JP2005149865A - 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ - Google Patents

電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2005149865A
JP2005149865A JP2003384546A JP2003384546A JP2005149865A JP 2005149865 A JP2005149865 A JP 2005149865A JP 2003384546 A JP2003384546 A JP 2003384546A JP 2003384546 A JP2003384546 A JP 2003384546A JP 2005149865 A JP2005149865 A JP 2005149865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field emission
light
incident
variable resistor
light incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003384546A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Sato
史郎 佐藤
Toshihiro Yamamoto
敏裕 山本
Tetsuhiko Inoue
哲彦 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
Priority to JP2003384546A priority Critical patent/JP2005149865A/ja
Publication of JP2005149865A publication Critical patent/JP2005149865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

【課題】 画面の高精細化、大画面化に際しても、消費電力の増加を防止し画像を高速走査することができる電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイを提供する。
【解決手段】 第1電極と第2電極との間に所定の電圧が印加されたときに電子を放出する電界放出手段1110と、第1電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第1の可変抵抗器手段1120と、第2電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第2の可変抵抗器手段1130と、外部装置11によって第1の入射光が入射される第1の光入射手段1140と、外部装置11によって第2の入射光が入射される第2の光入射手段1150と、を備え、第1の光入射手段1140が、入射された第1の入射光を第1の可変抵抗器手段1120に照射し、第2の光入射手段1150が、入射された第2の入射光を第2の可変抵抗器手段1130に照射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイに関し、詳しくは、画面の高精細化、大画面化に際しても、駆動時の消費電力の増加を防止し画像を高速走査することができる電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイに関するものである。
従来の電界放出装置は、所定の電圧が印加されたときに電子を放出する電界放出手段と、電界放出手段に直列接続されて過電流の発生を防止する抵抗器手段とによって構成されている。電界放出手段は、スピント(Spindt)型エミッタ、MIS(Metal−Insulator−Semiconductor)型構造のエミッタ、MIM(Metal−Insulator−Metal)型構造のエミッタ、カーボンナノチューブ等の炭素系エミッタなどによって構成されている(例えば特許文献1参照。)。これらのエミッタは、超薄膜形成技術および超微細加工技術によって作製される。
また、前述したような電界放出装置を用いたディスプレイは、1画素ごとに複数の電界放出装置を備え、電界放出装置によって放出された電子が陽極電圧によって加速され、加速された電子が蛍光体に入射されることによって、蛍光体が蛍光を発し、画像が表示されるようになっている。
特開2000−100317号公報
しかしながら、このような従来のディスプレイでは、画面の高精細化に際して、金属配線が細くなることによって電気抵抗値が増加し、駆動時の消費電力が大きくなるという問題がある。また、大画面化に際しては、金属配線が長くなることによって電気抵抗値が増加し、駆動時の消費電力が大きくなるばかりか、画像の高速走査を行うことができないという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、画面の高精細化、大画面化に際しても、駆動時の消費電力の増加を防止し画像を高速走査することができる電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイを提供するものである。
本発明の請求項1に係る電界放出装置は、第1電極と第2電極との間に所定の電圧が印加されたときに電子を放出する電界放出手段と、前記第1電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第1の可変抵抗器手段と、前記第2電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第2の可変抵抗器手段と、第1の入射光が入射される第1の光入射手段と、第2の入射光が入射される第2の光入射手段と、を備え、前記第1の光入射手段が、入射された前記第1の入射光を前記第1の可変抵抗器手段に照射し、前記第2の光入射手段が、入射された前記第2の入射光を前記第2の可変抵抗器手段に照射し、前記第1の可変抵抗器手段の電気抵抗値および前記第2の可変抵抗器手段の電気抵抗値が減少したときに前記所定の電圧が前記電界放出手段に印加される構成を有している。
この構成により、第1の可変抵抗器手段と第2の可変抵抗器手段とに同時に光が入射されたときに、電界放出手段に印加される電圧が増加されて電界放出手段によって電子が放出されるようになっている。このため、電界放出手段が電子を放出するタイミングを光を入射することで決定することができる。
また、本発明の請求項2に係る電界放出装置は、請求項1に記載の電界放出装置において、前記第1の可変抵抗器手段および前記第2の可変抵抗器手段が、光導電材料を含み、前記第1の光入射手段および前記第2の光入射手段が、光導波路を含む構成を有している。
この構成により、請求項1に記載の電界放出装置をガラス基板のような大きな面積を有する基板上に作製することができるため、電界放出装置を用いた大画面ディスプレイを作製することができる。
また、本発明の請求項3に係る電界放出基板は、マトリクス状に配置された複数の請求項1または請求項2に記載の電界放出装置を備え、前記電界放出装置に備えられた第1の光入射手段が、マトリクスの行方向で隣り合う前記電界放出装置の前記第1の光入射手段との間で第1の入射光を伝搬可能に接続され、前記電界放出装置に備えられた第2の光入射手段が、マトリクスの列方向で隣り合う前記電界放出装置の前記第2の光入射手段との間で第2の入射光を伝搬可能に接続された構成を有している。
この構成により、電界放出装置に電子を放出させるか否かを光を用いて制御することができる電界放出基板を実現することができる。
また、本発明の請求項4に係る駆動装置は、請求項3記載の電界放出基板に備えられた複数の電界放出装置に電圧を印加する電圧印加手段と、前記電界放出装置に備えられた第1の光入射手段と第2の入射手段に光を注入する光注入手段とを備えた構成を有している。
この構成により、請求項3に記載の電界放出基板に備えられた電界放出装置をマトリクス駆動することができる。
また、本発明の請求項5に係るディスプレイは、請求項3に記載の電界放出基板と、請求項4に記載の駆動装置と、前記電界放出基板によって放出された電子が入射されたときに蛍光を発する蛍光体基板と、を備えた構成を有している。
この構成により、電界放出基板に備えられた電界放出装置に電子を放出させるか否かを光を用いて制御することができるため、画面の高速走査を行うことができる。また、金属配線を画素ごとに配設しなくてもよいため、画面の大画面化および高精細化による電気抵抗値の増加が生じない。このため、金属配線におけるエネルギー損失の増加を防止することができるばかりか、走査速度の低下をも防止することができる。
本発明は、第1の可変抵抗器手段と第2の可変抵抗器手段とに同時に光が入射されたときに、電界放出手段に印加される電圧が増加されて電界放出手段によって電子が放出されることによって、電界放出手段が電子を放出するタイミングを光を入射することで決定することができ、画面の高精細化、大画面化に際しても、駆動時の消費電力の増加を防止し画像を高速走査することができる電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイを提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の電界放出装置1100は、第1電極と第2電極とを有して第1電極と第2電極との間に所定の電圧が印加されたときに電子を放出する電界放出手段1110と、第1電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第1の可変抵抗器手段1120と、第2電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第2の可変抵抗器手段1130と、外部装置11によって第1の入射光が入射される第1の光入射手段1140と、外部装置11によって第2の入射光が入射される第2の光入射手段1150とを備えている。
電界放出手段1110は、従来からあるスピント型エミッタ、MIS型構造のエミッタ、MIM型構造のエミッタ、表面伝導型エミッタ、またはカーボンナノチューブを用いたエミッタなどによって構成され、従来からあるエミッタであればその構成を限定されない。なお、電界放出手段1110は、固有の電気抵抗値、Rgcを有している。
また、スピント型エミッタの場合にあっては、ニオブ、タングステンまたはモリブデンなどの高融点金属材料、シリコンをはじめとする半導体材料、並びにダイヤモンドまたはダイヤモンド状炭素などをそのティップ材料として用いていることはいうまでもない。
第1の可変抵抗器手段1120は、前述したように光が照射されたときに電気抵抗値が減少するようになっている。なお、第1の可変抵抗器手段1120には、第1の光入射手段1140によって第1の入射光が入射されるようになっている。ここで、第1の可変抵抗器手段1120に光が照射されていないときの電気抵抗値R1(dark)は、Rgcよりも充分に大きいことが望ましく、第1の可変抵抗器手段1120に光が照射されているときの電気抵抗値R1(illumin)は、Rgcよりも充分に小さいことが望ましい。なお、第1の可変抵抗器手段1120は、例えば、非晶質の半導体材料のような光導電材料によって構成される。
第2の可変抵抗器手段1130も、前述したように光が照射されたときに電気抵抗値が減少するようになっている。なお、第2の可変抵抗器手段1130には、第2の光入射手段1150によって第2の入射光が入射されるようになっている。ここで、第2の可変抵抗器手段1130に光が照射されていないときの電気抵抗値R2(dark)は、Rgcよりも充分に大きいことが望ましく、第2の可変抵抗器手段1130に光が照射されているときの電気抵抗値R2(illumin)は、Rgcよりも充分に小さいことが望ましい。なお、第2の可変抵抗器手段1130は、例えば、非晶質の半導体材料のような光導電材料によって構成される。
第1の光入射手段1140は、外部装置11によって入射された第1の入射光を第1の可変抵抗器手段1120に照射するようになっている。
第2の光入射手段1150は、外部装置11によって入射された第2の入射光を第2の可変抵抗器手段1130に照射するようになっている。
次に、本発明の実施の形態の電界放出装置1100の実際の形成例について説明する。
図2において、前述した電界放出手段1110、第1の可変抵抗器手段1120、第2の可変抵抗器手段1130、および第1の光入射手段1140が基板2110上に形成されており、第2の光入射手段1150が基板2110に埋め込まれて形成されている。なお、図2において、電界放出手段1110は、MIM型構造のエミッタよりなっている。また、基板2110は、例えば、ガラス基板によって構成される。
第1の光導電材料膜2160は、第1の可変抵抗器手段1120を構成し、絶縁体膜2180に埋め込まれた第1の光入射膜2190は、第1の光入射手段1140を構成している。また、基板2110に埋め込まれた第2の光入射膜2120は、第2の光入射手段1150を構成し、第2の光導電材料膜2140は、第2の可変抵抗器手段1130を構成している。また、第1のエミッタ電極膜2153、エミッタ用絶縁体膜2152および第2のエミッタ電極膜2151は、電界放出手段1110を構成している。
なお、前述した電界放出手段1110が有する第1電極は、第1のエミッタ電極膜2153よりなり、前述した電界放出手段1110が有する第2電極は、第2のエミッタ電極膜2151よりなる。また、第1の電極膜2170および第2の電極膜2130は、電界放出装置1100と外部電源とを電気的に接続する電極を構成している。
ここで、第1の電極膜2170および第2の電極膜2130は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)のような透明電極によって構成され、第1および第2の入射光を透過させるように構成されることが望ましい。また、第1のエミッタ電極膜2153および第2のエミッタ電極膜2151は、遮光性が高い金属で形成されるか、遮光性が充分に得られる程度の膜厚を有するように形成されることが望ましい。
なお、図2に示すように、第1の光導電材料膜2160、第1の電極膜2170および絶縁体膜2180には、それぞれ直径Yの電子放出口が形成されている。
次に、本発明の実施の形態の電界放出装置1100の動作について説明する。
以下の説明において、電界放出手段1110に印加される電圧の電子放出における閾値電圧をVthと表す。また、外部電源によって電界放出装置1100に印加される電圧の電圧値、Vinは、Vthよりも大きいものとする。また、以下の説明に先立って、第1の光入射手段1140および第2の光入射手段1150には、入射光が入射されていないものとする。
まず、外部電源によって電界放出装置1100に電圧値、Vinの電圧が印加される。このとき、電界放出手段1110に印加される電圧の電圧値、V1は式(1)のように表される。
V1=Rgc・Vin/(Rgc+R1(dark)+ R2(dark)) (1)
このとき、V1がVthよりも小さいため、電界放出手段1110によって電子は放出されない。
外部装置11によって第1の光入射手段1140に第1の入射光が入射されたときに、第1の光入射手段1140に入射された第1の入射光が第1の可変抵抗器手段1120に照射され、第1の可変抵抗器手段1120の電気抵抗値がR1(dark)からR1(illumin)まで減少する。
また、外部装置11によって第2の光入射手段1150に第2の入射光が入射されたときに、第2の光入射手段1150に入射された第2の入射光が第2の可変抵抗器手段1130に照射され、第2の可変抵抗器手段1130の電気抵抗値がR2(dark)からR2(illumin)まで減少する。
外部装置11によって第1の光入射手段1140に第1の入射光が入射され、外部装置11によって第2の光入射手段1150に第2の入射光が入射されたときに、電界放出手段1110に印加される電圧の電圧値はV1からV2まで増加する。V2は、式(2)のように表される。
V2=Rgc・Vin/(Rgc+R1(illumin)+ R2(illumin)) (2)
このとき、V2がVthよりも大きいため、電界放出手段1110によって電子が放出される。なお、第1の可変抵抗器手段1120によって放出される電子の数は、Vinを変えることによって制御可能である。
以上説明したように、本発明の実施の形態の電界放出装置1100は、第1の可変抵抗器手段1120と第2の可変抵抗器手段1130とに同時に光が入射されたときに、電界放出手段1110に印加される電圧が増加されて電界放出手段1110によって電子が放出されるようになっている。このため、電界放出手段1110が電子を放出するタイミングを光を入射することで決定することができる。
また、電界放出装置をガラス基板のような大きな面積を有する基板上に作製することができるため、電界放出装置を用いた大画面ディスプレイを作製することができる。
次に、本発明の実施の形態のディスプレイ100について説明する。
図3において、本発明のディスプレイ100は、電界放出基板1000と、駆動装置110と、蛍光体基板120とによって構成される。
電界放出基板1000は、複数の電界放出装置1100を備えている。また、電界放出基板1000は、駆動装置110と各電界放出装置1100を電気的に接続する線順次電極と陰極電極とを有している。ここで、電界放出基板1000において各電界放出装置1100は、マトリクス状に配置されている。
なお、各電界放出装置1100は、図2に示すように構成されているものとする。
また、電界放出基板1000において、各電界放出装置1100の第1の光入射手段1140は、図4(a)に示すように、マトリクスの行方向で隣り合う電界放出装置1100の第1の光入射手段1140との間で第1の入射光を伝搬できるように接続されている。なお、以下の説明において、マトリクスの行方向に接続された第1の光入射手段1140のことを第1の光伝搬路という。また、図4(a)において、第1の光伝搬路は、網掛け部分に形成されている。
また、電界放出基板1000において、各電界放出装置1100の第2の光入射手段1150は、図4(b)に示すように、マトリクスの列方向で隣り合う電界放出装置1100の第2の光入射手段1150との間で第2の入射光を伝搬できるように接続されている。なお、以下の説明において、マトリクスの列方向に接続された第2の光入射手段1150のことを第2の光伝搬路という。図4(b)において、第2の光伝搬路は、網掛け部分に形成されている。
なお、各光伝搬路は、いわゆる光導波路によって構成されてもよく、または、光ファイバーによって構成されてもよい。
駆動装置110は、電圧印加手段111と光注入手段112とを備えており、電圧印加手段111は、線順次電極に一定値の直流電圧を印加するようになっている。また、電圧印加手段111は、外部から入力された映像信号に基づいて陰極電極に印加するパルス電圧、すなわち陰極電圧を生成し、陰極電圧を陰極電極に印加するようになっている。
光注入手段112は、外部から入力された映像信号に基づいて、電界放出基板1000の複数の第1の光伝搬路のうち何れの第1の光伝搬路に第1の入射光を入射するかを決定して、第1の入射光を第1の光伝搬路に入射するようになっている。また、光注入手段112は、外部から入力された映像信号に基づいて、電界放出基板1000の複数の第2の光伝搬路のうち何れの第2の光伝搬路に第2の入射光を入射するかを決定して、第2の入射光を第2の光伝搬路に入射するようになっている。
なお、駆動装置110は、各電界放出装置1100によって放出された電子を加速するための加速電圧を蛍光体基板120が有する透明電極に印加するようになっている。
蛍光体基板120は、真空に保たれた間隙を介して電界放出基板1000と対向して設置されている。また、蛍光体基板120は、図示しない透明電極と蛍光体とを有しており、透明電極には、各電界放出装置1100によって放出された電子を加速するための加速電圧が駆動装置110により印加されるようになっている。また、蛍光体には、電界放出基板1000の各電界放出装置1100によって放出され加速電圧によって加速された電子が入射されるようになっており、蛍光体は、電子が入射されたときに所定の波長で蛍光を発するようになっている。
次に、本発明の実施の形態のディスプレイ100の動作について説明する。
以下の説明に先立って、電界放出基板1000の各電界放出装置1100には、線順次電極を介して一定値の直流電圧が駆動装置110によって印加されているものとする。また、蛍光体基板120には、加速電圧が駆動装置110によって印加されているものとする。
まず、外部から入力された映像信号に基づいた陰極電圧が駆動装置110によって生成され、生成された陰極電圧が電界放出基板1000の陰極電極に印加される。
また、入力された映像信号に基づいて電界放出基板1000の複数の第1の光伝搬路のうち何れの第1の光伝搬路に第1の入射光を入射するかが駆動装置110によって決定され、決定された第1の光伝搬路に第1の入射光が駆動装置110によって入射される。
また、入力された映像信号に基づいて電界放出基板1000の複数の第2の光伝搬路のうち何れの第2の光伝搬路に第2の入射光を入射するかが駆動装置110によって決定され、決定された第2の光伝搬路に第2の入射光が駆動装置110によって入射される。
このとき、電界放出基板1000に備えられた複数の電界放出装置1100のうち、第1の光入射手段1140に第1の入射光が入射され、第2の光入射手段1150に第2の入射光が入射された電界放出装置1100によって電子が放出され、放出された電子が加速電圧によって加速されて蛍光体基板120に入射される。電子が入射されることによって蛍光体基板120の蛍光体が蛍光を発する。
なお、ディスプレイ100において、上述した動作が繰り返され、画像が表示される。
以上説明したように、本発明の実施の形態のディスプレイ100は、電界放出基板1000に備えられた電界放出装置1100に電子を放出させるか否かを光を用いて制御することができる。このため、画面の高速走査を行うことができる。
また、金属配線を画素ごとに配設しなくてもよいため、画面の大画面化および高精細化による電気抵抗値の増加が生じない。このため、金属配線におけるエネルギー損失の増加を防止することができるばかりか、走査速度の低下をも防止することができる。
なお、電界放出装置1100は、電界放出装置1100に一定の電圧を印加しておき、第1の可変抵抗器手段1120および第2の可変抵抗器手段1130に照射する光の量を調節することによって、第1の可変抵抗器手段1120および第2の可変抵抗器手段1130の電気抵抗値を調節し、電界放出手段1110に印加される電圧を調節して、放出される電子の数を変更するように構成されてもよい。また、線順次電極と陰極電極とに一定値の直流電圧を印加して、映像信号に基づいて第1の入射光および第2の入射光の光量を調節するようになっていてもよい。
本発明の実施の形態の電界放出装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る基板上に作製された電界放出装置の断面図である。 本発明の実施の形態のディスプレイのブロック図である。 本発明の実施の形態の電界放出基板の平面図である。
符号の説明
11 外部装置
100 ディスプレイ
110 駆動装置
111 電圧印加手段
112 光注入手段
120 蛍光体基板
1000 電界放出基板
1100 電界放出装置
1110 電界放出手段
1120 第1の可変抵抗器手段
1130 第2の可変抵抗器手段
1140 第1の光入射手段
1150 第2の光入射手段
2110 基板
2120 第2の光入射膜
2130 第2の電極膜
2140 第2の光導電材料膜
2151 第2のエミッタ電極膜
2152 エミッタ用絶縁体膜
2153 第1のエミッタ電極膜
2160 第1の光導電材料膜
2170 第1の電極膜
2180 絶縁体膜
2190 第1の光入射膜

Claims (5)

  1. 第1電極と第2電極との間に所定の電圧が印加されたときに電子を放出する電界放出手段と、前記第1電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第1の可変抵抗器手段と、前記第2電極に接続され、光が照射されたときに電気抵抗値が減少する第2の可変抵抗器手段と、第1の入射光が入射される第1の光入射手段と、第2の入射光が入射される第2の光入射手段と、を備え、前記第1の光入射手段が、入射された前記第1の入射光を前記第1の可変抵抗器手段に照射し、前記第2の光入射手段が、入射された前記第2の入射光を前記第2の可変抵抗器手段に照射し、前記第1の可変抵抗器手段の電気抵抗値および前記第2の可変抵抗器手段の電気抵抗値が減少したときに前記所定の電圧が前記電界放出手段に印加されることを特徴とする電界放出装置。
  2. 前記第1の可変抵抗器手段および前記第2の可変抵抗器手段が、光導電材料を含み、前記第1の光入射手段および前記第2の光入射手段が、光導波路を含むことを特徴とする請求項1に記載の電界放出装置。
  3. マトリクス状に配置された複数の請求項1または請求項2に記載の電界放出装置を備え、前記電界放出装置に備えられた第1の光入射手段が、マトリクスの行方向で隣り合う前記電界放出装置の前記第1の光入射手段との間で第1の入射光を伝搬可能に接続され、前記電界放出装置に備えられた第2の光入射手段が、マトリクスの列方向で隣り合う前記電界放出装置の前記第2の光入射手段との間で第2の入射光を伝搬可能に接続されたことを特徴とする電界放出基板。
  4. 請求項3記載の電界放出基板に備えられた複数の電界放出装置に電圧を印加する電圧印加手段と、前記電界放出装置に備えられた第1の光入射手段と第2の入射手段に光を注入する光注入手段とを備えたことを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項3に記載の電界放出基板と、請求項4に記載の駆動装置と、前記電界放出基板によって放出された電子が入射されたときに蛍光を発する蛍光体基板と、を備えたことを特徴とするディスプレイ。
JP2003384546A 2003-11-14 2003-11-14 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ Pending JP2005149865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003384546A JP2005149865A (ja) 2003-11-14 2003-11-14 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003384546A JP2005149865A (ja) 2003-11-14 2003-11-14 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005149865A true JP2005149865A (ja) 2005-06-09

Family

ID=34692897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003384546A Pending JP2005149865A (ja) 2003-11-14 2003-11-14 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005149865A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333887A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> マトリクス型ディスプレイ駆動装置、それを用いた電界放出型ディスプレイ、およびプラズマディスプレイパネル
JP2011512004A (ja) * 2008-01-25 2011-04-14 テールズ 光電制御装置と組み合わせた少なくとも1つの電子源を備えるx線源

Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187849A (en) * 1981-05-15 1982-11-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Electron gun
JPS62299089A (ja) * 1986-06-19 1987-12-26 Canon Inc 光電子ビ−ム変換素子
JPS63949A (ja) * 1986-06-19 1988-01-05 Canon Inc 電子ビ−ム発生装置の駆動方法
JPS6369118A (ja) * 1986-09-11 1988-03-29 Canon Inc 電子放出素子
JPS6391926A (ja) * 1986-10-03 1988-04-22 Canon Inc 電子放出装置
JPH01209643A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Canon Inc 電子ビーム発生装置の駆動方法
JPH01210828A (ja) * 1988-02-18 1989-08-24 Canon Inc 光電子ビーム変換素子
JPH03246851A (ja) * 1990-02-23 1991-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子放出素子
JPH056749A (ja) * 1991-06-27 1993-01-14 Sony Corp 撮像装置
JPH0688975A (ja) * 1990-11-08 1994-03-29 Commiss Energ Atom 2安定電気光学デバイス、前記デバイスに関連するフラット・ディスプレイ・スクリーン及び前記スクリーンを製造する方法
JPH0721904A (ja) * 1993-07-02 1995-01-24 Sharp Corp 冷陰極装置
JPH0738192A (ja) * 1993-07-16 1995-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発光素子
JPH103871A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Futaba Corp 読み取り機能を有する表示素子
JPH10148829A (ja) * 1996-09-18 1998-06-02 Toshiba Corp 平板型表示装置
JP2000082413A (ja) * 1998-07-01 2000-03-21 Fuji Electric Co Ltd 双方向スイッチング素子およびその製造方法
JP2000100317A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Noritake Co Ltd 電界電子放出装置
JP2000268752A (ja) * 1999-03-15 2000-09-29 Hitachi Denshi Ltd 撮像素子の冷陰極アレイ駆動方法
JP2002040300A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Taiyo Yuden Co Ltd 受発光装置
JP2005025967A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ
JP2005025968A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ

Patent Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187849A (en) * 1981-05-15 1982-11-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Electron gun
JPS62299089A (ja) * 1986-06-19 1987-12-26 Canon Inc 光電子ビ−ム変換素子
JPS63949A (ja) * 1986-06-19 1988-01-05 Canon Inc 電子ビ−ム発生装置の駆動方法
JPS6369118A (ja) * 1986-09-11 1988-03-29 Canon Inc 電子放出素子
JPS6391926A (ja) * 1986-10-03 1988-04-22 Canon Inc 電子放出装置
JPH01209643A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Canon Inc 電子ビーム発生装置の駆動方法
JPH01210828A (ja) * 1988-02-18 1989-08-24 Canon Inc 光電子ビーム変換素子
JPH03246851A (ja) * 1990-02-23 1991-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子放出素子
JPH0688975A (ja) * 1990-11-08 1994-03-29 Commiss Energ Atom 2安定電気光学デバイス、前記デバイスに関連するフラット・ディスプレイ・スクリーン及び前記スクリーンを製造する方法
JPH056749A (ja) * 1991-06-27 1993-01-14 Sony Corp 撮像装置
JPH0721904A (ja) * 1993-07-02 1995-01-24 Sharp Corp 冷陰極装置
JPH0738192A (ja) * 1993-07-16 1995-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発光素子
JPH103871A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Futaba Corp 読み取り機能を有する表示素子
JPH10148829A (ja) * 1996-09-18 1998-06-02 Toshiba Corp 平板型表示装置
JP2000082413A (ja) * 1998-07-01 2000-03-21 Fuji Electric Co Ltd 双方向スイッチング素子およびその製造方法
JP2000100317A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Noritake Co Ltd 電界電子放出装置
JP2000268752A (ja) * 1999-03-15 2000-09-29 Hitachi Denshi Ltd 撮像素子の冷陰極アレイ駆動方法
JP2002040300A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Taiyo Yuden Co Ltd 受発光装置
JP2005025967A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ
JP2005025968A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333887A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> マトリクス型ディスプレイ駆動装置、それを用いた電界放出型ディスプレイ、およびプラズマディスプレイパネル
JP2011512004A (ja) * 2008-01-25 2011-04-14 テールズ 光電制御装置と組み合わせた少なくとも1つの電子源を備えるx線源
JP2016033922A (ja) * 2008-01-25 2016-03-10 テールズ 光電制御装置と組み合わせた少なくとも1つの電子源を備えるx線源

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4274840B2 (ja) 電界放出表示装置
JP2005322651A (ja) 電界放出ディスプレイ
JP3954002B2 (ja) 電界放出ディスプレイ
JP2005243648A (ja) 電子放出素子
JP4424622B2 (ja) 発光装置及び表示装置
KR20060104659A (ko) 전자 방출 소자
JP2006126780A (ja) データ駆動部,平板表示装置およびデータ変換方法
US7348722B2 (en) Field emission device with focusing control electrode and field emission display
JP2005243628A (ja) 電界放出ディスプレイ素子
JP3958288B2 (ja) 電界放出ディスプレイ
JP2005149865A (ja) 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ
US7372197B2 (en) Field emission device and field emission display including dual cathode electrodes
JP3460707B2 (ja) 電子放出装置及びその駆動方法
JP2007012589A (ja) 電子放出素子および電子放出素子の駆動方法
KR100517821B1 (ko) 게이트 판을 구비하는 전계 방출 디스플레이
EP1786020B1 (en) Electron emission device and display device using the same
KR100869804B1 (ko) 발광 장치 및 표시 장치
CN100487841C (zh) 一种电子发射设备、使用它的显示设备及其驱动方法
JP2005174818A (ja) 電子放出素子、発光素子及び冷陰極ディスプレイ装置
JP4504655B2 (ja) 電子放射装置、駆動装置およびディスプレイ
JPWO2004003955A1 (ja) 冷陰極構造、電子放出装置及び電子放出型表示装置
JP2005025968A (ja) 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ
JP2005025967A (ja) 電界放出装置、電界放出基板、駆動装置およびディスプレイ
KR100766926B1 (ko) 발광 장치 및 이 발광 장치를 백 라이트 유닛으로 사용하는액정 표시 장치
JP2005243611A (ja) 電子放出素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100330