JP2005150423A - 電磁波シールド壁紙及びそれを用いた電磁波シールド工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な電磁波シールド性を有する壁紙及び工費が安い電磁波シールド工法を提供することにある。
【解決手段】電磁波シールド壁紙が、発泡樹脂からなる長尺状の基材層の一方の面に金属箔若しくは金属蒸着フィルムからなる同一幅の電磁波遮蔽層、同一幅の紙層を積層した積層体において、該電磁波遮蔽層がその幅方向の端部を基材層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、該紙層がその幅方向の端部を前記電磁波遮蔽層のずらされた方向と同一方向に電磁波遮蔽層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、前記金属がアルミニウム若しくは銅であり、電磁波シールド工法が前記電磁波シールド壁紙を用いて壁に施工する際に、相対する二枚の壁紙の継ぎ目部で電磁波遮蔽層が幅方向端部同士を長さ(d′)の幅で上下に重ねて継ぎ合わされていると共にアース線を介して接地されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】電磁波シールド壁紙が、発泡樹脂からなる長尺状の基材層の一方の面に金属箔若しくは金属蒸着フィルムからなる同一幅の電磁波遮蔽層、同一幅の紙層を積層した積層体において、該電磁波遮蔽層がその幅方向の端部を基材層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、該紙層がその幅方向の端部を前記電磁波遮蔽層のずらされた方向と同一方向に電磁波遮蔽層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、前記金属がアルミニウム若しくは銅であり、電磁波シールド工法が前記電磁波シールド壁紙を用いて壁に施工する際に、相対する二枚の壁紙の継ぎ目部で電磁波遮蔽層が幅方向端部同士を長さ(d′)の幅で上下に重ねて継ぎ合わされていると共にアース線を介して接地されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、工場、事務所、一般家屋等の部屋の壁材に使用される壁紙に関し、さらに詳しくは電磁波シールド機能を有する壁紙及びそれを用いた電磁波シールド工法に関するものである。
近年、電子機器の急速な発展に伴い、コンピューターや産業用ロボットなどの誤動作を引き起こす電磁波障害が問題になっている。これらの電磁波障害を未然に防止する方法として、電子機器が設置されている部屋全体を銅箔で隙間無く覆う方法が実施されたり、あるいは部屋の内装材として、導電性層を有する電磁波シールドシートを用い、その電磁波シールドシートの相互間の接合部に導電性層を有する電磁波シールド目地テープを設けて、接合部の隙間からの不用電波の侵入を防ぐ方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−138669号公報
しかしながら、前者の方法は工期が長く、工費も高くなり、後者の方法も特殊な目地テープを使用するので工費が高くなる等の欠点があった。
本発明の課題は、良好な電磁波シールド性を有する壁紙及びそれを用いた工費が安い電磁波シールド工法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、発泡樹脂からなる長尺状の基材層の一方の面に金属箔若しくは金属蒸着フィルムからなる同一幅の電磁波遮蔽層、同一幅の紙層を積層した積層体において、該電磁波遮蔽層がその幅方向の端部を基材層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、該紙層がその幅方向の端部を前記電磁波遮蔽層のずらされた方向と同一方向に電磁波遮蔽層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されていることを特徴とする電磁波シールド壁紙である。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、前記金属がアルミニウム若しくは銅であることを特徴とする電磁波シールド壁紙である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2記載の電磁波シールド壁紙を用いて壁に施工する際に、相対する二枚の壁紙の継ぎ目部で電磁波遮蔽層が幅方向端部同士を長さ(d′)の幅で上下に重ねて継ぎ合わされていると共にアース線を介して接地されていることを特徴とする電磁波シールド工法である。
本発明の電磁波シールド壁紙は、発泡樹脂からなる長尺状の基材層の一方の面に金属箔若しくは金属蒸着フィルムからなる同一幅の電磁波遮蔽層、同一幅の紙層を積層した積層体において、該電磁波遮蔽層がその幅方向の端部を基材層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、該紙層がその幅方向の端部を前記電磁波遮蔽層のずらされた方向と同一方向に電磁波遮蔽層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、前記金属がアルミニウム若しくは銅であるので、断熱性が良く、優れた電磁波シー
ルド性を有しており、この電磁波シールド壁紙を用いて壁に施工する場合は、相対する二枚の壁紙の継ぎ目部で電磁波遮蔽層が幅方向端部同士を長さ(d′)の幅で上下に重ねて継ぎ合わされていると共にアース線を介して接地されている工法で施工しているので、壁紙の継ぎ目部からの電磁波の漏洩を防止できて優れた電磁波シールド性を維持でき、工費も安くできる。
ルド性を有しており、この電磁波シールド壁紙を用いて壁に施工する場合は、相対する二枚の壁紙の継ぎ目部で電磁波遮蔽層が幅方向端部同士を長さ(d′)の幅で上下に重ねて継ぎ合わされていると共にアース線を介して接地されている工法で施工しているので、壁紙の継ぎ目部からの電磁波の漏洩を防止できて優れた電磁波シールド性を維持でき、工費も安くできる。
本発明の電磁波シールド壁紙及びそれを用いた電磁波シールド工法を、実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の電磁波シールド壁紙の斜視図であり、電磁波シールド壁紙(10)は、発泡気泡(12)を有する発泡樹脂からなる長尺状の基材層(11)、接着剤層(13)、同一幅の電磁波遮蔽層(14)、接着剤層(15)、同一幅の紙層(16)が積層されており、接着剤層(13)及び電磁波遮蔽層(14)は幅方向の端部が基材層(11)の幅方向の端部から長さ(d)だけ幅方向にずらされて積層されており、接着剤層(15)及び紙層(16)は幅方向の端部が電磁波遮蔽層(14)の幅方向の端部から同一方向に長さ(d)だけ幅方向にずらされて積層されている。前記長さ(d)は1〜50mmの範囲で適宜選定する。
前記基材層(11)は、発泡気泡(12)を有する発泡樹脂からなっており、原材料樹脂の種類は特に限定されないが、例えば塩化ビニル樹脂、ウレタン系樹脂が好ましい。厚さは10〜1000μmである。発泡樹脂は前記原材料樹脂に熱発泡剤を混入して加熱発泡させ発泡気泡(12)を生成させたものからなっている。前記発泡気泡(12)を有しているので断熱性が良い。
前記電磁波遮蔽層(14)は、アルミニウム、銅などからなる金属箔あるいはアルミニウム、銅などの金属蒸着薄膜層を積層した蒸着フィルムからなっている。フィルムの種類としてはポリエステルフィルムが好ましい。前記金属箔あるいは金属蒸着薄膜層を有しているので外部からの電磁波の侵入を防ぎ、優れた電磁波シールド性を有する。
前記紙層(16)は、坪量20〜40g/m2 の薄葉紙を使用する。
前記接着剤層(13)は、一般的に使用されるポリウレタン系接着剤を使用し、基材層(11)と電磁波遮蔽層(14)は前記接着剤を使用して公知のドライラミネーション法でラミネートする。接着剤の塗布量は1〜5g/m2(乾燥状態)である。
前記接着剤層(15)は、一般的に使用される酢酸ビニル樹脂系あるいはエチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂系のエマルジョン接着剤を使用し、電磁波遮蔽層(14)と紙層(16)は前記接着剤を使用して、公知のウェットラミネーション法でラミネートする。接着剤の塗布量は3〜15g/m2 (湿潤状態)である。
図2は本発明の電磁波シールド壁紙を用いた電磁波シールド工法を説明するための部分断面図であり、二枚の電磁波シールド壁紙の紙層(16)面を壁用接着剤(17)を介して壁(18)に貼り付けた状態を示しており、この時、相対する二枚の電磁波シールド壁紙は継ぎ目部(19)で電磁波遮蔽層(14)が長さ(d′)の幅で上下に重ねて継ぎ合わされていると共にアース線(21)を介して接地されている。さらに、継ぎ目部(19)の上の部分は目地テープ(20)で覆われている。前記長さ(d′)は(d′)≦(d)である。上記のようにして電磁波シールド壁紙を施工することにより、継ぎ目部(19)から電磁波が漏洩することがなくなり、優れた電磁波シールド性を維持できる。
10…電磁波シールド壁紙
11…基材層
12…発泡気泡
13…接着剤層
14…電磁波遮蔽層
15…接着剤層
16…紙層
17…壁用接着剤
18…壁
19…継ぎ目部
20…目地テープ
21…アース線
d,d′…長さ
11…基材層
12…発泡気泡
13…接着剤層
14…電磁波遮蔽層
15…接着剤層
16…紙層
17…壁用接着剤
18…壁
19…継ぎ目部
20…目地テープ
21…アース線
d,d′…長さ
Claims (3)
- 発泡樹脂からなる長尺状の基材層の一方の面に金属箔若しくは金属蒸着フィルムからなる同一幅の電磁波遮蔽層、同一幅の紙層を積層した積層体において、該電磁波遮蔽層がその幅方向の端部を基材層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されており、該紙層がその幅方向の端部を前記電磁波遮蔽層のずらされた方向と同一方向に電磁波遮蔽層の端部から所定長さだけ幅方向にずらされて積層されていることを特徴とする電磁波シールド壁紙。
- 前記金属がアルミニウム若しくは銅であることを特徴とする請求項1記載の電磁波シールド壁紙。
- 請求項1又は請求項2記載の電磁波シールド壁紙を用いて壁に施工する際に、相対する二枚の壁紙の継ぎ目部で電磁波遮蔽層が幅方向端部同士を長さ(d′)の幅で上下に重ねて継ぎ合わされていると共にアース線を介して接地されていることを特徴とする電磁波シールド工法。
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JP2003386278A JP2005150423A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 電磁波シールド壁紙及びそれを用いた電磁波シールド工法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003386278A JP2005150423A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 電磁波シールド壁紙及びそれを用いた電磁波シールド工法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005150423A true JP2005150423A (ja) | 2005-06-09 |
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JP2003386278A Pending JP2005150423A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 電磁波シールド壁紙及びそれを用いた電磁波シールド工法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009243138A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Sankyo Giken Kk | 電磁波シールド壁紙及び該壁紙を用いた電磁波シールド工法 |
KR101403948B1 (ko) * | 2013-09-06 | 2014-06-10 | 주식회사 디오텍 | 전자파 흡수 초배시트 |
JP2017119376A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 積水ポリマテック株式会社 | 内装材、内装材の製造方法及び内装材の取り付け方法 |
JP2017119377A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 積水ポリマテック株式会社 | 遮熱シート、遮熱シートの製造方法及び遮熱シートの取り付け方法 |
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2003
- 2003-11-17 JP JP2003386278A patent/JP2005150423A/ja active Pending
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