JP6196431B2 - 天井材および天井材の施工方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、断熱性には、気密性が必須となるため、隙間をあけることにより、断熱効果が薄れるという問題があった。
その隙間の発生を防止するため、断熱部材をビスなどにより直接固定する手法がとられているが、ビスが一列に配設されず、乱れた状態に陥り易かった。さらに、断熱部材を介して下地にビスを打ち込む際、ビス頭がめり込み(発泡体がビスよりも弱いため)、外観を大きく損なうおそれがあるなど、いずれも施工を行う労働者に負担がかかっていた。
一局面に従う天井材であって、建物の天井に配設される天井材であって、野縁と、天井ボードと、野縁に取り付けられ、かつ天井ボードの継ぎ目部分で天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、少なくとも化粧材と野縁との間に取り付けられたシートと、を含み、配設される前の天井ボードの継ぎ目部分およびシートの合計厚みは、化粧材の支持部の大きさ以上である。
ここで、配設される前の天井ボードの継ぎ目部分の厚みとは、無負荷状態における天井ボードの広面を水平面上に載置させた場合の厚みを意味する。
第2の発明にかかる天井材は、一局面に従う天井材であって、天井ボードは、樹脂発泡体からなってもよい。
第3の発明にかかる天井材は、一局面に従うまたは第2の発明にかかる天井材であって、天井ボードは、少なくとも片面に不燃補強面が形成されていてもよい。
第4の発明にかかる天井材は、一局面に従うまたは第2、第3の発明にかかる天井材であって、天井ボードは、少なくとも片面に非透湿系面が形成されてもよい。
第5の発明にかかる天井材は、一局面に従う発明から第4の発明のいずれか1項にかかる天井材であって、シートは、予め少なくとも野縁の下面を覆うように取り付けられたものである。
第6の発明にかかる天井材は、一局面に従う発明から第4の発明のいずれか1項にかかる天井材であって、シートは、少なくとも化粧材の支持部を覆うように取り付けられたものである。
第7の発明にかかる天井材は、一局面に従う発明から第6の発明のいずれか1項にかかる天井材であって、天井ボードは、少なくとも辺または稜の一部において面取りまたは丸み面取りが施されたものである。
他の局面に従う天井材の施工方法は、建物の天井に配設される天井材の施工方法であって、少なくとも野縁の下面を覆うようにシートを取り付ける工程と、前記野縁に天井ボードの継ぎ目部分で天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材を取り付ける工程と、前記化粧材の支持部に前記シートを圧接させつつ前記天井ボードを取り付ける工程とを含むものである。
他の局面に従う天井材の施工方法は、建物の天井に配設される天井材の施工方法であって、少なくとも化粧材の天井ボードを支持するための支持部を覆うようにシートを化粧材に取り付ける工程と、野縁に化粧材を取り付ける工程と、化粧材の支持部にシートを圧接させつつ天井ボードを取り付ける工程とを含むものである。
図1および図2に示すように、天井材100は、野縁200、ジョイナー300、断熱シート400および天井ボード500を有する。
図1に示すように、本実施の形態において、野縁200は、一方向(Y方向)に延在し、所定の間隔で平行に配設される。また、野縁200と隣接配置される野縁200との間に、野縁200(ダブル野縁)の断面積が約半分の大きさからなる野縁210(シングル野縁)が平行に配設される。
これらの野縁200,210および220は、JISG3302(溶融亜鉛めっき鋼板および鋼帯)SGCCZ12または、JISG3321溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板および鋼帯SGLCCAZ90と同等以上の材質からなるがこれに限定されるものではない。
次いで、図4は、ジョイナー300の一例を示す模式図である。
次いで、断熱シート400について説明を行う。図5は、断熱シート400の一例を示す模式図である。
また、断熱シート400は、単なるシートテープからなるのみではなく、気密性を保持できる厚みを有するものが好ましい。
続いて、天井ボート500について説明を行う。図6は、天井ボード500の一例を示す模式図である。
また、本実施の形態においては、天井ボード500が複数の素材からなることとしているが、互いの素材の層間に接着剤、固定材、硬化剤等を用いてもよい。
続いて、図2および図7を用いて、天井材100の施工方法について説明する。
まず、野縁200の下面201に断熱シート400の接着面420を貼り付ける(図7(a)参照)。
なお、上記の実施の形態において、螺子固定を実施してから天井ボード500を挿入することとしているが、天井ボード500が軽量素材からなるので、ジョイナー300の面310側から野縁200側に向かって螺子(図示省略)で仮固定し、天井ボード500を挿入してから、螺子で本固定を行ってもよい。
すなわち、図7(b)に示すように、支持部320の鉛直方向長さL32と天井ボード500との厚みL51がほぼ同じか、天井ボード500との厚みL51がわずかに小さい程度であるので、断熱シート400を圧縮させながら天井ボード500が取り付けられる。
また、断熱シート400の幅L40は、野縁200の下面201の幅L20よりも大きいことから、断熱シート400が、野縁200の下面201のみではなく、面202にまで配設されているので、天井ボード500が円滑に挿入され、断熱シート400が折れ曲がり(座屈、または端部が破損して)天井ボード500の挿入を阻害する状態を防止できる。
続いて、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点について説明を行う。図8は、第2の実施の形態にかかる断熱シート400の他の例を示す模式図である。
断熱シート400aは、ジョイナー300の面340,面320,面310,面330および面350(図4参照)の全てを連続して覆うことができる形状および大きさからなる。その他について、断熱シート400aは、断熱シート400と同じ条件で形成される。
続いて、図9は、天井材100の他の施工方法を示す模式図である。以下、図9を用いて説明する。
まず、ジョイナー300に断熱シート400aの接着面420a(図8参照)を貼り付ける。
続いて、図10および図11は、天井ボード500の他の例を示す模式的斜視図である。
図10に示すように、天井ボード500aは、天井ボード500の矩形状の板材における少なくとも一の辺または稜において、R形状が形成されている。
また、図11に示すように、天井ボート500bは、天井ボード500の矩形状の板材における少なくとも一の辺または稜において、C面が形成されている。C面はC0.1〜C10で表わされる45度の面取りであってもよく、45度以外の面取りであってもよい。
また、天井ボード500の厚みは、無負荷状態で水平面上に天井ボード500の広面を載置した場合の厚みを示す。その結果、天井ボード500の厚みと断熱シート400,400aとの厚みL45,L45aとの合計は、支持部320の長さL32よりも1mm大きく設けられる。
なお、天井ボード500の厚みと断熱シート400,400aとの厚みとの合計は、支持部320の長さL32よりも0%以上20%以下の範囲で設けられてもよく、0mm以上4mm以下の範囲で大きく設けられることが望ましい。0mm未満または0%未満であれば、気密性を高めることができず、4mm超過または20%超過の大きさの場合、天井ボード500を容易に挿入することができず、施工性が低下するからである。
さらに、断熱シート400,400aを設けることにより、ジョイナー300と野縁200との熱伝達(熱橋)を防止することができる。
また、断熱シート400,400aにおいて接着面420,420aを設けることとしているが、これに限定されず、接着面420,420aを設けなくてもよい。
200 野縁
201 面
300 ジョイナー
320,330 L字形状部
400,400a 断熱シート
500,500a,500b 天井ボード
520 非透湿系面
Claims (3)
- 建物の天井に配設される天井材であって、
野縁と、
天井ボードと、
前記野縁に取り付けられ、かつ前記天井ボードの継ぎ目部分で前記天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、
少なくとも前記化粧材と前記野縁との間に取り付けられた発泡樹脂からなる断熱シートと、を含み、
前記配設される前の天井ボードの継ぎ目部分および前記発泡樹脂からなる断熱シートの合計厚みは、前記化粧材の支持部の大きさ以上であり、
前記化粧材の前記支持部は、前記天井ボードを保持するためのL字状部を有しており、
前記天井ボードは、前記野縁と前記L字状部との間に取り付けられ、
前記天井ボードは、樹脂発泡体からなり、
前記断熱シートは、前記野縁を包む断面コ字形状からなる、ことを特徴とする天井材。 - 建物の天井に配設される天井材であって、
野縁と、
天井ボードと、
前記野縁に取り付けられ、かつ前記天井ボードの継ぎ目部分で前記天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、
少なくとも前記化粧材と前記野縁との間に取り付けられた発泡樹脂からなる断熱シートと、を含み、
前記配設される前の天井ボードの継ぎ目部分および前記発泡樹脂からなる断熱シートの合計厚みは、前記化粧材の支持部の大きさ以上であり、
前記化粧材の前記支持部は、前記天井ボードを保持するためのL字状部を有しており、
前記天井ボードは、前記野縁と前記L字状部との間に取り付けられ、
前記天井ボードは、少なくとも片面に不燃補強面が形成され、
前記断熱シートは、ハット形状の断面形状からなる、ことを特徴とする天井材。 - 前記天井ボードは、少なくとも片面に非透湿系面が形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の天井材。
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