JP2005152334A - ハンディモップ - Google Patents
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Abstract
【課題】
隅部を壁に沿って清掃する際でも窮屈な操作をしなくてもよく、しかも、全体として操作しやすく、更に、壁との間にダストが溜まって掃き出せなくなるのを防止できる、ハンディモップを提供すること。
【解決手段】
多数の細いパイル21をキャンバス22の少なくとも裏面に備えた払拭部2と、キャンバス22表面に取り付けられてキャンバス22を保持する保持部3と、一端41が保持部3に連結されて延びたハンドル4と、を備えたハンディモップ1において、キャンバス22の平面形状が菱形であり、ハンドルの延長線上には菱形の頂部が位置していることを特徴としている。
【選択図】図1
隅部を壁に沿って清掃する際でも窮屈な操作をしなくてもよく、しかも、全体として操作しやすく、更に、壁との間にダストが溜まって掃き出せなくなるのを防止できる、ハンディモップを提供すること。
【解決手段】
多数の細いパイル21をキャンバス22の少なくとも裏面に備えた払拭部2と、キャンバス22表面に取り付けられてキャンバス22を保持する保持部3と、一端41が保持部3に連結されて延びたハンドル4と、を備えたハンディモップ1において、キャンバス22の平面形状が菱形であり、ハンドルの延長線上には菱形の頂部が位置していることを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、床、家具などの清掃対象物を払拭するための清掃用具として用いられるハンディタイプのモップに関するものである。
ハンディタイプのモップ即ちハンディモップは、通常、払拭部と保持部とハンドルとからなっている。払拭部は、多数の細い払拭体(例えばパイル)をキャンバスの少なくとも裏面に備えて構成されている。保持部は、キャンバス表面に取り付けられてキャンバスを保持している。ハンドルは、一端が保持部に連結されて延びている。このようなハンディモップは、ハンドルを把持し、払拭部の払拭体を清掃対象物の表面に当て、払拭部を前後左右に動かすことによって、清掃を行うものである。
ところで、従来一般のハンディモップは、図14に示すように、キャンバス10の長手方向の両側端部101が幅広の丸形状を有しており、ハンドル11は長手方向に延びている。なお、図14では、キャンバス10及びハンドル11を図示しており、払拭体及び保持部の図示は省略している。
特開平6−142026号公報
図14のハンディモップでは、隅部201を壁202に沿って清掃する際に、ハンドル11を把持した手203が壁202に当たることがあり、窮屈な操作を余儀なくされるという問題があった。しかも、図14に示すように、端部101と壁202との間の隅に、ダスト301が溜まり掃き出せないという問題があった。
本発明は、隅部を壁に沿って清掃する際でも窮屈な操作をしなくてもよく、しかも、全体として操作しやすく、更に、壁との間にダストが溜まって掃き出せなくなるのを防止できる、ハンディモップを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、多数の細い払拭体をキャンバスの少なくとも裏面に備えた払拭部と、キャンバス表面に取り付けられてキャンバスを保持する保持部と、一端が保持部に連結されて延びたハンドルと、を備えたハンディモップにおいて、キャンバスの平面形状が菱形であり、ハンドルの延長線上には菱形の頂部が位置していることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ハンドルの上記一端が保持部の中央に連結されており、保持部が、ハンドルの上記一端に対して、垂直軸回りに90度ずつ回転自在となっているものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、ハンドルの上記一端が保持部の中央に連結されており、ハンドルが上記一端にて水平軸回りに回動自在となっているものである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、ハンドルと保持部とが一体となっており、保持部は、キャンバス表面に形成された袋体に挿入されることによって、キャンバス表面に取り付けられるようになっており、保持部の挿入は長手方向両側から行うことができるようになっているものである。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明において、保持部の回転が、ハンドルに設けられたレバーの操作で行われるようになっているものである。
請求項6記載の発明は、請求項2記載の発明において、ハンドルの上記一端と保持部の中央との連結部において、上記一端に一体成形又は固着された筒体が、保持部の中央に一体成形又は固着された筒体に、内嵌しているものである。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、保持部の平面形状も菱形であり、保持部の長手方向両側部分がキャンバス表面の長手方向両側に形成された袋体にそれぞれ挿入されることによって、保持部がキャンバス表面に取り付けられているものである。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、保持部の長手方向両側部分の先端が、上向きに反っているものである。
請求項9記載の発明は、請求項1又は8に記載の発明において、払拭体の長さが、キャンバスの、長手方向の両側端部と長手方向の中央部とで、異なっており、両側端部の方が短いものである。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明において、払拭体の長さが、キャンバスの外側部と内側部とで異なっており、外側部の方が短いものである。
請求項11記載の発明は、請求項1又は8に記載の発明において、払拭体の太さが、キャンバスの、長手方向の両側端部と長手方向の中央部とで、異なっており、両側端部の方が細いものである。
請求項12記載の発明は、請求項1又は8に記載の発明において、払拭体の腰の強さが、キャンバスの、長手方向の両側端部と長手方向の中央部とで、異なっており、両側端部の方が強いものである。
請求項13記載の発明は、請求項1記載の発明において、払拭体を、キャンバスの表面にも備えているものである。
請求項14記載の発明は、請求項1記載の発明において、払拭体がパイルであるものである。
請求項15記載の発明は、請求項1記載の発明において、払拭体が、織布又は不織布からなる布片でできているものである。
請求項1記載の発明によれば、キャンバスの平面形状が菱形であるので、隅部を壁に沿って清掃する場合において、キャンバスの菱形の一辺を隅部に当接させることにより、ハンドルを壁から遠ざかる方向に位置させることができる。従って、操作が窮屈となるのを防止できる。
また、キャンバスの長手方向両側部分が先細りの形状を有しているので、菱形の頂部と壁との間にダストを溜めることなくダストを掃き出させることができる。
請求項2記載の発明によれば、保持部を、ひいてはキャンバスを、90度ずつ回転させることができるので、一辺の払拭体がダストを担持して汚れると、キャンバスを90度回転させて、隣りの一辺を使用することができる。従って、汚れていない部分を適宜使用することにより、良好な清掃を行うことができる。
また、ハンドルが長手方向に延びている状態で前後方向(長手方向)に操作すれば、隅部のような狭い領域を容易に清掃でき、ハンドルが幅方向に延びている状態で前後方向(幅方向)に操作すれば、広い領域を容易に清掃できる。従って、キャンバスを適宜回転させることにより、広狭様々な領域を有する清掃対象物を、効率良く清掃することができる。
更に、ハンドルの一端に対してキャンバスが均等であるので、キャンバスを小さなトルクで円滑に回転させることができる。
請求項3記載の発明によれば、払拭部の長手方向両側部分の一方の部分が汚れた場合には、ハンドルを回動させて他方の部分を使用することができるので、汚れていない部分を適宜使用することにより、良好な清掃を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、ハンドルを極めて簡単にキャンバスに取り付けることができ、また、請求項3記載の発明と同様の効果を発揮できる
請求項5記載の発明によれば、保持部の回転を容易に行うことができ、従って、清掃効率を向上できる。
請求項6記載の発明によれば、ハンドルが保持部に対して捻られたような場合でも、連結部を強度的に保持できる。
請求項7記載の発明によれば、保持部を容易に且つ確実にキャンバスに取り付けることができる。また、保持部の長手方向両側部分の先端がキャンバスの袋体内に位置しているので、当該先端が清掃対象物に直接に当たることは無く、従って、清掃対象物が傷付くのを防止できる。
請求項8記載の発明によれば、キャンバスの長手方向両側の頂部付近に設けられている払拭体を外側に向けることができる。従って、当該頂部が清掃対象物に向いた場合でも、払拭体が清掃対象物に当たることとなり、当該頂部は当たらないので、清掃対象物が傷付くのを防止できる。
また、挿入された保持部の長手方向両側部分よりも袋体が少し大きめであっても、先端が袋体の裏面に引っ掛かるようになるため、両側部分が袋体内で自由に動くのを防止でき、従って、ハンドルの操作とキャンバスの動きとの間にずれが生じるのを防止できる。
請求項9記載の発明によれば、キャンバスを前進させながら辺を擦るように使用した場合に、長手方向両側端部の短い払拭体が通過した後に長い払拭体が通過することとなるため、両者がばらけた状態となる。従って、払拭体が良好にばらつくこととなり、払拭体を有効に使うことができる。また、長手方向両側端部の払拭体が短いので、請求項8記載の構成によって、払拭体をより外側に向けることができ、請求項8記載の効果をより良好に発揮でき、しかも、隅部を清掃する場合に、払拭体が隅部に届きやすい。
請求項10記載の発明によれば、ダストを掃き寄せるように使用した場合に、払拭体が良好にばらつくこととなり、払拭体を有効に使うことができる。
請求項11記載の発明によれば、キャンバスを前進させながら辺を擦るように使用した場合に、長手方向両側端部の太い払拭体が通過した後に細い払拭体が通過することとなるため、両者がばらけた状態となる。従って、払拭体が良好にばらつくこととなり、払拭体を有効に使うことができる。また、長手方向両側端部の払拭体が太いので、請求項8記載の構成によって、払拭体を外側にしっかりと向けることができ、請求項8記載の効果をより良好に発揮でき、しかも、隅部を清掃する場合に、払拭体が隅部に届きやすい。
請求項12記載の発明によれば、キャンバスを前進させながら辺を擦るように使用した場合に、長手方向両側端部の腰の強い払拭体が通過した後に腰の弱い払拭体が通過することとなるため、両者がばらけた状態となる。従って、払拭体が良好にばらつくこととなり、払拭体を有効に使うことができる。また、長手方向両側端部の払拭体の腰が強いので、請求項8記載の構成によって、払拭体を外側にしっかりと向けることができ、請求項8記載の効果をより良好に発揮でき、しかも、隅部を清掃する場合に、払拭体が隅部に届きやすい。
請求項13記載の発明によれば、上下に狭い隙間を清掃する場合に、上下両面を一度に清掃できる。
請求項14記載の発明によれば、清掃効率を向上できる。
請求項15記載の発明によれば、パイルを用いた場合に比して、生産コストを低減できる。
(実施形態1)
図1は本発明のハンディモップの平面図、図2は図1のII矢視図である。このハンディモップ1は、多数の細い払拭体であるパイル21とキャンバス22とからなる払拭部2と、キャンバス22を保持する保持部3と、一端41が保持部3に連結されて延びたハンドル4と、からなっている。
図1は本発明のハンディモップの平面図、図2は図1のII矢視図である。このハンディモップ1は、多数の細い払拭体であるパイル21とキャンバス22とからなる払拭部2と、キャンバス22を保持する保持部3と、一端41が保持部3に連結されて延びたハンドル4と、からなっている。
パイル21はキャンバス22の裏面に設けられている。ここでは、全てのパイル21の長さ、太さ、及び腰の強さは、同じである。図では、大部分のパイル21の図示を省略している。
キャンバス22は、パイル21が縫い付けられる厚手の布体であり、平面形状が菱形のものである。即ち、キャンバス22は、長手方向両側部分が先細りの形状を有しており、長手方向両側に頂部221,222を、幅方向両側に頂部223,224を、有している。また、キャンバス22の表面の長手方向両端部分には、後述する保持部3の取付用の、袋体225,226が形成されている。
保持部3は、平板状のものであり、平面形状がキャンバス22と同じ菱形のものである。また、保持部3は、長手方向の略中央で山折できるようになっており、山折状態にして、長手方向の両側部分31,32を、キャンバス22の表面の袋体225,226にそれぞれ挿し込むことにより、キャンバス22に取り付けられ、キャンバス22を保持している。従って、保持部3は、容易に且つ確実にキャンバス22に取り付けられる。両側部分31,32の先端311,321は、上向きに反っている。
保持部3を山折できる機構は、具体的には、図3に示すようになっている。図3は保持部3の部分断面側面図である。保持部3において、部分31と部分32とは、図1の実線Eに示すように、分割されており、ハンドル4は部分32に連結している。部分32には、部分31側に向けてスプリング331で付勢された凸部332が設けられている。凸部332は、付勢された状態で、部分31の凹部333に係合するようになっている。凸部332は、波状に形成された上面部分334に指を当てて、スプリング331の付勢力に抗して部分32側(矢印C方向)に移動させると、凹部333との係合が解除されるようになっている。凸部332と凹部333との係合が解除されると、部分31は、部分32に対して自由となり、軸335回りを回動可能となる。よって、部分31をZの位置まで回動させれば、保持部3は山折状態となる。
ハンドル4は、棒状のものであり、ハンディモップ1を操作するために把持するものである。ハンドル4の一端41は保持部3の中央に連結されている。キャンバス22の菱形の頂部221,222,223,224のいずれかが、ハンドル4の延長線上に位置している。保持部3は、図4に示すように、後述する回転連結機構により、ハンドル4の一端41に対して、垂直軸回りに90度ずつ回転自在となっている。即ち、図4の(a)→(b)→(c)→(d)→(a)…というように、キャンバス22は、ハンドル4に対して、90度ずつ回転するようになっている。
上記回転連結機構は、次のようになっている。図5は上記回転連結機構を分解して示す上方斜視図、図6は同じく下方斜視図である。この機構5は、レバー51と、上部の筒体52と、下部の筒体53と、スプリング54と、軸体55と、からなっている。なお、筒体52はハンドル4の一端41と一体のものである。図7に示すように、機構5は、レバー51の先端部511,512を筒体52内に位置させた状態で、筒体52の下部521を筒体53に内嵌させ、スプリング54を外装した軸体55を、両筒体52,53内に下方から挿入し、軸体55を筒体52にねじ(図示せず)で止めて固定することにより、構成される。なお、図7では、筒体52の図示を省略している。
レバー51は、二股の先端部511,512が筒体52内に位置し、他端部がハンドル4の裏側に位置するよう延びている。
筒体52は、上部が閉じている。筒体52の壁522は、レバー51を通すための切欠き523を有している。筒体52は、内部に、軸体55を固定するためのねじ穴524を有している。筒体52の壁522の内面には、対向する2箇所に、縦に延びたリブ525が形成されている。
筒体53は、保持部3の中央にて保持部3と一体となっている。筒体53は、壁531と同心であって内側の第1内壁532及び外側の第2内壁533を有している。第1内壁532は、第2内壁533より高く形成されている。第1内壁532の上端縁には、4個の頂部5321とそれに続く4個の傾斜面5322が形成されている。4個の頂部5321は、円周方向90度間隔で形成されている。4個の傾斜面5322は、保持部3の回転方向とは反対方向(矢印A方向)に向けて低くなるよう傾斜している。第2内壁533は、円周方向90度間隔で形成された4個の縦溝5331により4個の小壁5332に分割されている。4個の小壁5332の上端縁は、高部5333とそれに続く傾斜面5334とを有している。4個の傾斜面5334も、保持部3の回転方向とは反対方向(矢印A方向)に向けて低くなるよう傾斜している。
軸体55は、筒体52に固定された状態で、筒体53をスプリング54によって上方に付勢している。筒体53は、軸体55に対して上下に摺動自在となっている。
機構5は、ハンドル4の裏側にあるレバー51を引き上げることによって作動するが、作動前の状態は次のようになっている。
(1)筒体53がスプリング54に付勢されて上方に位置している。
(2)レバー51の先端部511,512が、筒体53の第1内壁532の4個の頂部5321の内の対向する2個の頂部の傾斜面5322側に当接している。
(3)筒体52の2個のリブ525が、筒体53の第2内壁533の4個の縦溝5331の内の対向する2個に嵌っている。
(1)筒体53がスプリング54に付勢されて上方に位置している。
(2)レバー51の先端部511,512が、筒体53の第1内壁532の4個の頂部5321の内の対向する2個の頂部の傾斜面5322側に当接している。
(3)筒体52の2個のリブ525が、筒体53の第2内壁533の4個の縦溝5331の内の対向する2個に嵌っている。
そして、ハンドル4を把持した手でレバー51を引き上げると、レバー51が梃子の原理で作動して、レバー51の先端部511,512が、スプリング54の付勢力に抗しながら、筒体53をそのまま下降させる。筒体53は、リブ525が縦溝5331から上方に抜けるまで、下降する。そして、リブ525が縦溝5331から上方に抜けた後、レバー51を戻す時に、スプリング54の付勢力によって筒体53が上方へ戻りながら、リブ525が小壁5332の高部5333に当接して傾斜面5334に沿って滑るように移動するので、それに伴って、リブ525の移動方向とは反対方向(矢印B方向)に筒体53が回転する。筒体53は保持部3と一体であるので、筒体53が回転すると保持部3が回転することとなる。移動したリブ525は隣りの小壁5332に衝突して縦溝5331に嵌るので、筒体53の回転は止まる。縦溝5331は円周方向90度間隔で設けられているので、1回の回転は90度となる。よって、保持部3は、1回のレバー51の操作で90度回転する。
上記構成のハンディモップは、キャンバス22の平面形状が菱形であるので、図8に示すように、隅部201を壁202に沿って清掃する場合において、キャンバス22の菱形の一辺22aを隅部201に当接させることにより、ハンドル4を壁202から遠ざかる方向に位置させることができる。従って、操作が窮屈となるのを防止できる。
また、キャンバス22の長手方向両側部分が先細りの形状を有しているので、図8に示すように、頂部221と壁202との間にダスト301を溜めることなくダスト301を掃き出させることができる。
また、上述したように、保持部3を、ひいてはキャンバス22を、90度ずつ回転させることができるので、一辺22aに位置するパイル21がダストを担持して汚れると、キャンバス22を90度回転させて、図9に示すように、一辺22bを使用することができる。更に、回転させることにより、一辺22c,22dも使用できる。従って、汚れていない部分を適宜使用することにより、良好な清掃を行うことができる。しかも、このような使用の切替は、レバー51の操作だけで行うことができるので、容易である。また、ハンドル4の一端41に対してキャンバス22が均等であるので、キャンバス22を小さなトルクで円滑に回転させることができる。
また、ハンドル4が長手方向に延びている状態(図8の状態)で前後方向(長手方向)に操作すれば、隅部のような狭い領域を容易に清掃でき、ハンドル4が幅方向に延びている状態(図9の状態)で前後方向(幅方向)に操作すれば、広い領域を容易に清掃できる。従って、キャンバス22を適宜回転させることにより、広狭様々な領域を有する清掃対象物を、効率良く清掃することができる。
また、機構5においては、筒体52の下部521が筒体53に内嵌しているので、ハンドル4が保持部3に対して捻られたような場合でも、機構5を強度的に保持できる。
また、機構5においては、作動前の状態において、リブ525が縦溝5331に嵌っていることによって回転が止められているので、回転しない状態が安定して維持されている。従って、ハンドル4の操作に力を入れやすい。
更に、保持部3の両側部分31,32の先端311,321が上向きに反っているので、キャンバス22の頂部221,222を上向きにでき、その分だけ、頂部221,222付近に設けられているパイル21を外側に向けることができる。従って、キャンバス22の頂部221,222が清掃対象物に向いた場合でも、パイル21が清掃対象物に当たることとなり、頂部221,222は当たらないので、清掃対象物が傷付くのを防止できる。また、先端311,321が上向きに反っているので、挿入された保持部3の両側部分31,32よりも袋体225,226が少し大きめであっても、先端311,321が袋体225,226の裏面に引っ掛かるようになるため、両側部分31,32が袋体225,226内で自由に動くのを防止でき、従って、ハンドル4の操作とキャンバス22の動きとの間にずれが生じるのを防止できる。
(別の実施形態)
なお、本発明では、次のような構成を採用してもよい。
(1)図10に示すように、ハンドル4が、一端41にて水平軸42回りに回動自在である。これによれば、払拭部2の長手方向両側部分の一方の部分2Aが汚れた場合には、ハンドル4を矢印C方向に回動させて他方の部分2Bを使用することができるので、汚れていない部分を適宜使用することにより、良好な清掃を行うことができる。また、キャンバス22の平面形状が菱形であることによる効果も、実施形態1と同様に、発揮できる。
なお、本発明では、次のような構成を採用してもよい。
(1)図10に示すように、ハンドル4が、一端41にて水平軸42回りに回動自在である。これによれば、払拭部2の長手方向両側部分の一方の部分2Aが汚れた場合には、ハンドル4を矢印C方向に回動させて他方の部分2Bを使用することができるので、汚れていない部分を適宜使用することにより、良好な清掃を行うことができる。また、キャンバス22の平面形状が菱形であることによる効果も、実施形態1と同様に、発揮できる。
(2)図11に示すように、ハンドル4と保持部3とが一体となっている。保持部3は、キャンバス22表面に形成された袋体227に挿入されることによって、キャンバス22表面に取り付けられるようになっている。袋体227は長手方向両側に挿入口2271を有しており、保持部3の挿入は両方向から行うことができるようになっている。これによれば、ハンドル4を極めて簡単にキャンバス22に取り付けることができ、また、図10の場合と同様の効果を発揮できる。
(3)図12は払拭部2の長手方向の断面模式図である。図12に示すように、パイル21の長さが、キャンバス22の長手方向の両側端部X1と長手方向の中央部Y1とで、異なっており、両側端部X1の方が短い。これによれば、キャンバス22の辺を擦るように使用した場合に、パイル21が良好にばらつくこととなり、パイル21を有効に使うことができる。
(4)図13は払拭部2の幅方向の断面模式図である。図13に示すように、パイル21の長さが、キャンバス22の外側部X2と内側部Y2とで異なっており、外側部X2の方が短い。これによれば、ダストを掃き寄せるように使用した場合に、パイル21が良好にばらつくこととなり、パイル21を有効に使うことができる。
(5)パイル21の太さが、キャンバス22の長手方向の両側端部X1(図12)と長手方向の中央部Y1(図12)とで、異なっており、両側端部X1の方が細い。これによれば、隅部を清掃する場合に、パイル21が隅部に届きやすい。
(6)パイル21の腰の強さが、キャンバス22の長手方向の両側端部X1(図12)と長手方向の中央部Y1(図12)とで、異なっており、両側端部X1の方が強い。これによれば、隅部を清掃する場合に、パイル21が隅部に届きやすい。
(7)パイル21を、キャンバス22の裏面だけでなく表面にも備えている。これによれば、上下に狭い隙間を清掃する場合に、上下両面を一度に清掃できる。
(8)パイルの代わりに、織布又は不織布からなる細い布片を用いる。これによれば、パイルを用いた場合に比して、生産コストを低減できる。
本発明のハンディモップは、特に隅部を清掃するのに有効に使用できるものであるので、産業上の利用価値が大なるものである。
1 ハンディモップ
2 払拭部
21 パイル(払拭体)
22 キャンバス
221,222,223,224 頂部
3 保持部
31,32 (保持部3の長手方向両側の)部分
311,321 先端
4 ハンドル
41 一端
51 レバー
52,53 筒体
2 払拭部
21 パイル(払拭体)
22 キャンバス
221,222,223,224 頂部
3 保持部
31,32 (保持部3の長手方向両側の)部分
311,321 先端
4 ハンドル
41 一端
51 レバー
52,53 筒体
Claims (15)
- 多数の細い払拭体をキャンバスの少なくとも裏面に備えた払拭部と、キャンバス表面に取り付けられてキャンバスを保持する保持部と、一端が保持部に連結されて延びたハンドルと、を備えたハンディモップにおいて、
キャンバスの平面形状が菱形であり、ハンドルの延長線上には菱形の頂部が位置していることを特徴とするハンディモップ。 - ハンドルの上記一端が保持部の中央に連結されており、保持部が、ハンドルの上記一端に対して、垂直軸回りに90度ずつ回転自在となっている、請求項1記載のハンディモップ。
- ハンドルの上記一端が保持部の中央に連結されており、ハンドルが上記一端にて水平軸回りに回動自在となっている、請求項1記載のハンディモップ。
- ハンドルと保持部とが一体となっており、保持部は、キャンバス表面に形成された袋体に挿入されることによって、キャンバス表面に取り付けられるようになっており、保持部の挿入は長手方向両側から行うことができるようになっている、請求項1記載のハンディモップ。
- 保持部の回転が、ハンドルに設けられたレバーの操作で行われるようになっている、請求項2記載のハンディモップ。
- ハンドルの上記一端と保持部の中央との連結部において、上記一端に一体成形又は固着された筒体が、保持部の中央に一体成形又は固着された筒体に、内嵌している、請求項2記載のハンディモップ。
- 保持部の平面形状も菱形であり、保持部の長手方向両側部分がキャンバス表面の長手方向両側に形成された袋体にそれぞれ挿入されることによって、保持部がキャンバス表面に取り付けられている、請求項1記載のハンディモップ。
- 保持部の長手方向両側部分の先端が、上向きに反っている、請求項7記載のハンディモップ。
- 払拭体の長さが、キャンバスの、長手方向の両側端部と長手方向の中央部とで、異なっており、両側端部の方が短い、請求項1又は8に記載のハンディモップ。
- 払拭体の長さが、キャンバスの外側部と内側部とで異なっており、外側部の方が短い、請求項1記載のハンディモップ。
- 払拭体の太さが、キャンバスの、長手方向の両側端部と長手方向の中央部とで、異なっており、両側端部の方が太い、請求項1又は8に記載のハンディモップ。
- 払拭体の腰の強さが、キャンバスの、長手方向の両側端部と長手方向の中央部とで、異なっており、両側端部の方が強い、請求項1又は8に記載のハンディモップ。
- 払拭体を、キャンバスの表面にも備えている、請求項1記載のハンディモップ。
- 払拭体がパイルである、請求項1記載のハンディモップ。
- 払拭体が、織布又は不織布からなる布片でできている、請求項1記載のハンディモップ。
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