JP2005154163A - セラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排水・汚染水の浄化や良好な植生環境の形成が容易で、長期の使用に耐える多孔質成形体を提供する。
【解決手段】 連通した微細孔の多いセラミック炭とセメントと粗骨材と水との混合物の水和硬化物多孔質成形体であって、粗骨材はその表面が、炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物でコーティングされたセラミック炭被覆粗骨材であり、各セラミック炭被覆粗骨材は前記セラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物を介して点接触で結合されてなり、連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体である。
【選択図】 図1
【解決手段】 連通した微細孔の多いセラミック炭とセメントと粗骨材と水との混合物の水和硬化物多孔質成形体であって、粗骨材はその表面が、炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物でコーティングされたセラミック炭被覆粗骨材であり、各セラミック炭被覆粗骨材は前記セラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物を介して点接触で結合されてなり、連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体である。
【選択図】 図1
Description
本願発明はセメント水和硬化物多孔質成形体及びその製造方法に係り、特に自然環境改善に役立つ、連通した微細孔の多いセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体及びその製造方法に係る。
従来より、河川や排水路、人工湖沼等において、水面緑化、水質浄化、及び水中の人工藻場形成を同時に実現でき、各効果を相乗的に向上することができる自然環境改善用ブロック及びそれを用いた自然環境改善方法が種々提案されてきた。
特許公開2003−221820号公報
例えば、水辺植物は自然環境の保全ばかりでなく、景観や安らぎを与えるという心理的効果の面でも大きな期待が持てる一方、水中に生息する海草や藻には無数の微生物が定着し、この微生物を餌とする小生物、小生物を餌にする小魚、小魚を餌にする大型の魚が集まり、すなわち藻場は生物連鎖の場を提供するという重要な機能を果たしている。
こうした藻場を形成し、魚介類の繁殖を増進するために、各種藻礁・増殖礁用ブロックや増殖礁・藻礁形状方法が提案されている。
特許公開平10−150873号公報
こうした藻場を形成し、魚介類の繁殖を増進するために、各種藻礁・増殖礁用ブロックや増殖礁・藻礁形状方法が提案されている。
しかしながら、水面緑化、水質浄化、及び海域での魚介類の増殖及びそのための藻場形成を容易に施工・実現でき、かつ各効果を継続でき、十分に自然環境を改善することができるものの提案はされていない。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、下記構成発明のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体及びその製造方法である。
(1)連通した微細孔の多いセラミック炭とセメントと粗骨材と水との混合物の水和硬化物多孔質成形体であって、粗骨材はその表面が、炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物でコーティングされたセラミック炭被覆粗骨材であり、各セラミック炭被覆粗骨材は前記セラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物を介して点接触で結合されてなり、連通した多くの空隙部を有するものであることを特徴とするセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(2)粗骨材70〜80重量%、セラミック炭3〜5重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%、混和剤0.5〜2.0重量%とからなるセメント水和硬化物多孔質成形体であって、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaであることを特徴とする前記(1)記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(3)連通した微細孔の多いセラミック炭が、可燃性有機物である有機質廃材1重量部とセラミック原料0.1〜0.3重量部の混合物を700〜950℃で中性又は還元性雰囲気中でセラミック原料が素焼状の通気性を保持した状態に焼成して得られたBET法による比表面積が50m2/g以上のものであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(1)連通した微細孔の多いセラミック炭とセメントと粗骨材と水との混合物の水和硬化物多孔質成形体であって、粗骨材はその表面が、炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物でコーティングされたセラミック炭被覆粗骨材であり、各セラミック炭被覆粗骨材は前記セラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物を介して点接触で結合されてなり、連通した多くの空隙部を有するものであることを特徴とするセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(2)粗骨材70〜80重量%、セラミック炭3〜5重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%、混和剤0.5〜2.0重量%とからなるセメント水和硬化物多孔質成形体であって、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaであることを特徴とする前記(1)記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(3)連通した微細孔の多いセラミック炭が、可燃性有機物である有機質廃材1重量部とセラミック原料0.1〜0.3重量部の混合物を700〜950℃で中性又は還元性雰囲気中でセラミック原料が素焼状の通気性を保持した状態に焼成して得られたBET法による比表面積が50m2/g以上のものであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(4)セラミック炭が、多孔質粒状の炭の表面の少なくとも一部を素焼状のセラミックコーティング層で被覆してなるものであることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(5) セラミック炭が、可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックスがコーティングされた多孔性構造を有するものであり、炭素の含有割合が30〜70重量%、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2 /g以上であり、90%以上が2.5mm以下の粒径のものであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(6)セラミック炭が、a)可燃性有機物と、b)粘結剤としての粘土鉱物とを、予め含水率が60〜80%になるように調整された上記可燃性有機物a)100重量部に対して、上記粘土鉱物b)10〜30重量部の比率にて混合を行い、上記可燃性有機物の表面に、上記粘土鉱物及び粉末状添加物を均一に被覆した後、ロータリキルンを用いて600〜950℃まで加熱して自己燃焼を生じさせ、その後、自己燃焼により焼成を行って焼成物を得た後、当該焼成物を粉砕及び整粒することにより、上記可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックス層がコーティングされた多孔性構造を有し、炭素の含有割合が30〜70重量%で、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2/g以上で、90%以上が2.5mm以下の粒径のものであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項にのセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(5) セラミック炭が、可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックスがコーティングされた多孔性構造を有するものであり、炭素の含有割合が30〜70重量%、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2 /g以上であり、90%以上が2.5mm以下の粒径のものであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(6)セラミック炭が、a)可燃性有機物と、b)粘結剤としての粘土鉱物とを、予め含水率が60〜80%になるように調整された上記可燃性有機物a)100重量部に対して、上記粘土鉱物b)10〜30重量部の比率にて混合を行い、上記可燃性有機物の表面に、上記粘土鉱物及び粉末状添加物を均一に被覆した後、ロータリキルンを用いて600〜950℃まで加熱して自己燃焼を生じさせ、その後、自己燃焼により焼成を行って焼成物を得た後、当該焼成物を粉砕及び整粒することにより、上記可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックス層がコーティングされた多孔性構造を有し、炭素の含有割合が30〜70重量%で、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2/g以上で、90%以上が2.5mm以下の粒径のものであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項にのセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(7) 上記可燃性有機物が、間伐材チップ、建築廃棄物チップ、コーヒー残滓、モミ殻、パンチング紙片、故紙パルプ及び竹チップからなる群より選ばれたもの1又は2以上であり、上記粘土鉱物が、カオリナイト、ハロイサイト及びベントナイトから成る群より選ばれた1又は2以上のものであることを特徴とする前記(3)〜(6)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(8)セラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体が、水質浄化用ブロックであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(9)前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体が湖沼又は河川に配置されてなることを特徴とするビオトープ。
(10)粗骨材70〜80重量%と炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭3〜5重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%と混和剤0.5〜2.0重量%とからなる水硬性混合物を型枠内に投入して成形した後、養生硬化することを特徴とする、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaである連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体の製造方法。
(11)粗骨材70〜80重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%と混和剤0.5〜2.0重量%とを混合し、次いで炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭3〜5重量%を添加した後、同混合物を型枠内に投入して成形し、その後養生硬化することを特徴とする、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaである連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体の製造方法。
(8)セラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体が、水質浄化用ブロックであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
(9)前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体が湖沼又は河川に配置されてなることを特徴とするビオトープ。
(10)粗骨材70〜80重量%と炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭3〜5重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%と混和剤0.5〜2.0重量%とからなる水硬性混合物を型枠内に投入して成形した後、養生硬化することを特徴とする、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaである連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体の製造方法。
(11)粗骨材70〜80重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%と混和剤0.5〜2.0重量%とを混合し、次いで炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭3〜5重量%を添加した後、同混合物を型枠内に投入して成形し、その後養生硬化することを特徴とする、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaである連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体の製造方法。
本発明に係るセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体を用いれば、排水・汚染水の浄化や良好な植生環境の形成を実現できる。
一般に、セメント硬化物多孔質成形体を汚染水域に設置すると、成形体内部に連通した空隙を汚染水が通過して、一種の礫間接触酸化法によりにより水質浄化がなされる。
本発明による多孔質成形体ブロックの場合、粗骨材の表面にあるセラミック炭の吸着機能により、高い割合で汚染物質を吸着し、微生物の活動によりそれらの物質を分解・除去する。上記の作用が繰り返されることで、水質浄化を効果的かつ恒久的に行う。
また、本発明による多孔質成形体ブロックは、植生基盤として優れた構造であるため、水生植物の育成状況が良好となり、それらの植物による浄化作用と上記微生物による浄化作用とが相乗的にはたらき、水質浄化機能を向上させる。
例えば、良好な藻礁の形成によりアワビ、サザエやウニ等の植食動物の生育を早めて増産化できるとともに、海藻を餌とする甲殻類や魚類が蝟集し、多孔質成形体ブロック間の空間を棲息場とすることができるから、沿岸漁業の漁獲高も増え、その上、海水域の浄化などを図ることができる。
一般に、セメント硬化物多孔質成形体を汚染水域に設置すると、成形体内部に連通した空隙を汚染水が通過して、一種の礫間接触酸化法によりにより水質浄化がなされる。
本発明による多孔質成形体ブロックの場合、粗骨材の表面にあるセラミック炭の吸着機能により、高い割合で汚染物質を吸着し、微生物の活動によりそれらの物質を分解・除去する。上記の作用が繰り返されることで、水質浄化を効果的かつ恒久的に行う。
また、本発明による多孔質成形体ブロックは、植生基盤として優れた構造であるため、水生植物の育成状況が良好となり、それらの植物による浄化作用と上記微生物による浄化作用とが相乗的にはたらき、水質浄化機能を向上させる。
例えば、良好な藻礁の形成によりアワビ、サザエやウニ等の植食動物の生育を早めて増産化できるとともに、海藻を餌とする甲殻類や魚類が蝟集し、多孔質成形体ブロック間の空間を棲息場とすることができるから、沿岸漁業の漁獲高も増え、その上、海水域の浄化などを図ることができる。
まず、本発明で用いられる、連通した微細孔の多いセラミック炭は、その表面が、炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のものである。これは、特許第3037688号公報に記載されており、それにより製造されたものが好ましく使用される。
その製造は、可燃性有機物である有機質廃材1重量部とセラミック原料0.1〜0.3重量部の混合物を700〜950℃で中性又は還元性雰囲気中でセラミック原料が素焼状の通気性を保持した状態に焼成して得られ、得られた製品はBET法による比表面積が50m2/g以上のものである。
セラミック炭の具体的な製造は、例えば、a)可燃性有機物と、b)粘結剤としての粘土鉱物とを、予め含水率が60〜80%になるように調整された上記可燃性有機物a)100重量部に対して、上記粘土鉱物b)10〜30重量部の比率にて混合を行い、上記可燃性有機物の表面に、上記粘土鉱物及び粉末状添加物を均一に被覆した後、ロータリキルンを用いて600〜950℃まで加熱して自己燃焼を生じさせ、その後、自己燃焼により焼成を行って焼成物を得た後、当該焼成物を粉砕及び整粒することにより行われ、製品は上記可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックス層がコーティングされた多孔性構造を有し、炭素の含有割合が30〜70重量%で、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2/g以上で、90%以上が2.5mm以下の粒径のものである。
その製造は、可燃性有機物である有機質廃材1重量部とセラミック原料0.1〜0.3重量部の混合物を700〜950℃で中性又は還元性雰囲気中でセラミック原料が素焼状の通気性を保持した状態に焼成して得られ、得られた製品はBET法による比表面積が50m2/g以上のものである。
セラミック炭の具体的な製造は、例えば、a)可燃性有機物と、b)粘結剤としての粘土鉱物とを、予め含水率が60〜80%になるように調整された上記可燃性有機物a)100重量部に対して、上記粘土鉱物b)10〜30重量部の比率にて混合を行い、上記可燃性有機物の表面に、上記粘土鉱物及び粉末状添加物を均一に被覆した後、ロータリキルンを用いて600〜950℃まで加熱して自己燃焼を生じさせ、その後、自己燃焼により焼成を行って焼成物を得た後、当該焼成物を粉砕及び整粒することにより行われ、製品は上記可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックス層がコーティングされた多孔性構造を有し、炭素の含有割合が30〜70重量%で、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2/g以上で、90%以上が2.5mm以下の粒径のものである。
本願発明で使用されるセラミック炭は、その物性が表1に示すごときものである。表からみて、該セラミック炭は竹炭、木炭に比べ、軽く、また空隙率も多く、かつブレーン値からみて表面積が非常に広く、微細孔が多いことが解る。
また、水中におけるヨウ素吸着性能、メチレンブルー吸着性能、カラメル脱色性能において、竹炭、木炭の数倍の性能を有している。
また、水中におけるヨウ素吸着性能、メチレンブルー吸着性能、カラメル脱色性能において、竹炭、木炭の数倍の性能を有している。
セラミック炭は、自身が有する炭素の吸着性能と微細孔内に付着する微生物・酵素等の作用により、優れた水質浄化性能を有していると考えられる。
そしてまた、セラミック炭は、炭素粒の表面にセラミックスが焼結状態で付着しているため、いわば表面の一部では炭素とセラミックスが融着した状態となっており、よって炭素とセラミックは容易に剥離しない状態となっている。
したがって、後述するセメント水和硬化物とは結合性の良いセラミックスを介して接着されるため、炭素粒がセメント水和硬化物から離れて剥落することがない。
次に、砕石等の粗骨材と、前記セラミック炭とセメントと水の混合物を混和すると、セメントと水との水和硬化物とセラミック炭で被覆されセラミック炭被覆粗骨材ができあがる。
この際、セメントと水との水和硬化物とセラミック炭からなる混合物の量を粗骨材量に比して少なく調整することにより、セラミック炭被覆粗骨材同士間に空隙部が形成され、図1に一部断面説明図を示すごとく、各セラミック炭被覆粗骨材G1、G2、G3・・は前記セラミック炭1とセメントと水の混合物の水和硬化物2を介して点接触状態で結合されたものとなる。
その結果、連通した多くの空隙部4・・を有するものとなる。なお、3は砕石等の粗骨材である。
なお、本発明でいう点接触とは、図示の様な状態を意味し、例えば多数の粒体が枠内に充填された時に、粒同士が互いの表面の一部で接触する状態をいうので、完全球体であれば点接触であるが、粗骨材においては一部小さい面接触部を含むものである。
本発明の成形体においては、セラミック炭1は、図1に示すごとく、セメントの水和硬化物中に埋設された状態のものもあるが、その表面に突設・露出されたものも多く、この露出部のものは成形体表面部だけでなく、空隙部4を通過する汚染流体中の汚染物質とも直接接触してそれを吸着・除去する。また、セメント水和硬化物自身も微細孔を有するため、その微細孔に汚染流体が侵入し、埋設されたセラミック炭1に接触する。
空隙部4には、汚染流体が通過するだけでなく、微生物が着床し、繁殖することの他、海藻等の植物の根が侵入して植物を固定する役割を果たす。そして、例えば汚染水中においては、該成形体の空隙部4は常に浄化された状態にあり、そこに植物の根が存在することとなるため、植物の生育が良好となる。
空隙部4には、汚染物質が通過するだけでなく微生物着床し、繁殖することの他、水草・海藻等の植物の根が侵入して植物を固定する役割がある。
吸着された汚染物質は、微生物の活動によって分解され、空隙部4に侵入した植物の根から栄養分として吸収される。そのため、水質が浄化されるとともに、植物の育生状況は良好となる。
好ましい製造方法は、粗骨材70〜80重量%、セラミック炭3〜5重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%、混和剤0.5〜2.0重量%とからなる水硬性混合物を型枠内に投入して適宜形状のブロックに成形し、それを養生硬化する。その結果、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaである連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体を得る。
この際、セラミック炭とセメントと水と混和剤は予め混合してペースト状物としておき、次いで該ペースト状物と砕石等の粗骨材とを混練してから型枠に投入することも好ましい。
この際、セラミック炭とセメントと水と混和剤は予め混合してペースト状物としておき、次いで該ペースト状物と砕石等の粗骨材とを混練してから型枠に投入することも好ましい。
次に、本願発明の実施例としてのセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体の配合、物性等について説明する。
まず、配合は下記のとおりである。
[使用材料]
セメント(C):早強ポルトランドセメント、ρc=3.14
セラミック炭(Ce):粒径10μm〜2.5mm、ρs=0.75、
吸水率62.5%、
粗骨材(G):5号(10mm〜20mm)砕石、藤原町産石灰石、
ρG=2.68、
混和剤:増粘剤(粉体)、ρP=2.93、
まず、配合は下記のとおりである。
[使用材料]
セメント(C):早強ポルトランドセメント、ρc=3.14
セラミック炭(Ce):粒径10μm〜2.5mm、ρs=0.75、
吸水率62.5%、
粗骨材(G):5号(10mm〜20mm)砕石、藤原町産石灰石、
ρG=2.68、
混和剤:増粘剤(粉体)、ρP=2.93、
[配合]:下記表2のとおりである。
表2の配合の未硬化物の調製は、以下のようにして行った。
(1)粗骨材とセラミック炭とセメントと混和剤を容易する。
(2)前記(1)の混合物を空練り(30秒間)する。
(3)前記(2)を完了したものに、給水し、さらに補正水を注水する。
なお、補正水は、配合の1/2を水と同時に投入し、その後練り混ぜ状況を確認しながら残部の1/2について必要量の投入を行う。なお、水の全添加量は3〜7重量%である。
(4)前記(3)を行ったものを、本練り(180秒間)する。
次いで、コンクリートの打設を以下のようにして行った。
(5)前記(4)の本練りを終えたものを、ホッパーからプレート上に投下して盛りつけ、プレートを振動機(型枠振動機)で10秒間程度振動させて締め固めを行い、締め固めが収まった段階で、沈下した部分に前記本練り物を追加し、その表面に小型振動機の振動板をあてて平滑にして、セメント水和硬化物多孔質成形体の供試体を得る。
(1)粗骨材とセラミック炭とセメントと混和剤を容易する。
(2)前記(1)の混合物を空練り(30秒間)する。
(3)前記(2)を完了したものに、給水し、さらに補正水を注水する。
なお、補正水は、配合の1/2を水と同時に投入し、その後練り混ぜ状況を確認しながら残部の1/2について必要量の投入を行う。なお、水の全添加量は3〜7重量%である。
(4)前記(3)を行ったものを、本練り(180秒間)する。
次いで、コンクリートの打設を以下のようにして行った。
(5)前記(4)の本練りを終えたものを、ホッパーからプレート上に投下して盛りつけ、プレートを振動機(型枠振動機)で10秒間程度振動させて締め固めを行い、締め固めが収まった段階で、沈下した部分に前記本練り物を追加し、その表面に小型振動機の振動板をあてて平滑にして、セメント水和硬化物多孔質成形体の供試体を得る。
[セラミック炭入りポルトランドセメント水和硬化物多孔質成形体の基本物性]
前記のようにして得られたセラミック炭入りポルトランドセメント水和硬化物多孔質成形体の基本物性は下記のとおりであった。
単位体積重量:1.8〜2.0t/m3
空隙率(連続空隙):15〜20%
圧縮強度(材齢28日):15〜20N/mm2(150〜200kgf/cm2)
本発明のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体を人工的に汚染した汚水中に7日間設置して浄化状態を観察したところ、図2、図3にグラフ図を示すごとく、汚染水中の汚染物質含有量が削減されることが確認された。
図2に係る全窒素含有量の削減効果の確認実験は下記のようにして行った。
まず、汚染水中の窒素含有濃度を測定した後、本願発明に係る多孔質成形体ブロック(10cm×10cm×40cm)の2本を85リットルの前記汚染水中に埋没させ、24時間後、72時間後、120時間後及び168時間後の各時間に検体水を2000ml採取して、全窒素含有量を測定し、グラフ図にプロットした。
比較例として、セラミック炭を含まない多孔質成形体ブロックについても同じ試験を行って、グラフ図にプロットした。
なお、汚染水中の含有窒素の初期濃度は2.0mg/1000mlであり、全取水時間中、水中ポンプを連続運転して槽内の汚染水の循環を行った。
その結果から見て、本願発明に係る多孔質成形体によれば全窒素含有量は3日目で1/2以下になることが判った。
前記のようにして得られたセラミック炭入りポルトランドセメント水和硬化物多孔質成形体の基本物性は下記のとおりであった。
単位体積重量:1.8〜2.0t/m3
空隙率(連続空隙):15〜20%
圧縮強度(材齢28日):15〜20N/mm2(150〜200kgf/cm2)
本発明のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体を人工的に汚染した汚水中に7日間設置して浄化状態を観察したところ、図2、図3にグラフ図を示すごとく、汚染水中の汚染物質含有量が削減されることが確認された。
図2に係る全窒素含有量の削減効果の確認実験は下記のようにして行った。
まず、汚染水中の窒素含有濃度を測定した後、本願発明に係る多孔質成形体ブロック(10cm×10cm×40cm)の2本を85リットルの前記汚染水中に埋没させ、24時間後、72時間後、120時間後及び168時間後の各時間に検体水を2000ml採取して、全窒素含有量を測定し、グラフ図にプロットした。
比較例として、セラミック炭を含まない多孔質成形体ブロックについても同じ試験を行って、グラフ図にプロットした。
なお、汚染水中の含有窒素の初期濃度は2.0mg/1000mlであり、全取水時間中、水中ポンプを連続運転して槽内の汚染水の循環を行った。
その結果から見て、本願発明に係る多孔質成形体によれば全窒素含有量は3日目で1/2以下になることが判った。
図3に係る全リン含有量の削減効果の確認実験は下記のようにして行った。
まず、汚染水中のリン含有濃度を測定した後、本願発明に係る多孔質成形体ブロック(10cm×10cm×40cm)の2本を85リットルの前記汚染水中に埋没させ、24時間後、72時間後、120時間後及び168時間後の各時間に検体水2000mlを採取して、全リン含有量を測定し、グラフ図にプロットした。
比較例として、セラミック炭を含まない多孔質成形体ブロックについても同じ試験を行って、グラフ図にプロットした。
なお、汚染水中の含有リンの初期濃度は0.4mg/1000mlであり、全取水時間中、水中ポンプを連続運転して槽内の汚染水の対流循環を行った。
その結果から見て、本願発明に係る多孔質成形体によれば全リン含有量は3日目で3/4になり、5日目で2/3になることが判った。
まず、汚染水中のリン含有濃度を測定した後、本願発明に係る多孔質成形体ブロック(10cm×10cm×40cm)の2本を85リットルの前記汚染水中に埋没させ、24時間後、72時間後、120時間後及び168時間後の各時間に検体水2000mlを採取して、全リン含有量を測定し、グラフ図にプロットした。
比較例として、セラミック炭を含まない多孔質成形体ブロックについても同じ試験を行って、グラフ図にプロットした。
なお、汚染水中の含有リンの初期濃度は0.4mg/1000mlであり、全取水時間中、水中ポンプを連続運転して槽内の汚染水の対流循環を行った。
その結果から見て、本願発明に係る多孔質成形体によれば全リン含有量は3日目で3/4になり、5日目で2/3になることが判った。
また、同セメント水和硬化物多孔質成形体を浅い海底に10ヶ月間設置して海藻の繁殖状態を観察したところ、海藻の繁殖が著しいことが確認された。
本発明の多孔質成形体は、例えば上記のごとく、汚染された水中に設置されて、藻類の繁殖のための藻礁に適用されたり、閉鎖水域の浄化、都市廃水の浄化、その他の水質の浄化、植物の育生床(植生ポット)等として使用することができる。また空中に設置されて、空気の浄化や騒音の吸収(吸音)等に利用することもできる。
本発明の多孔質成形体は、例えば上記のごとく、汚染された水中に設置されて、藻類の繁殖のための藻礁に適用されたり、閉鎖水域の浄化、都市廃水の浄化、その他の水質の浄化、植物の育生床(植生ポット)等として使用することができる。また空中に設置されて、空気の浄化や騒音の吸収(吸音)等に利用することもできる。
1:セラミック炭、
2:セメントと水の混合物の水和硬化物
3:粗骨材、
4:空隙部、
G1、G2、G3:セラミック炭被覆粗骨材、
2:セメントと水の混合物の水和硬化物
3:粗骨材、
4:空隙部、
G1、G2、G3:セラミック炭被覆粗骨材、
Claims (11)
- 連通した微細孔の多いセラミック炭とセメントと粗骨材と水との混合物の水和硬化物多孔質成形体であって、粗骨材はその表面が、炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物でコーティングされたセラミック炭被覆粗骨材であり、各セラミック炭被覆粗骨材は前記セラミック炭とセメントと水の混合物の水和硬化物を介して点接触で結合されてなり、連通した多くの空隙部を有するものであることを特徴とするセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- 粗骨材70〜80重量%、セラミック炭3〜5重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%、混和剤0.5〜2.0重量%とからなるセメント水和硬化物多孔質成形体であって、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaであることを特徴とする請求項1記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- 連通した微細孔の多いセラミック炭が、可燃性有機物である有機質廃材1重量部とセラミック原料0.1〜0.3重量部の混合物を700〜950℃で中性又は還元性雰囲気中でセラミック原料が素焼状の通気性を保持した状態に焼成して得られたBET法による比表面積が50m2/g以上のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- セラミック炭が、多孔質粒状の炭の表面の少なくとも一部を素焼状のセラミックコーティング層で被覆してなるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- セラミック炭が、可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックスがコーティングされた多孔性構造を有するものであり、炭素の含有割合が30〜70重量%、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2/g以上であり、90%以上が2.5mm以下の粒径のものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- セラミック炭が、a)可燃性有機物と、b)粘結剤としての粘土鉱物と、c)ゼオライト、炭酸カルシウム、ゼオライト含有無機系廃棄物又は炭酸カルシウム含有無機系廃棄物から成る群より選ばれた1又は2以上の粉末状添加物とを、予め含水率が60〜80%になるように調整された上記可燃性有機物a)100重量部に対して、上記粘土鉱物b)2〜20重量部及びc)粉末状添加物0.3〜8重量部の比率にて混合を行い、上記可燃性有機物の表面に、上記粘土鉱物及び粉末状添加物を均一に被覆した後、ロータリキルンを用いて600〜950℃まで加熱して自己燃焼を生じさせ、その後、自己燃焼により焼成を行って焼成物を得た後、当該焼成物を粉砕及び整粒することにより、上記可燃性有機物の炭化により生じた炭素の表面にセラミックス層がコーティングされた多孔性構造を有し、炭素の含有割合が30〜70重量%で、セラミックスの含有割合が70〜30重量%で、BET法に従って算出された比表面積が50m2/g以上で、90%以上が2.5mm以下の粒径のものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- 上記可燃性有機物が、間伐材チップ、建築廃棄物チップ、コーヒー残滓、モミ殻、パンチング紙片、故紙パルプ及び竹チップからなる群より選ばれたもの1又は2以上であり、上記粘土鉱物が、カオリナイト、ハロイサイト及びベントナイトから成る群より選ばれた1又は2以上のものであることを特徴とする、請求項3〜6のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- セラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体が、水質浄化用ブロックであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体が湖沼又は河川に配置されてなることを特徴とするビオトープ。
- 粗骨材70〜80重量%と炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭3〜5重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%と混和剤0.5〜2.0重量%とからなる水硬性混合物を型枠内に投入して成形した後、養生硬化することを特徴とする、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaである連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体の製造方法。
- 粗骨材70〜80重量%とセメント10〜20重量%と水3〜7重量%と混和剤0.5〜2.0重量%とを混合し、次いで炭素細粒の表面がセラミックスでコーティングされた粒径5mm以下、吸水率50〜80重量%のセラミック炭3〜5重量%を添加した後、同混合物を型枠内に投入して成形し、その後養生硬化することを特徴とする、空隙率が15〜30容積%、嵩比重が1.5〜2.1、圧縮強度が10〜25MPaである連通した多くの空隙部を有するセラミック炭を含有するセメント水和硬化物多孔質成形体の製造方法。
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KR100591556B1 (ko) | 2005-12-09 | 2006-06-20 | 한국투수개발 주식회사 | 소형고압 투수 블럭 및 이를 제조하는 방법 |
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-
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- 2003-11-20 JP JP2003391506A patent/JP2005154163A/ja active Pending
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