JP6196431B2 - 天井材および天井材の施工方法 - Google Patents

天井材および天井材の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、建物の天井に配設される天井材および天井材の施工方法に関する。
従来から、建物の室内と室外との気温差による熱の流出および結露等が問題となっている。そのため、建物内における天井、外壁または床等に断熱材を設けるなど種々の工夫が施されている。
特許文献1(特開2002−038631号公報)には、壁面のずり下がり、及び熱橋が生じることがなく、しかも壁面の厚みも小さい鉄骨における外壁構造について開示されている。
特許文献1(特開2002−038631号公報)記載の外壁構造は、鉄骨に対しブラケットを介して胴縁が固定され、この胴縁に外装材が取り付けられた外壁構造であって、該鉄骨と胴縁との間に熱絶縁材が介在されており、該鉄骨と胴縁との間に断熱ボードが配設されていることを特徴とするものである。
また、特許文献2(特許第4201546号公報)には、天井の断熱性能を向上させることが出来る断熱構造を実現するのに有利な固定金具について開示されている。
特許文献2(特許第4201546号公報)記載の固定金具は、天井裏を構成する鉄骨梁で囲まれた空間に所定の間隔で断熱材を固定する下地材を鉄骨梁に固定する固定金物であって、下地材を取り付ける上部片と、前記上部片の下方であって且つ該上部片に並行して配置されて上部片の位置を指示する指示片と、前記上部片と指示片を予め設定された間隔を持って接続すると共に鉄骨梁に固定される固定片と、を有することを特徴とするものである。
特開2002−038631号公報 特許第4201546号公報
特許文献1および特許文献2に示すように、断熱部材を設けることで、断熱性能を高めることができる。
また、断熱部材を設ける場合、施工上、断熱部材と当該断熱部材を固定する固定部材との厚み方向(上下方向)に隙間が設けられている。それにより、容易に断熱部材を挿入できるという効果があった。
しかしながら、断熱性には、気密性が必須となるため、隙間をあけることにより、断熱効果が薄れるという問題があった。
その隙間の発生を防止するため、断熱部材をビスなどにより直接固定する手法がとられているが、ビスが一列に配設されず、乱れた状態に陥り易かった。さらに、断熱部材を介して下地にビスを打ち込む際、ビス頭がめり込み(発泡体がビスよりも弱いため)、外観を大きく損なうおそれがあるなど、いずれも施工を行う労働者に負担がかかっていた。
本発明の目的は、容易に気密性を高めることができる天井材および天井材の施工方法を提供することである。
(1)
一局面に従う天井材であって、建物の天井に配設される天井材であって、野縁と、天井ボードと、野縁に取り付けられ、かつ天井ボードの継ぎ目部分で天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、少なくとも化粧材と野縁との間に取り付けられたシートと、を含み、配設される前の天井ボードの継ぎ目部分およびシートの合計厚みは、化粧材の支持部の大きさ以上である。
この場合、化粧材と野縁との間にシートが取り付けられ、該シートが圧接されて設けられるので、シートの密度を高めることができ、化粧材と野縁との間の気密性を高めることができる。さらに、シートを設けることにより、化粧材と野縁との熱伝達を防止することができる。
ここで、配設される前の天井ボードの継ぎ目部分の厚みとは、無負荷状態における天井ボードの広面を水平面上に載置させた場合の厚みを意味する。
(2)
第2の発明にかかる天井材は、一局面に従う天井材であって、天井ボードは、樹脂発泡体からなってもよい。
この場合、天井ボードは、樹脂発泡体からなるので、断熱性、軽量性を高く維持することができる。
(3)
第3の発明にかかる天井材は、一局面に従うまたは第2の発明にかかる天井材であって、天井ボードは、少なくとも片面に不燃補強面が形成されていてもよい。
この場合、天井ボードは、不燃補強面が形成されているので、建物の天井に配設される天井材は不燃性を高く維持することができる。
(4)
第4の発明にかかる天井材は、一局面に従うまたは第2、第3の発明にかかる天井材であって、天井ボードは、少なくとも片面に非透湿系面が形成されてもよい。
この場合、天井ボードは、片面に非透湿系面が形成されているので、湿度に対する遮蔽性能に優れた性能を発揮することができる。
(5)
第5の発明にかかる天井材は、一局面に従う発明から第4の発明のいずれか1項にかかる天井材であって、シートは、予め少なくとも野縁の下面を覆うように取り付けられたものである。
この場合、シートは、予め少なくとも野縁の下面を覆うように取り付けられたものであるため、天井ボードを取り付ける際に、取り付け作業の習熟を必要とせず、施工手間を削減することができる。また、必ず野縁と天井ボードとの間にシートを配設させることができる。その結果、化粧材と野縁との間の熱橋を防止することができる。
(6)
第6の発明にかかる天井材は、一局面に従う発明から第4の発明のいずれか1項にかかる天井材であって、シートは、少なくとも化粧材の支持部を覆うように取り付けられたものである。
この場合、シートは、予め少なくとも化粧材の支持部を覆うように取り付けられたものであるため、天井ボードを取り付ける際に、取り付け作業の習熟を必要とせず、施工手間を削減することができる。また、必ず化粧材と天井ボードとの間にシートを配設させることができる。その結果、化粧材と野縁との間の熱橋を防止することができる。
(7)
第7の発明にかかる天井材は、一局面に従う発明から第6の発明のいずれか1項にかかる天井材であって、天井ボードは、少なくとも辺または稜の一部において面取りまたは丸み面取りが施されたものである。
この場合、天井ボードは、少なくとも辺または稜の一部において面取りまたは丸み面取りが施されているので、取り付け作業の習熟を必要とせず、容易に天井ボードを取り付けることができる。
(8)
他の局面に従う天井材の施工方法は、建物の天井に配設される天井材の施工方法であって、少なくとも野縁の下面を覆うようにシートを取り付ける工程と、前記野縁に天井ボードの継ぎ目部分で天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材を取り付ける工程と、前記化粧材の支持部に前記シートを圧接させつつ前記天井ボードを取り付ける工程とを含むものである。
本発明においては、少なくとも野縁の下面を覆うようにシートが取り付けられ、野縁に天井ボードの継ぎ目部分で天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材が取り付けられ、化粧材の支持部にシートを圧接させつつ天井ボードが取り付けられる。
この場合、予めシートが取り付けられるので、施工手間を削減することができるとともに、化粧部と野縁との間の気密性を維持しつつ熱伝達を防止することができる。
(9)
他の局面に従う天井材の施工方法は、建物の天井に配設される天井材の施工方法であって、少なくとも化粧材の天井ボードを支持するための支持部を覆うようにシートを化粧材に取り付ける工程と、野縁に化粧材を取り付ける工程と、化粧材の支持部にシートを圧接させつつ天井ボードを取り付ける工程とを含むものである。
この場合、予めシートが取り付けられるので、施工手間を削減することができるとともに、化粧材と野縁との間の気密性を維持しつつ熱伝達を防止することができる。
本発明によれば、容易に気密性を高めることができる天井材および天井材の施工方法を提供できる。
天井材の構造の一部を説明するための模式図である。 図1における天井材の施工手順を説明するための模式図である。 野縁の一例を説明するための模式図である。 ジョイナーの一例を示す模式図である。 断熱シートの一例を示す模式図である。 天井ボードの一例を示す模式図である。 天井材の施工方法を説明するための模式図である。 第2の実施の形態にかかる断熱シートの他の例を示す模式図である。 天井材の他の施工方法を示す模式図である。 天井ボードの他の例を示す模式的斜視図である。 天井ボードの他の例を示す模式的斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、天井材100の構造の一部を説明するための模式図であり、図2は、図1における天井材100の施工手順を説明するための模式図であり、図3は、野縁200の一例を説明するための模式図である。
(天井材100の構成)
図1および図2に示すように、天井材100は、野縁200、ジョイナー300、断熱シート400および天井ボード500を有する。
(野縁200の説明)
図1に示すように、本実施の形態において、野縁200は、一方向(Y方向)に延在し、所定の間隔で平行に配設される。また、野縁200と隣接配置される野縁200との間に、野縁200(ダブル野縁)の断面積が約半分の大きさからなる野縁210(シングル野縁)が平行に配設される。
さらに、野縁200,210に直交して、野縁220が所定の間隔で一方向(X方向)に延在し、それぞれ平行に配設される。なお、本実施の形態における野縁200の下面201の幅L20(図3参照)は、50mmである。
これらの野縁200,210および220は、JISG3302(溶融亜鉛めっき鋼板および鋼帯)SGCCZ12または、JISG3321溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板および鋼帯SGLCCAZ90と同等以上の材質からなるがこれに限定されるものではない。
(ジョイナー300の説明)
次いで、図4は、ジョイナー300の一例を示す模式図である。
図2および図4に示すようにジョイナー300は、野縁200に対向して取り付けるための面310と、面310の一端側に設けられ、一の天井ボード500を保持するためのL字状部320と、面310の他端側に設けられ、前記L字状部320に対向し、他の天井ボード500を保持するためのL字状部330とからなる。
図4に示すように、ジョイナー300のL字状部320,330の鉛直方向長さL32は21mmからなる。また、L字状部320の面340およびL字状部330の面350は、それぞれ長さL34が15mmからなり、長さL35が15mmからなる。
また、本実施の形態における図4に示すジョイナー300の材質は、溶融アルミニウム−亜鉛合金(JISG3321)からなるが、これに限定されず、樹脂、ステンレス、JISG3302準拠の金属等、その他任意の素材からなってもよく、これらの素材の単層または積層構造とされていてもよい。さらに、これらの材質のものに必要に応じてメッキ、防錆処理または塗装などを行ってもよい。ここで、樹脂とは、例えば、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等、ABS樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリアミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ベークライト、MCナイロン、フッ素樹脂、テフロン(登録商標)、ポリカーボネイト、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート、変成PPE、PPS、セルロイド、メラミン樹脂、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、尿素樹脂等、その他任意の樹脂を用いてもよい。
(断熱シート400の説明)
次いで、断熱シート400について説明を行う。図5は、断熱シート400の一例を示す模式図である。
図2および図5に示す断熱シート400は、主に発泡倍率30倍のポリエチレン発泡樹脂シート410からなる。また、断熱シート400の片面には、接着面420が形成される。本実施の形態では接着面420は両面テープ(シールテープ)とされ、断熱シート400に予め貼付されたが、これに限定されることなく、接着剤等が塗布されて形成されてもよい。
本実施の形態における断熱シート400は、厚みL45は2mmで、幅L40は60mmからなり、一方向(Y方向:図1参照)に延在するように形成される。ここで、断熱シート400の幅L40は、野縁200の下面201の幅L20よりも大きいことが必須である。
なお、断熱シート400は、発泡倍率30倍からなることとしているが、これに限定されず、発泡倍率2倍以上100倍以下発泡樹脂を用いてもよく、ゴム等その他の樹脂、またはグラスウール、ロックウール等を用いてもよい。
また、断熱シート400は、単なるシートテープからなるのみではなく、気密性を保持できる厚みを有するものが好ましい。
(天井ボード500)
続いて、天井ボート500について説明を行う。図6は、天井ボード500の一例を示す模式図である。
図6の天井ボード500は、矩形状に形成された部材である。本実施の形態においては、天井ボード500の厚みL51は20mmであり、縦横長さL52,L53は、それぞれ900mmからなる。
本実施の形態における天井ボード500の少なくとも片面には、不燃補強面(図示せず)が形成される。不燃補強面は天井ボード500に不燃性または強度を付与するものであれば特に限定されるものでなく、例えば金属層のみから構成されていてもよく、ガラス繊維混抄紙層と金属層との積層面として構成されていてもよい。
ガラス繊維混抄紙は、ガラス繊維およびパルプ繊維の他、バインダー成分と無機成分とを含有する。バインダー成分としては、例えばアクリル樹脂などの樹脂が使用される。無機成分としては、例えば炭酸カルシウム、クレー、カオリンなどの1種以上が使用される。金属層は、不燃積層材の発火を防止し、その不燃性を高めるための層であり、例えばアルミニウムなどの金属の箔または板からなる。不燃補強面にはガラス繊維混抄紙層と金属層との他、内装側仕上面を構成する層として化粧層がさらに積層面として構成されていてもよい。化粧層は、例えば、水酸化アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウムなどを含有するシート(無機混抄紙)、ポリエチレンテレフタレート製不織布などが使用される。
なお、本実施の形態における天井ボード500の少なくとも片面には、不燃補強面(図示せず)が設けられたが、該不燃補強面は、建物構造、建物用途、部位などに応じて適宜設けられても、設けられなくてもよい。また、設けられる場合、建物の天井の全面であっても部分的な面であってもよい。
また、本実施の形態における天井ボード500の少なくとも片面には、非透湿系面520が形成される。当該非透湿系面520は、寒冷地(I〜II地域)向けとしては、JISA6930B種に記載の住宅用プラスチック系防湿フィルムが適しており、一般地(III〜IV地域)向けとしては、JISA6930A種に記載の住宅用プラスチック系防湿フィルムが適している。
具体的には、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ビニルシート、不織布ポリエチレン、ビチューメン含浸ポリプロピレンフォイル等の素材からなる。もしくは、適宜な面材を積層することにより、湿度に対する遮蔽性能を著しく改善することができる。好ましい面材としては、アルミニウム箔張付け不織布、水酸化アルミニウム張アルミニウム箔、ポリエチレン(PE)フィルム積層複合面材、金属板、金属箔などが例示される。なお、非透湿系面520は、天井ボード500の内部に1層、部分的または複数層に形成されてもよい。
また、本実施の形態における天井ボード500のボード510は、ポリスチレン、ポリエチレン、フェノール樹脂、硬質ウレタン等の弾性変形して圧縮可能な発泡樹脂材料により形成されるが、断熱性能に優れる点からフェノール樹脂が好ましい。
なお、本実施の形態においては、天井ボード500が矩形状からなることとしたが、これに限定されず、適宜天井形状に合わせた他の任意の形状であってもよい。さらに、厚みについては、20mmに限定されること無く、10mm以上150mm以下の範囲であってもよく、意匠性、強度、耐久性などを考慮して部分的に厚肉または薄肉とされてもよい。
また、本実施の形態においては、天井ボード500が複数の素材からなることとしているが、互いの素材の層間に接着剤、固定材、硬化剤等を用いてもよい。
(天井材100の施工方法)
続いて、図2および図7を用いて、天井材100の施工方法について説明する。
まず、野縁200の下面201に断熱シート400の接着面420を貼り付ける(図7(a)参照)。
次に、図2および図7に示すように、野縁200の下面201に接着した断熱シート400に対してジョイナー300の面310を取り付ける(図7(b)参照)。この場合、ジョイナー300の面310側から野縁200側に向かって螺子(図示省略)で固定する。
最後に、天井ボード500をジョイナー300のL字状部320に対して取り付ける(図7(c)参照)。
なお、上記の実施の形態において、螺子固定を実施してから天井ボード500を挿入することとしているが、天井ボード500が軽量素材からなるので、ジョイナー300の面310側から野縁200側に向かって螺子(図示省略)で仮固定し、天井ボード500を挿入してから、螺子で本固定を行ってもよい。
以上のように、本発明にかかる天井材100においては、天井ボード500を挿入する場合、断熱シート400が圧縮される。
すなわち、図7(b)に示すように、支持部320の鉛直方向長さL32と天井ボード500との厚みL51がほぼ同じか、天井ボード500との厚みL51がわずかに小さい程度であるので、断熱シート400を圧縮させながら天井ボード500が取り付けられる。
また、断熱シート400の幅L40は、野縁200の下面201の幅L20よりも大きいことから、断熱シート400が、野縁200の下面201のみではなく、面202にまで配設されているので、天井ボード500が円滑に挿入され、断熱シート400が折れ曲がり(座屈、または端部が破損して)天井ボード500の挿入を阻害する状態を防止できる。
したがって、天井ボード500を容易に取り付けることができる。さらに、野縁200とジョイナー300との間に確実に断熱シート400を配設することができるので、野縁200とジョイナー300との熱橋を防止することができる。
さらに、断熱シート400を圧縮して野縁200およびジョイナー300の間に配置させることができるので、気密性を維持することができる。
(第2の実施の形態)
続いて、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点について説明を行う。図8は、第2の実施の形態にかかる断熱シート400の他の例を示す模式図である。
第2の実施の形態においては、断熱シート400の代わりに断熱シート400aを備える。断熱シート400aは、野縁200に取り付けるのではなく、ジョイナー300に取り付けるものである。
第2の実施の形態にかかる断熱シート400aは、厚みL45aは、2mmからなる。また、断熱シート400aは、ポリエチレン発泡樹脂シート410aの片面に接着面420aを有する。
断熱シート400aは、ジョイナー300の面340,面320,面310,面330および面350(図4参照)の全てを連続して覆うことができる形状および大きさからなる。その他について、断熱シート400aは、断熱シート400と同じ条件で形成される。
(ジョイナー300、天井材100の施工方法)
続いて、図9は、天井材100の他の施工方法を示す模式図である。以下、図9を用いて説明する。
まず、ジョイナー300に断熱シート400aの接着面420a(図8参照)を貼り付ける。
次に、野縁200の下面201に対して、断熱シート400aを接着したジョイナー300を取り付ける。この場合、ジョイナー300の面310側から野縁200側に向かって螺子で固定する。
最後に、天井ボード500を斜め下方から、ジョイナー300のL字状部320に対して取り付ける。
以上のように、本発明にかかる天井材100においては、天井ボード500を挿入した場合、断熱シート400aが圧縮される。また、断熱シート400aが、ジョイナー300の上方向の面全てに配設されているので、天井ボード500が円滑に挿入され、断熱シート400aが折れ曲がり(座屈、または端部が破損して)天井ボード500の挿入を阻害する状態を防止できる。
したがって、天井ボード500を容易に取り付けることができる。さらに、野縁200とジョイナー300との間に確実に断熱シート400aを配設することができるので、野縁200とジョイナー300との熱橋を防止することができる。
さらに、断熱シート400aを圧縮して野縁200およびジョイナー300の間に配置させることができるので、気密性を維持することができる。
(天井ボード500のR形状)
続いて、図10および図11は、天井ボード500の他の例を示す模式的斜視図である。
図10に示すように、天井ボード500aは、天井ボード500の矩形状の板材における少なくとも一の辺または稜において、R形状が形成されている。
また、図11に示すように、天井ボート500bは、天井ボード500の矩形状の板材における少なくとも一の辺または稜において、C面が形成されている。C面はC0.1〜C10で表わされる45度の面取りであってもよく、45度以外の面取りであってもよい。
このように、天井ボード500a,500bにおいては、天井ボード500と比較して、取り付け作業の習熟を必要とせず、容易に挿入することができる。
また、天井ボード500の厚みは、無負荷状態で水平面上に天井ボード500の広面を載置した場合の厚みを示す。その結果、天井ボード500の厚みと断熱シート400,400aとの厚みL45,L45aとの合計は、支持部320の長さL32よりも1mm大きく設けられる。
なお、天井ボード500の厚みと断熱シート400,400aとの厚みとの合計は、支持部320の長さL32よりも0%以上20%以下の範囲で設けられてもよく、0mm以上4mm以下の範囲で大きく設けられることが望ましい。0mm未満または0%未満であれば、気密性を高めることができず、4mm超過または20%超過の大きさの場合、天井ボード500を容易に挿入することができず、施工性が低下するからである。
以上のように、本実施の形態にかかる天井材100においては、ジョイナー300と野縁200との間に断熱シート400,400aが取り付けられ、該断熱シート400,400aが圧接されて設けられるので、断熱シート400,400aの密度を高めることができ、ジョイナー300と野縁200との間の気密性を高めることができる。
さらに、断熱シート400,400aを設けることにより、ジョイナー300と野縁200との熱伝達(熱橋)を防止することができる。
また、天井ボード500,500a,500bは、樹脂発泡体からなるので、断熱性、軽量性、不燃性を高く維持することができ、片面に非透湿系面が形成されているので、湿度に対する遮蔽性能に優れた性能を発揮する。
また、断熱シート400は、予め少なくとも野縁200の下面201を覆うように取り付けられたものであるため、天井ボード500,500a,500bを取り付ける際に、取り付け作業の習熟を必要とせず、施工手間を削減することができる。
また、天井材100の施工方法においては、断熱シート400aは、予め少なくともジョイナー300のL字状部320,330を覆うように取り付けられたものであるため、天井ボード500,500a,500bを取り付ける際に、取り付け作業の習熟を必要とせず、施工手間を削減することができる。
さらに、天井ボード500a,500bは、少なくとも一辺または稜において面取りまたは丸み面取りが施されているので、容易に天井ボード500a,500bを取り付けることができる。
なお、上記の実施の形態においては、ジョイナー300について説明を行ったが、L字形状部320,330を片方のみ有する部材であっても同様に適応することができる。
また、断熱シート400,400aにおいて接着面420,420aを設けることとしているが、これに限定されず、接着面420,420aを設けなくてもよい。
本実施の形態においては、天井材100が天井材に相当し、野縁200が野縁に相当し、天井ボード500,500a,500bが天井ボードに相当し、L字形状部320,330が支持部に相当し、鉛直方向長さL32が支持部の大きさに相当し、ジョイナー300が化粧材に相当し、断熱シート400,400aがシートに相当し、非透湿系面520が非透湿系面に相当し、面201が野縁の下面に相当する。
また、本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100,100a 天井材
200 野縁
201 面
300 ジョイナー
320,330 L字形状部
400,400a 断熱シート
500,500a,500b 天井ボード
520 非透湿系面

Claims (3)

  1. 建物の天井に配設される天井材であって、
    野縁と、
    天井ボードと、
    前記野縁に取り付けられ、かつ前記天井ボードの継ぎ目部分で前記天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、
    少なくとも前記化粧材と前記野縁との間に取り付けられた発泡樹脂からなる断熱シートと、を含み、
    前記配設される前の天井ボードの継ぎ目部分および前記発泡樹脂からなる断熱シートの合計厚みは、前記化粧材の支持部の大きさ以上であり、
    前記化粧材の前記支持部は、前記天井ボードを保持するためのL字状部を有しており、
    前記天井ボードは、前記野縁と前記L字状部との間に取り付けられ、
    前記天井ボードは、樹脂発泡体からなり、
    前記断熱シートは、前記野縁を包む断面コ字形状からなる、ことを特徴とする天井材。
  2. 建物の天井に配設される天井材であって、
    野縁と、
    天井ボードと、
    前記野縁に取り付けられ、かつ前記天井ボードの継ぎ目部分で前記天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、
    少なくとも前記化粧材と前記野縁との間に取り付けられた発泡樹脂からなる断熱シートと、を含み、
    前記配設される前の天井ボードの継ぎ目部分および前記発泡樹脂からなる断熱シートの合計厚みは、前記化粧材の支持部の大きさ以上であり、
    前記化粧材の前記支持部は、前記天井ボードを保持するためのL字状部を有しており、
    前記天井ボードは、前記野縁と前記L字状部との間に取り付けられ、
    前記天井ボードは、少なくとも片面に不燃補強面が形成され、
    前記断熱シートは、ハット形状の断面形状からなる、ことを特徴とする天井材。
  3. 前記天井ボードは、少なくとも片面に非透湿系面が形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の天井材。
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