分間空気中で乾燥させる。実施例1に記載されているものであるが、ライン幅40〜200μmのアートワークを、組成物上に直接載せる。800mJ/cmの化学線を、この構成物に適用し、ついで90℃において30分間空気中で露光後ベークを行なう。ついでこの露光された構造物を、全部で120秒間、37.8℃(100°F)に保持された0.7N水酸化ナトリウム現像液を含んでいるスプレー現像剤中で置く。このラミネートを脱イオン水中でリンスし、乾燥する。その結果生じた導波路を、対流式オーブン中で180℃において120分間空気中でハード硬化する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
40重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、49.99重量%のメチル−フェニルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして40:60重量%)、5重量%のポリカプロラクトントリオール、5重量%のトリフェニルスルホニウムトリフルオロメチルスルホネート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を、混合物として組合わせる。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に50μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を対流式オーブン中で90℃において30分間空気中で乾燥させる。実施例1に記載されているものであるが、ライン幅40〜200μmのアートワークを、組成物上に直接載せる。800mJ/cmの化学線を、この構成物に適用し、ついで90℃において30分間空気中で露光後ベークを行なう。ついでこの露光された構造物を、全部で120秒間、37.8℃(100°F)に保持された0.7N水酸化ナトリウム現像液を含んでいるスプレー現像剤中で置く。このラミネートを脱イオン水中でリンスし、乾燥する。その結果生じた導波路を、対流式オーブン中で180℃において120分間空気中でハード硬化する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
クラッド層
クラッド層組成物は、40.61重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、53.47重量%のフェニル−メチル−ジメチルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして49:49:2重量%)、5.35重量%のポリテトラヒドロフラン、0.56重量%のアミンブロックドデシルフェニルスルフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を混合物として組合わせて形成した。この組成物を、ナンバー80ドローダウンバーを用いて機械的にスクラビングされた銅ラミネート上にコーティングした。このラミネートを、オーブン中で90℃において30分間乾燥し、オーブン中で180℃において1時間ハードベークした。
コア
35.75重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、56.44重量%のフェニル−メチル−ジメチルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして49:49:2重量%)、6.24重量%のポリテトラヒドロフラン、1.56重量%のジフェニルナフチルスルホニウムペルフルオロブタンスルフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を混合して形成されたコア組成物で、クラッド層をコーティングした。このコーティングされたラミネートをオーブン中で90℃において30分間乾燥させた。必要とされている導波路を画定するアートワークを、組成物上に直接載せた。このアートワークは、様々な寸法および形状の導波路、例えば長さ2〜14cm、幅15〜50μmの線状、分岐状、および湾曲形状の導波路を形成するためのパターンを含んでいた。このコーティングされたラミネートを、500mJで露光し、90℃において15分間オーブン中に置いた。ついでこのコーティングされたラミネートを、30秒間37.8℃に保持された0.7N水酸化ナトリウム現像液中で浸漬した。ついでこのコーティングされたラミネートを脱イオン水中でリンスし、乾燥した。このコーティングされたラミネートを、オーブン中で60分間200℃に加熱した。この導波路を、1/16インチ直径のマンドレル上で折り曲げた。ベースラミネートは亀裂したが、クラッドおよびコア層は、目視検査を基準にした場合亀裂しなかった。
クラッド(1)層
第一クラッド層組成物は、39重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、48.5重量%のフェニル−メチル−ジメチルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして35:65重量%)、7.5重量%のジヒドロキシ末端ポリエチレンオキシド、4.99重量%のアミンブロックドデシルフェニルスルフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を混合物として組合わせて形成する。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に50μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を、対流式オーブン中で90℃において45分間空気中で乾燥させる。この第一クラッドコーティングされた基体を、180℃で1.5時間加熱する。
コア
第一クラッド層を、実施例2のコア組成物でコーティングし、実施例2に記載されているようにパターン化し、硬化する。
クラッド(2)層
ソフトベーク後の第二クラッド層の厚さが60μmであること以外、第一クラッド層の形成に用いられたのと同じ組成物および手順を用いて、第二クラッド層組成物を、パターン化コアおよび第一クラッド層の上に形成する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
クラッド(1)層
第一クラッド層組成物は、50重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、40.99重量%のフェニル−メチル−シルセスキオキサン(ポリマーを基準にして40:60重量%)、4重量%のポリテトラヒドロフラン、5重量%のトリフェニルスルホニウムトリフルオロメチルスルフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を混合物として組合わせて形成する。この組成物を、6インチの二酸化ケイ素コーティングされたシリコンウエハー上に2,000rpmでスピンコーティングし、ホットプレート上で90℃において2分間空気中で8μmの厚さにソフトベークする。この組成物を800mJに露光し、ホットプレート上で90℃において2分間加熱する。ついでこの組成物を、ホットプレート上で200℃において10分間空気中でハードベークする。
コア
第一クラッド層を、実施例3のコア組成物でコーティングし、実施例3に記載されているようにパターン化し、硬化する。
クラッド(2)層
ソフトベーク後の第二クラッド層の厚さが10μmであること以外、第一クラッド層の形成に用いられたのと同じ組成物および手順を用いて、第二クラッド層組成物を、パターン化コアおよび第一クラッド層の上に形成する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
クラッド(1)層
第一クラッド層組成物は、39重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、56重量%のフェニル−メチルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして50:50重量%)、10重量%のジヒドロキシ末端ポリプロピレングリコール、4.99重量%のアミンブロックドデシルフェニルスルフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を混合物として組合わせて形成する。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に50μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を、対流式オーブン中で90℃において45分間空気中で乾燥させる。この第一クラッドコーティングされた基体を、180℃で1時間加熱する。
コア
第一クラッド層を、実施例4のコア組成物でコーティングし、実施例4に記載されているようにパターン化し、硬化する。
クラッド(2)層
ソフトベーク後の第二クラッド層の厚さが60μmであること以外、第一クラッド層の形成に用いられたのと同じ組成物および手順を用いて、第二クラッド層組成物を、パターン化コアおよび第一クラッド層の上に形成する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
クラッド(1)層
第一クラッド層組成物は、39重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、56重量%のフェニル−メチルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして50:50重量%)、10重量%のジヒドロキシ末端ポリプロピレングリコール、4.99重量%のアミンブロックドデシルフェニルスルフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を混合物として組合わせて形成する。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に50μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を、対流式オーブン中で90℃において45分間空気中で乾燥させる。この第一クラッドコーティングされた基体を、180℃で1時間加熱する。
コア
第一クラッド層を、実施例5のコア組成物でコーティングし、実施例5に記載されているようにパターン化し、硬化する。
クラッド(2)層
ソフトベーク後の第二クラッド層の厚さが60μmであること以外、第一クラッド層の形成に用いられたのと同じ組成物および手順を用いて、第二クラッド層組成物を、パターン化コアおよび第一クラッド層の上に形成する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
クラッド(1)層
第一クラッド層組成物は、39重量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、56重量%のフェニル−メチルシルセスキオキサン(ポリマーを基準にして50:50重量%)、10重量%のジヒドロキシ末端ポリプロピレングリコール、4.99重量%のアミンブロックドデシルフェニルスルフェート、および0.01重量%のダウ・シルウエットL−7604シリコーンベース油を混合物として組合わせて形成する。この組成物を、プリント配線板製造に通常用いられているような24インチ×36インチ(61cm×91.4cm)エポキシラミネート上に50μmの厚さにローラーコーティングする。ついでこの組成物を、対流式オーブン中で90℃において45分間空気中で乾燥させる。この第一クラッドコーティングされた基体を、180℃で1時間加熱する。
コア
第一クラッド層を、実施例6のコア組成物でコーティングし、実施例6に記載されているようにパターン化し、硬化する。
クラッド(2)層
ソフトベーク後の第二クラッド層の厚さが60μmであること以外、第一クラッド層の形成に用いられたのと同じ組成物および手順を用いて、第二クラッド層組成物を、パターン化コアおよび第一クラッド層の上に形成する。柔軟性光導波路が形成されると予想される。
本発明は、これの特定の実施態様を参照して詳細に記載されているが、クレームの範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を行なうことができ、同等のものを用いることができることは、当業者には明らかであろう。
図1(a)〜(e)は、本発明の1つの側面による、光導波路をその様々な形成段階において横断面図で例証している。 図2は、本発明の1つの側面による電子デバイスの一例を例証している。
符号の説明
2 基体
4 第一クラッド層
6 構造
6’ コア構造
8 マスク
10 第二クラッド層
12 Y接合部

Claims (10)

  1. 式(RSiO1.5)(式中、Rは置換または非置換有機基である)の単位、および複数の官能性末端基を含んでいるポリマー;
    活性化の時に乾燥状態にある組成物の溶解性を変えるための第一成分;および
    ヒドロキシ、アミノ、チオール、スルホネートエステル、カルボキシレートエステル、シリルエステル、無水物、アジリジン、メチロールメチル、シリルエーテル、およびこれらの組合わせから選択される複数の官能基を含んでいる第二成分であって、活性化の前後に乾燥状態にある組成物の柔軟性を改良するのに効果的な量で存在する第二成分、
    を含む組成物。
  2. このポリマーが、式(RSiO1.5)(式中、Rは、置換または非置換有機基であり、Rとは異なる)の単位をさらに含む、請求項1記載の組成物。
  3. 第二成分が、置換および非置換アルキルおよびアリール炭化水素、エーテル、アクリレート、ノボラック、ナノ粒子、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリスルホン、ポリケトン、フラーレン、POSSシリコン、およびこれらの組合わせから選択される物質を含んでいる、請求項1または2記載の組成物。
  4. この第二成分がポリオールである、請求項1または2記載の組成物。
  5. この第二成分がポリエーテル−ジオールである、請求項1または2記載の組成物。
  6. 乾燥状態にあるこの組成物が、水性現像可能である、請求項1〜5のいずれか1項記載の組成物。
  7. コアおよびクラッドを含む柔軟性光導波路であって、このコアおよび/またはクラッドが、請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物から形成されている、前記柔軟性光導波路。
  8. コアおよびクラッドを含んでいる柔軟性光導波路の形成方法であって、
    (a)請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物から基体上に層を形成する工程;および
    (b)該層の少なくとも一部分を活性化する工程であって、該層がコアまたはクラッド層である工程、
    を含む方法。
  9. 請求項8記載の方法であって、
    層がコア層であり、さらに、
    当該方法が、
    工程(b)として、(b)コア層の一部分を活性化する工程を含み、かつ、
    (c)コア層を現像してコア構造を形成する工程をさらに含むものである、
    請求項8記載の方法。
  10. 請求項8記載の方法であって、
    層が第一クラッド層であり、さらに、
    当該方法が、
    (c)(a)の組成物と同一かまたは異なるものである、(a)に規定されているものとしての第二の組成物から、クラッド層上にコア層を形成する工程;
    (d)コア層の一部分を活性化する工程;
    (e)コア層を現像してコア構造を形成する工程;および
    (f)(a)および/または(c)の組成物と同一かまたは異なるものである、(a)に規定されているものとしての第三組成物から、コア構造上に第二クラッド層を形成する工程、をさらに含む、請求項8記載の方法。
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