JP2005153506A - インクタンクパッケージおよびインクタンクパッケージの開封方法 - Google Patents

インクタンクパッケージおよびインクタンクパッケージの開封方法 Download PDF

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    • B41J2/17533Storage or packaging of ink cartridges

Abstract

【課題】 インクタンクの取り出しおよび開封を、インクの飛散を特に意識することなく容易に行うことができるインクタンクパッケージを提供する。
【解決手段】 インクタンクパッケージは、インクタンク1とパッケージ6とからなり、パッケージ6は、インクタンク1を内包する容器部7と蓋部2とを有する。さらに蓋部2は、互いに折曲可能に連結された第1開封部2aと第2開封部2bとを有し、第1開封部2aにはインクタンク1の開口部をシールするシール部材5の一部が結合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置に交換可能に設けられるインクタンクを内包するインクタンクパッケージおよびこのインクタンクパッケージを開封する開封方法に関するものである。
現在、インクジェット記録装置としては、インクタンクを交換可能に設けたものが知られている。この交換可能なインクタンクには、インク供給口の他に内部と大気とを連通させるための大気連通口が設けられており、大気連通口は、未使用状態においてはシール部材によって密閉されている。また、インクタンクは、流通過程などにおける損傷を避けるため、パッケージに梱包された状態で市場に提供されるのが通例である。このような、インクタンクを内包するインクタンクパッケージを使用する際には、まず、パッケージ部分を開封し、その後、大気連通口のシール部材を剥離することが必要となる。しかし、シールを剥がし忘れたまま、インクジェット記録装置に装着されてしまう虞があるため、これを防止すべくパッケージ部分の開封部分にシール部材を予め結合しておき、パッケージ部分の開封に伴ってシール部材が剥離されるような技術も提案されている(例えば特許文献1)。
特開平11−70971号公報(第5頁、図5)
しかしながら、従来の技術では次のような課題が残されている。
インク供給部、大気連通口を封止するシール部材とパッケージ部分の開封部とが結合されている場合、開封部が急激に引かれてシール部材が急速に剥離されると、インク供給部近傍のインクが大気連通口から外部へと飛散する虞がある。また、通常のインクタンクにはインク供給口と大気連通口とが独立して形成されており、シール部材が2個所に分離して設けられている。従って、上記のようにパッケージ部分の開封と共に大気連通口が開放された後、インク供給口側のシールを剥がす時には、やはり供給口からインクが飛び散る虞がある。
本発明は以上に述べた従来の課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、インクタンクの取り出しおよび開封を、インクの飛散を特に意識することなく容易に行うことができるインクタンクパッケージを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクタンクパッケージは、は、以下の構成を有するものとなっている。
すなわち、本発明の第1の形態は、インクタンクを内包する容器部と前記容器部の前記インクタンクを取り出すための取出口を開封可能に閉塞する蓋部とを有するインクタンクパッケージにおいて、前記パッケージの蓋部は、互いに折曲可能に連結された第1開封部と第2開封部とを有し、前記インクタンクの開口部がシールされたシール部材の一部に、前記第1開封部との結合部を有することを特徴とする。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態におけるインクタンクパッケージの開封方法において、前記インクタンクの開口部が、インクを外部へ供給するインク供給口とインクタンクの内部を外部の大気と連通する大気連通口とからなり、前記シール部材により、少なくともインク供給口が外気とシールされていることを特徴とする。
本発明の第3の形態は、前記インクタンクの開口部の大気連通口は、前記第2の形態において、前記インク供給口がシールされた前記シール部材のシール位置より前記シール部材内において前記結合部に近い位置でシール部材によりシールされていることを特徴とする。
本発明の第4の形態は、前記第1ないし第3の形態のいずれかにおいて、前記インクタンクが、インクを毛細管力によって保持するインク吸収体を備えていることを特徴とする。
本発明の第5の形態は、前記第1の形態において、前記インクタンクの前記開口部と別の第2開口部がシールされた第2シール部材の一部に、前記第2開封部との結合部を有することを特徴とする。
本発明の第6の形態は、前記第5の形態において、前記開口部は、インクタンクの内部と外部の大気とを連通させる大気連通口であることを特徴とする。
本発明の第7の形態は、前記第5の形態において、前記第2開口部が、インクを外部へ供給するインク供給口であることを特徴とする。
本発明の第8の形態は、上記第1ないし第7の形態において、前記インクタンクが、インクを吐出して記録動作を行うインクジェット記録装置に着脱可能に搭載されることを特徴とする。
本発明の第9の形態は、前記第1の形態に記載のインクタンクパッケージの開封方法であって、前記第1開封部を前記第2開封部より先行して前記取り出し口から開封することによって前記シール部材が前記インクタンクの開口部からはがされ、前記第2開封部を前記取り出し口から開封することによって前記容器部内から前記インクタンクが取り出し可能となることを特徴とする。
本発明の第10の形態は、前記第3の形態に記載のインクタンクパッケージの開封方法であって、前記第1開封部を前記取り出し口から開封するのに伴って前記シール部材が前記大気連通口、前記供給口の順番ではがされ、前記第2開封部を前記取り出し口から開封することによって前記容器部内から前記インクタンクが取り出し可能となることを特徴とする。
本発明の第11の形態は、前記第5の形態に記載のインクタンクパッケージの開封方法であって、前記第1開封部を、前記第2開封部より先行して前記取り出し口から開封することによって前記第1シール部材が前記インクタンクの大気連通口からはがされ、前記第2開封部を前記取り出し口から開封することにより前記第2シール部材が前記インクタンクのインク供給口からはがされると共に、前記インクタンクが前記容器部から取り出し可能となることを特徴とする。
本発明の第12の形態は、上記第9ないし第11の形態において、前記インクタンクが、インクを吐出して記録動作を行うインクジェット記録装置に着脱可能に搭載されることを特徴とする。
なお、本願の明細書および特許請求の範囲の記載において、インクタンクパッケージとは、少なくともインクタンクとこれを内包する収容部分とを含むものを意味する。
以上の発明においては、蓋部を構成する第1開封部と第2開封部とが屈曲可能に連結されており、開封時には、まず第1開封部が第2開封部に対して屈曲した状態で開封され、その後、第2開封部が開封されるという段階的な開封動作が行われるため、シール部材は比較的緩やかに容器部の開口部から引きはがされ、しかも前記開口部からのシール部材の引きはがしは、容器部内で行われるため、ユーザはインクが外部に飛散することを特に意識することなく、パッケージの開封およびインクタンクの取り出しを行うことができる。また、前記インクタンクの開口部が、インクを外部へと供給するインク供給口とインクタンクの内部を外部の大気と連通させる大気連通口とからなる場合において、前記蓋部の開封動作に伴い、前記シール部材が、インク供給口よりも先に大気連通口を開放するようにすることにより、温度上昇などによって容器部の内圧が高まったとしても、容器内の圧力が低下した状態で供給口が開放されることとなり、供給口からインクが漏れ出しにくくなる。
本発明のインクタンクパッケージおよびその開封方法に係る実施形態を、以下に図を用いて詳細に説明する。なお、以下の各実施形態におけるインクタンクパッケージは、全てインクタンクとこれを内包するパッケージとを含むものを意味する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態におけるインクタンクパッケージの断面を図1に示す。
インクタンク1はPETやPPおよびそれらの積層構造によるパッケージ6内に梱包されている。パッケージ6は凹型でインクタンク1を収容する容器部7と、蓋部2とからなる。そして、蓋部2は、ヒンジ部8によって折曲可能に連結された第1開封部2aと、第2開封部2bとからなる。
なお、この実施形態では、蓋部2は一体成形された比較的厚肉の枠状部材2cと、この枠状部材2cの開口部を被覆する透明のシート材2dとによって構成されている。また、前記ヒンジ部8は、枠状部材2cの相対向する2辺に形成された凹部によって形成されており、このヒンジ部(凹部)8によって前記枠状部材2cの第1開封部2aと第2開封部2bとを屈曲可能に構成している。また、前記容器部7の上面には、外方に突出する枠状の突出部7aが形成されている。この突出部7aの一辺と、第2開封部の一辺から突出するシート材2dとは折曲可能に連結されており、この折曲可能な部分が第2開封部と容器部7とを連結する第2ヒンジ部9となっている。
インクタンク1の開口部、すなわちインク供給口や大気連通口は、インクタンク1の上面部に形成されている。インク供給口および大気連通口は、帯状をなす単一のシール部材5の一端部側に形成されるシール部5aでシールされている。また、シール部材5の他端部側に形成される取付部5bは、蓋部2の第1開封部2aに熱溶着などで固着されている。容器部7および蓋部2は、真空成型などで形状が形成され、前記蓋部2のシート材2dと容器部7の突出部7aとは剥離可能に接着された状態となっている。このようにしてパッケージ6内にインクタンク1を収容することにより、インクタンク1は外力から保護され、高い保存性が得られる。
図1(a)は、インクタンク1がパッケージ6内に密封された状態で収容された初期状態を示し、図1(b)は、第2開封部2bを手で固定し、第1開封部2aを開封している様子を示す。図1(b)に示す時点で第2開封部2bはまだ開封されておらず、シール部材5のシール部5aはインクタンク1から緩やかに剥離されて行く。
従って、開口部近傍のインクの飛び散りが発生しない。また、環境状態、特に開封時の大気圧が著しく低い時など、偶発的にインクタンク1内のインクが外部に漏れ出ることがあったとしても、パッケージ6の容器部7でインクを受容するから、ユーザの手や衣類などを汚す虞が少ない。
図1(c)はさらに第2開封部3まで開封された状態を示す。この状態になって、ユーザはインクタンク1を取り出すことができる。
図4(a)、(b)、(c)は、図1(a)、(b)、(c)に対応し、各々を斜視図で示したものである。
図7は、本発明のパッケージ6から取り出されたインクタンク1がインクジェット記録装置700に装着された斜視図を示す。
すなわち、このインクジェット記録装置700には、キャリッジモータ702の駆動力によって左右に往復移動するタイミングベルト703と共にガイドシャフト704に沿って移動するキャリッジ705が設けられており、キャリッジ705には複数種のインクを貯蔵する複数のインクタンク1K、1C、1M、及び1Yが着脱可能に搭載されている。これらの下部にあるインク供給口が装着時、各々該当する不図示の記録ヘッドに結合される。
なお、1Kはブラックインクを収納したインクタンク、1Cはシアンインクを収納したインクタンク、1Mはマゼンタインクを収納したインクタンク、1Yはイエローインクを収納したインクタンククをそれぞれ示しており、これらのインクタンクは、いずれも上記の構成を有するものとなっている。
また、このインクジェット記録装置700には、キャリッジ705の移動後、間欠的に記録媒体706を搬送する搬送ローラ710が設けられている。搬送ローラ710は、搬送モータ715の動作に従って回転する。そして、搬送ローラ710による搬送動作と、キャリッジ705に搭載された不図示の記録ヘッドの記録走査とを交互に行うことにより、1枚の記録媒体706に対して画像が順次形成されて行く。
なお、716は搬送モータ715の回転軸に結合され、回転位置の検出と回転速度制御に用いるロータリエンコーダである。
また、キャリッジ705の往復移動範囲内のうち、記録媒体706に対する記録動作が行われない領域にキャップ717が設けられている。キャップ717は、各記録ヘッドの適正なインク吐出性能を維持するためのものであり、ここでは、4個の記録ヘッド各々に対応してキャップ717が4個設けられている。
718は記録ヘッドの端面に付着したインクを払拭するためのワイパブレードで、記録ヘッドをキャップ717にてキャップされる位置から記録領域へ向かう方向に移動する際、回復動作によって記録ヘッドのノズル口形成面に付着したインクをこのワイパブレード718によって払拭し、クリーニングし得る。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態を示す図である。なお、図2において、上記第1の実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付す。
この第2の実施形態におけるインクタンクパッケージでは、インクタンク1に形成される大気連通口および供給口などの開口部10が、開封前の蓋部2に対し垂直となる同一の面に配置されており、この開口部を蓋部2に取り付けられた単一のシール部材5でシールするものとなっている。ここで、シール部材5のシール部5aの一端部側に形成されるシール部5aは、開口部10に熱溶着でシールされている。また、シール部材5の他端部側に形成される取付部5bは、蓋部2の第1開封部2aに溶着されており、未使用状態において、前記シール部材5は、その一端部から他端部にかけて略U字状に湾曲した状態に保持されている。
上記のように構成されたインクタンクパッケージにおいて、インクタンク1を取り出す場合には、上記第1の実施形態と同様に、第1開封部2aと第2開封部2bとを順次容器部7から開封させることによって行うことができる。また、この第2の実施形態では、第1開封部2と共にシール部材5を上方へと引き上げた際に、シール部材5のシール部5aがU字状またはV字状に屈曲した状態となり、第1開封部の開封力が効率的にシール部5aの下端部に加わる。このため、シール部5aに対して剥離方向に強い力を与えることができ、スムーズな開封が可能となる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態を示す図である。なお、図3において、上記第2の実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付す。
この第3の実施形態におけるインクタンクパッケージでは、インクタンク1が供給口10と大気連通口11とをそれぞれ異なる面に有し、それぞれの開口部10,11を独立したシール部材5および12でシールするものとなっている。シール部材5の一端部側に形成されているシール部5aは、供給口10を剥離可能にシールしており、シール部材5の他端部側に形成される取付部5bは、第2開封部2bに固着されている。また、シール部材12の一端部側に形成されるシール部12aは、大気連通口11を剥離可能にシールしており、シール部材12の一端部側に形成されている取付部12bは、第1開封部2aに固着されている。
図3(a)は初期状態を示している。また、図3(b)に示すように、第1開封部2aを開封したところで、シール部材12が剥離し、大気連通口11が開放される。さらに、図3(c)に示すように、第2開封部2bを開封したところでシール部材5が剥離され、インク供給口10が開放される。
このように、先行して大気連通口11が開放されると、例えば温度上昇などによって容器部の内圧が高まった状態にあったとしても、大気連通口11の開放と同時に容器内の圧力が低下するため、その後、供給口が開放される際に供給口からインクが漏れ出しにくくなる。
(第4の実施形態)
図5は、本発明に適用するインクタンク1の内部構造の一例を示す断面図である。
このインクタンク1はPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)タンク容器15と、その開口部に気密状態で固定されたタンク蓋21とを有し、タンク蓋21には大気通行口11が形成され、タンク容器15の底面にはインクをプリントヘッド(図示せず)に供給する供給口16が形成されている。また、タンク容器15の内部には毛細管力でインクを吸収するPPやPEを主材料とした吸収体13と、供給口16に隣接して配置され、吸収体13内のインクを供給口16に向けて集合させるのを促進するためのPPやPEを主材料とした圧接体14とが収納されている。
一方、供給口16には、PPやPEを用いた溶着層とガスや水分の透過を防ぐガスバリア層と機械的強度を有する基材からなる積層型のシール部材5が熱溶着等で溶着されている。また、大気連通口11はインクタンク1内のインクを消費するに伴い大気を内部に導入するものであり、この大気連通口11および前記供給口16には、保存時や物流時に内部のインクが外部に漏れ出すのを防ぐことを目的として、シール部材10および5をそれぞれ溶着する場合がある。しかし、その場合インクタンク1の内部は外気から完全に密閉された状態となるため、温度や気圧の環境変化によってカートリッジ内圧が高まることがある。従って、このインクタンク1を梱包する場合には、上記第3の実施形態に示すパッケージを用い、大気連通口11を供給口16より先に開放して内外圧力差を解消するような開封方法を採ることが有効である。なお、この場合にも、上記第3の実施形態と同様に、大気連通口11に設けたシール部材10は図3に示す第1開封部2aに固定し、供給口16に設けたシール部材5は第2開封部2bに固定する。
(第5の実施形態)
図6は、本発明に適用するインクタンクの内部構造の他の例を示す断面図である。なお、図6において、図5に示した構造部分と同一もしくは相当部分には、同一符号を付し、その説明の詳細は省く。
図6に示すインクタンク1は、タンク容器15と蓋部21とに形成される内部空間が2室に分かれているものとなっている。すなわち、インクタンク1の内部空間は分離壁17によって、吸収体13を収納する吸収体室20と、インクを直接収納するインク室19とに分かれており、吸収体室20とインク室19とは、連通部18を介して連通している。このように構成されたインクタンク1は、保存時や物流時にインク室19内のインクが吸収体室20に移動し、最終的に開口部16から外部にインクが漏れ出る場合がある。したがって、これを防ぐため、大気連通口11とインク供給口16とをシール部材12と5とでそれぞれシールする必要がある。この場合も、インクタンク1の内外で圧力差が生じる場合があるため、開封時には先に大気連通口11から先に開放する必要がある。この開放方法は、図5に示すインクタンクと同様に、第3の実施形態に示したパッケージを使用することによって実現できる。
なお、以上説明した第2ないし第5の実施形態におけるインクタンクも上記第1の実施形態と同様に、図7に示すインクジェット記録装置に着脱可能に装着されるものとなっている。
(その他の変形例)
また、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で適宜変更し得るものである。例えば、上記各実施形態における蓋部は、枠状部材2cとシート材2dとによって構成し、第1の開封部2aと第2開封部2bとを前記枠状部材2に形成した凹部(ヒンジ部)8によって屈曲可能に形成したが、本発明において、蓋部は、容器部を開閉可能に閉塞でき、かつ第1開封部と第2開封部とが屈曲可能であるものであれば、その他の構成を用いることも可能である。すなわち、第1開封部および第2開封部を別部材によって構成し、それらをシート材などの屈曲可能な部材によって連結するなど、その他の構成を用いることも可能であり、さらに、第2屈曲部は、開封によって容器部から完全に分離されるよう構成することも可能である。また、パッケージの形状などは、インクタンクの形状に応じて適宜変更可能であり、また、使用する部材の材質なども特に限定されるものではない。
本発明は、インクジェット記録装置の交換可能なインクタンクおよびインクカートリッジなどのインク収納体の梱包に利用可能である。
本発明の第1の実施形態におけるインクタンクおよびこれを梱包するのパッケージの断面図であり、(a)は初期状態を、(b)は第1開封部を開封させた状態を、(c)は第2開封部を開封させた状態をそれぞれ示している。 本発明の第2の実施形態におけるインクタンクおよびこれを梱包するのパッケージの断面図であり、(a)は初期状態を、(b)は第1の開封部を開封させた状態をそれぞれ示している。 本発明の第3の実施形態におけるインクタンクおよびこれを梱包するのパッケージの断面図であり、(a)は初期状態を、(b)は第1開封部を開封させた状態をそれぞれ示している。 図1に対応する斜視図であり、(a)は初期状態を、(b)は第1開封部を開封させた状態を、(c)は第2開封部を開封させた状態をそれぞれ示している。 本発明に適用するインクタンクの内部構造の一例を示す図である。 本発明に適用するインクタンクの内部構造の他の例を示す図である。 本発明に適用するインクタンクがインクジェット記録装置に装着された状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 インクタンク
2 第1開封部
3 第2開封部
5 シール部材
10 シール部材
11 大気連通口
12 シール部材
13 インク吸収体
16 インク供給口
700 インクジェット記録装置

Claims (12)

  1. インクタンクを内包する容器部と前記容器部の前記インクタンクを取り出すための取出口を開封可能に閉塞する蓋部とを有するインクタンクパッケージにおいて、
    前記パッケージの蓋部は、互いに折曲可能に連結された第1開封部と第2開封部とを有し、
    前記インクタンクの開口部がシールされたシール部材の一部に、前記第1開封部との結合部を有することを特徴とするインクタンクパッケージ。
  2. 前記インクタンクの開口部は、インクを外部へ供給するインク供給口とインクタンクの内部を外部の大気と連通する大気連通口とからなり、前記シール部材により、少なくともインク供給口が外気とシールされていることを特徴とする請求項1に記載のインクタンクパッケージ。
  3. 前記インクタンクの開口部の大気連通口は、前記インク供給口がシールされた前記シール部材のシール位置より前記シール部材内において前記結合部に近い位置でシール部材によりシールされていることを特徴とする請求項2に記載のインクタンクパッケージ。
  4. 前記インクタンクは、インクを毛細管力によって保持するインク吸収体を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクタンクパッケージ。
  5. 前記インクタンクの前記開口部と別の第2開口部がシールされた第2シール部材の一部に、前記第2開封部との結合部を有することを特徴とする請求項1に記載のインクタンクパッケージ。
  6. 前記開口部は、インクタンクの内部と外部の大気とを連通させる大気連通口であることを特徴とする請求項5に記載のインクタンクパッケージ。
  7. 前記第2開口部は、インクを外部へ供給するインク供給口であることを特徴とする請求項5に記載のインクタンクパッケージ。
  8. 前記インクタンクは、インクを吐出して記録動作を行うインクジェット記録装置に着脱可能に搭載されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクタンクパッケージ。
  9. 請求項1に記載のインクタンクパッケージを開封する開封方法であって、
    前記第1開封部を前記第2開封部より先行して前記取り出し口から開封することによって前記シール部材が前記インクタンクの開口部からはがされ、
    前記第2開封部を前記取り出し口から開封することによって前記容器部内から前記インクタンクが取り出し可能となることを特徴とするインクタンクパッケージの開封方法。
  10. 請求項3に記載のインクタンクパッケージの開封方法であって、
    前記第1開封部を前記取り出し口から開封するのに伴って前記シール部材が前記大気連通口、前記供給口の順番で順次はがされ、
    前記第2開封部を前記取り出し口から開封することによって前記容器部内から前記インクタンクが取り出し可能となることを特徴とするインクタンクパッケージの開封方法。
  11. 請求項5に記載のインクパッケージの開封方法であって、
    前記第1開封部を、前記第2開封部より先行して前記取り出し口から開封することによって前記第1シール部材が前記インクタンクの大気連通口からはがされ、
    前記第2開封部を前記取り出し口から開封することにより前記第2シール部材が前記インクタンクのインク供給口からはがされると共に、前記インクタンクが前記容器部から取り出し可能となることを特徴とするインクタンクパッケージの開封方法。
  12. 前記インクタンクは、インクを吐出して記録動作を行うインクジェット記録装置に着脱可能に搭載されることを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載のインクタンクパッケージの開封方法。
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