JP2005151474A - ノイズフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 フェライトコアによる不要輻射ノイズの減衰効果を安定させることができるノイズフィルタを提供する。
【解決手段】 ケーブル(12)が巻き付けられるフェライトコア(11)と、フェライトコアの外周を覆うケース(13)とを有するノイズフィルタであって、フェライトコアは、該フェライトコアの長手方向に延び、この長手直交方向の断面における一方向の長さがこの一方向と直交する方向の長さよりも短い形状に形成され、ケーブルが挿入される貫通穴部(15)と、フェライトコアの外周のうち貫通穴部に対して一方向における位置に形成され、ケーブルと当接する溝部(14)とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子機器内部における接続用のワイヤーハーネスや、電子機器と周辺機器を接続するケーブルから放射する電磁波の不要輻射ノイズを減衰させるために使用されるノイズフィルタに関するものである。
従来、ケーブルから放射する電磁波の不要輻射ノイズを防止する技術として、図12に示すようなノイズフィルタが知られている。しかし、図12に示すノイズフィルタは、ケース3で覆われたフェライトコア1に対してケーブル2を1回挿通させただけの構成であるため、ケーブル2からの輻射ノイズに対する減衰効果が十分ではない。
このため、図13に示すように、ケーブル2をフェライトコア1に巻きつけるようにし、フェライトコア1に対してケーブル2を2回挿通させることで、インダクタンスを大きくしてインピーダンスを増加させ、輻射ノイズの減衰効果をより増大させたものがある。
一方、フェライトコアにケーブルを巻き付けた状態で、この外周を収納ケースで覆う構成のノイズフィルタがある(例えば、特許文献1参照)。このノイズフィルタは、図14の断面図に示すように、2分割され、接合面に対して非対称な形状のフェライトコア1a、1bと、2分割された収納ケース3a、3bにより構成されている。そして、フェライトコア1aにケーブル2を巻き付けることで、フェライトコア1aおよび1b間のスペースにケーブル2を2回通すとともに、フェライトコア1aと収納ケース3aとの間に形成されたスペースにケーブル2を通すようにしている。
登録実用新案第3045428号(段落番号0008、0009、第2図)
しかしながら、図13に示すノイズフィルタでは、フェライトコア1に巻きつけられたケーブル2の一部がケース3の外側に露出しているため、外観上好ましいものではない上に、ケーブル2が緩みやすいという問題がある。
一方、上記の特許文献1で開示されているノイズフィルタ(図14)では、フェライトコア1に巻き付けられたケーブル2がケース3内に収納されているため、上記のような問題は生じない。
しかし、このノイズフィルタでは、図14に示すように、フェライトコア1aの外周における一部の領域が平面状に形成されているため、フェライトコア1aと収納ケース3aとの間に形成されたスペースには、図14に示す電話線などのフラットなケーブル2を収納できるだけである。すなわち、上記のスペースに、断面が円形の通常よく用いられるケーブルを収納させる場合には、ケーブルの位置が定まらず収まりが悪くなる。
また、フェライトコア1aの内周面の一部も、外周の形状(平面状の領域)に合わせて平面状に形成されているため、フェライトコア1a、1b間のスペースには、図14に示す電話線などのフラットなケーブル2を重ねるように通すことはできるが、断面が円形のケーブルを通すのには適していない。
ここで、フェライトコア1a、1b間のスペースを、断面が円形のケーブルが通るようなスペースにすると、フェライトコア1とケーブル2との間に大きな隙間が生じてしまうため、フェライトコアの体積効率が悪いばかりか、不要輻射ノイズの減衰効果を劣化させる原因にもなるという問題がある。
さらに、図14に示す構成では、フェライトコア1に対してケーブル2を2回以上巻きつけることができないという問題もある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、フェライトコアによる安定した不要輻射ノイズの減衰効果を確保しながら、体積効率に優れ、製造工程で扱いやすく、さらに、外観上も見栄えの良いノイズフィルタを提供することを目的としている。
本発明は、ケーブルが巻き付けられるフェライトコアと、フェライトコアの外周を覆うケースとを有するノイズフィルタであって、フェライトコアは、該フェライトコアの長手方向に延び、この長手直交方向の断面における一方向の長さがこの一方向と直交する方向の長さよりも短い形状に形成され、ケーブルが挿入される貫通穴部と、フェライトコアの外周のうち貫通穴部に対して一方向における位置に形成され、ケーブルと当接する溝部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、フェライトコアの外周に形成される溝部を、貫通穴部に対して一方向における位置に形成しているため、フェライトコアに貫通穴部および溝部を形成した場合でも、フェライトコアの径方向における厚みが部分的に薄くなるのを防止することができる。これにより、フェライトコアが部分的に薄くなることによってフェライトコアによる不要輻射ノイズの減衰効果が劣化するのを防止することができるとともに、フェライトコアを割れにくくすることができる。
しかも、フェライトコアの外周にケーブルと当接する溝部を形成することで、ケーブルをフェライトコアに巻き付ける際にケーブルの位置決めを容易に行うことができ、ノイズフィルタを組み立て易くすることができる。また、ケーブルの位置ずれを無くすことで、インピーダンス特性のバラツキも抑えることができる。
ここで、貫通穴部の長手直交方向の断面における中心を、フェライトコアの外周に内接する円の中心と略等しくすれば、例えば、貫通穴部を挟んだ両側に溝部を形成した場合に、フェライトコアの径方向における厚みを略等しくすることができ、安定的なインピーダンス特性を得ることができる。
また、貫通穴部の長手直交方向の断面における中心を、フェライトコアの外周に内接する円の中心に対して溝部が形成された側とは反対側に位置させれば、例えば、フェライトコアに1つの溝部を形成した場合に、貫通穴部および溝部間の厚みが薄くなるのを防止でき、フェライトコアの径方向における厚みを略等しくすることができる。これにより、安定的なインピーダンス特性を得ることができる。
溝部の大きさをケーブルの径以上とすることにより、ケーブルを溝部内に納めることができるため、ケーブルが巻き付けられたフェライトコアの外周を略連続した面とすることができ、ノイズフィルタを外観上見栄えの良いものとすることができる。
貫通穴部のうち上記の一方向と直交する方向における長さを、ケーブルの径の略2倍以上とすることにより、フェライトコアに対してケーブルを複数回巻き付けることができ、フェライトコアによる不要輻射ノイズの減衰効果を高めることができる。
ケースをフェライトコアの外周に一体的に形成することで、ケーブルがフェライトコアに対して緩むのを防止することができる。しかも、ケースによってケーブルに傷が付くのを防止することができる。
本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1であるノイズフィルタについて図1〜図3を用いて説明する。図1はノイズフィルタの外観斜視図、図2はノイズフィルタの側面図、図3は図2におけるA−A断面図である。
これらの図において、11はフェライトコアであって、フェライト系の磁性材料により筒状に形成されている。12はケーブルであり、例えば電子機器間の通信を行うために用いられる。ここで、ケーブル12からの不要輻射ノイズによる磁界は、フェライトコア11に作用して熱エネルギに変換されるため、不要輻射ノイズはフェライトコア11によって減衰される。
13は絶縁性材料で形成されたケースであり、ケーブル12が巻き付けられたフェライトコア11の外周に一体的に形成されている。なお、図1〜図3では、ケース13を点線で示し、ケース13内におけるフェライトコア11およびケーブル12の構造が分かるように示している。上述したフェライトコア11およびケース13によってノイズフィルタが構成される。
フェライトコア11の外周面には、この長手方向に延びる溝部14が形成されている。
また、フェライトコア11内には、この長手方向に延びるとともに、長手直交方向における断面形状が楕円形状の貫通穴部15が形成されている。すなわち、貫通穴部15の長手直交方向における断面形状は、図3中横方向における長さが図3中縦方向における長さよりも長くなるように形成されている。
貫通穴部15の大きさは、図3に示すように、ケーブル12を2本分通すことができる大きさに設定されており、具体的には、長径(図3中横方向の長さ)がケーブル12の直径の略2倍であって、短径(図3中縦方向の長さ)がケーブル12の直径と略等しい長さに設定されている。
このとき、図3に示すように、貫通穴部15は、この断面の中心がフェライトコア11の外周に内接する円の中心に対して溝部14側とは反対側に所定量ずれた位置にあり、かつ、貫通穴部15の断面形状である楕円の長径方向が、この断面中心から溝部14側に延びる方向に対して略直交するように形成されている。
貫通穴部15を上記のように形成することにより、フェライトコア11に溝部14を形成することにより、フェライトコア11の一部の領域の径方向における厚みが他の領域の厚みよりも薄くなるのを防止することができるとともに、フェライトコア11の厚み(特に、貫通穴部15および溝部14間におけるフェライトコア11の厚みと、フェライトコア11のうち貫通穴部15に対して溝部14が形成された側とは反対側における厚み)を略等しくすることができる。
このようにフェライトコア11の径方向における肉厚を均等にすることで、フェライトコア11のノイズ減衰効果のある有効部分の肉厚が均等になり、安定的なインピーダンス特性を得ることができるとともに、フェライトコア11の肉厚が部分的に薄くなるのを防止することでフェライトコア11を割れにくくすることができる。
本実施例におけるノイズフィルタの製造方法は、まず、ケーブル12をフェライトコア11の貫通穴部15に通してから、ケーブル12を折り曲げてフェライトコア11の外周側を通して再び貫通穴部15を通す。これにより、ケーブル12はフェライトコア11に1回巻き付けられ、貫通穴部15の両端からケーブル12が引き出された状態となる。
次に、ケーブル12のうちフェライトコア11の外周に位置する部分12aを、フェライトコア11の外周に形成された溝部14にはめ込む。そして、ケーブル12が巻き付けられたフェライトコア11に対して、この外周に絶縁性の樹脂材料で形成されたケース13を一体的に形成する。これにより、ノイズフィルタのケーブルへの組み込みが完了する。
ここで、フェライトコア11の外周面に形成された溝部14は、この幅および深さがケーブル12aの直径と略同じ長さに設定されている。このため、ケーブル12(12a)を溝部14にはめ込むと、ケーブル12が巻き付けられたフェライトコア11の外周を略連続した面とすることができ、ケーブル12を含むフェライトコア11全体の断面は、フェライトコア11の外周に内接する円と略同じ大きさとなる。
このように、フェライトコア11にケーブル12が巻きつけられた全体の断面は略円形をしているため、ケーブル12が2ターンしているフェライトコア11を覆うケース13の外観形状を円筒形状とすることができ、ノイズフィルタの外観を見栄えの良いものとすることができる。
ここで、ケース13は、ケーブル12が巻き付けられたフェライトコア11の外周に一体的的に形成されるため、ケーブル12がフェライトコア11に対して緩んでしまうことはなく、ノイズフィルタのインピーダンス特性を安定させることができる。また、ケーブル12がケース13の外側に露出しないので、見栄えを良いものとすることができるとともに、ケーブル13に傷が付くのを低減することができる。
また、フェライトコア11の外周に形成された溝部14にケーブル12(12a)をはめ込むことにより、ケーブル12の位置決めを行うことができるため、フェライトコア11の外周にケース13を一体形成する際に、フェライトコア11に対するケーブル12のずれを防止することができる。
次に、本発明の実施例2であるノイズフィルタについて図4〜図6を用いて説明する。ここで、図4は本実施例のノイズフィルタの外観斜視図、図5はノイズフィルタの側面図、図6は図5におけるB−B断面図である。
実施例1では、フェライトコアに対してケーブルを1回巻き付けた構成としたが、本実施例では、フェライトコア21に対してケーブル22を2回巻き付けた構成としている。以下、本実施例について具体的に説明する。
図4〜図6において、21はフェライトコアであり、この内部に長手方向に延びる貫通穴部25が形成されているとともに、外周に長手方向に延びる溝部24が形成されている。22はケーブルであり、フェライトコア21に対して2回巻き付けられている。
23は、絶縁性材料で形成されたケースであり、ケーブル22が巻き付けられたフェライトコア21に対して、この外周を覆うように一体的に形成されている。上述したフェライトコア21およびケース23によって本実施例のノイズフィルタが構成される。
本実施例のノイズフィルタの製造方法について説明する。まず、ケーブル22をフェライトコア21の貫通穴部25に通すことにより、ケーブル22をフェライトコア21に2回巻き付け、貫通穴部25の両端からケーブル22を引き出した状態とする。
ここで、貫通穴部25の大きさは、図6に示すように3本のケーブル22を収納できる程度の大きさに設定されている。ここで、図6に示すように、貫通穴部25内に挿通される3本のケーブルのうち2本のケーブルは、貫通穴部25の断面における長手方向(長径方向、図6中横方向)に並べて配置され、残りのケーブルは上記の2本のケーブルの外周に接するように配置されている。このようなケーブルの配置を行うことで、3本のケーブルを一列に並べて配置する場合に比べて、貫通穴部25の径を小さくしながらも、ケーブル22を効率良くフェライトコア21内に配置することができる。
また、貫通穴部25の断面の中心は、実施例1と同様に、フェライトコア21の外周に内接する円の中心に対して溝部24側とは反対側にずれた位置に形成されており、溝部24によってフェライトコア21の厚みが薄くなる部分が生じないようにしている。これにより、実施例1と同様に、安定した不要輻射ノイズの減衰効果を得ることができる。
そして、ケーブル22のうちフェライトコア21の外周に位置する領域22a、22bを、フェライトコア21の外周に形成された溝部24にはめ込む。ここで、溝部24の幅は、ケーブル22の直径の略2倍の長さに設定されているとともに、溝部24の深さがケーブル22の直径と略等しい長さに設定されている。
したがって、溝部24にケーブル22(22a、22b)をはめ込むと、ケーブル22を含むフェライトコア21の断面は、上述した実施例1と同様に、フェライトコア21の外周に内接する円と略等しくすることができる。また、ケーブル22を溝部24にはめ込むことにより、ケーブル22をフェライトコア21に対して位置決めすることができる。
次に、ケーブル22が巻き付けられたフェライトコア21の外周を、絶縁性材料で覆うことによってケース23を一体形成する。これにより、ノイズフィルタのケーブル22への組み込みが完了する。
本実施例の構成によれば、フェライトコア21に対してケーブル22を2ターンさせているため、実施例1の構成に比べてフェライトコア21による不要輻射ノイズの減衰効果を増大させることができる。
次に、本発明の実施例3であるノイズフィルタについて図7〜図9を用いて説明する。ここで、図7は本実施例のノイズフィルタの外観斜視図、図8はノイズフィルタの側面図、図9は図8におけるC−C断面図である。
本実施例のノイズフィルタは、実施例2と同様に、フェライトコアに対してケーブルを2回巻き付けた構成であるが、フェライトコアの外周におけるケーブルの位置を変えたものである。
図7〜図9において、31はフェライトコアであり、この内部に長手方向に延びる貫通穴部35が形成されている。また、フェライトコア31の外周には、このフェライトコア31の中心を挟んで互いに対向する位置に、2つの溝部34a、34bが形成されている。
32はケーブルであり、フェライトコア31に2回巻き付けられている。33は絶縁性材料で形成されたケースであり、ケーブル32が巻き付けられたフェライトコア31に対して、この外周を覆うように一体的に形成されている。上述したフェライトコア31およびケース33によって本実施例のノイズフィルタが構成される。
本実施例におけるノイズフィルタの製造方法について説明する。まず、フェライトコア31の貫通穴部35にケーブル32を通すことによって、ケーブル32をフェライトコア31に2回巻き付けて、貫通穴部35の両端からケーブル32を引き出した状態とする。
ここで、貫通穴部35は、実施例2と同様に、3本のケーブル32を通すことができる大きさに形成されている。また、貫通穴部35の断面における中心は、フェライトコア31の外周に内接する円の中心と略等しい位置となっている(図9参照)。
本実施例では、フェライトコア31の中心を挟んで両側に溝部34a、34bが形成されているため、貫通穴部35を上述したように形成することで、フェライトコア31に厚み(特に、貫通穴部35および溝部34a間のフェライトコア31の厚みと、貫通穴部35および溝部34b間のフェライトコア31の厚み)を等しくすることができ、溝部34a、34bによってフェライトコア31の厚みが部分的に薄くなるのを防止することができる。これにより、安定した不要輻射ノイズの減衰効果を得ることができるとともに、フェライトコア31の強度が部分的に弱くなるのを防止することができる。
次に、ケーブル32のうちフェライトコア31の外周に位置する領域32a、32bそれぞれを、溝部34a、34bにはめ込む。ここで、溝部34a、34bそれぞれは、この幅および深さがケーブル32の直径と略等しくなるように形成されている。これにより、溝部34a、34bにケーブル32(32a、32b)をはめ込めば、ケーブル32を含むフェライトコア31の断面を、上述した実施例と同様にフェライトコア31の外周に内接する円と略等しくすることができる。
本実施例の構成においても、上述した実施例1、2と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、フェライトコア31の断面中心を挟んで互いに対向する位置に、ケーブル32がはめ込まれる溝部34a、34bを形成していたが、2つの溝部は、フェライトコア31の外周のうち任意の位置に形成することができる。
また、実施例2、3では、フェライトコアに対してケーブルを2回巻き付けた構成について説明したが、ケーブルを3回以上巻き付ける構成とすることもできる。この場合には、フェライトコアの内部に複数本のケーブルを通すだけ大きさをもった貫通穴部を形成するとともに、フェライトコアの外周にターン数に応じた溝部を形成する必要がある。このように構成しても、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
上述した実施例1〜3では、ケーブルが巻き付けられたフェライトコアの外周にケースが一体的に形成された構成について説明したが、ケースを別部材で構成するようにしてもよい。
例えば、図10に示すように、片側ケース41a、41bを係合させることによって、ケース41を構成することができる。すなわち、片側ケース41aの両側端部に凸状の爪部を形成するとともに、片側ケース41bの両側端部に上記の爪部と係合する穴部を形成することができる。上述した構成のケース41内に、ケーブルが巻き付けられたフェライトコアを収納することができる。
一方、図11に示すように、片側ケース51a、51bをヒンジ部54で連結し、片側ケース51a、51bそれぞれの側端部に形成された係合部52と係合部53を係合させることによって、ケース51を構成することもできる。このケース51内にも、ケーブルが巻き付けられたフェライトコアが収納されることになる。
本発明の実施例1であるノイズフィルタの外観斜視図である。 実施例1のノイズフィルタの側面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本発明の実施例2であるノイズフィルタの外観斜視図である。 実施例2のノイズフィルタの側面図である。 図5におけるB−B断面図である。 本発明の実施例3であるノイズフィルタの外観斜視図である。 実施例3のノイズフィルタの側面図である。 図8におけるC−C断面図である。 ノイズフィルタのケースの分解図(A)および外観斜視図(B)である。 ノイズフィルタのケースの展開図(A)および外観斜視図(B)である。 第1の従来例であるノイズフィルタの外観斜視図である。 第2の従来例であるノイズフィルタの外観斜視図である。 第3の従来例であるノイズフィルタの断面図である。
符号の説明
1 フェライトコア
1a、1b フェライトコア
2 ケーブル
3 ケース
11 フェライトコア
12 ケーブル
12a、12b ケーブル
13 ケース
14 溝部
15 貫通穴部
21 フェライトコア
22 ケーブル
22a、22b ケーブル
23 ケース
24 溝部
25 貫通穴部
31 フェライトコア
32 ケーブル
32a、32b ケーブル
33 ケース
34a、34b 溝部
35 貫通穴部
41 ケース
41a、41b 片側ケース
42 係合部
43 係合部
51 ケース
51a、51b 片側ケース
52 係合部
53 係合部
54 ヒンジ部


Claims (6)

  1. ケーブルが巻き付けられるフェライトコアと、該フェライトコアの外周を覆うケースとを有するノイズフィルタであって、
    前記フェライトコアは、
    該フェライトコアの長手方向に延び、この長手直交方向の断面における一方向の長さがこの一方向と直交する方向の長さよりも短い形状に形成され、前記ケーブルが挿入される貫通穴部と、
    前記フェライトコアの外周のうち前記貫通穴部に対して前記一方向における位置に形成され、前記ケーブルと当接する溝部とを有することを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 前記貫通穴部の長手直交方向の断面における中心が、前記フェライトコアの外周に内接する円の中心と略等しいことを特徴とする請求項1に記載のノイズフィルタ。
  3. 前記貫通穴部の長手直交方向の断面における中心が、前記フェライトコアの外周に内接する円の中心に対して前記溝部が形成された側とは反対側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のノイズフィルタ。
  4. 前記溝部の大きさが、前記ケーブルの径以上であることを特徴とする請求項1に記載のノイズフィルタ。
  5. 前記貫通穴部のうち前記一方向と直交する方向における長さが、前記ケーブルの径の略2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載のノイズフィルタ。
  6. 前記ケースが前記フェライトコアの外周に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のノイズフィルタ。
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